JP2002542711A - 断続的な送信を採用するcdmaシステムにおける電力設定方法 - Google Patents
断続的な送信を採用するcdmaシステムにおける電力設定方法Info
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Abstract
Description
A)通信技術を使用することに係り、とりわけ、断続的な直接拡散符号分割多元
接続(DS CDMA)送信を使用するシステムにおける電力制御に関連する方
法及びシステムである。
は、第二次世界大戦の頃から存在する。初期頃のアプリケーションは、主に、軍
事用であった。しかし、今日、商業用のアプリケーションにおいてスペクトル拡
散システムを使用することへの関心が増大している。いくつかの例としては、デ
ジタルセルラー無線、陸上移動体無線、衛星システム、屋内および屋外パーソナ
ル・コミュニケーションネットワークが含まれ、これらは総称としてセルラーシ
ステムと呼ばれる。
DMA)と時分割多元接続(TDMA)を使用して達成されている。FDMAに
おける通信チャンネルは、信号の送信電力が集中される単一の無線周波数バンド
である。隣接したチャンネルからの干渉は、指定された周波数バンド内の信号エ
ネルギーだけを実質的に通過させるバンドパスフィルタを使用することによって
抑圧可能である。従って、各チャンネルには、違う周波数バンドを割り当てられ
ることになるため、システムの収容能力は、周波数の再利用によって課される限
定だけでなく、利用可能な周波数バンドの数によっても制限されることになる。
時間の列に区切ってなるタイムスロットによりチャネルが構成される。複数のタ
イムスロットの各周期はフレームと呼ばれる。与えられる信号のエネルギーは、
これらのタイムスロットのうちの1つに閉じ込められる。隣接チャンネル干渉は
、時間ゲートや、適切な時間に受信された信号のエネルギーのみを通過させる他
の同期要素を使用して抑圧される。従って、相対的な信号強度レベルの差による
干渉問題は低減されることになる。
システム)における、1つの目標は、2つの潜在的な干渉信号が、同一の周波数
を同時に占めないように保証することである。これとの対比において、符号分割
多元接続(CDMA)は、時間軸と周波数軸において信号が重なることを可能に
するために、スペクトル拡散変調を用いるアクセス技術である。CDMA通信技
術と関連して、多くの潜在的な利点がある。CDMAベースのセルラシステムの
能力限界は、改善された干渉ダイバーシチやボイスアクティビティゲートなどの
ワイドバンドCDMAシステムの恩恵により、既存のアナログ技術の能力限界よ
りも高くなるように計画されるている。
(すなわち、チャンネル符号化を施されたシンボルストリーム)が、シグネチャ
ーシーケンスとして知られるずっと高いレートのデータストリームに印加される
。一般に、シグネチャーシーケンスデータ(一般的に、「チップ」と呼ばれてい
る。)は、バイナリ(2元)か、または4元であり、一般的に「チップレート」
と称されるレートで生成されるチップストリームを提供する。このサインシーケ
ンスを生成する一つの方法は、ランダムとなるような擬似雑音(PN)プロセス
であり、検定済の受信機により復元可能である。シンボルストリームとシグネチ
ャーシーケンスストリームは、2つのストリームを一緒に乗算させることによっ
て合成できる。シンボルストリームとシグネチャーシーケンスストリームの組み
合わせは、シンボルストリーム信号の拡散と呼ばれる。個々のシンボルストリー
ムまたはチャンネルは、一般に、固有(ユニーク)の拡散符号が割り当てられる
。チップレートとシンボルレートの比は、拡散率と呼ばれる。
の搬送波を変調し、受信機において合成信号として一緒に受信される。拡散信号
のそれぞれは、周波数と時間において、雑音関連の信号だけでなく他の拡散信号
のすべてが重畳されている。もし受信機が検定済ならば、合成信号はユニークな
拡散符号の1つと相関されて、対応した信号が分離され、復号されうる。
め、将来のセルラーシステムにおいては、階層的なセル構造が役に立つと理解さ
れるであろう。階層的なセル構造では、より小形のセルまたはマイクロセルは、
より大型のセルまたはマクロセルの中に位置する。例えば、マイクロセルの基地
局は、混雑したエリアの増加トラフィックを処理するために、都市の通りに沿っ
てランプポストのレベルに配置されよう。各マイクロセルは、通りのいくつかの
ブロックをカバーできる一方、例えば、マクロセルでは3−5kmの半径をカバ
ーできる。CDMAシステムに至っても、全体のシステムの収容能力を増大させ
