JP2003002696A - ガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維及びそれを用いたガラス繊維強化樹脂 - Google Patents
ガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維及びそれを用いたガラス繊維強化樹脂Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、耐酸性に優れたＡＲガラス繊維や
Ｃガラス繊維を使用しても、ガラス繊維強化樹脂の補強
効果に優れたガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維と、この
ガラス繊維を補強材として用いたガラス繊維強化樹脂を
提供することを目的とする。 【構成】 本発明のガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維
は、マトリックス樹脂を３０質量％以上含有するガラス
繊維強化樹脂の補強材として使用し、アルカリ金属酸化
物を６質量％以上含有するガラス繊維において、硫酸ア
ンモニウムを含む集束剤が塗布されてなることを特徴と
する。
Ｃガラス繊維を使用しても、ガラス繊維強化樹脂の補強
効果に優れたガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維と、この
ガラス繊維を補強材として用いたガラス繊維強化樹脂を
提供することを目的とする。 【構成】 本発明のガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維
は、マトリックス樹脂を３０質量％以上含有するガラス
繊維強化樹脂の補強材として使用し、アルカリ金属酸化
物を６質量％以上含有するガラス繊維において、硫酸ア
ンモニウムを含む集束剤が塗布されてなることを特徴と
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＦＲＰやＦＲＴＰ
等のガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維と、それを補強材
として用いたガラス繊維強化樹脂に関するものである。
等のガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維と、それを補強材
として用いたガラス繊維強化樹脂に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ガラス繊維は、溶融ガラスを白
金製ブッシングの底部に設けられた多数のノズルから引
き出すことによって成形され、各ガラス繊維（ガラスフ
ィラメント）の表面には、集束剤が塗布された後、数百
〜数千本束ねられて１本のストランドとされてから巻き
取られる。
金製ブッシングの底部に設けられた多数のノズルから引
き出すことによって成形され、各ガラス繊維（ガラスフ
ィラメント）の表面には、集束剤が塗布された後、数百
〜数千本束ねられて１本のストランドとされてから巻き
取られる。
【０００３】また、ガラス繊維強化樹脂は上記のように
して得られたストランドを所定長に切断してガラスチョ
ップドストランドにした後、これを熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂等のマトリックス樹脂と混練し、次いで各種の
成形法で所定形状に成形することによって製造される。
して得られたストランドを所定長に切断してガラスチョ
ップドストランドにした後、これを熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂等のマトリックス樹脂と混練し、次いで各種の
成形法で所定形状に成形することによって製造される。
【０００４】上記集束剤は、マトリックス樹脂となる各
種樹脂との接着性や混練工程での流動性を考慮して、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、カップリン
グ剤、潤滑剤、帯電防止剤等を含んでいる。
種樹脂との接着性や混練工程での流動性を考慮して、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、カップリン
グ剤、潤滑剤、帯電防止剤等を含んでいる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガラス繊維
強化樹脂の補強材としては、従来よりＥガラス繊維が広
く用いられているが、Ｅガラス繊維は、耐酸性が不十分
であるため、酸性物質と接触する用途に使用されると、
浸食され、強度が低下するという問題が生じる。
強化樹脂の補強材としては、従来よりＥガラス繊維が広
く用いられているが、Ｅガラス繊維は、耐酸性が不十分
であるため、酸性物質と接触する用途に使用されると、
浸食され、強度が低下するという問題が生じる。
【０００６】耐酸性に優れたガラス繊維としては、ＡＲ
ガラス繊維やＣガラス繊維が存在し、これらを酸性物質
