JP2003004826A - 二次電池の残量計測装置 - Google Patents

二次電池の残量計測装置

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JP2003004826A
JP2003004826A JP2001189879A JP2001189879A JP2003004826A JP 2003004826 A JP2003004826 A JP 2003004826A JP 2001189879 A JP2001189879 A JP 2001189879A JP 2001189879 A JP2001189879 A JP 2001189879A JP 2003004826 A JP2003004826 A JP 2003004826A
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Tomoki Nonaka
智己 野中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御用コンピュータにおける二次電池の残量
計算時間を短縮する。 【解決手段】 電圧・周波数変換器であるV/F変換器
7の動作時間を電源系統ノイズを避けるために100m
secの倍数とし、かつ上記電圧・周波数変換器7の動
作時間を非動作時間の2n倍とし、かつ残量測定の周期
を上記電圧・周波数変換器7の動作時間に非動作時間を
加えた時間長に等しく設定することにより、制御用コン
ピュータであるCPU3の残量計算に含まれる除算、及
び電池セル1に格納された二次電池の計算済の残量をホ
ストコンピュータであるSMBusホスト4に送信する
に際して必要となる除算を、それぞれレジスタのビット
シフトで代行できるようにして上記二次電池の残量計算
時間を短縮し、これにより、この短縮分に相当する上記
CPU3の処理パワーを、他の処理の実行のために解放
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池の残量計
測装置に関し、特に、リチウムイオン電池等の二次電池
を使用中に、その残量(電池に蓄えられている電気量)
を高速に演算し、SMBus(System Management Bu
s)等のプロトコル規格を備えたホストコンピュータに
計測した情報を伝送する二次電池の残量計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電池回路での充放電を自動的に繰
り返すような環境下に設置された二次電池においては、
定期的にこの電池の残量を計測することが必要であり、
そのために従来の二次電池の残量計測装置(図1に示す
残量計測装置とハードウェア構成は同じなので、以下で
は、図1に示す符号を使用して説明する)では、充電時
の二次電池を格納した電池セル1を含む電池回路に流れ
る充放電電流の電流値と、放電時の該電池セル1を含む
電池回路の電流値とを電流センサ2で計測し、その計測
結果をSMBus等のプロトコル規格を備えた制御用コ
ンピュータ(CPU3)に送出して具体的な測定値(充
電電気量と放電電気量)を計算し、その計算結果を、や
はりSMBus等のプロトコル規格を備えたホストコン
ピュータ(SMBusホスト4)に送信して、ホストコ
ンピュータの表示装置(図示は省略)にて計算された測
定値の表示等を行っている。
【0003】この充電時の電池セル1を含む電池回路の
電流値と放電時の電池セル1を含む電池回路の電流値と
に対応した各々の電気量は、それぞれ別々の回路系統で
測定し、かつ計算することが望ましいが、システム規模
とコストの増大を抑制するために、図1にも示すよう
に、通常は、両者の回路系統が兼用されている。
【0004】この場合、特に、図1に示すような回路で
は、電圧・周波数変換器(V/F変換器7)の回路規模
とコスト負担が大きくなるので、電流センサ2(通常は
抵抗)が検出する電流値(従って抵抗両端の電圧降下
分)は、制御用コンピュータ(CPU3)の制御下で、
充放電に対応して電流検出方向(電位差の方向)を反転
させるような電流検出方向スイッチ5を介して、共通の
(1組の)増幅器(アンプ6)と電圧・周波数変換器
(V/F変換器7)に取り入れている。
【0005】電池セル1に格納されている二次電池の充
電中に充電電流が0となれば、電流検出方向スイッチ5
は制御用コンピュータ(CPU3)の制御により放電電
流を検出する側に切り替えられる。逆に、電池セル1に
格納されている二次電池の放電中に放電電流が0となれ
ば、電流検出方向スイッチ5は制御用コンピュータ(C
