JP2002541906A - 制御可能なレーザ源を有する体毛除去装置 - Google Patents

制御可能なレーザ源を有する体毛除去装置

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Abstract

(57)【要約】 体毛除去装置(1)は、レーザ源(3)と、処理される皮膚(11)上の目標位置(9)にレーザ源(3)のレーザビーム(7)を位置決めするための調整可能なレーザビームマニピュレータ(5)と、皮膚の画像(49)を検出する画像センサ(47)とを有している。本発明によれば、体毛除去装置は、除去される体毛(13)の皮膚の上における位置及び方向を決定し、体毛の位置及び方向の関数として、レーザビームの目標位置を決定する。制御ユニットにより、レーザビームマニピュレータは、レーザビームの目標位置に対応する状態に移動し、このレーザビームマニピュレータが上記の状態に到達すると、レーザ源を駆動する。それ故に、体毛除去装置は不慣れなユーザが使用する場合に適しており、特に民生市場に適している。特別な実施例では、制御ユニットは、体毛の毛根(15)が存在している皮膚の位置(71)内に、レーザビームの目標位置を決定し、このため体毛の毛根が破壊され、体毛除去装置(1)は、体毛を比較的長期間又は半永久的に除去する脱毛装置である。別の実施例では、制御ユニットは、体毛が皮膚から現れる部分(65)内にレーザビームの目標位置を決定し、このため体毛は熱せられ、体毛除去装置(1”)は十分な皮膚の滑らかさが得られるようなシェーバ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、レーザ源と、動作中、処理される皮膚上の目標位置に前記レーザ源
により供給されるレーザビームを位置決めするための調整可能なレーザビームマ
ニピュレータと、前記皮膚の少なくとも一部の画像を検出する画像センサとを備
えた体毛除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冒頭に述べた種類の体毛除去装置は、米国特許US5,653,706から既知
である。この既知の体毛除去装置は、専門職であるセラピストが用いるものとし
て設計されており、体毛を除去するだけでなく、壊死性の皮膚組織、拡張蛇行静
脈、又は色素斑のような他の皮膚の処理にも用いることができる。セラピストは
、画像スクリーン上で、画像センサにより検出される皮膚の画像を見ることがで
きる。この既知の体毛除去装置は更に制御部を有しており、この制御部により、
セラピストはレーザビームマニピュレータを操作することができ、従って、処理
中に、レーザ源により供給されるレーザビームを手動で皮膚に導くことができる
。皮膚に導かれている間、レーザビームは比較的低いエネルギー密度しか持たず
、セラピストは、皮膚の上のレーザビームの位置を画像スクリーン上でモニタす
ることができる。レーザビームがセラピストにより決定される目標位置にあると
き、所定の時間間隔の間、体毛除去装置の他の制御部を通じて、セラピストによ
りレーザビームの強度を強めることができる。レーザビームは、処理される色素
に十分に吸収される波長を有しており、このため、目標位置の周りに存在する色
素はレーザビームにより局地的に強く熱せられ、関連する色素は死滅する。皮膚
に存在する体毛を永久に除去又は脱毛するために、レーザビームは体毛の毛根に
向けられ、このため、毛根及びその周りの色素は死滅する。既知の体毛除去装置
は上記の画像センサ及び調整可能なレーザビームマニピュレータを備えているた
め、比較的小さいスポット径のレーザビームで皮膚を局所的に処理することが可
能であり、このため、レーザ源は比較的小さいパワーを持つだけでよい。従って
、既知の体毛除去装置には、比較的小さく簡単なレーザダイオードが用いられる
【0003】 既知の体毛除去装置では、セラピストがレーザビームを或る体毛から次の体毛
に手動で移動しなければならないため、皮膚に存在する全ての体毛に対して比較
的長い処理時間が必要であるという点で不利である。加えて、皮膚の上にレーザ
ビームの目標位置を決定するには、ユーザにかなりの経験が必要であり、このた
め、既知の体毛除去装置は専門職であるセラピストの使用に専ら適したものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、冒頭で述べた種類の体毛除去装置において、処理時間を比較
的短くすることが可能であり、不慣れな人の使用、即ち民生市場に適した体毛除
去装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る体毛除去装置は、前記レーザ源は電気
的制御ユニットにより制御可能であり、前記制御ユニットは、動作中、該制御ユ
ニットにより前記画像から決定されるような、除去される体毛の皮膚の上におけ
る位置及び/又は方向の関数として前記レーザビームの前記目標位置を決定し、
前記制御ユニットは、前記レーザビームマニピュレータが前記レーザビームの前
記目標位置に対応する位置にあるときに前記レーザ源を駆動することを特徴とす
る。レーザビームの目標位置は制御ユニットにより決定され、レーザビームマニ
ピュレータがレーザビームの目標位置に対応する位置にあるときにレーザ源は制
御ユニットにより駆動するため、レーザビームの目標位置の決定、及びレーザ源
の駆動は、完全に自動的に起こる。制御ユニットは、例えば、レーザビームマニ
ピュレータを、所定のやり方で自動的に皮膚の上のレーザビームの目標位置に対
応する位置に調整することもできる。これにより、本発明に係る体毛除去装置を
、不慣れな人が安全に使用できるように適合させることができ、このため、体毛
除去装置は特に民生市場に適合したものとなる。制御ユニットは、例えば、画像
センサにより検出される皮膚の画像から、レーザビーム用に目標位置を決定する
のに適切なアルゴリズムを有しており、このアルゴリズムは画像情報に基づいて
、皮膚の上の除去される体毛の位置及び/又は方向を決定することができ、この
体毛の上記位置及び/又は方向に基づいて、目標位置を決定することができる。
上述したレーザビームの目標位置の自動的な決定、レーザビームマニピュレータ
の自動調整、及びレーザ源の自動駆動は比較的短時間で行われ、このため、本発
明にかかる体毛除去装置によれば、比較的短い処理時間が実現できる。
【0006】 本発明に係る体毛除去装置の特別な実施例は、前記制御ユニットが、前記皮膚
の上に存在する体毛の間の予め決められた平均距離と前記体毛の予め決められた
長さとにより決定される大きさを有する画像の部分領域内に、前記レーザビーム
の前記目標位置を決定することを特徴とする。この特別な実施例では、制御ユニ
ットは、除去される体毛をせいぜい数本、好ましくは1本のみ有する画像の上記
部分領域において専ら実質的に駆動する。体毛の予め決められた長さは、好まし
くは体毛間の上記平均距離よりも小さいべきであり、このことは、例えば、体毛
除去装置で処理する前に、別個のトリマ又は体毛除去装置に備えられているトリ
マにより体毛を切ることで達成される。制御ユニットは画像の上記領域において
専ら実質的に駆動するため、目標位置の決定に必要な制御ユニットの計算容量及
び計算時間は大幅に減少する。
【0007】 本発明に係る体毛除去装置の他の実施例は、前記画像の前記部分領域の大きさ
が調整可能であることを特徴とする。画像の部分領域の大きさが調整可能である
ため、この大きさは、体毛除去装置でユーザが処理しているときに、皮膚の特性
に適合させることができる。従って、個々のユーザに対して、処理時間及び処理