と接触する用途のガラス繊維強化樹脂の補強材として用
いると、酸性物質によるガラス繊維の浸食を抑制でき
る。
ガラス繊維やＣガラス繊維が存在し、これらを酸性物質
と接触する用途のガラス繊維強化樹脂の補強材として用
いると、酸性物質によるガラス繊維の浸食を抑制でき
る。
【０００７】しかしながら、これらのガラス繊維は、ア
ルカリ金属酸化物を多く含有するため、熱可塑性樹脂や
熱硬化性樹脂との混練中にガラス中のアルカリ成分が溶
出し、ガラス繊維と樹脂との界面での接着性を低下さ
せ、ガラス繊維強化樹脂の強度低下を招くという新たな
問題を生じさせている。
ルカリ金属酸化物を多く含有するため、熱可塑性樹脂や
熱硬化性樹脂との混練中にガラス中のアルカリ成分が溶
出し、ガラス繊維と樹脂との界面での接着性を低下さ
せ、ガラス繊維強化樹脂の強度低下を招くという新たな
問題を生じさせている。
【０００８】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、耐酸性に優れたＡＲガラス繊維やＣガラス繊維を
使用しても、ガラス繊維強化樹脂の補強効果に優れたガ
ラス繊維強化樹脂用ガラス繊維と、このガラス繊維を補
強材として用いたガラス繊維強化樹脂を提供することを
目的とする。
あり、耐酸性に優れたＡＲガラス繊維やＣガラス繊維を
使用しても、ガラス繊維強化樹脂の補強効果に優れたガ
ラス繊維強化樹脂用ガラス繊維と、このガラス繊維を補
強材として用いたガラス繊維強化樹脂を提供することを
目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス繊維強化
樹脂用ガラス繊維は、マトリックス樹脂を３０質量％以
上含有するガラス繊維強化樹脂の補強材として使用し、
アルカリ金属酸化物を６質量％以上含有するガラス繊維
において、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布されて
なることを特徴とする。
樹脂用ガラス繊維は、マトリックス樹脂を３０質量％以
上含有するガラス繊維強化樹脂の補強材として使用し、
アルカリ金属酸化物を６質量％以上含有するガラス繊維
において、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布されて
なることを特徴とする。
【００１０】また本発明のガラス繊維強化樹脂は、アル
カリ金属酸化物を６質量％以上含有するガラス繊維を補
強材として使用し、マトリックス樹脂を３０質量％以上
含有するガラス繊維強化樹脂において、該ガラス繊維に
は、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布されてなるこ
とを特徴とする。
カリ金属酸化物を６質量％以上含有するガラス繊維を補
強材として使用し、マトリックス樹脂を３０質量％以上
含有するガラス繊維強化樹脂において、該ガラス繊維に
は、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布されてなるこ
とを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明のガラス繊維強化樹脂用ガ
ラス繊維は、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布され
ているため、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂との混練中に
おいて、ガラス中のアルカリ成分がガラス繊維と樹脂と
の界面へ溶出する現象を抑制することができ、ガラス繊
維と樹脂との接着性が向上する。そのため、耐酸性に優
れるが、アルカリ成分を多量に含有するＡＲガラス繊維
やＣガラス繊維を使用しても、ガラス繊維強化樹脂の補
強効果が向上する。
ラス繊維は、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布され
ているため、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂との混練中に
おいて、ガラス中のアルカリ成分がガラス繊維と樹脂と
の界面へ溶出する現象を抑制することができ、ガラス繊
維と樹脂との接着性が向上する。そのため、耐酸性に優
れるが、アルカリ成分を多量に含有するＡＲガラス繊維
やＣガラス繊維を使用しても、ガラス繊維強化樹脂の補
強効果が向上する。
【００１２】硫酸アンモニウムの含有量は固形分表示
で、０．３〜１．５質量％が好ましい。すなわち、硫酸
アンモニウムが０．３質量％よりも少ないと、ガラス中
のアルカリ成分の溶出を十分に抑制し難く、１．５質量
％よりも多いと、ガラス繊維と樹脂の界面に余分な硫酸
アンモニウムが存在することになって補強効果が低下す
る。
で、０．３〜１．５質量％が好ましい。すなわち、硫酸
アンモニウムが０．３質量％よりも少ないと、ガラス中
のアルカリ成分の溶出を十分に抑制し難く、１．５質量
％よりも多いと、ガラス繊維と樹脂の界面に余分な硫酸