PU3)の制御により充電電流を検出する側に切り替え
られる。
【0006】図4は、従来の二次電池の残量計測装置の
制御用コンピュータの動作を示すフローチャートであ
る。ステップX1では、タイマ割り込みの発生を監視
し、定期的に発生するタイマ割り込みを待ち、タイマ割
り込みが発生すると、ステップX2に移る(なお、タイ
マ割り込み周期は、電圧・周波数変換器(V/F変換器
7)のV/F変換周期よりも長く取られているので、こ
の時、前回のタイマ割り込みによる電圧・周波数変換器
(V/F変換器7)のV/F変換動作は完了してい
る)。
【0007】ステップX2では、二次電池の充電時は充
電電気量を、放電時は放電電気量を、電流センサ2由来
の情報を計算することにより測定する(この測定結果に
より、充放電電気量(EP)が0であれば、前回の電流
検出方向が適切でなかった可能性が有るため、ステップ
X3にて、スイッチ操作信号P2を送出して電流検出方
向スイッチ5を切り替える)。
【0008】ステップX4では、電圧・周波数変換器
(V/F変換器7)に対して変換開始信号P2によるV
/F変換開始指令を送出する。ステップX5では、測定
した充放電電気量(EP)を使用して二次電池の残量を
計算する。以下、この残量計算の処理について説明す
る。
【0009】まず、残量計算周期における充放電電気量
(以下、「定周期電気量」と呼称する)の計算値を補正
するための電気量補正値(予測値)を求める。この電気
量補正値(予測値)は、充放電電気量(EP)と、実際
に残量が測定された期間である電圧・周波数変換器(V
/F変換器7)のV/F変換時間(符号T4で示す)
を、残量が測定されなかった期間(即ち、残量計算のた
めに設けられた制御用コンピュータへの割り込み周期
(以下、これを「残量計算周期」と呼称する)からV/
F変換時間(T4)を差し引いた期間)で除した商(以
下、Rとする)を変数とする計算式(充放電電気量(E
P)/R)により決定される。
【0010】次に、充放電電気量(EP)に、上記の電
気量補正値(予測値)を加算することにより、定周期電
気量を求める。次に、前回までの二次電池の残量(CP
U3が記憶している)に対して、充電時には、前記の定
周期電気量を加算し、放電時には前記の定周期電気量を
減算することにより、今回の測定による二次電池の残量
を求める。
【0011】最後に、必要に応じて、SMBusホスト
コンピュータとの通信のために、上記求めた二次電池の
残量を示す単位系の変換を行う。図5は、従来の二次電
池の残量計測装置の制御用コンピュータの動作を示すタ
イミングチャートの一例である。
【0012】タイマ割り込み時刻t1,t2の時間差
(図5では220msec)は、二次電池の残量計算の
ために設けられた制御用コンピュータ(CPU3)への
割り込み周期を示している。
【0013】V/F変換時間(T4)は、図5に示す例
とは限らず、通常、100msecの倍数に設定される
が、その理由は、この100msecが60Hz信号
(周期:1/60sec)の6周期分、50Hz信号
(周期:1/50sec)の5周期分に相当し、電源系
統由来の周波数ノイズを除去するために有効であるから
である。
【0014】また、通常、タイマ割り込み時刻t1,t
2の時間差(即ち、残量計算周期)は、図5に示す例と
は限らず、V/F変換時間(T4)よりも大き目に設定
される。その理由は、充放電の切り替えのための電流検
出方向スイッチの操作時に、上記の電圧・周波数変換器
の連続運転が不可能となるためである(図5に示す例で
は、この残量計算周期を、V/F変換時間(T4)=2
00msecよりも、V/F変換時間(T4)の1割に
相当する20msecだけ長い220msecとしてい
る)。
【0015】なお、従来の二次電池の残量計測装置で
は、二次電池の残量計算は、SMBus等のプロトコル
規格を備えた制御用コンピュータ(CPU3)によって
実行されているが、この制御用コンピュータ(CPU
3)は、この二次電池の残量に関する情報の他、他の制
御情報や測定値も、SMBus規格に基づいてホストコ
ンピュータ(SMBusホスト4)に送信している。ま
た、このホストコンピュータ(SMBusホスト4)
は、これらの送信された情報を、表示装置に表示する等
の処理を行っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
二次電池の残量計測装置では、二次電池の残量計算を実
行するSMBus等のプロトコル規格を備えた制御用コ
ンピュータは、前述のとおり、この二次電池の残量に関
する情報の他、他の制御情報もSMBus規格に基づい
