JP2003001671A - 射出成形装置 - Google Patents
射出成形装置Info
- Publication number
- JP2003001671A JP2003001671A JP2001187064A JP2001187064A JP2003001671A JP 2003001671 A JP2003001671 A JP 2003001671A JP 2001187064 A JP2001187064 A JP 2001187064A JP 2001187064 A JP2001187064 A JP 2001187064A JP 2003001671 A JP2003001671 A JP 2003001671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- cylinder head
- molding resin
- injection
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形樹脂がノズルから漏れ出すことを防止す
るために設けられているシャットオフバルブを省略し、
回転部に原因する漏れ出しも防止する。 【構成】 シリンダヘッド5とノズル7の間に漏れ防止
部材20を挟んで固定する。漏れ防止部材20に多数の
小孔28を設け、貯溜部6とノズル孔8を連通させる。
小孔28は射出圧以下の成形樹脂が表面張力で通過不能
な大きさにする。
るために設けられているシャットオフバルブを省略し、
回転部に原因する漏れ出しも防止する。 【構成】 シリンダヘッド5とノズル7の間に漏れ防止
部材20を挟んで固定する。漏れ防止部材20に多数の
小孔28を設け、貯溜部6とノズル孔8を連通させる。
小孔28は射出圧以下の成形樹脂が表面張力で通過不能
な大きさにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形装置に
係り、特にノズルから成形樹脂が漏れ出すことを防止で
きるようにした構造に関する。
係り、特にノズルから成形樹脂が漏れ出すことを防止で
きるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリューによってシリンダヘッドの貯
溜部へ送り込まれた溶融成形樹脂が射出前にノズルから
漏れ出さないようにするため、シリンダヘッド又はノズ
ルにシャットオフバルブを設けることは公知である(一
例として、特表平6―506405号参照)。
溜部へ送り込まれた溶融成形樹脂が射出前にノズルから
漏れ出さないようにするため、シリンダヘッド又はノズ
ルにシャットオフバルブを設けることは公知である(一
例として、特表平6―506405号参照)。
【0003】図4は従来の射出成形装置全体の概略図、
図5はそのノズル近傍部分の拡大断面図である。まず図
4において、射出成形装置1のシリンダ2にはその軸線
方向へ進退動自在のスクリュー3が収容され、シリンダ
2の後部(射出方向を基準として前後とする)に設けた
ホッパー4から投入された成形樹脂をスクリュー3の回
転により混練り、溶融させながら前方へ送り出し、シリ
ンダ2の前端部へ取付けられたシリンダヘッド5の内部
に設けられている貯溜部6へ貯め、さらにこのシリンダ
ヘッド5の先端に取付けられたノズル7のノズル孔8か
ら金型9へ射出するようになっている。
図5はそのノズル近傍部分の拡大断面図である。まず図
4において、射出成形装置1のシリンダ2にはその軸線
方向へ進退動自在のスクリュー3が収容され、シリンダ
2の後部(射出方向を基準として前後とする)に設けた
ホッパー4から投入された成形樹脂をスクリュー3の回
転により混練り、溶融させながら前方へ送り出し、シリ
ンダ2の前端部へ取付けられたシリンダヘッド5の内部
に設けられている貯溜部6へ貯め、さらにこのシリンダ
ヘッド5の先端に取付けられたノズル7のノズル孔8か
ら金型9へ射出するようになっている。
【0004】図5に示すように、ノズル7はノズル孔8
の先端側が常時開放されたオープンノズルでありノズル
7の長手方向中間部にはノズル孔8を開閉するシャット
オフバルブ10が設けられている。シャットオフバルブ
