JP2003003983A - 立形マグネットポンプ - Google Patents

立形マグネットポンプ

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JP2003003983A
JP2003003983A JP2001189606A JP2001189606A JP2003003983A JP 2003003983 A JP2003003983 A JP 2003003983A JP 2001189606 A JP2001189606 A JP 2001189606A JP 2001189606 A JP2001189606 A JP 2001189606A JP 2003003983 A JP2003003983 A JP 2003003983A
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JP
Japan
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pump
liquid
shaft
main shaft
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001189606A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Kawahira
宜伸 川平
Morihisa Okada
守央 岡田
Takeshi Takanashi
武 高梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikow Chemical Engr and Machinery Ltd
Original Assignee
Seikow Chemical Engr and Machinery Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ運転時に流動する薬液の一部を、自給
式に隔壁内の隙間部に積極的に流動させてポンプ内のガ
ス籠もりを防止し、呼び水不良を解消する立形マグネッ
トポンプを提供する。 【解決手段】 立形マグネットポンプにおいて、主軸5
の下端部を下部ケーシング2に支承する軸支承体14か
ら主軸5に掛けて通液路15を形成し、該通液路15を
介して取り扱われる流動薬液の一部を、主軸上部の隔壁
4と回転部7回りの隙間16部に通液させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立形マグネットポ
ンプに関するものであり、さらに詳しくは、腐食性薬液
を扱うのに好適するマグネットカップリングを適用した
立形マグネットポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】横軸型のマグネットポンプとしては、ブ
ラケットの前部にフロントケーシングを取着してポンプ
室を形成し、ブラケットに取着した横向き椀状の隔壁内
に主軸を設け、該主軸に、すべり軸受けを介して回転部
を回転支持し、この回転部の前部には、ポンプ室内で回
転するインペラーを装着し、後部には、隔壁内にあって
インナーマグネットを装着してなり、このインナーマグ
ネットに対応して隔壁の外にモーターに連結したアウタ
ーマグネットを配装し、両マグネットを磁気的に結合し
て同期回動するマグネットカップリングを構成のものが
ある。
【0003】このように、マグネットカップリングを適
用したマグネットポンプは、インペラーを駆動する従動
側のインナーマグネットが、ポンプ室外の駆動側のアウ
ターマグネットと隔壁を隔てて磁気的に結合されて回転
駆動されるので、インペラーを支持する主軸は隔壁を貫
通しない構造にできるため、軸が隔壁を貫通する部分を
シールするような軸封装置が不要であることから、この
種のマグネットポンプは液漏れのないノーメンテナンス
ポンプとして、腐食性の強い薬液の移送等に多用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記する構
成のマグネットポンプを、腐食性の強い薬液を移送する
立形ポンプとして使用した場合に、取り扱い薬液から発
生するガス(気体)等を吸い込みながら運転されるよう
な時に、圧力的に低圧とされる下向き椀状の隔壁内の隙
間にガスが籠もって呼び水不良を来たりすると、ポンプ
の運転が不安定になり、ポンプ内部に損傷を与えるよう
なことが起きる。
【0005】そこで、本発明の課題は、マグネットポン
プを立形ポンプに使用して、ポンプの運転によって加圧
されて流動する薬液の一部を、自給式に隔壁内の隙間部
に流動させることによってポンプ内のガス籠もりを防止
し、呼び水不良を解消して安定したポンプの運転を可能
にした立形マグネットポンプを提供することを目的とし
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る立形マグネットポンプは、胴管の下部
に下部ケーシングを取着してポンプ室を形成し、胴管と
下部ケーシング間に取着した下向き椀状の隔壁内に主軸
