JP2002542802A - Lim鉱質化タンパク質スプライス変異型 - Google Patents
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Abstract
Description
組織の形成に関する。詳しくは、本発明は、in vitroおよびin vivoにおける
骨の形成の効能を増強する、タンパク質の新規なファミリーに関し、およびそれ
らのタンパク質をコードする核酸に関する。本発明は、骨および骨の組織に関連
する種々の病理学的症状、例えば、脊椎融合(spine fusion)、骨折の修復および
骨粗鬆症を治療する方法を提供する。
と、細胞外基質を分泌し、これは骨を鉱質化しかつ骨を形成する。この複雑なプ
ロセスの調節はよく理解されていないが、骨形態形成タンパク質(BMP)として
知られているシグナリング糖タンパク質の1グループを含むと考えられる。これ
らのタンパク質は、胚性背腹方向パターン化、肢芽発育、および成体動物におけ
る骨折修復に関係することが示された。B. L. Hogan、Genes & Develop. 10:1580(1996)。このグループの形質転換性成長因子−ベータスーパーファ
ミリー分泌タンパク質は、異なる分化段階における種々の細胞型において活性ス
ペクトルを有する;これらの密接に関係する分子間の生理学的活性の差は明瞭さ
れてきていない。D. M. Kingsley、Trends Genet.、10:16(1994)。
ために、最近、我々はラット頭蓋冠骨芽細胞の分化を誘導するBMP−5の効力をBM
P−2のそれと比較した。Boden他、Endocrinology、137:3401(1996)。我々は
分化の開始にBMPまたはグルココルチコイドを必要とする、胎児ラット頭蓋冠の
第1継代培養(二次)培養物において、このプロセスを研究した。この膜骨形成
モデルにおいて、グルココルチコイド(GC)またはBMPは骨芽細胞特異的タンパ
ク質であるオステオカルシンを分泌することができる骨小結節を鉱質化する分化
を開始するであろう。この二次培養物系は、自発的分化を行う一次ラット骨芽細
胞培養物と区別される。この二次系において、グルココルチコイドはBMP−6mRNA
およびタンパク質の発現を10倍誘導し、この発現は骨芽細胞の分化の増強に関係
づけられた。Boden他、Endocrinology、138:2920(1997)。
また、新規な骨の形成に導く事象のカスケードにおいてある役割を演ずることが
できる。細胞内調節分子の1つの広いクラスはLIMタンパク質であり、これらのタ
ンパク質はLIMドメインとして知られている特徴ある構造的モチーフを有するの
で、そのように命名された。LIMドメインは、2アミノ酸のスペーサーにより結合
された2つの特別の亜鉛フィンガーから構成された、システインに富んだモチー
フである。
の追加の機能的ドメインを含有する。LIMタンパク質は多様なグループを形成し
、このグループは転写因子および細胞骨格タンパク質を含む。LIMタンパク質の
主要な役割は、異なるまたは同一のLIMドメインの二量体を形成するか、あるい
は明確なタンパク質を結合することによって、タンパク質−タンパク質の相互作
用を仲介するように思われる。
配列の両方を有するタンパク質において、LIMドメインは陰性の調節因子として
機能する。LIMホメオドメインタンパク質は細胞系列の制御および分化の調節に
関係するが、LIMのみのタンパク質は同様な役割を有することができる。また、L
IMのみのタンパク質は細胞増殖の制御に関係づけられる。なぜなら、このような
タンパク質をコードするいくつかの遺伝子はオンコジーン染色体転位に関連する
からである。
る、疾患または損傷を受けやすい。例えば、自然の骨修復メカニズムを刺激し、
これにより骨折した骨が治癒するために要する時間を短縮する、新しい治療の養
生法により、骨折の治療は改善される。他の例において、全身的骨疾患、例えば
、骨粗鬆症に悩む個体は、新しい骨の全身的形成を生ずる治療の養生法から利益
を受けるであろう。このような治療の養生法は、この疾患の特徴を示す骨質量の
喪失から生ずる骨折の発生率を減少させるであろう。
外因子、例えば、BMPを使用する目的について、これらの因子を研究した。BMPお
よび他の細胞外シグナリング分子を使用して達成される初期の成功にかかわらず
、それらの使用は多数の欠点を伴う。例えば、新しい骨の産生を増強し、これに
よりこのような治療方法の費用を増加するために、比較的大きい投与量の精製BM
Pを必要とする。さらに、細胞外タンパク質は、宿主動物の中に導入された後、
分解しやすい。さらに、それらは典型的には免疫原性であるので、投与されたタ
ンパク質に対する免疫応答を刺激する可能性は常に存在する。
グ分子を使用する、利用可能な治療の養生法を得ることが望ましいであろう。現
在、遺伝子治療の分野における進歩は、骨形成プロセスの部分を形成する細胞内
シグナルをコードするヌクレオチドフラグメントを、骨形成前駆体細胞、すなわ
ち、骨形成に関係する細胞、または末梢血白血球の中に導入することを可能とす
る。
スト;(2)細胞外治療の養生法に比較して、細胞内シグナルの発現を延長でき
る能力を有するために、より大きい効能;(3)細胞外シグナルに対するレセプ
ターの存在数が制限されるために、細胞外シグナルを使用する治療が妨害される
可能性をバイパスする;(4)局在化骨形成を必要とする部位に対して直接的に
、トランスフェトされた潜在的骨子孫細胞を送達することができる;そして(5
)全身的骨形成を可能とし、これにより骨粗鬆症および他の代謝性骨疾患の治療
の養生法を提供することができる。
グ分子を使用して骨形成を誘導する、新規な組成物および方法を提供することに
よって、先行技術における欠点を克服することを探求する。出願人は、10−4/R
LMP(配列番号1、配列番号2)、刺激したラット頭蓋冠骨芽細胞培養物から本来
単離された配列を有する、新規なLIM遺伝子を発見した。この遺伝子をクローニ
ングし、配列決定し、そして骨のin vitro鉱質化の効能を増強する能力につい
てアッセイした。タンパク質RLMPは、骨基質の鉱質化ならびに骨芽細胞系列への
細胞の分化に影響を与える。
く、その代わりに細胞内シグナリング分子である。この特徴は細胞内シグナリン
グの増幅ならびにトランスフェトされた細胞のより容易な評価を提供することが
できるという利点を有する。また、それはいっそう効率よくかつ特定のin vivo
用途に適当である。適当な臨床的用途は、骨折、骨欠陥、骨移植、および骨粗鬆
症を示す患者における正常のホメオスタシスにおける骨修復の増強を包含する。
配列をクローニングし、配列決定し、推定した。ヒトタンパク質は、in vitro
およびin vivoにおいて骨鉱質化の増強された効能を証明する。 さらに、出願人は、HLMP−1sと命名する、LMP−1のトランケートされた(短い
)バージョンを特性決定した。この短いバージョンはcDNAクローンの1つの源に
おける点突然変異から生じ、タンパク質をトランケートした停止コドンを提供す
る。短いバージョン(LMP−1s)は、細胞培養およびin vivoにおいて発現され
るとき、完全に機能的である。
ティブスプライス変異型(HLMP−2およびHLMP−3と呼ぶ)を同定した。これらは
HLMP−1をコードするヌクレオチド配列において塩基対325と444との間の領域に
おいてHLMP−1と異なる。HLMP−2はこの領域において119塩基対の欠失および17
塩基対の挿入を有する。HLMP−1に比較して、HLMP−3をコードするヌクレオチド
配列は欠失をもたず、それは事実HLMP−2と同一の17塩基対を有し、これらの塩
基対はHLMP−1配列において位置444に挿入されている。
明らかであるか、あるいは本発明の実施により学ぶことができる。本発明の目的
および他の利点は、記載された説明および特許請求の範囲に特に指摘されている
方法および組成物により実現され、達成されるであろう。
を含んでなる単離された核酸分子に関し、ここで核酸分子は標準的条件下に全長
の配列番号25に対して相補的な核酸分子に対してハイブリダイゼーションし、そ
してここでこの分子は高度にストリンジェントな条件下に全長の配列番号26に対
して相補的な核酸分子に対してハイブリダイゼーションする。特定の面において
、単離された核酸分子はHLMP−1、HLMP−1s、HLMP−2、RLMP、HLMP−2、またはH
LMP−3をコードする。さらに、本発明は、これらの核酸分子を含んでなるベクタ
ー、ならびにベクターを含んでなる細胞に関する。他の特定の面において、本発
明はタンパク質それら自体に関する。
−2、およびHLMP−3を包含する、LIM鉱質化タンパク質に対して特異的である抗
体に関する。1つの特定の面において、抗体はポリクローナル抗体である。他の
特定の面において、抗体はモノクローナル抗体である。
オチド配列を含んでなる単離された核酸分子で骨形成前駆体細胞をトランスフェ
クトする、骨形成を誘導する方法に関する。1つの特定の面において、単離され
た核酸分子はベクターの中に存在し、ベクターはプラスミドまたはウイルス、例
えば、アデノウイルスまたはレトロウイルスであることができる。トランスフェ
クションは、ex vivoまたはin vivoにおいて、単離された核酸分子の直接的注
入により起こすことができる。トランスフェトされた単離された核酸分子は、HL
MP−1、HLMP−1s、HLMP−2、RLMP、HLMP−2、またはHLMをコードすることができ
る。
オチド配列を有する単離された核酸分子で骨形成前駆体細胞をトランスフェクト
し、トランスフェトされた骨形成前駆体細胞を基質と混合し、そして基質を脊椎
と接触させることによって、脊椎を固定する方法に関する。 なお他の面において、本発明は、本発明のベクターで宿主細胞を安定にトラン
スフェクトすることによって、全身的骨形成を誘導する方法に関する。 前述の一般的説明および下記の詳細な説明は例示でありかつ説明であり、特許
請求した本発明のそれ以上の説明を提供することを意図することを理解すべきで
ある。
規な哺乳動物LIMタンパク質に関する。本発明は、さらに詳しくは、HLMPまたはH
LMP−1として知られている、ヒトLMP、または、HLMP−2またはHLMP−3として知
られている、ヒトLMPのオールタネイティブスプライス変異型に関する。我々は
、これらのタンパク質がin vitroで成長した哺乳動物細胞において骨鉱質化を
