JP2005013850A - 有機性廃棄物処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ大きさの処理槽本体においても、被処理物の滞留時間を長くし、発酵を促進することのできる有機性廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】横向き筒状の処理槽本体2の内部を、同処理槽本体2の中心軸線に沿う方向に所定間隔で配置した複数の隔壁18〜22により複数の撹拌槽23〜28に区画し、処理槽本体2の中心部に挿通支持した回転軸8に対して同一方向に回転する撹拌羽根取付筒41,43,45と、逆方向に回転する撹拌羽根取付筒42,44,46とを順次交互に設置し、各撹拌羽根取付筒41〜46に、各撹拌槽において被処理物を撹拌するための撹拌羽根47〜52を取り付けた有機性廃棄物処理装置。処理槽本体2に搬入された被処理物は、最上流の撹拌槽から下流の撹拌槽に移送される間に、好気性菌および空気と混ぜ合わされることで、発酵、分解が促進される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家畜糞尿、生ゴミ等の有機性廃棄物を処理して、堆肥を製品として生成する有機性廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生ゴミやし尿等の有機性廃棄物を処理する方法としては、数多くの提案がなされている。
【0003】
特開平11−319783号公報(特許文献1)には、し尿、浄化槽汚泥などのスラリー状の有機性廃棄物と生ゴミなどの固形の有機性廃棄物とを混合してパルパー破砕工程に導入して、パルパーで混合物中の液状分によって形成される渦流により有機性固形分を破砕し、その後に嫌気性発酵工程へ導入して発酵させ、メタンガスを回収する有機性廃棄物の処理方法が開示されている。
【0004】
特開2001−300486号公報(特許文献2)には、有機性廃棄物を第1の可溶化槽で可溶化して第1の可溶化物を生成させ、第1の可溶化物を第1の可溶化残渣と第1の可溶化液とに固液分離し、第1の可溶化残渣を第2の可溶化槽で可溶化して第2の可溶化物を生成させ、第2の可溶化物を第2の可溶化残渣と第2の可溶化液とに固液分離し、第1の可溶化液と第2の可溶化液とをメタン発酵槽に導入してメタン発酵させるメタン発酵処理方法が開示されている。
【0005】
特開2002−18398号公報(特許文献3)には、生ゴミから夾雑物を除去し微小に破砕処理した後の有機性廃棄物を酸発酵槽を用いて有機酸に変換しメタン発酵槽を用いて嫌気性処理しメタンガス等と水からなる安定した排出物に減溶化する方法が開示されている。
【0006】
特開2002−336825号公報(特許文献4)には、生ゴミ、し尿、浄化槽汚泥等の有機性廃棄物を遠心型破砕分別機で粗破砕分別して生ゴミ等の破砕物と夾雑物とに分別し、破砕物を可溶化し、その可溶化処理物を固液分離装置で固液分離した液状分をメタン発酵の原料とし、固形分を再資源化原料とする有機性廃棄物のリサイクル方法が開示されている。
【0007】
一方、破砕後に固液分離された固形物の処理としては、特開平6−304542号公報(特許文献5)に、箱形の処理槽を上下2段に設けると共に、処理槽の外側に空気を取り入れる空気取り入れ管と、空気を処理槽内に戻す空気戻し管とを設け、これらに連結する熱交換器と、この熱交換器に外気を吸い込んで送風する送風手段とを設け、処理槽内を発酵に必要な50〜80℃に保つように構成し、空気戻し管の途中に処理槽内の空気を熱交換器に循環させる循環ファンを設けた固形有機廃棄物の処理装置が開示されている。処理槽内には、回転軸に放射状に固定された撹拌腕が多数設けられ、処理物を撹拌させながら好気性菌による発酵を促進し、水(水蒸気)とガスに分解し、固形分を堆肥(コンポスト)として取り出す。
【0008】
特開平7−124538号公報(特許文献6)には、処理槽を、断面形状円弧状の湾曲面を並列に2つ連結した底部を有する矩形箱形状とした固形有機廃棄物の処理装置が開示されている。そして、2本の回転軸よりも、2つの連結した底部の連結部が低くなる構成とし、また処理槽に仕切りを設けることで、処理槽の処理能力を大きくし、被処理物の槽内の移動を頻繁に行うことで、処理効率の向上を図っている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−319783号公報
