JP2003003769A - シャッタ - Google Patents

シャッタ

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JP2003003769A JP2002111967A JP2002111967A JP2003003769A JP 2003003769 A JP2003003769 A JP 2003003769A JP 2002111967 A JP2002111967 A JP 2002111967A JP 2002111967 A JP2002111967 A JP 2002111967A JP 2003003769 A JP2003003769 A JP 2003003769A
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正典 望月
Kenji Mochizuki
健児 望月
Nobuo Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタにおけるシャッタ用開閉板を閉める
ときの衝撃を緩和する。 【解決手段】 シャッタ用開閉板21の開閉経路中にシ
ャッタ用開閉板21の重量を受留める閉動作制動機構部
3を設ける。この閉動作制動機構部3は、一対のガイド
レール41Aそれぞれの同位置に設けられ、各ガイドレ
ール41Aの一部にスライド自在に外嵌されてシャッタ
用開閉板21の閉動作の途中からシャッタ用開閉板21
の先端部260と当接する当り受部材31と、各ガイド
レール41Aの凹溝420内に収容されて一端を凹溝4
20内に固定させ他端を当り受部材31と接続させた伸
縮自在の弾性部材32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機を据え付け
た工作室の開口部等を開閉するシャッタの技術分野に属
し、そのシャッタ用開閉板を閉める際の衝撃を緩和する
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、工作機を据え付けた工作室に
は、図18に示すようなシャッタを取付けたものがあ
る。このシャッタは、複数のスラットを互いに折れ曲げ
可能に連結したシャッタ用開閉板21を有し、このシャ
ッタ用開閉板21の両端縁部を一対のガイドレールAに
設けたガイド溝内に保持させ、上記シャッタ用開閉板2
1を上記ガイドレールAに対してスライド自在に取付け
たものである。上記スラットは、平板25とヒンジ部2
6とを組合せた構成を有する。上記ガイドレールAは、
左右一対のサイドフレーム11に添設されており、3本
の直線状レール41A,41B,41Cを2本の曲線状
レール71,81により連結し、工作室の前面部、上面
部および背面部に連続して設置されている(図6を参
照。)そして、このシャッタを開けるときは、シャッタ
用開閉板21の取っ手23を持ち上げ前面部を開放さ
せ、シャッタを閉めるときは、上記取っ手23を持って
シャッタ用開閉板21を横桟12まで引き下げる。ま
た、上記横桟12上にはスポンジ、ゴムあるいはバネと
いったクッション部91が設けられており、このクッシ
ョン部91の圧縮変形によってシャッタの閉鎖時におけ
るシャッタ用開閉板21からの衝撃を吸収させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ャッタ用開閉板21を閉じる際には上面部の直線状レー
ル41Bから前面部の直線状レール41Aに次第にスラ
ット(平板25およびヒンジ部26)の枚数が増加して
くるので、これに伴って該シャッタ用開閉板21の重量
も増し、この重量の増加に比例してシャッタ用開閉板2
1の閉動作の加速度も増す。つまり、シャッタ用開閉板
21を閉めるときは勢いが付いてしまう。そのため、シ
ャッタ用開閉板21が最下点に来たときに上記横桟12
に対して該シャッタ用開閉板21から大きな衝撃が加わ
り、上記クッション部91だけではこの閉鎖時の衝撃を
十分に吸収できない。従って、シャッタ用開閉板21を
閉める度に大きな衝撃音が発生し、また、経時使用でシ
ャッタ用開閉板21からの衝撃を受け続けると横桟1
2、シャッタ用開閉板21、ガイドレールA等に歪み等
が生じるためシャッタ自体の耐久性能も向上できない。
【0004】一方、この閉鎖時の衝撃を十分に吸収すべ
く、上記クッション部91をガイドレールAの長手方向
に長くすることが考えられるが、これでは該クッション
部91の長さ相当分シャッタ用開閉板21の閉まらない
距離が長くなるという不具合が生じる。本発明は、上記
事情に鑑みてなされたものであり、シャッタ用開閉板の
閉まらない距離を長くすることなく、該シャッタ用開閉
板を閉めるときの衝撃を緩和することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、以下のようである。 (1)本発明に係るシャッタは、複数のスラットを互い
に折れ曲げ可能に連結したシャッタ用開閉板の両端縁部
を一対のガイドレールに設けたガイド溝内に保持させ
て、上記シャッタ用開閉板を上記ガイドレールに対して
スライド自在に取付けたシャッタにおいて、上記シャッ
タ用開閉板の開閉経路中に該シャッタ用開閉板の重量を
受留める閉動作制動機構部を設けたことを特徴とする。
この閉動作制動機構部によって、上記シャッタ用開閉板
を閉じるときに該シャッタ用開閉板の重量が受留められ
るので、該シャッタ用開閉板の閉動作速度が減速され
る。
【0006】(2)また、上記シャッタにおいて、上記
閉動作制動機構部は、上記ガイドレールの一部にスライ
ド自在に保持されて上記シャッタ用開閉板と当接する当
り受部材と、一端を固定させ他端を上記当り受部材と接
続させた伸縮自在の弾性部材とを有することを特徴とす
る。これによると、上記シャッタ用開閉板を閉じて行
き、上記当り受部材が該シャッタ用開閉板と当接する
と、当り受部材と接続させた伸縮自在の弾性部材が引っ
張られる。この弾性部材の引っ張り弾性力によって、上
記シャッタ用開閉板を閉じるときに該シャッタ用開閉板
の重量が受留められるので、該シャッタ用開閉板の閉動