結果を最適にすることができる。
【0008】 本発明に係る体毛除去装置の更なる他の実施例は、前記レーザビームマニピュ
レータが、前記制御ユニットにより、前記皮膚の前記一部分上の前記レーザビー
ムの仮想位置の規則的なシーケンスに対応する連続する位置のシーケンスに調整
可能であり、前記画像の前記部分領域の基準位置が、前記レーザビームの瞬時の
仮想位置に対応し、前記制御ユニットは、前記基準位置が前記レーザビームの前
記目標位置に一致するときに前記レーザ源を駆動することを特徴とする。この更
なる実施例では、画像に対応する皮膚の部分が、規則的なやり方でレーザビーム
マニピュレータにより走査される。画像の部分領域に存在する基準位置はレーザ
ビームの瞬時の仮想位置に一致するため、画像の部分領域はレーザビームの瞬時
の仮想位置に追従し、この結果、制御ユニットにより決定される画像の部分領域
内の目標位置は、基準位置に対して連続的に変化する。この更なる他の実施例は
、レーザビームマニピュレータが制御ユニットにより規則的なやり方で連続的に
調整されるため、レーザビームマニピュレータが極端に短い調整時間をもつ必要
がないという利点や、極端に高い精度で調整する必要がないという利点がある。
【0009】 本発明に係る体毛除去装置の特別な実施例は、前記制御ユニットが、前記画像
の連続する部分領域の規則的なシーケンスに前記レーザビームの前記目標位置を
決定し、前記レーザビームマニピュレータは、前記制御ユニットにより、前記部
分領域各々について、関連する部分領域内の前記レーザビームの前記目標位置に
対応する位置に調整可能であることを特徴とする。この特別な実施例では、検出
された皮膚の画像は、連続する部分領域の上記シーケンスに従って、規則的なや
り方で制御ユニットにより走査される。制御ユニットは、連続する部分領域各々
について目標位置を決定し、各部分領域内において、レーザビームマニピュレー
タは制御ユニットにより、関連する目標位置に対応する位置に調整される。この
特別な実施例は、レーザビームマニピュレータが画像に対応する皮膚全体を走査
する必要は無く、単に、画像の連続する部分領域内に決定される目標位置に対応
する位置に連続的に調整すればよいという利点がある。ここでは、レーザビーム
マニピュレータは実際、制御ユニットにより不規則なやり方で調整され、このた
め、レーザビームマニピュレータの調整精度及び調整時間には、比較的高い要件
が課せられるが、体毛除去装置の処理時間は更に短縮される。
【0010】 本発明に係る体毛除去装置の他の実施例は、前記制御ユニットが、前記画像か
ら決定されるような除去される体毛の前記皮膚の上における前記位置及び方向か
ら、前記体毛の毛根が所定の確率で存在する前記皮膚の領域を決定し、前記制御
ユニットが前記領域に、前記皮膚上の少なくとも1つの目標位置を決定すること
を特徴とする。この他の実施例では、体毛除去装置は脱毛装置として用いられる
。レーザビームは体毛の毛根を処理するため、体毛の毛根はすぐ近くに存在する
皮膚の組織と同じく死滅し、その結果、体毛は、永久に又は少なくとも長期間除
去される。毛根が所定の確率で存在していると思われる皮膚の領域は、例えば、
体毛の皮下部分の長さと皮膚の表面に対する体毛の皮下部分の角度とについての
予め決められた統計的情報に基づいて、制御ユニットにより決定される。
【0011】 本発明にかかる体毛除去装置の更なる他の実施例は、前記レーザビームマニピ
ュレータが前記制御ユニットにより、前記皮膚上の直線的な経路に渡り所定の速
度を伴う前記レーザビームの変位に対応する連続する位置のシーケンスに調整可
能であり、前記直線的な経路は、除去される前記体毛の前記皮膚への垂直な投影
に略一致する仮想の直線ライン上に存在し、前記制御ユニットは前記変位の開始
時に前記レーザ源を駆動することを特徴とする。従って、体毛の毛根が所定の確
率で存在しているであろう皮膚の上記領域は、その全体において効率よく処理さ
れることができ、一方、レーザビームに必要とされるスポット径はかなり減少す
る。
【0012】 本発明に係る体毛除去装置の特別な実施例は、前記レーザビームマニピュレー
タが、前記制御ユニットにより、前記皮膚上の直線的な経路上において、前記レ
ーザビームの固定される複数の目標位置に対応する連続する複数の固定位置に調
整可能であり、前記直線的な経路は、除去される前記体毛の前記皮膚への垂直な
投影に略一致する仮想の直線ラインの上に存在し、前記制御ユニットは所定時間
の間、前記レーザビームマニピュレータの前記固定位置各々で前記レーザ源を駆
動することを特徴とする。上記と同じく、体毛の毛根が所定の確率で存在してい
るであろう皮膚の上記領域は、その全体において効率よく処理されることができ
、レーザビームに必要とされるスポット径も同じくかなり減少する。
【0013】 本発明に係る体毛除去装置の他の実施例は、前記制御ユニットが、前記画像か
ら決定されるような、除去される前記体毛の前記皮膚上の前記位置及び方向から
、前記皮膚から体毛が発している当該体毛の出口位置を決定し、前記制御ユニッ
トは、前記レーザビームの前記目標位置を、前記出口位置に近接する前記体毛の
位置に合わせることを特徴とする。この他の実施例の体毛除去装置は、シェーバ
として用いられる。レーザビームの目標位置は体毛の出口位置に近接して存在す
るため、レーザビームにより、近接する出口位置(つまり、近接する皮膚表面)
を通じて体毛は熱せられる。制御ユニットは、例えば、目標位置が皮膚の表面と
同一面又はその下に位置するようにプログラムすることができ、その結果、非常
に滑らかな剃り味が得られ、これは比較的長期間維持される。体毛除去装置は、
例えば、皮膚表面に対して目標位置を調整するための他の調整部材を備えてもよ
く、これにより、ユーザは所望の滑らかさを設定することができる。
【0014】 本発明に係る体毛除去装置の更に他の実施例は、前記体毛除去装置が、前記画
像センサにより検出される前記皮膚の少なくとも一部分を照射する別個の照明部
材を有することを特徴とする。別個の照明部材を用いることで、皮膚で反射する
照明部材からの光により画像センサで検出される画像を完全に形成することがで
き、連続する2つの目標位置を照射する間、レーザ源を完全にOFFにすること
ができる。画像センサにより検出される画像は、皮膚で反射する照射部材の光に
より完全に形成することができるため、レーザビームから生じる反射光は画像セ
ンサに到達しなくてもよい。従って、画像センサは、レーザビームの反射光用の
フィルタを備えてもよく、これにより、画像センサは、レーザビームが目標位置
において高エネルギー密度の場合にこのレーザビームの反射光によって生じる恐
れがある損傷から、保護される。
【0015】 本発明に係る体毛除去装置の特別の実施例は、前記制御ユニットは、前記画像
から、前記画像センサにより検出される前記皮膚の部分の反射スペクトルを決定
し、前記制御ユニットは、前記反射スペクトルを、しばしば存在する少なくとも
1つの皮膚の異物の所定の基準スペクトルと比較し、前記制御ユニットは、前記
比較から、前記皮膚の異物が存在する前記皮膚の位置を決定し、該皮膚の位置に
は前記レーザ源を駆動しないことを特徴とする。この特別の実施例では、レーザ
ビームが、例えばほくろ又は他の色素斑のような皮膚の異物内に存在する目標位
置に向けられることが防止される。このような皮膚の異物は、体毛又は体毛の毛
根の処理に用いられるレーザ光に対して比較的高い吸収力を有し、このため、レ
ーザ光がこれら皮膚の異物に接触した場合、皮膚の損傷が生じる。このため、こ
の特別な実施例は、このような損傷から自動的に保護する手段を備えている。
