JP2002541697A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2002541697A5
JP2002541697A5 JP2000609987A JP2000609987A JP2002541697A5 JP 2002541697 A5 JP2002541697 A5 JP 2002541697A5 JP 2000609987 A JP2000609987 A JP 2000609987A JP 2000609987 A JP2000609987 A JP 2000609987A JP 2002541697 A5 JP2002541697 A5 JP 2002541697A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
fluid
internal cavity
transducer
fluid reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000609987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4582915B2 (ja
JP2002541697A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/285,135 external-priority patent/US6483778B1/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2002541697A publication Critical patent/JP2002541697A/ja
Publication of JP2002541697A5 publication Critical patent/JP2002541697A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4582915B2 publication Critical patent/JP4582915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【書類名】 明細書
【発明の名称】 音響変換器のための受動的圧力補償システムおよび方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可動コイルと、作動環境に接触するダイアフラムとを備えた変換器アセンブリに対し圧力補償を提供する装置において、
非圧縮性流体を満たすことが可能な内部空洞を有し、前記変換器アセンブリの可動コイルを収容しかつ取り囲む寸法に形成されたハウジングと、
前記作動環境に連通する第1表面と、前記ハウジング内に保持された非圧縮性流体リザーバに連通する第2表面とを有し、前記作動環境の圧力変化に応答して変形可能な可撓性嚢体と
前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に延び、選択された周波数で前記非圧縮性流体リザーバから前記内部空洞へ伝播する音響エネルギーを減衰させ得る流体通路と、を備え、
記可撓性嚢体に作用しかつ前記非圧縮性流体リザーバおよび前記流体通路を通じて伝達される前記作動環境の圧力変化が前記内部空洞内の圧力を調整することを特徴とする装置。
【請求項2】 前記ダイアフラムと、前記内部空洞内に収容された、前記変換器アセンブリの可動ピストンとが直接に接触していることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】 前記内部空洞内に配置され、該内部空洞内の圧力変化に応答して膨張または収縮可能な可圧縮体をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項4】 前記可圧縮体が、可圧縮嚢体であることを特徴とする請求項3記載の装置。
【請求項5】 前記内部空洞内の圧力変化に応答して収縮することが可能なガスを充填された嚢体を備えたコンプライアンスを有するディスクアセンブリをさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項6】 前記コンプライアンスを有するディスクアセンブリが、前記内部空洞内の圧力変化に応答して収縮することが可能なガスを充填された複数の嚢体を備えていることを特徴とする請求項記載の装置。
【請求項7】 前記流体通路が、前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に結合された導管を備え、該導管が、前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間において選択された周波数で伝播する音響エネルギーを阻止するような寸法に形成されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項8】 前記流体通路が、前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に結合された導管を含んでおり、該導管が、前記作動環境の圧力変化度合の関数として選択された度合で流体が通過するのを許容する寸法に形成されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項9】 前記ハウシングが、前記変換器アセンブリを取り付けるための支持縁部を含んでいることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項10】 前記ハウシングが、該ハウシングを取外し可能に、かつ交換可能に表面に取り付けるための取付け縁部を含んでいることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項11】 作動環境における圧力変化を調整するための圧力補償手段を備えたモジュール式の可動コイル変換器において、
可動コイルおよびダイアフラムを備えた変換器アセンブリと、
該変換器アセンブリの前記可動コイルを取り囲む、非圧縮性流体で満たされた内部空洞を有し、かつ前記作動環境と前記ハウジング内に支持された非圧縮性流体リザーバとの間に配置されて前記作動環境の圧力変化に応答して変形可能な可撓性嚢体を有するハウジングと、