るためには、種々のタイプのセル(マクロとマイクロ)を異なる周波数でもって
動作させることになりそうである。エイチ.エリクソン他、「セルラーベースの
パーソナル通信用多元接続オプション」Proc. 43rd Vehic. T
ech. Soc. Conf., Secaucus, 1993を参照のこと。
セル間を移動する移動局がコネクションのサポートを続けるられるようするため
には、種々のセルタイプの間で及び種々の周波数の間で、信頼できるハンドオー
バ手続がサポートされなければならない。
かを決定するための従来技術がいくつか存在する。例えば、移動局は、通信が転
送されるべき最良のハンドオーバ候補(及び、関連する新しい基地局)の決定を
手助けすることができる。このプロセスは、一般に移動体補助ハンドオーバ(M
AHO)と称され、いくつかの前もって決定された選択基準(例えば、最も強く
受信されたRSSI、最もよいBERなど)に基づいて、最良のハンドオーバ候
補を決定するのに役立つように、いくつかの候補周波数のそれぞれについて、移
動局が周期的に(又は、要求に応じて)測定を実行する。TDMAシステムにお
いては、例えば、現在のリンクに係る信号品質が、前もって決定された品質しき
い値よりも低下すると、信頼できるハンドオーバ候補をシステムが決定できるよ
うに、移動局は、アイドルタイムスロットの期間中に、候補周波数のリストをス
キャンすることを指示される。
を受信することに継続的に従事させられる。実のところ、CDMA移動局は、通
常、上り回線と下り回線方向において、継続的に受信及び送信を行う。TDMA
と違って、他の搬送波周波数へとスイッチするために利用可能なアイドルタイム
スロットが全くないため、そのことによって、特定の瞬間において、与えられた
周波数における与えられた基地局へのハンドオーバが適切であるかどうかを、ど
のように決定するかといった問題が生じる。、ネットワークまたは移動局におい
て動作しているハンドオーバ評価アルゴリズムに対して、移動局は、自己の周波
数測定結果を全く提供できないため、移動局により経験された干渉状況について
の完全な知識を利用することなくハンドオーバの決定がなされるため、従って、
その決定は信頼できないであろう。
能な付加的な受信機を移動ユニット内に設けることである。別の可能性としては
、同時にいくつかの搬送周波数を受信し、復調できる能力を備えたワイドバンド
受信機を使用することである。しかし、これらの解決策は移動ユニットに複雑さ
と費用を加算してしまう。
14号があり、特許の開示内容をここに参照により取り込むことにするが、この
問題は、断続的な送信をCDMA通信技術に導入することに着目している。この
特許においては、例えば圧縮された送信モードが提供されるが、低い拡散率(す
なわち、1シンボルあたりのチップ数を減少させること)を用いることで、固定
チップレートの拡散情報をフレームの一部に含ませるようなモードである。ここ
では、ハンドオーバをするために他の周波数に係る候補セルの評価など、受信機
が他の機能を実行できる期間をアイドル部分と称すが、この手法は、各フレーム
にこのアイドル部分を残すものである。
ばしば、この技術は「スロットモード」オペレーションと称される。)が知られ
ており、例えば、「コードレート低減による圧縮されたモードのDS−CDMA
」という表題を付けられ、イー.ダールマン氏に付与された米国特許第5,88
3,899号、および、「マルチコード圧縮されたモードのDS−CDMAシス
テム及び方法」と表題を付けられたイー.ダールマン氏の1996年4月23日
出願の特許出願番号08/636,648があり、これらの開示はここに参照と
して取り込む。スロットモードオペレーションが、図1において概念的に例示さ
れている。その中で、複数の下り回線(DL)フレーム送信が描かれており、こ
の例では、それぞれ10msの時間幅を有している。フレーム#4中で、アイド
ル部分は、2つのより高い棒10と12として表されているように、フレームの
最初と終わり部分において伝送速度を2倍にすることによって作成される。また
、上り回線(UL)についての対応するフレームが例示されている。
れば、電力制御に関連した問題が生てしまう。電力制御技術は、受信信号の高い
信頼性を保証するために無線通信システムに実装されるものであり、すなわち、
信号対干渉比(SIR)が、各リモート局ごとに規定されたしきい値を上まわら
なければらないとするものである。
に、信号のエネルギーは、レベルが適切になるように増大される。しかし、ある
リモート局のエネルギーを増大させてしまうと、近くにいる他のリモート局の干
渉を増大させてしまうことになる。このように、無線通信システムでは、同一の
