JP2003002343A - 容器用キャップ - Google Patents
容器用キャップInfo
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- JP2003002343A JP2003002343A JP2001188121A JP2001188121A JP2003002343A JP 2003002343 A JP2003002343 A JP 2003002343A JP 2001188121 A JP2001188121 A JP 2001188121A JP 2001188121 A JP2001188121 A JP 2001188121A JP 2003002343 A JP2003002343 A JP 2003002343A
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- Japan
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- lug
- container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数回にわたって着脱した場合であっても開封
性及び密封性が低下することがない容器用キャップを提
供する。 【解決手段】キャップ1は、飲料缶2の口部3に着脱自
在に取り付けられ、略円形の天板部4と、天板部4の周
縁より下方に延びる円筒部5と、円筒部5の下縁に設け
られたカール部6を備え、カール部6には内径方向に向
かって突出するラグ7が設けられている。ラグ7は、カ
ール部6を下方から内径方向に向けて平面状にプレス加
工して形成され、口部3の外周面に沿って略水平に延び
る複数の係合スレッド10に係合される。このラグ7
は、係合スレッド10に当接する面が係合スレッド10
の延設方向に沿って平面状に形成されている。キャップ
1を容器2から取り外すときは、ラグ7と係合スレッド
10とが摺動するが、両者の当接箇所11はスレッド1
0の延設方向に沿って平面状に形成されているため、ラ
グ7の損傷が少ない。
性及び密封性が低下することがない容器用キャップを提
供する。 【解決手段】キャップ1は、飲料缶2の口部3に着脱自
在に取り付けられ、略円形の天板部4と、天板部4の周
縁より下方に延びる円筒部5と、円筒部5の下縁に設け
られたカール部6を備え、カール部6には内径方向に向
かって突出するラグ7が設けられている。ラグ7は、カ
ール部6を下方から内径方向に向けて平面状にプレス加
工して形成され、口部3の外周面に沿って略水平に延び
る複数の係合スレッド10に係合される。このラグ7
は、係合スレッド10に当接する面が係合スレッド10
の延設方向に沿って平面状に形成されている。キャップ
1を容器2から取り外すときは、ラグ7と係合スレッド
10とが摺動するが、両者の当接箇所11はスレッド1
0の延設方向に沿って平面状に形成されているため、ラ
グ7の損傷が少ない。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、飲料用の缶やび
ん等の容器に用いられる容器用キャップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、飲料用の缶やびんにおいて、着脱
自在のキャップを備えるものが広く採用されている。こ
のような着脱自在のキャップにおいては、従来はスクリ
ュー状の雄ねじと雌ねじとを有するスクリューキャップ
が主流であるが、容器の口部に直接口をつけたときの内
容物の飲みやすさや、コップへの内容物の注ぎやすさ等
を考慮すると、口部を拡径してある程度の広口とするこ
とが好ましい場合がある。 【0003】しかしながら、口部を広口とすると、口部
の雄ねじと雌ねじとの接触抵抗が大きくなり、容器の開
封に比較的大きな力を要することとなり、開封しづらく
なるおそれがある。そこで、従来のスクリューキャップ
に替えていわゆるラグキャップを採用することが考えら
れる。このラグキャップ21には、図4(a)に示すよ
うに、容器22の口部23の外周面に設けられた複数の
係合スレッド24に係合するラグ25が設けられてお
り、このラグ25と係合スレッド24とが係合すること
によりラグキャップ21が容器22の口部23に取り付
けられるものである。 【0004】ここで、従来のラグキャップ21は、図4
(a)に示すように、略円形の天板部26と、該天板部
26の周縁より下方に延びる円筒部27と、該円筒部2
7の下縁より内方に巻回されたカール部28を有してい
るいわゆる内カールのキャップである。そして、このカ
ール部28の一部(例えば4ヶ所)を内方に突出させて
ラグ25を形成している。 【0005】このように形成された内カールのラグキャ
ップ21は、容器の口部に設けられた係合スレッド24
とラグ25とが係合したときは、図4(b)に示すよう
に、各ラグ25のカールしている箇所で係合スレッド2
4と係合するため、1ヶ所のラグ25につき2ヶ所の小
さい面積の接触点29で係合することになる。 【0006】しかしながら、このようにラグ25と係合