増強することを発見した。哺乳動物において産生されたとき、LMPはまたin viv
oにおいて骨形成を誘導する。
球、または間葉幹細胞をex vivoトランスフェクトし、次いでトランスフェトさ
れた細胞をドナーの中に再移植することは、種々の骨に関係する障害または損傷
の治療に適する。例えば、この方法を使用して:長い骨の骨折の修復を増強し;
部分的欠陥において骨を発生させ;骨折のための骨移植片代替物を提供し;腫瘍
再構成または脊椎固定を促進し;そして例えば、股関節部、椎骨、または手根に
おける、弱いまたは骨粗鬆症の骨のための局所的治療(注射による)を提供する
ことができる。
途において有効である:長い骨の骨折の修復を促進するためのトランスフェトさ
れた骨髄細胞の経皮注射;長い骨の骨折の遅延した癒合または非癒合または脊椎
固定の偽関節症の治療;および股関節部または膝の無血管性壊死における新しい
骨の形成の誘導。
る核酸配列を含んでなる組換えDNAベクターのトランスフェクションはin vivo
において達成することができる。LMPまたはHLMPをコードするDNAフラグメントを
適当なウイルスベクター、例えば、アデノウイルスベクターの中に挿入するとき
、軟骨性骨の形成を望む体の部位の中にウイルス構築物を直接注射することがで
きる。
、外科的関与を必要としないで、骨形成の刺激を達成して、骨髄細胞を獲得する
(ex vivoでトランスフェクトするために)か、あるいはそれらを新規な骨を必
要とする患者の部位の中に再移植することができる。Alden他、Neurosurgical
Focus(1998)は、アデノウイルスベクターの中にクローニングされた、BMP−2
をコードするcDNAを使用する、遺伝子治療の直接的注入方法の実用性を証明した
。
えプラスミドを体の適当な部位の中に直接注入することによって、in vivo遺伝
子治療を実施することができる。本発明のこの態様において、記載した適当なタ
ーゲット細胞により、裸プラスミドDNAが取り上げられるか、あるいは内在化さ
れるとき、トランスフェクションは起こる。ウイルス構築物を使用するin vivo
遺伝子治療の場合におけるように、裸プラスミドDNAの直接的注入は外科的関与
をほとんど、あるいはまったく必要としないという利点を提供する。内皮細胞マ
イトジェンVEGF(血管内皮成長因子)をコードする裸プラスミドDNAを使用する
、直接的遺伝子治療は、ヒト患者において首尾よく証明された。Baumgartner他
、Circulation、97(12):1114−23(1998)。
とによって、LMPの一時的発現が達成される。アデノウイルスはトランスフェト
されたターゲット細胞のゲノムの中に組込まれないので、これが起こる。LMPの
一時的発現、例えば、トランスフェトされたターゲット細胞の寿命の間に起こる
発現は、本発明の目的を達成するために十分である。しかしながら、ターゲット
細胞の中に組込むベクターを送達ベヒクルとして使用するとき、LMPの安定な発
現を起こすことができる。例えば、レトロウイルスをベースとするベクターはこ
の目的に適当である。
療するために、LMPの安定な発現は特に有効である。本発明のこの態様のために
、ターゲット細胞のゲノムの中に統合するベクターを使用してLMPをコードする
ヌクレオチド配列をターゲット細胞の中に送達することに加えて、LMPの発現を
調節可能なプラスミドの制御下に配置する。例えば、外因的誘導因子、例えば、
テトラサイクリンに対する暴露によりオンにされるプロモーターは適当である。
このアプローチを使用して、有効量の外因的誘導因子を投与することによって、
全身的基準で新しい骨の形成を刺激することができる。いったん十分な量の骨質
量が達成されたとき、外因的誘導因子の投与を中断する。このプロセスを必要に
応じて反復して、例えば、骨粗鬆症の結果として、喪失された骨質量を置換する
ことができる。
的能力をアッセイする方法において特に適当である。このようにして、骨修復の
遅いまたは劣った治癒の危険にある患者を同定することができる。また、HLMP特
異的抗体は、骨縮退性疾患、例えば、骨粗鬆症における危険因子を同定するマー
カーアッセイにおいて使用するために適当である。
メントを他の核酸配列、例えば、クローニングおよび/または発現ベクターに結
合することによって製造される。これらの組換えベクターを構築し、分析するた
めに必要な方法、例えば、制限エンドヌクレアーゼ消化、クローニングプロトコ
ル、突然変異誘発、オリゴヌクレオチドの有機合成およびDNA配列決定は記載さ
れてきている。DNAの配列決定のために、ジデオキシターミネーター法は好まし
い。
る:Sambrook他、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、Cold Spring
Harbor Press、第2版(1988);Davis他、Basic Methods in Molecular
Biology、Elsevier(1986);およびAusubel他、Current Protocols in Mole
cular Biology、Wiley Interscience(1988)。これらのマニュアルは特別に
引用することによって本明細書の一部とされる。
通の工程である。それは典型的にはポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により実行さ
れる。PCRはMullis他に対する米国特許第4,800,159号および他の発表された源に
記載されている。PCRの基本原理は、プライマーエクステンションの連続的サイ
クルによるDNA配列の指数関数的複製である。1つのプライマーのエクステンショ
ン産物は、他のプライマーに対してハイブリダイゼーションするとき、他の核酸
分子の合成のための鋳型となる。プライマー−鋳型複合体はDNAポリメラーゼの
基質として作用し、DNAポリメラーゼは、その複製機能を実行するとき、プライ
マーを延長する。PCR増幅のための慣用の酵素は、テルムス・アクアティカス(T
hermus aquaticus)から単離された熱安定性DNAポリメラーゼ、またはTaq DNA
ポリメラーゼである。
るために必要な、任意の所定の工程において選択される特定の手順は当業者によ
り容易に実行される。例えば、細胞による10−4/RLMPの発現を測定するために
、RNAを抽出し、よく知られている標準手順により逆転写する。次いで生ずるcDN
AをPCRにより適当なmRNA配列について分析する。
ー中で発現させる。もちろん、構築された配列はオリジナル、またはその相補的
配列と同一である必要がなく、その代わりに、それにもかかわらず骨形成活性を
有するLMPを発現するDNAコードのデジェネラシーにより決定される任意の配列で
あることができる。保存的アミノ酸置換、または他の修飾、例えば、アミノ末端
のメチオニン残基の存在を使用することもできる。
ング配列の5'末端に結合させて、合成遺伝子を形成する。合成遺伝子は、適当に
線状化されたプラスミドに結合することによって、種々の発現ベクターの任意の
1つの中に挿入することができる。調節可能なプロモーター、例えば、大腸菌(E
.coli)lacプロモーターは、また、キメラコーディング配列の発現に適当である
。他の適当な調節可能なプロモーターは、trp、tac、recAおよびラムダプライマ
ーを包含する。
キストラン、エレクトロポレーションまたはプロトプラスト融合の1つにより、L
MPをコードするDNAをレシピエント細胞の中にトランスフェクトして、安定なト
ランスフェクタントを形成する。リン酸カルシウム沈澱法は、特に次のようにし
て実行するとき、好ましい。
)の方法に従い、DNAをリン酸カルシウムと共沈させる。100mmの皿上にプレート
した0.5×106細胞について、担体としてサケ精子または仔ウシ胸腺DNAとともにD
NAの40〜45gのアリコートを使用する。DNAを0.5mlの2×Hepes溶液(280mMのNaCl
、50mMのHepesおよび1.5mMのNa2HPO4、pH7.0)と混合し、これに等しい体積の2
×CaCl2(250mMのCaCl2および10nMのHepes、pH7.0)を添加する。30〜40分後に
白色粒状沈澱が出現し、この沈澱を細胞上に均一に分布させ、これらを37℃にお
いて4〜16時間インキュベートする。培地を除去し、細胞をPBS中で15%のグリセ
ロールで3分間衝撃する。グリセロールを除去した後、細胞に10%の胎仔ウシ血
清を含有するダルベッコ最小必須培地(DMEM)を供給する。
キストラン法、Kimura他、Virology、49:394(1972)およびSompayrac他、Proc
. Natl. Acad. Sci. USA、78:7575(1981);エレクトロポレーション法、
Potter、Proc. Natl. Acad. Sci. USA、81:7161(1984);およびプロトプ
ラスト融合法、Sandri−Goddin他、Mol. Cell. Biol.、1:743(1981)。 固相におけるホスホルアミダイト化学は、オリゴデオキシヌクレオチドおよび
ポリデオキシヌクレオチドを有機合成する好ましい方法である。さらに、多数の
他の有機合成法が利用可能である。これらの方法は当業者により本発明の特定の
配列に容易に適合される。
に対して標準条件下にハイブリダイゼーションする核酸分子を包含する。「標準
ハイブリダイゼーション条件」は、プローブのサイズ、バックグラウンドおよび
核酸試薬の濃度、ならびにハイブリダイゼーションの型、例えば、in situ、サ
ザンブロット、またはDNA−RNAハイブリッドのハイブリダイゼーション(ノザン
ブロット)とともに変化する。
えば、Fremeau他に対する米国特許第5,580,775号(この目的のために引用するこ
とによって本明細書の一部とされる)参照。また、下記の文献を参照のこと:So
uthern,E. M.、J. Mol. Biol.、98:503(1975);Alwine他、Meth. Enzym
ol.、68:220(1979);およびSambrook他、Molecular Cloning:A Laborator
y Manual、第2版、pp. 7.19−7.50、Cold Spring Harbor Press(1989)。
、5×SSPE(150nMのNaCl、10mMのNaH2PO4[pH7.4]、1mMのEDTA[pH8.0])、5
