JP2003000684A - 患者取違えによる医療行為を防止するシステム - Google Patents

患者取違えによる医療行為を防止するシステム

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JP2003000684A
JP2003000684A JP2001184228A JP2001184228A JP2003000684A JP 2003000684 A JP2003000684 A JP 2003000684A JP 2001184228 A JP2001184228 A JP 2001184228A JP 2001184228 A JP2001184228 A JP 2001184228A JP 2003000684 A JP2003000684 A JP 2003000684A
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medical
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Takayuki Ezaki
隆行 江崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来は、医療材料を用いた犯罪など、医療従事
者の意図的な行為を防止することはできなかった。 【解決手段】サーバと携帯端末で構成した電子カルテシ
ステムと連動した医療材料ボックスが、患者認証情報及
びオーダ情報と医療材料情報の照合結果により、ロック
の施錠及び解除を制御することによって、医療材料の適
用における患者取り違えを防止することに特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関で利用さ
れる電子カルテシステムに関する。特に投薬での薬剤の
払い出しや、適用される医療材料がオーダ内容と一致し
ているかの確認など、医療材料の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開2000-342638号公報に記載の
技術によると、注射器や点滴にIDタグを付け、患者の
点滴台などにはアンテナを設置し、本人のカルテに記載
されていない注射器や点滴であることを検知すると、ラ
ンプ点灯又はブザー鳴動等の処理を行う。このようにし
て、患者の取り違え防止を図ろうとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法にお
いては次の問題がある。
【0004】従来の技術では、意図的にブザーやランプ
を無視する行為を防止できない。さらにブザーやランプ
を識別できない患者の場合は、患者自身による確認及び
申告を期待できない。したがって、医療材料を用いた犯
罪など、医療従事者の意図的な行為を防止することはで
きなかった。本発明は、患者に対応した医療材料のみ適
用できるようシステム的に制御することによって、意図
的な行為を含めて、患者取り違えによる医療行為ミスを
防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、サーバと携帯
端末で構成した電子カルテシステムと連動した医療材料
ボックスが、患者認証情報及びオーダ情報と医療材料情
報の照合結果により、ロックの施錠及び解除を制御する
ことによって、医療材料の適用における患者取り違えを
防止する方法である。
【0006】サーバには患者毎のカルテ情報と認証情報
と医療材料マスタ情報が管理されている。
【0007】携帯端末には患者の認証を行う認証装置と
サーバとの情報を入出力する無線LAN通信装置と入力
した情報を記憶する記憶装置と医療材料に直接装着され
たICチップを読み取る読取機構と医療材料ボックスと
通信する通信装置を装備している。記憶装置ではサーバ
から入力した患者認証管理情報と患者認証入力情報と医
療材料マスタ情報と患者オーダ情報と医療材料情報と医
療材料ボックスから入力したボックス材料情報を管理し
ている。患者認証管理情報とは、患者一人一人を識別す
るために用いる情報のことで、例えば患者をユニークに
