JP2003001404A - 鋳鉄製成形品の鋳造方法 - Google Patents

鋳鉄製成形品の鋳造方法

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Fumio Hirai
文男 平井
Tomonori Fukumoto
知典 福本
Shohei Okazaki
尚平 岡崎
Yasutaka Matsue
泰隆 松栄
Toshihiro Nishiwaki
俊博 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠心鋳造法等、金型を使用して鋳造作業を行う
場合であっても、加工性が良好な鋳鉄製成形品を得る。 【解決手段】遠心鋳造法による鋳造作業の際、シリンダ
スリーブSV(鋳鉄製成形品)の温度が下降してA1
態点を通過するときの冷却速度を30〜200℃/分に
設定する。冷却速度をこの範囲内とするためには、例え
ば、溶湯の温度が下降して共晶点よりも低くなった時点
で、成形されたシリンダスリーブSVを円筒状金型16
から取り出すようにすればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳鉄製成形品の鋳
造方法に関し、一層詳細には、加工性が良好な鋳鉄製成
形品を効率よく得ることが可能な鋳鉄製成形品の鋳造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用シリンダブロックのシリンダ
ボアに配置されるシリンダスリーブ等の鋳鉄製成形品
は、例えば、砂型を用いる重力鋳造法により製造されて
いる。この鋳造法によれば、切削加工性が良好なシリン
ダスリーブを得ることができる。しかしながら、重力鋳
造法には、砂型を作製するという煩雑でかつ長時間を要
する作業が必要であり、しかも、鋳造作業時間が長いの
で生産効率が低いという欠点がある。
【0003】シリンダスリーブを成形する他の方法とし
ては、回転動作させた円筒状金型の内部で溶湯を冷却固
化させる遠心鋳造法が挙げられる。遠心鋳造法は、砂型
を作製する必要がなく、また、円筒状金型の内部(キャ
ビティ)に導入された溶湯の冷却速度が重力鋳造法に比
して大きいためにシリンダスリーブの生産効率が比較的
高くなるという利点を有する。なお、円筒状金型は、通
常、溶湯が冷却固化される際に冷却水等で強制冷却され
る。
【0004】しかしながら、遠心鋳造法により成形され
たシリンダスリーブは、切削加工性に乏しい。このた
め、切削加工用刃具の寿命が短くなるので、切削加工コ
ストが高騰するという不具合がある。そこで、特開昭5
8−161748号公報および特開平8−176722
号公報には、切削加工性や耐摩耗性に優れた鋳鉄製成形
品とするために、該鋳鉄製成形品を構成する金属組織の
各成分の割合を規定することが提案されている。また、
特開平9−209072号公報には、金型の内面におけ
る塗型剤の塗布厚みを設定して溶湯の冷却速度を制御す
ることにより、切削加工性や耐摩耗性に優れた鋳鉄製成
形品が得られることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各公報に記載された組織を得るようにしたり、塗型剤の
塗布厚みを設定したりしても、充分な切削加工性を有す
る鋳鉄製成形品は未だなお得られていない。
【0006】以上から諒解されるように、鋳鉄製成形品
を得る際の生産効率と得られた鋳鉄製成形品の加工性は
トレードオフの関係にあり、加工性に優れた鋳鉄製成形
品を効率よく得ることができる鋳造方法はこれまでのと
ころ確立されていない。
【0007】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、鋳鉄製成形品を効率よく得ることがで
き、しかも、得られた鋳鉄製成形品が良好な加工性を示
す鋳鉄製成形品の鋳造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、まず、重
力鋳造法により成形された鋳鉄製成形品と、遠心鋳造法
により成形された鋳鉄製成形品とで加工性に差異がある
理由につき検討した。そして、前者と後者の各金属組織
を調査したところ、ともにフェライトからなる層とセメ
ンタイトからなる層とが交互に並んだ層状組織、すなわ
ち、パーライトから構成されているが、その層間間隔が
互いに異なるという知見が得られた。すなわち、前者に
おける層間間隔は0.8〜1.0μm程度であり、一
方、後者では0.4〜0.6μm程度であった。
【0009】そして、本発明者らによるさらなる検討の