てホストコンピュータに送信しているが、ユーザの使い
勝手を良くし、満足度を向上するためには、このSMB
us規格による送信処理可能な時間枠を十分に取って、
多くの情報をホストコンピュータに送信すると共に、ホ
ストコンピュータにおける表示情報を頻繁に更新する必
要があり、そのためには、この二次電池の残量を計算す
るための計算時間を可能な限り短縮することが課題であ
った。
【0017】しかしながら、上記従来の二次電池の残量
計測装置では、電気量補正値(予測値)を求めるための
前述の計算式(充放電電気量(EP)/R)には除算が
含まれているために計算速度が非常に遅くなるといった
問題点を有していた。
【0018】本発明は、以上のような従来の二次電池の
残量計測装置における問題点に鑑みてなされたものであ
り、制御用コンピュータにおける二次電池の残量計算時
間を短縮することができる二次電池の残量計測装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の課題を
解決するために、二次電池の残量計測装置を、定期的な
割り込みを起点として、電流センサで計測された二次電
池の充放電電流量の計測値から前記二次電池の電気量を
計算する二次電池の残量計測装置において、前記充放電
電流量の計測値に比例した電圧値を入力して充放電電気
量の計測値に比例した周波数に変換するための電圧・周
波数変換器の動作時間を、100msecの倍数として
設定し、かつ、前記電圧・周波数変換器の動作時間を、
非動作時間の2n倍として設定し、かつ、前記定期的な
割り込み処理の周期を、前記電圧・周波数変換器の動作
時間に非動作時間を加えた時間長として設定したことを
特徴とする二次電池の残量計測装置が提供される。
【0020】ここで、前記電流センサで計測された二次
電池の充放電電気量の計測値を、前記電圧・周波数変換
器の動作時間を非動作時間で割り算して得られる倍率で
もって、さらに割り算することにより、前記電圧・周波
数変換器が出力する充放電電気量に対する補正電気量を
求め、また、前記二次電池を通過した充放電電気量の定
周期電気量を、前記電圧・周波数変換器の出力による前
記充放電電気量に前記補正電気量を加算または減算する
ことにより求め、さらに、前記二次電池の残量を、前回
までの前記二次電池の残量に前記定周期電気量を加算ま
たは減算することにより求めることができる。
【0021】また、前記電圧・周波数変換器が出力する
前記充放電電気量を前記補正電気量計算手段の前記倍率
でもって割り算する演算を、前記充放電電気量を置数し
たレジスタのビットシフトで代行することができる。
【0022】さらに、前記残量計算手段により計算され
た前記二次電池の残量を、表示機能を有するホストコン
ピュータに送信することができる。また、前記計算され
た二次電池の残量を、前記送信手段により送信するに際
して実行される単位系の変換処理に含まれる前記残量に
対する除算の演算を、前記残量を置数したレジスタのビ
ットシフトで代行することができる。
【0023】即ち、本発明では、二次電池の残量計測装
置を、二次電池を含む電池回路の電流値を測定する電流
センサと、この電流センサからアンプに入力する電圧の
極性を切り替える電流検出方向スイッチと、このアンプ
から出力された電圧を周波数に変換する電圧・周波数変
換器と、この電圧・周波数変換器の出力(電気量に対応
する信号)及び該出力から計算した補正電気量とから定
期的な割り込みを起点として割り込み周期の1周期分の
具体的な電気量の測定値(充電電気量と放電電気量)で
ある定周期電気量を計算し、現在までの二次電池の残量
を計算するSMBus等のプロトコル規格を備えた制御
用コンピュータと、この制御用コンピュータによる残量
計算結果を、受信するSMBus等のプロトコル規格を
備えたホストコンピュータとを備える構成とし、上記電
圧・周波数変換器の動作時間を電源系統ノイズを避ける
ために100msecの倍数とし、かつ上記電圧・周波
数変換器の動作時間を非動作時間の2n倍とし、かつ残
量測定の周期を上記電圧・周波数変換器の動作時間に非
動作時間を加えた時間長に等しく設定することにより、
上記制御用コンピュータでの残量計算に含まれる除算、
及び計算した二次電池の残量を上記ホストコンピュータ
に送信するに際して必要となる除算を、それぞれレジス
タのビットシフトで代行できるようにして残量計算時間
を短縮し、これにより、この短縮分に相当する上記制御
用コンピュータの処理パワーを、他の処理の実行のため
に解放している。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