×デンハルト溶液(20mgのフィコール、20mgのポリビニルピロリドンおよび20mg
のBSA/100mlの水)、10%の硫酸デキストラン、1%のSDSおよび100g/mlのサケ
精子DNA中で42℃において2時間前インキュベートするブロットを包含する。32P
標識化プローブを添加し、ハイブリダイゼーションを14時間続ける。その後、ブ
ロットを2×SSPE、0.1%のSDSで22℃において20分間2回洗浄し、次いで0.1×SSP
E、0.1%のSDS中で65℃において1時間洗浄する。次いでブロットを乾燥し、増強
スクリーンの存在下にX線フィルムに対して5日間露出する。
が実質的に同一である場合、プローブはそのターゲット配列に対してハイブリダ
イゼーションするであろう。標準ハイブリダイゼーション条件の場合におけるよ
うに、この分野における技量レベルおよび特定の実験の特質が与えられると、当
業者は実質的に同一である配列のみがハイブリダイゼーションする条件を決定す
ることができる。
他の態様において、本発明は、抗LMP抗体に基づくこのようなタンパク質の同定
に関する。この態様において、細胞を溶解し、SDS−PAGEによりタンパク質を分
離することによって、ウェスタンブロット分析のためのタンパク質の試料を調製
する。下記の文献に記載されているように、エレクトロブロッティングにより、
タンパク質をニトロセルロースに移す:Ausubel他、Current Protocols in M
olecular Biology、John Wiley and Sons(1987)。
抗LMP抗体をフィルターに添加し、室温において1時間インキュベートする。フィ
ルターをリン酸塩緩衝液(PBS)でよく洗浄し、セイヨウワサビペルオキシダー
ゼ(HRPO)−抗体複合体と室温において1時間インキュベートする。フィルター
を再びPBSでよく洗浄し、ジアミノベンジジン(DAB)の添加により、抗原のバン
ドを同定する。
特定の特性について患者の細胞を分析するために特別に使用される。「単一特異
的抗体」は、本明細書において使用するとき、LMPに対して均質結合特性を有す
る単一抗体種または多抗体種として定義される。「均質結合」は、本明細書にお
いて使用するとき、特異的抗原またはエピトープ、例えば、前述したように、LM
Pとアソシエートしたものに結合する抗体種の能力を意味する。
血清から精製されるか、あるいはKohlerおよびMilstein、Nature、256:495−97
(1975)の技術を使用してLMPと反応性のモノクローナル抗体として調製される
。免疫アジュバントを含むか、あるいは含まない適当な濃度のLMPで動物、例え
ば、マウス、ラット、モルモット、ブタ、ウサギ、ヤギまたはウマを免疫化する
ことによって、LMP特異的抗体を発生させる。
許容される免疫アジュバントとアソシエートさせた約0.1mg〜約1000mgのLMPを各
動物に与えた。このような許容されるアジュバントは下記のものを包含するが、
これらに限定されない:フロインド完全アジュバント、フロインド不完全アジュ
バント、明礬−沈澱、コリネバクテリウム・パルブム(Corynebacterium parvu
m)を含有する油中水型エマルジョンおよびtRNAアジュバント。初期免疫化は、
皮下(SC)、腹腔内(IP)または両方の方法で多部位に注射される、好ましくは
、フロインド完全アジュバント中のLMPから成る。
。初期免疫化後、動物にブースター注射するか、あるいはしないことができる。
ブースター注射を受ける動物に、一般に同一経路によりフロインド不完全アジュ
バント中の等しい量の抗原を与える。ブースター注射は、最大力価が得られるま
で、約3週の間隔で与えられる。各ブースター免疫化後約7日または単一免疫化後
ほぼ1週に、動物から採血し、血清を収集し、アリコートを約−20℃において貯
蔵する。
MPと反応性のモノクローナル抗体(mAb)は製造される。前述したように、等し
い体積の許容されるアジュバント中に混入された約0.5mlの緩衝液または生理食
塩水中の約0.1mg〜約10mg、好ましくは約1mgのLMPでIPまたはSC経路により、マ
ウスを免疫化する。フロインド完全アジュバントが好ましい。第0日に初期免疫
化をマウスに与え、約3〜30週間安静にさせる。緩衝剤溶液、例えば、リン酸塩
緩衝液中の約0.1〜約10mgのLMPの1回またはそれ以上のブースター免疫化を静脈
内(IV)経路により、免疫化マウスに与える。
ことによって、抗体陽性マウスからリンパ球、好ましくは脾臓リンパ球を得る。
安定なハイブリドーマの形成を可能とする条件下に、脾臓リンパ球を適当な融合
相手、好ましい骨髄腫細胞と混合することによって、ハイブリドーマ細胞を産生
する。融合相手は下記のものを包含するが、これらに限定されない:マウス骨髄
腫P3/NS1/Ag4−1;MPC−11;S−194およびSp2/0、Sp2/0は好ましい。抗体産
生細胞および骨髄腫細胞をポリエチレングリコール、約1000分子量、中で約30%
〜約50%の濃度において融合する。
培地(DMEM)中のハイポキサンチン、チミジンおよびアミノプテリン中で成長さ
せることによって、融合したハイブリドーマを選択する。上清流体を成長陽性ウ
ェルから約14、18、および21日に収集し、抗原としてLMPを使用するイムノアッ
セイ、例えば、固相イムノラジオアッセイ(SPIRA)により抗体産生についてス
クリーニングする。
タイプを決定する。技術、例えば、下記の文献に記載されている軟寒天技術によ
り、抗体陽性ウェルからのハイブリドーマ細胞をクローニングする:MacPherson
、″Soft Agar Techniques″、Tissue Culture Methods and Application
s、KruseおよびPaterson(編者)、Academic Press(1973)。また、下記の文
献を参照のこと:Harlow他、Antibodies:A Laboratory Manual、Cold Sprin
g Laboratory(1988)。
106〜約6×106のハイブリドーマ細胞をプライミング後約4日に注射することによ
って、モノクローナル抗体を製造することができる。細胞転移後ほぼ8〜12日に
腹水を収集し、そしてモノクローナル抗体をこの分野において知られている技術
により精製する。 約2%のウシ胎児血清を含有するDMEM中でハイブリドーマ細胞系統を成長させ
て十分な量の特異的mAbを得ることによって、抗LMP mAb中のin vitro産生を達
成する。この分野において知られている技術により、mAbを精製する。
学的アッセイにより測定する。このようなアッセイは下記のものを包含するが、
これらに限定されない:沈澱、受動的凝集、酵素結合イムノアッセイ抗体(ELIS
A)技術およびラジオイムノアッセイ(RIA)技術。同様なアッセイを使用して、
体液または組織および細胞抽出物中のLMPの調製を検出する。 LMPのポリペプチドフラグメント、全長の発生期のLMPポリペプチド、またはそ
れらの変異型またはアレレに対して特異的な抗体を製造するために、前述のモノ
クローナル抗体を製造する方法を使用できることは当業者にとって容易に明らか
である。
に関する。ヒト心臓cDNAのPCR分析は、HLMP−2およびHLMP−3と命名する、2つの
HLMPオールタネイティブスプライス変異型についてのmRNAを明らかにした。HLMP
−2およびHLMP−3は、HLMP−1配列中の塩基対325と444との間の領域においてHLM
P−1と異なる。HLMP−2配列はこの領域の中に119塩基対の欠失および17塩基対の
挿入を有する。これらの変化は、HLMP−1に比較して、423アミノ酸のタンパク質
を生ずる、リーディングフレームを保存し、正味34アミノ酸の喪失を有する(欠
失された40アミノ酸+挿入された6アミノ酸)。HLMP−2はHLMP−1の中に存在す
るC末端のLIMドメインを含有する。
挿入を有する。この挿入はリーディングフレームをシフトさせ、塩基対459〜461
に停止コドンを発生させる。その結果、HLMP−3は153アミノ酸のタンパク質をコ
ードする。このタンパク質は、HLMP−1およびHLMP−2の中に存在するC末端のLIM
ドメインを欠如する。HLMP−2およびHLMP−3によりコードされるタンパク質の予
測されたサイズは、ウェスタンブロット分析により確証された。
特異的イソ型が異なる組織において優勢を占めることを明らかにした。HLMP−1
は、明らかに、白血球、脾臓、肺、胎盤、および胎児肝臓において発現される優
勢を占める形態である。HLMP−2は、骨格筋、骨髄、および心臓組織において優
勢を占める形態である。しかしながら、HLMP−3は、実験した任意の組織におい
て優勢を占める形態ではない。
72±7)およびHLMP−1(232±200)について見られる作用に類似する骨小結節の
形成(287±56)を同定した。HLMP−3はC末端のLIMドメインを欠如するので、骨
誘導活性のためにこれらの領域は不必要である。しかしながら、HLMP−2の過剰
発現は小結節の形成を誘導しなかった(11±3)。これらのデータが示唆するよ
うに、欠失された119塩基対によりコードされるアミノ酸は骨誘導のために必要
である。また、このデータが示唆するように、HLMPスプライス変異型の分布は組
織特異的機能のために重要である。驚くべきことには、HLMP−2は二次ラット骨
芽細胞培養物中でステロイド誘導骨芽細胞形成を阻害することを我々は示した。
したがって、HLMP−2は骨形成を望まない臨床的状況において療法上の実用性を
有するであろう。
クローン/RLMPを有するベクターpRc/CMV2である)中の10−4/RLMPの試料は、
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(American Type Culture C
ollection)(ATCC)、マリイランド州20852、ロックビレパークローンドライブ
12301、に受託された。その受託物の培養物受け入れ番号は209153である。1998
年3月19日に、インサートHLMP−1sを有するベクターpHis−Aの試料は、アメリカ
ン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に受託された。その受託物の培
養物受け入れ番号は209698である。
に由来するcDNAインサートを有するベクターpHisA)およびpHAhLMP−3(HLMP−3