作速度が十分に減速される。従って、大きな衝撃を与え
ることなくシャッタ用開閉板を静かに閉めることができ
る。
【0007】なお、この場合の閉動作制動機構部は、一
対のガイドレールのそれぞれに設けてもよいし、一方の
ガイドレールだけに設けてもよい。また、この閉動作制
御機構部はシャッタ用開閉板の閉動作途中から機能する
位置に設けてもよいし、閉動作の開始時点から機能する
位置に設けてもよい。閉動作制御機構部を閉動作の開始
時点から機能する位置に設けた場合は、シャッタ用開閉
板を閉じ始めたときから該シャッタ用開閉板の重量が受
留められ、該シャッタ用開閉板の閉動作速度が十分に減
速されるので、一層静かにシャッタ用開閉板を閉めるこ
とができる。
【0008】(3)また、上記シャッタにおいて、上記
ガイドレールは、上記ガイド溝とは別に長手方向に設け
た凹溝を有し、上記閉動作制動機構部は、上記一対のガ
イドレールそれぞれの同位置に設けられ、各ガイドレー
ルの一部にスライド自在に外嵌されて上記シャッタ用開
閉板の閉動作の途中から該シャッタ用開閉板と当接する
当り受部材と、各ガイドレールの凹溝内に収容されて一
端を該凹溝内に固定させ他端を上記当り受部材と接続さ
せた伸縮自在の弾性部材とを有することを特徴とする。
これによると、上記シャッタ用開閉板を閉じて行くと、
上記(2)と同様に、弾性部材の引っ張り弾性力によっ
て該シャッタ用開閉板の重量が受留められてその閉動作
速度が十分に減速されるので、大きな衝撃を与えること
なくシャッタ用開閉板を静かに閉めることができる。
【0009】また、閉動作制動機構部を構成する上記当
り受部材と上記弾性部材とは、一対のガイドレールそれ
ぞれに同位置に設けられているので、上記シャッタ用開
閉板を閉じるときに両方の弾性部材が同調して伸ばされ
る。従って、シャッタ用開閉板の閉動作時に該シャッタ
用開閉板を傾けてしまうこともない。逆に、シャッタ用
開閉板を開けるときは、上記弾性部材の収縮弾性力が働
いてこの開動作を補助するため、シャッタ用開閉板を軽
く開けることができる。また、シャッタ用開閉板の開動
作時でも同様に一対のガイドレールそれぞれに同位置に
設けられた弾性部材が同調して縮むので、該シャッタ用
開閉板を傾けてしまうこともない。
【0010】(4)また、上記シャッタにおいて、上記
当り受部材は、上記ガイドレールのガイド溝内に潜り込
み上記シャッタ用開閉板の閉動作の途中から該シャッタ
用開閉板の先端部と当接する当り部と、上記ガイドレー
ルの凹溝内に潜り込み上記弾性部材の他端と接続される
接続部とを有することを特徴とする。これによると、上
記当り受部材は、その当り部がガイド溝内に潜り込み、
且つその接続部が凹溝内に潜り込む構造であるので、上
記シャッタ用開閉板が閉動作時に当接されても前記当り
受部材がガイドレールから脱落することなくスライド自
在に外嵌された状態を保持できる。
【0011】また、上記シャッタ用開閉板が勢いを付け
て当り部に当接すると、上記当り受部材はその衝撃によ
って当り部側が押し下げられて上記当り受部材が傾斜さ
れ、上記凹溝に潜り込ませた接続部が該凹溝の内壁に引
っ掛かることとなる。この引っ掛かりが上記当り受部材
のブレーキとして機能して当接時の上記シャッタ用開閉
板の付勢が減じられるので、該シャッタ用開閉板を静か
に閉めることができる。
【0012】(5)また、上記シャッタにおいて、上記
当り受部材は、上記ガイド溝が設けられたガイドレール
の側面よりも該ガイド溝の開放方向に突出して上記シャ
ッタ用開閉板の閉動作の途中から該シャッタ用開閉板に
配設された係合部材と当接する当り部と、上記ガイドレ
ールの凹溝内に収容され上記弾性部材の他端と接続され
る接続部とを有することを特徴とする。
【0013】これによると、上記当り受部材は、上記シ
ャッタ用開閉板の任意の位置に配設された係合部材と当
接して該シャッタ用開閉板の重量を受留めるので、上記
(4)のように上記シャッタ用開閉板の先端部を受留め
る構成としたもののように、該先端部と横棧との間に隙
間が生じない。従って、閉動作制動機構部の配設によっ
て上記シャッタ用開閉板の閉まらない距離が生じること
がない。また、上記(4)と同様に、当接時の上記シャ
ッタ用開閉板の付勢が上記凹溝に収容保持された接続部
の該凹溝への引っ掛かりよるブレーキ効果によって減じ
られるので、該シャッタ用開閉板を静かに閉めることが
できる。
【0014】(6)また、上記シャッタにおいて、上記
閉動作制動機構部は、上記一対のガイドレール相互間に
設けられていることを特徴とする。これによると、上記
(2)〜(4)のように上記ガイドレールにスライド自
在に保持される構成としたもののように、上記当り受部
材とこれを外嵌させたガイドレールとのスライド不具合
によって上記シャッタ用開閉板の閉動作が妨げられるこ
とがない。また、上記(2)〜(4)のように上記当り
受部材を保持するガイドレールのガイド溝や凹溝の大き
さや構造に関係なく閉動作制動機構部を設計可能である
ので、該閉動作制動機構部を構成の異なるシャッタに共
通して用いることができる。
【0015】(7)また、上記シャッタにおいて、上記
閉動作制動機構部は、上記シャッタ用開閉板の開閉方向
にスライド自在に配設されて該シャッタ用開閉板と当接
又は連結される移動部材と、一端を固定させ他端を上記
移動部材と接続させた伸縮自在の弾性部材とを有するこ
とを特徴とする。これによると、上記移動部材に当接又
は連結された上記シャッタ用開閉板を閉じていくと、該
移動部材に接続させた弾性部材が引っ張られる。この弾
性部材の引っ張り弾性力によって、上記シャッタ用開閉
板を閉じるときに該シャッタ用開閉板の重量が受留めら
れるので、シャッタ用開閉板の閉動作速度が十分に減速
される。従って、大きな衝撃を与えることなくシャッタ
用開閉板を静かに閉めることができる。
【0016】また、上記シャッタ用開閉板と移動部材と
を連結させた構造のものでは、上記シャッタ用開閉板の
閉動作の開始時点から該シャッタ用開閉板の重量が受留
められ、該シャッタ用開閉板の閉動作速度が十分に減速
されるので、一層静かにシャッタ用開閉板を閉めること
ができる。ここで、上記シャッタ用開閉板と移動部材と
