JP2002540892A - 患者を位置決めする方法及び装置 - Google Patents

患者を位置決めする方法及び装置

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JP2002540892A
JP2002540892A JP2000610376A JP2000610376A JP2002540892A JP 2002540892 A JP2002540892 A JP 2002540892A JP 2000610376 A JP2000610376 A JP 2000610376A JP 2000610376 A JP2000610376 A JP 2000610376A JP 2002540892 A JP2002540892 A JP 2002540892A
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positioning device
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compartment
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JP2000610376A
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ステイーンバーグ, キツプ ヴアン
Original Assignee
ジ オーアール グループ, インコーポレーテツド.
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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/04Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints
    • A61F5/05Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints for immobilising
    • A61F5/058Splints
    • A61F5/05833Splints rigidified by vacuum evacuation
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 医療処理のために患者を位置決めする方法および装置。この装置は患者の胴および肢を位置決めしかつ支持するように適応された複数のセクション(14、16、18、20、22)を持つ不通気性ケーシング(12)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は一般的にはポジショナーに関し、より詳細には医療処理のために患者
を位置決めするための調節可能なポジショナーに関する。
【0002】
【発明の背景】
多くの医療処理は患者の身体、または肢または四肢のような身体の部分が特別
の仕方で位置決めされることを必要とする。
【0003】 身体部分を位置決めする一つの一般的な方法は、単に補助者に身体部分を望ま
しい位置に保持させ、および医師または外科医によって要求された時にその位置
を変化させることである。
【0004】 理解されるように、この方法は補助者にとって疲れさせるものである。加えて
この方法は医療処理のために患者の身体部分を十分正確にかつしっかりした仕方
で支持できない。
【0005】 その上、もし一つ以上の身体部分を位置決めする必要があるならば、数人の補
助者が手伝わなければならず、それは非効率的でありかつ患者周囲の作業区域に
群がることになる。
【0006】 身体部分を位置決めする他の方法は、調節可能な機械的ポジショナーを利用す
る。一つの一般的な調節可能なポジショナーは、身体部分に取り付けられ、ケー
ブルおよびプーリーによって天井、自立型支持台または操作テーブルから伸長す
るブームに接続された吊り索である。
【0007】 これらのタイプのポジショナーは調整および取り外すことが困難であり、調節
がやり難く、およびしばしば患者周囲の作業区域を妨害する。
【0008】 産科学および婦人科学の分野では、可動式脚部鐙金を備えた椅子またはテーブ
ルが、一般的に患者の下部部分を調節して位置決めするために使用される。
【0009】 しかしながら鐙金は一般的に可動範囲が限定されており、こうして患者の脚部
を限定された数の位置にしか支持できない。
【0010】 その上、このような椅子またはテーブルは特製であり、他の医療分野では限定
された利用しか持たない。
【0011】 整形外科学の分野において、テーブルまたは椅子に旋回式に取り付けられた肢
ポジショナーはしばしば患者の腕部または脚部を位置決めするために使用される
【0012】 しかしながらこのような肢ポジショナーは限定された移動範囲しか持たず、こ
うして患者の腕部または脚部を限定された数の位置にしか支持できない。
【0013】 その上一般的にこのような肢ポジショナーが一度に唯一個しか使用できず、そ
れによって一時に複数の肢が位置決めされることを妨げる。
【0014】 前記に基づいてこの技術分野では、医療処理のために患者を位置決めする改良
された方法と装置についての必要性があり、ここでこの装置は調整および取り外
しが容易であり、複数の肢を無限数の位置に支持することができ、調節が簡単で
、患者周囲の作業区域を妨害せず、かつ各種の医療分野で使用できるものである
【0015】 本発明はこのような方法と装置に向けられる。
【0016】
【発明の概要】 従って、医療処理のために患者を位置決めする位置決め装置を提供することが
望ましいであろうし、かつそれが本発明の利点である。
【0017】 位置決め装置は、その中に形成されたコンパートメントを備えた複数のセクシ
ョンを持つ不通気性のケーシングを含む。コンパートメントは互いにその間の空
気流を防止するためにシールされている。
【0018】 複数のビーズが、コンパートメント内に配置される。コンパートメント内部に
真空を形成するために、空気がコンパートメントからそれを通して排気すること
ができる複数の接続ポートが設けられる。
【0019】 コンパートメントが真空下にない時、コンパートメント内のビーズは互いに自
由に移動でき、およびコンパートメントが真空下にある時、コンパートメント内
のビーズは一体に凝縮される。
【0020】 本発明によれば、また患者の一対の肢を位置決めするように適応された一対の