【0016】 本発明に係る体毛除去装置の他の実施例は、前記制御ユニットが、前記画像セ
ンサにより検出される画像から、前記皮膚上の前記レーザビームの実際の位置を
決定する手段を有することを特徴とする。皮膚の上のレーザビームの実際の位置
が決定されるため、上記実際の位置が制御ユニットにより決定される所望の目標
位置に正確に一致するように、レーザビームマニピュレータを、例えば補正又は
較正することができる。上記実際の位置は画像センサにより決定されるため、上
記実際の位置を決定するための別個のセンサは必要ではなく、画像センサは有効
に使用される。
【0017】 本発明に係る体毛除去装置の更に他の実施例は、前記レーザビームマニピュレ
ータが、前記制御ユニットの出力信号を介して前記制御ユニットにより、前記出
力信号と前記目標位置との間の所定の数学的関係に従って調整可能であり、前記
制御ユニットは、前記出力信号と前記皮膚上の前記レーザビームの実際の位置と
の間の測定関係に基づいて、前記所定の数学的関係を較正する較正手段を有する
ことを特徴とする。制御ユニットは、上記出力信号と目標位置との間の所定の数
学的関係に従ってレーザビームマニピュレータを調整するため、制御ユニットに
より、所定の目標位置を得るために必要な出力信号を比較的短時間で決定するこ
とができ、これにより、所定の目標位置が比較的短時間で得られる。上記数学的
関係は、上記出力信号と実際の位置との間の測定関係に基づいて較正されるため
、レーザビームマニピュレータにより、レーザビームを目標位置に非常に精度よ
く位置決めすることができ、レーザビームによる目標位置の周囲の皮膚の損傷が
かなり抑えられ、レーザビームは目標位置から外れない。
【0018】 本発明に係る体毛除去装置の特別の実施例は、前記皮膚上の前記レーザビーム
の前記実際の位置を決定するために、前記制御ユニットが比較的低いエネルギー
密度で前記レーザ源を駆動することを特徴とする。レーザビームが低エネルギー
密度で駆動されると、レーザビームは皮膚の上に、画像センサにより検出される
のに十分な明るさのスポットを生成するが、皮膚を損傷させたり、ひりひりさせ
ることは無い。それ故に、皮膚の上のレーザビームの実際の位置は、制御ユニッ
トの制御部により安全確実に決定することができ、レーザ源のエネルギー消費量
はかなり抑えられる。
【0019】 本発明は、図を参照しながらより詳細に説明されるだろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に示す本発明に係る体毛除去装置1は、レーザ源3及び調整可能なレーザ
ビームマニピュレータ5を有する。このレーザビームマニピュレータ5は、動作
中にレーザ源3により供給されるレーザビーム7を、処理される皮膚11の上の
目標位置9に位置合わせするためのものである。この体毛除去装置1は、皮膚1
1に存在する体毛13が比較的長期間又はほぼ永久に生えてこないようにするこ
とができる脱毛装置である。体毛13を脱毛する場合、レーザビーム7の目標位
置9は、図2に示すように、体毛13の毛根15が存在する皮膚11のほぼ上で
なければならない。レーザビーム7は、体毛13により効率よく吸収される波長
を伴う単色光を含み、皮膚11の組織によってはほとんど吸収されない。この結
果、レーザビーム7により強く熱せられるのは、専らほとんど体毛13の毛根1
5であり、このため毛根15が死滅する。皮膚が白く体毛が黒い場合、体毛13
と皮膚11の組織との間の良好な光選択性は、約650nmと1200nmとの
間の波長により達成される。このような波長の光は、メラニン、黒い体毛に高濃
度で含まれ白い皮膚には低濃度でしか含まれない色素により効率よく吸収される
。このような波長の光は、水、ヘモグロビン、血液に高濃度で含まれる赤い色素
にはほとんど吸収されず、ケラチン、体毛13の毛根15が存在する皮膚の浅層
部に含まれる皮膚組織と皮膚の外面(表皮)との双方に高濃度で含まれる物質に
もほとんど吸収されない。体毛除去装置1の動作が効果的に行われるためには、
レーザビーム7の十分なパルス期間及びエネルギー密度が更に必要である。パル
ス期間が短すぎると、毛根15を単に熱するだけになり、毛根15のすぐ近くに
存在する組織は熱せられない。この場合、上記組織は損傷を受けておらず、この
結果、新しい毛根及び体毛が生じることができる。パルス期間が長すぎると、熱
伝導のために毛根15から或る程度離れた位置に存在する組織が過剰に熱せられ
、皮膚の炎症又は損傷さえも引き起こす可能性がある。レーザビーム7のパルス
期間が約1ms乃至100msの間で、レーザビーム7のエネルギー密度が約1
5J/cm乃至50J/cmの間のときに良好な結果が得られる。
【0021】 レーザビーム7は、以下に更に詳細に記載されるやり方で、レーザビームマニ
ピュレータ5により目標位置9に高精度で位置合わせすることができ、一方、目
標位置9は、以下に更に詳細に記載されるやり方で、体毛除去装置1の電気制御
ユニット17により正確に決定することができる。レーザビーム7は、毛根5を
加熱するために、比較的小さいスポット径を有すればよい。レーザビーム7のス
ポット径が約0.3mm乃至1.0mmの間で良好な結果が得られる。スポット
径が比較的小さいということは、レーザ源3は、レーザビーム7に要求されるエ
ネルギー密度及びパルス期間を実現するためには、数ワットの比較的低い出力パ
ワーを有すればよい。従って、体毛除去装置1に用いられるレーザ源3は、図1
には詳細に示されていないそれ自体は既知の比較的小さく単純なレーザダイオー
ド、又はやはり図1には詳細に示されていないそれ自体は既知の一連のファイバ
結合型レーザダイオードを有する。レーザ源3は図1には示されていないコリメ
ータレンズシステムを更に有しており、このレンズにより、レーザビーム7が略
平行になる。
【0022】 図1に更に示すように、レーザビームマニピュレータ5は、体毛除去装置1が
皮膚11に対して横たわっている接触面23に対し約45°の角度でともに位置
決めされた第1の調整型可傾式ミラー19及び第2の調整型可傾式ミラー21を
有する。第1の可傾式ミラー19は、この第1の可傾式ミラー19の面内に延在
する第1のチルト軸27であって、図1にのみ示されるアクチュエータ25によ
り接触面23に平行となる第1のチルト軸27を中心に、制限された角度内で傾
けることができる。第2の可傾式ミラー21は、この第2の可傾式ミラー21の
面内に位置する第2のチルト軸31であって、図1にのみ示されるアクチュエー
タ29により第1のチルト軸27に対し略垂直となる平行な第2のチルト軸31
を中心に、制限された角度内で傾けることができる。動作中、レーザ源3により
供給されるレーザビーム7は、約45度の角度に傾く第1の可傾式ミラー19及
び第2の可傾式ミラー21で反射し、その結果、レーザビーム7は、接触面23
に備えられる開口33を経由して、目標位置9に対し略垂直に皮膚11に照射さ
れる。この開口33は、透過性物質のカバープレートで覆われていてもよいこと
に注意されたい。第1の可傾式ミラー19は、アクチュエータ25により第1の
チルト軸27を中心に傾けられるため、レーザビーム7の皮膚11の目標位置9
を、接触面23内において第1のチルト軸27に垂直なX方向に平行移動させる
ことができる。第2の可傾式ミラー21は、アクチュエータ29により第2のチ
ルト軸31を中心に傾けられるため、レーザビーム7の皮膚11の目標位置9を
、接触面23内においてX方向に垂直なY方向に平行移動させることができる。
【0023】 図1に更に示すように、体毛除去装置1は、動作中、開口33の下に存在する