識別できるように付与された患者番号であってもよい
し、患者の指紋情報などのいわゆるバイオメトリクス情
報であってもよい。患者全員分の患者認証管理情報を、
電子カルテシステムにあらかじめ登録しておく。携帯端
末は、患者認証を行う度に医療従事者が担当する病棟の
患者認証管理情報を電子カルテシステムからダウンロー
ドする。患者認証入力情報とは、患者認証管理情報と照
合する入力情報であって、例えば、患者認証管理情報が
指紋情報であれば、患者認証入力情報は患者自身の指紋
を読み取った結果である。患者認証管理情報が患者番号
であれば、患者認証入力情報は、患者が保持している患
者カードなどの媒体から読み取った患者番号である。こ
れら指紋情報や患者番号は、携帯端末機に備え付けた読
み取り装置から読み取り、読み取った結果は携帯端末機
の記憶装置に一時的に格納する。格納した結果と、先に
格納した患者認証情報を照合して、患者を特定する。医
療材料マスタ情報とは、電子カルテシステムにおいて管
理されている医療材料マスタ情報のことで、この医療材
料マスタ情報が変更される度に電子カルテシステムから
携帯端末に送信される差分情報であり、携帯端末は受信
した情報を記憶装置に追加、更新、削除する。格納した
情報は、医療材料ボックスに医療材料を格納する時に使
用する情報で、格納する医療材料が電子カルテシステム
上で管理されているかを確認する場合に、照合情報とし
て使用する。患者オーダ情報とは、医師が患者に対して
オーダした材料情報のことで、先に説明した患者の特定
後に、携帯端末から電子カルテシステムにその患者のオ
ーダ情報送信要求を行い、返信された情報を受信し、そ
のままの状態で記憶装置に一時的に格納する。医療材料
情報とは、医療材料自身の識別情報のことで、医療材料
に直接装着されたICチップに携帯端末を近づけた時に
受信し、そのままの状態で記憶装置に一時的に格納し、
オーダ情報との照合において使用する。ボックス材料情
報とは、医療材料ボックス内に格納されている患者識別
情報と材料識別情報の事で、携帯端末を医療材料ボック
スのアンテナに近づけた時に受信し、そのままの状態で
記憶装置に一時的に格納し、オーダ情報との照合におい
て使用する。
【0008】医療材料ボックスは、箱型の装置であり、
電子的に蓋の開閉が行える電子ロック機構と、携帯端末
と通信する通信機構と、ボックスに取り付けられたアン
テナからどの患者のボックスかを識別する患者識別情報
と、ボックス内にある医療材料の種類や個数である医療
材料情報を記憶する記憶装置を装備している。記憶装置
では携帯端末から入力したボックス材料情報を管理して
いる。管理されているボックス材料情報は、医療材料ボ
ックスの通信機構から携帯端末に送信する時に使用す
る。電子ロック機構は、携帯端末からロック解除情報を
受信し、ロック解除を行う。又、医療材料ボックスの蓋
を閉じたことを感知して自動で施錠する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態において、医療
材料ボックスを、劇薬などの薬剤を格納管理するボック
スと、患者単位の医療材料を格納管理するボックスの2
例についての利用が考えられる。以下に図の説明と2例
に対する実施の形態についてそれぞれ説明する。
【0010】図1は、本発明をシステム化した場合の、
実施の形態を示すシステム構成図である。図2は、本発
明に係る図1の医療材料ボックス装置50に薬剤などを
格納管理する目的として使用する場合において、材料を
医療材料ボックス装置50に格納する時に医療材料認証
携帯端末装置10が材料を照合し、医療材料ボックス装
置50に対し材料情報を送信する時の処理フローであ
る。
【0011】図3は、本発明に係る図1の患者単位に格
納する医療材料ボックス装置50の場合において、材料
を医療材料ボックス装置50に格納する時に医療材料認
証携帯端末装置10が電子カルテサーバ装置20からオ
ーダ情報を取得し、格納する材料と照合し、一致したら
医療材料ボックス装置50に対し材料情報を送信する時
の処理フローである。図4は、本発明に係る図1の患者
単位に格納する医療材料ボックス装置50の場合におい
