JP2003001081A - 有機廃棄物処理装置 - Google Patents

有機廃棄物処理装置

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JP2003001081A
JP2003001081A JP2001183250A JP2001183250A JP2003001081A JP 2003001081 A JP2003001081 A JP 2003001081A JP 2001183250 A JP2001183250 A JP 2001183250A JP 2001183250 A JP2001183250 A JP 2001183250A JP 2003001081 A JP2003001081 A JP 2003001081A
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stirring
organic waste
tank
fermentation
waste treatment
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Hajime Nomura
初 野村
Sakae Fukuchi
福地  栄
Satoshi Fujino
藤野  聡
Masaru Ohashi
勝 大橋
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Hitachi Ltd
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水分含有率の多い有機廃棄物が投入されても汚
泥化されにくい有機廃棄物処理装置を提供する。 【解決手段】投入口1から発酵処理槽2に投入された有
機廃棄物を、らせん状に配置の複数本の攪拌腕6を有す
る攪拌軸7を所定時間毎に正逆回転させて攪拌・発酵処
理を行いコンポストを排出する有機廃棄物処理装置にお
いて、複数本の攪拌腕のうち中側の複数本の攪拌腕のら
せん方向が両側の複数本の攪拌腕のらせん方向と逆方向
であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投入口より投入され
た有機廃棄物を攪拌・発酵・乾燥処理し排出する有機廃
棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、投入口より投入された有機廃
棄物を攪拌・発酵・乾燥処理し排出する有機廃棄物処理
装置については多くの技術が開発されている。その一般
的な構成は、図13に示すように、投入口40から有機
廃棄物が発酵処理槽41に投入され、そこで、ギヤ4
2,チェーン43,駆動モータ44より構成される動力
伝達機構に連結された,複数本の放射状に攪拌腕45を
有する攪拌軸46を、正逆回転させて攪拌・発酵処理を
行い、発生した水蒸気は熱交換器47で凝縮され凝縮水
としてドレイン口48からPH調節タンク49に入り中
和され、次に脱臭タンク50で脱臭され排水される。
【0003】凝縮後の空気は発酵槽41内に戻る。この
戻り空気の一部が排気用ブロワ51で引かれ、脱臭タン
ク50で曝気され脱臭され排気される。また、発酵槽4
1で発酵促進された有機廃棄物は、コンポスト52(堆
肥)となり、排出ストッカー53に排出される。
【0004】これら有機廃棄物処理装置の攪拌・発酵装
置を用いて発酵処理を行う開発が増加している。例えば
特開平6−304542公報、特開平7−124538
公報、特開昭63−288986公報、特開平1−14
5388公報等に記載されている。
【0005】以下、従来の有機廃棄物投入装置の内の攪
拌・搬送装置の構造について、図9,図10,図11,
図12を用いて説明する。
【0006】図9は正面図、図10は図9のA−A線で
の側面図、図11は図9の攪拌軸と攪拌腕を示す正面
図、図12は図11のD−D線での側面図である。