前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に延び、選択された周波数で前記非圧縮性流体リザーバ内から前記内部空洞へ伝播する音響エネルギーを減衰させ得る流体通路と、を備え、
記可撓性嚢体に作用しかつ前記非圧縮性流体リザーバおよび前記流体通路を通じて伝達される前記作動環境の圧力変化が前記内部空洞内の圧力を調整することを特徴とする可動コイル変換器。
【請求項12】 前記内部空洞内に配置され、該内部空洞内の圧力変化に応答して膨張または収縮可能な可圧縮体をさらに備えていることを特徴とする請求項11記載の可動コイル変換器。
【請求項13】 前記内部空洞内の圧力変化に応答して圧縮されるコンプライアンスを有するディスクアセンブリをさらに備えていることを特徴とする請求項11記載の可動コイル変換器。
【請求項14】 前記流体通路が、前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に結合された導管を備え、該導管が、前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に選択された周波数で伝播する音響エネルギーを阻止するための寸法に形成されていることを特徴とする請求項11記載の可動コイル変換器。
【請求項15】 前記流体通路が、前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に結合された導管を含んでおり、該導管が、前記作動環境の圧力変化度合の関数として選択された度合で非圧縮性流体が通過するのを許容する寸法に形成されていることを特徴とする請求項11記載の可動コイル変換器。
【請求項16】 前記ハウシングが、該ハウシングを取外し可能に、かつ交換可能に表面に取り付けるための取付け縁部を含んでいることを特徴とする請求項11記載の可動コイル変換器。
【請求項17】 流体環境内の異なる深度を上下動することができる標的潜水艇において、
変換器アセンブリを収容するためのポートを備えた側壁を有する艇体と、前記ポート内に収容されたモジュール式の可動コイル変換器とを備え、該可動コイル変換器が、
可動コイルおよびダイアフラムを含む可動コイル発音体と、
前記可動コイルを取り囲む、非圧縮性流体で満たされた内部空洞を有し、かつ前記作動環境と内部に保持された非圧縮性流体リザーバとの間に配置された可撓性嚢体を有するハウジングと、
前記非圧縮性流体リザーバと前記内部空洞との間に延び、選択された周波数で前記非圧縮性流体から前記内部空洞へ伝播する音響エネルギーを減衰させ得る流体通路と、を備え、
記可撓性嚢体に作用しかつ前記非圧縮性流体リザーバおよび前記流体通路を通じて伝達される前記流体環境の深度変化から生じる圧力変化が前記内部空洞内の圧力を調整することを特徴とする標的潜水艇。
【発明の詳細な説明】
【0001】
発明の技術分野
本発明は、選択されたバイアス点に能動素子を維持するためのシステムおよび方法に関し、特に、圧力変化を補償するために可動コイル変換器を受動的に補償するシステムおよび方法に関するものである。
【0002】
発明の背景
水中で用いられる可動コイル変換器は、低い固有共振周波数を備えるべく極めて柔らかい懸架システムを備えて構成されたラウドスピーカに類似している。この柔らかい、構造的にコンプライアンスを有する懸架システムのために、圧力補償システムは、可動の発音ピストンに作用する力を静的平衡状態に保つことが必要となる。内部圧力を外部圧力に等化することによって、発音ピストン(radiating piston)はその中立位置を維持する。磁気的駆動手段を備えた発音ピストンの配置に伴う機械的制限により、発音ピストンが中立位置を維持することは必須条件である。中立位置から大きく偏位すると、形成された磁場の境をピストンが越えることになり、出力の低下と歪みの増大を伴う。かかる形式の変換器に関しては、発音ピストンに作用する圧力不平衡の最大許容値は僅か0.15psi (1kPa)である。圧力等化は外部静水圧の増減に応じて維持しなければならない。
【0003】
現在まで、かかる形式の変換器は、発音ピストンの背後に圧縮ガスを用いて、変換器内部の圧力を発音ピストンの前面に作用する外部静水圧に等化してきた。深度が浅い場合には、ガスを満たした嚢体を用いることにより容易に達成することができる。静水圧が増大すると、上記嚢体は静水圧負荷により収縮する。収縮した嚢体は内部のガス体積を減少させる。ガス体積が減少すると圧力が増大する。内外の圧力が等しくなるように嚢体が十分に圧縮されると、圧力均衡が得られる。この方法は、「受動的ガス補償システム」と呼ばれる。深度がより深い場合には、嚢体のサイズが著しく大きくなるために実用的ではない。
【0004】
従来、深度がより深い場合、この形式の変換器は、高圧ガスを変換器内部に噴射するという別のガス補償方法を採用してきた。このガス補償方法は「能動的ガス補償システム」と呼ばれる。この形式の補償システムは、内部および外部の圧力を検出し、変換器内部に対する高圧ガスの添加と、変換器からのガスの排出とを制御する必要があるために極めて複雑となる。このガス補償方法はまた、変換器システムの一部として高圧ガスを収容する必要もある。高圧ガスの収容および配管は安全性の障害となる。さらに、排出されたガスは回収が不能なため、この形式のシステムの稼働寿命は著しく限定される。特に、変換器部品に対して僅かのスペースしかない、Mk30 Mod2標的潜水艇(TUV)のようなシステムに関しては厄介である。したがって、この形式のガス補償システムは、Mk30 Mod2TUVシステムの稼働寿命を著しく制限する。潜水艇を頻繁に水上に浮上させて高圧ガスを補充しなければならない。この形式のシステムの別の欠点は、ガスが発音ピストンのための圧力等化作用を提供するにも拘らず、ガスの絶対圧力の二乗に反比例してガスのコンプライアンスが低下することである。それ故に、システムの作動深度が変わると、懸架システムのコンプライアンスが変化し、システムの共振周波数も変化する。変換器がより深い深度に沈下すると、ピストンの背後のガスのコンプライアンスが減少するので、それに応じて共振周波数は上昇する。高圧ガスを収容するシステムの取扱い上の障害、ガス補充の必要性、および変換器の特性の変化は、能動ガス補償システムを極めて魅力のない、信頼性に欠ける補償システムにしている。
【0005】
発明の概要