て、患者識別情報を入力しアンテナから常時出力する処
理フローである。図5は、本発明に係る図1の医療材料
ボックス装置50に材料を格納する場合において、医療
材料ボックス装置50に格納した材料情報を入力し、ア
ンテナから常時出力する処理フローである。図6は、本
発明に係る図1の医療材料ボックス装置50から材料を
取り出す場合において、医療材料ボックス装置50に格
納した材料情報を入力し、アンテナから常時出力する処
理フローである。図7は、本発明に係る図1の医療材料
ボックス装置50が医療材料認証携帯端末装置10から
ロック施錠情報を入力した場合に、医療材料ロック装置
53を施錠する処理フローである。図8は、本発明に係
る図1の医療材料ボックスが医療材料認証携帯端末装置
10からロック解除情報を入力した場合に、医療材料ロ
ック装置53を解除する処理フローである。図9は、本
発明に係る図1の医療材料ボックスに薬剤などを格納管
理する目的として使用する場合において、医療材料認証
携帯端末装置10を使用して医療材料ボックスから医療
材料を払い出しする時の、医療材料認証携帯端末装置1
0における内部処理フローズである。
【0012】図10は、本発明に係る図1の患者単位に
格納する医療材料ボックス装置50の場合において、医
療材料認証携帯端末装置10を使用して医療材料ボック
スから医療材料を取り出す時の、医療材料認証携帯端末
装置10における内部処理フローズである。図11は、
図2から図11までの各装置における内部処理フローで
使用する各種情報のデータ構成レコード図である。
【0013】薬剤を管理するボックスでの実施の形態と
は、薬剤師が劇薬や毒薬や麻薬を管理する鍵つきの保管
ボックスを使用することで、払い出しを許可されている
担当者のみが、オーダの支持に従って薬剤をボックスか
ら取り出すことができる。例えば、薬局で薬剤管理者が
劇薬や毒薬や麻薬を医療材料ボックスに保管する場合
は、薬剤管理の担当者が医療材料認証携帯端末から、担
当者のみが使用できるロック解除処理によって医療材料
ボックスのロックを解除する。図8は処理手段55に格
納されるプログラムの処理フローである。解除情報入力
ステップ802がロック解除情報801を入力し、ロッ
ク解除ステップ803が電子ロック装置804の施錠ス
テップ805を起動してロックを解除する。次に、医療
材料の材料情報を医療材料認証携帯端末に読み込ませて
材料を医療材料ボックスに格納し、最後に携帯端末か
ら、ボックスに格納した材料の材料情報を医療材料ボッ
クスに送信する。
【0014】図2は処理手段18に格納されるプログラ
ムの処理フローである。事前に電子カルテサーバ装置2
0からレコード構成112で構成する医療材料マスタ情
報201を医療材料マスタ情報入力ステップ202で記
憶装置11に格納し、続いてレコード構成117で構成
するICチップ41の医療材料情報209を医療材料情
報入力ステップ204にて記憶装置11に格納し、この
2つの情報203、205を材料照合ステップ206で
一致照合し、合致しなければ再度医療材料情報入力ステ
ップ204を繰り返し、合致すれば医療材料情報出力ス
テップ207において、記憶した医療材料情報205を
医療材料情報208として医療材料ボックス50に出力
する。次に医療材料ボックスは、受信した医療材料情報
を追加して、医療材料ボックス内の材料情報をボックス
通信装置から常時出力する。
【0015】図5は処理手段55に格納されるプログラ
ムの処理フローである。レコード構成117の医療材料
情報501を材料入力ステップ502で入力し、医療材
料情報追加ステップ503で記憶装置52に追加し、レ
コード構成117の記憶装置全体の医療材料情報504
を材料出力ステップ505にて医療材料情報501とし
てボックス通信装置51から出力する。次に、医療材料
ボックス50の蓋122を閉める。蓋を閉めたことを医
療材料ボックスのロック装置53が感知してロックを施
錠する。図7は処理手段55に格納されるプログラムの
処理フローである。ロック施錠情報701を施錠情報入
力ステップ702にて入力し、ロック施錠ステップ70
3で施錠ステップ705を行い施錠する。次に、薬剤を