結果、パーライトの層間間隔にこのような差異が生じる
理由は、成分が同一である場合、両鋳造法における溶湯
の冷却速度が互いに異なるためであることが見出され
た。すなわち、前者における冷却速度は150℃/分程
度であり、後者では250℃/分程度である。遠心鋳造
法での冷却速度が大きい理由は、円筒状金型の熱伝導度
が砂型に比して高いためであると考えられる。
【0010】このような知見に基づき、本発明者らは、
遠心鋳造法で鋳鉄製成形品を成形する場合においても、
該鋳鉄製成形品を構成する金属組織中に含まれるパーラ
イトの層間間隔が0.8〜1.0μmとなるような冷却
速度につき鋭意検討を重ね、本発明をするに至った。
【0011】すなわち、本発明は、金型内に導入した鋳
鉄の溶湯を冷却固化させて成形品とする鋳鉄製成形品の
鋳造方法において、前記溶湯が冷却固化することにより
成形された鋳鉄製成形品の温度が下降してA1変態点を
通過する際の冷却速度を30〜200℃/分とすること
を特徴とする。
【0012】A1変態点を通過する際の冷却速度がこの
ように規定された場合、得られた鋳鉄製成形品を構成す
る金属組織中には、層間間隔が0.8〜1.0μm程度
のパーライトが主に含まれる。しかも、金属組織中に含
まれる黒鉛の形態や粒度、およびフェライトやステダイ
トの割合等も、加工性が良好となる形態または範囲とな
る。したがって、鋳鉄製成形品としては、加工性が良好
なものとなる。
【0013】ここで、A1変態点とは、以下の反応式
(1)で示される共析反応の開始温度として定義され、
ハンセンのFe−C系平衡状態図によれば、その値は7
23℃である。
【0014】
【数1】
【0015】なお、反応式(1)において、γ、αは、
それぞれ、γ−Fe(オーステナイト)、α−Fe(フ
ェライト)を表す。また、Fe3Cは、セメンタイトと
指称される準安定化合物である。
【0016】冷却速度を上記の範囲内に設定するには、
例えば、前記鋳鉄製成形品の温度が共晶点より低くA1
変態点より高い範囲内にある際に当該鋳鉄製成形品を前
記金型から取り出すようにすればよい。この場合、金型
を冷却するための冷媒の温度を調整する等の煩雑な作業
を行うことなく簡便かつ容易に冷却速度を制御すること
ができるからである。
【0017】ここで、共晶点とは、以下の反応式(2)
で示される共晶反応の開始温度として定義され、ハンセ
ンのFe−C系平衡状態図によれば、その値は1147
℃である。
【0018】
【数2】
【0019】反応式(2)において、Lは液相を表す。
【0020】なお、鋳鉄製成形品の好適な例としては、
内燃機関用シリンダブロックのシリンダボアに配置され
るシリンダスリーブを挙げることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る鋳鉄製成形品
の鋳造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面
を参照して詳細に説明する。
【0022】本実施の形態に係る鋳鉄製成形品の鋳造方
法を、シリンダスリーブを遠心鋳造法にて成形する場合
を例として説明する。
【0023】遠心鋳造法は、図1にその要部概略断面が
示される遠心鋳造装置により遂行される。すなわち、遠
心鋳造装置10は、回転用ローラ12a、12bと、型
枠14と、円筒状金型16と、溶湯注入機構18とを備
え、円筒状金型16の両開口端部には蓋部材20a、2
0bがそれぞれ嵌合されている。両蓋部材20a、20
bには貫通孔22a、22bがそれぞれ設けられてお
り、溶湯注入機構18の先端部は、一方の貫通孔22a
を通されて円筒状金型16の内部(キャビティ)に挿入
されている。また、型枠14には、円筒状金型16を冷
却するための冷却水が流通される通路24が放射状に設
けられている。
【0024】キャビティに鋳鉄の溶湯が導入される際に
は、図示しないマニホールドを回して通路24に冷却水
が流通された後、回転用ローラ12a、12bが回転付
勢されることにより型枠14および円筒状金型16が回
転動作される。この状態で、溶湯注入機構18から溶湯
がキャビティへと注入される。
【0025】注入された溶湯は、円筒状金型16が回転
動作しているので、遠心力の作用によって該円筒状金型
16の内周壁部に集積される。このため、蓋部材20
a、20bの開口部から溶湯が流出してしまうことはな
い。
【0026】溶湯は、回転動作している円筒状金型16
のキャビティで冷却固化される。その結果、シリンダス
リーブSV(鋳鉄製成形品)が成形される。