肢セクションを持つ不通気性ケーシングを含む位置決め装置が設けられる。
【0021】 複数のビーズが、ケーシングの内側に配置される。その中に真空を形成するた
めに、空気がそれを通してケーシングの内側から排気することができる接続ポー
トが設けられる。
【0022】 真空がケーシングの内側に形成されない時、ビーズは互いに自由に移動でき、
それによって肢セクションを可撓性にし、かつ互いに可動的にし、および真空が
ケーシングの内側に形成される時、ビーズの少なくとも一部は一体に凝縮され、
それによってケーシングの肢セクションの少なくとも一部を剛体化させる。
【0023】 本発明によれば、またその中に形成されたコンパートメントを備えた、複数の
セクションを持つ不通気性ケーシングを含む位置決め装置が設けられる。
【0024】 複数のビーズが、コンパートメント内に配置される。その中に真空を形成する
ために、それを通して空気をコンパートメントから排気することができる複数の
接続ポートが設けられる。
【0025】 真空源がコンパートメントから空気を排気するために設けられ、および圧力源
がコンパートメントに空気を供給するために設けられる。複数の弁が、それぞれ
接続ポートに接続される。
【0026】 弁の各々は、接続ポートの関連するものを閉鎖し、接続ポートの関連するもの
を真空源に接続し、かつ接続ポートの関連するものを圧力源に接続する。
【0027】 コンパートメントが真空下にない時、コンパートメントのビーズは互いに自由
に移動でき、それによってセクションを可撓性にし、コンパートメントが真空下
にある時、コンパートメントのビーズは一体に凝縮され、それによってセクショ
ンを剛体化させる。
【0028】 本発明によればまた、胴セクションおよび患者の肢を位置決めするように適応
された肢セクションを持つ不通気性ケーシングを含む位置決め装置が設けられる
【0029】 胴剛化材が胴セクションにしっかり取りつけされ、および肢剛化材が肢部分に
しっかり取りつけされかつ移動可能的に胴剛化材に接続される。
【0030】 複数のビーズが、ケーシングの内側に配置される。その中に真空を形成するた
めに、空気がそれを通してケーシング内側から排気することができる接続ポート
が設けられる。
【0031】 真空がケーシングの内側に形成されない時、ビーズは互いに自由に移動でき、
および真空がケーシングの内側に形成される時、ビーズの少なくとも一部は一体
に凝縮される。
【0032】 本発明によればまた、医療処理について患者を位置決めする方法が与えられる
。この方法は、少なくとも第一および第二セクションを持つ不通気性ケーシング
を含む位置決め装置の提供を含む。
【0033】 ケーシングは、その中に配置された複数のビーズを持つ。ケーシングの第一セ
クションは患者の第一部分にしっかり取りつけされ、ケーシングの第二セクショ
ンは患者の第二部分にしっかり取りつけされる。
【0034】 第一および第二セクションは、互いに移動される。次いで空気が、その中に真
空を形成するためにケーシングの内側から追い出される。
【0035】 真空によりケーシング内側のビーズの少なくとも一部は一体に凝縮し、それに
よってケーシングの第一および第二セクションの少なくとも一つを剛体化させる
【0036】
【好適な実施例の詳細な説明】
本発明の特徴、態様および利点は、以下の説明、付属の特許請求の範囲および
添付図面を参照してより良く理解されるであろう。
【0037】 以下の詳細な説明のにおいて、同一の構成要素はそれらが本発明の異なる実施
例に示されているか否かに関わらず、同じ参照数字を有するということに注目す
べきである。
【0038】 また本発明を明確にかつ簡潔に開示するために、図面は必ずしも一定比率で表
されなくとも良く、かつ本発明のある特徴はある程度略図形式で示されても良い
、ということに注目すべきである。
【0039】 図1および2を参照して、本発明の第一実施例によって構成された位置決め装
置10が示されている。
【0040】 位置決め装置10は、一般的に人体の形状を持つケーシング12を含む。
【0041】 ケーシング12は頭部セクション14、一対の腕部セクション16、上部胴セ
クション18、下部胴セクション20、および一対の脚部セクション22を持つ
【0042】 頭部セクション14は一般的に矩形であり、その幅はその高さよりも大きい。
上部胴セクション18は頭部セクション14よりも狭く、頭部セクション14の
下部部分および腕部セクション16の内側部分に結合される。
【0043】 腕部セクション16の内側部分は腕部セクション16が容易に湾曲できるか、
そうでなければ上部胴セクション18に対して移動できるように狭い。
【0044】 腕部セクション16は内側部分から外側へ伸長するので、腕部セクション16
は拡大肩部分に向かって拡がり、次いで外部端部に向けて狭まる。
【0045】 この仕方で各腕部セクション16は、人間の腕部の狭まる寸法に一致するよう
にそれが外側へ伸長しながら狭まる、一般的に梯形の形状を持つ。
【0046】 腕部セクション16の形状、長さおよび幅、並びに上部胴セクション18によ
って設けられる腕部セクション16の分離は、腕部セクション16を患者の腕部
に一致させ、位置決めさせかつ支持させるように選択される。
【0047】 下部胴セクション20は上部胴セクション18よりも実質的に広く、および腕
部セクション16の直ぐ下に向かって伸長する。
【0048】 下部胴セクション20は上部胴セクション18の下部部分および脚部セクショ
ン22の内側部分に結合される。
【0049】 脚部セクション22の内側部分は、脚部セクション22が容易に湾曲できるか
、そうでなければ下部胴セクション20に対して移動できるように狭い。
【0050】 脚部セクション22は内側部分から外側へ伸長するので、脚部セクション22
は拡大大腿部分に向かって拡がり、次いで外部端部に向け狭まる。
【0051】 この仕方で脚部セクション22は、人間の脚部の狭まる寸法に一致するように
それが外側へ伸長しながら狭まる、一般的に梯形の形状を持つ。
【0052】 脚部セクション22の形状、長さおよび幅、並びに下部胴セクション20によ
って設けられる脚部セクション22の分離は、脚部セクション22を患者の脚部
に一致させ、位置決めさせかつ支持させるように選択される。
【0053】 上部胴セクション18の長さおよび下部胴セクション20の長さは、腕部セク
ション16に患者の腕部を位置決めさせかつ支持させ、一方脚部セクション22
に患者の脚部を位置決めさせかつ支持させるために、腕部セクション16と脚部
セクション22間に十分な分離を与えるように選択される。