ボックスから払い出す場合は、電子カルテサーバから、
オーダの材料払い出し指示を携帯端末で受けて、医療材
料ボックスのロックを解除し、材料を取り出し、払い出
しの確認として携帯端末で取り出した医療材料のチェッ
クを行い、払い出し情報を電子カルテサーバと医療材料
ボックスに送信する。払い出し指示とは、電子カルテサ
ーバ装置のネットワーク通信装置から無線LANを経由
して医療材料認証装置のネットワーク通信装置に送信さ
れるデータであり、電子カルテサーバから随時送信され
る情報である。図9は処理手段18に格納されるプログ
ラムの処理フローである。あらかじめ、データ表示装置
13に表示した払い出し要求のある患者一覧から、払い
出しを行う患者を選択し、患者識別入力情報901を患
者情報入力ステップ902で記憶装置11に格納する。
格納した患者情報903をキーにオーダ情報要求ステッ
プ904にて要求情報905を電子カルテサーバ20に
送信する。電子カルテシステムから送信されたレコード
構成113のオーダ情報906を患者オーダ情報入力ス
テップ907にて記憶装置11に格納する。オーダ情報
908は携帯端末10の表示手段21で表示データ表示
装置13にされる。オーダされた材料が格納されている
医療材料ボックス50のボックス通信装置51に携帯端
末10のボックス通信装置16を近づけ、ボックス情報
入力ステップ910にてレコード構成114のボックス
材料情報909を記憶装置11に記憶する。記憶したオ
ーダ情報908とボックス材料情報911をオーダ情報
材料情報照合ステップ912で照合検索し、合致した場
合は、ロック解除情報出力ステップ913において、医
療材料ボックス50にロック解除情報914を送信す
る。医療材料ボックスから取り出した材料の医療材料情
報915を材料入力ステップ916にてICチップ入力
装置15から入力し、払い出し実施登録ステップ917
で、レコード構成119の払い出し実施情報918は電
子カルテサーバ20へ送信し、レコード構成115の材
料取り出し情報919を医療材料ボックス50に送信す
る。
【0016】図6は処理手段55に格納されるプログラ
ムの処理フローである。材料取り出し情報入力ステップ
602にて、取り出し情報11を入力し、医療材料更新
ステップ603にて材料の在庫を計算して記憶装置53
2に格納する。さらに格納した医療材料情報604を材
料情報出力ステップ605にてレコード構成114のボ
ックス材料情報606として常時出力する。
【0017】患者単位の医療材料を格納するボックスで
の実施の形態とは、患者に対するオーダに従った医療材
料のみボックス内に医療材料を格納できるように、ロッ
クを解除、施錠する。さらに、患者の認証情報とボック
スに付与された医療材料情報が合致した場合に、ボック
ス内の材料を取り出せるようにロックを解除する。例え
ば、医療材料ボックスは患者単位の医療材料ボックスで
あるため、医療材料ボックスに患者の識別情報を設定す
る。図4は、処理手段55に格納されるプログラムの処
理フローである。携帯端末装置10から患者番号のみで
構成さする患者識別情報401を患者情報入力ステップ
402にて記憶装置に患者識別情報403を記憶装置5
2に格納し、記憶した患者識別情報403を患者情報出
力ステップ502にて患者番号のみで構成する患者識別
情報405を常時出力する。
【0018】次に、医療材料を医療材料ボックスに保管
するため、携帯端末装置で医療材料ボックスから患者識
別情報を入力し、電子カルテサーバからオーダ情報を入
力して材料を準備し、携帯端末で材料の照合を行い一致
したら医療材料ボックスのロック解除と材料情報をボッ
クス送信し、材料を医療材料ボックスに格納する。医療
材料ボックスは、ロック解除と格納した材料情報を記憶
する。図3は、処理手段18に格納されるプログラムの
処理フローで、ボックス番号と患者番号と医療材料コー
ドと医療材料名称と個数で構成するボックス材料情報1
16から患者番号を患者情報入力ステップ302にて記
憶装置11に格納し、この患者識別情報303をキーと
して電子カルテサーバ20に、オーダ情報要求ステップ
304にて要求情報305を送信する。電子カルテサー
バ20から送信されたレコード113で構成するオーダ
情報306をオーダ情報入力ステップ307にて記憶装
置11に格納する。続いて医療材料40から入力した材
料情報311を材料情報入力ステップ310にて記憶装
置11に格納する。この二つの情報オーダ情報308と
医療材料情報309を材料照合ステップ312にて照合
検索し、合致した場合、医療材料情報出力ステップ31
3にてロック解除情報314と格納材料情報315を出
力する。医療材料ボックス50は図8のロック解除処理
と図5の材料情報追加処理を行う。次に、医療材料ボッ
クスからの材料取り出しを行う。携帯端末は患者認証を
する度に電子カルテサーバから認証管理情報の差分をダ
ウンロードする。患者から携帯端末に患者認証情報を入
力して患者認証を行う。
【0019】認証した患者のオーダ情報を電子カルテサ
ーバより入力する。携帯端末を医療材料ボックスに近づ
けてボックスの医療材料情報を入力し、オーダ情報と照
合して合致した場合に医療材料ボックスにロック解除情
報を送信する。医療材料ボックスから医療材料を取り出
し、材料情報を携帯端末に入力する。入力した材料のオ
ーダ実施情報を電子カルテサーバに送信し、医療材料ボ
ックスには医療材料取り出し情報を送信する。図10
は、処理手段11に格納されるプログラムの処理フロー
である。患者認証情報入力ステップ1002にて電子カ
ルテサーバから患者番号と指紋情報とパスワードとバー
コードで構成する患者認証管理情報1001を入力し、
記憶装置11に格納する。患者認証情報入力ステップ1
005にて、指紋情報やバーコード等を患者から入力
し、記憶装置11に格納する。格納した患者認証管理情
報1003と患者認証情報1006を照合検索して患者
認証ステップ1007を行う。認証結果から電子カルテ
サーバ20にオーダ情報要求ステップ1009にて認証
した患者のオーダ要求情報1008を送信する。患者オ
ーダ情報入力ステップ1011にて電子カルテサーバ2
0から送信されたオーダ情報1010を入力し記憶装置
11に格納する。タイマー監視ステップ1013にて、
医療材料ボックス50からのボックス材料情報1014
のエントリを監視する。タイムオーバとなったら患者認
証情報入力ステップ1005まで戻る。監視時間内にボ
ックス材料情報のエントリがあれば、ボックス情報入力
ステップ1015にてボックス材料情報を記憶装置11
に格納し、格納したオーダ情報1012とボックス材料
情報1016を照合し、合致しなかった場合はタイマー
監視ステップ1013まで戻る。合致した場合は、ロッ
ク解除情報出力ステップ1019にて医療材料ボックス
50にロック解除情報1018を送信する。ボックスか
ら取り出した医療材料の医療材料情報1020を材料情
報入力ステップ1021で入力し、オーダ実施登録ステ
ップ1024にて電子カルテサーバ20に、レコード1
18で構成したオーダ実施情報1022を送信し、医療
材料ボックス50へレコード117で構成した取り出し
材料情報1023を送信する。このオーダ実施情報10
22と材料情報1023を受信し、医療材料ボックス5
0は、図8のロック解除処理と図6の材料情報更新処理
を行う。
【0020】特に、患者単位の医療材料を格納するボッ
クスを利用する場合で、携帯端末での患者認証にはバイ
オメトリクス情報を使用する事により、患者を取り違え
る可能性が非常に低くなる。更に患者認証にはタイマー
を使用し、患者認証後一定時間医療材料の認証が無い場
合には再度患者認証を必要とさせる事により患者の取り
違えを防止する。即ち、患者認証後に続いて医療材料ボ
ックスの認証を行うため、意図的に患者を取違えてエン
トリする事が非常に困難となる。
【0021】
【発明の効果】医療材料ボックスを用いて、毒薬、劇
薬、麻薬及び患者単位の医療材料を格納管理することに
より、医療患者の認証情報とオーダ情報と医療材料情報
の3点を同時に認証した場合のみ医療材料ボックスのロ
ックを解除し、医療材料の使用が可能となる為、医療材
料を不用意に患者に適用できなくなり、意図的な行為を
含めて、患者取り違えによる医療行為ミスを防止でき、
リスクマネージメントに対する患者の信頼感の向上が図
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成方式の実施の形態を示す
システム処理構成図である
【図2】本発明に係る医療材料ボックスを薬剤などを格
納管理する目的で使用する場合の材料格納時における携
帯端末処理フローである。
【図3】本発明に係る医療材料ボックスを患者単位で使
用する目的の場合の材料格納時における携帯端末処理フ
ローである。
【図4】本発明に係る医療材料ボックスを患者単位で使
用する目的の場合の患者識別情報設定時における医療材
料ボックス処理フローである。
【図5】本発明に係る医療材料ボックスの医療材料格納
時における医療材料情報の医療材料ボックス処理フロー
である。
【図6】本発明に係る医療材料ボックスの医療材料払い
出し又は取り出し時における医療材料情報の医療材料ボ
ックス処理フローである。
【図7】本発明に係る医療材料ボックスのロック施錠時
の処理フローである。
【図8】本発明に係る医療材料ボックスのロック解除時
の処理フローである。
【図9】本発明に係る医療材料ボックスを薬剤などを格
納管理する目的で使用する場合の材料払い出しにおける
携帯端末処理フローである。
【図10】本発明に係る医療材料ボックスを患者単位で
使用する目的の場合の材料取り出し時における携帯端末
処理フローである。
【図11】本発明に係る図2から図10のデータレコー
ド構成図である。
【図12】本発明に係る医療材料ボックスのロック施錠
状態(1)とロック解除状態(2)の斜視図である。
【符号の説明】
111 蓋 112 鍵受 113 鍵棒 114 電子ロック機構 115 データ転送機構アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療情報システムから患者情報を、電子カ
    ルテサーバから患者単位のオーダ情報を無線通信にて取
    得し、患者情報と医療材料情報を読み取れる携帯端末が
    取得したオーダ情報と読み取った医療材料情報の照合を
    行うシステムにおいて、電子カルテサーバから取得した
    患者認証情報と患者から取得した患者識別情報間で認証
    を行って患者を特定し、その患者のオーダ情報内の医療
    材料情報と医療材料ボックスから取得した医療材料情報
    との照合を行い、照合一致した場合に、電子カルテサー
    バに対して実施情報を送信し、且つ、医療材料ボックス
    に対してロック解除情報を送信し、ロック装置はロック
    解除を行った後に、材料を取り出すことを特徴とする患
    者取違えによる医療行為を防止するシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、患者認証情報と患者オ
    ーダ情報と医療材料情報を同時に照合し、医療材料ボッ
    クスにロック機構を装着することによって、患者認証情
    報と患者オーダ情報と医療材料情報が照合合致しないと
    医療材料が医療材料ボックスから取り出せない医療材料
    保存をし、携帯端末を使用した患者認証情報による患者
    の特定と、その情報をもとにしたオーダ情報の取得と、
    医療材料情報を取得し、医療材料の適用可否に対する認
    証を行い、ロック解除情報を医療材料ボックスに対して
    伝達し、オーダ情報の取得から医療材料情報の取得まで
    の任意時間でのタイマー監視による医療材料情報のエン
    トリ時間制限をすることを特徴とした患者取違えによる
    医療行為防止方法。
  3. 【請求項3】アンテナ及びロック機構を設けて、アンテ
    ナから受信した入庫と出庫の信号をボックスの記憶手段
    に記憶し、受信した信号の内容によって記憶手段に記憶
    した情報を追加更新し、ボックス内部の在庫状況を管理
    する手段と、ロックを解除する信号を受信した時のみロ
    ックを解除する手段を有することを特徴とする医療材料
    保管装置。
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