JP2003003223A - 金属化プラスチックフィルムコンデンサの外部電極用無鉛合金 - Google Patents
金属化プラスチックフィルムコンデンサの外部電極用無鉛合金Info
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Abstract
部電極としての電気的特性を実用範囲に保持しつつ、機
械的特性を適正に保持することができるSn−Zn−C
u−Sb系無鉛合金の提供。 【解決手段】 Znが0.5〜25重量%、Cuが0.
01〜5.0重量%、Sbが0.01〜0.4重量%、
Snが残部からなる金属化プラスチックフィルムコンデ
ンサの外部電極用無鉛合金。
Description
ックフィルムコンデンサ素子の端面に金属溶射により外
部電極を形成する際に使用する無鉛合金に関するもので
ある。
の外部電極に使用する溶射合金には、従来より電気特性
等の諸特性に優れた鉛を主成分とするSn−Zn−Cu
−Sb−Pb系鉛合金が使用されている。
品のように、引張強度が4.0〜6.1Kgf/m
m2、伸びが39〜57.1%で、外部電極として必要
な機械的特性を備えている。
子機器として使用された後、故障あるいは老朽化等に伴
い廃棄処理されると、最近の地球規模の環境汚染による
酸性雨に鉛合金がさらされ、鉛合金中の鉛が溶出し、土
壌や地下水を汚染する。鉛は有害物質であり、これに汚
染された地下水は、その飲用あるいは食物連鎖により人
間、自然界、生態系に重大な悪影響を及ぼす危険性があ
り深刻な環境問題となっている。
分とするSn−Zn−Cu−Sb−Pb系鉛合金からP
bだけを除いたSn−Zn−Cu−Sb系合金が提案さ
れている。
的特性は実用範囲にあるものの、表1の比較例1,2,
3から判るように、Znに対するSbの量が相対的に多
くなると、外部電極用無鉛合金として必要な引張強度に
おいて劣る傾向があることが分った。
ンデンサの外部電極用合金として必要(適正)な機械的
特性は、引張強度3〜11Kgf/mm2、伸び10%
以上である。
ない。合金の引張強度が高すぎると、脆くなり、これを
使用した外部電極に割れが生じる。逆に、合金の引張強
度が低すぎると、強度不足になり、これを使用した外部
電極は、衝撃などが加わると、割れたり、剥離したりす
る。
な技術的背景の下でなされたもので、Sn−Zn−Cu
−Sb系合金におけるSbのZnに対する量を減らすこ
とによって、電気的特性を実用範囲に保持しつつ、機械
的特性を適正に保持することができる金属化プラスチッ
クフィルムコンデンサの外部電極用のSn−Zn−Cu
−Sb系無鉛合金を提供することを目的とする。
化プラスチックフィルムコンデンサの外部電極用無鉛合
金は、Znが0.5〜25重量%、Cuが0.01〜
5.0重量%、Sbが0.01〜0.4重量%、Snが
残部からなるものである。
0.01〜1.0重量%、Ga0.005〜0.5重量
%、Ag0.01〜2.5重量%、P0.001〜0.
2重量%、Al0.005〜0.2重量%、Si0.0
01〜0.2重量%、Bi0.01〜3重量%のうちか
ら選ばれた金属で置き換えることができる。
施例によって説明する。
組成の合金の引張り強度と伸びの測定は、直径2.0m
mφの線材を試験片とした。線材は各実施例について、
それぞれ10本、合計330本作成した。
測定した。測定条件は次のとおりである。
g 引張速度 20mm/min 標点距離 100mm
の評価(判定)は、表1と表2に示すとおりである。
の合金で作成したそれぞれ10本の試験片の測定結果の
平均値で示した。
m2、伸び10%以上を合格とした。
較例の合金についても、実施例と同じ要領で、機械的特
性の測定と評価(判定)を行った。
b90〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系合金につ
いても、実施例と同じ要領で機械的特性の測定と評価も
行った。
ある。
n−Zn−Sb系合金の機械的特性を向上する効果があ
り、Sn−Zn−Sb系合金だけでは得られない機械的
特性を得ることができる。
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度が3.3Kgf/mm2と1
7.5%減少するが、外部電極用無鉛合金として必要な
機械的特性である引張強度3〜11Kgf/mm2、伸
び10%以上を有するため実用上問題はない。
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系合
金と比較して、引張強度は5.3Kgf/mm2と1.
