JP2005022775A - 物品管理装置、物品管理プログラム、および物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

物品管理装置、物品管理プログラム、および物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

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耕造 原田
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Abstract

【課題】物品の管理を確実にできる物品管理装置11を提供する。
【解決手段】物品に関する情報に対応づけたバーコードラベル35を発行し、バーコードラベル35を物品に添付する。保管庫21に対する物品の入出庫時に、物品に添付したバーコードラベル35を識別するとともに、個人情報を識別して特定する。物品毎に、物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を管理する物品管理装置、物品管理プログラム、および物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、警察署では証拠品、押収物、預かり品(以下、これら証拠品、押収物、預かり品を含めて証拠品等と呼ぶ)等の管理にあたり、証拠品等を保管する場合には、証拠品等の情報、日時、保管するキャビネットやロッカー等の保管場所、保管しようとする職員の名前等の必要事項を台帳に記入し、管理者から貸し与えられる鍵でキャビネットやロッカー等を解錠して証拠品等を収納した後、鍵でキャビネットやロッカー等を施錠して保管し、また、証拠品等を持ち出す場合、持ち出そうとする証拠品等の情報、日時、キャビネットやロッカー等の保管場所、持ち出そうとする職員の名前等の必要事項を台帳に記入し、管理者から貸し与えられる鍵でキャビネットやロッカー等を解錠して証拠品等を取り出している。
【0003】
しかし、証拠品等の管理は台帳で管理するため、台帳への記入ミス、記入漏れ、記入忘れが発生することがある。証拠品等を保管する際に証拠品等の情報の記入ミスや保管する場所の記入ミス等が発生した場合、証拠品等を持ち出す際に別の事件の類似した証拠品等を持ち出してしまったり、保管場所に証拠品等が見つからない等のおそれがある。証拠品等を保管する際に記入漏れや記入忘れが発生した場合、証拠品等を持ち出す際に証拠品等の情報や保管場所の把握が困難になったり、証拠品等の紛失に気付かないおそれがあり、一方、証拠品等を持ち出す際に記入漏れや記入忘れが発生した場合、どの証拠品等を誰が持ち出したか把握できなかったり、証拠品等の紛失に気付かないおそれがある。また、キャビネットやロッカー等の保管場所は複数存在するため、管理者は複数の鍵を保管しなければならず、ある鍵が紛失しても気付かないおそれがある。このように、台帳を基本とする管理では、証拠品等の管理が十分でない。
【0004】
また、一般に、重要物、預かり物、貸与物等の物品を管理する場合にも、保管時および持出時に台帳を用いて管理している場合が多く、証拠品等の管理と同様の問題がある。
【0005】
また、金融機関の貸し金庫等では、貸し金庫を使用する使用者を予め登録しておき、貴重品等の物品の預入時や取出時に、貸し金庫の使用者を指紋照合によって予め登録されている使用者か照合し、予め登録されている使用者であることが確認されれば、貸し金庫を開き、物品の預け入れや取り出しを可能としている(例えば、特許文献1参照)。しかし、このような貸し金庫では、貸し金庫毎の管理は可能であるが、上述した証拠品等のように個別に管理する必要がある物品の場合、何を預け入れて取り出したか等の物品毎の管理ができない。そのため、物品毎に管理しようとする場合には、台帳等の併用が必要となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−168019号公報(第4−6頁、図2、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、証拠品等、重要物、預かり物、貸与物等の物品毎の管理に台帳を利用しても、台帳への記入ミス、記入漏れ、記入忘れが発生するおそれがあるため、物品毎の管理が確実にできない問題がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、物品毎の管理を確実にできる物品管理装置、物品管理プログラム、および物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の物品管理装置は、保管庫と、この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報とを対応づけて保存する情報管理手段とを具備しているものである。
【0010】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0011】
請求項2記載の物品管理装置は、施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫と、この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報が予め登録された個人情報登録手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に個人情報を識別する個人情報識別手段と、この個人情報識別手段で識別された個人情報を個人情報登録手段に予め登録された個人情報と照合し、個人情報を特定する個人情報特定手段と、前記保管庫への物品の入庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定されかつ認識体識別手段で認識体が識別された場合に物品を入庫する保管庫を解錠させ、前記保管庫からの物品の出庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定された場合に物品が保管された保管庫を解錠させる錠制御手段と、前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報とを対応づけて保存する情報管理手段とを具備しているものである。
【0012】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0013】
請求項3記載の物品管理装置は、請求項2記載の物品管理装置において、保管庫に対する物品の入出庫時に物品の入出庫を許可する管理者承認体を受け入れる管理者承認体受入手段を具備し、この管理者承認体受入手段は、物品の出庫時に、物品に添付した認識体を認識体識別手段で未識別のときに管理者承認体の取り出しを規制し、物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別することで管理者承認体の取り出しを許容するものである。
【0014】
そして、この構成では、例えば管理者から借り受けた管理者承認体を管理者承認体受入手段に受け入れて物品の入出庫を許可し、物品の出庫時に、物品に添付した認識体を識別させない限り管理者承認体受入手段から管理者承認体を取り出せないため、管理者承認体を管理者に返却するには物品に添付した認識体を識別させる必要があり、物品に添付した認識体を確実に識別させ、物品毎の管理を確実にする。
【0015】
請求項4記載の物品管理装置は、保管庫と、この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、前記保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報とを対応づけて保存する情報管理手段とを具備しているものである。
【0016】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0017】
請求項5記載の物品管理装置は、施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫と、この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報が予め登録された個人情報登録手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に個人情報を識別する個人情報識別手段と、この個人情報識別手段で識別された個人情報を個人情報登録手段に予め登録された個人情報と照合し、個人情報を特定する個人情報特定手段と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定された場合に物品を保管する保管庫を解錠させる錠制御手段と、前記保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報とを対応づけて保存する情報管理手段とを具備しているものである。
【0018】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0019】
請求項6記載の物品管理装置は、請求項2、3、5いずれか記載の物品管理装置において、保管庫は複数有し、物品の出庫時に複数の保管庫の中から出庫する物品を指定する出庫物品指定手段を備え、錠制御手段は、物品の出庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定されかつ出庫物品指定手段で物品が指定された場合に指定された物品が保管された保管庫を解錠させ、情報管理手段は、物品に関する情報に物品を保管する保管庫の情報を対応づけて保存するものである。
【0020】
そして、この構成では、物品取出時に、個人情報が特定されかつ複数の保管庫の中から出庫する物品が指定された場合に、指定された物品が保管された保管庫を解錠させるため、複数の保管庫の中から指定の物品を確実に出庫可能とする。
【0021】
請求項7記載の物品管理装置は、請求項1ないし6いずれか記載の物品管理装置において、物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせるリンク手段を具備しているものである。
【0022】
そして、この構成では、物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせて共有化を図れる。
【0023】
請求項8記載の物品管理プログラムは、保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、保管庫に対する物品の入出庫時に、認識体識別手段で識別する物品に添付した認識体の情報を取得する手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報を対応づけて保存させる手順とをコンピュータに実行させるものである。
【0024】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0025】
請求項9記載の物品管理プログラムは、施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報を個人情報登録手段に登録させる手順と、保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、保管庫への物品の入庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定し、かつ認識体識別手段で識別する物品に添付した認識体の情報を取得した場合に物品を入庫する保管庫を解錠させる手順と、保管庫からの物品の出庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品が保管された保管庫を解錠させ、認識体識別手段で識別する物品に添付した認識体の情報を取得する手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報を対応づけて保存させる手順とをコンピュータに実行させるものである。
【0026】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を特定するとともに物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0027】
請求項10記載の物品管理プログラムは、請求項9記載の物品管理プログラムにおいて、保管庫に対する物品の入出庫時に、管理者承認体を管理者承認体受入手段に受け入れてから物品の入出庫を許可させる手順と、保管庫からの物品の出庫時に、物品に添付した認識体を認識体識別手段で未識別のときに管理者承認体受入手段からの管理者承認体の取り出しを規制させ、物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別することで管理者承認体受入手段からの管理者承認体の取り出しを許容させる手順とをコンピュータに実行させるものである。
【0028】
そして、この構成では、例えば管理者から借り受けた管理者承認体を管理者承認体受入手段に受け入れて物品の入出庫を許可させ、物品の出庫時に、物品に添付した認識体を識別させない限り管理者承認体受入手段から管理者承認体を取り出せないため、管理者承認体を管理者に返却するには物品に添付した認識体を識別させる必要があり、物品に添付した認識体を確実に識別させ、物品毎の管理を確実にする。
【0029】
請求項11記載の物品管理プログラムは、保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、保管庫に収納された物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別させる手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報を対応づけて保存させる手順とをコンピュータに実行させるものである。
【0030】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に保管庫に入出庫する物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0031】
請求項12記載の物品管理プログラムは、施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報を個人情報登録手段に予め登録させる手順と、保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、保管庫への物品の入庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品を入庫する保管庫を解錠させ、保管庫へ入庫する物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別させる手順と、保管庫からの物品の出庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品が保管された保管庫を解錠させ、保管庫から出庫する物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別させる手順と、情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報を対応づけて保存させる手順とをコンピュータに実行させるものである。
【0032】
そして、この構成では、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を特定するとともに保管庫に入出庫する物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残し、物品毎の管理を確実にする。
【0033】
請求項13記載の物品管理プログラムは、請求項9、10、12いずれか記載の物品管理プログラムにおいて、複数の保管庫からの物品の出庫時に保管庫を解錠させる手順であって、個人情報を特定しかつ出庫物品指定手段で出庫する物品が指定された場合に物品が保管された保管庫を解錠させる手順をコンピュータに実行させるものである。
【0034】
そして、この構成では、物品の出庫時に、個人情報が特定されかつ複数の保管庫の中から出庫する物品が指定された場合に、指定された物品が保管された保管庫を解錠させるため、複数の保管庫の中から指定の物品を確実に出庫可能とする。
【0035】
請求項14記載の物品管理プログラムは、請求項8ないし13いずれか記載の物品管理プログラムにおいて、物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせる手順をコンピュータに実行させるものである。
【0036】
そして、この構成では、物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせて共有化を図れる。
【0037】
請求項15記載の物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、請求項8ないし14いずれか記載の物品管理プログラムを、コンピュータ読み取り可能に記録したものである。
【0038】
そして、この構成では、請求項8ないし14いずれか記載の物品管理プログラムを、コンピュータ読み取り可能に記録したため、物品管理プログラムで得られる作用効果が得られる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0040】
図1に物品管理装置(物品管理システム)11を示し、この物品管理装置11では、保管庫ユニット12およびこの保管庫ユニット12の上部に設置されたコントロール部13を備えているとともに、保管庫ユニット12の横等に配置される机14上に設置された管理部15、バーコードプリンタ16および帳票プリンタ17を備えている。
【0041】
保管庫ユニット12は、縦型の保管庫本体20を有し、この保管庫本体20内には物品を収納し保管する複数の保管庫21が上下方向に並んで区画形成されている。各保管庫21の前面には保管庫21内に物品を出し入れする開口部22が形成され、この開口部22を閉鎖する扉体23が開閉可能に取り付けられている。扉体23は一側が保管庫本体20に図示しないヒンジによって開閉回動可能に取り付けられ、扉体23の他側である開閉側表面には扉体23を開閉操作する取手24が取り付けられている。
【0042】
保管庫本体20の前面には各保管庫21の扉体23の開閉側に対応して各扉体23を閉鎖状態で施錠、解錠するロック部25が配設されている。また、保管庫ユニット12の前面側に使用者が立った状態で使用者が操作しやすい高さに位置する1つの保管庫21の扉体23の前面に、使用者が操作する使用者操作部としての操作部26が配設されている。また、保管庫ユニット12の側部には保管庫ユニット12と同様に構成された各種の増設ユニット27を増設可能としており、これら増設ユニット27は保管庫21の大きさが大小異なるものも含まれる。
【0043】
また、コントロール部13は、複数の保管庫21のロック部25および操作部26と接続されるとともに管理部15と通信可能に接続され、各保管庫21のロック部25を制御および電源を供給し、管理部15と操作部26とのインターフェースをとる。
【0044】
また、管理部15は、コンピュータ本体30、キーボード31およびモニタ32を有する汎用のコンピュータによって構成され、コントロール部13、バーコードプリンタ16および帳票プリンタ17とケーブルや無線によって通信可能に接続されている。キーボード31は、保管する物品に関する情報を入力する物品情報入力手段33(図3に示す)の一部として構成されている。なお、管理部15は、バーコードプリンタ16および帳票プリンタ17とともに、保管庫ユニット12と異なる場所に設置することもできる。
【0045】
また、バーコードプリンタ16は、保管する物品を個別認識するために物品に添付する認識体として物品に関する情報を示すバーコードや文字等を印刷した認識体としてのバーコードラベル35を発行するもので、認識体発行手段36(図3に示す)として構成されている。
【0046】
また、帳票プリンタ17は、物品の内容や履歴等を印刷した帳票37に出力する。
【0047】
次に、図2に示すように、ロック部25の表面には、扉体23を閉鎖状態で係止操作および係止解除操作する操作レバー40、使用する保管庫21を点灯表示する発光ダイオード等の表示器41、保管庫21の使用者を撮像するCCD等の固体撮像素子を用いたカメラ部42、管理者(責任者)が管理する非常キーで扉体23を解錠させる非常キーシリンダ43がそれぞれ配設されている。非常キーシリンダ43は各ロック部25とも共通で1つの非常キーで解錠できる。
【0048】
ロック部25の内側には、扉体23の閉鎖を検知するマイクロスイッチやフォトセンサ等の閉鎖検知手段44(図3に示す)、扉体23の閉鎖状態でソレノイドやモータ等の電気的駆動部を利用して扉体23を施錠、解錠する施錠手段45(図3に示す)が配設されている。
【0049】
操作部26は、扉体23の前面より背面側に窪んで形成され、カード受け入れて読み取るカードリーダ48、使用者の指紋を読み取る指紋識別部49、テンキーや入庫キーおよび出庫キー等を有するキーボード50、バーコードラベル35に印刷されたバーコードを読み取るバーコードスキャナ51、操作手順や入力情報等を表示する液晶表示器等の表示部52が配設されている。図3に示すように、カードリーダ48は、管理者が管理する管理者承認体としての承認カードを受け入れて識別する管理者承認体受入手段53として構成されている。指紋識別部49は、使用者の指紋を読み取る個人情報識別手段54の一部として構成されている。キーボード50は、使用者のID番号や暗証番号等を入力する個人情報識別手段54の一部および物品取出時に取り出す物品に関する情報を入力指定する出庫物品指定手段55として構成されている。バーコードスキャナ51は、物品に添付するバーコードラベル35に印刷されたバーコードを読み取る認識体識別手段56として構成されている。
【0050】
次に、図3に物品管理装置11の構成を示す。管理部15は、キーボード31で入力される情報の他にカメラやスキャナ等から取り込まれる画像データ等も物品の情報として入力する物品情報入力手段33の機能、保管庫21に対する物品の入出庫を許可する使用者の指紋情報、ID番号、暗証番号等の個人情報が予め登録された個人情報登録手段60の機能と、個人情報識別手段54で識別された個人情報を個人情報登録手段60に予め登録された個人情報と照合し、照合一致によって個人情報を特定する個人情報特定手段61の機能と、保管庫21への物品の入庫時に個人情報特定手段61で個人情報が特定されかつバーコードスキャナ51でバーコードラベル35のバーコードが識別された場合に物品を入庫する保管庫21を解錠させ、保管庫21からの物品の出庫時に個人情報特定手段61で個人情報が特定されかつ出庫物品指定手段55で出庫する物品が指定された場合に指定された物品が保管された保管庫21を解錠させる錠制御手段62の機能と、物品の出庫時に、物品に添付したバーコードラベル35のバーコードをバーコードスキャナ51で未識別のときにカードリーダ48からの承認カードの取り出しを規制し、物品に添付したバーコードラベル35のバーコードをバーコードスキャナ51で識別することでカードリーダ48からの承認カードの取り出しを許容する管理者承認体返却制御手段63の機能と、物品情報入力手段33で入力された物品に関する情報と物品を保管する保管庫21の情報と物品の入出庫情報と個人情報とを含み対応づけて保存する情報管理手段64の機能すなわち物品の登録情報および管理情報を一元に管理する電子台帳の機能、物品の登録情報および物品の管理情報を物品が関連する他の情報に対しリンクさせるリンク手段65の機能とを有している。
【0051】
さらに、管理部15は、例えば物品の登録情報および物品の管理情報を共有する他のコンピュータと互いに通信可能とするネットワークに対して接続する接続手段66を有しており、そして、リンク手段65は、接続手段66およびネットワークを通じて他の情報に対し物品の登録情報および物品の管理情報をリンクさせることも可能としている。
【0052】
個人情報登録手段60および情報管理手段64は、管理部15が備えるデータベース、コントロール部13が備えるデータベース、ネットワークに接続されたサーバー等のデータベースで構成されている。
【0053】
そして、物品管理装置11には、主として以下に示す手順でコンピュータに実行させる物品管理プログラムが適用されている。保管庫21に対する物品の入出庫を許可する個人情報を個人情報登録手段60に予め登録させる手順と、保管庫21に保管する物品に関する情報を物品情報入力手段33で入力させる手順と、物品情報入力手段33で入力された物品に関する情報を情報管理手段64に登録させる手順と、物品情報入力手段33で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付するバーコードラベル35をバーコードプリンタ16で発行させる手順と、保管庫21に対する物品の入出庫時に、承認カードをカードリーダ48に受け入れてから物品の入出庫を許可させる手順と、保管庫21への物品の入庫時に、個人情報識別手段54で識別する個人情報と個人情報登録手段60に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定し、かつバーコードスキャナ51で識別する物品に添付したバーコードラベル35のバーコードの情報を取得した場合に物品を入庫する保管庫21を解錠させる手順と、物品の出庫時に複数の保管庫21の中から出庫物品指定手段55で指定する保管庫21の情報を取得する手順と、保管庫21からの物品の出庫時に、個人情報識別手段54で識別する個人情報と個人情報登録手段60に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品が保管された保管庫21を解錠させ、バーコードスキャナ51で識別する物品に添付したバーコードラベル35のバーコードの情報を取得する手順と、保管庫21からの物品の出庫時に、物品に添付したバーコードラベル35のバーコードをバーコードスキャナ51で未識別のときにカードリーダ48からの承認カードの取り出しを規制させ、物品に添付したバーコードラベル35のバーコードをバーコードスキャナ51で識別することでカードリーダ48からの承認カードの取り出しを許容させる手順と、情報管理手段64に登録された物品に関する情報に、保管庫21に対する物品の入出庫時に得られる物品の入出庫情報および個人情報を対応づけて保存させる手順と、物品の登録情報および物品の管理情報を物品が関連する他の情報に対しリンクさせる手順を有している。この物品管理プログラムは、コンピュータ読取可能な例えば光ディスク、フレキシブルディスク、メモリ等の記録媒体に記録され、この記録媒体を介して管理部15が具備している。
【0054】
次に、物品管理装置11の第1の運用例を、図4の第1の運用例の相関関係を示す説明図、図5〜図7の第1の運用例のフローチャートを参照して説明する。
【0055】
この第1の運用例では、物品が、その物品自体に比較的特殊性のある、例えば、重要物、預かり物、貸与物、私物等の場合で、物品の識別にバーコードラベル35を、管理者の承認に承認カードを、本人確認にID番号と暗証番号と指紋照合とを使用し、さらに、防犯および履歴照合用として使用者を撮像するカメラ部42を使用する。使用者のID番号、暗証番号および指紋情報等の個人情報は個人情報登録手段60に予め登録されているものとする。
【0056】
まず、物品の新規登録方法を図4および図5を参照して説明する。
【0057】
特定の管理者(責任者)が管理部15にログインし(ステップ1)、新規登録モードを選択する(ステップ2)。
【0058】
管理者は、新規登録モードで、物品の物品名、整理番号等の情報、物品を取り扱う使用者の名前、ID番号等の情報を含む物品に関する情報をキーボード31で入力し、それに加え必要に応じて物品の画像データを入力し、さらに、空いている保管庫21の中から物品を保管する1つの保管庫21をキーボード31で入力指定する(ステップ3)。入力された各情報は対応づけて電子台帳である情報管理手段64に登録する(ステップ4)。
【0059】
物品に関する情報の所定事項が全て入力されれば、その入力された物品に関する情報をバーコード化した物品毎に固有のバーコードラベル(管理票)35をバーコードプリンタ16で印刷出力するとともに、物品に関する情報を記載した帳票を帳票プリンタ17から印刷出力する(ステップ5)。
【0060】
管理者は、新規登録モードの終了を選択し(ステップ6)、管理部15からログオフする(ステップ7)。
【0061】
管理者は、印刷出力されたバーコードラベル35を物品に直接貼り付けるか、物品を袋等の容器に入れる場合にはバーコードラベル35を容器に貼り付け(ステップ8)、新規登録を完了する。
【0062】
次に、物品の追加登録方法を図4および図5を参照して説明する。
【0063】
この追加登録は既に登録済みの物品と関連した別の物品を例えば同じ整理番号で管理するために追加登録するものであり、特定の管理者が管理部15にログインし(ステップ1)、追加登録モードを選択する(ステップ9)。
【0064】
管理者は、追加登録モードで、登録済みの整理番号等をキーボート31で入力して追加登録として対応づけ、追加登録する物品の物品名等の情報をキーボード31で入力するとともに、物品を保管する保管庫21をキーボード31で入力指定する(ステップ10)。保管庫21の指定は、登録済みの物品を保管している保管庫21、またはその保管庫21とは別の保管庫21に保管する場合には他の保管庫21を入力指定する。追加入力された情報は該当する登録済みの情報に対応づけて電子台帳である情報管理手段64に追加登録する(ステップ11)。
【0065】
追加登録する物品に関する情報が全て入力されれば、入力された物品に関する情報をバーコード化した物品毎に固有のバーコードラベル35をバーコードプリンタ16で印刷出力するとともに、物品に関する情報を記載した帳票を帳票プリンタ17から印刷出力する(ステップ12)。
【0066】
管理者は、追加登録モードの終了を選択し(ステップ13)、管理部15からログオフする(ステップ7)。
【0067】
管理者は、印刷出力されたバーコードラベル35を物品に直接貼り付けるか、物品を袋等の容器に入れる場合にはバーコードラベル35を容器に貼り付け(ステップ8)、追加登録を完了する。
【0068】
次に、物品の入庫方法(保管方法)を図4および図6を参照して説明する。
【0069】
登録した物品を保管庫21に入庫(収納)しようとする場合、または入庫済みの物品を出庫(取出)させた後に再入庫しようとする場合、使用者は、特定の管理者に入庫を申請し、承認が得られれば管理者から承認カードを借り受ける(ステップ31)。
【0070】
使用者は、バーコードラベル35を添付した物品を持って保管庫ユニット12の場所に行き、操作部26のキーボード50の入庫キーを操作し(ステップ32)、承認カードをカードリーダ48に挿入する。
【0071】
カードリーダ48は承認カードをカードリーダ48の内部に自動的に取り込み、承認カードの情報を読み取り(ステップ33)、予め登録されている情報と読み取った承認カードの情報を照合し(ステップ34)、適正であれば以降の入庫動作を許可する。なお、承認カードを読み取れないなど不適正の場合には、例えば、入庫処理を中断するなどの異常処理をする(ステップ35)。
【0072】
入庫動作が許可された後、使用者がID番号、暗証番号等の使用者に固有の番号をキーボード50で入力し、使用者の指を指紋識別部49に当てがい、この指紋識別部49で指の指紋を読み取る(ステップ36)。そして、これらID番号、暗証番号および指紋情報を個人情報登録手段60に予め登録されたID番号、暗証番号および指紋情報と照合し(ステップ37)、両方の照合一致により個人情報を特定し、本人確認する。なお、個人情報が特定されない場合には、個人情報の再度の入力を促し、所定回数入力されても個人情報が特定されなければ、入庫処理を中断するなどの異常処理をする(ステップ35)。
【0073】
個人情報が特定されて本人確認された後、使用者は入庫する物品に添付したバーコードラベル35をバーコードスキャナ51で読み取らせる(ステップ38)。そして、バーコードスキャナ51で読み取ったバーコードの情報に基づき、新規登録時または追加登録時に指定された保管庫21の施錠手段45を解錠する(ステップ39)。このとき該当する保管庫21の表示器41を点滅させる。
【0074】
使用者は、表示器41が点滅している保管庫21の場所に行き、その保管庫21の操作レバー40をロック解除方向に回動させる。これにより、表示器41を点灯状態に切り換え、扉体23の開放を可能とする。
【0075】
使用者は、扉体23を開放し、物品を保管庫21内に収納し、扉体23を閉鎖し、操作レバー40をロック方向に回動させる。この扉体23の閉鎖が閉鎖検知手段44の検知で確認されれば(ステップ41)、施錠手段45で扉体23を自動的に施錠し(ステップ42)、表示器41を消灯させる。
【0076】
保管庫21に対する物品の入庫動作中は、その入庫動作する使用者を該当する保管庫21のカメラ部42によって撮影する。
【0077】
使用者が操作部26のキーボード50の完了キーを操作することで(ステップ43)、カードリーダ48から承認カードを排出する(ステップ44)。
【0078】
入庫時に得られた物品情報、カメラ部42に撮影された画像や映像、使用者の個人情報、入庫時刻等の情報を電子台帳である情報管理手段64に保存する(ステップ45)。
【0079】
そして、利用者は、カードリーダ48から排出された承認カードを取り出し、この承認カードを管理者に返却し(ステップ46)、入庫処理を完了する。
【0080】
次に、物品の出庫動作(取出動作)を図4および図7を参照して説明する。
【0081】
保管庫21に保管されている物品を出庫しようとする使用者は、特定の管理者に出庫を申請し、承認が得られれば管理者から承認カードを借り受ける(ステップ51)。このとき、使用者による出庫の申請は、どの物品を、誰が、何の目的で、などをネットワークに接続された使用者の端末等で入力し、入力内容と管理部15で登録された登録内容とを照合して間違っている場合にはエラーを表示したり、目的等が未入力の場合には申請を不可とし、そして、出庫申請書を印刷出力または管理者の端末にネットワークを通じて送信し、管理者が申請内容を確認して管理者から使用者に承認カードを貸し与えるようにする。
【0082】
使用者は、保管庫ユニット12の場所に行き、操作部26のキーボード50の出庫キーを操作し(ステップ52)、承認カードをカードリーダ48に挿入する。そして、カードリーダ48は承認カードをカードリーダ48の内部に自動的に取り込み、承認カードの情報を読み取り(ステップ53)、承認カードの情報を照合し(ステップ54)、適正であれば以降の出庫動作を許可する。なお、承認カードを読み取れないなど不適正の場合には、例えば、出庫処理を中断するなどの異常処理をする(ステップ55)。
【0083】
出庫動作が許可された後、使用者は、自己のID番号、暗証番号等をキーボード50で入力し、使用者の指を指紋識別部49に当てがい、この指紋識別部49で指の指紋を読み取る(ステップ56)。そして、これらID番号、暗証番号および指紋情報を個人情報登録手段60に予め登録されたID番号、暗証番号および指紋情報と照合し(ステップ57)、両方の照合一致により個人情報を特定し、本人確認する。なお、個人情報が特定されない場合には、個人情報の再度の入力を促し、所定回数入力されても個人情報が特定されなければ、出庫処理を中断するなどの異常処理をする(ステップ55)。
【0084】
個人情報が特定されて本人確認された後、使用者は、例えば登録時に印刷出力されている帳票37等を確認して出庫しようとする物品の整理番号等の物品を特定する情報をキーボード50で入力する(ステップ58)。そして、出庫しようとする物品の情報が入力されれば、物品が保管されている保管庫21の施錠手段45を解錠する(ステップ59)。このとき、該当する保管庫21の表示器41を点滅させる。
【0085】
使用者は、表示器41が点滅している保管庫21の場所に行き、その保管庫21の操作レバー40をロック解除方向に回動させる。これにより、表示器41を点灯状態に切り換え、扉体23の開放を可能とする。
【0086】
使用者は、扉体23を開放し、保管庫21内から物品を取り出し、扉体23を閉鎖し、操作レバー40をロック方向に回動させる。この扉体23の閉鎖が閉鎖検知手段44の検知で確認されれば(ステップ60)、施錠手段45で扉体23を自動的に施錠し(ステップ61)、表示器41を消灯させる。
【0087】
保管庫21に対する物品の出庫動作中に、その出庫動作する使用者を該当する保管庫21のカメラ部42によって撮影する。
【0088】
使用者は取り出した物品に添付しているバーコードラベル35をバーコードスキャナ51で読み取らせる(ステップ62)。
【0089】
出庫を指定した物品の情報とバーコードスキャナ51で読み取った情報とを照合する(ステップ63)。出庫を指定した物品の情報とバーコードスキャナ51で読み取った情報とが一致すれば、使用者が操作部26のキーボード50の完了キーを操作することで(ステップ64)、カードリーダ48から承認カードを排出する(ステップ65)。
【0090】
また、使用者がバーコードの読み取りを忘れ、バーコードが一定時間以上読み取られなかったり、あるいは、例えば同じ保管庫21に類似する物品が一緒に保管されていて間違った物品を取り出していたときに、出庫を指定した物品の情報とバーコードスキャナ51で読み取った情報とが一致しなかった場合には、出庫処理を中断するなどの異常処理となり(ステップ55)、カードリーダ48からの承認カードの排出を禁止する。異常処理となった場合には、管理者が対処する。
【0091】
出庫時に得られた物品情報、カメラ部42によって撮影された画像や映像、使用者の個人情報、出庫時刻等の情報を電子台帳である情報管理手段64に保存させる(ステップ66)。
【0092】
そして、利用者は、カードリーダ48から排出された承認カードを取り出し、この承認カードを管理者に返却し(ステップ67)、出庫処理を完了する。
【0093】
次に、物品の登録抹消方法(管理の終了)を図4および図5を参照して説明する。
【0094】
予め、使用者または管理者が、上述した物品の出庫方法に従って、抹消したい整理番号に該当する全ての物品を保管庫21から取り出す。
【0095】
特定の管理者が管理部15にログインし(ステップ1)、登録抹消モードを選択する(ステップ14)。
【0096】
管理者は、登録抹消モードで、抹消したい整理番号等をキーボード31で入力する(ステップ15)。そして、その整理番号に該当する物品が取り出されていることが情報管理手段64の履歴から確認されれば(ステップ16)、該当する整理番号に関する登録を抹消する(ステップ17)。このとき、その整理番号に該当する物品が1つでも残っていれば、抹消不可とし、登録抹消モードを一端終了し、上述した物品の出庫方法に従って、残っている物品を保管庫21から取り出す。
【0097】
登録抹消が完了すれば、管理者は、登録抹消モードの終了を選択し(ステップ18)、管理部15からログオフする(ステップ19)。
【0098】
このように、物品管理装置11の第1の運用例によれば、物品に関する情報に対応づけたバーコードラベル35を発行し、このバーコードラベル35を物品に添付し、保管庫21に対する入庫時および出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに物品に添付したバーコードラベル35を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを含み対応づけた履歴を残すことができるため、すなわち何時、誰が、何を、入出庫しているかを確認でき、物品毎の管理を確実にでき、物品の紛失等を防止できる。このように物品の入出庫履歴を管理でき、台帳への手書きによる記入の手間が無く、管理者による物品の参照、現状把握も容易にできる。
【0099】
また、管理者から借り受けた承認カードをカードリーダ48に受け入れて物品の入庫および出庫を許可し、出庫時に、物品に添付したバーコードラベル35を識別させない限りカードリーダ48から承認カードを取り出せないため、承認カードを管理者に返却するには物品に添付したバーコードラベル35を必ず識別させる必要があり、物品に添付したバーコードラベル35を確実に識別させることができ、物品毎の管理を確実にできる。
【0100】
また、物品の出庫時に、個人情報が特定されかつ複数の保管庫21の中から出庫する物品が指定された場合に、指定された物品が保管された保管庫21を解錠させるため、複数の保管庫21の中から指定の物品を確実に出庫させることができる。特に、物品の出庫時に、何を出庫させるのかを指定し、出庫する物品を識別して照合するため、類似した物品を取り扱う場合でも、物品の出庫間違いを防止できる。
【0101】
また、管理者は、1枚の承認カードと各保管庫21の非常キーシリンダ43の解錠に共通の1つの非常キーのみを管理すればよいため、管理者の負担を軽減できる。
【0102】
そして、物品の登録情報および管理情報が電子化されて電子台帳である情報管理手段64に保存されているため、管理部15またはネットワークに接続された他のコンピュータにより、物品の登録情報や管理情報を容易に閲覧でき、また、物品の登録情報および管理情報を物品が関連する伝票、文書等の他の電子化されている情報とリンクさせることができ、情報の共有化ができる。
【0103】
また、1つの操作部26で保管庫ユニット12の複数の保管庫21を操作でき、構成を簡素化し、安価にできる。なお、操作部26は保管庫ユニット12と一体的に設けることで入出庫時の操作者の動きが少なく操作性がよいが、操作部26は保管庫ユニット12と別体に設けてもよい。
【0104】
なお、バーコートラベルには、バーコードの他、登録された情報を文字などで併記してもよい。
【0105】
また、この物品管理装置11の第1の運用例のような場合、公庁官、医療機関、学校、一般企業、駅、空港、宿泊施設、集合住宅等での物品の管理としての利用や、さらに課金およびプリペイド化等を含めた仕様の見直しにより様々な分野での物品の管理としての利用ができる。
【0106】
次に、物品管理装置11の第2の運用例を図8〜図11を参照して説明する。
【0107】
この物品管理装置11の第2の運用例では、例えば、警察署等において、物品として証拠品、押収物、預かり品(以下、これら証拠品、押収物、預かり品を含めて証拠品等と呼ぶ)の管理に用いる証拠品等管理装置であり、電子化されている調書すなわち電子調書に証拠品等の登録情報や管理情報等がリンクするように構成されている。
【0108】
物品管理装置11の構成は、第1の運用例のときと基本的に同一の構成であるが、図8に示すように、各保管庫21のロック部25のカメラ部42(図2参照)は削除されている。
【0109】
管理部15では、データベース等に登録されている電子化された調書に対し、接続手段66からネットワーク等を通じて証拠品等の登録情報および管理情報をリンクさせることができる。
【0110】
そして、まず、事件発生から証拠品等の入庫までの全体的な流れを、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0111】
事件が発生し、このとき事件に関わる証拠品等がない場合には(ステップ70)、調書のみを作成する(ステップ71)。事件に関わる証拠品等がある場合には、事件担当者がコンピュータによって電子調書を作成するとともに証拠品等を確認して証拠品等の情報を電子調書に入力する(ステップ72)。
【0112】
電子調書の作成後、証拠品等は保管する。証拠品等を保管する場合には、事件担当者が証拠品等を管理部15の場所に持参し、管理者または事件担当者が証拠品等を確認し、証拠品等に関する情報を管理部15に入力して証拠品等を管理する電子台帳を作成する(ステップ73)。このとき、乗用車等の保管庫21に入庫できない証拠品等についても、例えば保管庫21の番号のところに駐車場と登録すれば、電子台帳を統一することができる。
【0113】
管理部15では作成される電子台帳の内容が電子調書と一致しているか照合し(ステップ74)、一致していない場合には再入力する。
【0114】
電子台帳の内容が電子調書と一致すれば、証拠品等を保管する保管庫21を指定し、管理者から事件担当者に該当する保管庫21を解錠するための承認カード等を貸し与える(ステップ75)。
【0115】
事件担当者は承認カードなど用いて証拠品等を指定された保管庫21に入庫させ、保管庫21を施錠する(ステップ76)。
【0116】
入庫が完了すれば(ステップ77)、事件担当者から管理者に承認カードを返却することにより(ステップ78)、証拠品等の入庫処理が完了する。
【0117】
また、証拠品等の出庫の流れを、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0118】
事件担当者が管理者に出庫申請する(ステップ81)。管理者は、出庫申請内容と管理部15に登録されている証拠品等の内容を照合する。このとき、出庫申請内容を管理部15に入力し、管理部15で照合するように照合してもよい。
【0119】
出庫申請内容と証拠品等が一致していれば(ステップ82)、管理者から事件担当者に該当する保管庫21を解錠するための承認カードを貸し与える(ステップ83)。
【0120】
事件担当者は承認カードを用いて該当する証拠品等を保管した保管庫21を解錠させ、保管庫21から証拠品等を出庫させる(ステップ84)。
【0121】
出庫が完了すれば、事件担当者から管理者に承認カードを返却することにより(ステップ85)、証拠品等の出庫処理が完了する。
【0122】
そして、具体的な、証拠品等の新規登録方法、追加登録方法、登録抹消方法は、図5を参照して第1の運用例で説明した各方法と同様である。なお、図5では物品と表しているが、これが証拠品等となる。さらに、新規登録では証拠品等に関する情報として事件名、事件番号、証拠品等の品名、押収番号等の情報が含まれ、追加登録では事件番号等の入力で登録済みの証拠品等に関連して追加登録し、登録抹消では事件番号等の入力でこの事件番号等に該当する情報を抹消する。
【0123】
また、具体的な、証拠品等の入庫方法、出庫方法についても、図6および図7を参照して第1の運用例で説明した各方法と同様である。なお、図6および図7では物品と表しているが、これが証拠品等となる。さらに、図9に示すように、入庫方法および出庫方法では、使用者(事件担当者等)の本人確認として職員番号および指紋情報が含まれる。出庫方法では、管理者への出庫申請に事件名、証拠品等名、誰、目的などが含まれ、出庫する証拠品等を指定するのに証拠品等の番号、事件番号、押収番号等が含まれる。出庫申請は、どの証拠品等を、誰が、何の目的で、などをネットワークに接続された使用者の端末等で入力し、入力内容と管理部15で登録された登録内容とを照合して間違っている場合にはエラーを表示したり、目的等が未入力の場合には申請を不可とするため、申請内容と証拠品等との不一致が無くなる。
【0124】
このように、物品管理装置11の第2の運用例によれば、証拠品等に関する情報に対応づけたバーコードラベル35を発行し、このバーコードラベル35を証拠品等に添付し、保管庫21に対する入庫時および出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに証拠品等に添付したバーコードラベル35を識別することにより、証拠品等毎に証拠品等に関する情報と入出庫情報と個人情報とを含み対応づけた履歴を残すことができるため、すなわち何時、誰が、何を、入出庫しているかを確認でき、証拠品等毎の管理を確実にでき、証拠品等の紛失等を防止できる。このように証拠品等の入出庫履歴を管理でき、台帳への手書きによる記入の手間が無く、管理者による証拠品等の参照、現状把握も容易にできる。
【0125】
また、管理者から借り受けた承認カードをカードリーダ48に受け入れて証拠品等の入庫および出庫を許可し、出庫時に、証拠品等に添付したバーコードラベル35を識別させない限りカードリーダ48から承認カードを取り出せないため、承認カードを管理者に返却するには証拠品等に添付したバーコードラベル35を必ず識別させる必要があり、証拠品等に添付したバーコードラベル35を確実に識別させることができ、証拠品等毎の管理を確実にできる。
【0126】
また、証拠品等の出庫時に、個人情報が特定されかつ複数の保管庫21の中から出庫する証拠品等が指定された場合に、指定された証拠品等が保管された保管庫21を解錠させるため、複数の保管庫21の中から指定の証拠品等を確実に出庫させることができる。特に、証拠品等の出庫時に、何を出庫させるのかを指定し、出庫する証拠品等を識別して照合するため、類似した証拠品等を取り扱う場合でも、証拠品等の出庫間違いを防止できる。
【0127】
また、証拠品等の登録情報および管理情報が電子化されて電子台帳である情報管理手段64に保存されているため、管理部15またはネットワークに接続された他のコンピュータにより、証拠品等の登録情報や管理情報を容易に閲覧でき、また、証拠品等の登録情報および管理情報を物品が関連する電子調書とリンクさせて、情報の共有化ができる。そのため、電子調書に無い証拠品等や、電子調書には出てくるが存在しない証拠品等の矛盾を確認できる。また、電子調書や電子台帳に証拠品等の画像データを登録した場合には、その画像データと証拠品等の現物との照合ができ、精査ができる。
【0128】
なお、この物品管理装置11の第2の運用例のシステムを応用することにより、警察手帳、拳銃、警棒等の備品や、関税での押収物、刑務所での服役囚の私物管理等にも使用でき、同様の作用効果が得られる。
【0129】
また、物品管理装置11の第1の運用例や第2の運用例において、保管庫21内に管理者が映像を確認できるカメラを設置し、入庫時に保管庫21に入庫された物品や証拠品等と登録された物品の情報や画像データとを照合し、入庫を確認してもよい。
【0130】
また、管理者から使用者への承認カードの貸し与え以外の承認方法として、管理者の端末や管理部15から一定回数または一定時間等の範囲に区切って入出庫操作可能とする使用者を特定する情報を入力送信することにより、その範囲で使用者を特定することもできる。
【0131】
次に、図12〜図15に物品管理装置11の他の実施の形態を示す。
【0132】
この物品管理装置11では、物品や証拠品等を個別認識するための認識体としてはICタグが用いられ、認識体発行手段36としてはICタグに情報を書き込んで発行するICタグライタ81が用いられ、認識体識別手段60としてはICタグの情報を読み取るICタグリーダ82が用いられる。ICタグリーダ82は各保管庫21内にそれぞれ設けられ、各保管庫21内に保管された物品や証拠品等のICタグを各ICタグリーダ82で読み取り、その読取情報を管理部15で取得する。
【0133】
個人情報識別手段54としては、指紋照合に代えて、使用者の顔を撮像し画像処理によって個人を認識する顔認識識別装置が用いられる。この顔認識識別装置は、操作部26に設けられて使用者の顔を撮像するCCDカメラ83を有し、このCCDカメラ83の下側にはCCDカメラ83で撮像した映像を映す液晶モニタ84が配設されている。
【0134】
ICタグの利用によって、管理者の承認を不要にでき、カードリーダ48を削減して構成の簡素化、および操作の簡素化を図っている。
【0135】
そして、物品や証拠品等の新規登録方法、追加登録方法、登録抹消方法は、図5に示した第1の運用例および第2の運用例と同様である。物品や証拠品等の新規登録方法、追加登録方法では、バーコードラベル35を発行するのに代えて、ICタグライタ81で物品や証拠品等の情報を書き込んだICタグを発行し、この発行されたICタグを物品や証拠品等に添付する。
【0136】
また、物品(証拠品等も同様である)の入庫方法(保管方法)を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0137】
使用者は、ICタグを添付した物品を持って保管庫ユニット12の場所に行き、操作部26のキーボード50の入庫キーを操作し(ステップ91)、暗証番号をキーボード50で入力するとともに使用者の顔を顔認識装置で読み取る(ステップ92)。そして、これら暗証番号および顔認識情報を個人情報登録手段60に予め登録された暗証番号および顔認識情報と照合し(ステップ93)、両方の照合一致により個人情報を特定し、本人確認する。なお、個人情報が特定されない場合には、個人情報の再度の入力を促し、所定回数入力されても個人情報が特定されなければ、入庫処理を中断するなどの異常処理をする(ステップ94)。
【0138】
個人情報が特定されて本人確認された後、物品の登録時に指定された保管庫21をキーボード50で入力指定することで(ステップ95)、指定された保管庫21の施錠手段45を解錠する(ステップ96)。このとき、表示器41を点滅させるなどして出庫する物品が保管された保管庫21の場所を表示する。
【0139】
使用者は、指定した保管庫21の操作レバー40をロック解除方向に回動させ、扉体23を開放し、物品を保管庫21内に収納し、扉体23を閉鎖し、操作レバー40をロック方向に回動させる。
【0140】
保管庫21に入庫した物品のICタグをICタグリーダ82で読み取り、保管庫21に物品を入庫したことを確認する(ステップ97)。
【0141】
物品の入庫を確認すれば、施錠手段45で扉体23を自動的に施錠する(ステップ98)。
【0142】
使用者が操作部26のキーボード50の完了キーを操作することで(ステップ99)、入庫時に得られた物品情報、使用者の個人情報等の情報を電子台帳である情報管理手段64に保存し(ステップ100)、入庫処理を完了する。
【0143】
次に、物品(証拠品等も同様である)の出庫方法(取出方法)を図15のフローチャートを参照して説明する。
【0144】
使用者は、保管庫ユニット12の場所に行き、操作部26のキーボード50の出庫キーを操作し(ステップ111)、暗証番号をキーボード50で入力するとともに使用者の顔を顔認識装置で読み取る(ステップ112)。そして、これら暗証番号および顔認識情報を個人情報登録手段60に予め登録された暗証番号および顔認識情報と照合し(ステップ113)、両方の照合一致により個人情報を特定し、本人確認する。なお、個人情報が特定されない場合には、個人情報の再度の入力を促し、所定回数入力されても個人情報が特定されなければ、入庫処理を中断するなどの異常処理をする(ステップ114)。
【0145】
個人情報が特定されて本人確認された後、使用者は、例えば登録時に印刷出力されている帳票37等を確認して出庫しようとする物品の整理番号等の物品を特定する情報をキーボード50で入力指定することで(ステップ115)、指定された保管庫21の施錠手段45を解錠する(ステップ116)。このとき、表示器41を点滅させるなどして出庫する物品が保管された保管庫21の場所を表示する。
【0146】
使用者は、出庫する物品が保管された保管庫21の操作レバー40をロック解除方向に回動させ、扉体23の開放し、保管庫21内から物品を取り出す。
【0147】
保管庫21から物品を取り出すことで、ICタグリーダ82では物品のICタグを読み取らなくなり、そのICタグリーダ82の情報から保管庫21から物品を出庫したことを確認する。そして、出庫を指定した物品の情報と出庫を確認した物品の情報とを照合する(ステップ117)。
【0148】
このとき、例えば同じ保管庫21に類似する物品が一緒に保管されていて間違った物品を取り出していたときには、出庫を指定した物品の情報と出庫を確認した物品の情報とが一致せず、出庫処理を中断するなどの異常処理となる(ステップ114)。異常処理となった場合には、管理者が対処する。
【0149】
出庫を指定した物品の情報と出庫を確認した物品の情報とが一致していたときには、使用者が扉体23を閉鎖し、操作レバー40をロック方向に回動させることにより、施錠手段45で扉体23を自動的に施錠する(ステップ118)。
【0150】
使用者が操作部26のキーボード50の完了キーを操作することで(ステップ119)、出庫時に得られた物品情報、使用者の個人情報等の情報を電子台帳である情報管理手段64に保存し(ステップ120)、出庫処理を完了する。
【0151】
このように、物品に関する情報に対応づけたICタグを発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに保管庫21内に保管された物品に添付したICタグを識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。そのため、入出庫時における管理者の承認を不要にでき、そのうえで物品毎の管理を確実にできる。
【0152】
なお、保管庫21内に保管された物品を識別する手段としては、ICタグとICタグリーダ82との組み合わせに限らず、バーコードとバーコードリーダとの組み合わせ、物品に添付する何らかの識別体と識別体を撮像するカメラとの組み合わせなどを用いることができる。
【0153】
また、個人情報の識別および特定には、暗証番号のほか、指紋、音声、静脈パターン、網膜、顔認識等の人体情報を識別する方法を組み合わせることにより、個人情報の特定機能アップ、多種多様な要望にも対応できる。
【0154】
また、各保管庫21を、個人ごとや、物品ごとや、事件ごとなどに割り当ててもよいが、複数の保管庫21を部署ごとに一括して割り当ててもよい。例えば、ある利用者が入出庫操作するときに、その利用者が属する部署で割り当てられている全ての保管庫21を解錠し、解錠された複数の保管庫21の中から必要とする1箇所または複数箇所の保管庫21の操作レバー40を操作して扉体23を開放し、証拠品等を入出庫できるようにする。使用した保管庫21については操作レバー40を戻して施錠させる。このように、複数の保管庫21を部署ごとに一括して割り当てておくことにより、入出庫の際に、複数の保管庫21に対して一括して証拠品等の入出庫ができ、利便性を向上できる。
【0155】
【発明の効果】
請求項1記載の物品管理装置によれば、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0156】
請求項2記載の物品管理装置によれば、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0157】
請求項3記載の物品管理装置によれば、請求項2記載の物品管理装置の効果に加えて、例えば管理者から借り受けた管理者承認体を管理者承認体受入手段に受け入れて物品の入出庫を許可し、物品の出庫時に、物品に添付した認識体を識別させない限り管理者承認体受入手段から管理者承認体を取り出せないため、管理者承認体を管理者に返却するには物品に添付した認識体を識別させる必要があり、物品に添付した認識体を確実に識別させることができ、物品毎の管理を確実にできる。
【0158】
請求項4記載の物品管理装置によれば、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0159】
請求項5記載の物品管理装置によれば、物品に関する情報に対応づけた認識体を発行して物品に添付し、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を識別して特定するとともに保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0160】
請求項6記載の物品管理装置によれば、請求項2、3、5いずれか記載の物品管理装置の効果に加えて、物品取出時に、個人情報が特定されかつ複数の保管庫の中から出庫する物品が指定された場合に、指定された物品が保管された保管庫を解錠させるため、複数の保管庫の中から指定の物品を確実に出庫できる。
【0161】
請求項7記載の物品管理装置によれば、請求項1ないし6いずれか記載の物品管理装置の効果に加えて、物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせて共有化できる。
【0162】
請求項8記載の物品管理プログラムによれば、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0163】
請求項9記載の物品管理プログラムによれば、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を特定するとともに物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0164】
請求項10記載の物品管理プログラムによれば、請求項9記載の物品管理プログラムの効果に加えて、例えば管理者から借り受けた管理者承認体を管理者承認体受入手段に受け入れて物品の入出庫を許可させ、物品の出庫時に、物品に添付した認識体を識別させない限り管理者承認体受入手段から管理者承認体を取り出せないため、管理者承認体を管理者に返却するには物品に添付した認識体を識別させる必要があり、物品に添付した認識体を確実に識別させることができ、物品毎の管理を確実にできる。
【0165】
請求項11記載の物品管理プログラムによれば、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に保管庫に入出庫する物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0166】
請求項12記載の物品管理プログラムによれば、物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行させ、保管庫に対する物品の入出庫時に、個人情報を特定するとともに保管庫に入出庫する物品に添付した認識体の情報を取得することにより、物品毎に物品に関する情報と入出庫情報と個人情報とを対応づけた履歴を残すことができるため、物品毎の管理を確実にできる。
【0167】
請求項13記載の物品管理プログラムによれば、請求項9、10、12いずれか記載の物品管理プログラムの効果に加えて、物品の出庫時に、個人情報が特定されかつ複数の保管庫の中から出庫する物品が指定された場合に、指定された物品が保管された保管庫を解錠させるため、複数の保管庫の中から指定の物品を確実に出庫できる。
【0168】
請求項14記載の物品管理プログラムによれば、請求項8ないし13いずれか記載の物品管理プログラムの効果に加えて、物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせて共有化できる。
【0169】
請求項15記載の物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によれば、請求項8ないし14いずれか記載の物品管理プログラムを、コンピュータ読み取り可能に記録したため、物品管理プログラムで得られる効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す物品管理装置の正面図である。
【図2】同上物品管理装置の操作部の正面図である。
【図3】同上物品管理装置の構成図である。
【図4】同上物品管理装置の第1の運用例の相関関係を示す説明図である。
【図5】同上物品管理装置の管理処理のフローチャートである。
【図6】同上物品管理装置の入庫処理のフローチャートである。
【図7】同上物品管理装置の出庫処理のフローチャートである。
【図8】同上物品管理装置の第2の運用例の場合の操作部の正面図である。
【図9】同上物品管理装置の第2の運用例の相関関係を示す説明図である。
【図10】同上物品管理装置の第2の運用例の事件発生から証拠品の入庫までのフローチャートである。
【図11】同上物品管理装置の第2の運用例の証拠品の出庫のフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す物品管理装置の操作部の正面図である。
【図13】同上物品管理装置の相関関係を示す説明図である。
【図14】同上物品管理装置の入庫処理のフローチャートである。
【図15】同上物品管理装置の出庫処理のフローチャートである。
【符号の説明】
11 物品管理装置
21 保管庫
33 物品情報入力手段
35 認識体としてのバーコードラベル
36 認識体発行手段
53 管理者承認体受入手段
54 個人情報識別手段
55 出庫物品指定手段
56 認識体識別手段
60 個人情報登録手段
61 個人情報特定手段
62 錠制御手段
64 情報管理手段
65 リンク手段

Claims (15)

  1. 保管庫と、
    この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、
    この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、
    前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報とを対応づけて保存する情報管理手段と
    を具備していることを特徴とする物品管理装置。
  2. 施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫と、
    この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、
    この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫時に物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報が予め登録された個人情報登録手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫時に個人情報を識別する個人情報識別手段と、
    この個人情報識別手段で識別された個人情報を個人情報登録手段に予め登録された個人情報と照合し、個人情報を特定する個人情報特定手段と、
    前記保管庫への物品の入庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定されかつ認識体識別手段で認識体が識別された場合に物品を入庫する保管庫を解錠させ、前記保管庫からの物品の出庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定された場合に物品が保管された保管庫を解錠させる錠制御手段と、
    前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報とを対応づけて保存する情報管理手段と
    を具備していることを特徴とする物品管理装置。
  3. 保管庫に対する物品の入出庫時に物品の入出庫を許可する管理者承認体を受け入れる管理者承認体受入手段を具備し、この管理者承認体受入手段は、物品の出庫時に、物品に添付した認識体を認識体識別手段で未識別のときに管理者承認体の取り出しを規制し、物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別することで管理者承認体の取り出しを許容する
    ことを特徴とする請求項2記載の物品管理装置。
  4. 保管庫と、
    この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、
    この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、
    前記保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、
    前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報とを対応づけて保存する情報管理手段と
    を具備していることを特徴とする物品管理装置。
  5. 施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫と、
    この保管庫に保管する物品毎にその物品に関する情報を入力する物品情報入力手段と、
    この物品情報入力手段で入力された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を発行する認識体発行手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報が予め登録された個人情報登録手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫時に個人情報を識別する個人情報識別手段と、
    この個人情報識別手段で識別された個人情報を個人情報登録手段に予め登録された個人情報と照合し、個人情報を特定する個人情報特定手段と、
    前記保管庫に対する物品の入出庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定された場合に物品を保管する保管庫を解錠させる錠制御手段と、
    前記保管庫内に保管された物品に添付した認識体を識別する認識体識別手段と、
    前記物品情報入力手段で入力された物品に関する情報と、前記保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報とを対応づけて保存する情報管理手段と
    を具備していることを特徴とする物品管理装置。
  6. 保管庫は複数有し、
    物品の出庫時に複数の保管庫の中から出庫する物品を指定する出庫物品指定手段を備え、
    錠制御手段は、物品の出庫時に個人情報特定手段で個人情報が特定されかつ出庫物品指定手段で物品が指定された場合に指定された物品が保管された保管庫を解錠させ、
    情報管理手段は、物品に関する情報に物品を保管する保管庫の情報を対応づけて保存する
    ことを特徴とする請求項2、3、5いずれか記載の物品管理装置。
  7. 物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせるリンク手段を具備している
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の物品管理装置。
  8. 保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、
    保管庫に対する物品の入出庫時に、認識体識別手段で識別する物品に添付した認識体の情報を取得する手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報を対応づけて保存させる手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする物品管理プログラム。
  9. 施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報を個人情報登録手段に登録させる手順と、
    保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、
    保管庫への物品の入庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定し、かつ認識体識別手段で識別する物品に添付した認識体の情報を取得した場合に物品を入庫する保管庫を解錠させる手順と、
    保管庫からの物品の出庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品が保管された保管庫を解錠させ、認識体識別手段で識別する物品に添付した認識体の情報を取得する手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報を対応づけて保存させる手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする物品管理プログラム。
  10. 保管庫に対する物品の入出庫時に、管理者承認体を管理者承認体受入手段に受け入れてから物品の入出庫を許可させる手順と、
    保管庫からの物品の出庫時に、物品に添付した認識体を認識体識別手段で未識別のときに管理者承認体受入手段からの管理者承認体の取り出しを規制させ、物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別することで管理者承認体受入手段からの管理者承認体の取り出しを許容させる手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9記載の物品管理プログラム。
  11. 保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、
    保管庫に収納された物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別させる手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報を対応づけて保存させる手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする物品管理プログラム。
  12. 施錠、解錠可能とするとともに少なくとも解錠には駆動を伴う保管庫に対する物品の入出庫を許可する個人情報を個人情報登録手段に予め登録させる手順と、
    保管庫に保管する物品に関する情報を情報管理手段に登録させる手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に対応づけた物品に添付する認識体を認識体発行手段で発行させる手順と、
    保管庫への物品の入庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品を入庫する保管庫を解錠させ、保管庫へ入庫する物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別させる手順と、
    保管庫からの物品の出庫時に、個人情報識別手段で識別する個人情報と個人情報登録手段に予め登録された個人情報とを照合して個人情報を特定した場合に物品が保管された保管庫を解錠させ、保管庫から出庫する物品に添付した認識体を認識体識別手段で識別させる手順と、
    情報管理手段に登録された物品に関する情報に、保管庫に対する物品の入出庫時に得られる認識体識別手段による認識体の識別で特定された物品の入出庫情報および個人情報特定手段で特定された個人情報を対応づけて保存させる手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする物品管理プログラム。
  13. 複数の保管庫からの物品の出庫時に保管庫を解錠させる手順であって、個人情報を特定しかつ出庫物品指定手段で出庫する物品が指定された場合に物品が保管された保管庫を解錠させる手順をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9、10、12いずれか記載の物品管理プログラム。
  14. 物品の登録情報および管理情報を、物品が関連する他の情報に対しリンクさせる手順をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項8ないし13いずれか記載の物品管理プログラム。
  15. 請求項8ないし14いずれか記載の物品管理プログラムを、コンピュータ読み取り可能に記録した
    ことを特徴とする物品管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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