共通チャンネルを共有しているすべてのリモート局の要件について妥協点を見い
ださなければならない。与えられた無線通信システム内のすべてのリモート局に
ついてSIR要件が満たされれば、安定状態に達する。一般的に、バランスが安
定した状態は、高すぎず、低すぎない電力レベルを用いて各リモート局に送信す
ることで達せられられる。不必要に高いレベルでもって、メッセージを送信すれ
ば、各リモートの受信機に経験的に干渉を引き起こすことになり、共通チャンネ
ルにおいて正しく伝送される信号の数を制限してしまう(例えばシステムキャパ
シティが低下する)ことになる。
御ループと呼ばれている。初期の目標SIRは、特定のコネクションまたはサー
ビスの種別について要求されるサービス品質(QoS)に基づいて確立される。
非直交のチャンネルについては、特定のリモート局または基地局により経験され
る実際のSIR値は次のように表現することができる。 受信信号電力の平均 SIR = −−−−−−−−−−−−−−−−−−− (1) 全ての干渉信号電力についての平均の和 SIRは受信側で測定され、どの電力制御コマンドを送信側に送るべきかを決定
するために使用される。
用できる。例えば、リモート局は、例えば、公知のビット誤り率(BER)また
はフレーム誤り率(FER)を使用して、リモート局から受信された信号の品質
を測定できる。基地局とリモート局間のコネクションコースの途中で、変動する
かもしれない受信信号の品質に基づいて、低速電力制御ループは、高速電力制御
ループが基地局の送信電力を調整するために用いるSIR目標を、調整できる。
同様な技術は、上り回線の送信電力を制御するために使用できる。
回線に採用されているときは、例えば、図1の上り回線のフレーム#4のストラ
イプの部分の時間において、上り回線における送信電力をどのように調整するか
をリモート局に知らせるための電力制御コマンドが送信されていないことを、出
願人は認識するに至った。このことは、不適切な送信電力が使用されていること
に起因して、基地局における受信情報の誤り率を増大させてしまう。
く調査されてこなかった。正常なモードで送信している場合だけでなく、スロッ
トモードでの送信している場合においても、低速電力制御ループは、電力制御を
適正に処理できるものと以前から仮定されてきた。
ることで、別の問題を生じる可能性がある。具体的には、もし頻繁にスロットモ
ード送信が実行されることになれば、そのコネクションのBER(またはFER
)が増加してしまうのである。低速電力制御ループに、次々と、目標SIRを調
整させることになり、従って、図2に例示するような量Δでもって、上り回線の
送信電力を増大させることになってしまう。その中では、スロットモード送信が
必要に休止している場合よりも、より高い電力で全てのフレームが送信されてし
まう。また、少し頻繁にスロットモード送信が実行される状況では、例えば、図
2のフレーム#1−3及び#5−7の少なくともいくつかのフレームなど、ある
フレームを送信するのに不要に高い電力が使用されてしまい、その被害を受けた
スロットモード送信を処理するために低速電力制御ループを使用すれば、システ
ムの収容能力が低下してしまう。代わりに、もしスロットモード送信が頻繁に実
行されなければ、低速電力制御ループは、ほとんどあるいは全く電力調整を提供
しないことになり、その結果、上り回線の受信機では、BER/FERが低下す
るであろう。
用され)つつも、前述の電力制御問題を回避したCDMAシステムを提供するこ
とが望ましい。
願発明によって克服されるが、とりわけ第1の実施形態では、スロットモードが
開始されると、推定されたフェージングマージンに基づいて、上り回線の送信電
力が増大される。これにより、電力制御コマンドがリモート局に全く送信できな
いときであっても、下り回線のアイドル期間中の性能を改善できる。アイドル期
間が終了すると、電力制御ループがリモート局を最適な送信電力レベルに戻すこ
とができる。
クにおいてスロットモードが開始されると、例えば、上り回線などの他のリンク
においても、スロットモードが開始される。このように、下り回線のアイドル期
間中においては、電力制御情報なしに上り回線の送信が実行されることはない。
、特定の回路、回路構成要素、技術などが、発明の完全な理解を提供するために
記述される。例えば、例示的な変調及び送信技術と関連して様々な詳細が提供さ
れる。しかしながら当業者であれば、本願発明は、これらの具体的な詳細を逸脱
した他の実施形態において実現されてもよいことが明確に理解できよう。他の例
において、不要な詳細によって本願発明の説明が覆い隠されないようにするため
に、周知な方法、機器および回路の詳細な説明が省略される。
