JP2002542070A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 多層のプラスチック・中空体の製造のための吹き込み成形機用の押し出しヘッドであって、貯蔵ヘッド（１０）内への溶融流動性のプラスチック・溶融物の供給のための、貯蔵ヘッドケーシング（１２）に接続された１つ若しくは複数の押し出し機、中央に配置されたスピンドル（１４）及び、該スピンドル（１４）を同心的に取り囲んでいてプラスチック・溶融物を周囲に分配してリング状の貯蔵室（２２）内へ搬送するための少なくも１つの分配機構を備えており、前記貯蔵室にリング状の出口ノズル（２４）が接続されており、該出口ノズルを通してプラスチック・溶融物が軸線方向移動可能な押し出しピストンによって押し出し可能である形式のものにおいて、
２つの分配機構が押し出しピストンのほぼ中央のリング間隙内で相対して、内向きに外側のシリンダスリーブ（１８）の内側の表面に、かつ外向きに内側のシリンダスリーブ（１６）の外側の表面に形成されており、該両方の分配機構によって周囲に分配されたプラスチック材料が、前記リング間隙の下流側の端部で押し出しピストンから流出するようになっていることを特徴とする押し出しヘッド。
【請求項２】 リング間隙内のほぼ中央に比較的薄いシリンダ状の分離スリーブ（２０）が配置されており、該分離スリーブによって両方の分配機構が機能的に分離されていて、空間的には極めて密接に、若しくは同心的に近接して位置しており、その結果、周囲に分配された両方のプラスチック流が実質的に同じ直径で押し出しピストンの前記リング間隙の下流側の端部から貯蔵室（２２）内へ流出するようになっている請求項１記載の押し出しヘッド。
【請求項３】 分離スリーブ（２０）が押し出しピストンの下流側の端部を越えて所定の距離にわたって延長して構成されており、該分離スリーブ（２０）の下流側の自由な端部に押し退け部分（２６）を設けてあり、該押し退け部分が前記押し出しピストンの下流側で貯蔵室（２２）内に突入している請求項１又は２記載の押し出しヘッド。
【請求項４】 押し退け部分（２６）が、押し出しピストンの下流側の端部の輪郭及び円錐形に狭まる下流側の貯蔵室（２２）の領域の輪郭に適合させて菱形若しくは玉葱形の形状を成している請求項３記載の押し出しヘッド。
【請求項５】 分配機構が、内側の管片（１６）の外壁及び外側の管片（１８）の内壁に配置された円筒形の螺旋溝形分配部として形成されており、該螺旋溝形分配部がそれぞれ、周囲に均一に分配された複数、若しくは少なくとも２つの螺旋溝を有しており、該螺旋溝の深さが流過方向で次第に減少しており、この場合、前記螺旋溝が上流側で個別に溶融流動性のプラスチック溶融物を供給されるようになっている請求項１から４のいずれか１項記載の押し出しヘッド。
【請求項６】 両方の螺旋溝形分配部の螺旋溝の螺旋が互いに逆向きに構成されている請求項５記載の押し出しヘッド。