【0054】 図2に最も良く示されるように、ケーシング12は内部すなわち前部パネル2
4と、外部すなわち後部パネル26より形成され、その各々は人体の同じ一般的
な形状を持つ。
【0055】 前部および後部パネル24、26は、不通気性材料から構成される。不通気性
材料は、前部および後部パネル24、26が一緒にヒートシールされるように可
撓性熱可塑性プラスチック材料であることが好ましい。
【0056】 可撓性は、ケーシング12を患者の身体に一致させるために、および患者の身
体が希望する位置に移動される時、ケーシング12を湾曲させ、捻らせ、かつ別
に操作されるために重要である。
【0057】 適切な可塑性プラスチック材料は、軟質塩化ポリビニール、ポリプロピレン、
ポリエチレン、フッ化重合体、ウレタン、エチレンおよびビニールアセテートの
共重合体、シリコンゴム、およびポリ塩化ビニールと合成ゴムの混合物を含む。
【0058】 可塑性プラスチック材料は、ウレタンまたはビニールの保護コーティングを備
えた織物状ナイロン材料のような複合材より成ることもできる。
【0059】 前部および後部パネル24、26は、周辺シール28によってその合致する周
辺で一緒に結合される。前部および後部パネル24、26はまた中央縦シール3
0、中間横断シール32、および上部横断シール34によって上部および下部胴
セクション18、20において一緒に結合される。
【0060】 周辺シール28、縦シール30および中間および上部横断シール32、34は
ヒートシールによって形成することができ、かつ頭部コンパートメント36、一
対の腕部コンパートメント38および一対の脚部コンパートメント40を形成す
るように配備される。
【0061】 頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40はその間の空気流を防止するた
めにお互いからシールされる。
【0062】 頭部コンパートメント36は、実質的に頭部セクション14の総てを占め、か
つ上部横断シール34によって腕部コンパートメント38から分離される。
【0063】 各腕部コンパートメント38は実質的にそのそれぞれの腕部セクション16を
占め、かつ上部胴セクション18の上部部分の約半分を占める。
【0064】 腕部コンパートメント38の上部胴セクション18を占める部分は、縦シール
30によって分離される。
【0065】 腕部コンパートメント38は、拡大されかつ上部胴セクション18の下部部分
の殆どを含む中間横断シール32によって脚部コンパートメント40から分離さ
れる。
【0066】 各脚部コンパートメント40は実質的にそのそれぞれの脚部セクション22の
総てを占め、かつ下部胴セクション20の約半分を占める。
【0067】 脚部コンパートメント40の下部胴セクション20を占める部分は、縦シール
30によって分離される。
【0068】 少なくとも一対の頭部バンド42は周辺シール28のおいて頭部セクション1
4の相対する両側で後部パネル26にしっかり取りつけされ、かつ一対の身体バ
ンド44は周辺シール28で下部胴セクション20の相対する両側に後部パネル
26にしっかり取りつけされる。
【0069】 一対の腕部バンド46は周辺シール28によって腕部セクション16の各々の
相対する両側で後部パネル26にしっかり取りつけされ、かつ一対の脚部バンド
48は周辺シール28において脚部セクション22の各々の相対する両側で後部
パネル26にしっかり取りつけされる。
【0070】 固定バンド50の少なくとも一対は周辺シール28から内側に離隔された位置
において下部胴セクション20の後部パネル26にしっかり取りつけされる。
【0071】 頭部、身体、腕部、および脚部バンド42−48はナイロン繊維のような強力
繊維より成ることが好ましく、および頭部、身体、腕部、および脚部バンド42
−48の対が異なる大きさの患者の身体部分の周囲に配置できるループを形成で
きるために、十分な長さを持つ。
【0072】 頭部、身体、腕部、および脚部バンド42−48の対は、ループを所定位置に
しっかり取りつけするためにファスナー54を設けることが好ましい。
【0073】 この仕方で、頭部、身体、腕部、および脚部バンド42−48は、患者の身体
部分を位置決め装置10の頭部セクション14、下部胴セクション20、腕部セ
クション16、および脚部セクション22にしっかり取りつけするために使用さ
れる。
【0074】 図3に最も良く示されるように、ファスナー54はホックとアイ、より好まし
くはバックルで良く、または更により好ましくはそれぞれ相対するバンドの端部
にしっかり取りつけされたベルクロ(Velcro)(商標)の雄ピース54a
とベルクロの雌ピース54bで良い。
【0075】 ベルクロは、ホックおよびループ状ファスナーと同一であるところのVelc
ro Industries、B.V.社の登録商標である。
【0076】 雌ピース54bは対向バンドの調節可能なしっかり取りつけを行わせるために
細長いことが好ましく、対向バンドは代わりにループの直径が異なる大きさの患
者の身体部分に適応するように調節される。
【0077】 頭部、身体、腕部、および脚部バンド42−48の対の数およびそれらの位置
決めは、位置決め装置10の頭部、腕部、下部胴および脚部セクション14、1
6、20、22が、頭部、腕部、下部胴および脚部セクション14、16、20
、22の端部または中間部で弛緩または座屈を起こすことなく身体部分にしっか
り取りつけさせられるように、選択される。
【0078】 示されるように一対の頭部バンド42、各腕部セクション16について三対の
腕部バンド46、各脚部セクション22について三対の脚部バンド48、および
二対の身体バンド44があることで良い。
【0079】 固定バンド50は、各固定バンド50が位置決め装置10から横方向に伸長で
き、および位置決め装置10に近接して配置されたバーのような構造体の周囲に
ループを形成できるように、十分長い。
【0080】 各固定バンド50は、固定バンド50をループ状にしっかり取りつけするため
にファスナー56が設けられる。
【0081】 ファスナー56はホックとアイ、より好ましくはバックルで良く、または更に
より好ましくは図1に示されるように、固定バンド50の表面にしっかり取りつ
けされたベルクロの雄ピース56aとベルクロの雌ピース56bで良い。
【0082】 雌ピース56bは雄ピース56aから十分に離れており、および異なるタイプ
の構造体に適応するように固定バンド50によって形成されたループの直径を調
節させるために、十分に長い。