を有するヒト心臓筋肉cDNAに由来するcDNAインサートを有するベクターpHisA)
の試料は、ATCC、米国バージニア州20110−2209、マナッサス、ユニバーシティ
・ブウルバード、に受託された。その受託物の培養物受け入れ番号は、それぞれ
、PTA1698およびPTA1699である。これらの受託物は、ブダベスト条約により要求
されるように、ATCCにおいて少なくとも30年間維持され、そしてそれらを開示す
る特許が許可されたとき公衆に入手可能とされる。受託物の入手可能性は、政府
の決定により許可された特許権の適用制約において主題の発明の実施許諾を構成
しないことを理解すべきである。
パク質精製、および他の慣用の生化学的方法を使用する。DNAおよびRNAを、それ
ぞれ、サザンブロッティングおよびノザンブロッティング技術により分析する。
典型的には、分析した試料をゲル電気泳動によりサイズで分画する。次いでゲル
中のDNAまたはRNAをニトロセルロースまたはナイロンの膜に移す。次いでゲル中
の試料パターンのレプリカであるブロットを、プローブとハイブリダイゼーショ
ンさせた。
において知られている他のシグナル発生分子でプローブを標識化することができ
る。次いで問題の特定のバンドを検出システム、例えば、オートラジオグラフィ
ーにより可視化することができる。 本発明の好ましい態様を例示する目的で、下記の非限定的実施例を含める。こ
れらの結果は、本発明のLIM鉱質化タンパク質を使用して骨形成を誘導または増
強する可能性、およびそれらのタンパク質をコードする単離された核酸分子を証
明する。
いるように、20日齢の出産前ラットから得た。Boden他、Endocrinology、137(8
):3401−07(1996)。一次培養物をコンフルエンス(7日間)に成長させ、ト
リプシン処理し、第1継代培養細胞として6ウェルのプレートに入れた(1×105細
胞/35mmのウェル)。継代培養細胞は第0日にコンフルエントであり、これをさ
らに7日間成長させた。
rmおよび/またはBMP)を適用した。標準培養プロトコルは次の通りであった:
第1〜7日、MEM、10%FBS、50g/mlアスコルビン酸、±刺激;第8〜14日、BGJb培
地、50mM−GlyP(鉱質化を可能とするための無機リン酸塩源)。骨小結節の形成
およびオステオカルシン分泌の終点分析を第14日に実施した。研究したすべての
BMPについての投与量−応答曲線に対する中間領域を証明する、この系における
パイロット実験に基づいて、BMPの投与量を50ng/mlとして選択した。
の翻訳をブロックするためにアンチセンスオリゴヌクレオチドを合成し、グルコ
コルチコイドにより開始される分化を行っている、二次骨芽細胞培養物を処理し
た。推定上の翻訳開始部位をスパンする25bpの配列(配列番号42)に対応する、
高度に特異的なアンチセンスオリゴヌクレオチドを使用して、RLMP発現の阻害を
達成した。対照培養物にオリゴヌクレオチドを与えないか、あるいはセンスオリ
ゴヌクレオチドを与えた。リポフェクタミンの存在(前インキュベーション)ま
たは非存在下に、実験を実行した。
EM中で室温において45分間インキュベートした。そのインキュベーション後、そ
れ以上のMEMまたは前インキュベートしたリポフェクタミン/MEM(7%v/v;室
温において45分間インキュベートした)を添加して、0.5Mのオリゴヌクレオチド
濃度を達成した。生ずる混合物を室温において15分間インキュベートした。次い
でオリゴヌクレオチド混合物を適当な培地、すなわち、MEM/アスコルビン酸塩
/±Trmと混合して、0.1Mの最後オリゴヌクレオチド濃度を達成した。
因子)とインキュベートした。リポフェクタミンと本来インキュベートした培養
物に、4時間のインキュベーション(37℃;5%CO2)後、リポフェクタミンまた
はオリゴヌクレオチドを含有しない培地を再供給した。すべての培養物、特にオ
リゴヌクレオチドを有する培養物を24時間毎に再供給して、オリゴヌクレオチド
レベルを維持した。
に類似して、鉱質化小結節の形成およびオステオカルシンの分泌を投与量依存的
方法で阻害した。骨芽細胞分化におけるLMP−1アンチセンスブロックは外因的BM
P−6の添加によりレスキューすることができないが、BMP−6アンチセンスオリゴ
ヌクレオチドの阻害はBMP−6の添加でレスキューされた。さらに、この実験によ
り、骨芽細胞分化経路においてBMP−6に関してLMP−1の上流の位置が確証された
。また、LMP−1アンチセンスオリゴヌクレオチドは一次ラット骨芽細胞培養物に
おける自発的骨芽細胞分化を阻害した。
フォン・コッサ(von Kossa)銀染色で染色した。半自動化コンピューター化ビ
デオ画像を使用して、各ウェル中の小結節の計数および小結節の面積を定量した
。Bonden他、Endocrinology、137(8):3401−07(1996)。次いでこれらの値
を分割して、面積/小結節の値を計算した。この自動化プロセスはマニュアル計
数技術に対して有効とされ、0.92の相関係数を証明した(p<0.000001)。各条
件において5または6ウェルから計算した平均±平均の標準誤差(S.E.M.)として
、すべてのデータを表す。各実験は異なる頭蓋冠調製物からの細胞を使用して少
なくとも2回確証された。
シンのC末端のノナペプチドに対して発生させた単一特異的ポリクローナル抗体
(Pab)を使用する競合ラジオイムノアッセイにより、培地中のオステオカルシ
ンレベルを測定した:Nanes他、Endocrinology、127:588(1990)。簡単に述べ
ると、ラクトペルオキシダーゼ法により1gのノナペプチドを1mCiの125I−Naでヨ
ウ素化した。
%のチメロサル、0.025%のBSA)を含有する管に、アッセイ緩衝液中の100 l/
管の細胞培養物またはオステオカルシン標準(0〜12,000fmole)から採った培地
を添加した。次いでPab(1:40,000;100 l)を添加し、次いでヨウ素化ペプチ
ド(12,000cpm;100 l)を添加した。非特異的結合について試験した試料を同
様に調製したが、抗体を含有しなかった。
ベートすることによって、結合したPabおよび遊離Pabを分離した。試料を1200rp
mde45分間遠心した後、上清をデカントし、沈澱をガンマカウンターで計数し
た。オステオカルシン値をfmole/100 lで報告し、次いでそれらの値を100で割
ることによってpmole/ml培地(3日の産生)に変換した。各条件について5〜6ウ
ェルについて三重反復実験の平均±S.E.M.として、値を表した。各実験は異なる
頭蓋冠調製物からの細胞を使用して少なくとも2回確証された。
チセンスのオリゴヌクレオチドの明らかな作用はほとんど存在しなかった。しか
しながら、ROBをTrmで刺激したとき、RLMPに対してアンチセンスのオリゴヌクレ
オチドは小結節の鉱質化を>95%阻害した。オリゴヌクレオチド処理した培養物
に外因的BMP−6を添加すると、RLMP−アンチセンス処理小結節の鉱質化をレスキ
ューしなかった。
ベルは小結節産生および鉱質化と相関されてきている。RLMP−アンチセンスオリ
ゴヌクレオチドはオステオカルシン産生を有意に減少させるが、アンチセンス処
理培養物中の小結節計数は有意に変化しない。この場合において、外因的BMP−6
の添加のみはRLMPアンチセンス処理培養物におけるオステオカルシンの産生を10
〜15%だけレスキューした。これが示唆するように、RLMPの作用はBMP−6の下流
でありかつBMP−6よりも特異的である。
6ウェルの培養皿中で実施例1および2に従い調製した)から細胞RNAを収集して、
統計的トリプリケートを生じさせた。簡単に述べると、培養上清をウェルから吸
引し、次いでウェルを0.6mlのGIT溶液/複製ウェル収集でオーバーレイした。GI
T溶液の添加後、プレートを5〜10秒間撹拌した(できるだけ一定に)。それ以上
プロセシングするまで、試料を−70℃において7日まで貯蔵した。
した方法により、RNA精製した。簡単に述べると、融解した試料に60リットルの2
.0Mの酢酸ナトリウム(pH4.0)、550リットルのフェノール(水で飽和させた)
および150リットルのクロロホルム:イソアミルアルコール(49:1)を添加した
。渦形成した後、試料を遠心(10000×g;20分;4℃)し、水性相を新鮮な管に
移し、600リットルのイソプロパノールを添加し、RNAを−20℃において一夜沈澱
させた。
かに吸引した。ペレットを400リットルのDEPC処理水の中に再懸濁させ、フェノ
ール:クロロホルム(1:1)で1回抽出し、クロロホルム:イソアミルアルコー
ル(24:1)で抽出し、40リットルの酢酸ナトリウム(3.0M;pH5.2)および1.0m
lの無水エタノールを添加した後、−20℃において一夜沈澱させた。細胞RNAを回
収するために、試料を遠心(10000×g;20分)し、70%エタノールで1回洗浄し
、5〜10分間空気乾燥し、20リットルのDEPC処理水の中に再懸濁させた。分光光
度計で測定した光学密度から、RNA濃度を計算した。
ー(10pmol/ml)、0.5リットルのRNAsin(40U/ml)および1リットルのMMLV−R
T(200単位/l)を含有する管に、加熱した全RNA(10.5リットルの全体積のDEPC
−H2O中の5g、65℃、5分間)を添加した。試料を37℃において1時間インキュベ
ートし、次いで95℃において5分間インキュベートしてMMLV−RTを不活性化した
。80リットルの水の添加により、試料を希釈した。
トルの全体積)。簡単に述べると、水および適当量のPCR緩衝液、25mMのMgCl2、
dNTP、グリセルアルデヒド3−ホスフェートデヒドロゲナーゼ(GAP、ハウスキー
ピング遺伝子)および/またはBMP−6)の前方向および逆方向プライマー、32Pd
CTP、およびTaqポリメラーゼを含有する管に試料を添加した。特記しない限り、
プライマーを標準化して22サイクルで終始一貫して実験した(94℃、30秒;58℃
、30秒;72℃、20秒)。
ジャー分析によるRT−PCR産物のみは定量 RT−PCR産物に5 l/管の負荷色素を添加し、混合し、65℃に10分間加熱し、
遠心した。10リットルの各反応を標準条件下にPAGE(12%ポリアクリルアミド:
ビス;15V/ウェル;一定電流)に付した。次いでゲルをゲル保存緩衝液(10%v
/vグリセロール、7%v/v酢酸、40%v/vメタノール、43%v/v蒸留水)中で30