【0027】ここで、本実施の形態においては、温度が
下降している最中のシリンダスリーブSVのA1変態点
前後における冷却速度を規定する。具体的には、溶湯が
冷却固化してその温度が共晶点よりも低くなった時点
で、成形されたシリンダスリーブSVを円筒状金型16
から取り出すことでシリンダスリーブSVの冷却速度を
30〜200℃/分に設定する。これにより、シリンダ
スリーブSVの加工性が優れたものとなる。
【0028】なお、上記反応式(2)から諒解されるよ
うに、共晶点以上の温度では、キャビティには液相と固
相とが混在している。したがって、この温度範囲で成形
品を取り出すと、溶湯の一部が流出してしまうので完全
な形状のシリンダスリーブSVが得られなくなる。換言
すれば、共晶点未満の温度では液相が消失してオーステ
ナイトとセメンタイトとからなる固相のみとなっている
ので、この温度範囲でシリンダスリーブSVを取り出し
ても溶湯が流出してしまうことはない。すなわち、完全
な形状のシリンダスリーブSVを得ることができる。
【0029】温度が共晶点未満となった直後に円筒状金
型16から取り出されたシリンダスリーブSVは、その
後、冷却速度が30〜200℃/分となるような環境下
で冷却される。
【0030】このように、本実施の形態では、シリンダ
スリーブSVの温度が共晶点未満となったときに該シリ
ンダスリーブSVを円筒状金型16から取り出すように
している。すなわち、円筒状金型16を冷却する冷却水
の温度を調整することなくシリンダスリーブSVの冷却
速度を制御するようにしている。このため、冷却水の温
度を調整するという煩雑な作業を行う必要がない。ま
た、冷却水の温度を調整するための温度調整機構を設け
る必要がないので、鋳造コストが高騰することもない。
【0031】シリンダスリーブSVの温度がさらに下降
してA1変態点よりも低くなると、オーステナイトから
フェライトとセメンタイトとが析出して、フェライトか
らなる層とセメンタイトからなる層とが交互に並んだ層
状組織、すなわち、パーライトが形成される。
【0032】パーライトにおける層間間隔は、A1変態
点を通過する際の冷却速度が30〜200℃/分である
場合、0.8〜1.0μm程度となる。層間間隔がこの
程度のシリンダスリーブSVは、良好な切削加工性を示
すようになる。
【0033】シリンダスリーブSVを構成する金属組織
中には、パーライトの他、黒鉛、フェライト、Fe−F
3C−Fe3Pの3元系化合物であるステダイトも含ま
れる。冷却速度が上記のように設定された場合、黒鉛
は、ASTM(American Society for Testing and Mat
erials)規格のA型黒鉛およびB型黒鉛が併せて70%
以上を占める組織を形成し、かつその粒度が4級〜6級
(ASTM規格)となる。また、金属組織におけるフェ
ライトの割合は、5%以下となる。さらに、ステダイト
の割合は、0.5〜5%となる。
【0034】黒鉛の型および粒度、フェライトおよびス
テダイトの各割合が上記のようである場合、シリンダス
リーブSVの切削加工性が一層良好となる。
【0035】このように、本実施の形態においては、遠
心鋳造法であっても切削加工性が良好なシリンダスリー
ブSVを成形することができる。したがって、シリンダ
スリーブSVの生産効率を確保しながらその切削加工性
を向上させることができる。
【0036】なお、A1変態点を通過する際の冷却速度
が30℃/分よりも遅い場合、金属組織中にフェライト
や黒鉛が多く含まれるようになるので、シリンダスリー
ブSVとしては、低硬度で耐摩耗性に乏しいものとな
る。また、A1変態点を通過する際の冷却速度が200
℃/分を超える場合、パーライトの層間間隔が0.8μ
mよりも狭くなり、切削加工が困難なシリンダスリーブ
SVとなる。
【0037】上記した実施の形態においては、シリンダ
スリーブSVを鋳鉄製成形品として成形する場合を例示
して説明したが、特にこれに限定されるものでないこと
はいうまでもない。
【0038】
【実施例】長さ2000mm、外径156mm、内径9
4mmの円筒状金型16の内周壁部に、厚みを約1.0
mmとして塗型剤を塗布した。その後、円筒状金型16
を270℃まで昇温した。
【0039】次いで、通路24に冷却水を流通した後、
円筒状金型16の内部(キャビティ)に、炭素当量が
3.95〜4.15%、炭素の割合が3.25〜3.4
5%、Siの割合が1.95〜2.25%、Mnの割合
が0.5〜0.7%、Pの割合が0.1〜0.2%、S
の割合が0.12%以下、Crの割合が0.08〜0.