【0083】 頭部コンパートメント36、腕部コンパートメント38および脚部コンパート
メント40は、真空に曝された時剛体塊を形成するためにに詰め込む多数の小さ
な軽量顆粒、すなわちビーズ58(図3および4に示す)によって、それぞれ部
分的に充填される。
【0084】 ビーズ58は、ビーズ58が真空の適用時に互いに係合する時生じる応力に耐
えるのに十分な剛性であるべきであり、および位置決め装置10の繰り返し使用
の後ビーズ58が破壊または破断することを防止するように機械的な高強度を持
つべきである。
【0085】 加えて、ビーズ58は真空が適用された時ビーズ58を一緒に密着して詰め込
ませるために弾性的に変形可能であるべきである。
【0086】 ビーズ58は、固体または発泡プラスチック材料より成っても良い。発泡ポリ
スチレンおよびポリ塩化ビニールは機械的高強度、弾性的変形可能性、および低
比重を持つので、ビーズ58は発泡ポリスチレンおよびポリ塩化ビニールより成
ることが好ましい。
【0087】 ビーズ58は、発泡ポリスチレンより成ることがより好ましい。
【0088】 ビーズ58は約1mmから10mmの範囲の直径を持つことが好ましく、5m
mから10mmがより好ましい。ビーズ58は、均一な大きさと形状、または色
々な大きさと形状を持っても良い。
【0089】 色々な大きさと形状を持つビーズは、より均一で安定した支持を与えると信じ
られる。
【0090】 加えて、商業的に入手可能なビーズ58は、色々な大きさと形状を持つ傾向が
ある。従って、もしビーズ58が色々な大きさと形状を持つならば、それは好ま
しい。
【0091】 ビーズ58は約0.5lbs/ft3から約2lbs/ft3の範囲の低密度
を持つことが好ましく、約1lbs/ft3から約2lbs/ft3がより好ま
しい。これらの範囲は、圧縮無しに一緒に詰め込まれたビーズ58の与えられた
容積のかさ(嵩)密度について与えられる。
【0092】 ビーズ58は、頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40がすなわちほぼ
大気圧において崩壊形態にある時、ビーズ58を互いに移動させるために、頭部
コンパートメント36、腕部コンパートメント38、および脚部コンパートメン
ト40に自由にかつ緩く詰め込まれる。
【0093】 この仕方で位置決め装置10は、頭部、腕部、脚部コンパートメント36−4
0が崩壊形態にある時、患者身体に一致しかつそれを位置決めするように容易に
操作できる。
【0094】 図4を参照して、頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40は頭部、腕部
、脚部コンパートメント36−40を空気系統62に接続する接続ポート60を
持つ(図5−7に示される)。
【0095】 各接続ポート60は、環状ベース66に結合された内部端部を持つ管状スリー
ブ64を含む。
【0096】 スリーブ64およびベース66は、スチレン共重合体、ポリウレタン共重合体
、またはポリエステルのような熱可塑性エラストマーよりなることが好ましい。
【0097】 スリーブ64は、ケーシング12の後部パネル26の開口部を通して伸長する
。ベース66は、開口部の周囲でヒートシールによるなどして後部パネル26の
内部表面に結合される。
【0098】 微細なメッシュワイヤースクリーン68の層が開口部上でベース66にしっか
り取りつけされる。スクリーン68は、ビーズ58がそこを通過することを防止
するために十分小さい開口部を持つ。
【0099】 この仕方で、スクリーン68は真空がスリーブ64に加えられた時、ビーズ5
8がスリーブ64を通して引き出されることを防止する。
【0100】 接続ポート60は、患者の身体との接触を回避するために周辺シール28に向
け、ケーシング12の後部パネル26に位置される。
【0101】 頭部コンパートメント36用の接続ポート60は頭部セクション14の上部に
位置され、腕部コンパートメント38用の接続ポート60は上部胴セクション1
8の上部に位置され、および脚部コンパートメント40用の接続ポート60は下
部胴セクション20の底部に位置される。
【0102】 こうして、接続ポート60は、位置決め装置10の一般的に静止したまま留ま
りかつ支持構造体に接近して位置決めされた部分に置かれ、医療担当者と干渉し
ないように、それによって空気系統62は患者周囲の作業空間から位置を外れる
ことができる。
【0103】 接続ポート60の各々は、示されるように弁70を設けることができる。弁7
0は、タイヤ工業で一般的に利用されるSchrader弁であることが好まし
い。
【0104】 弁70は、ボディー72を漏洩の発生がないようにスリーブ64中にしっかり
と取り付けさせるように、一連の外側段テーパー付き楔形リング74を持つボデ
ィー72を含む。
【0105】 管状挿入物76はボディー72中にねじ込み式に配置され、テーパー付き底端
部76aと、阻止部材78をそこにしっかり取りつけされた上端部を含む。
【0106】 心棒80は挿入物76および阻止部材78を通して伸長し、および阻止部材7
8に抗して作用するスプリング82によって上方に押し上げられる。
【0107】 スプリング82が、心棒80を上部限界にバイアスしているその通常位置にあ
る時、挿入物76の底端部76aは心棒80の周りに配置された弁シート84に
よって係合される。
【0108】 しかしながら、真空を引くまたは空気を注入するために心棒80が装具の取り
付けによるなどして押し下げられる時、広い開口部が挿入物76の底端部76a
と弁シート84間に与えられ、それによって両方向への空気通路を可能にする。
【0109】 図5を参照して、接続ポート60は、選択的に接続ポート60を閉鎖し、接続
ポート60を真空源88に接続し、かつ接続ポート60を圧力源90に接続する
弁複合体86に接続することができる。
【0110】 もし接続ポート60が弁複合体86に接続されるならば、接続ポート60にそ
れ自身の制御弁70を設けることは必要ではない。
【0111】 弁複合体86は、それぞれ空気系統62によって接続ポート60に接続された
制御弁92を含む。
【0112】 空気系統62は、制御弁92への接続用に適応された第一端部と接続ポート6
0への接続用に適応された第二端部とを持つ。
【0113】 もし接続ポート60がそれ自身の制御弁70を設けられるならば、空気系統6
2の第二端部は空気系統62を弁70のボディー72にしっかり取りつけし、か
つ弁の心棒80を押し下げ、それによって弁70を開放するためのカップリング