を当接させる構成としたものではは、該移動部材は上記
シャッタ用開閉板の閉動作途中において当接されるもの
であっても、上記シャッタ用開閉板の閉動作開始時点か
ら当接されるものであってもよい。
【0017】(8)また、上記シャッタにおいて、上記
閉動作制動機構部は、上記移動部材と、該移動部材を長
手方向に沿ってスライド自在に収容する本体ケースと、
一端を該本体ケースに固定させ他端を上記移動部材と接
続させた伸縮自在の複数の弾性部材とを有するバネボッ
クスであることを特徴とする。これによると、上記バネ
ボックスを上記移動部材とシャッタ用開閉板とが当接又
は連結し得るように一対のガイドレール相互間に取付け
るだけでよいので、上記閉動作制動機構部の取付けが容
易である。また、上記移動部材には複数のバネが接続さ
れているから引っ張り弾性力が強く、該シャッタ用開閉
板の閉動作速度が十分に減速されるので、一層静かにシ
ャッタ用開閉板を閉めることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るシャッタに
よると、閉動作制動機構部によってシャッタ用開閉板を
閉じるとき閉動作速度が十分に減速され勢い付くことが
ない。従って、シャッタ用開閉板を静かに閉めることが
でき、大きな衝撃音を発生させることもなく、且つ、各
部に大きな衝撃を与えることがないためシャッタの耐久
性を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照しながら説明する。 *実施の形態1 この実施の形態によるシャッタは、工作機械19を据え
付けた工作室18に適用された例である(図6等を参
照。)。このシャッタは、図1、図2に示すように、下
部相互が横桟12で連結された左右一対のサイドフレー
ム11で挟まれた開口部を有し、この開口部がシャッタ
用開閉板21で開閉されるものであり、このシャッタ用
開閉板21は、その両端縁部が上記サイドフレーム11
に添設されたガイドレールAのガイド溝410内に保持
されて該ガイドレールAに沿ってスライド自在に走行す
るよう構成されている。そして、このシャッタには、上
記ガイドレールAにおける上記シャッタ用開閉板21の
開閉経路中に該シャッタ用開閉板21の重量を受留める
閉動作制動機構部3が設けられている(図2を参
照。)。
【0020】(シャッタ用開閉板21の構成)上記シャ
ッタ用開閉板21は、同形状および同重量の複数のスラ
ットを折り曲げ可能に連結したものである。また、この
シャッタ用開閉板21の先端は、円筒状部材の先端部2
60が取付けられている(図5を参照。)。そして、上
記スラットは、平板25とヒンジ部26とで構成され、
平板25は、透光性を有する合成樹脂等の材質で形成さ
れた長方形形状を有する。よって、シャッタ用開閉板2
1外からは工作室の内部を目視することができる。な
お、上記平板25は、アルミなどの金属製のものでもよ
い。
【0021】また、ヒンジ部26は、図3に示すよう
に、内筒51と、これに回動自在に外嵌される外筒61
とを備えている。外筒61の外側壁には、軸線方向に延
びるフランジ62が突出されていると共に、該フランジ
62の先端に開放する差込溝63には上記平板25が差
し込まれている。また、差込溝63の内側壁から隆起す
る係合リブ64は、平板25の表面に形成された係合溝
66に係合しており、これにより、平板25が上記差込
溝63に抜け止め状態に嵌入されている。他方の内筒5
1も上記外筒61と同様に構成されており、該内筒51
の外側壁に突設されたフランジ52に有する差込溝53
に対して平板25が抜け止め状態に嵌入されている。従
って、外筒61と内筒51の相対回動によってシャッタ
用開閉板21が全体的に折り曲げることができる。
【0022】(ガイドレールAの構成)上記ガイドレー
ルAは、工作室18の前面部、上面部および背面部に配
置される3本の直線状レール41A,41B,41C
と、工作室18の前面側上部のコーナに配置される第1
コーナレール71と、工作室18の背面側上部のコーナ
に配置される第2コーナレール81とから構成される
(例えば、図6を参照。)。第1コーナレール71は、
工作室18の前面部および上面部に配置される各直線状
レール41A,41Bに接続される。また、第2コーナ
レール81は、工作室18の背面部および上面部に配置
される各直線状レール41C,41Bに接続される。図
2に示すように、これらレール41A〜41C,71,
81のいずれにも内側に上記シャッタ用開閉板21の端
縁部を収容保持するガイド溝410が設けられていると
共に、このガイド溝410と反対側の外側に上記サイド
フレーム11の取付溝440が設けられている。そし
て、上記直線状レール41Aは、裏側(工作室18内を
臨む側)と表側(工作室18外を臨む側)にそれぞれ凹
溝420,430が設けられている(図4を参照。)。
【0023】(閉動作制動機構3の構成)上記閉動作制
動機構部3は、図2に示すように、上記一対のガイドレ
ールAそれぞれの同位置に設けられ、上記直線状レール
41Aの一部にスライド自在に外嵌されて上記シャッタ
用開閉板21の閉動作の途中から該シャッタ用開閉板2
1の最下端となる先端部260と当接する当り受部材3
1と、上記直線状レール41Aの凹溝420内に収容さ
れて一端を該凹溝420内に固定させ他端を上記当り受
部材31と接続させた伸縮自在の弾性部材32(例え
ば、引張バネ)とを有する。
【0024】上記当り受部材31は、図4、図5に示す
ように、上記直線状レール41Aのガイド溝410内に
潜り込んだガイド溝潜り込み部310と、上記直線状レ
ール41Aの裏側の凹溝420内に潜り込んだ凹溝潜り
込み部320と、上記直線状レール41Aの表側の凹溝
430内に潜り込んだ凹溝潜り込み部330とを有す
る。そして、この当り受部材31は、工作室18に組み
付ける前の直線状レール41Aの開放端から挿入して取
付けられる。このようにして当り受部材31は、上記直
線状レール41Aの一部にスライド自在に外嵌されてい
るので、該直線状レール41Aから脱落することもな
い。
【0025】また、図5に示すように、上記ガイド溝潜