分間インキュベートし、1〜2時間真空乾燥(80℃)し、電子的に増強したリン光
映像システムにより6〜64時間現像した。可視化されたバンドを分析した。計数
/バンドをグラフにプロットした。
.5リットルの全体積のDEPC−H2O中の5g、65℃、5分間)で刺激した細胞から抽出
し、実施例7に記載されているように逆転写したが、MMLV−RTプライマーとしてH
−T11M(配列番号4)を使用した。生ずるcDNAを前述したようにPCR増幅したが、
種々の商業的プライマーセット(例えば、H−T11M(配列番号4)およびH−AP−1
0(配列番号5);Gen Hunter Corp.、テネシー州ナッシュビレ)を使用した。
DNA配列決定ゲル上のゲル電気泳動により、放射能標識化PCRプライマーを分画し
た。電気泳動後、生ずるゲルを真空乾燥し、オートラジオグラフを一夜露出した
。示差的に発現されたDNAを表すバンドをゲルから切除し、Conner他、Proc. Na
tl. Acad. Sci. USA、88:278(1983)の方法により再増幅させた。PCR増幅
の産物をベクターPCR−II(TAクローニングキット;InVitrogen、カリフォルニ
ア州カールスバッド)の中にクローニングした。
010pfu/mlでプレートし、プレートを37℃において一夜インキュベートした。フ
ィルター膜をプレート上に2分間オーバーレイした。次いでフィルターをプレハ
イブリダイゼーション緩衝液(2×PIPES[pH6.5]、5%ホルムアミド、1%SDSお
よび100g/ml変性サケ精子DNA)中で42℃において2時間インキュベートした。26
0塩基対の放射能標識化プローブ(配列番号3;ランダムプライミングにより32P
標識化された)を全ハイブリダイゼーション混合物/フィルターに添加し、次い
で42℃において18時間ハイブリダイゼーションした。膜を室温において1回洗浄
し(10分、1×SSC、0.1%SDS)し、55℃において3回洗浄した(15分、0.1×SSC
、0.1%SDS)。
した。陽性クローンをプラーク精製した。第2フィルターを使用してこの手順を4
分間反復して、擬似陽性を最小にした。プラーク精製したクローンをラムダSK(
−)ファージミドとしてレスキューした。クローニングしたcDNAを前述したよう
に配列決定した。
urrent Protocols in Molecular Biology、Wiley Interscience(1988)。
簡単に述べると、適当な濃度の終結混合物、鋳型および反応混合物を適当なサイ
クルプロトコルに付す(95℃、30秒;68℃、30秒;72℃、60秒;×25)。停止混
合物を添加して配列決定反応を停止させた。92℃において3分後、試料を変性6%
ポリアクリルアミド配列決定ゲル(29:1アクリルアミド:ビス−アクリルアミ
ド)上に負荷した。試料を60ボルト、一定電流において約4時間電気泳動させた
。電気泳動後、ゲルを真空乾燥し、オートラジオグラフィーに付した。
トしたBLASTnプログラムを使用してデータベース(NIH、National Center for
Biological Information、マリイランド州ベセスダ、により維持される;htt
p://www.ncbi.nlm.nih.gov/)に対して、生ずる配列をスクリーニングした。配
列のデータに基づいて、新しい配列決定プライマーを調製し、遺伝子全体が配列
決定されるまで、このプロセスを反復した。すべての配列を両方の向きで少なく
とも3回確証した。
オチド配列およびアミノ酸配列を分析した。下記のパラメーターを使用して、プ
ログラムNALIGNにより、ヌクレオチド配列についての相同性百分率値を計算した
:不一致ヌクレオチドの重量、10;不一致ギャップの重量、10;考慮する最大ヌ
クレオチド数、50;および考慮する最小ヌクレオチド数、50。 アミノ酸配列について、NALIGNにより、相同性百分率値を計算した。オープン
ギャップコストおよびユニットギャップコストの両方について10の値を選択した
。
0塩基対の主要なバンドを含有した。この配列をを使用してラット骨肉腫(UMR
106)cDNAライブラリーをスクリーニングした。陽性クローンをネステッドプラ
イマー分析に付して、全長のcDNAの増幅に必要なプライマー配列を得た(配列番
号11、12、29、30および31)。それ以上の研究のために選択した陽性クローンの
1つをクローン10−4と表示した。
配列分析は、クローン10−4がディファレンシャルディスプレイPCRにより同定さ
れたオリジナルの260塩基対のフラグメントを含有することを示した。クローン1
0−4(配列番号1696塩基対;配列番号2)は、457アミノ酸を有するタンパク質を
コードする1371塩基対のオープンリーディングフレームを含有する(配列番号1
)。終止コドンTGAはヌクレオチド1444〜1446に位置する。ヌクレオチド単位167
5〜1680におけるポリアデニル化シグナル、および隣接するポリ(A)+テイルは
、3'非コーディング領域の中に存在した。
〜116および257〜259におけるAsn−Lys−ThrおよびAsn−Arg−Thrが存在した。2
つの潜在的cAMP−およびcGMP−依存的プロテインキナーゼリン酸化部位、Serお
よびThr、が、それぞれ、アミノ酸位置191および349に見出された。5つの潜在的
プロテインキナーゼCリン酸化部位、アミノ酸位置3、115、166、219、442におけ
るSerまたはThrが存在した。1つの潜在的ATP/GTP結合性部位モチーフA(P−ル
ープ)、Gly−Gly−Ser−Asn−Asn−Gly−Lys−Thrがアミノ酸位置272〜279に決
定された。
および400〜451に見出された。この新しく同定されたラットcDNAクローン中の推
定上のLIMドメインは、他の既知のLIMタンパク質のLIMドメインに対してかなり
の相同性を示した。しかしながら、他のラットLIMタンパク質との全体の相同性
は25%より低かった。RLMP(また、10−4と表示される)はヒトの不可解な(eni
gma)タンパク質(参照:米国特許第5,504,192)に対して78.5%の相同性を有し
たが、その最も近いラット相同体、それぞれ、CLP−36およびRIT−18に対してわ
ずかに24.5%および22.7%のアミノ酸の相同性を有した。
ル中のホルムアルデヒドゲル電気泳動によりサイズで分画し、浸透圧によりナイ
ロン膜に転移ブロットした。ランダムプライミングにより32P−dCTPで標識化し
た全長の10−4cDNAの600塩基対のEcoRIフラグメントで、ブロットをプロービン
グした。 ノザンブロット分析は、RLMPプローブとハイブリダイゼーションする1.7kbのm
RNA種を示した。BMP−6に対して24時間暴露した後、RLMP mRNAをROB中のほぼ3.
7倍アップレギュレートした。BMP−2またはBMP−4刺激したROBにおいて24時間に
、RLMP発現のアップレギュレーションは見られなかった。
ルからのデータを使用して平均±S.E.M.を計算した。各パラメーターについて最
大値に対して正規化したデータをグラフで示して、小結節計数、鉱質化面積およ
びオステオカルシンを同時にグラフ化することができる。 各報告されたRT−PCR、RNアーゼ保護アッセイまたはウェスタンブロット分析
について、代表的実験のトリプリケート試料からのデータを使用して平均±S.E.
M.を決定した。グラフを第0日または陰性対照に対して正規化して示し、対照値
を超えた倍数増加として表すことができる。
multiple comparison corrections of Bonferroni)を使用する分散のワ
ンウェー(one−way)解析により、統計的有意性を評価した。D. V. Huntsber
ger、″The Analysis of Variance″、Elements of Statistical Varianc
e、P. Billingsley(編者)、pp. 298−330、Allyn & Bacon Inc.、マサチ
ュセッツ州ボストン(1977)およびSigmastat、Jandel Scientiffic、カリフォ
ルニア州コルテマデラ。有意性についてのアルファレベルをp<0.05として定義
する。
gland他、Biochim. Biophys. Acta、623:171(1980)およびTimmer他、J. B
iol. Chem.、268:24863(1993)。 HeLa細胞をpCMV2/RLMPでトランスフェトした。下記の文献に記載されている
方法に従い、タンパク質をトランスフェクトされた細胞から収集した:Hair他、
Leukemia Research、20:1(1996)。下記の文献に記載されているように、自
然RLMPのウェスタンブロット分析を実行した:Towbin他、Proc. Natl. Acad.
Sci. USA、76:4350(1979)。
配列番号15および16)を合成し、そしてユニーク223塩基対の配列をラットLMP−
1 cDNAからPCR増幅させた。同一PCRプライマーを使用して、ヒトMG63骨肉腫細
胞cDNAから同様なPCR生成物を単離した。
吸引により除去し、フラスコを3.0mlのGIT溶液でオーバーレイし、5〜10秒間撹
拌し、生ずる溶液を1.5mlのエッペンドルフ管に移した(5管、0.6ml/管)。標
準法をわずかに変更した方法によりRNA精製した、例えば、下記の文献を参照の
こと:Sambrook他、Molecular Cloning:A Laboratory、chapter 7、p. 19
、Cold Spring Harbor Laboratory Press(1989)およびBoden他、Endocrin
ology、138:2820−28(1997)。簡単に述べると、0.6mlの試料に60リットルの2
.0Mの酢酸ナトリウム(pH4.0)、550リットルの水で飽和させたフェノールおよ
び150リットルのクロロホルム:イソアミルアルコール(49:1)を添加した。
し、水性相を新鮮な管に移し、600リットルのイソプロパノールを添加し、RNAを
−20℃において一夜沈澱させた。試料を遠心(10000×g;20分)し、上清をおだ
やかに吸引した。ペレットを400リットルのDEPC処理水の中に再懸濁させ、フェ
ノール:クロロホルム(1:1)で1回抽出し、クロロホルム:イソアミルアルコ
ール(24:1)で抽出し、40リットルの酢酸ナトリウム(3.0M;pH5.2)および1.