皮膚11の部分を照射する別個の照明部材35を有する。この照明部材35は単
純なランプを用いることができる。動作中、この照明部材35により供給される
光ビーム37は、レーザビーム7も透過する透過板39を経由して、皮膚11の
上記部分に照射される。透過板39は接触面23に対し約45度の角度に位置決
めされ、開口33に対向する側には、ミラー面41が備えられる。皮膚11の上
記部分で反射した光ビーム43は、約90度の角度をもってミラー面41で反射
し、レンズユニット45により画像センサ47に合焦される。この画像センサ4
7は、示されている実施例では、それ自体既知のCCD画像センサである。この
ため、画像センサ47は、開口33の下に存在する皮膚11の部分の画像を検出
することができる。照明部材35を用いることにより、皮膚11で反射した照明
部材35の光から、画像センサ47は皮膚11の上記部分の鮮明な画像を検出す
ることができ、その結果、この画像の検出には、レーザビーム7からの反射光は
不要である。このため、皮膚11上の連続する2つの目標位置を照射する間、レ
ーザ源3を完全にOFFにすることができる。加えて、画像センサ47には、レ
ーザビーム7の反射光用のフィルタ(図1には示されていない)が備えられても
よく、その結果、画像センサ47は、レーザビーム7が目標位置9において高エ
ネルギー密度の場合にこのレーザビームの反射光によって生じる恐れがある損傷
から、保護される。
【0024】 図1に示すように、画像センサ47は、この画像センサ47により検出された
、開口33の下に存在する皮膚11の部分の画像に対応する電気信号uを、制
御ユニット17に送る。この信号uは、例えば、画像センサの画素を表す一連
の8ビット階調を有する。検出された画像は図3に示されており、参照番号49
が付されている。図4に示すように、制御ユニット17は第1のプロセッサ51
を有する。このプロセッサ51は、大体規則的に検出された画像49を走査し、
次いで、図3に示すような画像49の多数の部分領域53を生成する。特に、大
体規則的である部分領域53のシーケンスは、Y方向に順次に並びX方向に平行
に延在する多数のライン上に位置している。第1のプロセッサ51は、制御ユニ
ット17の第2のプロセッサ55に電気信号uspを供給する。この電気信号u sp は、第1のプロセッサ51により連続的に生成される画像49の部分領域5
3に順次対応する信号である。第2のプロセッサ55は、各部分領域53におい
て、関連する部分領域53に存在する1本又は複数本の体毛13の皮膚11上の
位置及び方向を決定し、制御ユニット17の第3のプロセッサ57に電気信号u PO を供給する。この電気信号uPOは第2のプロセッサ55により決定される
画像49の連続する部分領域53内の体毛13の位置及び方向に連続的に対応す
る信号である。第3プロセッサ57は、各部分領域53について、以下に更に詳
細に記載されるやり方で、関連する部分領域53内の1本又は複数本の体毛13
の上記位置及び配向の関数として、レーザビーム7用の1つ又は複数の目標位置
を決定する。部分領域53は、皮膚11に存在する体毛13の間の予め決められ
た平均距離と、体毛13の予め決められた長さとに基づいて決定された寸法を有
する。示された実施例では、部分領域53の寸法は、部分領域53各々が体毛1
3を平均して1本のみ有するような寸法である。このことは実際には、体毛除去
装置1で処理する前に、ユーザが、体毛13の予め決められた上記長さが体毛1
3間の上記平均距離よりも短くなるような長さに体毛13をトリマで刈ることに
より成し遂げられる。例えば、体毛13間の平均距離が3mm乃至5mmである
のに対して、体毛13を1mm乃至2mmの長さに刈ると、良好な結果が得られ
る。第1のプロセッサ51は、好ましくは、部分領域53に存在する体毛13が
関連する部分領域53の中心に大体位置するように、画像49の連続する部分領
域53を生成することに注意されたい。連続する部分領域53のシーケンスは、
明らかに、図3に示すような規則性をもつのではなく大体規則的なものであり、
例えば、連続する部分領域53の間に空間が存在したり、連続する部分領域53
が1本のラインに正確には位置しなかったりする。部分領域53各々は平均して
体毛13を1本だけ含むため、部分領域53における体毛13の位置及び方向、
並びにレーザビーム7の目標位置は、制御ユニット17の第2のプロセッサ55
及び第3のプロセッサ57それぞれにより極めて短期間で決定され、第2のプロ
セッサ55及び第3のプロセッサ57に要求される計算容量は大きく削減するこ
とができる。体毛除去装置1は、更に図示されていない調整部材を有することが
好ましく、これにより、体毛除去装置1を用いるユーザが部分領域の寸法を設定
することができる。この目的のための上記調整部材は、ユーザにより設定される
寸法に対応する電気信号uを第1のプロセッサに供給する。それ故に、ユーザ
は、部分領域53の寸法を、処理される皮膚の特性、特に皮膚上の体毛間の平均
距離及び刈られた体毛の平均長に適合させることができ、その結果、処理結果及
び処理時間は個々のユーザにより最適化することができる。
【0025】 図4に更に示すように、第3のプロセッサ57は制御ユニット17の第4のプ
ロセッサ59に電気信号uTPを供給する。この信号は、第3のプロセッサ57
により決定される連続する部分領域53内のレーザビーム7の目標位置に連続的
に対応する信号である。第4のプロセッサ59は制御ユニット17の第1の出力
信号uM1及び第2の出力信号uM2を決定し、これら信号により、制御ユニッ
ト17はレーザビームマニピュレータ5の第1の可傾式ミラー19及び第2の可
傾式ミラー21をそれぞれ信号uTPの関数として制御する。出力信号uM1
びuM2は第4のプロセッサ59により決定され、これら信号により、可傾式ミ
ラー19及び21は、信号uTPに対応する関連する部分領域53各々について
レーザビーム7の目標位置に対応する位置に調整される。第4のプロセッサ59
は制御ユニット17の第3の出力信号uも供給し、この信号により、制御ユニ
ット17はレーザ源3を制御する。第4のプロセッサ59は出力信号uM1及び
M2を伝送した後、所定の要求される可傾式ミラー19及び21の調整時間に
対応する所定の時間に出力信号uを伝送する。第4のプロセッサ59は、所定
のパルス期間を伴う出力信号uを供給し、その結果、レーザビーム7は所定の
パルス期間の間、関連する目標位置に照射される。
【0026】 検出された画像49は、連続した部分領域53の上記シーケンスに従い上記の
やり方で制御ユニット17により規則的に走査され、レーザビームマニピュレー
タ5は制御ユニット17により、連続する部分領域53内の決定される目標位置
に対応する連続する位置に調整される。このことは、レーザビームマニピュレー
タ5は限られた数の連続する位置に対してだけ調整されればよいことを意味し、
その結果、体毛除去装置1を用いることにより処理時間が特に短くなる。しかし
ながら、この間、レーザビームマニピュレータ5は比較的不規則なやり方で調整
され、その結果、レーザビームマニピュレータ5の調整精度及び所与の調整精度
を達成するために必要な調整時間には、比較的高い要件が課せられる。レーザビ
ーム7の目標位置は制御ユニット17により自動的に決定されるという事実と、
レーザビームマニピュレータ5が制御ユニット17により所与の目標位置に対応
する正しい正確な位置に自動的に調整された後レーザ源3が制御ユニット17に
より自動的に駆動されるという事実とから、本発明に係る体毛除去装置1は不慣
れな人が安全に使用できるように特に適しており、このため、体毛除去装置1は