【0007】図9において、有機廃棄物を投入口20か
ら発酵処理槽21に投入する。発酵処理槽21は、発酵
槽21a,発酵・乾燥槽21b,乾燥槽21cの三槽式
構造である。発酵処理槽21で処理された廃棄物は排出
口28から排出ストッカー29に排出される。
【0008】有機廃棄物を投入後、一定の時間が経過す
ると、ギヤ22,チェーン23,駆動モータ24より構
成される動力伝達機構に連結された,攪拌腕25を有す
る攪拌軸26を、一定時間毎に正逆回転させ、攪拌・発
酵処理を行う。攪拌機構は、図11,図12に示すよう
に、攪拌軸26に複数本の攪拌腕25がらせん状に所定
の間隔・角度で配置してあり、動力伝達機構により回転
し投入口20から排出口28に向かって発酵処理槽21
内コンポスト30を攪拌・搬送する構造である。
【0009】次に、この攪拌機構によるコンポスト(堆
肥)30の動きについて、図9,図10を用いて説明す
る。図9におけるコンポスト30の動きは、投入口20
から排出口28に向かう左方向を正方向、排出口28か
ら投入口20に向かう右方向を逆方向とする。図10に
おける攪拌腕25の動きは、左回転を正回転、右回転を
逆回転とする。ここで攪拌腕25は、図9に示すよう
に、攪拌軸26に横方向から差込み更に直交する軸方向
にスプリングピン31を差込み固定されている。
【0010】図10で攪拌腕25の正回転時には、コン
ポスト30を図9の正方向(実線)に搬送し、図10で
攪拌腕25の逆回転時には、コンポスト30を図9の逆
方向(破線)に搬送する。また図10で攪拌腕25の正
回転時には、コンポスト30が左(実線)に寄り、攪拌
腕25の逆回転時はコンポスト30が右(破線)に寄
る。攪拌腕25は一定時間毎に正回転・逆回転を繰り返
し、コンポスト30の攪拌・搬送を行う。
【0011】以上の攪拌・搬送動作を繰返しながら投入
口20から投入された有機廃棄物は、発酵槽21aにて
攪拌(攪拌腕25の正・逆回転)され発酵・除湿が行わ
れる。発酵槽21aに、一定の有機廃棄物を発酵処理し
たコンポスト30が溜まると、正回転時に仕切り27a
をコンポスト30が越え、発酵・乾燥槽21bに移動す
る。発酵・乾燥槽21bは発酵槽21aで発酵・除湿が
進まない分を補う槽である。また、仕切り28aは、投
入された直後の有機廃棄物が発酵・乾燥槽21bに移動
することを防ぐ。
【0012】次に、発酵・乾燥槽21bに一定のコンポ
スト30が溜まると、正回転時に仕切り27bをコンポ
スト30が越え、乾燥槽21cに移動する。乾燥槽21
cは発酵・乾燥槽21bで除湿が進まない分を補う槽で
ある。また、仕切り27bは、発酵・乾燥槽21bの水
分を乾燥槽21cに移動することを防ぐ。最後に、乾燥
槽21cに一定コンポスト30が溜まると、正回転時に
排出口28をコンポスト30が越え、発酵・除湿された
コンポスト30が排出ストッカー29に移動し貯留され
る。尚、仕切り27a,27bは、各々の槽を区切りコ
ンポスト30に含有する水分の移動を遮断する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に投入される有機廃棄物の水分含有率は高い(平均80
%)ので、発酵槽での水分が過剰となり、発酵に適した
水分含有率30%を超えるため、発酵槽内が汚泥化する
ことがある。汚泥化すると発酵を阻害するばかりでな
く、粒状の場合と比較して水蒸気の発生も阻害されて発
酵に適した水分含有率になるまで時間を要し発酵処理時
間が長くなる。従って、一度有機廃棄物を投入すると所
定の発酵処理時間が経過するまでは次の有機廃棄物を投
入できないため、有機廃棄物の過剰投入や連続投入に対
応できない。これに対応するには、発酵槽を十分大きく
する必要があり有機廃棄物処理装置のコンパクト化の阻
害となっていた。
【0014】本発明の目的は水分含有率の多い有機廃棄
物が投入されても汚泥化されにくい有機廃棄物処理装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、投入口から発