10はアーム11を介して油圧シリンダ12等により回
動されてノズル孔8の開閉を行い、射出時に開いて貯溜
部6の成形樹脂をノズル孔8から射出し、その前後は閉
じて貯溜部6の成形樹脂がノズル孔8から漏れ出ないよ
うになっている。アーム11の近傍には、ノズル7やシ
リンダヘッド5、シリンダ2等のヒーターへ接続する電
線13が横断方向に配線されている。
の先端側が常時開放されたオープンノズルでありノズル
7の長手方向中間部にはノズル孔8を開閉するシャット
オフバルブ10が設けられている。シャットオフバルブ
10はアーム11を介して油圧シリンダ12等により回
動されてノズル孔8の開閉を行い、射出時に開いて貯溜
部6の成形樹脂をノズル孔8から射出し、その前後は閉
じて貯溜部6の成形樹脂がノズル孔8から漏れ出ないよ
うになっている。アーム11の近傍には、ノズル7やシ
リンダヘッド5、シリンダ2等のヒーターへ接続する電
線13が横断方向に配線されている。
【0005】スクリュー3は攪拌、搬送用の羽14を備
えた本体部と、その先端側に設けられて貯溜部6へ臨む
スクリューヘッド15と、これらの間に設けられるユニ
メルトリング16を備える。ユニメルトリング16はス
クリュー3と一体回転することにより、周囲に形成され
た多数の斜め突起17により成形樹脂の混練り性を高め
るために設けられる。
えた本体部と、その先端側に設けられて貯溜部6へ臨む
スクリューヘッド15と、これらの間に設けられるユニ
メルトリング16を備える。ユニメルトリング16はス
クリュー3と一体回転することにより、周囲に形成され
た多数の斜め突起17により成形樹脂の混練り性を高め
るために設けられる。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】ところで、上記シャッ
トオフバルブ10はノズル7及びノズル孔8を横断して
いる回転部材であるため、シャットオフバルブ10とノ
ズル7との当接部分からの成形樹脂の漏れ出しが若干あ
り、この漏れ出した成形樹脂が電線13へ付着する不都
合がある。したがって、回転部材であるこのようなシャ
ットオフバルブ10に代わる手段が望まれている。ま
た、ユニメルトリング16は成形樹脂の混練性向上に必
要であるが、この存在により射出圧が低下するので、で
きればユニメルトリング16に変わる構造も望まれてい
る。そこで本願発明はこれらの要請を実現することを目
標にする。
トオフバルブ10はノズル7及びノズル孔8を横断して
いる回転部材であるため、シャットオフバルブ10とノ
ズル7との当接部分からの成形樹脂の漏れ出しが若干あ
り、この漏れ出した成形樹脂が電線13へ付着する不都
合がある。したがって、回転部材であるこのようなシャ
ットオフバルブ10に代わる手段が望まれている。ま
た、ユニメルトリング16は成形樹脂の混練性向上に必
要であるが、この存在により射出圧が低下するので、で
きればユニメルトリング16に変わる構造も望まれてい
る。そこで本願発明はこれらの要請を実現することを目
標にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願の射出成形装置は、スクリューを内蔵するシリンダ
と、その前端部に取付けられて内部を成形樹脂の貯溜部
とするシリンダヘッドと、このシリンダヘッドの先端に
取付けられたノズルとを備えた射出成形装置において、
前記貯溜部から前記ノズルに形成されたノズル孔へ至る
射出通路に予め複数の小孔が形成された漏れ防止部材を
配置して射出通路の壁面へ密接固定させたことを特徴と
する。
本願の射出成形装置は、スクリューを内蔵するシリンダ
と、その前端部に取付けられて内部を成形樹脂の貯溜部
とするシリンダヘッドと、このシリンダヘッドの先端に
取付けられたノズルとを備えた射出成形装置において、
前記貯溜部から前記ノズルに形成されたノズル孔へ至る
射出通路に予め複数の小孔が形成された漏れ防止部材を
配置して射出通路の壁面へ密接固定させたことを特徴と
する。
【0008】このとき、前記漏れ防止部材は、前記シリ
ンダヘッドとノズルの間に挟まれて固定され、かつ射出
通路の軸線方向へ尖頭状に突出する整流突起を備えるよ