32倍向上し、伸び率50.5%という優れた機械的特
性を有している。
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系合
金と比較して、引張強度は6.8Kgf/mm2と1.
7倍向上し、伸び率43.2%という優れた機械的特性
を有している。
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系合
金と比較して、引張強度は8.5Kgf/mm2と2.
12倍向上し、伸び率39.7%という優れた機械的特
性を有している。
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度は9.4Kgf/mm2と
2.35倍向上し、伸び率39.2%という優れた機械
的特性を有している。
g,P,Al,Si,Biのうちから選ばれた金属を、
Zn−Cu−Sb−Sn系の外部電極用無鉛合金のSn
の一部と置き換えて添加すれば外部電極用無鉛合金の機
械的特性を向上させることができることを示している。
b−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張強
度、伸び、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例6
の外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用され
ている外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重
量%Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は5.5Kgf/mm2と1.37倍向上し、伸び率
59.8%という優れた機械的特性を有している。
b−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、その
結果機械的特性(引張強度、伸び、柔軟性)を向上させ
る効果がある。実施例7の外部電極用無鉛合金は、従来
の広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金である
Pb90重量%〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度は6.6Kgf/mm2と
1.65倍向上し、伸び率62.8%という優れた機械
的特性を有している。
b−Sn系合金の機械的特性(引張強度、伸び、柔軟
性)を向上させる効果がある。実施例8の外部電極用無
鉛合金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極
用鉛合金であるPb90重量%〜55重量%Sn−Zn
−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は8.8Kg
f/mm2と2.2倍向上し、伸び率42.1%という
優れた機械的特性を有している。
−Sn系溶融合金の流動性を向上させ酸化を抑制する効
果があり、その結果機械的特性(引張強度、伸び、柔軟
性)を向上させる効果がある。実施例9の外部電極用無
鉛合金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極
用鉛合金であるPb90重量%〜55重量%Sn−Zn
−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は6.5Kg
f/mm2と1.62倍向上し、伸び率55.6%とい
う優れた機械的特性を有している。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、ま
た機械的特性(引張強度、伸び、柔軟性)を向上させる
効果がある。実施例10の外部電極用無鉛合金は、従来
の広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金である
Pb90重量%〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度は7.5Kgf/mm2と
1.87倍向上し、伸び率48.0%という優れた機械
的特性を有している。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、伸び、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例
11の外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用
されている外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜5
5重量%Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引
張強度は9.2Kgf/mm2と2.3倍向上し、伸び
率42.1%という優れた機械的特性を有している。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、伸び、柔軟
性)を向上させる効果がある。実施例12の外部電極用
無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されている外部電
極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量%Sn−Z
n−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は9.7K
gf/mm2と2.42倍向上し、伸び率39.3%と
いう優れた機械的特性を有している。
Ag,P,Al,Si,Biのうちから選ばれた金属
を、どれくらいの量、Zn−Cu−Sb−Sn系の外部
電極用無鉛合金のSnの一部と置き換えて添加すれば、
外部電極用無鉛合金の機械的特性を、向上させることが
できることを示したものである。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例13の
外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されて
いる外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量
%−Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は3.32kgf/mm2と17%減少するが、外部
電極用無鉛合金として必要な機械的特性である引張強度
3〜11kgf/mm2、伸び10%以上を有するため
実用上問題はない。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例14の
外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されて
いる外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量
%−Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は6.9kgf/mm2と1.72倍向上し、伸び率
45.2%という優れた機械的特性を有している。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例15の
外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されて