【特許文献2】
特開2001−300486号公報
【特許文献3】
特開2002−18398号公報
【特許文献4】
特開2002−336825号公報
【特許文献5】
特開平6−304542号公報
【特許文献6】
特開平7−124538号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前掲の特許文献5に開示された有機性廃棄物処理装置では、廃棄物は、上段の処理槽および下段の処理槽にそれぞれ設けられる撹拌腕で全て同じ方向に撹拌されながら軸方向に搬送されて行き、処理槽の終端の端版からオーバーフローして排出されるようになっている。そのため、好気性菌による発酵時間を確保するには、処理槽内での廃棄物の滞留時間を長くする必要があり、処理量に限界がある。また、処理槽が1段では、未発酵の製品(コンポスト)の割合が多いため、2段の処理槽が必要となり、大型化する。
【0011】
また、前掲の特許文献6に開示された処理槽では、処理槽の長手方向中央部に仕切板を設けているが、撹拌腕は回転軸により同一方向に回転するのみであり、処理槽内における廃棄物の滞留時間に限界がある。
【0012】
そこで本発明は、同じ大きさの処理槽本体においても、被処理物の滞留時間を長くし、発酵を促進することのできる有機性廃棄物処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1の構成は、横向き筒状の処理槽本体の内部を、同処理槽本体の中心軸線に沿う方向に所定間隔で配置した複数の隔壁により複数の撹拌槽に区画し、前記処理槽本体の中心部に挿通支持した回転軸に対して同一方向に回転する撹拌羽根取付筒と、前記回転軸に対して逆方向に回転する撹拌羽根取付筒とを前記複数の撹拌槽内に順次交互に設置し、前記各撹拌羽根取付筒に、各撹拌槽において被処理物を撹拌するための撹拌羽根を取り付けた有機性廃棄物処理装置である。
【0014】
この第1の構成においては、処理槽本体は、複数の隔壁により複数の撹拌槽に区画されており、各撹拌槽に設けられた撹拌羽根は、隣接する撹拌槽において逆回転するように構成されている。処理槽本体に搬入された被処理物は、最上流の撹拌槽内において、好気性菌の種菌と撹拌される。この撹拌により、被処理物は好気性菌および空気と混ぜ合わされることで、分解が促進される。最上流の撹拌槽内において発酵処理された被処理物は、次の撹拌槽内に搬送され、逆方向に回転する撹拌羽根によって撹拌される。これを繰り返して、発酵処理、乾燥処理が完了した製品(コンポスト)は、処理槽本体から外部に取り出される。このように、各撹拌槽に設けられた撹拌羽根は、隣接する撹拌槽において逆回転するように構成されているので、被処理物の滞留時間が長くなり、発酵を促進することができる。
【0015】
本発明の第2の構成は、第1の構成において、前記処理槽本体の前方端板に、前記回転軸の位置よりも高くて、最初の撹拌槽における撹拌羽根の回転により被処理物が押し込まれる側の横方向に偏倚した位置に被処理物搬入孔を形成し、前記各撹拌槽を区画する隔壁に、前記回転軸の位置よりも高くて、上流側の撹拌槽における撹拌羽根が被処理物を押し上げる側の横方向に偏倚した位置に被処理物が溢流するゲートを開口し、前記処理槽本体の後方端板に、前記回転軸の位置よりも高くて、最下流の撹拌槽における撹拌羽根が被処理物を押し上げる側の横方向に偏倚した位置に被処理物が溢流する製品出口を形成したものである。
この第2の構成においては、最上流の撹拌槽内において発酵処理された被処理物は、撹拌羽根で下流側の隔壁に設けられたゲートから溢流し、次の撹拌槽内に搬送され、逆方向に回転する撹拌羽根によって撹拌される。これを繰り返して、発酵処理、乾燥処理が完了した製品は、処理槽本体の製品出口から溢流し、外部に取り出される。このように、各撹拌槽を区画する隔壁に形成されるゲートは左右交互に設けられるので、被処理物の通路はジグザグ状になり、直線状の通路の処理装置に対して、被処理物の滞留時間が長くなる。したがって、同じ大きさの処理槽本体であっても、発酵を促進することができる。。