ここに記載されたシステムおよび方法は、一方の環境を通って伝播する音響エネルギーが他方の環境に音響振動を生じさせないように二つの環境の間を音響的に隔離しながら、内部空洞とこの内部空洞の外部の環境との間の圧力を等化することができる。一つの用途においては、これらの圧力補償システムは、可動コイル発音体の両側の圧力を等化するのに用いられ、これにより、可動コイル発音体のの圧力差が可動コイル発音体の動作に与える有害な作用を低減し、かつ可動コイル発音体の音響特性を低下させる位相打消しに起因する音響エネルギーの伝播の可能性を低減する。
【0006】
一つの実施の形態においては、このシステムは、可動コイルとダイアフラムとを備えた変換器アセンブリとともに用いられる圧力補償装置を含む。この圧力補償装置は、流体を満たすことが可能な内部空洞を有し、上記変換器アセンブリの可動コイルを収容しかつ取り囲む寸法に形成されたハウジングを含み得る。このハウジング内に可撓性嚢体が配置され、この可撓性嚢体は、作動環境に連通する第1部分と、ハウジング内に保持された流体リザーバに連通する第2部分とを備えている。音響フィルタが上記流体リザーバに結合され、選択された周波数で流体リザーバ内を伝播する音響エネルギーを減衰させ、流体通路が流体リザーバと内部空洞との間に延び、それによって、上記可撓性嚢体に作用しかつ流体リザーバおよび流体通路を通じて伝達される作動環境の圧力変化が上記内部空洞内の圧力を調整する。
【0007】
他の実施の形態においては、内部空洞内に配置された可圧縮体を含む。この可圧縮体は、内部空洞内の発音体の動きに応じて収縮あるいは膨脹する。この可圧縮体は、スロットを有するシリンダ、ベルビルスプリングアセンンブリまたなスプリングとして動作し得る他の装置のようなスプリングアセンブリとすることができる。一つの実施の形態においては、上記可圧縮体は、内部空洞内の圧力変化に応答して収縮することが可能な空気を充填されたコンプライアンスを有するディスクアセンブリである。このコンプライアンスを有するディスクアセンブリは、内部空洞内の圧力変化に応答して収縮することが可能なガスを充填された複数の嚢体を備えることもできる。
【0008】
一つの実施の形態においては、上記流体リザーバと内部空洞との間に結合された導管を備え、この導管が、流体リザーバと内部空洞との間に延びる流体通路を形成するための内部通路を有し、かつこの導管が、内部空洞と外部環境との間において選択された周波数で伝播する音響エネルギーを阻止するための寸法に形成されている。
【0009】
上記流体通路は、流体リザーバと内部空洞との間に結合された導管を含んでおり、この導管が、作動環境の圧力変化度合の関数として選択された度合で流体が通過するのを許容する寸法に形成されている。
【0010】
上記ハウシングは、選択された周波数における振動を阻止する選択された質量を有する本体を備えているとともに、変換器アセンブリを取り付けるための支持縁部を備えている。また、ハウシングは、このハウシングを取外し可能に、かつ交換可能に一つの表面に取り付けるための取付け縁部を含んでいる。
【0011】
別の態様においては、ここに記載されているシステムが、作動環境における圧力変化を調整するための圧力補償手段を備えたモジュール式の可動コイル変換器を含んでいる。この変換器は、可動コイルおよびダイアフラムを備えた変換器アセンブリと、この変換器アセンブリの可動コイルを取り囲む、流体で満たされた内部空洞を有し、かつ作動環境とハウジング内に支持された流体リザーバとの間に配置されて前記作動環境の圧力変化に応答して変形可能な可撓性嚢体を有するハウジングと、流体リザーバに結合され、かつ流体リザーバ内を所定の周波数で伝播する音響エネルギーを減衰させることが可能なフィルタと、流体リザーバと内部空洞との間に延びる流体通路とを備え、それによって、可撓性嚢体に作用しかつ流体リザーバおよび流体通路を通じて伝達される作動環境の圧力変化が内部空洞内の圧力を調整する。
【0012】
上記変換器はまた、内部空洞内の圧力変化に応答して圧縮され得るコンプライアンスを有するディスクアセンブリのような可圧縮体を内部空洞内に含むことができる。上記フィルタは、流体リザーバと内部空洞との間に結合されかつ流体通路を形成する内部通路を備えた導管で形成することができ、この導管は、流体リザーバと内部空洞との間で音響エネルギーが選択された周波数で伝播するのを阻止する寸法に形成される。上記流体通路は、流体リザーバと内部空洞との間に結合されかつ作動環境の圧力変化度合の関数として選択された度合での流体の通過を許容するような寸法に形成された導管を含む。
【0013】
このシステムはまた、流体環境内の異なる深度を上下動することができる標的潜水艇を含むことができ、この標的潜水艇は、変換器アセンブリを収容するためのポートを備えた側壁を有する艇体と、可動コイルおよびダイアフラムを備えて上記ポート内に収容されたモジュール式の変換器アセンブリと、上記可動コイルを取り囲む、流体で満たされた内部空洞を有しかつ前記作動環境と内部に保持された流体リザーバとの間に配置された可撓性嚢体を有するハウジングと、上記流体リザーバに結合され、流体リザーバ内を選択された周波数で伝播する音響エネルギーを減衰させ得るフィルタと、流体リザーバと内部空洞との間に延びる流体通路とを備え、それによって、上記可撓性嚢体に作用しかつ流体リザーバおよび流体通路を通じて伝達される流体環境の深度変化から生じる圧力変化が内部空洞内の圧力を調整する。
【0014】
本発明のその他の目的の一部分は、ここに示されたシステムおよび方法についての下記の記載から明らかであろう。
【0015】
実施の形態の説明
本発明の全容の理解のために、受動的圧力補償を伴う可動コイル変換器を含む図示の実施の形態について説明する。しかしながら、ここに記載された受動的補償システムは、このシステムによって、サイズの小型化と複雑さの低減という利益が得られる他の装置および工程のための圧力補償にも適用できることは、当業者であれば理解できるであろう。さらに、本発明の精神から離れることなしに、種々の追加および変更が可能であることも当業者には明白なことであろう。
【0016】