る二次電池の残量計測装置の全体構成を示すブロック図
である。
【0025】本実施の形態に係る二次電池の残量計測装
置は、充電対象の二次電池を格納した電池セル1と、電
池セル1に流れる充電電流を検出するための電流センサ
2と、充放電量等の計算を行うと共に全体を制御するC
PU3(情報処理装置)と、SMBus等のプロトコル
規格を備えてCPU3から測定値等の情報を受信するS
MBusホスト4と、電流センサ2の出力電圧(計測し
た電流値に比例した電圧値を有する)の極性を反転する
ための電流検出方向スイッチ5と、電流センサ2の出力
電圧を増幅するアンプ6と、アンプ6の出力電圧を周波
数に変換するV/F変換器7と、充電対象の二次電池の
電気量を測定するためのCPU3への割り込み周期を決
定するタイマ8と、電源回路からの電源電流による充電
と負荷回路(図示は省略)への放電との切り替えを行う
充電スイッチSW1及び放電スイッチSW2を備える。
【0026】なお、CPU3も、SMBusホスト4と
同じSMBus等のプロトコル規格を備えるものとす
る。以下、本実施の形態に係る二次電池の残量計測装置
の動作を説明する。
【0027】電池セル1は、充電対象の二次電池を格納
している。電流センサ2は、電池セル1を含む電池回路
に流れる充電電流の電流値と、放電時の放電電流の電流
値とを計測し、その計測値(電圧)を電流検出方向スイ
ッチ5を介してアンプ6に送出する。
【0028】CPU3は、タイマ8からの割り込み信号
により二次電池の残量を計算するためのタスクを起動す
る。このタスクは、図1で残量計測プログラム(PR)
として示されている処理手順を実行する。
【0029】SMBusホスト4は、SMBus等のプ
ロトコル規格を備えてCPU3から送信される測定値等
の情報を受信し、表示装置(図示は省略)上への表示等
の処理を行う。
【0030】電流検出方向スイッチ5は、CPU3から
のスイッチ操作信号P1により操作され、アンプ6に入
力される電圧の極性が、電流センサ2(抵抗器で構成で
きる)に流れる電流の方向による影響を受けることを防
止する。
【0031】アンプ6は、電池セル1を含む電池回路に
流れる充電電流の計測値(即ち、電流センサ2の両端の
電圧降下)を電流検出方向スイッチ5を介して入力し、
増幅する。
【0032】V/F変換器7は、CPU3からの変換開
始信号の到来を待って起動され、アンプ6の出力電圧を
周波数に変換してCPU3に送出する。タイマ8は、二
次電池の残量を計算するための(CPU3で実行され
る)タスクを定期的に起動するための割り込み信号を周
期的に発生してCPU3への割り込みを掛ける。
【0033】電池セル1に格納されている二次電池の充
電中に充電電流が0となれば、電流検出方向スイッチ5
はCPU3の制御により放電電流を検出する側に切り替
えられる。逆に、電池セル1に格納されている二次電池
の放電中に放電電流が0となれば、電流検出方向スイッ
チ5はCPU3の制御により充電電流を検出する側に切
り替えられる。
【0034】図2は、本発明の実施の形態に係る二次電
池の残量計測装置の制御用コンピュータの動作を示すフ
ローチャートである。以下、図1を参照しつつ、図2に
示すフローチャートを使用して本実施の形態に係る二次
電池の残量計測装置の制御用コンピュータ(CPU3)
の動作を説明する。
【0035】ステップS1では、タイマ8からのタイマ
割り込みの発生を監視しながら、定期的に発生するタイ
マ割り込みを待ち、タイマ割り込みが発生すると、ステ
ップS2に移る(なお、タイマ割り込み周期は、V/F
変換器7のV/F変換周期よりも長く取られているの
で、新たなタイマ割り込みが発生した時点では、前回の
タイマ割り込みによるV/F変換器7のV/F変換動作
は完了している。
【0036】ステップS2では、電池セル1内の二次電
池の充電時は充電電気量を、放電時は放電電気量を、電
流センサ2由来の情報(電圧値)を計算することにより
測定する(この測定結果により、充放電電気量(EP)
が0であれば、前回の電流検出方向が適切でなかった可
能性が有るため、ステップS3にて、スイッチ操作信号
P2を送出して電流検出方向スイッチ5を切り替え
る)。
【0037】ステップS4では、V/F変換器7に対し
て変換開始信号P2によるV/F変換開始指令を送出す
る。ステップS5では、測定した充放電電気量(EP)
を使用して二次電池の残量を計算する。以下、この残量
計算の処理について説明する。
【0038】まず、残量計算周期における充放電電気量
(以下、「定周期電気量」と呼称する)の計算値を補正
するための電気量補正値(予測値)を求める。この電気