いる外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量
%−Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は10.2kgf/mm2と2.55倍向上し、伸び
率44.6%という優れた機械的特性を有している。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、そ
の結果機械的特性(引張強度、柔軟性)を向上させる効
果がある。実施例16の外部電極用無鉛合金は、従来の
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度は3.31kgf/mm2と
17.2%減少するが、外部電極用無鉛合金として必要
な機械的特性である引張強度3〜11kgf/mm2、
伸び10%以上を有するため実用上問題はない。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、そ
の結果機械的特性(引張強度、柔軟性)を向上させる効
果がある。実施例17の外部電極用無鉛合金は、従来の
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度は6.9kgf/mm2と
1.72倍向上し、伸び率43.0%という優れた機械
的特性を有している。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、そ
の結果機械的特性(引張強度、柔軟性)を向上させる効
果がある。実施例18の外部電極用無鉛合金は、従来の
広く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるP
b90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系
合金と比較して、引張強度は9.5kgf/mm2と
2.37倍向上し、伸び率49.7%という優れた機械
的特性を有している。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、柔軟性)を
向上させる効果がある。実施例19の外部電極用無鉛合
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn−
Cu一Sb系合金と比較して、引張強度は3.36kg
f/mm2と16%減少するが、外部電極用無鉛合金と
して必要な機械的特性である引張強度3〜11kgf/
mm2、伸び10%以上を有するため実用上問題はな
い。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、柔軟性)を
向上させる効果がある。実施例20の外部電極用無鉛合
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn−
Cu一Sb系合金と比較して、引張強度は9.3kgf
/mm2と2.32倍向上し優れた機械的特性を有して
いる。伸びは10%以上を有するため実用上問題はな
い。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、柔軟性)を
向上させる効果がある。実施例21の外部電極用無鉛合
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn−
Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は10.1kg
f/mm2と2.52倍向上し優れた機械的特性を有し
ている。伸びは10%以上を有するため実用上問題はな
い。
b−Sn系溶融合金の流動性を向上させ酸化を抑制する
効果があり、その結果機械的特性(引張強度、柔軟性)
を向上させる効果がある。実施例22の外部電極用無鉛
合金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用
鉛合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn
−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は3.31k
gf/mm2と17.2%減少するが、外部電極用無鉛
合金として必要な機械的特性である引張強度3〜11k
gf/mm2、伸び10%以上を有するため実用上問題
はない。
b−Sn系溶融合金の流動性を向上させ酸化を抑制する
効果があり、その結果機械的特性(引張強度、柔軟性)
を向上させる効果がある。実施例23の外部電極用無鉛
合金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用
鉛合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn
−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は7.1kg
f/mm2と1.77倍向上し、伸び率49.2%とい
う優れた機械的特性を有している。
b−Sn系溶融合金の流動性を向上させ酸化を抑制する
効果があり、その結果機械的特性(引張強度、柔軟性)
を向上させる効果がある。実施例24の外部電極用無鉛
合金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用
鉛合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn
−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は10.3k
gf/mm2と2.57倍向上し優れた機械的特性を有
している。伸びは10%以上を有するため実用上問題は
ない。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、ま
た、機械的特性(引張強度、柔軟性)を向上させる効果
がある。実施例25の外部電極用無鉛合金は、従来の広
く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるPb
90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系合
金と比較して、引張強度は3.33kgf/mm2と1
6.7%減少するが、外部電極用無鉛合金として必要な
機械的特性である引張強度3〜11kgf/mm2、伸
び10%以上を有するため実用上問題はない。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、ま
た、機械的特性(引張強度、柔軟性)を向上させる効果
がある。実施例26の外部電極用無鉛合金は、従来の広
く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるPb
90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系合
金と比較して、引張強度は7.7kgf/mm2と1.
92倍向上し、伸び率49.5%という優れた機械的特
性を有している。
Sb−Sn系溶融合金の酸化を抑制する効果があり、ま
た、機械的特性(引張強度、柔軟性)を向上させる効果
がある。実施例27の外部電極用無鉛合金は、従来の広
く一般的に使用されている外部電極用鉛合金であるPb
90重量%〜55重量%−Sn−Zn−Cu−Sb系合
金と比較して、引張強度は9.9kgf/mm2と2.