スレッド24とが接触点29で接触したときは、例えば
ラグキャップ21を複数回にわたって着脱したときに、
ラグ25の係合スレッド24との接触点29が変形して
表面が荒れるおそれがある。このように接触点29の表
面が荒れると、係合スレッド24との接触抵抗が増加し
てラグキャップ21の開栓トルクが増加し、開封しづら
くなるおそれがある。また、接触点29が変形すると容
器22の密封性も低下するおそれがある。着脱自在のキ
ャップを備えた容器は、通常複数回にわたってラグキャ
ップ21の着脱が行われるものであるため、着脱回数が
増えるにつれて開栓トルクが増加して開封しづらくなる
と共に、容器22との密着性が低下して内容物が漏れ出
すおそれがある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、容器用キャ
ップの改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解
消するために、複数回にわたって着脱した場合であって
も開封性及び密封性を損なわない容器用キャップを提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の容器用キャップは、容器の口部に脱着自在
に取り付けられるキャップであって、略円形の天板部
と、該天板部の周縁より下方に延びる円筒部と、該円筒
部の下縁より外方に巻回されたカール部と、該カール部
に設けられ内径方向に突出し前記口部の外周面に沿って
略水平に延びる複数の係合スレッドに係合する複数のラ
グとを備え、前記ラグは、前記係合スレッドと当接する
箇所が該係合スレッドに沿って円周方向に平面状に延設
されていることを特徴とする。 【0009】本発明の容器用キャップによれば、前記ラ
グが前記係合スレッドと当接する箇所が係合スレッドに
沿って円周方向に平面状に形成されているので、前記キ
ャップが容器に装着されたときは、前記ラグと前記係合
スレッドとは線接触、あるいは面接触となる。従って、
キャップを複数回にわたって着脱した場合であっても、
従来の点接触のように接触点のみが変形するおそれがな
いため、開栓トルクの増加を抑えて良好な開封性を保つ
ことができると共に、キャップの密封性の低下を防止す
ることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の容器用キャップの
実施形態の一例について、図1乃至図3を参照して説明
する。図1は本発明の容器用キャップを備えた飲料缶を
示す説明図、図2(a)は本実施形態の容器用キャップ
が飲料缶の口部に装着されている状態を示す説明的一部
断面図、図2(b)は口部の係合スレッドとキャップの
ラグとの接触状態を示す説明的断面図、図3は本実施形
態の容器用キャップのラグと係合スレッドとの接触面を
示す説明図である。 【0011】本実施形態のキャップ1は、図1に示すよ
うに、飲料缶(容器)2の口部3に着脱自在に取り付け
られているものであり、略円形の天板部4と、この天板
部4の周縁より下方に延びる円筒部5と、この円筒部5
の下縁に設けられたカール部6を備えており、カール部
6には内径方向に向かって突出するラグ7が設けられて
いる。 【0012】天板部4は、図1及び図2(a)に示すよ
うに、口部3の形状に合わせて2段の段付き部8が設け
られており、その内面にはポリエチレン等の弾性素材に
より形成された略円形のシール部材9が装着されてい
る。 【0013】円筒部5は、図2(a)に示すように天板
部4の周縁の段付き部8から下方に向けて延設されてお
り、その表面は図1に示すように凹凸のない状態に形成
されている。また、本実施形態では、円筒部5の外径が
カール部6の外径よりも小さくならないように形成され
ている。 【0014】カール部6は、図2及び図3に示すように
円筒部5の下縁から外周方向に巻回されたいわゆる外カ
ール形状となっている。このカール部6には、その円周
上の4ヶ所に内方に突出するラグ7が設けられている。 【0015】ラグ7は、図2(a)及び(b)に示すよ
うに、容器2の口部3の外周面に沿って略水平に延びる
複数の係合スレッド10に係合されるものである。この
ラグ7は、図2(b)及び図3に示すように、係合スレ
ッド10に当接する面が係合スレッド10の延設方向に
沿って平面状に形成されている。本実施形態において
は、カール部6を図示しないプレス機により下方から内
径方向に向けて平面状にプレスしている。これにより、
図3に示すように、ラグ7の係合スレッド10との当接
面を係合スレッド10の延設方向に沿って平面状に形成
している。 【0016】本実施形態のキャップ1は上記構成となっ
ているので、容器2の口部3に取り付けられているとき
は、図2(a)及び(b)に示すように、ラグ7が係合
スレッド10に係合されると共に、天板部4の内面に装
着されているシール部材9が容器2の口部3の上端縁に
密着した状態となる。これにより、容器2の内部が密閉
される。 【0017】このとき、図2(b)に示すように、ラグ
7が係合スレッド10と係合している面は係合スレッド