り込み部310には、上記シャッタ用開閉板21の最下
端となる先端部260と当接する当り部311と、この
当り部311の反対側の底部に設けた切欠部312とを
有する。上記当り部311は、円弧状に形成されてお
り、これよって、上記シャッタ用開閉板21の先端部2
60を受留め易くしている。上記切欠部312は、上記
シャッタ用開閉板21を閉鎖したときに、横桟12上に
形成したクッション部91を収容する収容スペースとな
り、これによって、上記シャッタ用開閉板21を閉鎖し
たときには、横桟12とシャッタ用開閉板21との間に
隙間が出来ることもない。なお、上記クッション部91
は、横桟12上に形成することなく上記シャッタ用開閉
板21の先端部260(最下部)に形成されたものでも
よい。
【0026】また、上記凹溝潜り込み部320には接続
部321が形成されており、この接続部321に上記弾
性部材32の他端が接続されている。そして、この弾性
部材32の一端は、上記シャッタ用開閉板21の開閉経
路中において上記直線状レール41Aの凹溝420に突
設した突起部421に係合されている。
【0027】従って、上記シャッタ用開閉板21を閉じ
るときにその先端部260(最下部)が上記当り部材3
1に当接すると弾性部材31の弾性作用によって該シャ
ッタ用開閉板21の重量が受留められる。また、上記シ
ャッタ用開閉板21を開けて上記突起部421よりも上
に移動させたときには、上記弾性部材32の収縮作用に
よって上記当り部材31が突起部421の形成付近まで
引き上げられて、該当り部材31は、弾性部材32の収
縮弾性力と釣り合った状態で静止する。
【0028】また、上記弾性部材32の引っ張り弾性力
は、上記シャッタ用開閉板21を最下点(横桟12の設
置位置)まで移動させて完全に閉じたときには、該シャ
ッタ用開閉板21の重量と略釣り合い状態となるように
設定されている。従って、上記シャッタ用開閉板21を
完全に閉鎖したときでも上記弾性部材32の弾性力によ
って引っ張り上げられることもなく該シャッタ用開閉板
21を閉めた状態で静止させることができ、また、シャ
ッタ用開閉板21と横桟12との間に隙間が形成される
こともなく該シャッタ用開閉板21を完全に閉めた状態
に保持できる。
【0029】例えば、各弾性部材32は、バネ定数k
が、次式(1)の『2kX=sinθ・Mg』の条件を
満たすものを選べばよい。ここで、上記式(1)中、X
は弾性部材32が伸びた長さ、θは直線状レール41A
の傾き(図8参照。)、Mは前面部に配置されたシャッ
タ用開閉板32の総重量、gは重力加速度定数、をそれ
ぞれ示す。
【0030】また、上記弾性部材32の弾性力は、上記
シャッタ用開閉板21の閉動作途中においても該シャッ
タ用開閉板21の重量と略釣合い状態となるように設定
されてもよい。これにより、上記シャッタ用開閉板21
の閉動作途中でも上記弾性部材32の弾性力によって引
っ張り上げられることがないので、該シャッタ用開閉板
21を閉方向へ移動させるだけの力を加えれば足り、シ
ャッタ用開閉板21を閉めるときに重く感じさせること
もない。
【0031】この場合の各弾性部材32としても、シャ
ッタ用開閉板21の閉動作途中の各状態において上記式
(1)に沿ってそのバネ定数kを有するものとすればよ
い。例えば、図7の状態を想定すると、この状態は、シ
ャッタ用開閉板21は前面部に6枚相当分のスラット
(平板25およびヒンジ部26)が移動しており、左右
の弾性部材32はともにスラットの1枚の幅相当分の長
さが伸ばされている。すると、上記式(1)は『2k
(X1)=sinθ・(M1)g』と置き換え、この式
を式(2)とすると、この式(2)中、X1はスラット
の1枚の幅相当分の長さ(弾性部材32が伸びている長
さ)、M1はスラット(平板25およびヒンジ部26)
の6枚相当の重量(シャッタ用開閉板21の重量)とな
り、この条件を満たすバネ定数kを有する弾性部材32
を選べばよい。
【0032】なお、シャッタ用開閉板21は、ガイドレ
ールA(特に前面部の直線状レール41A)との取付け
具合やその傾斜角度θ等によって直線状レール41Aか
ら摩擦抵抗を受けるので、弾性部材32のバネ定数kを
上記式(1)(2)の条件下より小さいものでもよい。
この場合、上記摩擦抵抗もシャッタ用開閉板21の開閉
時に制動作用となるので、該シャッタ用開閉板21を完
全に閉めたときや閉動作途中でも上記弾性部材32の弾
性力によって引っ張り上げられることもない。
【0033】(動作)次に、図6〜図8を参照して、上
記シャッタの開閉動作を説明する。図6に示すシャッタ
用開閉板21の開いた状態から取っ手23を持って該シ
ャッタ用開閉板21を引き下げ閉じて行く。すると、上
面部の直線状レール41Bから前面部の直線状レール4
1Aに次第にスラット(平板25およびヒンジ部26)
の枚数が増加し、これに伴って該シャッタ用開閉板21
の重量も増すと共に、この重量の増加に比例してシャッ
タ用開閉板21の閉動作の加速度も増す。
【0034】そして、図7に示すように、シャッタ用開
閉板21の先端部260が当り受部材31に当接する
と、弾性部材32が引っ張られ、この弾性部材32の引
っ張り弾性力によって該シャッタ用開閉板21の重量が
受留められる。これにより、該シャッタ用開閉板21の
閉動作速度が十分に減速されることとなる。また、上記
当り受部材31と上記弾性部材32とは一対の直線状レ
ール41Aのそれぞれに設けられ、両方の弾性部材32
が同調して伸ばされるので、シャッタ用開閉板21の閉
動作時に該シャッタ用開閉板21を傾けてしまうことも
ない。
【0035】また、上記弾性部材32の弾性力を、上記
シャッタ用開閉板21の閉動作途中においても該シャッ
タ用開閉板21の重量と略釣合い状態となるように設定
すると、上記シャッタ用開閉板21の閉動作途中におい
て上記弾性部材32の弾性力によって引っ張り上げられ
ることがないので、該シャッタ用開閉板21を閉方向へ
移動させるだけの力を加えれば足り、シャッタ用開閉板
21を閉めるときに重く感じさせることもない。
【0036】引き続き、シャッタ用開閉板21を下げ一