(図示せず)が設けられる。
【0114】 もし接続ポート60にそれ自身の弁70が設けられないならば、接続ポート6
0は挿入式コネクター94(図6に示す)によって空気系統62に直接接続でき
、挿入式コネクター94の各々は外側段テーパー付き楔形リング96を持つ対向
端部を備え、細長くかつ中空である。
【0115】 コネクター94の対向端部は、それぞれ接続ポート60のスリーブ64および
空気系統62の第二端部に楔式に押し込まれる。
【0116】 制御弁92の各々は、出口ポート、真空ポートおよび圧力ポートを持つ三方弁
である。
【0117】 制御弁92の出口ポートは空気系統62によって位置決め装置10の接続ポー
ト60に接続され、一方制御弁92の真空ポートは管100によって第一主管9
8に接続され、かつ制御弁92の圧力ポートは管104によって第二主管102
に接続される。
【0118】 第一主管98は、主真空系統106によって真空源88に接続される。調節弁
108が、第一主管98で作られる真空を制御するために主真空系統106に配
置されても良い。
【0119】 真空源88は携帯式手動操作真空ポンプ、または位置決め装置10専用で位置
決め装置10の近傍に置かれる小さな電気式真空ポンプ、または複数のデバイス
に真空を与え、位置決め装置10が置かれているビルディングの地下のような位
置決め装置10から遠方に置かれた大きい真空ポンプで良い。
【0120】 真空源88は、接続ポート60の各々において約10から100mmHgの真
空を与えることが好ましく、約10から50mmHgがより好ましい。
【0121】 第二主管102は、圧力系統110によって圧力源90に接続される。調節弁
112が、第二主管102において圧力を制御するために圧力系統110に配置
されても良い。
【0122】 圧力源90は大気圧への開口部すなわち通気孔114よりなっても良く、また
は圧力源90は通気孔114および圧縮空気源118に接続された切換弁116
を含んでも良く、ここで切換弁116は第二主管102を通気孔114および圧
縮空気源118に選択的に接続するように操作可能である。
【0123】 圧縮空気源118は、圧縮空気系統120によって切換弁116に接続され、
一方通気孔は通気孔系統122によって制御弁に接続される。
【0124】 切換弁116は、第二主管102が通気孔114に接続される、すなわち通気
孔114と空気流連通状態にある通気孔位置と、第二主管102が圧縮空気源1
18に接続される、すなわち圧縮空気源118と空気流連通状態にある圧縮圧力
位置間で移動可能である。
【0125】 圧縮空気源118は、携帯式手動操作ポンプ、または位置決め装置10専用で
位置決め装置10の近傍に置かれる小さな電気式空気コンプレッサー、または複
数のデバイスに圧縮空気を与え、位置決め装置10が置かれているビルディング
の地下のような、位置決め装置10から遠方に置かれた大きい空気コンプレッサ
ーで良い。
【0126】 真空源88および圧縮空気源118は、同じ装置の一部でも良い。
【0127】 このような装置の例は、ここに参照によって本明細書中に組み入れたMila
mへの米国特許No.5,551,845に開示された往復ピストン空気コンプレ
ッサーである。
【0128】 Milamの空気コンプレッサーは、その吸気弁において真空を、およびその
排気弁において圧縮空気を同時に作る。
【0129】 圧縮空気源118は、それぞれの接続ポート60において大気圧より上に約1
0から100mmHgの圧力を与えるように大きさが決められることが好ましく
、約10から50mmHgがより好ましい。
【0130】 制御弁92、調節弁108、112および切換弁116は、手動弁またはより
好ましくは電磁弁で良い。
【0131】 もし制御弁92、調節弁108、112および切換弁116が電磁弁であるな
らば、制御弁92、調節弁108、112および切換弁116は配線124によ
って制御パネル126に接続され、そこから制御弁92、調節弁108、112
および切換弁116は制御される。
【0132】 この仕方で、制御パネル126は弁複合体86から遠方に置くことができる。
【0133】 各制御弁92は、閉鎖位置、真空位置および圧力位置間で移動可能である。閉
鎖位置において、真空ポートと圧力ポートは共に閉鎖され、それによって制御弁
92がそこに接続される接続ポート60を閉鎖する。
【0134】 真空位置において、真空ポートは開放しかつ圧力ポートは閉鎖され、それによ
って接続ポートを真空源88に接続する、すなわち接続ポート60を真空源88
との空気流連通状態に置く。
【0135】 圧力位置において、真空ポートは閉鎖されかつ圧力ポートは開放し、それによ
って接続ポートを真空源88に接続する、すなわち接続ポート60を真空源88
との空気流連通状態に置く。
【0136】 位置決め装置10の動作は、図7を参照して記述される。位置決め装置10の
接続ポート60は空気系統62に直接接続され、空気系統62は次に弁複合体8
6に接続される。
【0137】 制御弁92は、接続ポート60を通気孔114と圧縮空気源118に接続され
た切換弁116を含む圧力源90と空気流連通状態に置くために、圧力位置にあ
る。
【0138】 切換弁116は、通気孔位置にある。こうして接続ポート60、それ故頭部、
腕部、脚部コンパートメント36−40は大気圧状態にあり、それによってビー
ズ58は互いに自由に移動できる。
【0139】 従って、位置決め装置10は容易に操作できる。
【0140】 位置決め装置10は、テーブル128の上部表面130と接触するケーシン
グ12の後部パネル26を備えるテーブル128のような構造体上に支持される
ことが好ましい。
【0141】 位置決め装置10は、テーブル128のサイドバー132の周囲に配置された
ループ状にしっかりと形成される固定バンド50によってテーブル128にしっ
かり取りつけされる。
【0142】 患者Pは、ケーシング12の前部パネル24と接触するように位置決め装置1
0の上部に仰臥位に置かれる。
【0143】 患者Pの頭部H、身体B、腕部A、および脚部Lは、それぞれ位置決め装置1
0の頭部セクション14、上部および下部胴セクション18、20、腕部セクシ
ョン16および脚部セクション22上に整列される。
【0144】 頭部、身体、腕部、および脚部バンド42−48の対は、患者Pの頭部H、腕
部A、脚部Lおよび身体Bの周囲でループを形成するようにファスナー54を使
用して一体にしっかり取りつけされ、それによって患者Pを位置決め装置10に
しっかり取りつけする。