10の延設方向に向けて平面状に形成されているため、
図3に示すように、ラグ7と一点鎖線で示される係合ス
レッド10との当接箇所11は、ラグ7の幅方向に延び
る所定の幅をもった円弧状の面となる。従って、例えば
容器2の内容物が炭酸飲料であり容器2の内部の圧力が
陽圧となった場合であっても、容器2内の圧力をラグ7
と係合スレッド10との当接箇所11の全体で受けるこ
とができる。このため、従来のキャップのように係合ス
レッド10と点で接触することにはならないので、ラグ
7や係合スレッド10の変形が生じにくい。 【0018】また、本実施形態のキャップ1を容器2か
ら取り外すときは、使用者が容器2とキャップ1の円筒
部5を持ってキャップ1を開封方向に回転させる。する
と、ラグ7と係合スレッド10との係合が解除され、キ
ャップ1を容器2から取り外すことができる。このと
き、ラグ7と係合スレッド10とがキャップ1の回転に
よって摺動するが、摺動面は円弧状の面である当接箇所
11であるため、従来のように2点で摺動する場合に比
べてラグ7の損傷が少ない。従って、本実施形態のキャ
ップ1は、複数回着脱を行った場合であってもラグ7の
当接箇所11の損傷が少ないので、容器2の口部3とキ
ャップ1との接触抵抗の増加が少なく、安定した開栓ト
ルクを保つことができる。さらに、容器2の口部3とキ
ャップ1との密着性を保つことができる。また、本実施
形態のキャップ1では、円筒部5がカール部6よりも大
径に形成されており、キャップ1を開ける際に使用者が
円筒部5に力を加えやすいため、キャップ1の着脱を容
易に行うことができる。 【0019】尚、上記実施形態においては、キャップ1
に4個のラグ7が設けられた例について説明したが、こ
れに限らずラグ7が3個であってもよい。
ん等の容器に用いられる容器用キャップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、飲料用の缶やびんにおいて、着脱
自在のキャップを備えるものが広く採用されている。こ
のような着脱自在のキャップにおいては、従来はスクリ
ュー状の雄ねじと雌ねじとを有するスクリューキャップ
が主流であるが、容器の口部に直接口をつけたときの内
容物の飲みやすさや、コップへの内容物の注ぎやすさ等
を考慮すると、口部を拡径してある程度の広口とするこ
とが好ましい場合がある。 【0003】しかしながら、口部を広口とすると、口部
の雄ねじと雌ねじとの接触抵抗が大きくなり、容器の開
封に比較的大きな力を要することとなり、開封しづらく
なるおそれがある。そこで、従来のスクリューキャップ
に替えていわゆるラグキャップを採用することが考えら
れる。このラグキャップ21には、図4(a)に示すよ
うに、容器22の口部23の外周面に設けられた複数の
係合スレッド24に係合するラグ25が設けられてお
り、このラグ25と係合スレッド24とが係合すること
によりラグキャップ21が容器22の口部23に取り付
けられるものである。 【0004】ここで、従来のラグキャップ21は、図4
(a)に示すように、略円形の天板部26と、該天板部
26の周縁より下方に延びる円筒部27と、該円筒部2
7の下縁より内方に巻回されたカール部28を有してい
るいわゆる内カールのキャップである。そして、このカ
ール部28の一部(例えば4ヶ所)を内方に突出させて
ラグ25を形成している。 【0005】このように形成された内カールのラグキャ
ップ21は、容器の口部に設けられた係合スレッド24
とラグ25とが係合したときは、図4(b)に示すよう
に、各ラグ25のカールしている箇所で係合スレッド2
4と係合するため、1ヶ所のラグ25につき2ヶ所の小
さい面積の接触点29で係合することになる。 【0006】しかしながら、このようにラグ25と係合
スレッド24とが接触点29で接触したときは、例えば
ラグキャップ21を複数回にわたって着脱したときに、
ラグ25の係合スレッド24との接触点29が変形して
表面が荒れるおそれがある。このように接触点29の表
面が荒れると、係合スレッド24との接触抵抗が増加し
てラグキャップ21の開栓トルクが増加し、開封しづら
くなるおそれがある。また、接触点29が変形すると容
器22の密封性も低下するおそれがある。着脱自在のキ
ャップを備えた容器は、通常複数回にわたってラグキャ
ップ21の着脱が行われるものであるため、着脱回数が
増えるにつれて開栓トルクが増加して開封しづらくなる
と共に、容器22との密着性が低下して内容物が漏れ出
すおそれがある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、容器用キャ
ップの改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解
消するために、複数回にわたって着脱した場合であって
も開封性及び密封性を損なわない容器用キャップを提供
することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の容器用キャップは、容器の口部に脱着自在
に取り付けられるキャップであって、略円形の天板部