15%(各数字は重量%)である亜共晶組成の鋳鉄の溶
湯を21kg注入した。この際の溶湯の温度は、約14
00℃であった。
【0040】次いで、回転用ローラ12a、12bの作
用下に型枠14および円筒状金型16を50秒間回転動
作させた後に30秒間静置し、円筒状金型16からシリ
ンダスリーブSVを取り出して室温まで自然放冷した。
取り出した際、溶湯は完全に固化していた。
【0041】このようにして成形されたシリンダスリー
ブSVの金属組織を電子顕微鏡で観察したところ、パー
ライトの層間間隔がおよそ0.8μmであること、粒度
が4級〜6級のA型黒鉛およびB型黒鉛が黒鉛組織の7
0%以上を占めていること、金属組織におけるフェライ
ト、ステダイトの割合がそれぞれ5%以下、およそ2%
であることが認められた。
【0042】次に、このシリンダスリーブSVに対し
て、直径3mmの切削加工用刃具により切削加工を施
し、総切削距離と該切削加工用刃具の摩耗量との関係を
調べた。切削加工条件は、切削速度を700m/分、送
り量を0.1mm/回転とした。これを実施例とする。
【0043】また、砂型を使用して重力鋳造法によりシ
リンダスリーブSVを成形した。このシリンダスリーブ
SVにおける金属組織中のパーライトの層間間隔は、お
よそ1.0μmであった。これを比較例1とする。
【0044】その一方で、円筒状金型16を回転動作さ
せた後に250秒間静置することによりA1変態点を通
過する際の冷却速度を225℃/分以上としたことを除
いては上記実施例に準拠して、遠心鋳造法によりシリン
ダスリーブを成形した。このシリンダスリーブにおける
金属組織中のパーライトの層間間隔は、0.4〜0.6
μm程度であった。これを比較例2とする。
【0045】そして、比較のために、比較例1、2の各
シリンダスリーブについても上記と同一の条件下で切削
加工を行った。結果を図2に併せて示す。この図2か
ら、実施例と比較例1とでは摩耗量が略同等であるこ
と、また、総切削距離が100kmの時点において、実
施例と比較例2とでは摩耗量に約6倍の差があることが
諒解される。すなわち、図2から、冷却速度を設定して
パーライトの層間間隔を制御することにより、切削加工
性が良好なシリンダスリーブが得られることが明らかで
ある。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る鋳鉄
製成形品の鋳造方法によれば、遠心鋳造法等の金型を使
用する鋳造作業時に鋳鉄製成形品の温度が下降してA1
変態点を通過する際の冷却速度が30〜200℃/分と
なるようにしている。これにより該鋳鉄製成形品を構成
する金属組織中のパーライトの層間間隔を0.8〜1.
0μm程度に制御することができるので、加工性が良好
な鋳鉄製成形品を効率よく得ることができるという効果
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心鋳造装置の要部概略断面図である。
【図2】各鋳造方法により得られたシリンダスリーブを
切削加工した際の総切削距離と切削加工用刃具の摩耗量
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】 10…遠心鋳造装置 12a、12b…回
転用ローラ 16…円筒状金型 18…溶湯注入機構 24…通路 SV…シリンダスリ
ーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 知典 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 岡崎 尚平 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松栄 泰隆 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 西脇 俊博 三重県鈴鹿市平田町1907 本田技研工業株 式会社鈴鹿製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型内に導入した鋳鉄の溶湯を冷却固化さ
    せて成形品とする鋳鉄製成形品の鋳造方法において、前
    記溶湯が冷却固化することにより成形された鋳鉄製成形
    品の温度が下降してA1変態点を通過する際の冷却速度
    を30〜200℃/分とすることを特徴とする鋳鉄製成
    形品の鋳造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の鋳造方法において、前記鋳
    鉄製成形品の温度が共晶点より低くA1変態点より高い
    範囲内にある際に当該鋳鉄製成形品を前記金型から取り
    出すことを特徴とする鋳鉄製成形品の鋳造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の鋳造方法におい
    て、前記鋳鉄製成形品として内燃機関用シリンダブロッ
    クのシリンダボアに配置されるシリンダスリーブを成形
    することを特徴とする鋳鉄製成形品の鋳造方法。
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