番下まで移動させると、図8に示すように該シャッタ用
開閉板21が閉じられる。このとき、上記弾性部材32
によってシャッタ用開閉板21を閉じるときの閉動作速
度が十分に減速され勢い付くことがないので、シャッタ
用開閉板21を静かに閉めることができ、大きな衝撃音
を発生させることもなく、且つ、各部に大きな衝撃を与
えることがないためシャッタの耐久性を向上できる。
【0037】また、上記弾性部材32の弾性力は、上記
シャッタ用開閉板21の閉鎖完了時における該シャッタ
用開閉板21の重量と略釣合い状態となるように設定さ
れているので、上記弾性部材32の弾性力によって引っ
張り上げられることもなく該シャッタ用開閉板21を閉
められた状態で静止させることができ、シャッタ用開閉
板21と横桟12との間に隙間が形成されることもなく
該シャッタ用開閉板21を完全に閉めた状態に保持でき
る。
【0038】一方、シャッタ用開閉板21を開けるとき
は、上記動作と逆の動作、すなわち、取っ手23を持ち
上げるようにしてシャッタ用開閉板21を上方へ移動さ
せればよい(図8の状態→図7の状態→図6の状態)。
このとき、上記弾性部材32の収縮弾性力が働いてこの
開動作を補助するため、シャッタ用開閉板21を軽く開
けることができる。
【0039】(その他の実施の形態) *実施の形態2 上記実施の形態1では、上記閉動作制動機構部3の当り
受部材31は、上記ガイドレールAのガイド溝410内
に潜り込んだ当り部311と上記シャッタ用開閉板21
の最下端である先端部260とが当接する構造となって
いるが、上記当り部311がシャッタ用開閉板21の途
中部分と当接する構造であってもよい。
【0040】図9及び図10には、上記直線状レール4
1Aの裏側の凹溝420内に収容保持される凹溝収容部
313と、上記直線状レール41Aのガイド溝410の
開放端に連続する一方の側面に当接する当り部311と
を有する当り受部材31を示している。上記直線状レー
ル41Aの側面に設けられた凹溝420,430は、図
9に示すように、溝底部に向かって溝幅が小さくなるよ
うに形成され、上記凹溝420,430の開放端部には
内側に向かって突設された一対の縁片が設けられてい
る。
【0041】上記当り受部材31では、上記凹溝収容部
313と当り部311とは同形であって、該凹溝収容部
313と当り部311は、上記縁片によって上記凹溝4
20の該凹溝420の開放方向に抜止め状態に収容保持
される頭部と上記縁片相互間を挿通可能な首部からなる
柱状体であり、上記凹溝420の端縁に連続する側面に
当した接状態で上記ガイドレールに沿ってスライド可能
な連結部314によって線対称に連結されている。そし
て、上記凹溝収容部313と当り部311の上端部に
は、上記弾性部材32の他端を接続可能な接続部321
を形成するために、図9及び図10に示すように、所定
の幅の切欠部315が形成されている。
【0042】なお、上記弾性部材32は、上記実施の形
態1と同様に、上記直線状レール41Aの凹溝420内
に収容されて一端を該凹溝420内の突起部421に固
定している。また、上記弾性部材32の引っ張り弾性力
は、上記実施の形態1で説明したような釣り合い状態と
なるように設定されている。
【0043】なお、上記閉動作制動機構部3は、上記実
施の形態1と同様に、一対のガイドレールAそれぞれの
同位置に設けられており、該ガイドレールAを工作室1
8に組み付ける前の直線状レール41Aの開放端から挿
入して取付けられる。
【0044】また、上記シャッタ用開閉板21の最下端
に位置する平板25には、図9及び図10に示すよう
に、該シャッタ用開閉板21が閉じるときに上記当り受
部材31の当り部311の上端面に当接するように、板
状の係合部材5が該シャッタ用開閉板21の裏面側に突
出するように止め付けられている。
【0045】従って、上記実施の形態1と同様に、上記
シャッタ用開閉板21を閉じていくときに上記係合部材
5が上記当り受部材31に当接すると、上記弾性部材3
2の引っ張り弾性力によって該シャッタ用開閉板21の
重量が受留められる。これより、上記シャッタ用開閉板
21の閉動作速度が十分に減速されるので、該シャッタ
用開閉板21を静かに閉めることができる。
【0046】また、上記係合部材5が上記当り部311
の上端面に当接すると、閉動作途中の上記シャッタ用開
閉板21の付勢によって該当り部311が押し下げら
れ、図11に示すように、当り受部材31が一時的に傾
斜状態となる。これより、上記凹溝420に収容された
凹溝収容部313が図11中のX点,Y点において上記
直線状レール41Aに引っ掛かると共に、上記当り部3
11の下端部が図11中のZ点において上記ガイド溝4
10に連続する側面に引っ掛かるので、上記当り受部材
31の閉動作方向へのスライドのブレーキがかることと
なる。
【0047】従って、該シャッタ用開閉板21が自重に
よって付勢されている場合にも静かに閉めることができ
る。また、上記当り受部材31は、上記X点,Y点,Z点
の3点で上記直線状レール41Aに引っ掛かるので、ブ
レーキ効果が高いと共に上記当り受部材31の磨耗によ
る上記ブレーキ効果の低下が起こりにくい。
【0048】また、上記当り受部材31は、上記シャッ
タ用開閉板21の任意の位置に設けられた係合部材5と
の当接によって該シャッタ用開閉板21の閉動作速度を
減速しているので、上記実施の形態1のように上記シャ
ッタ用開閉板21の先端部260と当接する構成とした
もののように、該先端部260と横棧12との間に当り
部311の形成ぶんの隙間が生じない。従って、閉動作
制動機構部を設けたことによって上記シャッタ用開閉板
が閉まらない距離が生じない。
【0049】*実施の形態3 上記実施の形態2では、上記当り受部材31は上記ガイ
ドレールAの凹溝420に収容保持される凹溝収容部3
13によって脱落防止状態に該ガイドレールAに保持さ
れるが、上記シャッタ用開閉板21と当接する当り部3
11側によって保持される構造であってもよい。
【0050】図12には、実施の形態2と同様に、直線
状レール41Aの凹溝420内に収容される凹溝収容部
313と、上記ガイド溝410の開放端に連続する側面