アンモニウムが存在することになって補強効果が低下す
る。
【００１３】本発明のガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維
は、ＳｉＯ2が５７質量％以上含まれると耐酸性に優れ
るため好ましく、具体的には、質量％で、ＳｉＯ2 ５
７〜６５％、ＺｒＯ2 １４〜２５％、Ｌｉ2Ｏ ０〜５
％、Ｎａ2Ｏ １０〜１７％、Ｋ2Ｏ ０〜８％、Ｒ（た
だし、Ｒは、Ｍｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ、Ｚｎを表す）
０〜１０％、ＴｉＯ2 ０〜７％、Ａｌ2Ｏ3 ０〜２％
であり、より好ましくは、質量％で、ＳｉＯ2 ５７〜
６４％、ＺｒＯ2 １８〜２４％、Ｌｉ2Ｏ０．５〜３
％、Ｎａ2Ｏ １１〜１５％、Ｋ2Ｏ １〜５％、Ｒ（た
だし、Ｒは、Ｍｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ、Ｚｎを表す）
０．２〜８％、ＴｉＯ2 ０．５〜５％、Ａｌ2Ｏ3 ０
〜１％の組成を有する耐酸性及び耐アルカリ性に優れる
ＡＲガラス繊維や、質量％で、ＳｉＯ2 ６５％、Ｎａ2
Ｏ＋Ｋ2Ｏ ８％、Ｂ2Ｏ3 ６％、ＣａＯ １４％、Ｍ
ｇＯ ３％、Ａｌ2Ｏ3 ４％の組成を有する耐酸性に優
れたＣガラスである。
は、ＳｉＯ2が５７質量％以上含まれると耐酸性に優れ
るため好ましく、具体的には、質量％で、ＳｉＯ2 ５
７〜６５％、ＺｒＯ2 １４〜２５％、Ｌｉ2Ｏ ０〜５
％、Ｎａ2Ｏ １０〜１７％、Ｋ2Ｏ ０〜８％、Ｒ（た
だし、Ｒは、Ｍｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ、Ｚｎを表す）
０〜１０％、ＴｉＯ2 ０〜７％、Ａｌ2Ｏ3 ０〜２％
であり、より好ましくは、質量％で、ＳｉＯ2 ５７〜
６４％、ＺｒＯ2 １８〜２４％、Ｌｉ2Ｏ０．５〜３
％、Ｎａ2Ｏ １１〜１５％、Ｋ2Ｏ １〜５％、Ｒ（た
だし、Ｒは、Ｍｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ、Ｚｎを表す）
０．２〜８％、ＴｉＯ2 ０．５〜５％、Ａｌ2Ｏ3 ０
〜１％の組成を有する耐酸性及び耐アルカリ性に優れる
ＡＲガラス繊維や、質量％で、ＳｉＯ2 ６５％、Ｎａ2
Ｏ＋Ｋ2Ｏ ８％、Ｂ2Ｏ3 ６％、ＣａＯ １４％、Ｍ
ｇＯ ３％、Ａｌ2Ｏ3 ４％の組成を有する耐酸性に優
れたＣガラスである。
【００１４】本発明のガラス繊維強化樹脂は、マトリッ
クス樹脂が３０質量％以上、好ましくは、３０〜９７質
量％含有し、ガラス繊維は乾燥した状態で使用すること
が望ましい。
クス樹脂が３０質量％以上、好ましくは、３０〜９７質
量％含有し、ガラス繊維は乾燥した状態で使用すること
が望ましい。
【００１５】本発明のガラス繊維強化樹脂のマトリック
ス樹脂は特に制限されないが、熱可塑性樹脂の場合、ポ
リプロピレン樹脂が、熱硬化性樹脂の場合、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が好適であ
る。
ス樹脂は特に制限されないが、熱可塑性樹脂の場合、ポ
リプロピレン樹脂が、熱硬化性樹脂の場合、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が好適であ
る。
【００１６】また、本発明における集束剤は、必要に応
じて、シランカップリング剤、ウレタン樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂、潤滑剤、帯電防止剤等の各成分を
含むことができる。シランカップリング剤としては、ア
ミノシラン、エポキシシラン、メタクリルシラン、ビニ
ルシラン、ウレイドシランが使用可能であるが、アミノ
シランは樹脂との接着性が特に優れているため好まし
い。
じて、シランカップリング剤、ウレタン樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂、潤滑剤、帯電防止剤等の各成分を
含むことができる。シランカップリング剤としては、ア
ミノシラン、エポキシシラン、メタクリルシラン、ビニ
ルシラン、ウレイドシランが使用可能であるが、アミノ
シランは樹脂との接着性が特に優れているため好まし
い。
【００１７】ガラス繊維に対する集束剤の付着率は、
０．１〜２質量％が好ましい。集束剤の付着率が、０．
１質量％より少なくなると、ガラス繊維が毛羽立ち、作
業性が悪くなり、また集束剤の付着率が２質量％より多
くなると、その効果は増大せず、経済的でない。
０．１〜２質量％が好ましい。集束剤の付着率が、０．
１質量％より少なくなると、ガラス繊維が毛羽立ち、作
業性が悪くなり、また集束剤の付着率が２質量％より多
くなると、その効果は増大せず、経済的でない。
【００１８】
【実施例】以下、本発明のガラス繊維強化樹脂用ガラス
繊維及びガラス繊維強化樹脂を実施例に基づいて詳細に
説明する。尚、集束剤の配合は固形分換算とする。
繊維及びガラス繊維強化樹脂を実施例に基づいて詳細に