と、該天板部の周縁より下方に延びる円筒部と、該円筒
部の下縁より外方に巻回されたカール部と、該カール部
に設けられ内径方向に突出し前記口部の外周面に沿って
略水平に延びる複数の係合スレッドに係合する複数のラ
グとを備え、前記ラグは、前記係合スレッドと当接する
箇所が該係合スレッドに沿って円周方向に平面状に延設
されていることを特徴とする。 【0009】本発明の容器用キャップによれば、前記ラ
グが前記係合スレッドと当接する箇所が係合スレッドに
沿って円周方向に平面状に形成されているので、前記キ
ャップが容器に装着されたときは、前記ラグと前記係合
スレッドとは線接触、あるいは面接触となる。従って、
キャップを複数回にわたって着脱した場合であっても、
従来の点接触のように接触点のみが変形するおそれがな
いため、開栓トルクの増加を抑えて良好な開封性を保つ
ことができると共に、キャップの密封性の低下を防止す
ることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の容器用キャップの
実施形態の一例について、図1乃至図3を参照して説明
する。図1は本発明の容器用キャップを備えた飲料缶を
示す説明図、図2(a)は本実施形態の容器用キャップ
が飲料缶の口部に装着されている状態を示す説明的一部
断面図、図2(b)は口部の係合スレッドとキャップの
ラグとの接触状態を示す説明的断面図、図3は本実施形
態の容器用キャップのラグと係合スレッドとの接触面を
示す説明図である。 【0011】本実施形態のキャップ1は、図1に示すよ
うに、飲料缶(容器)2の口部3に着脱自在に取り付け
られているものであり、略円形の天板部4と、この天板
部4の周縁より下方に延びる円筒部5と、この円筒部5
の下縁に設けられたカール部6を備えており、カール部
6には内径方向に向かって突出するラグ7が設けられて
いる。 【0012】天板部4は、図1及び図2(a)に示すよ
うに、口部3の形状に合わせて2段の段付き部8が設け
られており、その内面にはポリエチレン等の弾性素材に
より形成された略円形のシール部材9が装着されてい
る。 【0013】円筒部5は、図2(a)に示すように天板
部4の周縁の段付き部8から下方に向けて延設されてお
り、その表面は図1に示すように凹凸のない状態に形成
されている。また、本実施形態では、円筒部5の外径が
カール部6の外径よりも小さくならないように形成され
ている。 【0014】カール部6は、図2及び図3に示すように
円筒部5の下縁から外周方向に巻回されたいわゆる外カ
ール形状となっている。このカール部6には、その円周
上の4ヶ所に内方に突出するラグ7が設けられている。 【0015】ラグ7は、図2(a)及び(b)に示すよ
うに、容器2の口部3の外周面に沿って略水平に延びる
複数の係合スレッド10に係合されるものである。この
ラグ7は、図2(b)及び図3に示すように、係合スレ
ッド10に当接する面が係合スレッド10の延設方向に
沿って平面状に形成されている。本実施形態において
は、カール部6を図示しないプレス機により下方から内
径方向に向けて平面状にプレスしている。これにより、
図3に示すように、ラグ7の係合スレッド10との当接
面を係合スレッド10の延設方向に沿って平面状に形成
している。 【0016】本実施形態のキャップ1は上記構成となっ
ているので、容器2の口部3に取り付けられているとき
は、図2(a)及び(b)に示すように、ラグ7が係合
スレッド10に係合されると共に、天板部4の内面に装
着されているシール部材9が容器2の口部3の上端縁に
密着した状態となる。これにより、容器2の内部が密閉
される。 【0017】このとき、図2(b)に示すように、ラグ
7が係合スレッド10と係合している面は係合スレッド
10の延設方向に向けて平面状に形成されているため、
図3に示すように、ラグ7と一点鎖線で示される係合ス
レッド10との当接箇所11は、ラグ7の幅方向に延び
る所定の幅をもった円弧状の面となる。従って、例えば
容器2の内容物が炭酸飲料であり容器2の内部の圧力が
陽圧となった場合であっても、容器2内の圧力をラグ7
と係合スレッド10との当接箇所11の全体で受けるこ
とができる。このため、従来のキャップのように係合ス
レッド10と点で接触することにはならないので、ラグ
7や係合スレッド10の変形が生じにくい。 【0018】また、本実施形態のキャップ1を容器2か
ら取り外すときは、使用者が容器2とキャップ1の円筒
部5を持ってキャップ1を開封方向に回転させる。する
と、ラグ7と係合スレッド10との係合が解除され、キ
ャップ1を容器2から取り外すことができる。このと
き、ラグ7と係合スレッド10とがキャップ1の回転に
よって摺動するが、摺動面は円弧状の面である当接箇所
11であるため、従来のように2点で摺動する場合に比
べてラグ7の損傷が少ない。従って、本実施形態のキャ
ップ1は、複数回着脱を行った場合であってもラグ7の
当接箇所11の損傷が少ないので、容器2の口部3とキ
ャップ1との接触抵抗の増加が少なく、安定した開栓ト
ルクを保つことができる。さらに、容器2の口部3とキ
ャップ1との密着性を保つことができる。また、本実施