0mlの無水エタノール中で−20℃において一夜沈澱させた。沈澱後、試料を遠心
(10000×g;20分)し、70%エタノールで1回洗浄し、5〜10分間空気乾燥し、20
リットルのDEPC処理水の中に再懸濁させた。光学密度からRNA濃度を計算した。
し、次いで4リットルの5×MMLV−RT緩衝液、2リットルのdNTP、2リットルのdT17
プライマー(10pmol/ml)、0.5リットルのRNAsin(40U/ml)および1リットル
のMMLV−RT(200単位/l)を含有する管に添加した。反応を37℃において1時間
加熱した。その後、95℃において5分間加熱することによって、MMLV−RTを不活
性化した。80リットルの水の添加により、試料を希釈した。
ルの全体積)。Boden他、Endocrinology、138:2820−28(1997);Ausubel他、
″Quantitation of rare DNAs by the polymerase chain reactin″、C
urrent Protocols in Molecular、chapter 15.31−1、Wiley & Sons、ニ
ュージャージイ州トレントン(1990)。簡単に述べると、水および適当量のPCR
緩衝液(25mMのMgCl2、dNTP、前方向および逆方向(RLMPUについて;配列番号15
および16)、32PdCTP、およびDNAポリメラーゼを含有する管に試料を添加した。
用するPCR生成物の増幅(94℃、30秒;58℃、30秒;72℃、20秒)のために33サ
イクルで終始一貫して実験するようにプライマーを設計した。 アガロースゲル精製したMG63骨肉腫由来PCR生成物の配列決定は、RLMPU PCR
生成物に対して95%より大きい配列の相同性を与えた。その配列をHLMPユニーク
領域と表示する(HLMPU;配列番号6)。
使用するPCRにより、配列決定を実行した。717塩基対のMG63 PCR生成物をアガ
ロースゲル精製し、所定のプライマー(配列番号12、15、16、17、18、27および
28)を使用して配列決定した。配列は両方向において少なくとも2回確証された
。MG63配列を互いに対して整列させ、次いで全長のラットLMP cDNA配列に対し
て整列させて、部分的ヒトLMP cDNA配列(配列番号7)を得た。
組織により、LMP−1は異なるレベルで発現されることが決定された。したがって
、ヒト心臓cDNAライブラリーを検査した。このライブラリーを寒天平板(LB底寒
天)上に5×104pfu/mlでプレートし、プレートを37℃において一夜成長させた
。フィルター膜をプレート上に2分間オーバーレイした。その後フィルターを変
性し、リンスし、UV架橋し、プレハイブリダイゼーション緩衝液(2×PIPES[pH
6.5]、5%ホルムアミド、1%SDSおよび100g/ml変性サケ精子DNA)中で42℃に
おいて2時間インキュベートした。
列番号6)を添加し、42℃において18時間ハイブリダイゼーションした。ハイブ
リダイゼーション後、膜を室温において1回洗浄し(10分、1×SSC、0.1%SDS)
し、55℃において3回洗浄した(15分、0.1×SSC、0.1%SDS)。二重陽性プラー
ク精製心臓ライブラリーのクローンがオートラジオグラフィーにより同定され、
これらを製造業者のプロトコルに従い(Stratagene、カリフォルニア州ラジョラ
)ラムダファージミドとしてレスキューした。
基対長さより大きいインサートを初期スクリーニングのために配列決定により選
択した。それらのインサートを実施例11に記載する標準法により配列決定した。 また、配列番号11〜14、16および27に対応するプライマーを使用して、1つの
クローン、No. 7を自動化配列分析に付した。これらの方法により得られた配列
は日常的に97〜100%の相同性であった。クローン7(心臓ライブラリーからの部
分的ヒトLMP−1 cDNA;配列番号6)は、翻訳された領域においてラットLMP cD
NA配列に対して87%より大きい相同性を有する配列を含有した。
する領域を使用して、それらの2つの配列を整列させ、1644塩基対の完全なヒトc
DNA配列を誘導した。PCGNENソフトウェアパッケージ中の1プログラムNALIGNを使
用して、2つの配列を整列させた。2つの配列のオーバーラップする領域はほぼ36
0塩基対を構成し、これらの塩基対はMG63 cDNA(配列番号7)中のヌクレオチド
672に単一ヌクレオチド置換を除外して完全な相同性を有し、クローン7は対応す
るヌクレオチド516(配列番号8)において「G」の代わりに「A」を有した。
換を使用して、2つの整列された配列を結合した。生ずる配列を配列番号9に示す
。NALIGNを使用して、新規なヒト由来配列とラットLMP−1 cDNAとの整列を達成
した。全長のヒトLMP−1 cDNA配列(配列番号9)は、ラットLMP−1 cDNA配列
の翻訳された部分に対して87.3%相同性であった。
した。配列番号9中のオープンリーディングフレームは457アミノ酸を含んでなる
タンパク質(配列番号10)をコードする。PCGNENサブプログラムPalignを使用し
て、HLMP−2アミノ酸配列はラットLMP−1アミノ酸配列に対して94.1%相同性で
あることが見出された。
ッドRT−PCRにより、MG63 5'cDNAを増幅した。この方法は、3'末端に2つのデジ
ェネレイトヌクレオチド位置を有するロック−ドッキングオリゴ(dT)プライマ
ーを使用する第1cDNA合成を包含した(Chenchik他、CLONTECHniques、X:5(199
5);Borson他、PC Methods Applic.、2:144(1993))。第2鎖合成は、Gub
ler他、Gene、25:263(1983)の方法に従い、大腸菌(Escherichia coli)DNA
ポリメラーゼ、RNアーゼH、および大腸菌(E. coli)DNAリガーゼのカクテルを
使用して実行される。
ント(5'−CTAATACGACTCACTATAGGGCTCGAGCGGCCGCCCGGGCAGGT−3')(配列番号19
)に結合した。RACEの前に、アダプター結合cDNAをマラソン(Marathon)RACE反
応に適当な濃縮に希釈した(1:50)。次いでアダプター結合二本鎖cDNAを特異
的にクローニングされる状態であった。
ATACGACTCACTATAGGGC−3'(AP1)(配列番号20)および実施例16に記載するユニ
ーク領域(HLMPU)からの遺伝子特異的プライマー(GSP)を使用して、第1ラウ
ンドのPCRを実行した。ネステッドプライマーGSP1−HLMPU(アンチセンス/逆方
向プライマー)(配列番号23)およびGSP2−HLMPU(配列番号24)(参照:実施
例16;センス/前方向プライマー)を使用して、PCRの第2ラウンドを実行した。
用する商業的キット(Advantage cDNAコアキット;Clone Tech Laboratories
Inc.、カリフォルニア州パロアルト)を使用して、PCRを実行した。MG63 cDN
AについてのPCR条件は下記の条件を包含した:初期ホットスタート変性(94℃、
60秒)、次いで94℃、30秒;60℃、30秒;68℃、4分;30サイクル。第1ラウンド
のPCR生成物はほぼ750塩基対長さであったが、ネステッドPCR生成物はほぼ230塩
基対であった。第1ラウンドのPCR生成物を線状化pCR2.1ベクター(3.9kb)の中
にクローニングした。M13前方向および逆方向プライマー(配列番号11;配列番
号12)を使用して、インサートを両方向に配列決定した。
G63 717塩基対の配列(実施例17;配列番号8)およびヒト心臓cDNAクローン7配
列(実施例18)を整列させて、1704塩基対(配列番号22)の新規なヒトcDNA配列
を誘導した。NALIGN(PCGNENおよびOmiga 1.0の両方、Intelligenetics)を使
用して、整列を達成した。オーバーラップする配列は、100%の相同性を有する
ほぼ全体の717塩基対の領域(実施例17)を構築した。SEQINを使用して、整列さ
せた配列の結合を達成した。
ターの構築した。717塩基対のクローン(実施例17;配列番号7)をClaIおよびEc
oRVで消化した。小さいフラグメント(約250塩基対)をゲル精製した。クローン
7(実施例18;配列番号8)をClaIおよびXbaIで消化し、1400塩基対のフラグメン
トをゲル精製した。単離された250塩基対および1400塩基対の制限フラグメント
を結合して、約1650塩基対のフラグメントを形成した。
リジナルラット配列に関して)のために、翻訳された塩基対672における停止コ
ドンが生じた。この停止コドンのために、トランケーテッド(短い)タンパク質
がコード化された、それゆえLMP−1sと名前した。これは発現ベクター(配列番
号32)において使用された構築物であった。配列番号32と5'RACE配列(配列番号
21)との整列により、5'UTRを有する全長のcDNA配列(配列番号33)をつくった
。次いでLMP−1sのアミノ酸配列(配列番号34)は223アミノ酸のタンパク質とし
て推定され、ウェスタンブロット(実施例15におけるように)により約23.7kDに
おいて展開することによって確証された。
およびXbaIで消化した。このベクターを回収し、次いで1650塩基対の制限フラグ
メントを線状化pHis−ATGの中に結合させた。結合した産物をクローニングし、
増幅した。このpHis−ATG−LMP−1s発現ベクター、またインサートHLMP−1sを有
するpHis−Aと表示する、を、標準方法により精製した。
施例1に記載されているように、培養物を刺激しないか、あるいはグルココルチ
コイド(GC)で刺激した。スーパーフェクト試薬(Superfect Reagent)(Qiag
en、カリフォルニア州バレンシア)トランスフェクションプロトコルの変法を使
用して、3g/ウェルの各ベクターを実施例25に従う二次ラット頭蓋冠骨芽細胞培
養物の中にトランスフェクトした。
可視化した。ヒトLMP−1s遺伝子産物の過剰発現単独は、in vitro骨小結節の形
成(約203小結節/ウェル)を誘導した。小結節のレベルは、GC陽性対照により
誘導されたレベル(約412小結節/ウェル)のほぼ50%であった。他の陽性対照
はpHisA−LMP−Rat発現ベクター(約152小結節/ウェル)およびpCMV2/LMP−Ra
t−Fwd発現ベクター(約206小結節/ウェル)を包含したが、陰性対照はpCMV2/
LMP−Rat−Rev発現ベクター(約2小結節/ウェル)および未処理(NT)プレート
(約4小結節/ウェル)を包含した。これらのデータが証明するように、ヒトcDN
Aは少なくともラットcDNAと同様に骨誘導性であった。この効果は、多分発現ベ
クターの次善の投与量ために、GC刺激を使用して観測された効果より低かった。
ン10−4中のラットLMP cDNA(実施例12参照)をベクターから切除した。ベクタ
ーpCMV2MCS(InVitrogen、カリフォルニア州カールスバッド)を同一制限酵素で
消化した。クローン10−4からの線状cDNAフラグメントおよびpCMV2の両方をゲル
精製し、抽出し、T4リガーゼで結合した。結合したDNAをゲル精製し、抽出し、
増幅のための大腸菌(E. coli)JM109細胞を形質転換するために使用した。陽
性寒天コロニーを取り上げ、NotIおよびApaIで消化し、制限消化物をゲル電気泳