【0145】 ループは、位置決め装置10の腕部セクション16、脚部セクション22およ
び下部胴セクション20を、それぞれ患者Pの腕部A、脚部Lおよび身体Bの下
部部分の略三分の二の周囲で引き寄せるように十分緊密に為される。
【0146】 上記のように位置決め装置10にしっかり取りつけされた患者Pについて、医
療担当者は次いで医療処理について患者Pを希望する位置に置くために、位置決
め装置10を形作る。
【0147】 例えばもし医療処理が婦人科のまたは産科学の検査であるならば、示されるよ
うに脚部セクション22の内側部分は患者Pの脚部Lを広げるために上方へおよ
び外側へ曲げられ、並びに脚部セクション22の中間部分は患者Pの膝を曲げる
ために下方に曲げることができる。
【0148】 腕部セクション16もまた上部および下部胴セクション18、20に向けて内
側に移動できる。
【0149】 医療担当者は位置決め装置10を希望する形状に保持しながら真空源88が作
動され、かつ制御弁92が真空位置に移動される。
【0150】 その結果接続ポート60は真空源88と空気流連通状態に置かれ、真空源88
は頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40の中に真空を作るためにそこか
ら空気を引き出す。
【0151】 従って、頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40内部のビーズ58は一
体に凝縮し、それによって頭部セクション14、腕部セクション16および脚部
セクション22を剛体化する。
【0152】 希望する剛体性が一旦達成されると、制御弁92は閉鎖位置に移動され、それ
によって頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40中に真空を維持するため
に接続ポート60を閉鎖する。
【0153】 剛体状態の頭部セクション14、腕部セクション16および脚部セクション2
2によって、位置決め装置10は患者Pを希望する位置に支持しかつ維持する。
次いで、医療処理が患者Pに実施できる。
【0154】 もし脚部Lのような患者Pの一部分の位置を変更することが望ましいならば、
脚部Lを位置決めする脚部セクション22の脚部コンパートメント40について
の制御弁92は、脚部セクション22を新しい位置に移動させるために、脚部コ
ンパートメント40中の真空を少なくとも部分的に破るように圧力位置へ移動さ
れる。
【0155】 制御弁92は次いで脚部コンパートメント40内の真空を再確立するために真
空位置へ移動され、そして再び脚部Lを新しい位置に支持するために脚部セクシ
ョン22を剛体化させる。
【0156】 医療処理が一旦完成すると、制御弁92は頭部、腕部、脚部コンパートメント
36−40を大気圧に戻すために圧力位置に移動され、それによってビーズ58
を互いに自由に移動させる。
【0157】 従って位置決め装置10は、位置決め装置10を患者Pから取り外させるため
に再度可撓性になる。
【0158】 もし、頭部、腕部、脚部コンパートメント36−40が大気圧に戻された後、
ビーズ58の塊が位置決め装置10内に残ることが観察されるならば、ビーズ5
8の塊を粉砕するように頭部、腕部、および脚部コンパートメント36−40中
に超大気圧空気を導入するために、切換弁116は圧縮空気位置に移動されても
良い。
【0159】 医療処理の終局に、または医療処理の間に身体部分を移動するために、真空が
頭部、腕部、および/または脚部コンパートメント36−40内で解除される時
、頭部セクション14、腕部セクション16、上部胴セクション18、下部胴セ
クション20および/または脚部セクション22を突然の崩壊から防止するため
に、真空を緩やかに解除することが望ましいであろう。
【0160】 そのようにすることにより、圧力系統110の調節弁112は制御弁92の望
ましい一つまたは総てが圧力位置へ移動される前に閉鎖される。
【0161】 制御弁92が圧力位置へ移動された後、調節弁112は頭部セクション14、
腕部セクション16、上部胴セクション18、下部胴セクション20および/ま
たは脚部セクション22中の圧力を徐々に増加するために、緩やかに開放される
【0162】 もし弁複合体86が使用されなければ、頭部、腕部、および脚部コンパートメ
ント36−40の一つの接続ポート60内の弁70は、カップリングを備える接
続系統によって真空源88に直接接続できる。
【0163】 この仕方で、頭部、腕部、および/または脚部コンパートメント36−40は
、一つのコンパートメントに真空源88を接続し、そのコンパートメントを排気
し、次に真空源88を取り外し、次いで真空源88を別のコンパートメントに接
続し、そのコンパートメントを排気する等々により、望ましい頭部、腕部、およ
び/または脚部コンパートメント36−40の総てが排気されるまで逐次的に排
気することができる。
【0164】 図8を参照し、本発明の第二実施例が示されている。
【0165】 特に図8はこれ以降に記述される相違点を除いて本質的に、示された第一実施
例の位置決め装置10と同じ構造を持つ第二位置決め装置150の一部の前面図
を示す。
【0166】 前部パネル24およびビーズ58は、第二実施例の特徴をより良く示すために
取り除かれている。
【0167】 第二位置決め装置150は、一対の腕部剛化材152、一対の上部胴剛化材1
54、一対の下部胴剛化材156および一対の脚部剛化材158を含み、その各
々はアクリロニトリル―ブタジエン―スチレン(ABS)プラスチックのような
硬質プラスチックより成ることが好ましい。
【0168】 腕部、上部胴、下部胴および脚部剛化材152−158は、腕部、上部胴、下
部胴および脚部剛化材152−158の上に可撓性材料の保持シート160をケ
ーシング12にしっかり取りつけすることによって、後部パネル26の内部表面
26aにしっかり取りつけされ、それによって腕部、上部胴、下部胴および脚部
剛化材152−158を後部パネル26と保持シート160間に捕らえる。
【0169】 保持シート160は、腕部、上部胴、下部胴および脚部剛化材152−158
をより良く示すために部分的に取り外して示されている。可撓性材料は、ケーシ
ング12が構成されているものと同じ熱可塑性材料であることが好ましい。
【0170】 上部胴剛化材154は平坦でかつ一般的に矩形形状であり、上部胴セクション
18に配置されることが好ましい。
【0171】 上部胴剛化材154は、中間および上部横断シール32、34間に縦方向に伸