酵処理槽に投入された有機廃棄物を、らせん状に配置の
複数本の攪拌腕を有する攪拌軸を所定時間毎に正逆回転
させて攪拌・発酵・乾燥処理を行いコンポストを排出す
る有機廃棄物処理装置において、前記複数本の攪拌腕の
うち中側の複数本の攪拌腕のらせん方向が両側の複数本
の攪拌腕のらせん方向と逆方向であることを特徴とす
る。
【0016】本発明は、投入口を有する発酵槽および排
出口を有する乾燥槽にまたがってらせん状に配置の複数
本の攪拌腕を有する攪拌軸を所定時間毎に正逆回転させ
て、前記投入口から前記発酵槽に投入された有機廃棄物
を攪拌・発酵処理を行い前記乾燥槽で攪拌・乾燥処理を
行いコンポストを前記排出口から排出する有機廃棄物処
理装置であって、前記発酵槽内の前記複数本の攪拌腕の
うち前記乾燥槽側の複数本の攪拌腕のらせん方向が両側
の複数本の攪拌腕のらせん方向と逆方向であることを特
徴とする。
【0017】本発明は、前記らせん方向が逆方向である
複数本の攪拌腕の本数が、当該複数本の攪拌腕とらせん
方向が異なる前記投入口側の複数本の攪拌腕の本数より
少ないことを特徴とする。本発明は、前記らせん方向が
逆方向である複数本の攪拌腕の両側のうち、前記投入口
側に仕切りを配置しないで反対側に仕切りを配置したこ
とを特徴とする。本発明は、前記攪拌腕を着脱可能なパ
イプで被せたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有機廃棄物投入装
置の内の攪拌・搬送装置の構造の実施の形態について、
図1,図2,図3,図4,図5,図6,図7を用いて説
明する。
【0019】図1は第1の実施の形態の正面図、図2は
図1のA−A線での側面図で攪拌軸が一軸式の場合の側
面図、図3は図1のA−A線での側面図で攪拌軸が二軸
式の場合の側面図、図41は図1の攪拌軸と攪拌腕を示
す正面図、図5は図4のA−A線,C−C線での側面
図、図6は図4のB−B線での側面図、図7は図4の一
部拡大の正面図である。
【0020】図1において、有機廃棄物を投入する投入
口1が発酵処理槽2の上部に有する。発酵処理槽2は、
発酵槽2aと乾燥槽2bとの二槽構造である。発酵槽2
aの大きさは従来の発酵槽と発酵・乾燥槽を合わせた大
きさである。有機廃棄物を投入口1に投入後、一定の時
間が経過すると、ギヤ3・チェーン4・駆動モータ5よ
り構成される動力伝達機構に連結された,攪拌腕6を有
する攪拌軸7を、一定時間毎に正逆回転させ、攪拌・発
酵処理を行う。
【0021】図4,図5,図6にて、攪拌機構を説明す
る。攪拌軸7に、複数本の攪拌腕6(攪拌腕イ〜ナ)
を、らせん状に所定の間隔α(図4)・角度β(図5,
図6)で取り付けてあり、そのうち発酵槽2a用攪拌腕
6(攪拌腕イ〜ル)と乾燥槽2b用攪拌腕6(攪拌腕オ
〜ナ)とを仕切り8で分割して取り付けてある(図
4)。さらにそのうち、発酵槽2a用攪拌腕6(攪拌腕
イ〜ル)は、右らせん状に攪拌腕6(攪拌腕イ〜ト)
(図5)、続いて左らせん状に攪拌腕6(攪拌腕チ〜
ル)(図6)がらせん状に所定の間隔α(図4)・角度
β(図5,図6)で取り付けてあり、また、発酵槽2b
用攪拌腕6(攪拌腕オ〜ナ)は、右らせん状(図5)に
所定の間隔α(図4)・角度β(図5)で取り付けてあ
る。
【0022】次に、この攪拌機構によるコンポスト11
の動きについて、図1,図2(攪拌軸が一軸式の場
合),図3(攪拌軸が二軸式の場合)を用いて説明す
る。図1におけるコンポスト11の動きは左方向を正方
向、右方向を逆方向とする。このとき図2におけるコン
ポスト11の動きは左回転を正回転、右回転を逆回転と
する。攪拌機構を動力伝達機構により、図1では正回転
時に投入口1のある発酵槽2aから排出口9のある乾燥
槽2bの方向へコンポスト11を搬送し、逆回転時は反
対に排出口9のある乾燥槽2bから投入口1のある発酵