示するように、システムによってサービスが提供される地理的エリアは、より小
さいn個のエリアに再分割され、セル110a−nとして知られる無線カバレッ
ジが形成され、各セルは、無線基地局170a−nと対応している。各無線基地
局170a−nは、送信と受信用の複数の無線アンテナ130a−nと対応付け
られている。なお、六角形のセル110a−nを使用しているのは、特定の基地
局170a−nと関連した無線カバレッジエリアを例示するのに、視覚的に便利
な方法だからであることに注意してほしい。実際にセル110a−nは不規則な
形状をしていたり、重なりあっていたりしてもよく、また、必ず隣接している必
要はない。各セル110a−nは、周知の方法に従って、さらにセクタに再分割
されてもよい。セル110a−n内には、m個の移動局120a−mが分布して
言いる。実用的なシステムにおいては、移動局の数mはセルの数nよりもずっと
大きい。基地局170a−nは、基地局に対応するセルに存在する移動局120
a−mに対し双方向の無線通信を提供すべく、とりわけ複数の基地局送信機およ
び複数の基地局受信機(不図示)を含んでいる。図3において例示されるように
、基地局170a−nは、移動電話交換局(MTSO)150に接続されており
、移動電話交換局(MTSO)150は、公衆電話交換網(PSTN)160お
よびその先の通信機器180a−cへのコネクションを提供する。セルの概念は
当業者に周知であり、従って、ここでは深く説明しない。
続(DS−CDMA)を使用する。以下において、用語「下り回線」、または「
フォワードチャンネル」は、基地局170a−nから移動局120a−mへの信
号を搬送するための無線送信情報のことである。同様に、用語「上り回線」、ま
たは「リバースチャネル」は、移動局120a−mから基地局170a−nへの
信号を搬送するための無線送信情報のことである。
が使用されている。現在の伝統的な音声通信は、画像の無線通信、他の複合メデ
ィア及び高速のデータアプリケーションと共存している。そのようなアプリケー
ションは、低速、中速および高速が絡まりあった可変のビット速度で、しかも低
遅延で情報信号を伝送する能力を求める。無線スペクトルを効率的に利用するた
めには、特定のアプリケーションに対し、必要とするバンド幅だけが割り当てら
れるべきである。これは、「要求に応じたバンド幅(オンデマンド・バンド幅)
」として、知られている。従って、本願発明は、断続的な送信を採用するいかな
るシステムにおいても同様に適用可能であると当業者は理解するであろうが、以
下の例示的なシステムは、本願発明を適用できるマルチレートDS−CDMAシ
ステムについての説明である。
ームのシーケンスに配置させることで、図4に例示するような拡散符号変調器2
10において、情報データを適切に処理することを可能にする。畳込符号化器2
30においてチャネル符号化がなされる前に、第1のオーバヘッドビット(X1
)には、例えば、時間マルチプレクサー220で、情報フレームに追加される巡
回冗長検査(CRC)ビットの部分が含まれている。情報ビットおよび第1のオ
ーバヘッドビットを含んでいるフレームは、畳込符号化器230に入力され、例
えば、フレームに冗長を追加する1/3レートの畳込符号化器を用いて、チャネ
ル符号化がなされる。符号化されたフレームは、インターリーバ240に入力さ
れ、そこで、符号化されたフレームはブロックワイズビットインターリーブを施
される。インターリーブの後に、第2のオーバヘッドビットX2が、時間マルチ
プレクサー250において符号化及びインターリーブされたフレームに追加され
る。
ムには、下り回線の電力制御ビットが追加される。下り回線の電力制御ビットは
、移動局に、移動局により送信される電力レベルを増大させるか、または減少さ
せるかを指示する。電力制御ビットの挿入後に、各フレームは直交位相方式(Q
PSK)の変調器270に入力される。当業者は、また、QPSK変調以外の変
調を使用してもよいことが理解できよう。QPSK変調器270は、複素シンボ
ルのシーケンスに入力ビットまたは入力シンボルをマッピングする。QPSK変
調器の出力は、例えば、直交座標系の通常の形式である I + jQ を用いて
表現される複素シンボルシーケンスである。QPSK変調器の出力の拡散は、乗
算器280で拡散符号を使用して実行される。他の符号化、インターリーブ、お
よび変調を組み合わせることも可能である。
フレーム構造によって送信される。フレームを用いて送信される情報は、例えば
、図4について上説されたように、符号化と拡散化を一緒に行ってもよい。この
情報は各フレームに亘って拡散され、その結果、全体のフレームを通して一定の