長することが好ましい。
【0172】 腕部剛化材152は平坦でかつ一般的に矩形形状であり、腕部セクション16
に配置されかつそれに沿ってその内側部分まで縦方向に伸長することが好ましい
【0173】 腕部剛化材152は、患者の肘と整列されるために腕部セクション16の長手
方向に沿って略中央に位置するヒンジ162を持つ。
【0174】 ヒンジ162は、腕部剛化材152と一体的に形成された活動ヒンジで良い。
腕部剛化材152は示されるように、ボールジョイント164によって上部胴剛
化材154に接続することができる。
【0175】 ボールジョイント164は、患者の肩と整列されるために腕部セクション16
の内側部分に置かれる。
【0176】 下部胴剛化材156は平坦でかつ一般的に矩形形状であり、それぞれ下部胴セ
クション20に配置されることが好ましい。
【0177】 下部胴剛化材156は、中間横断シール32と脚部セクション22間に縦方向
に伸長することが好ましい。
【0178】 脚部剛化材158は平坦でかつ一般的に矩形形状であり、脚部セクション22
に配置されかつそれに沿ってその内側部分まで縦方向に伸長することが好ましい
【0179】 脚部剛化材158は、患者の膝と整列されるために脚部セクション22の長手
方向に沿って略中央に位置するヒンジ166を持つ。
【0180】 ヒンジ166は、脚部剛化材158と一体的に形成された活動ヒンジで良い。
脚部剛化材158は示されるように、ボールジョイント168によって下部胴剛
化材156に接続することができる。
【0181】 ボールジョイント168は、患者の臀部と整列されるために脚部セクション2
2の内側部分に置かれる。
【0182】 腕部、上部胴、下部胴および脚部剛化材152−158は、患者、特に大きな
患者を位置決めする時、第二位置決め装置150の望ましくない曲がりまたは弛
みを防止するために、第二位置決め装置150を強化するフレームとして機能す
る。
【0183】 しかしながら、ヒンジ162、166およびボールジョイント164、168
により、第二位置決め装置150は第一実施例の位置決め装置10が移動する希
望範囲の殆どを持つことができる。
【0184】 プラスチックで構成されおよび平坦でかつ矩形形状である代わりに、腕部、上
部胴、下部胴および脚部剛化材152−158は金属で構成されても良く、およ
び/または管形状でも良い。
【0185】 第二位置決め装置150は、上記したように位置決め装置10と同じ仕方で弁
複合体86によって真空源88および圧力源90に接続できる。
【0186】 図9および10を参照して、本発明の第三実施例が示されている。特に図9お
よび10はこれ以降に記述される相違点を除いて、本質的に第一実施例の位置決
め装置10と同じ構造を持つ第三位置決め装置170を示す。
【0187】 第三位置決め装置170は、第一実施例の位置決め装置10の頭部セクション
14、腕部セクション16、上部胴セクション18、または中間横断シール32
を持たず、それによって第三位置決め装置170に一着のズボンの一般的な形状
を与える。
【0188】 第三位置決め装置170において、周辺シール28は下部胴セクション20の
上部を横切って横方向に伸長する。
【0189】 加えて、固定バンド50が周辺シール28に位置されるように上方に移動され
ている。示されていないが、第三位置決め装置170は第二実施例の脚部剛化材
158と下部胴剛化材156を含んでも良い。
【0190】 第三位置決め装置170は、本質的に婦人科および産科の処理および足部およ
び脚部についての整形外科処理のような患者の下肢についてのみ実施される医療
処理での使用に特に適する。
【0191】 図11および12を参照して、本発明の第四実施例が示されている。特に図1
1および12はこれ以降に記述される相違点を除いて、本質的に第一実施例の位
置決め装置10と同じ構造を持つ第四位置決め装置180を示す。
【0192】 第四位置決め装置180は、第一実施例の位置決め装置10の頭部セクション
14、上部横断シール34または中間横断シール32、下部胴セクション20ま
たは脚部セクション22を持たず、それによって第四位置決め装置180に一対
の袖の一般的な形状を与える。
【0193】 第四位置決め装置180において、周辺シール28は上部胴セクション18の
上部と底部を横切って横方向に伸長する。示されていないが、第四位置決め装置
180は第二実施例の腕部剛化材152と上部胴剛化材154を含んでも良い。
【0194】 第四位置決め装置180は、患者の腕部または肩についてのみ実施される整形
外科処理での使用に特に適する。
【0195】 図13を参照して、本発明の第五実施例が示されている。特に図13はこれ以
降に記述される相違点を除いて、本質的に第四実施例の位置決め装置180と同
じ構造を持つ第五位置決め装置190を示す。
【0196】 縦シール30は取り除かれ、それによって腕部セクション16の両方を占める
一個の拡大腕部コンパートメント192を作る。
【0197】 拡大腕部コンパートメント192は、それを通して拡大腕部コンパートメント
192から空気が排気できる唯一つの接続ポート60を包含する。
【0198】 通気性仕切り194が上部胴セクション18の拡大腕部コンパートメント19
2内に、拡大腕部コンパートメント192を二つの部分192a、192bに分
割するために腕部セクション16間に配置されても良い。
【0199】 仕切り194は、仕切り194を空気は通過させるがビーズ58は通過させな
い。この仕方で、仕切り194は総てのビーズ58を一つの腕部セクション16
に集積することを防止し、一方拡大腕部コンパートメント192の両部分192
a、192bを一個の接続ポート60から排気する。
【0200】 第三位置決め装置170、第四位置決め装置180および第五位置決め装置1
90は、コンパートメントの数の低減を行うために必要とされるように変更され
た弁複合体86を使用して真空源88および圧力源90に接続されても良い。
【0201】 本発明の好ましい実施例が示されおよび記述されてきたが、ここに開示されお
よび特許請求された本発明の範囲から逸脱することなく、構成部分の色々な変更
および再配置が求められても良い、ということが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 位置決め装置の第一実施例の裏面図
【図2】 位置決め装置の第一実施例の側面図
【図3】 位置決め装置の第一または第三実施例の脚部セクションを部分的に破断した端
部図面