ここに記載されたシステムおよび方法は、内部空洞の圧力を、空洞の周囲の外部圧力に等化することができる受動的補償システムを備えている。図示の実施の形態においては、圧力補償システムは、音響信号のような信号を放射する可動コイル変換器とともに、圧力が変化する動作環境に用いられる。正しく動作させるために、可動コイル変換器は実質的に一定の圧力環境において動作させるべきであると理解されている。したがって、変換器が動く領域内に存在する圧力勾配または圧力差を低減または無くすことによって、優れた変換器性能が得られる。この圧力等化は、変換器の一側に加えられる圧力によって発生する力をこの可動コイル変換器の一側が受けたときに変換器の性能に与える有害な作用を低減もしくは皆無にする。これに加えて、ここに記載されたシステムは、この受動的補償システムに音響フィルタを組み込んで、内部空洞内の作動環境から周囲環境に音響エネルギーが移るのを低減もしくは皆無にする。かくして、ここに記載された受動的圧力補償システムは、音響エネルギーが動作環境から変換器が動く環境に移るときに発生し得る位相打消し作用を誘発することなしに、可動コイル変換器の可動コイルを収容する内部空洞内部の圧力を可動コイルが動作する動作環境の圧力に等化する。
【0017】
図1は、本発明による受動的補償システムを備えた変換器の第1の実施の形態を示す。特に図1は、可動コイル発音体(projector)12と、ハウジング14と、流体リザーバ16と、内部空洞18と、流体通路20と、ガス23が充填された一対の可圧縮性ディスク22と、一対の電気コネクタ24と、可撓性嚢体28と、孔空きカバー30とを備えた変換器アセンブリ10を示す。
【0018】
図示されたサアセンブリ10は、ハウジング14の内部空洞18内に一部を収容された可動コイル発音体12を備え、可動コイル発音体12の一側は内部空洞18の外部に配置されている。流体リザーバ16および内部空洞18は、ポリアルキレングリコールのような非圧縮性流体で満たすことができる。
【0019】
図2は、図1に示されたシステム内に用いるのに適した可動コイル発音体12を詳細に示す。図示された可動コイル発音体12は、フロリダ州フォートローダーデール所在のArgotec 社で製造販売されている例えばArgotec MOD215 稀土類発音体のような従来型の可動コイルドライバである。図2に示されているように、この可動コイル発音体12は、ハウジング14の取付け縁部34に当接して取り付けられる取付けフランジ32を備えている。取付け縁部34は、取付けフランジ32をシールするための環状ガスケット(図示せず)を備えることができ、これによって、可動コイル発音体12とハウジング14との間に液密シールを形成する。
【0020】
図2の断面図は、可動コイル発音体12が、可動ピストン38と、ダイアフラム40と、機械的ストッパ42と、コイル44と、磁極50と、永久磁石52と、流体ポート54とを備えていることを示している。図示のように、可動コイル発音体12のハウジング36は、一端がダイアフラム40で閉塞されたピストン空洞46を備えている。ダイアフラム40は、ピストン空洞46の周囲をシールし、可動ピストン38の上面に固着されている。ダイアフラム40は、ゴムのような可撓性材料で形成することができ、これにより、可動ピストン38がピストン空洞46内で上下動するのを許容しながら、可動ピストン38をピストン空洞46内に支持する懸架部材として動作する。
【0021】
さらに図2に示されているように、可動ピストン38は、銅線のような導電性材料からなる複数の巻線で構成されたコイル44を一方の端に備えている。図示されたコイル44は永久磁石52の近傍に配置されている。永久磁石52は、コイル44に作用する直流磁場を発生させている。コイル44は交流をコイル44に供給する交流発生器(図示せず)に接続される。交番電流よって発生される電磁場と永久磁石52との相互作用により、交番電流と直交する交番力が発生する。コイル44に加えられた力は、直流磁場の強さと、直流磁場にさらされる電線の長さと、電線内を流れる電流値とに比例してピストン38を動かす。可動ピストン38の移動量は、可動ピストン38の一方の表面の下方に配置された機械的ストッパ42と、可動ピストン38をハウジング36およびカバープレート30に連結する可撓性ダイアフラム40とによって規制される。機械的ストッパ42は、ハウジング36の表面に接触することによって可動ピストン38が受ける虞れのある損傷を軽減する可撓性材料で形成することができる。したがって、図示された実施の形態においては、可動ピストン38の動きは、ハウジング36と可動ピストン38との間のエアギャップ48によって制限される。
【0022】
さらに図2は、ピストン空洞46とハウジング36の外部との間を連通する複数の流体ポート54を可動コイル発音体12が備えていることを示している。特に図2は、流体がハウジング36の外部からピストン空洞46内に流入するのを許容するためにハウジング36を貫通する流体ポート54を示している。さらに図2は、この可動ピストン38の内部空間に流体が流入するのを許容するために、可動ピストン38が流体ポートとして機能する貫通孔54を備えていることを示している。
【0023】
図1に戻ると、ピストン空洞46を内部空洞18に連通して、内部空洞18から流体が可動コイル発音体12のピストン空洞46内へ流入するのを許容するための流体ポート54を見ることができる。したがって、内部空洞18内の流体は、可動コイル発音体12に流出入して、内部空洞18とピストン空洞46(図2参照)との液圧が等化されるか、あるいは実質的に等化される。前述のように、空洞18およびピストン空洞46内の流体は、オイルまたはポリアルキレングリコールのような非圧縮性流体が適している。
【0024】
可動コイル発音体12の下方には、2個のコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22が設けられている。これらコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22は、内部空洞18内の圧力変化に応答して収縮または膨脹する可圧縮体を備えている。したがって、これらコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22は、可動コイル発音体12のためのコンプライアンスを有する支持体となる。例えば、特定の音響出力の低周波信号が発生している間、可動コイル発音体12はピストン38およびダイアフラム40を駆動して、発音体12の所定の静止点の周りでダイアフラム40を所定距離変位させる。このような大きな変位を生じさせるため、変換器アセンブリ10は、内部空洞18内にコンプライアンスを有するディスクを備えて、可動ピストン38のためのコンプライアンスを有する支持体を提供する。これらコンプライアンスを有するディアセンブリ22は、可動コイル発音体12によって加えられ、かつ内部空洞18を満たしている非圧縮性流体によってコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22に伝えられる圧力に応答する容積をもって膨脹または収縮することができる。コンプライアンスを有するディアセンブリ22の容積的応答は、内部空洞18内の液圧が予期された最大動作圧力に達した場合であっても、発音体12の自由な動きを許容する、発音体12のためのコンプライアンスを有する支持体を提供する。