を設け、該主軸に、軸受けを介してインペラーとインナ
ーマグネットを装着した回転部を支持し、インナーマグ
ネットに対応して隔壁外に、モーターに連結したアウタ
ーマグネットを配装し、両マグネットを磁気的に結合さ
せてマグネットカップリングを構成し、下部ケーシング
に設けた吸込み口からインペラー中心向けに薬液を吸い
込み、インペラー外周に対応して設けた吐出口から吐出
する立形ポンプにおいて、前記主軸の下端部を下部ケー
シング内に支承する軸支承体から主軸に掛けて通液路を
形成し、ポンプで取り扱われる流動薬液の一部を、軸支
承体の下端から通液路に取り込んで主軸上部の隔壁と回
転部回りの隙間部に通液させることを特徴とする。
【0007】このように構成された本発明の立形マグネ
ットポンプによれば、ポンプ休止中には、ポンプが薬液
中にあってポンプ内に残留する薬液からガスが自然発生
し、これがポンプ内に籠もるようなことがあっても、ポ
ンプの運転が開始されてインペラーの回転により流動薬
液が発生すると、この流動薬液の一部が通液路に取り込
まれて主軸上部の隔壁と回転部回りの隙間部に通液し、
ポンプ内に籠もるガスをポンプ室のインペラー背部に押
し出して排出するので、ポンプの運転開始時に、ポンプ
内に籠もる(残留する)ガスに起因して生じる呼び水不
良によってポンプの運転開始に支障を来すようなことは
ない。
【0008】また、ポンプの通常運転時には、ポンプで
取り扱われる流動薬液の一部が、軸支承体の下端から連
続的に通液路に取り込まれて自給式に主軸上部の隔壁と
回転部回りの隙間部に通液させて、ポンプ室のインペラ
ー背部に排出するので、ポンプ運転中のポンプ内のガス
籠もりが防止されて呼び水不良を生じることがなく、安
定したポンプの運転を可能にする。
【0009】前記するように、ポンプの運転が開始され
ると同時に、吸込み口からはポンプ室内向けに薬液が流
動するので、軸支承体の下端に通液路入口を開口させ、
吸込み口からポンプ室に吸入される薬液の一部を流動薬
液として通液路に取り込むように構成すると、主軸と軸
支承体に対して通液路を形成するだけで実施できるの
で、ポンプ構造を簡素化できる。
【0010】また、軸支承体の下端と吐出口に連結した
吐出管との間に分岐管路を設け、吐出管から吐出される
薬液の一部を流動薬液として分岐管路を介して通液路に
取り込むように構成すると、吐出管に対する分岐管路の
接続点は、吐出口から離して任意に設定できるので、必
要に応じ、分岐管路に対して外部から取り扱い薬液以外
の呼び水専用の液体等を送り込むような別の管路等の付
設が簡単にできて便利なものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態を示す立形マグ
ネットポンプの断面図、図2は本発明の他の実施の形態
を示す立形マグネットポンプの断面図である。
【0013】図1、2において、胴管1の下部に下部ケ
ーシング2を取着してポンプ室3を形成し、胴管1と下
部ケーシング2間に下向き椀状の隔壁4を取着し、この
隔壁4内に主軸5を設け、この主軸5にすべり軸受け6
を介して回転部7を支持している。
【0014】回転部7は、下部にインペラー8を装着
し、上部にインナーマグネット9を装着したもので、こ
のインナーマグネット9に対応して隔壁4外に、モータ
ー11に連結したアウターマグネット10を配装し、両
マグネット9,10を磁気的に結合させて同期回動する
マグネットカップリングを構成している。
【0015】前記下部ケーシング2には、インペラー8
中心に向けて薬液を吸い込む吸込み口12と、インペラ
ー8外周に対応してインペラー8で加圧した薬液を吐出
させる吐出口13を設け、吐出口13には吐出管17
を、吸込み口12には吸込み管18を連結している。
【0016】なお、前記モーター11は、胴管1の上端
部に対しモーター台11aを介して結合され、胴管1内
にあってモーター軸19は中間軸19aに結合され、こ
の中間軸19a下端にアウターマグネット10を装着し
たヨーク20を取着している。
【0017】本発明に係る立形マグネットポンプでは、
前記主軸5の下端部を下部ケーシング2内に支承する軸
支承体14から主軸5に掛けて通液路15を形成し、ポ
ンプで取り扱われる流動薬液の一部を、軸支承体14の
下端から通液路15に取り込んで主軸5上部の隔壁4と
回転部7回りの隙間16部に通液させる。
【0018】ここで、図1に示す実施の形態では、通液
路入口15aを軸支承体14の下端に直接に開口させ、
ポンプが運転されて吸込み口12からポンプ室3向けに
流動する薬液の一部を通液路15に取り込むようにして
いる。
【0019】また、図2に示す実施の形態では、ポンプ
の吐出口13近傍で、吐出管17に一端を接続した分岐
管21と、ポンプの吸込み口12部に挿設されて軸支承
体14の下端に連結した連結管22を連結して分岐管路
を構成し、ポンプが運転されて吐出管17を流動する薬
液の一部を分岐管路から通液路15に取り込むようにし
ている。
【0020】上記構成において、軸支承体14の下端か
ら通液路15に取り込まれた薬液は、自給式に主軸5上