動により検査した。ショック培養物を陽性クローンから調製した。
方向ベクターを調製した。これらの制限酵素を使用したので、クローン10−4か
らのLMP cDNAフラグメントをpRc/CMV2の中に逆(すなわち、翻訳不可能な)方
向に挿入した。産生した組換えベクターをpCMV2/RLMPと表示する。
めに、0〜600nM/ウェル[0〜30g/ウェル]の範囲の最終濃度は好ましい)を最
小イーグル培地(MEM)に450リットルの最終体積に再懸濁させ、10秒間撹拌した
。スーパーフェクト(Superfect)を添加し(7.5 l/mlの最後溶液)、この溶
液を10分間撹拌し、次いで室温において10分間インキュベートした。このインキ
ュベーション後、10%PBS(1ml/ウェル;6ml/プレート)を補充したMEMを添加
し、ピペッティングにより混合した。
ウェル)。培養物を37℃において5%CO2を含有する加湿雰囲気中で2時間インキ
ュベートした。その後、細胞を無菌PBSでおだやかに1回洗浄し、適当な標準のイ
ンキュベーション培地を添加した。 pCMV10−4で誘導したすべてのラット細胞培養物における骨小結節の有意な形
成を結果は証明した。例えば、pCMV10−4でトランスフェトした細胞は429小結節
/ウェルを産生した。Trmに対して暴露した、陽性対照培養物は、460小結節/ウ
ェルを産生した。対照的に、処理しなかった、陰性対照培養物は、1小結節/ウ
ェルを産生した。同様に、培養物をpCMV10−4(逆方向)でトランスフェトした
とき、小結節は観測されなかった。
性無胸腺状態について異種)の後脚から骨髄を吸引した。吸引した骨髄細胞をア
ルファMEM中で洗浄し、遠心し、そして10mMのTris(pH7.4)中の0.83%NH4Clの
中にペレットを再懸濁させることによって赤血球を溶解した。残りの骨髄細胞を
MEMを3回洗浄し、9gのpCMV−LMP−1s(前方向または逆方向)/3×106細胞で2時
間トランスフェクトした。次いでトランスフェトした細胞をMEMで2回各し、3×1
07細胞/mlの濃度に再懸濁させた。
ーゲンディスク(Sulzer Orthopaedics、コロラド州ウィートリッジ)に適用し
た。ディスクを4〜5週齢の無胸腺ラット(mu/mu)の頭蓋、胸部、腹または背中
の脊椎上の皮下に外科的に移植した。動物を3〜4週に殺し、この時間においてデ
ィスクまたは外科区域を切除し、70%エタノール中で固定した。固定した検体を
ラジオグラフィーにより分析し、ゴールドナー・トリクローム(Goldner Tichr
ome)で染色した5mm厚さの切片について、カルシウム除去しない組織学的実験を
性能した。また、コラーゲンディスクの代わりに失活(グアニジン抽出)無機質
除去した骨基質(Osteotech、ニュージャージイ州シュレウスブリイ)を使用し
て、実験を実行した。
クの形態に順応する、高いレベルの鉱質化骨の形成がラジオグラフィーにより証
明された。陰性対照(翻訳されたタンパク質をコードしないLMP−1s cDNAの逆
方向バージョンでトランスフェトした細胞)において、鉱質化骨の形成は観測さ
れず、そして担持の吸収は十分に進行しているように見えた。 LMP−1sトランスフェトした移植片において、骨芽細胞でライニングされた新
しい骨梁が組織学的に明らかにされた。陰性対照において、担体の部分的吸収と
一緒に骨は見られなかった。
対照pCMV−LMP−REVおよび9つの実験のpCMV−LMP−1s)の移植片を加える、それ
以上の実験のラジオグラフィーは、椎骨間で骨形成(脊椎固定)を示す0/9陰性
対照移植片を証明した。すべての9つのpCMV−LMP処理した移植片は、脊椎間の充
実骨固定を示した。
icals、マサチュセッツ州、シティ)で消化した。クローンNo. 7(実施例18)
をClaIおよびXbaIで消化した。1400塩基対のフラグメントをその消化物からゲル
精製した。単離された250塩基対および1400塩基対のcDNAフラグメントを標準法
により結合して、約1650bpのフラグメントを形成した。
ベクターを回収し、キメラ1650塩基対のcDNAフラグメントに結合した。結合した
産物を標準法によりクローニングし、増幅し、pHis−A−5'ATG LMP−1s発現ベ
クター、またインサートヒトLMP−1sを有するベクターpHis−Aと命名する、は、
以前に記載されているようにATCCに受託された。
施例1に従い、培養物を刺激しないか、あるいはグルココルチコイド(GC)で刺
激した。実施例25に記載されているように、培養物を3gの組換えpHis−Aベクタ
ーDNA/ウェルでトランスフェトした。実施例3に記載されているように、フォン
・コッサ染色により鉱質化小結節を可視化した。
vitro骨小結節の有意な形成(約203小結節/ウェル)を誘導した。これは、GC
陽性対照に対して暴露された細胞により産生された量(約412小結節/ウェル)
のほぼ50%である。pHisA−LMP−Rat発現ベクター(約152小結節/ウェル)およ
びpCMV2/LMP−Rat−Fwd発現ベクター(約206小結節/ウェル)でトランスフェ
トした培養物を使用して、同様な結果が得られた。
ル)を生じたが、未処理プレートにおいてほぼ約4小結節/ウェルが見られた。
これらのデータが証明するように、ヒトLMP−1 cDNAはこのモデルシステムにお
いて少なくともラットLMP−1 cDNAと同様に骨誘導性であった。この実験におけ
る効果はGC刺激を使用して観測された効果より低かったが、あるものにおいて、
効果は匹敵するものであった。
1またはHLMP−1sの過剰発現は、陰性対照において観測されるよりも有意に大き
い小結節形成を生じた。LIM鉱質化タンパク質の作用メカニズムを研究するため
に、コンディショニングされた培地を異なる時点において収集し、10×に濃縮し
、滅菌濾過し、新鮮な血清を含有する培地中でそのもとの濃度に希釈し、トラン
スフェクトしない細胞に4日間適用した。
コンディショニングされた培地は、小結節形成の誘導において、トランスフェト
した細胞におけるRLMP−1の直接的過剰発現とほぼ同程度に有効であった。逆方
向においてRLMP−1またはHLMP−1sでトランスフェトした細胞からのコンディシ
ョニングされた培地は、小結節形成に対して見掛けの効果をもたなかった。また
、第4日より前にLMP−1でトランスフェトした細胞から収集したコンディショニ
ングされた培地は小結節形成を誘導しなかった。これらのデータが示唆するよう
に、LMP−1の発現は可溶性因子の合成および/または分泌を引き起こし、この因
子はトランスフェクション後4日まで有効量で培地の中に出現しなかった。
ンブロット分析を使用してLMP−1タンパク質が培地の中に存在するかどうかを決
定した。LMP−1に対して特異的な抗体(QDPDEE)を使用してrLMP−1タンパク質
の存在を評価し、慣用手段により検出した。LMP−1タンパク質は培養の細胞層の
中にのみ見出され、そして培地の中に検出されなかった。
ン交換バッチクロマトグラフィー(100mMまたは500mM NaCl)により、骨誘導性
可溶性因子を部分的に精製した。高硫酸アンモニウム、高NaClの画分において、
すべての活性が観測された。このような局在化は、培地のコンディショニングに
関係する単一因子の可能性と一致する。
固定を促進するためにLMP−1 cDNA(配列番号2)のアデノウイルス送達の最適
投与量を決定した。 Adeno−QuestTM(Quantum Biotechnologies,Inc.、モントリオール)を使用
してCMVプロモーターにより推進されたLMP−1 cDNA(配列番号2)を用いて、複
製欠如ヒト組換えアデノウイルスを構築した。商業的に入手可能な(Quantum B
iotechnologies,Inc.、モントリオール)β−ガラクトシダーゼ遺伝子含有組換
えアデノウイルスを対照として使用した。
プラーク形成単位(pfu)のウイルス/細胞の感染多重度(「MOI」)において60
分のトランスダクションにより、ラット頭蓋冠骨芽細胞培養物中で骨分化を誘導
するために最適なアデノウイルス送達LMP−1(「AdV−LMP−1」)濃度を決定し
た。陽性対照培養物を109Mのグルココルチコイド(「GC」)に対して7日間暴露
することによって分化させた。陰性対照培養物を未処理のままにした。第14日に
、培養物のフォン・コッサ染色後、鉱質化骨の数を計数し、培地の中に分泌され
たオステオカルシンのレベルをラジオイムノアッセイ(平均±SEM)により測定
した。
本質的に形成しなかった。このデータが示すように、0.25pfu/細胞に等しいMOI
は骨小結節を骨誘導するために最も有効であり、陽性対照(GC)に匹敵するレベ
ルを達成した。これより低いおよび高いレベルのアデノウイルスは有効性が低か
った。
ニュージーランド白ウサギにおいて横突間突起脊椎固定を促進することができる
かどうかを決定した。9匹のウサギを麻酔し、18ゲージの針を使用して顆間切痕
を通して遠位大腿から3ccの骨髄を吸引した。次いでバッフィーコートを単離し
、AdV−LMP−1を使用する10分のトランスダクションを実行し、細胞を移植のた
めに手術室に戻した。横方向突起の脱皮質化およびAdV−LMP−1(MOI=0.4)ま
たはAdV−BGal(MOI=0.4)でトランスデュースした8〜15×106の自家有核バッ
フィコート細胞を含有する担体(ウサギ失活骨基質またはコラーゲンスポンジ)
の挿入を使用して、単一レベルの後横方向腰椎脊椎間接固定を実行した。5週後
ウサギを安楽死させる、脊椎固定をマニュアル触感、普通のX線、CTスキャン、
およびカルシウム除去しない組織学により、脊椎固定を評価した。
状、連続的脊椎固定塊を誘導する。対照的に、AdV−BGal、または低い投与量のA
dV−LMP−1(MOI=0.04)を与えた部位は骨をほとんど、あるいはまったく作ら
ず、担体単独(<40%)に匹敵する割合で脊椎固定を生じた。これらの結果はマ
ニュアル触感、CTスキャン、および組織学により評価した結果と一致した。しか
しながら、普通のラジオグラフは、特に対照部位の中に、存在する骨の量を時に
は過大評価した。LMP−1 cDNA送達および骨誘導は、試験した担体物質の両方で
成功した。アデノウイルスベクターに対する全身的または局所免疫応答の証拠は
存在しなかった。
した骨誘導を、これらのデータは証明する。さらに、手術内ex vivo遺伝子トラ
ンスダクション(10分)を用いる自家骨髄細胞を使用するプロトコルは、一夜ト
ランスダクションまたは培養における数週間の細胞拡大を必要とする他の方法よ
りも、いっそう臨床的に可能な手順である。さらに、組換えアデノウイルスの最
も有効な投与量(MOI=0.25)は、他の遺伝子治療の用途において報告された投
与量(MOI=40〜500)よりも実質的に低かった。
ドを有することができるという事実のためであると、我々は考える。そのうえ、
細胞培養において骨を誘導したAdV−LMP−1の同一濃度はin vivoにおいて有効
であるという観察は、また、細胞培養から動物実験に並進するとき、他の成長因
子の投与量の増加が通常必要とすることが与えられると、驚くべきことであった
。総合すると、これらの観察が示すように、LMP−1 cDNAを送達するためにアデ
ノウイルスを使用して局所的遺伝子治療は可能であり、そして要求される低い投
与量はアデノウイルスベクターに対する免疫応答の陰性効果を最小とするようで
ある。
らのバッフィーコートであった以外、前述したように(実施例29)脊椎固定外科