【0025】
図示されたコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22は、空洞18内の流体がディスクアセンブリ22を取り囲むのを許容するのに十分な空間がハウジング14の側壁とディスクアセンブリとの間に形成されるようなサイズを空洞18内に有している。図示された実施の形態においては、コンプライアンスを有するディスクアセンブリ22が互いに離間されて、流体で満たされる空隙がこれら二つのディスクアセンブリ22の間に画成されている。
【0026】
図3に示されている各コンプライアンスを有するディスクアセンブリ22は2枚のプレート64を備えており、これらプレート64は、これらを離間させるカラー66に取り付けられている。プレート64とカラー66との周りには被覆68が施されて、2枚のプレート64に加えられる力に応答して内方および外方へ撓むコンプライアンスを有するディスクとして動作する一体ユニットを形成している。一つの実施の形態においては、各プレート64が、ファイバガラスで形成され、カラー66は筒状のアルミニウムリングで形成される。プレート64はカラー66に取り付けられ、ブチルゴムの被覆68で覆われている。被覆68はコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22をシールして、プレート64とカラー66とによって画成された内部チャンバ70に流体が入り込むのを防止している、内部チャンバ70は、空気のような圧縮性ガスで満たすことができる。
【0027】
各プレート64の剛性は、用途に応じて選択することができ、十分に剛性を有するか、あるいは可動コイル発音体12の選択された動作範囲内で生じ得る全ての力に応答して撓み得るかが選択される。したがって、プレート64は、音響信号が発生している間、発音体12から発生すると予想されるいかなる力にも応答して撓まなければならない。さらに、プレート64は、内部空洞18内の液圧の増減から生じる力にも応答して撓むであろうことは注目すべきである。コンプライアンスを有するディスクアセンブリ22が、液圧の所定の範囲に亘って可動コイル発音体12の忠実な支持体として動作するのを可能にするに、一つの実施の形態では、予測される最大動作圧力よりも大きい圧力が加わった場合でも、内方へ撓んだプレート64が互いに接触しないような距離だけこれらプレート64を離間させる寸法をカラー66が有する。一つの実施の形態においては、空洞18内の圧力が予測される最大動作圧力の110%に達してもプレート64の接触が生じないような十分な距離だけプレート64が離間される。このアセンブリ10の優れた動作は、動作静水圧の全範囲に亘ってリニアな、または実質的にリニアなコンプライアンス(音圧の単位変化に対する容積変化)を備えたプレート64を用いることによって達成されることに注目すべきである。ファイバーガラスで形成されたプレート64は、動作静水圧の全範囲に亘ってリニアなコンプライアンスを有することを試験が証明している。さらに、プレート64の共振周波数がこのアセンブリの変換周波数帯の外にあれば、優れた動作が期待できる。
【0028】
一つに実施の形態においては、プレート64は、直径が約7.65インチ(19cm)、厚さが約0.320インチ(8mm)である。プレートはEガラス、またはSガラスで作成される。あるいはプレート64は、高強度鋼、グラファイト・エポキシ複合材、チタン、またはその他の適当な材料で作成することができる。
【0029】
システム10の内部空洞18内に配置されるコンプライアンスを有するディスクアセンブリの数は、このシステムに求められる所望の低周波特性に左右される。ディスクアセンブリの位置および大きさは、変換器の特性に影響を与えることが理解される。分析および試験によれば、図1に示された内部空洞18内のコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22の配置は満足できることが判明している。
【0030】
さらに、可動コイル発音体12の動作におけるコンプライアンスを有するディスクアセンブリ22の周囲の領域の液圧の影響を軽減するために、少量の損失をシステムに与えるための開放セルメッシュを内部空洞18内に配置することができる。
【0031】
図1は、内部空洞18が流体通路20を通じて流体リザーバ16に連通していることを示している。図示の流体リザーバ16は、ハウジング14内に形成された環状凹部によって画成されている。流体リザーバ16は内部空洞18から隔離されている。したがって、流体流体リザーバ16と部空洞18との間で移動するためには、流体通路20を通らなければならない。図1に示された実施の形態においては、一つの流体通路20が示されているが、図1には示されていない他の複数の流体通路20が設けられている。
【0032】
さらに図1は、上記環状凹部内に配置され、かつハウジング14とカバー30との間にシールされた可撓性嚢体28を示している。嚢体28の表面27は、カバー30に開けられた孔を通じてシステム10周囲の動作環境に露出されている。嚢体の反対側の表面は流体リザーバ16内の流体に接触している。したがって、嚢体28は、動作環境と流体リザーバ16との間に配置された可撓性バリアとして動作する。図示された流体リザーバ16は、この流体リザーバ16と内部空洞18の下部との間に延びる流体通路20に連通している。図示された嚢体28は、ブチルゴム、ネオプレン、またはこの変換器が働く動作環境で生じる圧力変化に応答するように十分な可撓性を有する他の材料から形成することができる。
【0033】
流体通路20は、流体リザーバ16と内部空洞18の下部との間に延びる導管として形成されている。流体通路20は、流体リザーバ16を内部空洞18に連通させる機能を有する。図示の流体通路20は、この流体通路20を通過する音響エネルギーを減衰させるためのフィルタとしても機能する。このため、流体通路20は、所定の周波数帯において伝播する音響エネルギーに高い音響インピーダンスを与えるサイズと方向とを有する導管で形成されている。したがって、流体通路20は、位相外れによる打消しが生じないように内外の音場を分離するフィルタとして動作する。これは、変換器アセンブリ10の特性を悪化させる位相打消しを軽減する見込みがある。