量補正値(予測値)は、充放電電気量(EP)と、実際
に残量が測定された期間であるV/F変換器7のV/F
変換時間(T4)を、残量が測定されなかった期間(即
ち、残量計算周期からV/F変換時間(T4)を差し引
いた期間)で除した商(以下、Rとする)を変数とする
計算式(充放電電気量(EP)/R)により決定され
る。
【0039】但し、本発明では、後述するように、V/
F変換器7の動作時間であるV/F変換時間(T4)
を、残量が測定されなかった期間(V/F変換器7の非
動作時間)の2n倍に設定しているので、前述の計算式
(充放電電気量(EP)/R)の計算は、実際には、充
放電電気量(EP)を置数しているCPU3内のレジス
タを、2ビットだけ右シフトすることで済ませることが
できる。
【0040】次に、前回までの二次電池の残量(CPU
3が記憶している)に対して、充電時には、前記の定周
期電気量を加算し、放電時には前記の定周期電気量を減
算することにより、今回の測定による二次電池の残量を
計算する。
【0041】最後に、必要に応じて、SMBusホスト
コンピュータとの通信のために、上記に求めた二次電池
の残量を示す単位系の変換を行う(なお、この時にも、
単位系の変換に必要な除算は、残量値を置数しているC
PU3内のレジスタを、必要なだけ左シフトすることで
済ませることができる)。
【0042】図3は、本発明の実施の形態に係る二次電
池の残量計測装置の制御用コンピュータの動作を示すタ
イミングチャートの一例である。タイマ割り込み時刻t
1,t2の時間差(本例では250msec)は、二次
電池の残量計算のために設けられた制御用コンピュータ
(CPU3)への割り込み周期を示している。
【0043】V/F変換時間(T4)は、従来と同様に
100msecの倍数(本例では、200msec)に
設定されるが、その理由は、前述のとおりである。な
お、本発明では、タイマ割り込み時刻t1,t2の時間
差(即ち、残量計算周期)は、V/F変換時間(T4)
の(1+1/2n)倍(本例では1.25倍)に設定す
るものとする。
【0044】また、本発明では、V/F変換器7の動作
時間であるV/F変換時間(T4)(ここでは、200
msec)は、V/F変換器7の非動作時間(本例で
は、50msec)の2n倍(本例では、4倍)に設定
するものとする。
【0045】さらに、本発明では、前述のタイマ割り込
み周期(即ち、残量計算周期)は、V/F変換器7の動
作時間であるV/F変換時間(T4)にV/F変換器7
の非動作時間を加えた時間長に等しいものとする。
【0046】なお、図2のフローチャートで示した処理
を実行するプログラムなど、CPU3に上記の処理を行
わせるためのプログラムは、半導体メモリをはじめ、C
D−ROMや磁気テープなどのコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に格納して配付してもよい。そして、少な
くともマイクロコンピュータ,パーソナルコンピュー
タ,汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上
記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行す
るものとしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明では、二
次電池の残量計測装置を、二次電池を含む電池回路の電
流値を測定する電流センサと、この電流センサからアン
プに入力する電圧の極性を切り替える電流検出方向スイ
ッチと、このアンプから出力された電圧を周波数に変換
する電圧・周波数変換器と、この電圧・周波数変換器の
出力(電気量に対応する信号)及び該出力から計算した
補正電気量とから定期的な割り込みを起点として割り込
み周期の1周期分の具体的な電気量の測定値(充電電気
量と放電電気量)である定周期電気量を計算し、現在ま
での二次電池の残量を計算するSMBus等のプロトコ
ル規格を備えた制御用コンピュータと、この制御用コン
ピュータによる残量計算結果を受信するSMBus等の
プロトコル規格を備えたホストコンピュータとを備える
構成とし、上記電圧・周波数変換器の動作時間を電源系
統ノイズを避けるために100msecの倍数とし、か
つ上記電圧・周波数変換器の動作時間を非動作時間の2
n倍とし、かつ残量測定の周期を上記電圧・周波数変換
器の動作時間に非動作時間を加えた時間長に等しく設定
することにより、上記制御用コンピュータでの残量計算
に含まれる除算、及び計算した二次電池の残量を上記ホ
ストコンピュータに送信するに際して必要となる除算