形態のキャップ1では、円筒部5がカール部6よりも大
径に形成されており、キャップ1を開ける際に使用者が
円筒部5に力を加えやすいため、キャップ1の着脱を容
易に行うことができる。 【0019】尚、上記実施形態においては、キャップ1
に4個のラグ7が設けられた例について説明したが、こ
れに限らずラグ7が3個であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器用キャップを備えた飲料缶を示す
説明図。 【図2】(a)は本実施形態の容器用キャップが飲料缶
の口部に装着されている状態を示す説明的一部断面図、
(b)は口部の係合スレッドとキャップのラグとの接触
状態を示す説明的断面図。 【図3】本実施形態の容器用キャップのラグと係合スレ
ッドとの接触面を示す説明図。 【図4】(a)は従来の容器用キャップが飲料缶の口部
に装着されている状態を示す説明図、(b)は従来の容
器用キャップのラグと係合スレッドとの接触点を示す説
明図。 【符号の説明】 1…キャップ、2…飲料缶(容器)、3…口部、4…天
板部、5…円筒部、6…カール部、7…ラグ、10…係
合スレッド。
説明図。 【図2】(a)は本実施形態の容器用キャップが飲料缶
の口部に装着されている状態を示す説明的一部断面図、
(b)は口部の係合スレッドとキャップのラグとの接触
状態を示す説明的断面図。 【図3】本実施形態の容器用キャップのラグと係合スレ
ッドとの接触面を示す説明図。 【図4】(a)は従来の容器用キャップが飲料缶の口部
に装着されている状態を示す説明図、(b)は従来の容
器用キャップのラグと係合スレッドとの接触点を示す説
明図。 【符号の説明】 1…キャップ、2…飲料缶(容器)、3…口部、4…天
板部、5…円筒部、6…カール部、7…ラグ、10…係
合スレッド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】容器の口部に脱着自在に取り付けられるキ
ャップであって、 略円形の天板部と、該天板部の周縁より下方に延びる円
筒部と、該円筒部の下縁より外方に巻回されたカール部
と、該カール部に設けられ内径方向に突出し前記口部の
外周面に沿って略水平に延びる複数の係合スレッドに係
合する複数のラグとを備え、 前記ラグは、前記係合スレッドと当接する箇所が該係合
スレッドに沿って円周方向に平面状に延設されているこ
とを特徴とする容器用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001188121A JP2003002343A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | 容器用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001188121A JP2003002343A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | 容器用キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003002343A true JP2003002343A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19027288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001188121A Pending JP2003002343A (ja) | 2001-06-21 | 2001-06-21 | 容器用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003002343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017140841A (ja) * | 2010-12-17 | 2017-08-17 | ディスペンシング・テクノロジーズ・ベスローテン・フェンノートシャップDispensing Technologies B.V. | フレアアプリケーションのための改良されたプリフォーム |
-
2001
- 2001-06-21 JP JP2001188121A patent/JP2003002343A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017140841A (ja) * | 2010-12-17 | 2017-08-17 | ディスペンシング・テクノロジーズ・ベスローテン・フェンノートシャップDispensing Technologies B.V. | フレアアプリケーションのための改良されたプリフォーム |
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A711 | Notification of change in applicant |
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