【0034】
図1に示された実施の形態においては、ディスクアセンブリ22間の環状空間に音響ダンピング材料に一部が設けられている。この音響ダンピング材料は、内部空洞18内における流体の流れによって生じる共振をダンプする。音響ダンピング材料は、内部空洞に伝播する音響エネルギーを低減するのに適した材料とすることができ、例えば、連続気泡または不連続気泡フォームラバー、鋼綿、または高エネルギー共振をダンプするためにエネルギーを消失させ得るメッシュ材料とすることができる。
【0035】
上述の図1〜図3に関する記載で理解されるように、システム10内に形成された圧力補償システムは、内部空洞18と、ハウジング14および孔空きカバー30の外部の動作環境との間の圧力を等化するように動作する。内部空洞18と動作環境との間の圧力の等化は、可動コイル発音体12に対し最大のダイナミックレンジを提供し、これにより、動作環境圧力と可動コイルを移動させる圧力との間にミスマッチが存在するときに生じる変換器特性への悪影響を低減する。このため、可動コイル発音体12の動作は、空洞18内の流体を押したり引いたりすることに注目されたい。空洞18内の流体は、内部空洞18内に、本実施の形態では可動コイル発音体12の下方に配置された可圧縮体22上で動作する。図示された各ディスクアセンブリ22は、空洞18内に配置され、空洞18内で流体に囲まれる。可圧縮体22は、可動ピストン38の下方への移動により圧力が増大するように、空洞18内の圧力の増大に応答して内方へ変位することができるコンプライアンスを有するディスクとして動作する。したがって、コンプライアンスを有するディスクアセンブリは、コイルがシステム10内で自由に動くことができるコンプライアンスを有する支持体を提供し、この支持体が無い場合には、液圧が発音体の動きを阻止するであろう。
【0036】
さらに、システム10の流体通路20は、可動コイル発音体の動作周波数の近辺の音響エネルギーを減衰させる音響フィルタを提供する。これは、可動コイル発音体から発せられる音響エネルギーが嚢体28を通じて内部空洞に戻された場合に生じ得るフィードバックを低減または阻止する。このようなフィードバックは、発音体12を妨害してシステムの特性を悪化させる。
【0037】
図1に示された実施の形態は、高さ約10 1/2インチ(26.7cm)、直径約101/2 インチ(26.7cm)である。ハウジングはアルミニウム、鋼、または適当な材料でよい。
【0038】
図4は、受動的な圧力補償を行なう変換器を備えた潜水艇80を示す。特に図4は、受動的な圧力補償を行なうモジュール式変換器アセンブリを内部に収容することができるポートが配置された艇体84を有する潜水艇80を示す。図4に示されているように、艇体84は上記ポートが設けられた側壁を有する。変換器アセンブリ82は、この変換器82で起生される音響エネルギーが変換器82から放射されかつ艇体から外部へ放出されるように、上記側壁に取り付けられる。動作時に、潜水艇が水中を上下するにつれて、水から変換器82に加わる圧力が変化する。上述のように、圧力変化は嚢体28に印加される力を生起させ、これにより、流体リザーバ16内の流体を加圧または減圧する。艇体84が水圧の高い領域へ移動すると、カバープレート30を通り抜けて嚢体28の一方の表面に作用する水は、流体リザーバ16内の流体の圧力を増大させて大きな圧力を生じさせる。この大きな圧力は、流体通路20を通って内部空洞18内の流体に伝達される。内部空洞18内の液圧は、可動コイル発音体12のピストン空洞46に伝達される。したがって、可動コイル発音体が内部で作動する内部空洞18内の圧力は、この変換器アセンブリの動作環境の圧力に等化される。
【0039】
上述したシステムは、全体がこの変換器内部にある可動コイルピストンの頭部を横切る静水圧平衡を維持するのに適したコンプライアンスを備えている。この機械的受動補償システムは、能動的センサまたは部品を必要としない完全に受動的なため、物質の補充を必要とせず、かつ保守の必要性を低減または皆無にする。したがって、このシステムは変換器内部で完結されており、ガスを注入する必要はない。動作中の共振周波数は深度に対して完全に安定している。能動的センサまたは部品がないために、信頼性は向上している。さらに、ここに記載されたシステムは、可動コイルアセンブリ内部の熱放散の点でも優れている。これは出力を増大させる。さらに、この変換器の特性は、変換器の帯域幅に実質的に影響を与えることなしに、かつ高調波歪みを増大させることなしに向上している。
【0040】
当業者であれば、僅かの日常的な経験を生かすことによって、ここに記載された実施の形態と等価の実施の形態を確かめることが可能であろう。例えば、ここに記載された圧力補償システムは、可動機械アセンブリに対する圧力補償のような他の用途にも利用することができ、ここに記載された変換器アセンブリは、単独の部品として、または変換器アレイとしてアレンジして、使用することができる。また、ここに記載されたシステムは、安全性の向上と価格の低下の点で、従来品を上回る利点を有することが理解されよう。
【0041】
したがって、本発明は、記載された実施の形態に限定されるものではなく、法の下に広く解釈される請求の範囲から理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
受動的補償システムを備えた変換器アセンンブリの斜視図
【図2】
図1の可動コイル発音体の詳細を示す断面図
【図3】
図1のコンプライアンスを有するディスクアセンブリの一つの詳細図
【図4】
受動的に補償される可動コイル変換器を備えた潜水艇を示す概略図
【符号の説明】
10 変換器アセンブリ
12 可動コイル発音体
14 ハウジング
16 流体リザーバ
18 内部空洞
20 流体通路
22 コンプライアンスを有するディスクアセンブリ
28 嚢体
30 孔空きカバー
38 可動ピストン
40 ダイアフラム
44 コイル
46 ピストン空洞
50 磁極
52 永久磁石
54 流体ポート
80 潜水艇
82 変換器
JP2000609987A 1999-04-02 2000-03-10 音響変換器のための受動的圧力補償システムおよび方法 Expired - Fee Related JP4582915B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/285,135 US6483778B1 (en) 1999-04-02 1999-04-02 Systems and methods for passively compensating transducers