電力レベルでの継続的な送信となる。
て決定するために、断続的な送信をCDMAシステムに採用した。図5は、可変
拡散符号比をもちいてスロットモード送信を提供するための例示的な技術であり
、すなわち、シンボルあたりのチップ数の関係を変化させることを示している。
しかし、上述の特許及び特許出願において説明されている技術(または、他の技
術)が、アイドル部分を含むスロットモード送信を作成するために使用されても
よい。
信機が使用できる。送信機側300では、情報データは、拡散及びフレーム化ユ
ニット310に入力され、そこで、本願発明のDS−CDMA技術に従ってスロ
ット符号化される。拡散及びフレーム化されたデータは、続いて、送信機320
に渡されて、その後送信される。デューティサイクルとフレームタイミングは、
モードコントローラ330により次のように制御される。
り、フレームごとに制御される。他の周波数を測定する際に、デューティサイク
ルを相対的に高く(例えば、0.8)維持することもできるが、これは、測定の
ための時間が短くて済むからである。2つの周波数間でマクロダイバーシチを実
行するために、同一の情報が両方の周波数に送られる。そのため、デューティサ
イクルは約0.5となろう。スロットモード送信は間欠的に使用されるだけであ
り、残りの区間においては正常モード(デューティサイクル= 1)が使用され
るが、これはより大きな拡散率によってより効率的となるからである。
る。例えば、 P1 P = −−−−−−−−−−− ディーティーサイクル と表せ、ここで、P1は、ノーマルモード送信における電力である。もし、デュ
ーティサイクル及び拡散率が低下すると、この増大した電力は、検出器において
送信品質を維持するために必要である。フレームの残りの区間、すなわちアイド
ル部分において、例えば、スロットモードが他の搬送周波数を測定するために使
用される時には、電力がオフにされる。
コントローラ330により制御される。モードコントローラ330は測定及びハ
ンドオーバアルゴリズムによって制御される。このアルゴリズムは、移動局MS
のソフトウエア若しくは無線ネットワーク制御装置RNCのソフトウエア、また
は両方のソフトウエアを通じて実装でき、与えられた状況を有利にしよう。
ューティサイクル、及び、無線周波数受信機370の周波数とフレームタイミン
グを制御する。無線周波数受信機370は、入射された無線信号を受信し、モー
ドコントローラ360により制御されるデューティサイクルに従って受信信号を
復調する。復調された信号は、情報復号器380に入力され、そのデューティサ
イクルおよびフレームタイミングは、モードコントローラ360によって制御さ
れる。移動局170は、例えば、隣接した基地局180の信号強度の測定が実行
されるパイロットチャンネルなど、拡散率が固定されたチャンネル用の復号器3
90も含んでいる。モードコントローラ360は、デューティサイクル、フレー
ムタイミング(フレームのどの部分がアクティブであるか)、搬送周波数(また
は、2つ異なる周波数を受信している場合は受信機における複数の周波数)、お
よび相対的な電力レベルを制御する。
て間欠的に使用できるが、下り回線についてスロットモード送信の使用をネット
ワークが制御するようにするのがより望ましいかもしれない。移動局またはネッ
トワークは、無線伝播条件、移動局の移動速度、他の干渉指数、相対的な呼密度
、及び、ハンドオーバをより多く求められそうなセル境界への接近など、各種の
指数に基づいて、圧縮モードで使用される周波数を決定できる。
ットモードを開始すると、移動局がフェージングマージン(FM)によってその
送信電力を増大させる。移動局は、基地局から事前に受信された明示的な信号を
通じて、または、下り回線にいて受信された送信信号のレート又は電力が変化し
たことを検出することで、基地局がスロットモード送信になったことに気づくこ
とができる。FMの値は、移動局により推定されるが、例えば、最近受信された
電力制御ビットによって最近の電力が変化したことに基づいても推定できる。代
わりに、FMは基地局により推定されて、移動体に送られてもよい。下り回線が
スロットモード送信している間の、それに対応するアイドル区間中にだけ、上り
回線において送信電力を増大させることによって、低速電力制御ループが頻繁な
スロットモード送信に適用されるような状況に比較して全体の干渉が減らされ、
システム収容能力が増大し、さらに、それほど頻繁ではないスロットモード送信
に起因する受信信号の品質低下を避けることができる。いったんアイドル区間が
終了すると、その後に受信される電力制御ビットは、移動局の電力レベルを最適