【0016】
本発明の第3の構成は、第1または第2の構成において、複数の撹拌槽を、下流側の撹拌槽の容積が、上流側の撹拌槽の容積よりも小さくなるように構成したものである。
この第3の構成においては、被処理物がコンポストになる過程で減容化するため、下流側は容積が小さく、上流側を大きくすることで、容積を有効に使うことができる。
【0017】
本発明の第4の構成は、第1ないし第3の構成における、前記回転軸に対して逆方向に撹拌羽根取付軸を回転させる機構を、遊星歯車としたものである。
この第4の構成により、同一回転軸を使用して、各撹拌槽における撹拌羽根を互いに逆回転させる機構を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図11を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係る有機性廃棄物処理装置の縦断正面図、図2はその左側面図、図3はその正面図及び右側面図、図4は図1のA矢視断面図、図5は横断平面図、図6は撹拌槽の第一槽の右回転用撹拌羽根正面図、図7は第三槽および第五槽の右回転用撹拌羽根正面図、図8は右回転用撹拌羽根の側面図、図9は第二槽の左回転用撹拌羽根正面図、図10は第四槽および第六槽の左回転用撹拌羽根正面図、図11は左回転用撹拌羽根の側面図である。
【0019】
これらの図において、有機性廃棄物処理装置1は、処理槽本体2と、加温装置3と、支持台4と、点検歩廊5とを備えている。
処理槽本体2の中心には、軸受6,7によって支持された回転軸8が貫通して設けられており、この回転軸8は、処理槽本体2の正面側に設けられたギヤドモータ9によって駆動される駆動スプロケット10に掛けられたチェーン11によって回転伝達される受動スプロケット12により回転駆動される。図中13はチェーンカバーである。
【0020】
処理槽本体2の前方端板14と後方端板15の間に挟まれた内部は、第一隔壁18〜第五隔壁22によって複数の撹拌槽(本例では、第一撹拌槽23、第二撹拌槽24、第三撹拌槽25、第四撹拌槽26、第五撹拌槽27、第六撹拌槽28)に区画されている。本実施の形態では、第一撹拌槽23の容積が最も大きく、第二撹拌槽24の容積が次に大きく、第三撹拌槽25〜第六撹拌槽28は同じ容積で第二撹拌槽24の容積より小さく形成されている。
【0021】
図2に示すように、前方端板14には回転軸8の位置よりも右上の位置に被処理物搬入孔16が設けられ、第一隔壁18〜第5隔壁22には、奇数番目の隔壁には左上部にゲート29が、偶数番目の隔壁には右上部にゲート30がそれぞれ設けられており、処理槽本体2の後方端板15には、製品出口17が形成されている。また、前方端板14には、処理槽本体2内部で発生する水蒸気やガスを換気する換気孔31が設けられている。
【0022】
処理槽本体2の下半部に設けられる加温装置3は、処理槽本体2の底部を温水で所定温度、すなわち好気性菌の活動に適した温度である50〜80℃に保つ保温水タンク32と、その保温水タンク32を外気温から遮蔽する断熱材33とを有しており、保温水供給管34から供給された温水は、処理槽本体2の底部を加温し、温度が下がった水は保温水排出管35から排出され、図示しないボイラーで加熱して再び保温水供給管34から保温水タンク32内へ循環供給される。図中36は保温水確認管である。なお、好気性菌は自分の発酵熱で温度が上がるので、必ずしも加温装置3を動作させる必要がない場合がある。
【0023】
処理槽本体2の底部には、保温水タンク32内を配管された複数のエアー管37の先端部が取り付けられており、レシーバ管38に接続されたエアーポンプ(図示せず)から供給された空気を適温に加熱して処理槽本体2の底部に送り込む。
処理槽本体2の上部には、各撹拌槽の状態を目視するための点検窓39と、その対向側に明かり取りのための照明窓40が設けられている。
【0024】
前述した撹拌槽23〜28には、回転軸と同軸に撹拌羽根取付筒41〜46が設置され、各撹拌羽根取付筒41〜46には、それぞれ撹拌羽根47〜52が取り付けられている。