槽の方向へコンポスト11を搬送する図2(攪拌軸が一
軸式の場合)では、正回転時は攪拌腕6が正方向に回転
しコンポスト11が左(実線)に寄り、逆回転時は攪拌
腕6が逆方向に回転しコンポスト11が右(破線)に寄
る。図3(攪拌軸が二軸式の場合)では、二軸の攪拌軸
7,7が、別々の動力伝達機構(図1に示したギヤ3・
チェーン4・駆動モータ5より構成される,別々の動力
伝達機構)で,互いに逆に回転するため、正回転時は外
側(実線)にコンポスト11が寄り、逆回転時は内側
(破線)にコンポスト11が寄る。
【0023】この攪拌機構は、上記のように、発酵槽2
a用攪拌腕6(攪拌腕イ〜ル)のうち、攪拌腕6(攪拌
腕チ〜ル)が左らせん状で、それより右側(図1の投入
口1側)の攪拌腕6(攪拌腕イ〜ト)および左側(図1
の排出口9側)の乾燥槽2b用攪拌腕6(攪拌腕オ〜
ナ)が右らせん状とらせん状の方向が逆方向のため、発
酵槽2a内において両側から中側方向にコンポスト11
が寄り、攪拌腕6(攪拌腕ト)と攪拌腕6(攪拌腕チ)
の間で、両方向からのコンポスト11が接触して押し合
い盛り上がるので、仕切りの役割が発生する。したがっ
て攪拌腕6(攪拌腕ト)と攪拌腕6(攪拌腕チ)の間で
従来必要としていた仕切りが不要となる。
【0024】また上記のように攪拌腕6(攪拌腕ト)と
攪拌腕6(攪拌腕チ)の間でコンポスト11が接触して
押合い、発生した仕切りを越える右側からのコンポスト
11のみが発酵槽2a内の左側に搬送されるので、搬送
量が少なく、攪拌腕6(攪拌腕ト)より右側の攪拌腕6
(攪拌腕イ ト)で攪拌されたコンポスト11が残るこ
ととなる。したがって投入口1より水分含有率が多い有
機廃棄物が投入されても、上記乾燥されたコンポスト1
1と混合されて水分含有率が下がるので、発酵槽2a内
が汚泥化されることを防ぐことができる。
【0025】左右両方向の搬送・攪拌力の差は、攪拌腕
6の本数・外形・取付け間隔・角度・らせんの向きの変
更により調整することができ(本実施の形態では左方向
の攪拌腕6が7本、右方向の攪拌腕6が4本)、したが
って図1の投入口1から投入される有機廃棄物の水分含
有率に応じて調整が可能となる。
【0026】上記仕切りの役割により、前記の如く、発
酵槽2aと乾燥槽2bの二槽構造が可能となり、発酵槽
2a一つで発酵槽と発酵・乾燥槽の役割を果たす。
【0027】また、発酵槽2aの大きさが従来の発酵槽
の容積の約1.5倍確保できる。処理能力としては、約
1.2倍の容積あれば過剰投入や連続投入に対応できる
ための残りの容積は不要となり結果として発酵槽2aが
小さくなる。
【0028】以上の攪拌・搬送動作を繰り返しながら、
投入口1から投入された有機廃棄物は、発酵槽2aにて
攪拌(攪拌腕6の正・逆回転)され発酵・除湿が行われ
る。発酵槽2aに、一定の有機廃棄物を発酵処理したコ
ンポスト11が溜まると、逆回転時に仕切り8をコンポ
スト11が越え、乾燥槽2bに移動する。発酵槽2aで
攪拌腕6の正逆回転を繰返すことでコンポストを従来の
滞留時間を約1.5〜2倍程度に延び、発酵・除湿が十
分行われる。乾燥槽2bは発酵槽2aで除湿が進まない
分を補う槽である。
【0029】また、発酵槽2a内のコンポスト接触面は
仕切りの役割を残し、投入直後の有機廃棄物が仕切り8
に近づくことを防ぎ、仕切り8は未発酵の有機廃棄物が
乾燥槽2bに移動することを防ぐ。乾燥槽2bで乾燥処
理をし一定コンポスト11が溜まると、正回転時に排出
口9をコンポスト11が越え、発酵・除湿されたコンポ
スト11が排出ストッカー10に移動し貯留される。
尚、仕切り8は、各々の槽を区切りコンポスト11に含
有する水分の移動を遮断する。
【0030】図7は第2の実施の形態の正面図である。
図1から図6の第1の実施の形態との相違点は、発酵層
2aでの左らせん状の複数の攪拌腕を、一箇所から二箇
所にした点にあり、その他は同じである。この場合、発
酵処理層2の左右方向を大きくすれば処理するコンポス