うにしてもよい。
ンダヘッドとノズルの間に挟まれて固定され、かつ射出
通路の軸線方向へ尖頭状に突出する整流突起を備えるよ
うにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】射出通路に漏れ防止部材を設けたため、
漏れ防止部材の小孔により成形樹脂の漏れを防止でき、
従来のシャットオフバルブを省略可能となる。そのうえ
射出通路の壁面へ密接固定するので回転部が存在せず、
回転部周囲からの漏れ出しを生じない。また、射出時の
成形樹脂が漏れ防止部材の小孔を通過するとき十分に混
練りされるため、従来必要であったユニメルトリングを
廃止できる。このため、ユニメルトリングによる射出圧
の低下を阻止できるのみならず、ユニメルトリング分だ
けスクリューの本体部を長くして樹脂搬送効率を高める
ことができる。
漏れ防止部材の小孔により成形樹脂の漏れを防止でき、
従来のシャットオフバルブを省略可能となる。そのうえ
射出通路の壁面へ密接固定するので回転部が存在せず、
回転部周囲からの漏れ出しを生じない。また、射出時の
成形樹脂が漏れ防止部材の小孔を通過するとき十分に混
練りされるため、従来必要であったユニメルトリングを
廃止できる。このため、ユニメルトリングによる射出圧
の低下を阻止できるのみならず、ユニメルトリング分だ
けスクリューの本体部を長くして樹脂搬送効率を高める
ことができる。
【0010】また、漏れ防止部材をノズルとシリンダヘ
ッドの間に挟んで固定すれば、従来構造にあまり変化を
加えずに簡単に漏れ防止部材の取付けができる。そのう
え、漏れ防止部材に整流突起を設ければ、射出時の成形
樹脂をスムーズに通過させることができる。
ッドの間に挟んで固定すれば、従来構造にあまり変化を
加えずに簡単に漏れ防止部材の取付けができる。そのう
え、漏れ防止部材に整流突起を設ければ、射出時の成形
樹脂をスムーズに通過させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて第1実施例
を説明する。図1はノズル及びその近傍部分の拡大断面
図、図2は漏れ防止部材について図1のA矢示方向から
示す図、図3は漏れ防止部材についての図2の3−3線
断面図である。なお、上記従来例と共通部分には共通符
号を用いる。
を説明する。図1はノズル及びその近傍部分の拡大断面
図、図2は漏れ防止部材について図1のA矢示方向から
示す図、図3は漏れ防止部材についての図2の3−3線
断面図である。なお、上記従来例と共通部分には共通符
号を用いる。
【0012】まず、図1において、このシリンダ2が設
けられる射出成形装置は図4と同様のものであり、シリ
ンダ2にはスクリュー3が内蔵され、シリンダ2の前端
にはシリンダヘッド5が設けられ、このシリンダヘッド
5の内側には貯溜部6が形成される。この貯溜部6は、
シリンダヘッド5の前面側へ締結されたノズル7のノズ
ル孔8と連通し、射出通路を構成 している。ノズル7
はオープンノズルである。
けられる射出成形装置は図4と同様のものであり、シリ
ンダ2にはスクリュー3が内蔵され、シリンダ2の前端
にはシリンダヘッド5が設けられ、このシリンダヘッド
5の内側には貯溜部6が形成される。この貯溜部6は、
シリンダヘッド5の前面側へ締結されたノズル7のノズ
ル孔8と連通し、射出通路を構成 している。ノズル7
はオープンノズルである。
【0013】但し、ノズル7とシリンダヘッド5との間
に漏れ防止部材20が挟まれ、ノズル7とシリンダヘッ
ド5の締結部21における締結時に一緒に固定される。
漏れ防止部材20は非回転部材であってノズル孔8の壁
面及びノズル7とシリンダヘッド5の間へ密接してい
る。このため従来ノズル7を横断して設けられていたシ
ャットオフバルブは存在せず、ノズル7を横断する回転
部品は廃止されている。
に漏れ防止部材20が挟まれ、ノズル7とシリンダヘッ
ド5の締結部21における締結時に一緒に固定される。
漏れ防止部材20は非回転部材であってノズル孔8の壁
面及びノズル7とシリンダヘッド5の間へ密接してい
る。このため従来ノズル7を横断して設けられていたシ
ャットオフバルブは存在せず、ノズル7を横断する回転