に当接する当り部311と、該当り部311に連設され
上記ガイド溝410内に潜り込むガイド溝潜り込み部3
10とからなる当り受部材31を示している。
【0051】上記凹溝収容部313と当り部311と
は、上記実施の形態2と同様に、連結部314によって
連結されており、上記凹溝収容部313には弾性部材3
1を接続するための接続部321が形成されている。ま
た、上記当り部311は、シャッタ用開閉板21に設け
られた係合部材5と当接するように設定されている。
【0052】なお、上記直線状レール41Aの凹溝42
0,430は、図12に示すように、溝底から開放端ま
で等幅であるから、上記凹溝収容部313は凹溝420
に対して挿脱自在であるが、上記当り部311及びガイ
ド溝潜り込み部310の外嵌によって上記当り受部材は
上記直線状レール41Aに脱落防止状態に保持される。
【0053】従って、上記実施の形態2と同様に、上記
当り受部材31と係合部材5との当接により上記シャッ
タ用開閉板21の閉動作速度が減速されるので、該シャ
ッタ用開閉板21を静かに閉めることができる。
【0054】なお、上記実施の形態1〜3では、図4及
び図9に示すように、各直線状レール41Aに1本の弾
性部材32を取付けるものとするが、例えば、直線状レ
ール41Aの表側の凹溝430にも、もう1本弾性部材
を取付け2本の弾性部材32を備えるようにしてもよ
い。そうすると、当り受部材31が2本の弾性部材で吊
り下げられるので、この当り受部材31は、シャッタ用
開閉板21が当接された状態での平衡バランスがよくな
り、傾いて直線状レール41Aに引っ掛かったりするこ
ともない。
【0055】また、上記閉動作制動機構部3(当り受部
材31および弾性部材32)は、一対のガイドレールA
(直線状レール41A)それぞれに設けるが、一方のガ
イドレールA(直線状レール41A)だけに設けるよう
にしてもよい。
【0056】また、上記閉動作制動機構部3として、当
り受部材31をガイドレールAに外嵌させる構成とする
が、ガイド溝410に内嵌させる構成としてもよい。そ
して、この場合、ガイドレールA内にガイド溝410と
連通する貫通孔を設け、この貫通孔内に弾性部材32を
取付けると共に、当り受部材の一部を侵入させその侵入
部に弾性部材32を取付けるようにしてもよい。
【0057】また、上記閉動作制動機構部3は、シャッ
タ用開閉板21の閉動作途中となる位置に設けるが、該
シャッタ用開閉板21の閉動作開始時点となる位置に設
けるようにしてもよい。この場合は、シャッタ用開閉板
21を閉じ始めたときから該シャッタ用開閉板21の重
量が受留められ、該シャッタ用開閉板21の全閉動作速
度が十分に減速されるので、一層静かにシャッタ用開閉
板21を閉めることができる。
【0058】*実施の形態4 上記実施の形態1〜3では、上記閉動作制動機構部3は
ガイドレールAにスライド自在に外嵌されているが、上
記一対のガイドレールA相互間に上記閉動作制動機構部
3を設ける構成としてもよい。
【0059】図13及び図14には、上記実施の形態1
のシャッタにおいて、上記シャッタ用開閉板21の後端
部261と該シャッタ用開閉板21の開時に該後端部2
61が当接される背面側横桟13との間に後部弾性部材
Bからなる閉動作制動機構部3Bが設けられたシャッタ
を示している。上記後部弾性部材Bは、図14に示すよ
うに、上記後端部261の左右にそれぞれ取付けられて
おり、該後部弾性部材Bの両端は上記後端部261と上
記後部横棧13にそれぞれ固定されている。また、上記
後部弾性部材Bの弾性力は、上記シャッタ用開閉板21
の閉動作途中および閉鎖完了時における前面部に在るシ
ャッタ用開閉板21の重量よりも小さく設定される。
【0060】これにより、上記シャッタ用開閉板21の
閉動作の開始時点から該シャッタ用開閉板21が上記後
部弾性部材Bによって引っ張られるので、該シャッタ用
開閉板21の閉動作速度を減速させることができる。従
って、上記シャッタ用開閉板21が閉じられるに連れて
該シャッタ用開閉板21が自重によって加速されること
がなく、上記先端部260が上記当り受部材31に当接
するときの該シャッタ用開閉板21の閉動作速度が減速
されるので、上記シャッタ用開閉板21をより一層静か
に閉めることができる。
【0061】また、上記後部弾性部材Bの弾性力は、上
記シャッタ用開閉板21の閉動作途中および閉鎖完了時
における前面部に在るシャッタ用開閉板21の重量より
も小さく設定されているので、上記シャッタ用開閉板2
1を閉めるときに重く感じさせることもなく、且つ、上
記後部弾性部材Bに引っ張られてシャッタ用開閉板21
と横桟12との間に隙間が形成されることもない。
【0062】なお、上記実施の形態4では、ガイドレー
ルAの前面側に外嵌される当り受部材31と弾性部材3
2からなる閉動作制動機構部3Aと上記後部弾性部材B
からなる閉動作制動機後部3Bとが併設されているが、
上記閉動作制動機構部3Bのみを設けた構成としてもよ
い。このような構成としても、上記後部弾性部材Bによ
って上記シャッタ用開閉板21の重量が受留められ閉動
作速度が十分に減速されるので、該シャッタ用開閉板2
1を静かに閉めることができる。
【0063】*実施の形態5 図15には、上記ガイドレールA相互間に架橋される横
棧14に上記シャッタ用開閉板21のスライド方向に沿
って取付けられて、該シャッタ用開閉板21の閉動作速
度を減速する閉動作制動機構部3であるバネボックス6
を示している。
【0064】上記バネボックス6は、細長い矩形状の本
体ケース60と、上記本体ケース60の長辺と平行に配
置され且つ上記本体ケース60の内壁に固定された左右
一対のスライド棒62と、上記本体ケース60内におい
て上記スライド棒62にスライド自在に挿通される移動
部材61と、上記移動部材61のスライド方向の一方の
端面と本体ケース60の内壁とを接続する伸縮自在な複
数のバネ63とからなっている。
【0065】上記移動部材61は直方体状であり、図1
6及び図17に示すように、該移動部材61の上端面に
連結されるシャッタ用開閉板21のヒンジ部26が上記