US09/285,135 1999-04-02
PCT/US2000/006384 WO2000060573A1 (en) 1999-04-02 2000-03-10 Systems and methods for passive pressure-compensation for acoustic transducers

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002541697A JP2002541697A (ja) 2002-12-03
JP2002541697A5 true JP2002541697A5 (ja) 2010-08-26
JP4582915B2 JP4582915B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=23092887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000609987A Expired - Fee Related JP4582915B2 (ja) 1999-04-02 2000-03-10 音響変換器のための受動的圧力補償システムおよび方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6483778B1 (ja)
EP (1) EP1175669B1 (ja)
JP (1) JP4582915B2 (ja)
AT (1) ATE278235T1 (ja)
AU (1) AU764772B2 (ja)
CA (1) CA2368235C (ja)
DE (1) DE60014351T2 (ja)
WO (1) WO2000060573A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864487B1 (en) * 2002-01-21 2005-03-08 Mcmurtry Gary M Environmental sampler for mass spectrometer
KR100965340B1 (ko) 2008-03-05 2010-06-22 장동우 집음고리 또는 집음구를 가진 다이나믹형 유니트
JP6001665B2 (ja) * 2011-08-24 2016-10-05 チェルミンスキー, ステファンCHELMINSKI, Stephen 水底地震探査の為の海中振動音源
US9562982B1 (en) 2012-08-13 2017-02-07 Applied Physical Sciences Corp. Coherent sound source for marine seismic surveys
WO2014028293A1 (en) * 2012-08-13 2014-02-20 Applied Physical Sciences Corp. Coherent sound source for marine seismic surveys
US9995834B2 (en) * 2013-05-07 2018-06-12 Pgs Geophysical As Variable mass load marine vibrator
WO2015161206A1 (en) * 2014-04-17 2015-10-22 Lockheed Martin Corporation Underwater acoustic projector
US10539435B2 (en) 2017-05-17 2020-01-21 General Electric Company Pressure compensated sensors
US11029177B2 (en) * 2017-05-17 2021-06-08 Baker Hughes Holdings Llc Pressure compensated sensors
JP7055024B2 (ja) * 2018-01-19 2022-04-15 大成建設株式会社 音波発信器
CN112291685B (zh) * 2020-10-29 2022-04-12 维沃移动通信有限公司 一种平衡扬声器振动的方法、装置、扬声器和存储介质

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3760346A (en) 1972-05-08 1973-09-18 Us Navy High-power underwater electroacoustic transducer for the infrasonic and low audio-frequency range
CA1029846A (en) 1974-12-20 1978-04-18 Huntec (70) Limited Underwater transient sound generator having pressure compensating fillet
US4001765A (en) * 1975-03-31 1977-01-04 Marine Resources, Inc. Pressure compensating sound transducer apparatus
US4432077A (en) 1981-01-02 1984-02-14 Mobil Oil Corporation Determination of formation permeability from a long-spaced acoustic log
JPH0230637B2 (ja) * 1981-06-15 1990-07-09 Hitachi Ltd Suichusohaki
US4466083A (en) * 1983-05-31 1984-08-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Low frequency, broadband, underwater sound transducer
FR2550283B1 (fr) 1983-08-04 1988-03-18 Commissariat Energie Atomique Accumulateur hydropneumatique