なレベルへと上昇(ランプ)させることができる(この例は、以下のランプ関数
50により示される)。
ンクがスロットモードを開始すると、他のリンクもまたスロットモードを開始す
る。いったん、例えばフレーム#4で、2倍のレートのデータバースト10を送
信することによって、下り回線が図7のスロットモードを開始すると、同様に、
上り回線でも2倍のレートのデータバースト60を送信することによって、移動
局もスロットモードを開始できる。両方のリンクは、送信の発生しない区間に反
射的なアイドル部分を有することになるので、図1で発生していたように、移動
局において電力制御コマンドの受信が不足することに起因して、基地局の上り回
線での受信が被害を被るようなことはなくなるだろう。さらに、この技術は、ス
ロットモード送信により増大されたBER/FERに順応するように低速電力制
御ループを使用することで、図2に関連して上述したような、上り回線における
送信電力が全体的に増大してしまうような問題も回避できる。
発明を生産し、使用できるようにするために提供されるものである。上述された
実施形態への様々な部分修正は、当業者であれば明らかであり、さらに、ここに
記述された原理を、本願発明の範囲と思想を逸脱することなく適用してもよい。
従って、本願発明は、開示された実施形態に制限されることはなく、請求項と合
致した最も広い範囲が与えられることになる。
た詳細な説明を読むことによって明確になろう。
ける上り回線送信及び下り回線送信の概要を説明する図である。
ンが追加される場合における上り回線送信と下り回線送信の概要を説明する図で
ある。
である。
携した電力制御技術を示す下り回線と上り回線送信を例示する図である。
した電力制御技術を示す下り回線と上り回線の送信を例示する図である。
Claims (24)
- 【請求項1】 符号分割多元接続システムにおける情報を通信する方法であって、 第1の局から電力制御コマンドを送信するステップと、 第2の局において前記電力制御コマンドを受信するステップと、 前記第2の局において前記電力制御コマンドに基づいた送信電力でもって情報
を送信するステップと、 前記第1の局から送信を中断するステップと、 前記第1の局からの送信が中断している間に、予め定められた値によって前記
送信電力を増加させ、前記第2の局から情報を送信するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記第1の局は基地局であり、前記第2の局は移動局であることを特徴とする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記予め定められた値はフェージングマージンであることを特徴とする請求項
1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記フェージングマージンは、前記移動局において決定されることを特徴とす
る請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 前記フェージングマージンは、前記基地局において決定されることを特徴とす
る請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】 前記第1の局からの前記電力レベルコマンドの送信を再開するステップと、 前記電力レベルコマンドに基づいて前記電力レベルを新たな値へと上昇させる
ステップと、 をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 前記第1の局からの送信が中断されている間に、前記第2の局によりチャネル
を測定するステップを さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 符号分割多元接続システムにおける情報を通信する方法であって、 第1のリンクを介して、第1の局から第2の局へと情報をフレームで送信する
ステップと、 第2のリンクを介して、前記第2の局から前記第1の局へと情報をフレームで
送信するステップと、 特定のフレームにおいて、前記第1の局で、スロットモードの送信フォーマッ
トを開始するステップと、 前記特定のフレームにおいて、前記第2の局でも、スロットモードの送信フォ
ーマットを開始するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項9】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始するステップの双方は、さらに
、 前記特定のフレームの少なくとも一部分において前記送信のレートを増加させ