手術を実行した。これらの細胞をアデノ−LMPまたはpHIS−LMPプラスミドでトラ
ンスフェクトし、そしてこれらの細胞は骨髄細胞を使用したときと同等の有望な
結果を有した。遺伝子デリバリーのために通常の静脈血球を使用するという発見
は、遺伝子治療を臨床的にいっそう可能とする。なぜなら、それは一般的麻酔下
の痛い骨髄収集を回避し、出発物質の1ml当たり2倍以上の細胞を生ずるからであ
る。
ョンおよび細胞/組織発生において、比較的普通の調節メカニズムである。種々
の遺伝子のスプライス変異型は、タンパク質−タンパク質、タンパク質−DNA、
タンパク質−RNA、およびタンパク質−基質の相互作用を変更することが示され
た。また、スプライス変異型は遺伝子発現のための組織特異性を制御することが
でき、種々の組織における異なる形態(したがって融合物)の発現を可能とする
。スプライス変異型は細胞において普通の調節現象である。LMPスプライス変異
型は他の組織、例えば、神経再生、筋肉再生、または他の組織の発生において効
果を生成することができる。
ーニングするために、配列番号22の切片に対応する複数のPCRプライマーを調製
した。標準技術を使用して合成した、前方向プライマーは、配列番号22のヌクレ
オチド35〜54に対応する。それは下記の配列を有する: 5' GAGCCGGCATCATGGATTCC 3'(配列番号35) 配列番号22のヌクレオチド820〜839の逆方向相補的である、逆方向プライマー
下記の配列を有する: 5' GCTGCCTGCACAATGGAGGT 3'(配列番号36)
間、64℃30秒、および72℃、1分のサイクリングプロトコル、30回の反復、次い
で10分の72℃におけるインキュベーションに従い、HLMP−1に類似する配列につ
いてヒト心臓cDNA(ClonTech、カタログNo. 7404−1)をスクリーニングした。
増幅cDNA配列をゲル精製し、配列決定のためのエモリイDNA配列コアファシリテ
ィ(Meory DNA Sequence Core Facility)に提出された。クローンを標準技
術に従い配列決定し、配列をPCGNEN(Intelligenetics;プログラムSEQUINおよ
びNALIGN)により検査して配列番号22に対する相同性を決定した。次いでインテ
リジェネティクスのプログラムTRANSLを使用して、配列番号22に比較して推定上
のオールタネイティブスプライス部位を有する、2つの相同的ヌクレオチド配列
をそれらのそれぞれのタンパク質産物に翻訳した。 これらの2つの新規なcDNA配列の1つ(配列番号37)は、1465bpを含んでなる:
により引き起こされるリーディングフレームシフトは、下記の誘導されたアミノ
酸配列(配列番号38)を有するトランケーテッド遺伝子産物を生ずる:
際立たせた領域(アミノ酸94〜99)における配列を除外して、配列番号10に示す
タンパク質に対して100%の相同性を証明する。 第2の新規なヒト心臓cDNA配列(配列番号39)は、1575bpを含んでなる:
れている)により引き起こされるリーディングフレームシフトは、位置565〜567
(下線が引かれている)において初期翻訳停止コドンを生ずる: 誘導されたアミノ酸配列(配列番号40)は、153アミノ酸から成る:
フレームシフトを生ずる、アミノ酸94まで配列番号10に対して100%の相同性を
証明する。アミノ酸94〜153にわたって、タンパク質は配列番号10に対して相同
性ではない。ヌクレオチド配列に描写する初期停止コドンのために、配列番号10
中のアミノ酸154〜457は存在しない。
ードするゲノムDNA配列を同定した。全体のゲノム配列は配列番号41に示されて
いる。この配列はAC023788(クローンRP11−564G9)、Genome Sequencing Cen
tr、Washington University School of Medicine、ミゾリー州セントルイス
、に由来した。
8,733をスパンする。この領域は、なかでも、少なくとも10の潜在的グルココル
チコイド応答因子(「GRE」)(ヌクレオチド6148−6153、6226−6231、6247−6
252、6336−6341、6510−6515、6552−6557、6727−6732、6752−6757、7738−7
743および8255−8260)、ショウジョウバエ(Drosophila)デカペンタプレジッ
ク(decapentaplegic)(「SMAD」)結合性因子に対する母(Mothers)に対して
相同的な12の潜在的Sma−2(ヌクレオチド3569−3575、4552−4558、4582−4588
、5226−5232、6228−6234、6649−6655、6725−6731、6930−6936、7379−7384
、7738−7742、8073−8079、および8378−8384)、および3つのTATAボックス(
ヌクレオチド5910−5913、6932−6935、および7380−7383)を含んでなる。
配列番号41中のヌクレオチド5,841〜8,733をスパンする領域においてグラフ化さ
れている。これらの調節因子は、例えば、骨形成プロセスに関係するタンパク質
をコードする外因的ヌクレオチド配列の発現を調節する。これは骨の形成および
修復に関係する治療因子または遺伝子、ならびに組織の分化および発生に関連す
る因子または遺伝子の全身的投与を可能とするであろう。
る13のエクソンが同定された。これらのエクソンは配列番号41中の下記のヌクレ
オチドをスパンする:
エクソン5A)が存在する。 すべての引用した刊行物および特許は引用することによって本明細書の一部と
される。 前述の明細書は、例示の目的で提供された実験とともに、本発明の原理を教示
するが、当業者は認識するように、本発明の真の範囲から逸脱しないで種々の変
化および変更が可能である。
Claims (37)
- 【請求項1】 配列番号37または配列番号39を含んでなる単離された核酸分
子。 - 【請求項2】 配列番号37または配列番号39によりコードされる単離された
ヒトLIMタンパク質。 - 【請求項3】 請求項1に記載の単離された核酸分子を含んでなるベクター
。 - 【請求項4】 請求項3に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
- 【請求項5】 宿主細胞が原核細胞、酵母細胞および哺乳動物細胞から成る
群から選択される、請求項4に記載の宿主細胞。 - 【請求項6】 標識をさらに含んでなる、請求項1に記載の単離された核酸
分子。 - 【請求項7】 配列番号38および配列番号40から成る群から選択されるアミ
ノ酸配列を含んでなるヒトLIM鉱質化タンパク質。 - 【請求項8】 HLMP−2(配列番号38)またはHLMP−3(配列番号40)に対し
て特異的モノクローナル抗体。 - 【請求項9】 配列番号39を含んでなる単離された核酸分子で骨形成前駆体
細胞または末梢血白血球をトランスフェクトすることを含んでなる骨形成を誘導
する方法。 - 【請求項10】 単離された核酸分子がベクターの中に存在する、請求項9
に記載の方法。 - 【請求項11】 ベクターが発現ベクターである、請求項10に記載の方法
。 - 【請求項12】 ベクターがプラスミドである、請求項11に記載の方法。
- 【請求項13】 ベクターがウイルスである、請求項11に記載の方法。
- 【請求項14】 ウイルスがアデノウイルスである、請求項13に記載の方
法。 - 【請求項15】 ウイルスがレトロウイルスである、請求項13に記載の方
法。 - 【請求項16】 骨形成前駆体細胞または末梢血白血球をex vivoでトラン
スフェクトする、請求項9に記載の方法。 - 【請求項17】 骨形成前駆体細胞を単離された核酸分子の直接的注入によ
りin vivoでトランスフェクトする、請求項9に記載の方法。 - 【請求項18】 LIM鉱質化タンパク質がHLMP−3(配列番号40)である、請
求項9に記載の方法。 - 【請求項19】 脊椎を融合する方法であって、 (a) 配列番号39を含んでなる単離された核酸分子で骨形成前駆体細胞また
は末梢血白血球をトランスフェクトし、 (b) 前記トランスフェトされた骨形成前駆体細胞または末梢血白血球をマ
トリクスと混合し、そして (c) 基質を脊椎と接触させる、 ことを含んでなり、ここでヌクレオチド配列の発現は基質中で鉱質化された骨
の形成を引き起こす、脊椎を固定する方法。 - 【請求項20】 骨形成前駆体細胞または末梢血細胞をex vivoでトランス
フェクトする、請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】 全身的骨形成を必要とする哺乳動物宿主において全身的骨
形成を同定する方法において、 (a) 骨形成前駆体細胞または末梢血白血球の中に安定に維持されるベクタ
ーで骨形成前駆体細胞または末梢血白血球をトランスフェクトし、前記ベクター
は調節可能なプロモーターに作用可能に連鎖された配列番号39を含んでなり、こ
こで調節可能なプロモーターは外因的制御化合物に対して応答し、そして (b) 必要に応じて、配列番号39の発現を引き起こすために有効な量の外因
的制御物質を宿主に投与する、 ことを含んでなる方法。 - 【請求項22】 骨形成細胞による骨形成可溶性因子の生産を刺激する方法
において、 (a) 配列番号39を含んでなる単離された核酸分子で骨形成細胞または末梢
血白血球をトランスフェクトし、そして (b) 単離された核酸分子を過剰発現させる、 ことを含んでなる方法。 - 【請求項23】 請求項22に記載の方法により産生された骨形成可溶性因
子。 - 【請求項24】 骨形成因子がタンパク質である、請求項23に記載の方法
。 - 【請求項25】 HLMP−2またはHLMP−3がアンチセンスオリゴヌクレオチド
で発現される、HLMP−2またはHLMP−3の発現を阻害する方法。 - 【請求項26】 単離された核酸分子がプラスミドおよびベクターから成る
群から選択されるベクターである、請求項17に記載の方法。 - 【請求項27】 ベクターがプラスミドであり、前記プラスミドを筋肉組織
の中に直接的に注入する、請求項26に記載の方法。 - 【請求項28】 配列番号37を含んでなる単離された核酸分子で骨形成前駆
体細胞または末梢血白血球をトランスフェクトすることを含んでなる骨形成を阻
害する方法。 - 【請求項29】 単離された核酸分子がベクターの中に存在する、請求項2
8に記載の方法。 - 【請求項30】 ベクターが発現ベクターである、請求項29に記載の方法
。 - 【請求項31】 ベクターがプラスミドである、請求項30に記載の方法。
- 【請求項32】 ベクターがウイルスである、請求項30に記載の方法。
- 【請求項33】 ウイルスがアデノウイルスである、請求項32に記載の方
法。 - 【請求項34】 ウイルスがレトロウイルスである、請求項32に記載の方
法。 - 【請求項35】 骨形成前駆体細胞または末梢血白血球をex vivoでトラン
スフェクトする、請求項28に記載の方法。 - 【請求項36】 骨形成前駆体細胞を単離された核酸分子の直接的注入によ
りin vivoでトランスフェクトする、請求項28に記載の方法。 - 【請求項37】 LIM鉱質化タンパク質がHLMP−2(配列番号38)である、請
求項28に記載の方法。
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