部品は廃止されている。
【0014】さらに、スクリュー3とスクリューヘッド
15の間には従来のユニメルトリングに代えて、補助ス
クリュー22が設けられている。この補助スクリュー2
2はスクリュー3のうち、羽14を一つだけ形成した部
分に相当するものであって、軸方向長さをユニメルトリ
ングとほぼ同長とし、周囲に羽14と同形状の追加羽2
3が設けられている。
15の間には従来のユニメルトリングに代えて、補助ス
クリュー22が設けられている。この補助スクリュー2
2はスクリュー3のうち、羽14を一つだけ形成した部
分に相当するものであって、軸方向長さをユニメルトリ
ングとほぼ同長とし、周囲に羽14と同形状の追加羽2
3が設けられている。
【0015】図2及び図3に示すように、漏れ防止部材
20は、円形ディスク状の部材であり、周囲をうす肉の
取付用フランジ24とし、ここをノズル7とシリンダヘ
ッド5で挟むようになっている。また、中央の貯溜部6
及びノズル孔8に臨む部分は厚肉部25とされ、この中
央に射出通路の軸線方向前後へ尖頭状に突出する整流突
起26,27を一体に備え、その周囲に小孔28が同心
円状に等間隔で配置されている。
20は、円形ディスク状の部材であり、周囲をうす肉の
取付用フランジ24とし、ここをノズル7とシリンダヘ
ッド5で挟むようになっている。また、中央の貯溜部6
及びノズル孔8に臨む部分は厚肉部25とされ、この中
央に射出通路の軸線方向前後へ尖頭状に突出する整流突
起26,27を一体に備え、その周囲に小孔28が同心
円状に等間隔で配置されている。
【0016】小孔28は、厚肉部25を前後へ貫通し、
少なくとも貯溜部6に臨む側の開口部は後方へ向かって
間口が広がるようなテーパー部29になっている。この
テーパー部29以外の最も狭い部分における穴径は、射
出圧のかからない状態の成形樹脂が、自己の表面張力に
より通過不能となる大きさに設定される。したがって、
使用する成形樹脂の流動性等により適宜に定まるもので
ある。但し、ノズル孔8の径よりは小さくなっている。
また、その数はノズル孔8の先端における流路断面積と
同程度の合計断面積程度となるように任意に定められ
る。
少なくとも貯溜部6に臨む側の開口部は後方へ向かって
間口が広がるようなテーパー部29になっている。この
テーパー部29以外の最も狭い部分における穴径は、射
出圧のかからない状態の成形樹脂が、自己の表面張力に
より通過不能となる大きさに設定される。したがって、
使用する成形樹脂の流動性等により適宜に定まるもので
ある。但し、ノズル孔8の径よりは小さくなっている。
また、その数はノズル孔8の先端における流路断面積と
同程度の合計断面積程度となるように任意に定められ
る。
【0017】例えば、成形樹脂としてABS、AES又
はPPを溶融温度180℃〜240℃で射出する場合、
それぞれの流動性は、ABSが15〜20(g/mi
n)、AESが25〜30(g/min)、PPが5〜
10(g/min)程度のものをスクリュー径が75φ
(mm)の射出成形機で射出するときは、それぞれ穴径
1.2〜1.8φ(mm)を6ケ形成したものを用いる
ことができる。
はPPを溶融温度180℃〜240℃で射出する場合、
それぞれの流動性は、ABSが15〜20(g/mi
n)、AESが25〜30(g/min)、PPが5〜
10(g/min)程度のものをスクリュー径が75φ
(mm)の射出成形機で射出するときは、それぞれ穴径
1.2〜1.8φ(mm)を6ケ形成したものを用いる
ことができる。
【0018】なお、小孔20の穴径は、スクリュー3の
サイズに応じても変化させることが好ましく、例えば、
スクリュー径が75φ(mm)のとき、穴径を1.8φ
(mm)、100φ(mm)のとき2.0φ(mm)、
125φ(mm)のとき、2.5φ(mm)程度とする
ことが望ましい。
サイズに応じても変化させることが好ましく、例えば、
スクリュー径が75φ(mm)のとき、穴径を1.8φ
(mm)、100φ(mm)のとき2.0φ(mm)、
125φ(mm)のとき、2.5φ(mm)程度とする
ことが望ましい。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。図1〜