47倍向上し、伸び率48.4%という優れた機械的特
性を有している。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例28の
外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されて
いる外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量
%−Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は3.4kgf/mm2と15%減少するが、外部電
極用無鉛合金として必要な機械的特性である引張強度3
〜11kgf/mm2、伸び10%以上を有するため実
用上問題はない。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例29の
外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されて
いる外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量
%−Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は8.7kgf/mm2と2.17倍向上し、伸び率
39.4%という優れた機械的特性を有している。
Sb−Sn系合金の結晶粒を微細化し機械的特性(引張
強度、柔軟性)を向上させる効果がある。実施例30の
外部電極用無鉛合金は、従来の広く一般的に使用されて
いる外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量
%−Sn一Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強
度は10.5kgf/mm2と2.62倍向上し優れた
機械的特性を有している。伸びは10%以上を有するた
め実用上問題はない。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、柔軟性)を
向上させる効果がある。実施例31の外部電極用無鉛合
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn−
Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は3.32kg
f/mm2と17%減少するが、外部電極用無鉛合金と
して必要な機械的特性である引張強度3〜11kgf/
mm2、伸び10%以上を有するため実用上問題はな
い。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、柔軟性)を
向上させる効果がある。実施例32の外部電極用無鉛合
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn一
Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は6.9kgf
/mm2と1.72倍向上し伸び率42%という優れた
機械的特性を有している。
Sb−Sn系合金の機械的特性(引張強度、柔軟性)を
向上させる効果がある。実施例33の外部電極用無鉛合
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn−
Cu−Sb系合金と比較して、引張強度は10.4kg
f/mm2と2.6倍向上し優れた機械的特性を有して
いる。伸びは10%以上を有するため実用上問題はな
い。
外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量%S
n−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度が
2.7kgf/mm2と32.5パーセント減少するた
め外部電極用無鉛合金として強度不足となり、問題とな
る。
に使用されている外部電極用鉛合金であるPb90重量
%〜55重量%Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較し
て、引張強度が15.3,14.1kgf/mm2と高
すぎるため、外部電極用無鉛合金としては、脆く強度が
弱いため、問題となる。
金は、従来の広く一般的に使用されている外部電極用鉛
合金であるPb90重量%〜55重量%−Sn−Zn−
Cu−Sb系合金と比較して、引張強度が2.7〜2.
72kgf/mm2と低いため外部電極用無鉛合金とし
て強度不足となり、問題となる。
6,17の合金は、従来の広く一般的に使用されている
外部電極用鉛合金であるPb90重量%〜55重量%−
Sn−Zn−Cu−Sb系合金と比較して、引張強度が
15.5〜16.9kgf/mm2と高すぎるため、外
部電極用無鉛合金としては、脆く強度が弱いため、問題
となる。
ば、Sn−Zn−Cu−Sb系合金におけるSbのZn
に対する量を減らし、一定の範囲に特定するようにした
ので、電気的特性を実用範囲に保持した上で、機械的特
性を適正に保持することができる金属化プラスチックフ
ィルムコンデンサの外部電極用Sn−Zn−Cu−Sb
系無鉛合金を得ることができる。
合金におけるSnの一部を特定金属に置き換えた場合に
は、Sn−Zn−Cu−Sb系無鉛合金の機械的特性を
向上させることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 Znが0.5〜25重量%、Cuが0.
01〜5.0重量%、Sbが0.01〜0.4重量%、
Snが残部からなる金属化プラスチックフィルムコンデ
ンサの外部電極用無鉛合金。 - 【請求項2】 Ni0.01〜1.0重量%、Ga0.
005〜0.5重量%、Ag0.01〜2.5重量%、
P0.001〜0.2重量%、Al0.005〜0.2
重量%、Si0.001〜0.2重量%、Bi0.01
〜3重量%のうちから選ばれた金属がSnの一部と置き
換えて添加されている請求項1記載の金属化プラスチッ
クフィルムコンデンサの外部電極用無鉛合金。
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