民生市場に対し特に適している。以下により詳細に記載されるレーザビーム7の
目標位置の決定、レーザビームマニピュレータ5の自動調整、及びレーザ源3の
自動駆動は、比較的短時間で行われ、その結果、本発明に係る体毛除去装置1は
比較的短い処理時間で脱毛することが可能である。
【0027】 レーザビーム7の目標位置は、以下に説明するやり方で、制御ユニット17に
より、検出される画像49の部分領域53内に決定される。図5aは、脱毛され
る体毛13が存在している部分領域53を示す。制御ユニット17の第2のプロ
セッサ55は信号uSPから、関連する部分領域53に対し階調分布を決定し、
この決定から、部分領域53内における皮膚11上の体毛13の位置及び方向が
決定される。第2のプロセッサ55は、皮膚11から、体毛の先端63とこの体
毛13が現れる体毛の出口位置65との区別も行う。この区別は、第2のプロセ
ッサのメモリに記憶される体毛の出口位置及び刈られた体毛の先端の形状特性と
、所定の階調特性とにより行われる。次いで、制御ユニット17の第3のプロセ
ッサ57は、体毛13の位置及び方向と、これにより決定される出口位置65と
から、所定の確率で体毛13の毛根15が下に存在するであろう皮膚11の領域
67を決定する。示された実施例では、上記領域67の決定には、仮想の直線的
に皮下に延在する体毛13の長さ69、すなわち検出される出口位置65から延
在している部分において、毛根15が存在すると仮定し、更に、図2に示す体毛
13と皮膚11の表面との成す角度αと、やはり図2に示す皮膚11の表面下に
存在する体毛13の部分の長さLとは、予め統計的に決められた或る最小値と最
大値との間の値であると仮定する。それ故に、決定される領域67は、体毛13
の皮膚11への垂直な投影に略一致する仮想線上に存在する直線線分71に沿っ
て長く延在する。次いで、第3のプロセッサ57は、このようにして決定された
直線線分71上に、例えば3つの固定されたレーザビーム7用の目標位置9、9
’及び9”を決定する。これら目標位置は、相互に小さな領域が一部重なってい
る。第3のプロセッサ57は第4のプロセッサ59に、上記目標位置9、9’及
び9”に対応する複数の連続する信号uTPを供給する。この結果、制御ユニッ
ト17の第4のプロセッサ59はレーザビームマニピュレータ5を、上記のよう
に決定されるレーザビーム7の目標位置9、9’及び9”に対応する連続する複
数の固定位置に調整し、また、この第4のプロセッサ59は、所定のパルス期間
、レーザビームマニピュレータ5の連続する固定位置各々に対してレーザ源3を
駆動する。
【0028】 図5bは、本発明に係る体毛除去装置1の別の実施例において、検出された画
像49の部分領域53を示す図である。この別の実施例では、第3のプロセッサ
57は第4のプロセッサ59に、上記直線線分71に渡って所定の速度vで移動
するレーザビーム7の変位に対応する信号uTPを供給し、これにより、第4の
プロセッサ59はレーザビームマニピュレータ5を、レーザビーム7の上記変位
に対応する連続する位置のシーケンスに調整する。この別の実施例における制御
ユニット17の第4のプロセッサ59は、上記変位の開始時にレーザ源3を駆動
し、上記変位の終了時にレーザ源3を停止する。この別の実施例において、図5
aに示す実施例により得られる結果と同等の結果を得るためには、レーザビーム
7の所定の速度vは、図5aで用いられているレーザビーム7のスポット径とパ
ルス期間との比に略等しくすべきである。
【0029】 図4に示される実施例では、制御ユニット17は更に第5のプロセッサ73を
有する。この第5のプロセッサ73は、画像センサ47により検出された画像4
9、すなわち信号uから、開口33の下に存在する皮膚11の部分の反射スペ
クトルを決定し、この反射スペクトルを、第5のプロセッサ73のメモリに記憶
される所定の基準スペクトルであって、しばしば存在する少なくとも1つの皮膚
の異物の特徴についての情報を含む所定の基準スペクトルと比較する。図6はこ
のような反射スペクトルの一例を示しており、横軸は測定した階調G、縦軸は画
像センサの画素数Nを表す。示されている反射スペクトルは、白い皮膚に対応す
る階調に関する比較的大きい第1のピークA、黒い体毛に対応する階調に関する
比較的小さい第2のピークB、及び上記皮膚の異物に対応する階調に関する第3
のピークCを有する。第5のプロセッサ73は上述した比較から、皮膚の異物が
存在する皮膚11上の位置を決定し、制御ユニット17の第6のプロセッサ75
に、このようにして決定される上記皮膚の異物が存在する皮膚11上の位置に対
応する電気信号uBPを供給する。第6のプロセッサ75は、第3のプロセッサ
57により決定されるレーザビーム7の目標位置に対応する信号uTPと、決定
される上記皮膚の異物が存在する皮膚11上の位置とを比較し、レーザビーム7
の目標位置が皮膚11上の上記皮膚の異物の位置の1つに一致するときは、第4
のプロセッサ59に信号uSTOPを供給する。第4のプロセッサ59が信号u STOP を受け取ると、この第4のプロセッサ59はレーザ源3を駆動しない。
第5及び第6のプロセッサ73及び75を用いることにより、皮膚の異物が存在
する皮膚11の位置にレーザビーム7が照射されることが防止される。この例で
は、ほくろ又は他の色素斑である。このような皮膚の異物は、用いられるレーザ
ビーム7の光に対して比較的高い吸収力を有し、このため、レーザビーム7の光
がこれら皮膚の異物に接触した場合、皮膚が損傷を受ける恐れがある。第5及び
第6のプロセッサ73及び75を用いることにより、このような皮膚の損傷が自
動的に保護される。
【0030】 図4に示す実施例において、第4のプロセッサ59は、出力信号uM1,u と第3のプロセッサ57により決定されるレーザビーム7の所望の目標位置9
との間の所定の数学的関係に従って、この出力信号uM1及びuM2を決定する
。この数学的関係は、例えば、一次関数又は多数の係数を有する高次関数である
。温度の変動又は他の要素により、所定の値の出力信号uM1,uM2から生じ
る目標位置9のずれが生じるかもしれない。このような異物は体毛除去装置1の
効果を減少させ、皮膚の炎症又は損傷を生じさせる場合がある。このような異物
を減少又は避け、ミラー19,21によりレーザビーム7を皮膚11上に正確に
位置決めするため、制御ユニット17は、出力信号uM1,uM2と皮膚11上
のレーザビーム7の実際の位置との間の測定関係に基づいて上記所定の数学的関
係を較正する較正部81を更に有する。上記較正は、例えば、出力信号uM1
M2と皮膚11上のレーザビーム7の実際の位置との間の測定関係に基づいて
所定の数学的関係に関する上記係数を再計算するものであり、この較正は、例え
ば、体毛除去装置1が駆動するたびに又は所定の時間が経過するたびに、制御ユ
ニット17により実行される。上記較正を実行するため、ミラー19,21は所
定の数の較正位置に連続的に位置決めされる。この目的のため、第4のプロセッ
サ59は、所定の値を有する所定の数の出力信号uM1,uM2を連続的に供給
する。ミラー19,21の各較正位置において、皮膚11上のレーザビーム7の
実際の位置が制御ユニット17の第7のプロセッサ83により決定され、この第
7のプロセッサ83は、画像センサ47により検出される画像から上記現実の位
置を決定する。この目的のため、図4に示すように、第7のプロセッサ83は画
像センサ47により供給される信号uを受け取り、皮膚11上のレーザビーム
7の実際の位置に対応する信号uAPを較正部81に供給する。ミラー19,2