部の隔壁4と回転部7回りの隙間16部に通液されて、
ポンプ内に籠もるガスと一緒にポンプ室3のインペラー
8背部に流出するので、ポンプ内に籠もるガスに起因す
る呼び水不良を解消し、安定したポンプの運転を可能に
する。
【0021】なお、図示はしていないが、ポンプの運転
時に、摺接回転するすべり軸受け6と主軸5の摺動面に
対し、主軸5上部の隔壁4と回転部7回りの隙間16部
に通液される薬液の一部を、すべり軸受け6の上端側か
ら下端側へ向けて流通させるように構成し、薬液による
自給式潤滑機能も持たせるようにしている。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、マグネットポンプを立形ポン
プに使用し、インペラーを装着した回転部を支持する主
軸と、主軸の下端部を下部ケーシング内に支承する軸支
承体に通液路を形成し、該通液路を介してポンプの運転
によって流動する薬液の一部を、自給式に隔壁内の隙間
部に積極的に流動させてポンプで取り扱われる薬液から
発生するガスがポンプ内に籠もるのを防止するので、呼
び水不良を解消して安定したポンプの運転を可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す立形マグネットポン
プの断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す立形マグネット
ポンプの断面図である。
【符号の説明】
1 胴管 2 下部ケーシング 3 ポンプ室 4 隔壁 5 主軸 6 すべり軸受け 7 回転部 8 インペラー 9 インナーマグネット 10 アウターマグネット 11 モーター 11a モーター台 12 吸込み口 13 吐出口 14 軸支承体 15 通液路 15a 通液路入口 16 隙間 17 吐出管 18 吸込み管 19 モーター軸 19a 中間軸 20 ヨーク 21 分岐管 22 連結管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高梨 武 兵庫県尼崎市水堂町4丁目1番31号 セイ コー化工機株式会社内 Fターム(参考) 3H022 AA01 BA03 BA06 CA01 CA06 CA09 CA48 DA04 DA06 DA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴管の下部に下部ケーシングを取着して
    ポンプ室を形成し、胴管と下部ケーシング間に取着した
    下向き椀状の隔壁内に主軸を設け、該主軸に、軸受けを
    介してインペラーとインナーマグネットを装着した回転
    部を支持し、インナーマグネットに対応して隔壁外に、
    モーターに連結したアウターマグネットを配装し、両マ
    グネットを磁気的に結合させてマグネットカップリング
    を構成し、下部ケーシングに設けた吸込み口からインペ
    ラー中心向けに薬液を吸い込み、インペラー外周に対応
    して設けた吐出口から吐出する立形ポンプにおいて、前
    記主軸の下端部を下部ケーシング内に支承する軸支承体
    から主軸に掛けて通液路を形成し、ポンプで取り扱われ
    る流動薬液の一部を、軸支承体の下端から通液路に取り
    込んで主軸上部の隔壁と回転部回りの隙間部に通液させ
    ることを特徴とする立形マグネットポンプ。
  2. 【請求項2】 軸支承体の下端に通液路入口を開口さ
    せ、吸込み口からポンプ室に吸入される薬液の一部を流
    動薬液として通液路に取り込むことを特徴とする請求項
    1記載の立形マグネットポンプ。
  3. 【請求項3】 軸支承体の下端と吐出口に連結した吐出
    管との間に分岐管路を設け、吐出管から吐出される薬液
    の一部を流動薬液として分岐管路から通液路に取り込む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の
JP2001189606A 2001-06-22 2001-06-22 立形マグネットポンプ Pending JP2003003983A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102654144A (zh) * 2012-04-11 2012-09-05 丹东克隆先锋泵业有限公司 磁力泵内磁转子轴向力平衡机构
JP2013057250A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Taiyo Nippon Sanso Corp 低温液化ガスポンプ
CN103671135A (zh) * 2013-12-21 2014-03-26 贵州瓮福蓝天氟化工股份有限公司 用于有毒有害易挥发液体输送的液下磁力泵
KR101528078B1 (ko) * 2013-12-27 2015-06-11 윌로펌프 주식회사 오일 이송용 입형 펌프

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