本体ケース60に接触しないように、上記本体ケース6
0の上端縁から所定の高さだけ上方に突出した状態で該
本体ケース60に収容されている。また、上記シャッタ
用開閉板21は、該シャッタ用開閉板21の平板25の
裏面に上記移動部材61の上端面をネジ止めすることで
連結される。
【0066】上記スライド棒62は、図16に示すよう
に、上記移動部材61の下部の左右両端部を挿通してお
り、上記スライド棒62相互間には2本のバネ63が取
付けられており、上記スライド棒62及び2本のバネ6
3の上段には4本のバネ63が取付けられているので、
上記移動部材61は、計6本のバネ63によって上記本
体ケース60の側壁に接続されていることとなる。
【0067】また、上記バネボックス6の弾性力は、上
記実施の形態4と同様に、6本のバネ63の弾性力を合
計した弾性力が上記シャッタ用開閉板21の閉動作途中
および閉鎖完了時における前面部に在るシャッタ用開閉
板21の重量よりも小さく設定されている。
【0068】上記バネボックス6は、図6に示されるよ
うな加工室18に取付けられるシャッタの該上面部に位
置する直線状レール41B相互間に架橋された2本の横
棧14に直交するように固定されている。また、上記横
棧14は、上記直線状レール41Bの裏側の凹溝420
に充填された充填部材422及びその端面に積層された
所定の肉厚の板部材423にネジ止めされており、上記
バネボックス6とシャッタ用開閉板21との間隔は、上
記板部材423の肉厚の調節によって適当な距離となる
ように設定される。
【0069】また、上記バネボックス6の長さは、上記
シャッタの開閉時にシャッタ用開閉板21がスライド移
動する距離に合わせて設定されており、上記バネ63の
長さ分だけ該シャッタ用開閉板21の移動距離よりも長
く設定される。
【0070】従って、図6〜図8に示すように、上記シ
ャッタ用開閉板21を前面部へ移動させて閉じていくと
きに、上記シャッタ用開閉板21と共に該シャッタ用開
閉板21に連結された移動部材61が本体ケース60内
をスライドされると、図17に示すように、上記複数の
バネ63の引っ張り弾性力によって該シャッタ用開閉板
21の重量が受留められる。これより、上記シャッタ用
開閉板21の閉動作速度が十分に減速されるので、該シ
ャッタ用開閉板21を静かに閉めることができる。
【0071】また、上記移動部材61は上記本体ケース
60内においてスライドされるので、図17中の破線で
示す位置まで該移動部材61がスライドされると該本体
ケース60の側壁に当接し、これがストッパとなって害
移動部材61のスライド移動が停止される。これによ
り、上記シャッタ用開閉板21の閉動作も停止される。
従って、上記本体ケース60の長さ及びその配設する位
置を上記シャッタ用開閉板5のスライド移動距離とを調
節することによって、該シャッタ用開閉板21の最下端
と上記横桟12とが当接する位置で確実に該シャッタ用
開閉板21を停止させることができる。
【0072】上記バネボックス6は、上記本体ケース6
0内に上記実施の形態1及び2の当り受部材31に相当
する移動部材61と弾性部材32であるバネ63がスラ
イド自在に収容される構成であるので、上記シャッタへ
の上記閉動作制動機構部3の取付けが容易である。
【0073】また、上記移動部材61に複数のバネ63
が接続されているため、上記シャッタ用開閉板21を引
っ張る弾性力が強いと共に、経時使用によるバネ63の
弾性力の低下も小さい。
【0074】上記実施の形態5では、上記移動部材61
は上記シャッタ用開閉板21の平板25に連結されてい
るが、上記実施の形態2のように、上記シャッタ用開閉
板21の閉動作途中において上記移動部材61に当接す
る係止部材5を該シャッタ用開閉板21の任意の位置に
取付けた構成としてもよい。このものでは、上記バネボ
ックス6の長さを上記シャッタ用開閉板21のスライド
移動距離に合わせて設定する必要がないので、上記バネ
ボックス6のコンパクト化が図れる。
【0075】上記実施の形態5では、上記移動部材61
は上記本体ケース60の側壁に当接することで停止され
るが、上記側壁への当接時の衝撃を和らげるために、シ
ョックアブソーバー(オイルダンパ)などの衝撃吸収部
材を該本体ケース60に取付けてもよい。これにより、
上記移動部材61の付勢が上記衝撃吸収部材によって吸
収されて上記本体ケース60に衝撃を与えることがない
ので上記バネボックス6の耐久性が向上されると共に、
上記移動部材61と本体ケース61との当接によって大
きな衝撃音が発生することもないので上記シャッタ用開
閉板21を静かに閉めることができる。
【0076】また、上記移動部材61は、上記本体ケー
ス60に設けられたスライド棒62にスライド自在に挿
通されるが、該本体ケース60の構成壁に直接スライド
自在に取付けられてもよい。
【0077】*その他 また、上記閉動作制動機構部3,3A,3Bは、工作室
18の前面部、上面部、背面部にわたってシャッタ用開
閉板21が移動するものに適用するが、例えば、前面部
のみに上下移動するようなシャッタ用開閉板に対して適
用してもよい。
【0078】その他に、本発明のシャッタは、上記実施
の形態の如く工作機の工作室のみならず、検査装置、実
験装置などの産業用機械や家庭用機械、自動倉庫内の収
納室や収納庫のカバー、あるいは建物の出入口などに適
用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシャッタの構成を示
す正面図である。
【図2】上記シャッタにおける閉動作制動機構部を示す
斜視図である。
【図3】シャッタ用開閉板を構成するスラットの連結部
を示す断面図である。
【図4】ガイドレールと閉動作制動機構部との関係を示
す断面図である。
【図5】閉動作制動機構部の構成を示す側面図である。
【図6】シャッタの開いた状態を示す側面図である。
【図7】シャッタを閉めつつある状態を示す側面図であ
る。
【図8】シャッタを完全に閉めた状態を示す側面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態に用いられる閉動作制