第一撹拌槽23の撹拌羽根取付筒41と撹拌羽根47の形状を図6および図8に示す。撹拌羽根47は、撹拌羽根取付筒41に放射状に取り付けられていて、補強パイプ53で互いに連結されている。一対の撹拌羽根47の先端部と中途部には、くさび上の断面をもつ撹拌バー54が固定されている。図6に示すように、第一撹拌槽23の撹拌羽根47の両側部には、前方端板14と第一隔壁18の内周面に付着した被処理物を掻き取るスクレーパ55が設けられている。図8は、図面上、右回転を行う撹拌羽根を示したもので、撹拌バー54の断面くさび状の尖った方は、右回転の進み側を向いている。このくさび状の撹拌バー54で被処理物を撹拌させると共に、第一撹拌槽23の内周壁に付着した固形物をそぎ取る。
【0025】
第二撹拌槽24の撹拌羽根取付筒42と撹拌羽根48の形状を図9および図11に示す。撹拌羽根48は、撹拌羽根取付筒42に放射状に取り付けられていて、補強パイプ53で互いに連結されている。一対の撹拌羽根48の先端部と中途部には、くさび上の断面をもつ撹拌バー54が固定されている。図9に示すように、第二撹拌槽24の撹拌羽根48の両側部には、第一隔壁18と第二隔壁19の内周面に付着した被処理物を掻き取るスクレーパ55が設けられている。図11は、図面上、左回転を行う撹拌羽根を示したもので、撹拌バー54の断面くさび状の尖った方は、左回転の進み側を向いている。このくさび状の撹拌バー54で被処理物を撹拌させると共に、第二撹拌槽24の内周壁に付着した固形物をそぎ取る。
【0026】
図7は第三撹拌槽25と第五撹拌槽27に設置される右回転の撹拌羽根取付筒43,45と撹拌羽根49,51を示しており、図10は第四撹拌槽26と第六撹拌槽28に設置される左回転の撹拌羽根取付筒44,46と撹拌羽根50,52を示している。
各撹拌槽23〜28における撹拌羽根取付筒41〜46の回転方向と、被処理物の流れを図5の横断平面図に示す。撹拌羽根取付筒41,43,45は回転軸8と同じ方向(図では右回転)で回転駆動され、撹拌羽根取付筒42,44,46は遊星歯車56により、回転軸8とは逆方向に回転駆動される。
【0027】
処理槽本体2の前方端板14の被処理物搬入孔16より搬入された被処理物は、第一撹拌槽23内において、右回転する撹拌羽根47で好気性菌の種菌と撹拌される。この撹拌の過程で、処理槽本体2は保温水タンク32に通水された温度50〜80℃に保温されており、好気性菌の種菌および空気と混ぜ合わされることで、臭い分子等の分解が促進される。第一撹拌槽23において発酵処理された被処理物は、撹拌羽根47により、第一隔壁18に設けられたゲート29から溢流し、第二撹拌槽24内に導入され、左回転する撹拌羽根48によって撹拌される。これを第三撹拌槽25〜第六撹拌槽28まで繰り返して、発酵処理、乾燥処理が完了した製品(コンポスト)は、処理槽本体2の製品出口17から溢流し、外部に取り出される。
【0028】
このように、各撹拌槽23〜28に設けられた撹拌羽根47〜52は、隣接する撹拌槽において逆回転するように構成され、かつ、各撹拌槽を区画する隔壁に形成されるゲート29,30は左右交互に設けられるので、被処理物の通路はジグザグ状になり、直線状の通路の処理装置に対して、被処理物の滞留時間が長くなる。したがって、同じ大きさの処理槽本体であっても、発酵を促進することができる。
【0029】
また、第一撹拌槽23の容積を最も大きく、第二撹拌槽24の容積を次に大きく、第三撹拌槽25〜第六撹拌槽28を同じ容積で第二撹拌槽24の容積より小さく形成することにより、各撹拌羽根を同一回転速度で駆動したときの各撹拌槽における被処理物の滞留時間を調整でき、製品に近くなるにつれて、乾燥を促進することができる。
【0030】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、各撹拌槽に設けられた撹拌羽根は、隣接する撹拌槽において逆回転するように構成され、かつ、各撹拌槽を区画する隔壁に形成されるゲートは左右交互に設けられるので、被処理物の通路はジグザグ状になり、直線状の通路の処理装置に対して、被処理物の滞留時間が長くなる。したがって、同じ大きさの処理槽本体であっても、発酵を促進することができる。
【0031】
複数の撹拌槽を、下流側の撹拌槽の容積を、上流側の撹拌槽の容積よりも小さく構成することにより、被処理物がコンポストになる過程で減容化することを考慮して、各撹拌槽の容積を有効に使うことができる。