3において、まず射出前の段階ではスクリュー3により
成形樹脂が貯溜部6へ送り込まれる。この段階では、貯
溜部6及び漏れ防止部材20に至る成形樹脂にはそれ程
圧力が加わっていないので、成形樹脂は漏れ防止部材2
0の小孔28を自己の表面張力により通過できない。
3において、まず射出前の段階ではスクリュー3により
成形樹脂が貯溜部6へ送り込まれる。この段階では、貯
溜部6及び漏れ防止部材20に至る成形樹脂にはそれ程
圧力が加わっていないので、成形樹脂は漏れ防止部材2
0の小孔28を自己の表面張力により通過できない。
【0020】したがって、ノズル7がオープンノズルで
あり、かつシャットオフバルブを設けないにもかかわら
ず成形樹脂の漏れ出しを防止できる。また、シャットオ
フバルブのようなノズル7を横断する回転機構部が存在
せず、漏れ防止部材20は非回転部材ではないので、漏
れ防止部材20の周囲に成形樹脂が漏れ出す間隙が形成
されず、漏れ防止部材20の取付に原因する成形樹脂の
漏れ出しが生じない。
あり、かつシャットオフバルブを設けないにもかかわら
ず成形樹脂の漏れ出しを防止できる。また、シャットオ
フバルブのようなノズル7を横断する回転機構部が存在
せず、漏れ防止部材20は非回転部材ではないので、漏
れ防止部材20の周囲に成形樹脂が漏れ出す間隙が形成
されず、漏れ防止部材20の取付に原因する成形樹脂の
漏れ出しが生じない。
【0021】所定の射出圧になると、成形樹脂は漏れ防
止部材20の小孔21を通過してノズル孔8を先端方向
へ進み金型中へ射出される。このとき成形樹脂は小孔2
1を通過することにより十分に混練りされる。したがっ
て、スクリュー3側において従来のユニメルトリングを
廃止しても同等の混練性が確保される。
止部材20の小孔21を通過してノズル孔8を先端方向
へ進み金型中へ射出される。このとき成形樹脂は小孔2
1を通過することにより十分に混練りされる。したがっ
て、スクリュー3側において従来のユニメルトリングを
廃止しても同等の混練性が確保される。
【0022】なお、漏れ防止部材20前後における全体
の成形樹脂の流れは、整流突起26,27により整流さ
れるためスムーズに前方へ流れるようになり、これによ
っても射出圧の低下防止に貢献できる。
の成形樹脂の流れは、整流突起26,27により整流さ
れるためスムーズに前方へ流れるようになり、これによ
っても射出圧の低下防止に貢献できる。
【0023】さらに、スクリュー3とスクリューヘッド
15の間に補助スクリュー22を設けたので、追加羽2
3を一枚追加できる。したがって、スクリュー3の羽1
4が20枚の場合は、追加羽23と合わせて全体として
21枚となり、約5%程度の搬送能力がアップしたこと
になる。このため、従来のユニメルトリングを廃止した
ことによる射出圧低下を防ぐことができる。
15の間に補助スクリュー22を設けたので、追加羽2
3を一枚追加できる。したがって、スクリュー3の羽1
4が20枚の場合は、追加羽23と合わせて全体として
21枚となり、約5%程度の搬送能力がアップしたこと
になる。このため、従来のユニメルトリングを廃止した
ことによる射出圧低下を防ぐことができる。
【図1】 実施例の要部断面図
【図2】 図1のA矢示方向か漏れ防止部材を示す図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 従来の射出成形装置を示す図
【図5】 従来の要部断面図
2:シリンダ、3:スクリュー、5:シリンダヘッド、
6:貯溜部、7:ノズル、8:ノズル孔、20:漏れ防
止部材、22:補助スクリュー、23:追加羽、26・
27:整流突起、28:小孔
6:貯溜部、7:ノズル、8:ノズル孔、20:漏れ防
止部材、22:補助スクリュー、23:追加羽、26・
27:整流突起、28:小孔
Claims (2)
- 【請求項1】スクリューを内蔵するシリンダと、その前
端部に取付けられて内部を成形樹脂の貯溜部とするシリ
ンダヘッドと、このシリンダヘッドの先端に取付けられ
たノズルとを備えた射出成形装置において、前記貯溜部
から前記ノズルに形成されたノズル孔へ至る射出通路に