説明する。尚、集束剤の配合は固形分換算とする。
【００１９】表１は、本発明のガラス繊維の実施例（試
料Ｎｏ.１〜３）と比較例（試料Ｎｏ．４、５）を示す
ものである。
料Ｎｏ.１〜３）と比較例（試料Ｎｏ．４、５）を示す
ものである。
【００２０】
【表１】
【００２１】表中のＮｏ．１〜５の各試料は、次のよう
にして作製した。
にして作製した。
【００２２】まず、ブッシングのノズルから紡糸された
ガラス単繊維（直径１３μｍ）に、表１に示す集束剤
を、その付着率が０．５％になるようにアプリケーター
を用いて塗布した後、それを２０００本引き揃えてから
紙管に巻き取ることによってケーキを作製した。次い
で、このケーキを解舒しながら長さ３ｍｍに切断し、乾
燥することによって、ガラスチョップドストランドを得
た。
ガラス単繊維（直径１３μｍ）に、表１に示す集束剤
を、その付着率が０．５％になるようにアプリケーター
を用いて塗布した後、それを２０００本引き揃えてから
紙管に巻き取ることによってケーキを作製した。次い
で、このケーキを解舒しながら長さ３ｍｍに切断し、乾
燥することによって、ガラスチョップドストランドを得
た。
【００２３】尚、試料Ｎｏ．１〜４はＡＲガラス繊維を
用い、その組成は、質量％でＳｉＯ 2 ６１．０％、Ｚ
ｒＯ2 １９．５％、Ｌｉ2Ｏ １．５％、Ｎａ2Ｏ １
２．３％、Ｋ2Ｏ ２．６％、ＣａＯ ０．５％、Ｔｉ
Ｏ2 ２．６％であり、試料Ｎｏ．５はＥガラス繊維を
用い、その組成は、質量％で、ＳｉＯ2 ５５％、Ｃａ
Ｏ２１．５％、Ａｌ2Ｏ3 １４％、Ｂ2Ｏ3 ７．５％、
Ｎａ2Ｏ ０．３％、Ｋ2Ｏ ０．２％、ＭｇＯ １．０
％、ＴｉＯ2 ０．５％である。
用い、その組成は、質量％でＳｉＯ 2 ６１．０％、Ｚ
ｒＯ2 １９．５％、Ｌｉ2Ｏ １．５％、Ｎａ2Ｏ １
２．３％、Ｋ2Ｏ ２．６％、ＣａＯ ０．５％、Ｔｉ
Ｏ2 ２．６％であり、試料Ｎｏ．５はＥガラス繊維を
用い、その組成は、質量％で、ＳｉＯ2 ５５％、Ｃａ
Ｏ２１．５％、Ａｌ2Ｏ3 １４％、Ｂ2Ｏ3 ７．５％、
Ｎａ2Ｏ ０．３％、Ｋ2Ｏ ０．２％、ＭｇＯ １．０
％、ＴｉＯ2 ０．５％である。
【００２４】次に、このガラスチョップドストランド２
０質量％と、ポリプロピレン７７質量％、無水マレイン
酸変性ポリプロピレン３質量％を２４０℃で加熱しなが
ら混練し、ペレット化した後、このペレットを射出成形
することによってガラス繊維強化熱可塑性樹脂成形品を
作製した。
０質量％と、ポリプロピレン７７質量％、無水マレイン
酸変性ポリプロピレン３質量％を２４０℃で加熱しなが
ら混練し、ペレット化した後、このペレットを射出成形
することによってガラス繊維強化熱可塑性樹脂成形品を
作製した。
【００２５】こうして得られた各ガラス繊維強化熱可塑
性樹脂成形品について、常態での引張強度及び曲げ強度
と、７０℃の１０％Ｈ2ＳＯ4水溶液に３０日間浸漬した
後、及び７０℃の３０％水酸化カリウム水溶液に３０日
間浸漬した後の引張強度を測定し、その結果を表１に示
した。引張強度は、ＡＳＴＭ Ｄ−６３８に基づいて測
定し、曲げ強度をＡＳＴＭ Ｄ−７９０に基づいて測定
した。
性樹脂成形品について、常態での引張強度及び曲げ強度
と、７０℃の１０％Ｈ2ＳＯ4水溶液に３０日間浸漬した
後、及び７０℃の３０％水酸化カリウム水溶液に３０日
間浸漬した後の引張強度を測定し、その結果を表１に示
した。引張強度は、ＡＳＴＭ Ｄ−６３８に基づいて測
定し、曲げ強度をＡＳＴＭ Ｄ−７９０に基づいて測定
した。
【００２６】表から明らかなように、集束剤として、硫
酸アンモニウムを添加した実施例Ｎｏ．１〜３の各試料
は、硫酸アンモニウムを添加しているため、常態での引
張強度と曲げ強度が高く、Ｈ2ＳＯ4水溶液浸漬後及び水
酸化カリウム水溶液浸漬後も引張強度が低下せず、耐酸
性と耐アルカリ性に優れていた。
酸アンモニウムを添加した実施例Ｎｏ．１〜３の各試料
は、硫酸アンモニウムを添加しているため、常態での引
張強度と曲げ強度が高く、Ｈ2ＳＯ4水溶液浸漬後及び水
酸化カリウム水溶液浸漬後も引張強度が低下せず、耐酸
性と耐アルカリ性に優れていた。
【００２７】これに対して、硫酸アンモニウムを添加し
ていない比較例Ｎｏ．４の試料は、常態での引張強度と
曲げ強度が低かった。Ｅガラス繊維を用いた比較例Ｎ
ｏ．５の試料は、Ｈ2ＳＯ4水溶液浸漬後及び水酸化カリ
ウム水溶液浸漬後、引張強度がそれぞれ約１５％低下し
た。
ていない比較例Ｎｏ．４の試料は、常態での引張強度と
曲げ強度が低かった。Ｅガラス繊維を用いた比較例Ｎ
ｏ．５の試料は、Ｈ2ＳＯ4水溶液浸漬後及び水酸化カリ
ウム水溶液浸漬後、引張強度がそれぞれ約１５％低下し
た。
【００２８】
【発明の効果】以上のように本発明のガラス繊維強化樹
脂用ガラス繊維は、アルカリ金属酸化物を多く含有する
ＡＲガラス繊維やＣガラス繊維を使用しても、ガラス繊
維強化樹脂の補強効果に優れ、ガラス繊維強化樹脂成形
品の耐酸性を向上させることが可能である。
脂用ガラス繊維は、アルカリ金属酸化物を多く含有する
ＡＲガラス繊維やＣガラス繊維を使用しても、ガラス繊