動機構部とガイドレールとの関係を示す断面図である。
【図10】閉動作制動機構部の構成を示す側面図であ
る。
【図11】閉動作制動機構部とシャッタ用開閉板との当
接時を示す説明図である。
【図12】本発明の他の実施の形態に用いられる閉動作
制動機構部とガイドレールとの関係を示す断面図であ
る。
【図13】本発明の他の実施の形態によるシャッタを示
す側面図である。
【図14】上記シャッタの背面部を示す斜視図である。
【図15】本発明の他の実施の形態に用いられる閉動作
制動機構部とガイドレールとの関係を示す断面図であ
る。
【図16】閉動作制動機構部の構成を示す側面図であ
る。
【図17】閉動作制動機構部とシャッタ用開閉板との当
接時を示す説明図である。
【図18】従来のシャッタの構成を示す正面図である。
【符号の説明】
3,3A,3B 閉動作制動機構部 11 サイドフレーム 12,13,14 横桟 18 工作室 19 工作機械 21 シャッタ用開閉板 23 取っ手 25 平板 26 ヒンジ部 31 当り受部材 32 弾性部材 41A,41B,41C 直線状レール 71 第1コーナレール 81 第2コーナレール 260 シャッタ用開閉板の先端部 310 ガイド溝潜り込み部 311 当り部 312,315 切欠部 313 凹溝収容部 320,330 凹溝潜り込み部 321 接続部 410 ガイド溝 420 凹溝(裏側) 421 突起部 430 凹溝(表側) 440 取付溝 5 係合部材 6 バネボックス 60 本体ケース 61 移動部材 62 スライド棒 63 バネ A ガイドレール θ 直線状レール41Aの傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 伸郎 大阪府八尾市跡部北の町一丁目二番一六号 アイセル株式会社内 Fターム(参考) 3C011 DD02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスラットを互いに折れ曲げ可能に
    連結したシャッタ用開閉板の両端縁部を一対のガイドレ
    ールに設けたガイド溝内に保持させて、上記シャッタ用
    開閉板を上記ガイドレールに対してスライド自在に取付
    けたシャッタにおいて、 上記シャッタ用開閉板の開閉経路中に該シャッタ用開閉
    板の重量を受留める閉動作制動機構部を設けたことを特
    徴とするシャッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシャッタにおいて、 上記閉動作制動機構部は、上記ガイドレールの一部にス
    ライド自在に保持されて上記シャッタ用開閉板と当接す
    る当り受部材と、一端を固定させ他端を上記当り受部材
    と接続させた伸縮自在の弾性部材とを有することを特徴
    とするシャッタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシャッタにおいて、 上記ガイドレールは、上記ガイド溝とは別に長手方向に
    設けた凹溝を有し、 上記閉動作制動機構部は、上記一対のガイドレールそれ
    ぞれの同位置に設けられ、各ガイドレールの一部にスラ
    イド自在に外嵌されて上記シャッタ用開閉板の閉動作の
    途中から該シャッタ用開閉板と当接する当り受部材と、
    各ガイドレールの凹溝内に収容されて一端を該凹溝内に
    固定させ他端を上記当り受部材と接続させた伸縮自在の
    弾性部材とを有することを特徴とするシャッタ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のシャッタにお
    いて、 上記当り受部材は、上記ガイドレールのガイド溝内に潜
    り込み上記シャッタ用開閉板の閉動作の途中から該シャ
    ッタ用開閉板の先端部と当接する当り部と、上記ガイド
    レールの凹溝内に潜り込み上記弾性部材の他端と接続さ
    れる接続部とを有することを特徴とするシャッタ。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載のシャッタにお
    いて、 上記当り受部材は、上記ガイド溝が設けられたガイドレ
    ールの側面よりも該ガイド溝の開放方向に突出して上記
    シャッタ用開閉板の閉動作の途中から該シャッタ用開閉
    板に配設された係合部材と当接する当り部と、上記ガイ
    ドレールの凹溝内に収容され上記弾性部材の他端と接続
    される接続部とを有することを特徴とするシャッタ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のシャッタにおいて、 上記閉動作制動機構部は、上記一対のガイドレール相互
    間に設けられていることを特徴とするシャッタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシャッタにおいて、 上記閉動作制動機構部は、上記シャッタ用開閉板の開閉
    方向にスライド自在に配設されて該シャッタ用開閉板と
    当接又は連結される移動部材と、一端を固定させ他端を
    上記移動部材と接続させた伸縮自在の弾性部材とを有す
    ることを特徴とするシャッタ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のシャッタにおいて、 上記閉動作制動機構部は、上記移動部材と、該移動部材
    を長手方向に沿ってスライド自在に収容する本体ケース
    と、一端を該本体ケースに固定させ他端を上記移動部材
    と接続させた伸縮自在の複数の弾性部材とを有するバネ
    ボックスであることを特徴とするシャッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100996002B1 (ko) 2003-12-26 2010-11-22 두산인프라코어 주식회사 머시닝센터의 상부 도어 개폐장치
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