1の各較正位置についてレーザビーム7の実際の位置が決定した後、較正部81
は、再計算された所定の数学的関係の係数に対応する信号uCALを第4のプロ
セッサ59に供給する。上記較正プロセスの間、第4のプロセス59は、適切な
値の信号uを介して比較的低いエネルギー密度でレーザ源3を駆動する。上記
エネルギー密度は、できるだけ低い密度ではあるが、一方で、皮膚11上のレー
ザビーム7のスポットが画像センサ47により検出されるのに十分な明るさの密
度である。このやり方では、較正プロセスの間、皮膚の炎症又は損傷が防止され
、レーザ源3のエネルギー消費量が抑えられる。本発明は、皮膚11上のレーザ
ビーム7の実際の位置が画像センサ47により検出される画像から同様のやり方
で決定されるが、レーザビームマニピュレータ5が異なるやり方で補正される実
施例も有することに注意されたい。制御ユニット17は、例えば、レーザビーム
の実際の位置を所望の目標位置と比較してエラー信号を供給する比較器と、測定
される実際の位置が所望の目標位置に等しくなるように、上記エラー信号に基づ
き出力信号uM1及びuM2を決定するPID調整器とを有する帰還制御回路に
備えられてもよい。本発明は、皮膚上のレーザビームの実際の位置が画像センサ
により決定されるのではなく、例えば、ミラー19,21の角度位置を直接測定
するセンサ等の別個のセンサ手段により決定される実施例も有する。
【0031】 図1に示すように、本発明に係る体毛除去装置1は更に握り部81を有してお
り、この握り部81により、ユーザは、処理される皮膚11上に体毛除去装置1
をあてがい、皮膚11に渡ってこの体毛除去装置1を移動させることができる。
上述したように、開口33の下の皮膚11の部分のみが処理される。皮膚11の
上記部分を処理した後、ユーザは皮膚11上の次の位置に体毛除去装置1を移動
させるべきである。体毛除去装置1は、例えば、制御ユニット17により動作し
、開口33の下に存在する皮膚11の部分の処理が終了したときに音響信号を生
成する音響源を備えてもよい。体毛除去装置1は、このような音響源を備える代
わりに、例えば、処理される皮膚11に渡って体毛除去装置1を自動的に移動さ
せるための、制御ユニット17により制御される電気駆動手段を備えてもよい。
【0032】 図7は、本発明に係る他の実施例の体毛除去装置1’の制御ユニット17’を
示す。体毛除去装置1は、この制御装置17’は別として、図1に示す本発明に
係る体毛除去装置1の構成と同様の構成を有している。図7において、上記の体
毛除去装置1の構成要素に対応する体毛除去装置1’の構成要素には同じ参照番
号が付されており、以下の記載では、制御ユニット17と17’との差異、及び
この差異により生じる体毛除去装置1と1’との動作上の差異について専ら扱っ
ている。
【0033】 図7に示すように、制御ユニット17’も、第1のプロセッサ51、第2のプ
ロセッサ55、第3のプロセッサ57、第4のプロセッサ59、第5のプロセッ
サ73、及び第6のプロセッサ75を有する。制御ユニット17’は更に第7の
プロセッサ77を有する。この第7のプロセッサ77は、制御ユニット17’が
レーザビームマニピュレータ5の第1の可傾式ミラー19及び第2の可傾式ミラ
ー21それぞれを制御するための第1の信号uM1及び第2の信号uM2を決定
する。制御ユニット17’は較正部81及び第8のプロセッサ83を有する。こ
れら較正部81及び第8のプロセッサ83は、制御ユニット17の補正部81及
び第7のプロセッサ83に対応し、制御ユニット17の較正部81及び第7のプ
ロセッサ83が画像センサ47及び第4のプロセッサ59に対応するのと同じよ
うに、画像センサ47及び第7のプロセッサ77較正部81及び第7のプロセッ
サ83と協働する。第7のプロセッサ77は、特に、X方向に平行に延在しY方
向に続く多数のラインに従ってレーザビーム7の仮想位置が所定の速度v’で移
動する状況で、開口33の下の皮膚11の部分上にレーザビーム7の仮想位置の
規則的なシーケンスに対応する連続する位置のシーケンスに可傾式ミラー19及
び21を調整できるように出力信号uM1及びuM2を決定する。図7に示すよ
うに、ここでは、第7のプロセッサ77は、レーザビーム7の瞬時の仮想位置I
Pに対応する電気信号uIPを第1のプロセッサ51に供給する。この第1のプ
ロセッサ51は、信号u及びuIPから図8に示される画像49の部分領域5
3’を生成する。この部分領域53’は、皮膚11上に存在する体毛13間の予
め決められた平均距離と体毛13の予め決められた長さとにより決定される寸法
を有する。部分領域53’の寸法は、ユーザにより設定される部分領域53’の
寸法に対応する電気信号uを第1のプロセッサ51に供給する図示されていな
い調整部材によりユーザが設定できる。第1のプロセッサ51は、部分領域53
’内の基準位置R(特に部分領域53’の中心)がレーザビーム7の瞬時の仮想
位置IPに連続的に対応するように部分領域53’を生成する。それ故に、部分
領域53’は、画像49に渡って、レーザビーム7の瞬時の仮想位置IPの直線
的な移動に追従する。図8には多数のライン79も示されており、このライン7
9に沿って、レーザビーム7の瞬時の仮想位置IPが画像49に渡って移動する
。第1のプロセッサ51は部分領域53’に対応する電気信号uSPを第2のプ
ロセッサ55に供給し、第2のプロセッサ55はこの信号uSPから、部分領域
53’に存在する体毛13の、この部分領域53’内での位置及び方向を決定す
る。第2のプロセッサ55は、この第2のプロセッサ55により決定される部分
領域53’内の体毛13の位置及び方向に対応する電気信号uPOを第3のプロ
セッサ57に供給し、この第3のプロセッサ57は、信号uPOから、部分領域
53’内のレーザビーム7の目標位置9,9’,及び9”を決定する。第3のプ
ロセッサ57は、この第3のプロセッサ57により決定されるレーザビーム7の
目標位置9,9’,及び9”に対応する電気信号uTPを第4のプロセッサ59
に供給する。第4のプロセッサ59は、レーザビーム7の瞬時の仮想位置IPを
レーザビーム7の目標位置9,9’,及び9”と比較し、レーザビーム7の瞬時
の仮想位置IPが部分領域53’内のレーザビーム7の目標位置9,9’,及び
9”の1つに一致すると、予め決定されたパルス期間の間、出力信号uにより
レーザ源3を駆動する。制御ユニット17’の第5のプロセッサ73及び第6の
プロセッサ75は、制御ユニット17の第5のプロセッサ73及び第6のプロセ
ッサ75の機能と同様の機能を有する。
【0034】 制御ユニット17’を伴う体毛除去装置1’は、レーザビームマニピュレータ
5が制御ユニット17’により規則的なやり方で連続的に調整され、その結果、
このレーザビームマニピュレータ5は、極端に高い精度で調整する必要がないと
いう利点や、調整時間を極端に短くする必要がないという利点がある。開口33
の下に存在する皮膚11の部分はレーザビームマニピュレータ5により規則的な
やり方で走査され、制御ユニット17’により生成される画像49の部分領域5
3’は、皮膚11の上記部分上のレーザビーム7の仮想位置IPに追従し、レー
ザビーム7の目標位置9,9’,9”はこの部分領域53’の基準位置Rに対し
連続的に変化する。体毛除去装置1’を用いたこの別の実施例では、画像49内
の連続するライン79間に、レーザビーム7のスポット径と等しい又は好ましく
は小さい間隔が存在しているときに、良好な結果が得られる。しかしながら、レ
ーザビームマニピュレータ5で画像49内に存在する全てのライン79を走査す
ると、体毛除去装置1のように、レーザビームマニピュレータ5を画像49内の