予め複数の小孔が形成された漏れ防止部材を配置して射
出通路の壁面へ密接固定させたことを特徴とする射出成
形装置。 - 【請求項2】前記漏れ防止部材は、前記シリンダヘッド
とノズルの間に挟まれて固定され、かつ射出通路の軸線
方向へ尖頭状に突出する整流突起を備えることを特徴と
する請求項1の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001187064A JP2003001671A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001187064A JP2003001671A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 射出成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003001671A true JP2003001671A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19026417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001187064A Withdrawn JP2003001671A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003001671A (ja) |
-
2001
- 2001-06-20 JP JP2001187064A patent/JP2003001671A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6688875B2 (en) | Nozzle end for multiple tipped injection molding nozzle | |
CN100427290C (zh) | 射出装置 | |
US6007322A (en) | Back-flow prevention apparatus | |
JPH06339962A (ja) | 射出成形装置 | |
JPH0788909A (ja) | 射出スクリュ | |
JP2003001671A (ja) | 射出成形装置 | |
JP2011506125A (ja) | 射出成形機用ピストン射出ユニット | |
JP2001198961A (ja) | ガス溶解樹脂の射出装置および射出成形方法 | |
JPH1170527A (ja) | パウダ状原料供給用ホッパ構造 | |
WO2007069522A1 (ja) | スクリュー、射出装置及び圧力部材 | |
US8734146B2 (en) | Miniature automatic shutoff nozzle tip | |
JPH06278171A (ja) | 射出成形機の射出方法及び射出装置 | |
JPH11129298A (ja) | 射出成形機のスクリュヘッド装置 | |
JPH10146837A (ja) | 成形機の樹脂材料供給装置 | |
JPH11347703A (ja) | 金属材料の溶融射出成形方法及び溶融射出装置 | |
JP2000202878A (ja) | Lim成形機用スクリュ―ヘッド | |
JP3340371B2 (ja) | 可塑化装置における逆流防止弁 | |
JPH10665A (ja) | 射出成形機の可塑化スクリュ装置 | |
JP2535920Y2 (ja) | 射出装置のスクリュヘッド構造 | |
JPH10217300A (ja) | 射出成形機 | |
JP3357303B2 (ja) | 金属射出成形機の逆流防止装置 | |
JP4456742B2 (ja) | 射出成形機の加熱筒 | |
JP2002219728A (ja) | 発泡成形用射出成形機 | |
JP3340823B2 (ja) | 射出成形装置 | |
JP2024041559A (ja) | シャットオフノズル、射出装置、および射出成形機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |