JP2003000332A - キャップ状毛髪加温具 - Google Patents

キャップ状毛髪加温具

Info

Publication number
JP2003000332A
JP2003000332A JP2001191365A JP2001191365A JP2003000332A JP 2003000332 A JP2003000332 A JP 2003000332A JP 2001191365 A JP2001191365 A JP 2001191365A JP 2001191365 A JP2001191365 A JP 2001191365A JP 2003000332 A JP2003000332 A JP 2003000332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cap
breathable
shaped hair
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001191365A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Matsui
利彦 松井
Koji Mimura
浩司 味村
Kenichi Kamiyama
健一 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2001191365A priority Critical patent/JP2003000332A/ja
Publication of JP2003000332A publication Critical patent/JP2003000332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気機能を保持して発熱体による所望の温度
の加温状態を得ることができるようにしつつ、外表面に
着色を施して、デザイン性を容易に向上させることので
きるキャップ状毛髪加温具を提供する。 【解決手段】 頭部に沿って配設される基材シート11
に、通気性シート13による扁平袋体14に発熱粉体1
2を収容した発熱体15が、複数取り付けられた加温体
16を有するキャップ状毛髪加温具10であって、これ
の外周部を構成する通気層19の外表面に施された着色
が、多数の点を隙間をおいて連続配置した斑点状の印刷
パターン20によってなされている。また、通気性外側
シート18が防水性を備え、且つ加温体12の内側が防
水性を有する内側シート17によって被覆されている。
印刷パターン20による着色の通気層19の外表面にお
ける単位面積当たり被覆率は5〜90%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャップ状毛髪加温具
に関し、特に、発熱粉体を収容した発熱体が基材シート
に複数取り付けられた加温体を有するキャップ状毛髪加
温具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ヘアー
トリートメントやヘアーリンス、ヘアーカラー等の毛髪
処理剤を毛髪に塗布して手入れを行う際には、毛髪を加
温することによって毛髪処理剤による効果を向上させる
ことが可能である。これらの毛髪処理剤による手入れを
家庭内で行う場合にも手軽に毛髪を加温できる加温具と
して、空気中の酸素と反応して発熱する発熱粉体を収容
した鉄粉カイロ等の発熱体を基材シートに組み込んでな
る、頭に装着できるキャップ形状の毛髪加温具が提案さ
れている。
【0003】このような毛髪加温具によれば、密封され
た包装体から取り出して頭部に装着することにより、発
熱体を構成する通気シートを通過した空気中の酸素と反
応して発熱粉体が発熱するので、毛髪を所定の時間、所
望の温度で加温することが可能である。
【0004】一方、キャップ形状の毛髪加温具を頭部に
装着した際の見栄えを良くするために、当該毛髪加温具
の外表面に様々な色の着色を施して模様や色合いを付与
することにより、デザイン性を向上させることが好まし
いが、このような着色のための印刷層によって、発熱体
の内部に空気を取り込むべく毛髪加温具の外周部に設け
られた通気性シートによる通気機能が阻害され、発熱粉
体を充分に反応させることができなくなって発熱体によ
る所望の温度の加温状態が得られなくなる場合がある。
【0005】本発明は、通気機能を保持して発熱体によ
る所望の温度の加温状態を得ることができるようにしつ
つ、外表面に着色を施して、デザイン性を容易に向上さ
せることのできるキャップ状毛髪加温具の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭部に沿って
配設される基材シートに、通気性シートによる扁平袋体
に発熱粉体を収容した発熱体が、複数取り付けられた加
温体を有するキャップ状毛髪加温具であって、該キャッ
プ状毛髪加温具の外周部を構成する通気層の外表面に施
された着色が、斑点状、縞状、格子状等の点又は線を隙
間をおいて連続配置した印刷パターンによってなされて
いるキャップ状毛髪加温具を提供することにより、上記
目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
キャップ状毛髪加温具10は、頭部に装着して使用する
キャップ形状の毛髪加温具であって、図1及び図2に示
すように、頭部に沿って配設される基材シート11に、
通気性シート13による扁平袋体14に酸化反応によっ
て発熱する発熱粉体12(図3参照)を収容した発熱体
15が、複数取り付けられた加温体16を有している。
【0008】また、本実施形態によれば、加温体16
は、キャップ形状に形成された防水性を有する内側シー
ト17の外側に、通気性シート13を外側にして取り付
けられることにより、加温体16の内側の全体が内側シ
ート17によって被覆された状態で、当該内側シート1
7のキャップ形状に沿って配設されている。これによっ
て加温体16は、キャップ状毛髪加温具10の装着時に
頭部に沿って配設されることになる。
【0009】さらに、本実施形態によれば、加温体16
が取り付けられた内側シート17の外側を覆うようにし
て、キャップ形状に形成された通気性外側シート18が
配設されることにより、加温体16の外側の全体が、当
該通気性外側シート18によって被覆される。これによ
って加温体16は、内側シート17と通気性外側シート
18との間に形成された空間に挟まれるようにして配置
されることになる。
【0010】そして、本実施形態によれば、キャップ状
毛髪加温具10の外周部は通気性外側シート18によっ
て構成されていることになり、この通気性外側シート1
8による通気層19の外表面には、多数の点(ドット)
を縦横に隙間をおいて配置してなる斑点状の印刷パター
ン20によって、例えばオレンジ、ブルー、イエロー等
の色彩による着色が施されている。なお、斑点状の印刷
パターン20による着色は、通気性外側シート18の表
面の全体を一色の色彩によって着色しても良く、複数の
色彩により着色して任意の模様を形成することもでき
る。
【0011】本実施形態のキャップ状毛髪加温具10に
おける加温体16は、図2及び図3に示すように、基材
シート11に沿って、発熱粉体12を扁平袋体14に収
容した発熱体15を複数配設してなるものである。基材
シート11は、頭の形状にフィットするように変形でき
る柔軟性を有するシート材料であって、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン等からなる合成樹脂シートの他、
紙、金属シート、不織布等を用いることもできる。
【0012】発熱粉体12を収容する複数の扁平袋体1
4は、基材シート11にこれと同形状の通気性シート1
3を重ね合わせ、これらの周縁部分と、周縁部分の内側
を矩形形状の複数の室に区画する格子枠部分とを帯状の
封止部21として、表裏のシート11,13を互いに密
着接合することにより、表裏の面が基材シート11と通
気性シート13とからなり、周囲を封止部21によって
封止された扁平な袋状の収容部として複数形成される。
すなわち、各扁平袋体14は、基材シート11と通気性
シート13とによって形成され、各扁平袋体14には、
空気中の酸素と反応して発熱する発熱粉体12が各々収
容される。
【0013】ここで、通気性シート13としては、発熱
粉体12を所望の温度で発熱させるのに充分な空気を通
過させるガス透過性能を備える、樹脂フィルムと不織布
を貼り合わせ微細孔を形成したシートや、延伸多孔質フ
ィルムと不織布を貼り合わせたシート等を用いることが
できる。なお、通気性シートのガス透過性能は、キャッ
プ状毛髪加温具10を装着した際の頭皮温度が42℃以
下となるように制御できるように、その透湿度(JIS
Z0208 A法、25℃、90%RH)が、400
〜4000g/m2 /day以上であることが好まし
い。
【0014】各扁平袋体14に収容される発熱粉体12
は、空気中の酸素と反応して発熱する金属粉等からなる
粉状発熱体であって、例えば従来の使い捨てカイロに使
用されている、鉄粉を含有する発熱組成物を用いること
ができる。より具体的には、例えば重量比で鉄粉10〜
80%、活性炭(若しくは非活性炭又はこれらの混合
物)1〜30%、金属塩(食塩等)0.1〜15%、水
1〜50%を含有するもの等を用いることができ、その
他、無機粉体(バーミキュライト等)、水分保持体(吸
水ポリマー等)を適宜加えることもできる。なお、各発
熱体15における発熱粉体12の充填率は、加温性能を
保持すると共に粉ヨレを生じさせず、また発熱粉体12
の無駄を生じさせないようにするために、0.1〜0.
3g/cm 2 とすることが好ましい。
【0015】本実施形態によれば、発熱粉体12は、以
下のようにして各扁平袋体14に各々収容される。すな
わち、加温体16を形成する工程において、平坦に展開
した基材シート11の上に、封止部21が設けられる位
置を避けて、扁平袋体14となる複数の区画に発熱粉体
12を各々分散して敷設する。しかる後に、基材シート
11を覆って通気性シート13を重ねるように配置し、
ヒートシールや接着剤によって、封止部21における基
材シート11と通気性シート13とを相互に密着接合す
ることにより、発熱粉体12を挟み込んだ複数の扁平袋
体14を基材シート11と一体として形成して、各扁平
袋体14に発熱粉体12が各々収容された加温体16が
得られる。
【0016】なお、本発明によれば、複数の発熱体は、
基材シートとは別体のものとして、通気性シートによる
扁平な袋体に発熱粉体を収容して各々形成し、これらの
発熱体を基材シートに沿った所望の位置に各々接着した
り、基材シートに設けたポケット部に各々装着すること
によって、加温体を得るようにすることもできる。
【0017】そして、本実施形態によれば、加温体16
は、基材シート11の裏面に塗布された粘着剤を介し
て、キャップ形状に形成された防水性を有する内側シー
ト17の外側面に沿って、通気性シート13を外側に配
置した状態で取り付けられる。内側シート17は、防水
性及び柔軟に変形する柔軟性を備えるシート材であっ
て、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等から
なるものを使用することができる。また内側シート17
の下端縁部には、キャップ形状の下面開口に沿って、環
状弾性帯状部22が設けられている。この環状弾性帯状
部22には、例えば輪ゴム等からなる環状の弾性部材2
3が伸張状態で挿通され、キャップ形状の下面開口を縮
径するように付勢している。これによって、キャップ状
毛髪加温具10を頭部に装着した際に、頭部の周囲にフ
ィットさせると共に、頭部から簡単に外れることがない
ようにすることができる。
【0018】また、本実施形態によれば、加温体16が
取り付けられた内側シート17の外側を覆って通気性外
側シート18が取り付けられる。通気性外側シート18
は、通気性と共に、防水性及び柔軟に変形する柔軟性を
備えるシート材であって、延伸多孔質シート(無機物粉
末が入った熱可塑性樹脂フィルムを延伸し、破壊孔が形
成されたシート)、不織布、紙等からなる、通気性を有
する公知の各種のシート材を使用することができる。特
に、炭酸カルシウムの入ったポリエチレンからなる5μ
m〜1000μmの厚さのシート材を使用することによ
り、例えば水蒸気に対する透湿度(JIS Z0208
A法、25℃、90%RH)が400g/m2 /da
y以上の通気性能を容易に得ることができる。通気性外
側シート18は、その下端縁部を内側シート17の環状
弾性帯状部22に接合することにより、内側シート17
に一体として取り付けられ、キャップ状毛髪加温具10
の外周面の通気層19を形成する。なお、内側シート1
7と通気性外側シート18とが、いずれも防水性を備え
るシートで構成されていることにより、浴室等の水気や
湿気の多い場所でも当該キャップ状毛髪加温具10を使
用することが可能になる。
【0019】そして、本実施形態のキャップ状毛髪加温
具10によれば、当該加温具10の外周部を構成する通
気層19としての通気性外側シート18の外表面に、点
又は線を隙間をおいて連続配置した印刷パターンの一例
として、斑点状の印刷パターン20による例えばオレン
ジ色の一色の色彩による着色が、全体に亘って施されて
いる。斑点状の印刷パターン20は、直径0.1〜20
mm程度の大きさの円形の着色された点(ドット)を
0.3〜20mm程度の隙間をおきつつ縦横に多数連続
して整列配置したものからなる印刷パターンであって、
ベタ塗り印刷と比較して、隙間を有している分全体とし
て薄い色彩を呈する印刷パターンである。なお、斑点状
の印刷パターン20で着色するための印刷インキとして
は、無機顔料、有機顔料、カーボン顔料などからなる顔
料とワニス(油と樹脂から作る粘性物質)を練り合わせ
て作ったインキ等を使用でき、印刷方法としては、グラ
ビア印刷、フレキソグラフィック印刷等によって着色す
ることができる。
【0020】また、本実施形態によれば、斑点状の印刷
パターン20による単位面積当たりの被覆率が5〜90
%であることにより、通気性外側シート18による通気
機能を阻害することなく、当該通気性外側シート18を
介して充分な空気を通過させることができるようになっ
ている。なお、点又は線を隙間をおいて連続配置した印
刷パターンによる単位面積当たり被覆率は、7〜80%
とすることが好ましい。7%以上とすることにより、よ
り鮮明な着色が可能となり、また80%以下とすること
により、より確実に加温性能を維持できる。
【0021】そして、本実施形態のキャップ状毛髪加温
具10によれば、通気機能を保持して発熱体による所望
の温度の加温状態を得ることができるようにしつつ、外
表面に着色を施して、デザイン性を容易に向上させるこ
とができる。すなわち、通気性外側シート18の外表面
に施された着色が、隙間をおいて連続配置した多数の点
からなる斑点状の印刷パターン20によってなされてい
るので、隙間の部分を介して空気を通過させることによ
り、着色による通気機能への悪影響を回避しつつ、充分
な空気を通気性外側シート18を介してキャップ状毛髪
加温具10の内部に取り込むことができる。さらに、取
り込んだ空気を、通気性シート13を経て各扁平袋体1
4の内部に通過させ、空気中の酸素と反応させて各発熱
体15の発熱粉体12を発熱させることにより、加温体
16を所望の温度に容易に加温することが可能になる。
また、外表面に施された斑点状の印刷パターン20によ
る着色によって、キャップ状毛髪加温具10の美観を容
易に向上させることができる。
【0022】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の
キャップ状毛髪加温具は、加温体の外側を通気性外側シ
ートで被覆する必要は必ずしもなく、加温体に配設され
た扁平袋体の通気性シートを通気層として、これの外表
面に、点又は線を隙間をおいて連続配置した印刷パター
ンによる着色を施しても良い。また、加温体の内側に内
側シートを設ける必要は必ずしもなく、また内側シート
が加温体の基材シートを兼ねるようにすることもでき
る。さらに、加温体を構成する発熱体は矩形形状を有す
る必要は必ずしもなく、円形等その他の形状のものであ
っても良い。また、外表面に施される着色は、印刷イン
キによるものである必要は必ずしもなく、例えばシール
状のものを貼り付けて着色しても良い。
【0023】そして、本発明における点又は線を隙間を
おいて連続配置した印刷パターンとしては、上述の斑点
状の印刷パターンの他、例えば図4(a)に示されるよ
うな、多数の線(ストライプ)を隙間をおいて平行に並
べた縞状の印刷パターン、図4(b)に示されるよう
な、多数の線(ストライプ)を隙間をおいて縦横に交差
させて平行に並べた格子状の印刷パターン等を採用する
こともでき、またこれらの印刷パターンを構成する点や
線は、円や直線である必要は必ずしもない。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明のキ
ャップ状毛髪加温具をさらに詳細に説明する。
【0025】〔実施例〕上記実施形態のキャップ状毛髪
加温具10と略同様の構成を有し、通気性外側シートの
外表面に施された斑点状の印刷パターンによる着色の、
単位面積当りの印刷被覆率が50%である実施例1のキ
ャップ状毛髪加温具、及び単位面積当りの印刷被覆率が
90%である実施例2のキャップ状毛髪加温具を、各々
頭部に装着して、後述する測定方法により毛髪温度を測
定した。測定結果を図5(a)及び(b)に示す。
【0026】なお、扁平袋体に収容される発熱粉体とし
て、鉄粉50重量%、水35重量%、活性炭10重量
%、吸水材4重量%、食塩1重量%からなるものを使用
し、この発熱粉体を、扁平袋体として16箇所に配置し
た直径5.0cmの円形セルの各々に、3.5gづつ収
容した。また、通気性外側シートとして、厚さ40μm
の炭酸カルシウム60%含有ポリエチレンを使用し、内
側シートとして厚さ40μmのポリエチレンを使用し
た。さらに、扁平袋体を構成する通気性シートとして、
ナイロン製不織布(厚さ40μm)とポリエチレン(厚
さ50μm)とを張り合わせ、微細孔を形成して透湿度
が600g/m2 /dayとなるように調整したものを
使用し、扁平袋体を構成する基材シートとして、ポリプ
ロピレン(厚さ20μm)とポリエチレン(厚さ30μ
m)とを張り合わせたものを使用した。
【0027】〔参考例1及び比較例1〕上記実施形態の
キャップ状毛髪加温具10と略同様の構成を有し、通気
性外側シートの外表面に着色を施していない参考例1の
キャップ状毛髪加温具(印刷なし)、及び通気性外側シ
ートの外表面にベタ塗り印刷によって着色を施した比較
例1のキャップ状毛髪加温具(印刷被覆率100%)
を、各々頭部に装着して、後述する測定方法により毛髪
温度を測定した。測定結果を図5(c)及び(d)に示
す。
【0028】〔頭髪温度の測定方法〕毛髪の長さがミデ
ィアム(横の髪がアゴから肩まで)の被験者の毛髪を水
で濡らし、毛髪処理剤としてヘアートリートメント剤を
塗布した後、実施例1,2、参考例1、及び比較例1の
キャップ状毛髪加温具を頭部に各々装着して、毛髪の温
度を測定した。温度の測定は、毛髪の根元の近傍にセッ
トした熱電対を用いて行った。なお、図5(a)〜
(d)に示す測定結果に基づいて得られた、キャップ状
毛髪加温具の外表面の単位面積当りの印刷被覆率と最高
到達温度との関係を図6に示す。
【0029】図5(a)〜(d)及び図6に示す測定結
果から、本発明に係る実施例1,2のキャップ状毛髪加
温具によれば、通気機能を保持して印刷のない参考例1
のキャップ状毛髪加温具と同等の所望の温度の加温状態
を得ることができるようにしつつ、外表面に着色を施し
て、デザイン性を容易に向上できることが判明する。
【0030】
【発明の効果】本発明のキャップ状毛髪加温具によれ
ば、通気機能を保持して発熱体による所望の温度の加温
状態を得ることができるようにしつつ、外表面に着色を
施して、デザイン性を容易に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキャップ状毛髪加温
具の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るキャップ状毛髪加温
具の分解斜視図である。
【図3】加温体の表裏を通気性外側シートと内側シート
で覆った層構成を説明する部分断面図である。
【図4】(a)及び(b)は、点又は線を隙間をおいて
連続配置した印刷パターンを例示する説明図である。
【図5】(a)及び(b)は、実施例1,2、参考例
1、及び比較例1のキャップ状毛髪加温具を頭部に装着
した際の毛髪温度の測定結果を示すチャートである。
【図6】キャップ状毛髪加温具の外表面の単位面積当り
の印刷被覆率と最高到達温度との関係を示すチャートで
ある。
【0029】
【符号の説明】
10 キャップ状毛髪加温具 11 基材シート 12 発熱粉体 13 通気性シート 14 扁平袋体 15 発熱体 16 加温体 17 内側シート 18 通気性外側シート 19 通気層 20 斑点状の印刷パターン 21 封止部 22 環状弾性帯部 23 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 健一 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部に沿って配設される基材シートに、
    通気性シートによる扁平袋体に発熱粉体を収容した発熱
    体が、複数取り付けられた加温体を有するキャップ状毛
    髪加温具であって、 該キャップ状毛髪加温具の外周部を構成する通気層の外
    表面に施された着色が、斑点状、縞状、格子状等の点又
    は線を隙間をおいて連続配置した印刷パターンによって
    なされているキャップ状毛髪加温具。
  2. 【請求項2】 前記キャップ状毛髪加温具の外周部を構
    成する通気層が、前記加温体の外側を被覆する通気性外
    側シートからなり、該通気性外側シートの外表面に前記
    印刷パターンによる着色が施される請求項1記載のキャ
    ップ状毛髪加温具。
  3. 【請求項3】 前記通気性外側シートが防水性を備え、
    且つ前記加温体の内側が防水性を備える内側シートによ
    って被覆されている請求項2に記載のキャップ状毛髪加
    温具。
  4. 【請求項4】 前記印刷パターンによる着色の前記通気
    層の外表面における単位面積当たり被覆率が5〜90%
    である請求項1〜3のいずれかに記載のキャップ状毛髪
    加温具。
JP2001191365A 2001-06-25 2001-06-25 キャップ状毛髪加温具 Pending JP2003000332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001191365A JP2003000332A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 キャップ状毛髪加温具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001191365A JP2003000332A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 キャップ状毛髪加温具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003000332A true JP2003000332A (ja) 2003-01-07

Family

ID=19029999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001191365A Pending JP2003000332A (ja) 2001-06-25 2001-06-25 キャップ状毛髪加温具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003000332A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7353820B2 (en) 2003-06-30 2008-04-08 Kao Corporation Warming device
US8197526B2 (en) 2003-05-09 2012-06-12 Kao Corporation Warming tool
KR101404953B1 (ko) * 2013-06-18 2014-06-09 양윤복 이동이 자유롭고 휴대가 가능한 모발 또는 피부겸용 성형캡
KR20230068078A (ko) * 2021-11-10 2023-05-17 박종열 헤어 건조 캡

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8197526B2 (en) 2003-05-09 2012-06-12 Kao Corporation Warming tool
US7353820B2 (en) 2003-06-30 2008-04-08 Kao Corporation Warming device
KR101404953B1 (ko) * 2013-06-18 2014-06-09 양윤복 이동이 자유롭고 휴대가 가능한 모발 또는 피부겸용 성형캡
KR20230068078A (ko) * 2021-11-10 2023-05-17 박종열 헤어 건조 캡
KR102572625B1 (ko) * 2021-11-10 2023-08-29 박종열 헤어 건조 캡

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111887521B (zh) 蒸汽温热口罩
KR102182158B1 (ko) 증기 온열구 및 그 사용 방법
JP7229049B2 (ja) 温熱具
KR200466618Y1 (ko) 핫팩
JPS5892752A (ja) 発熱体
JP4646503B2 (ja) 温熱治療用具
JP6742374B2 (ja) 蒸気温熱マスク
JP2004073828A (ja) 水蒸気発生具
WO2000008968A1 (en) Heater
JP2011136060A (ja) マスク用鼻部温熱具
US7234458B2 (en) Laminated heating body
JPWO2006028153A1 (ja) 加温体
JP2003000332A (ja) キャップ状毛髪加温具
JP5348583B2 (ja) 発熱体及び発熱体の製造方法
JP3211025U (ja) 発熱膜
JP7321706B2 (ja) マスク
JPH0749937Y2 (ja) 発熱シート
JP3096979U (ja) 使い捨てカイロ
JP5112036B2 (ja) 水蒸気発生体
JPH0790030B2 (ja) 使い捨ての保温具
JP3429147B2 (ja) 温感型湿布
JPS64898Y2 (ja)
JP3096832U (ja) 使い捨てカイロ
JPH0730522Y2 (ja) 容器用パッキング材
KR101749799B1 (ko) 통기성이 향상된 핫 팩