連続する目標位置に直接移動するよりも時間がかかり、このため、体毛除去装置
1’は、大体は体毛除去装置1よりも長い処理時間が必要になる。
【0035】 上述した体毛除去装置1及び1’は、比較的長期間又は半永久的に体毛13が
生えないようにこの体毛13を脱毛する脱毛装置である。本発明に係る体毛除去
装置1’の更に他の実施例では、シェーバとして動作する。体毛除去装置1”は
図1に示す体毛除去装置1の構成と略同一の構成である。体毛除去装置1”は、
体毛除去装置1とは異なるやり方で皮膚11上のレーザビーム7の目標位置9を
決定するという点で、体毛除去装置1とは異なる。図9は、体毛除去装置1”の
画像センサ47により検出される処理中の皮膚11の画像49の部分領域53”
を示す。体毛除去装置1”の制御ユニット17の第3のプロセッサ57はレーザ
ビーム7の目標位置9を決定する。体毛除去装置1”の制御ユニット17の第3
のプロセッサ57は、除去される体毛13上において、目標位置9が、第2のプ
ロセッサ55により決定される体毛13の出口位置65に近接して位置するよう
に、レーザビーム7の目標位置9を決定する。それ故に、体毛13はレーザビー
ム7により出口位置65を通じて熱せられる。体毛除去装置1”の制御ユニット
17は、目標位置9が皮膚11の表面と同一面上又はその下に位置するようにプ
ログラムすることができ、その結果、体毛除去装置1”を用いることにより非常
に滑らかな剃り味が得られ、これは比較的長期間維持される。この体毛除去装置
1”には更に調整部材が備えられており、この調整部材により、ユーザは皮膚1
1の表面に対して目標位置9を調整することができ、所望の滑らかさに調整でき
る。上述した体毛13の脱毛に必要なエネルギー密度よりもかなり小さいレーザ
ビーム7のエネルギー密度で体毛13を熱することが可能であることがわかった
。それ故に、体毛除去装置1”は、例えば100mW乃至500mWの間のパワ
ーを伴う比較的小さく安価なレーザダイオードを備えることができる。
【0036】 本発明は、上述したような脱毛機能及びシェービング機能が組み合わされた体
毛除去装置にも適用することができることに注意されたい。この場合、ユーザは
、例えば調整部材により所望の動作モードを選択することができる。レーザ源の
エネルギー密度は、上記のような体毛除去装置の制御ユニットにより制御可能で
あることが好ましく、これにより、レーザ源のエネルギー密度を体毛除去装置の
所望の動作モードに適合させることができる。体毛除去装置が脱毛機能を有する
、又はユーザにより脱毛装置に設定された場合、この体毛除去装置は、例えば自
動シェービング機能を備えてもよい。体毛除去装置が専ら脱毛機能を有する場合
(この場合は、専ら体毛13の毛根が破壊される)、しばらく時間が過ぎないと
体毛13は皮膚11から無くならず、このため、望み通りにすぐには脱毛できな
い。体毛除去装置10の脱毛機能が自動的にシェービング機能に結合されると、
破壊される体毛13の毛根15だけでなく、体毛13も近接する皮膚11の表面
を通じて熱せられ、このため、体毛13は皮膚11からすぐに除去され、すぐに
望み通りに脱毛できる。
【0037】 本発明に係る体毛除去装置は、上述した2つの可傾式ミラー19及び21を有
するレーザビームマニピュレータ5の代わりに、異なる型式のレーザビームマニ
ピュレータを備えてもよいことに更に注意されたい。例えば、2つの可傾式ミラ
ー19及び21を、2つの相互に垂直なチルト軸を中心に傾けることができる単
一の可傾式ミラーに置き換えてもよい。1つ又は1つ以上の可傾式ミラーを伴う
レーザビームマニピュレータの代わりに、例えば、2つの相互に垂直な方向に移
動可能なオブジェクトホルダが備えられたレーザビームマニピュレータが用いら
れてもよく、この場合、レーザ源及び画像センサは固定位置において上記オブジ
ェクトホルダに固定される。
【0038】 本発明は、上述したCCDの画像センサ47とは異なる型式の画像センサが用
いられる体毛除去装置にも適用できることに更に注意されたい。このような画像
センサの例として、CMOS画像センサがある。このCMOS画像センサはRA
Mメモリを備えることができ、これにより、体毛除去装置の制御ユニットの一部
分又は制御ユニットの略全体をCMOS画像センサに一体化することができる。
このやり方によれば、体毛除去装置の構成及び製造が比較的簡略化される。
【0039】 上述した本発明に係る体毛除去装置の実施例では、制御ユニットは、画像セン
サにより検出される皮膚の画像の部分領域各々についてレーザビームの目標位置
を決定する。本発明は、制御ユニットが画像センサにより決定される皮膚の全体
画像に、一度だけレーザビームの目標位置を決定する実施例にも関する。しかし
ながらこのような実施例では、比較的大きな計算容量及びメモリ容量を伴う制御
ユニットが必要である。
【0040】 最後に、本発明は、処理中の皮膚の体毛の位置が上述した照明部材35のよう
な別個の照明部材の光によって検出されるのではなく、体毛の位置がレーザビー
ムからの反射光により検出される体毛除去装置の実施例にも関することに注意さ
れたい。このような実施例で、処理される皮膚がレーザビームにより走査され、
この間、レーザビームは比較的低いエネルギー密度を有する。レーザビームのエ
ネルギー密度により目標位置の温度は一時的に上昇する。このような実施例にお
いて、レーザビームの反射光は、例えばレーザビームの反射光の強度のみを検出
する簡単な光検出器により検出されてもよい。それ故に、請求項の中の”皮膚の
少なくとも一部分の画像を検出する画像センサ”という表現は、このような比較
的簡単な光検出器にも関する。このような検出方法は、図7を参照しながら記載
された体毛除去装置1’に、比較的簡単なやり方で適用することができ、例えば
上述したような移動可能なオブジェクトホルダを伴うレーザビームマニピュレー
タを備えた体毛除去装置にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る体毛除去装置を示す。
【図2】 図1の体毛除去装置により除去される体毛に近接する処理される皮膚の断面図
である。
【図3】 図1の体毛除去装置の画像センサにより検出される処理中の皮膚の部分の画像
を示す図である。
【図4】 図1の体毛除去装置の制御ユニットを示す図である。
【図5a】 図3の画像の部分領域を示す図である。
【図5b】 本発明に係る体毛除去装置の別の実施例において、図3の画像の部分領域を示
す図である。
【図6】 図3の画像から図4の制御ユニットにより決定される反射スペクトルを示す図
である。
【図7】 本発明に係る体毛除去装置の他の実施例の制御ユニットを示す図である。
【図8】 図7の制御ユニットにより生成され、処理中に検出される皮膚の画像の部分領
域を示す図である。
【図9】 本発明に係る体毛除去装置の更なる他の実施例の制御ユニットにより生成され
、処理中に検出される皮膚の画像の部分領域を示す図である。
【符号の説明】