さらに、遊星歯車を用いることにより、同一回転軸を使用して、各撹拌槽における撹拌羽根を互いに逆回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る有機性廃棄物処理装置の縦断正面図である。
【図2】本実施の形態の左側面図である。
【図3】(a)は本実施の形態の正面図、(b)は同右側面図である。
【図4】図1のA矢視断面図である。
【図5】本実施の形態の横断平面図である。
【図6】本実施の形態の撹拌槽の第一槽の右回転用撹拌羽根正面図である。
【図7】本実施の形態の第三槽および第五槽の右回転用撹拌羽根正面図である。
【図8】本実施の形態の右回転用撹拌羽根の側面図である。
【図9】本実施の形態の第二槽の左回転用撹拌羽根正面図である。
【図10】本実施の形態の第四槽および第六層の左回転用撹拌羽根正面図である。
【図11】本実施の形態の左回転用撹拌羽根の側面図である。
【符号の説明】
1 有機性廃棄物処理装置
2 処理槽本体
3 加温装置
4 支持台
5 点検歩廊
6,7 軸受
8 回転軸
9 ギヤドモータ
10 駆動スプロケット
11 チェーン
12 受動スプロケット
13 チェーンカバー
14 前方端板
15 後方端板
16 被処理物搬入孔
17 製品出口
18 第一隔壁
19 第二隔壁
20 第三隔壁
21 第四隔壁
22 第五隔壁
23 第一撹拌槽
24 第二撹拌槽
25 第三撹拌槽
26 第四撹拌槽
27 第五撹拌槽
28 第六撹拌槽
29,30 ゲート
31 換気孔
32 保温水タンク
33 断熱材
34 保温水供給管
35 保温水排出管
36 保温水確認管
37 エアー管
38 レシーバ管
39 点検窓
40 照明窓
41〜46 撹拌羽根取付筒
47〜52 撹拌羽根
53 補強パイプ
54 撹拌バー
55 スクレーパ
56 遊星歯車

Claims (4)

  1. 横向き筒状の処理槽本体の内部を、同処理槽本体の中心軸線に沿う方向に所定間隔で配置した複数の隔壁により複数の撹拌槽に区画し、
    前記処理槽本体の中心部に挿通支持した回転軸に対して同一方向に回転する撹拌羽根取付筒と、前記回転軸に対して逆方向に回転する撹拌羽根取付筒とを前記複数の撹拌槽内に順次交互に設置し、
    前記各撹拌羽根取付筒に、各撹拌槽において被処理物を撹拌するための撹拌羽根を取り付けたことを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  2. 前記処理槽本体の前方端板に、前記回転軸の位置よりも高くて、最初の撹拌槽における撹拌羽根の回転により被処理物が押し込まれる側の横方向に偏倚した位置に被処理物搬入孔を形成し、
    前記各撹拌槽を区画する隔壁に、前記回転軸の位置よりも高くて、上流側の撹拌槽における撹拌羽根が被処理物を押し上げる側の横方向に偏倚した位置に被処理物が溢流するゲートを開口し、
    前記処理槽本体の後方端板に、前記回転軸の位置よりも高くて、最下流の撹拌槽における撹拌羽根が被処理物を押し上げる側の横方向に偏倚した位置に被処理物が溢流する製品出口を形成したことを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄物処理装置。
  3. 前記複数の撹拌槽は、下流側の撹拌槽の容積が、上流側の撹拌槽の容積よりも小さく構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の有機性廃棄物処理装置。
  4. 前記回転軸に対して逆方向に撹拌羽根取付筒を回転させる機構は、遊星歯車である請求項1ないし3のいずれかの項に記載の有機性廃棄物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021058822A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 Saisei合同会社 メタン発酵装置
CN113908718A (zh) * 2021-10-26 2022-01-11 四川众鑫盛农牧机械有限公司 一种带有清理功能的保质器

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