JP2003002232A - シャシフレーム構造 - Google Patents

シャシフレーム構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たなキック部を増やさずにサイドレールの
前方部分の拡幅化を図り得るようにしたシャシフレーム
構造を提供する。 【解決手段】 サイドレール2を前方部分を成す副サイ
ドレール4と残りの大半の部分を成す主サイドレール5
とに分割構成し、該主サイドレール5に対し副サイドレ
ール4が車幅方向外側にオフセットした状態で配置され
るよう主サイドレール5の前端部と副サイドレール4の
後端部とを適宜な厚さのスペーサ6を介し車幅方向に重
ね合わせて締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシャシフ
レーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年におけるトラック等の大型車両に関
する排ガス規制の強化に伴い、シャシフレームの最前端
部に搭載されるラジエータが大型化する傾向にあり、シ
ャシフレームの前方部分を従来より拡幅化することが検
討されている。
【0003】即ち、排気浄化対策の一手段として、排気
側から排気ガスの一部を抜き出して吸気側へ戻すように
した排気ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculat
ion)が従来より知られているが、このような排気ガス
再循環を採用した場合、エンジンに再循環される排気ガ
スを水冷式のEGRクーラを通して冷却するのが一般的
である為、水冷系の熱負荷が従来より増大してラジエー
タを大型化せざるを得ない状況になってきている。
【0004】尚、排気ガス再循環を採用することは、吸
気側に戻された排気ガスでエンジン内での燃料の燃焼を
抑制させて燃焼温度を下げることによりNOx(窒素酸
化物)の発生を低減する効果があり、また、再循環され
る排気ガスの冷却は、排気ガスの温度を下げ且つその容
積を小さくすることで、エンジンの出力を余り低下させ
ずに燃焼温度を低下して効果的にNOxの発生を低減さ
せることができるという効果がある。
【0005】図6は従来のトラック等の大型車両におけ
るシャシフレーム1の前方部分の構造を示しており、こ
の種のシャシフレーム1は、車両前後方向に延びる左右
一対のサイドレール2(図中には右側のサイドレール2
のみを示す)と、これを車両前後方向の複数箇所で車幅
方向に連結する複数のクロスメンバ3(図中には最前端
のクロスメンバ3のみを示す)とから成り、前記左右一
対のサイドレール2は、車幅方向内側に向けて溝形を成
すチャンネル材により構成されている。
【0006】そして、これら各サイドレール2の前方部
分の適宜位置には、図示しないエンジンやラジエータ等
の補器類を搭載する為の十分なスペースを確保する為
に、車幅方向外側へS字状に折れ曲がるキック部2aが
形成され、該キック部2aより前方のサイドレール2が
車幅方向外側へシフトされてシャシフレーム1の前方部
分の幅寸法が拡張されるようになっている。
【0007】ただし、前述した如く、現在より大型化し
たラジエータを搭載しようとした場合には、図7に示す
ように、キック部2bをもう一段増やしてシャシフレー
ム1の前方部分の更なる拡幅化を図らないとサイドレー
ル2間にラジエータを収めることができないものと考え
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
レール2の前方部分にキック部2bを増やす為には、サ
イドレール2のプレス型を新たに作り直さなければなら
ず、多大な設備投資が必要となって大幅なコストアップ
を招いてしまうという問題があった。
【0009】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、新たなキック部を増やさずにサイドレールの前方部
分の拡幅化を図り得るようにしたシャシフレーム構造を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、サイドレール
を前方部分を成す副サイドレールと残りの大半の部分を
成す主サイドレールとに分割構成し、該主サイドレール
に対し副サイドレールが車幅方向外側にオフセットした
状態で配置されるよう主サイドレールの前端部と副サイ
ドレールの後端部とを適宜な厚さのスペーサを介し車幅
方向に重ね合わせて締結したことを特徴とするシャシフ
レーム構造、に係るものである。
【0011】従って、本発明では、サイドレールの前方
部分に新たなキック部を増やさなくても、サイドレール
の前方部分を成す副サイドレールを、残りの大半の部分
を成す主サイドレールに対し車幅方向外側にオフセット
した状態で配置させて、サイドレールの前方部分の拡幅
化を図ることが可能となる。
【0012】また、本発明のシャシフレーム構造を具体
的に実施するに際しては、例えば、副サイドレールを車
幅方向外側に向けて溝形を成すチャンネル材により構成
すると共に、主サイドレールを車幅方向内側に向けて溝
形を成すチャンネル材により構成して、前記副サイドレ
ールと主サイドレールとをスペーサを挟んだ背中合せの
状態で車幅方向に締結するような構造を採用すれば良
い。
【0013】更に、本発明においては、副サイドレール
の前端部の車幅方向内側面と、該副サイドレールの前端
部に車幅方向に向けて架設されるクロスメンバの背面と
が成す隅部にガセットが設けられていることが好まし
く、このようにすれば、副サイドレールとクロスメンバ
との交差部分への応力集中を分散して該交差部分の剛性
を高めることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0015】図1〜図5は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図6及び図7と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしている。
【0016】図1に示す如く、本形態例においては、サ
イドレール2を前方部分を成す副サイドレール4と残り
の大半の部分を成す主サイドレール5とに分割構成し、
該主サイドレール5に対し副サイドレール4が車幅方向
外側にオフセットした状態で配置されるよう主サイドレ
ール5の前端部と副サイドレール4の後端部とを適宜な
厚さのスペーサ6を介し車幅方向に重ね合わせて締結し
ている。
【0017】ここで、主サイドレール5には、従来のプ