US4695987A (en) 1985-01-07 1987-09-22 Hydroacoustics Inc. Hydroacoustic apparatus
US4674067A (en) 1986-01-10 1987-06-16 Mobil Oil Corporation Method and apparatus for generating low frequency acoustic energy waves
JPH055752Y2 (ja) * 1986-06-05 1993-02-15
US4763307A (en) * 1987-01-20 1988-08-09 Frank Massa Wide-range audio frequency underwater transducer
US5062089A (en) 1987-04-17 1991-10-29 Argotec Inc. Sonar projector with liquid mass loading for operation at lower frequency
JPH0167899U (ja) * 1987-10-23 1989-05-01
AU616689B2 (en) * 1987-10-30 1991-11-07 Divelink Pty. Ltd. Pressure compensated communication system
US4868799A (en) * 1988-10-11 1989-09-19 Frank Massa Means for equalizing the internal pressure in an underwater transducer employing a vibratile piston to permit operation of the transducer at water depths in excess of a few hundred feet
JPH0311898A (ja) * 1989-06-09 1991-01-21 Nec Corp 送受波器
US4982385A (en) 1989-11-17 1991-01-01 Westinghouse Electric Corp. Acoustic decoupler for a sonar array
JPH0429499A (ja) * 1990-05-23 1992-01-31 Fuosutekusu Kk 水中用電気音響変換器
JPH0536993U (ja) * 1991-07-05 1993-05-18 フオステクス株式会社 水中スピーカ及び水管内送音用スピーカ
JPH0517659A (ja) * 1991-07-15 1993-01-26 Tosoh Corp スピーカーボツクス用材料
JP2546488B2 (ja) * 1993-04-22 1996-10-23 日本電気株式会社 低周波水中送波器
US5321667A (en) 1993-04-27 1994-06-14 Raytheon Company Sonar systems
JPH1013985A (ja) * 1996-06-19 1998-01-16 Oki Electric Ind Co Ltd 水中送波器
FR2764160B1 (fr) 1997-05-27 1999-08-27 Thomson Marconi Sonar Sas Transducteur electrodynamique pour acoustique sous-marine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102179023B1 (ko) 골전도 스피커의 누음을 억제하는 방법 및 골전도 스피커
US6478110B1 (en) Vibration excited sound absorber
US8488415B2 (en) Submersible electro-dynamic acoustic projector
KR20010042491A (ko) 음향장치
JP2002541697A5 (ja)
JP4582915B2 (ja) 音響変換器のための受動的圧力補償システムおよび方法
CN109040926B (zh) 发声器件及便携终端
US7885418B1 (en) Acoustic actuator and passive attenuator incorporating a lightweight acoustic diaphragm with an ultra low resonant frequency coupled with a shallow enclosure of small volume
KR20180111976A (ko) 음향 흡수 장치, 음향벽 및 이의 설계 및 제조 방법
CN111822314B (zh) 一种基于气体弹簧的电磁吸力式水声换能器及控制方法
JP2000065127A (ja) 液体封入式防振装置
CN107995570B (zh) 一种受话器
JPH08510556A (ja) 機械的インピーダンストランスフォーマをもつ電気音響変換器
EP2610644A2 (en) Buried pressurized volumetric source and method
JP5154213B2 (ja) 流体封入式防振装置
Paulitsch Vibration control with electrodynamic actuators
JP2002235793A (ja) 液体封入式防振装置
US3351903A (en) Transducer with pressure release means
JPH08256394A (ja) 水中音源のシールレス機構
CN213661904U (zh) 一种用于电动式换能器的耐高静水压透声罩
JP5033082B2 (ja) 能動型液封入式防振装置
RU2292674C1 (ru) Гидроакустический стержневой преобразователь
Henderson et al. Development of an acoustic actuator for launch vehicle noise reduction
SU1522428A1 (ru) Широкополосный излучатель дл возбуждени звуковых волн в жидкой среде
CN117596519A (zh) 一种电磁低频换能器及有源消声系统