を、それぞれレジスタのビットシフトで代行できるよう
にして残量計算時間を短縮したので、この短縮分に相当
する上記制御用コンピュータの処理パワーを、他の処理
の実行のために解放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る二次電池の残量計測
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る二次電池の残量計測
装置の制御用コンピュータの動作を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る二次電池の残量計測
装置の制御用コンピュータの動作を示すタイミングチャ
ートの一例である。
【図4】従来の二次電池の残量計測装置の制御用コンピ
ュータの動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の二次電池の残量計測装置の制御用コンピ
ュータの動作を示すタイミングチャートの一例である。
【符号の説明】
1 電池セル 2 電流センサ 3 CPU 4 SMBusホスト 5 電流検出方向スイッチ 6 アンプ 7 V/F変換器 8 タイマ EP 充放電電気量 P1 スイッチ操作信号 P2 変換開始信号 SW1 充電スイッチ SW2 放電スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期的な割り込みを起点として、電流セ
    ンサで計測された二次電池の充放電電流量の計測値から
    前記二次電池の電気量を計算する二次電池の残量計測装
    置において、 前記充放電電流量の計測値に比例した電圧値を入力して
    充放電電気量の計測値に比例した周波数に変換するため
    の電圧・周波数変換器の動作時間を、100msecの
    倍数として設定し、かつ、前記電圧・周波数変換器の動
    作時間を、非動作時間の2n倍として設定し、かつ、前
    記定期的な割り込み処理の周期を、前記電圧・周波数変
    換器の動作時間に非動作時間を加えた時間長として設定
    したことを特徴とする二次電池の残量計測装置。
  2. 【請求項2】 前記電流センサで計測された二次電池の
    充放電電気量の計測値を、前記電圧・周波数変換器の動
    作時間を非動作時間で割り算して得られる倍率でもっ
    て、さらに割り算することにより、前記電圧・周波数変
    換器が出力する充放電電気量に対する補正電気量を求め
    る補正電気量計算手段と、前記二次電池を通過した充放
    電電気量の定周期電気量を、前記電圧・周波数変換器の
    出力による前記充放電電気量に前記補正電気量を加算ま
    たは減算することにより求める定周期電気量計算手段
    と、前記二次電池の残量を、前回までの前記二次電池の
    残量に前記定周期電気量を加算または減算することによ
    り求める残量計算手段とを有することを特徴とする請求
    項1記載の二次電池の残量計測装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧・周波数変換器が出力する前記
    充放電電気量を前記補正電気量計算手段の前記倍率でも
    って割り算する演算を、前記充放電電気量を置数したレ
    ジスタのビットシフトで代行することを特徴とする請求
    項2記載の二次電池の残量計測装置。
  4. 【請求項4】 前記残量計算手段により計算された前記
    二次電池の残量を、表示機能を有するホストコンピュー
    タに送信する送信手段を有することを特徴とする請求項
    2または3記載の二次電池の残量計測装置。
  5. 【請求項5】 前記計算された二次電池の残量を、前記
    送信手段により送信するに際して実行される単位系の変
    換処理に含まれる前記残量に対する除算の演算を、前記
    残量を置数したレジスタのビットシフトで代行すること
    を特徴とする請求項4記載の二次電池の残量計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9121909B2 (en) 2010-12-24 2015-09-01 Huizhou Epower Electronics Co., Ltd. Method for estimating state-of-charge of lithium ion battery

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