1,1’ 体毛除去装置 3 レーザ源 5 レーザビームマニピュレータ 7 レーザビーム 9,9’,9” 目標位置 11 皮膚 13 体毛 15 毛根 17,17’ 制御ユニット 19,21 可傾式ミラー 23 接触面 25,29 アクチュエータ 27,31 チルト軸 33 開口 35 照明部材 37 光ビーム 39 透過板 41 ミラー面 45 レンズユニット 47 画像センサ 49 画像 51,55,57,59,73,75,77,83 プロセッサ 53,53’ 部分領域 63 先端 65 出口位置 67 領域 71 直線線分 79 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 センス アブラハム ジェイ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 チェン シャン エス オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 ヴァン アムステル ウィレム ディー オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 ヴェルドゥイス ゲリット ジェイ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 4C026 AA04 BB08 FF12 FF33 GG06 4C060 MM22 4C082 RA01 RC09 RE17 RE23 RJ06 【要約の続き】 る部分(65)内にレーザビームの目標位置を決定し、 このため体毛は熱せられ、体毛除去装置(1”)は十分 な皮膚の滑らかさが得られるようなシェーバ装置であ る。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ源と、動作中、処理される皮膚上の目標位置に前記レ
    ーザ源により供給されるレーザビームを位置決めするための調整可能なレーザビ
    ームマニピュレータと、前記皮膚の少なくとも一部分の画像を検出する画像セン
    サとを備えた体毛除去装置であって、前記レーザ源は電気的制御ユニットにより
    制御可能であり、前記制御ユニットは、動作中、該制御ユニットにより前記画像
    から決定されるような、除去される体毛の皮膚の上における位置及び/又は方向
    の関数として前記レーザビームの前記目標位置を決定し、前記制御ユニットは、
    前記レーザビームマニピュレータが前記レーザビームの前記目標位置に対応する
    位置にあるときに前記レーザ源を駆動することを特徴とする体毛除去装置。
  2. 【請求項2】 前記制御ユニットが、前記皮膚の上に存在する体毛の間の
    予め決められた平均距離と前記体毛の予め決められた長さとにより決定される大
    きさを有する画像の部分領域内に、前記レーザビームの前記目標位置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の体毛除去装置。
  3. 【請求項3】 前記画像の前記部分領域の大きさが調整可能であることを
    特徴とする請求項2に記載の体毛除去装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザビームマニピュレータが、前記制御ユニットに
    より、前記皮膚の前記一部分上の前記レーザビームの仮想位置の規則的なシーケ
    ンスに対応する連続する位置のシーケンスに調整可能であり、前記画像の前記部
    分領域の基準位置が、前記レーザビームの瞬時の仮想位置に対応し、前記制御ユ
    ニットは、前記基準位置が前記レーザビームの前記目標位置に一致するときに前
    記レーザ源を駆動することを特徴とする請求項2に記載の体毛除去装置。
  5. 【請求項5】 前記制御ユニットが、前記画像の連続する部分領域の規則
    的なシーケンスに前記レーザビームの前記目標位置を決定し、前記レーザビーム
    マニピュレータは、前記制御ユニットにより、前記部分領域各々について、関連
    する部分領域内の前記レーザビームの前記目標位置に対応する位置に調整可能で
    あることを特徴とする請求項2に記載の体毛除去装置。
  6. 【請求項6】 前記制御ユニットが、前記画像から決定されるような除去
    される体毛の前記皮膚の上における前記位置及び方向から、前記体毛の毛根が所
    定の確率で存在する前記皮膚の領域を決定し、前記制御ユニットが前記領域に、
    前記皮膚上の少なくとも1つの目標位置を決定することを特徴とする請求項1に
    記載の体毛除去装置。
  7. 【請求項7】 前記レーザビームマニピュレータが前記制御ユニットによ
    り、前記皮膚上の直線的な経路に渡り所定の速度を伴う前記レーザビームの変位
    に対応する連続する位置のシーケンスに調整可能であり、前記直線的な経路は、
    除去される前記体毛の前記皮膚への垂直な投影に略一致する仮想の直線ライン上
    に存在し、前記制御ユニットは前記変位の開始時に前記レーザ源を駆動すること
    を特徴とする請求項5及び6に記載の体毛除去装置。
  8. 【請求項8】 前記レーザビームマニピュレータが、前記制御ユニットに
    より、前記皮膚上の直線的な経路上において、前記レーザビームの固定される複
    数の目標位置に対応する連続する複数の固定位置に調整可能であり、前記直線的
    な経路は、除去される前記体毛の前記皮膚への垂直な投影に略一致する仮想の直
    線ラインの上に存在し、前記制御ユニットは所定時間の間、前記レーザビームマ
    ニピュレータの前記固定位置各々で前記レーザ源を駆動することを特徴とする請
    求項5及び6に記載の体毛除去装置。
  9. 【請求項9】 前記制御ユニットが、前記画像から決定されるような、除
    去される前記体毛の前記皮膚上の前記位置及び方向から、前記皮膚から体毛が発
    している当該体毛の出口位置を決定し、前記制御ユニットは、前記レーザビーム
    の前記目標位置を、前記出口位置に近接する前記体毛の位置に合わせることを特
    徴とする請求項1に記載の体毛除去装置。
  10. 【請求項10】 前記体毛除去装置が、前記画像センサにより検出される
    前記皮膚の少なくとも一部分を照射する別個の照明部材を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の体毛除去装置。
  11. 【請求項11】 前記制御ユニットは、前記画像から、前記画像センサに
    より検出される前記皮膚の部分の反射スペクトルを決定し、前記制御ユニットは
    、前記反射スペクトルを、しばしば存在する少なくとも1つの皮膚の異物の所定
    の基準スペクトルと比較し、前記制御ユニットは、前記比較から、前記皮膚の異
    物が存在する前記皮膚の位置を決定し、該皮膚の位置には前記レーザ源を駆動し
    ないことを特徴とする請求項1に記載の体毛除去装置。
  12. 【請求項12】 前記制御ユニットが、前記画像センサにより検出される
    画像から、前記皮膚上の前記レーザビームの実際の位置を決定する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の体毛除去装置。
  13. 【請求項13】 前記レーザビームマニピュレータが、前記制御ユニット
    の出力信号を介して前記制御ユニットにより、前記出力信号と前記目標位置との
    間の所定の数学的関係に従って調整可能であり、前記制御ユニットは、前記出力
    信号と前記皮膚上の前記レーザビームの実際の位置との間の測定関係に基づいて
    、前記所定の数学的関係を較正する較正手段を有することを特徴とする請求項1
    2に記載の体毛除去装置。
  14. 【請求項14】 前記皮膚上の前記レーザビームの前記実際の位置を決定
    するために、前記制御ユニットが比較的低いエネルギー密度で前記レーザ源を駆
    動することを特徴とする請求項12に記載の体毛除去装置。
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