維強化樹脂の補強効果に優れ、ガラス繊維強化樹脂成形
品の耐酸性を向上させることが可能である。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｃ０８Ｋ 9/02 Ｃ０８Ｌ 101/00 ４Ｌ０３３
Ｃ０８Ｌ 101/00 Ｄ０６Ｍ 13/513
Ｄ０６Ｍ 11/55 101:00
13/513 Ｃ０３Ｃ 25/02 Ｎ
// Ｄ０６Ｍ 101:00 Ｄ０６Ｍ 11/04 Ｌ
Ｆターム(参考） 4F072 AA02 AA05 AA07 AA08 AB09
AC02 AC05 AD04 AD13 AD23
AD37 AF03
4G060 BA01 BB02 BC01 BC02 BD05
BD15 CA26 CB09 CB22 CB33
CB36
4G062 AA05 BB01 DA06 DB01 DB02
DB03 DC01 DD01 DE01 DE02
DE03 DF01 EA01 EA02 EA03
EB04 EC01 EC02 EC03 ED01
ED02 ED03 EE01 EE02 EE03
EF01 EF02 EF03 EG01 EG02
EG03 FA01 FA10 FB01 FB02
FB03 FC04 FD01 FE01 FF01
FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01
GA01 GA10 GB01 GC01 GD01
GE01 HH01 HH03 HH05 HH07
HH09 HH11 HH13 HH15 HH17
HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07
JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07
KK10 MM01 NN34
4J002 BB121 BB212 DG048 DL006
EX077 FA046 FB076 FD016
4L031 AA26 AB04 BA15 BA17 BA33
4L033 AA09 AB01 AC12 AC15 BA96
CA18 CA50
Claims (2)
- 【請求項１】 マトリックス樹脂を３０質量％以上含
有するガラス繊維強化樹脂の補強材として使用し、アル
カリ金属酸化物を６質量％以上含有するガラス繊維にお
いて、硫酸アンモニウムを含む集束剤が塗布されてなる
ことを特徴とするガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維。 - 【請求項２】 アルカリ金属酸化物を６質量％以上含
有するガラス繊維を補強材として使用し、マトリックス
樹脂を３０質量％以上含有するガラス繊維強化樹脂にお
いて、該ガラス繊維には、硫酸アンモニウムを含む集束
剤が塗布されてなることを特徴とするガラス繊維強化樹
脂。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001186061A JP2003002696A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | ガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維及びそれを用いたガラス繊維強化樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001186061A JP2003002696A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | ガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維及びそれを用いたガラス繊維強化樹脂 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003002696A true JP2003002696A (ja) | 2003-01-08 |
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ID=19025545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001186061A Pending JP2003002696A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | ガラス繊維強化樹脂用ガラス繊維及びそれを用いたガラス繊維強化樹脂 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003002696A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-06-20 JP JP2001186061A patent/JP2003002696A/ja active Pending
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