レス型により製作されたもの、即ち、先の図6に示した
サイドレール2と略同様に構成されて途中に車幅方向外
側へS字状に折れ曲がるキック部5aを一段だけ備えた
ものをそのまま利用すれば良い。尚、図1においては、
車幅方向内側に向けて溝形を成すチャンネル材により主
サイドレール5を構成した場合が例示されている。
【0018】また、副サイドレール4には、従来からあ
る通常のチャンネル材や型鋼をそのまま利用すれば良
い。尚、図1においては、車幅方向外側に向けて溝形を
成すチャンネル材により副サイドレール4を構成した場
合が例示されている。
【0019】そして、図2に示す如く、前記副サイドレ
ール4と主サイドレール5とは、スペーサ6を挟んだ背
中合せの状態でボルト・ナット7により車幅方向に締結
されるようになっている。
【0020】また、図3に示す如く、前記スペーサ6
は、車幅方向両側面における外縁部分とボルト穴8周囲
のみを隆起させた形状を成しており、これらの隆起部分
により前記副サイドレール4及び主サイドレール5の夫
々の起立面をバランス良く受け且つ自身を極力減肉する
ことで軽量化を図り得るようにしてある。尚、図3中の
9は軽減孔を示している。
【0021】更に、図1に示す如く、副サイドレール4
の前端部に対し車幅方向に向けて架設されているクロス
メンバ3の高さ寸法は、副サイドレール4の高さ寸法よ
り若干大きくなるように設定してあり、前記クロスメン
バ3の上面部と下面部とが副サイドレール4の起立面よ
り外側へ張り出すように延長されて該副サイドレール4
の前端部に対し上下から挾持するように締結されてい
る。
【0022】しかも、本形態例においては、図1及び図
4に示す如く、副サイドレール4の前端部の車幅方向内
側面と前記クロスメンバ3の背面とが成す隅部に、図5
に示す如き三角柱形状のガセット10が設けられてボル
トやリベットや溶接等により固定されるようになってお
り、このガセット10は、前記隅部に沿うL字型の平断
面を有して上下方向に延びる縦材10aと、その上下端
部に嵌合固着された三角形状のリブ材10bとにより構
成されている。
【0023】而して、このようにシャシフレーム1を構
成すれば、サイドレール2の前方部分に新たなキック部
2aを増やさなくても、副サイドレール4を主サイドレ
ール5に対し車幅方向外側にオフセットした状態で配置
させることにより、サイドレール2の前方部分の拡幅化
を図ることが可能となる。
【0024】従って、上記形態例によれば、新たなキッ
ク部を増やさずにサイドレール2の前方部分の拡幅化を
図ることができるので、プレス型を新たに作り直す必要
を無くして新規設備投資を不要とすることができ、大幅
なコストアップを回避しつつ従来より大型化したラジエ
ータの搭載を実現することができる。
【0025】また、副サイドレール4の前端部の車幅方
向内側面とクロスメンバ3の背面とが成す隅部にガセッ
ト10を設けているので、副サイドレール4とクロスメ
ンバ3との交差部分への応力集中を分散して該交差部分
の剛性を高めることができる。
【0026】尚、本発明のシャシフレーム構造は、上述
の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0027】
【発明の効果】上記した本発明のシャシフレーム構造に
よれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0028】(I)新たなキック部を増やさずにサイド
レールの前方部分の拡幅化を図ることができるので、プ
レス型を新たに作り直す必要を無くして新規設備投資を
不要とすることができ、大幅なコストアップを回避しつ
つ従来より大型化したラジエータの搭載を実現すること
ができる。
【0029】(II)副サイドレールの前端部の車幅方
向内側面と、該副サイドレールの前端部に車幅方向に向
けて架設されるクロスメンバの背面とが成す隅部にガセ
ットを設けた構成を採用すれば、副サイドレールとクロ
スメンバとの交差部分への応力集中を分散して該交差部
分の剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図2のIII−III方向の矢視図である。
【図4】図1のIV−IV方向の矢視図である。
【図5】図4の補強部材の斜視図である。
【図6】従来のシャシフレーム構造の一例を示す斜視図
である。
【図7】従来のシャシフレーム構造の別の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 シャシフレーム 2 サイドレール 3 クロスメンバ 4 副サイドレール 5 主サイドレール 6 スペーサ 10 ガセット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドレールを前方部分を成す副サイド
    レールと残りの大半の部分を成す主サイドレールとに分
    割構成し、該主サイドレールに対し副サイドレールが車
    幅方向外側にオフセットした状態で配置されるよう主サ
    イドレールの前端部と副サイドレールの後端部とを適宜
    な厚さのスペーサを介し車幅方向に重ね合わせて締結し
    たことを特徴とするシャシフレーム構造。
  2. 【請求項2】 副サイドレールが車幅方向外側に向けて
    溝形を成すチャンネル材により構成され、主サイドレー
    ルが車幅方向内側に向けて溝形を成すチャンネル材によ
    り構成されており、前記副サイドレールと主サイドレー
    ルとがスペーサを挟んだ背中合せの状態で車幅方向に締
    結されていることを特徴とする請求項1に記載のシャシ
    フレーム構造。
  3. 【請求項3】 副サイドレールの前端部の車幅方向内側
    面と、該副サイドレールの前端部に車幅方向に向けて架
    設されるクロスメンバの背面とが成す隅部にガセットが
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のシャシフレーム構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006786A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Press Kogyo Co Ltd 車体フレームの車枠の構造
WO2012101923A1 (ja) * 2011-01-26 2012-08-02 本田技研工業株式会社 車体前部構造

Cited By (3)

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