トの量を増やすことができる。
【0031】次に、図8を用いて攪拌腕6について説明
する。攪拌腕6に、金属または樹脂のパイプ13を被
せ、スプリングピン14またはネジ15などにて着脱可
能な構造にし、攪拌腕6自体の摩耗を防ぐ。パイプ13
の摩耗が進み次第、パイプのみを交換するため重量も軽
く交換作業性をよくする。
【0032】以上、本発明の実施の形態によれば、次の
ような効果が期待できる。 (1)発酵槽内で、コンポストを正方向に移動する攪拌
腕の配置部に対して逆方向に移動する攪拌腕の配置部を
有する攪拌軸を設けたので、発酵槽が汚泥化されること
を防ぐことができ、所定の間隔・角度・向き(らせんの
向き)で取付け調整することにより、発酵槽に滞留する
時間の調整ができ、発酵・除湿の調整が可能となる。従
って、投入される有機廃棄物の量・水分含有率に応じ
て、その状態に合わせた調整が可能となる。
【0033】(2)発酵槽内で、コンポストを正方向に
移動する攪拌腕の配置に対して逆方向に移動する攪拌腕
を配置し、正回転させることによりコンポストが中側に
寄り盛り上がり、接触面が仕切りの機能を持ち合せる。
従って、発酵槽と発酵・乾燥槽間の仕切りが除去でき、
したがって従来必要としていた仕切りをなくすことがで
き、重量軽減・製造コストが安価な有機廃棄物処理装置
を提供することができる。
【0034】(3)仕切りが取れ従来の発酵槽と発酵・
乾燥槽が一つの発酵槽になり発酵槽自体の容積が増加す
るため、有機廃棄物の過剰投入や連続投入に対応可能な
有機廃棄物処理装置を提供することができる。
【0035】(4)発酵槽が一つになり従来の約1.5
倍の容積が確保できる。処理能力としては約1.2倍の
容積があれば有機廃棄物の過剰投入や連続投入に対応可
能であるため、残りの容積は不要となる。結果として処
理能力を向上させ容積を小さくできることから、有機廃
棄物処理装置自体の大きさが小さくなるため、省スペー
ス設置可能・重量軽減・製造コストが安価な有機廃棄物
処理装置を提供することができる。
【0036】(5)発酵槽・乾燥槽間の仕切りにかかる
負荷が軽減されたため仕切りの変形、仕切り取付部の割
れを防止できる。 (6)軸受け部にかかる負荷が軽減されたため、軸受け
部の交換時期を延長できる。
【0037】(7)攪拌腕にパイプを被せる方法をとる
ことによりパイプ着脱が容易になり定期交換作業時間を
軽減する。 (8)攪拌腕にパイプを被せる方法をとることにより、
部品重量が軽くなり持ち運びが便利になる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、水分含有率の多い有機
廃棄物が投入されても汚泥化されにくい有機廃棄物処理
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の有機廃棄物投入装
置の内の攪拌・搬送装置の構造を示す正面図である。
【図2】図1の部分側面図で、一軸式側面図である。
【図3】図1の部分側面図で、二軸式側面図である。
【図4】図1の攪拌軸と攪拌腕を示す正面図である。
【図5】図4のA−A線,C−C線での側面図である。
【図6】図4のB−B線での側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の有機廃棄物投入装
置の内の攪拌・搬送装置の構造を示す正面図である。
【図8】図1,図7における攪拌軸と攪拌腕の一部拡大
正面図である
【図9】従来の有機廃棄物投入装置の内の攪拌・搬送装
置の構造を示す正面図である。
【図10】図9のA−A線での側面図である。
【図11】図9の攪拌軸と攪拌腕を示す正面図である
【図12】図11のD−D線での側面図である。
【図13】有機廃棄物投入装置の一般的な構成を示す正
面図である。
【符号の説明】
1:投入口、2:発酵処理槽、2a:発酵槽、2b:乾
燥槽、3:ギヤ、4:チェーン、5:駆動モータ、6:
攪拌腕、7:攪拌軸、8:仕切り、9:排出口、10:
排出ストッカー、11:コンポスト、12:軸受け部、
13:パイプ、14:スプリングピン、15:ネジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 聡 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 大橋 勝 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 Fターム(参考) 4D004 AA02 BA04 CA15 CA18 CA42 CB26 CB31 4G036 AB06 4G078 AA13 AB20 BA01 CA01 CA08 CA12 CA17 DA30 DB03 EA10 4H061 AA03 CC47 CC55 GG14 GG19 GG43 GG48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入口から発酵処理槽に投入された有機廃
    棄物を、らせん状に配置の複数本の攪拌腕を有する攪拌
    軸を所定時間毎に正逆回転させて攪拌・発酵・乾燥処理
    を行いコンポストを排出する有機廃棄物処理装置におい
    て、前記複数本の攪拌腕のうち中側の複数本の攪拌腕の
    らせん方向が両側の複数本の攪拌腕のらせん方向と逆方
    向であることを特徴とする有機廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】投入口を有する発酵槽および排出口を有す
    る乾燥槽にまたがってらせん状に配置の複数本の攪拌腕
    を有する攪拌軸を所定時間毎に正逆回転させて、前記投
    入口から前記発酵槽に投入された有機廃棄物を攪拌・発
    酵処理を行い前記乾燥槽で攪拌・乾燥処理を行いコンポ
    ストを前記排出口から排出する有機廃棄物処理装置であ
    って、前記発酵槽内の前記複数本の攪拌腕のうち前記乾
    燥槽側の複数本の攪拌腕のらせん方向が両側の複数本の
    攪拌腕のらせん方向と逆方向であることを特徴とする有
    機廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の有機廃棄物処理装
    置において、前記らせん方向が逆方向である複数本の攪
    拌腕の本数が、当該複数本の攪拌腕とらせん方向が異な
    る前記投入口側の複数本の攪拌腕の本数より少ないこと
    を特徴とする有機廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の有機廃棄物処
    理装置において、前記らせん方向が逆方向である複数本
    の攪拌腕の両側のうち、前記投入口側に仕切りを配置し
    ないで反対側に仕切りを配置したことを特徴とする有機
    廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2または3記載の有機廃棄物処
    理装置において、前記攪拌腕を着脱可能なパイプで被せ
    たことを特徴とする有機廃棄物処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329178A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Fuji Foods Kk 攪拌羽根及びこれを用いる攪拌装置
CN107585995A (zh) * 2017-09-26 2018-01-16 南昌航空大学 一种污泥过热蒸汽干燥传热传质强化装置与方法
CN109748609A (zh) * 2019-03-25 2019-05-14 江苏南友环诺环保科技有限公司 双轴o型回转好氧发酵设备

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