るステップと、 前記特定のフレームの他の少なくとも一部分において、アイドル部分を提供す
るステップと、 を含むことを請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始するステップのうちの少なくと
も一方は、さらに、 前記送信に関連する拡散率を調整するステップ を含むことを請求項8に記載の方法。 - 【請求項11】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始するステップのうちの少なくと
も一方は、さらに、 前記送信に関連する符号を削減するステップ を含むことを請求項8に記載の方法。 - 【請求項12】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始するステップのうちの少なくと
も一方は、さらに、 前記送信に関連する拡散符号の数を変化させるステップ を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。 - 【請求項13】 符号分割多元接続システムにおける情報を通信するシステムであって、 第1の局から電力制御コマンドを送信する手段と、 第2の局において前記電力制御コマンドを受信する手段と、 前記第2の局において前記電力制御コマンドに基づいた送信電力でもって情報
を送信する手段と、 前記第1の局から送信を中断する手段と、 前記第1の局からの送信が中断している間に、予め定められた値によって前記
送信電力を増加させ、前記第2の局から情報を送信する手段と、 を含むことを特徴とするシステム。 - 【請求項14】 前記第1の局は基地局であり、前記第2の局は移動局であることを特徴とする
請求項13に記載のシステム。 - 【請求項15】 前記予め定められた値はフェージングマージンであることを特徴とする請求項
13に記載のシステム。 - 【請求項16】 前記フェージングマージンは、前記移動局において決定されることを特徴とす
る請求項15に記載のシステム。 - 【請求項17】 前記フェージングマージンは、前記基地局において決定されることを特徴とす
る請求項15に記載のシステム。 - 【請求項18】 前記第1の局からの前記電力レベルコマンドの送信を再開する手段と、 前記電力レベルコマンドに基づいて前記電力レベルを新たな値へと上昇させる
手段と、 をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。 - 【請求項19】 前記第1の局からの送信が中断されている間に、前記第2の局によりチャネル
を測定する手段 をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。 - 【請求項20】 符号分割多元接続システムにおける情報を通信するシステムであって、 第1のリンクを介して、第1の局から第2の局へと情報をフレームで送信する
手段と、 第2のリンクを介して、前記第2の局から前記第1の局へと情報をフレームで
送信する手段と、 特定のフレームにおいて、前記第1の局で、スロットモードの送信フォーマッ
トを開始する手段と、 前記特定のフレームにおいて、前記第2の局でも、スロットモードの送信フォ
ーマットを開始する手段と、 を含むことを特徴とするシステム。 - 【請求項21】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始する手段の双方は、さらに、 前記特定のフレームの少なくとも一部分において前記送信のレートを増加させ
る手段と、 前記特定のフレームの他の少なくとも一部分において、アイドル部分を提供す
る手段と、 を含むことを請求項20に記載のシステム。 - 【請求項22】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始する手段のうちの少なくとも一
方は、さらに、 前記送信に関連する拡散率を調整する手段 を含むことを請求項20に記載のシステム。 - 【請求項23】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始する手段のうちの少なくとも一
方は、さらに、 前記送信に関連する符号を削減する手段 を含むことを請求項20に記載のシステム。 - 【請求項24】 前記スロットモードの送信フォーマットを開始する手段のうちの少なくとも一
方は、さらに、 前記送信に関連する拡散符号の数を変化させる手段 を含むことを特徴とする請求項20に記載のシステム。
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