【図4】 位置決め装置の接続ポートに搭載される弁の断面図
【図5】 弁複合体によって真空源と圧力源に接続される位置決め装置の第一実施例の略
式図
【図6】 位置決め装置の接続ポートに接続される空気配管の部分的断面図
【図7】 患者を位置決めするために使用される位置決め装置の第一実施例の前面透視図
【図8】 位置決め装置の第二実施例の一部の前面図
【図9】 位置決め装置の第三実施例の裏面図
【図10】 位置決め装置の第三実施例の側面図
【図11】 位置決め装置の第四実施例の裏面図
【図12】 位置決め装置の第四実施例の側面図
【図13】 本発明の第五実施例の裏面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AE,AL,A M,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY ,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK, DM,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療処理のために患者を位置決めする位置決め装置であって
    、 中に形成され互いにその相互間の空気流を防止するためにシールされたコンパ
    ートメントを備えた複数のセクションを持つ不通気性ケーシング、 そのコンパートメント内に配置された複数のビーズ、および コンパートメント内部に真空を形成するために空気が該コンパートメントから
    それを通して排気することができる複数の接続ポートを有していて、 そのコンパートメントが真空下にない時、該コンパートメント内の該ビーズは
    互いに自由に移動でき、且つコンパートメントが真空下にある時、該コンパート
    メント内の該ビーズが一体に凝縮される、 ことを特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】 そのケーシングの該セクションが該患者の四肢を位置決めす
    るように適応された肢セクションを含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 更に、そのケーシングにしっかり取りつけされかつ該四肢を
    該肢セクションにしっかり取りつけするように適応された複数の肢バンドを有す
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 更に、そのケーシングにしっかり取りつけされかつ該位置決
    め装置を構造体にしっかり取りつけするように適応された固定バンドを有する、 ことを特徴とする請求項3に記載の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 その四肢は腕部であり、且つその肢セクションが腕部セクシ
    ョンである、 ことを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。
  6. 【請求項6】 その四肢は脚部であり、且つその肢セクションが脚部セクシ
    ョンである、 ことを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 その四肢は一対の脚部と一対の腕部であり、且つその肢セク
    ションが一対の脚部セクションと一対の腕部セクションである、 ことを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。
  8. 【請求項8】 その腕部セクションおよびその脚部セクションは:その脚部
    セクションが該脚部を位置決めした時、その腕部セクションに該腕部を位置決め
    させるように離隔して配置されている、 ことを特徴とする請求項7に記載の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 そのセクション(複数)が更に、 その腕部セクション間に接続された上部胴セクション、 その上部胴セクションに接続された頭部セクション、および 該上部胴セクションと該脚部セクション間に接続された下部胴セクションを含
    む、 ことを特徴とする請求項8に記載の位置決め装置。
  10. 【請求項10】 そのコンパートメントが、 該頭部セクションに配置された頭部コンパートメント、 該腕部セクションと該上部胴セクションに配置された腕部コンパートメント、
    および 該脚部セクションと該上部胴セクションに配置された脚部コンパートメント を含むことを特徴とする請求項9に記載の位置決め装置。
  11. 【請求項11】 更に、該接続ポート内に配置された、該接続ポート開閉用
    の弁を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  12. 【請求項12】 更に、該コンパートメントから空気を排気する真空源、 該コンパートメントに空気を供給する圧力源、および それぞれ該接続ポートに接続される複数の弁を有し、前記弁の各々は選択的に
    該接続ポートの関連するものを閉鎖し、該接続ポートの該関連するものを該真空
    源に接続し、かつ該接続ポートの該関連するものを該圧力源に接続するように操
    作可能である、 ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  13. 【請求項13】 医療処理のために患者を位置決めする位置決め装置であっ
    て、 該患者の一対の四肢を位置決めするように適応された一対の肢セクションを持
    つ不通気性ケーシング、 そのケーシングの内側に配置された複数のビーズ、および 中に真空を形成するためにそれを通して空気を該ケーシングの内側から排気す
    ることができる接続ポートを有し、かつ、 その真空が該ケーシングの内側に形成されない時、ビーズは互いに自由に移動
    でき、それによって該肢セクションを可撓性にし、かつ互いに移動可能にし、か
    つ真空が該ケーシングの内側に形成される時、該ビーズの少なくとも一部が一体
    に凝縮され、それによって該ケーシングの該肢セクションの少なくとも一部を剛
    体化させる、 ことを特徴とする位置決め装置。
  14. 【請求項14】 更に、該ケーシングにしっかり取りつけされかつ該患者の
    該四肢を該肢セクションにしっかり取りつけするように適応された複数の肢バン
    ドを有する、 ことを特徴とする請求項13に記載の位置決め装置。
  15. 【請求項15】 該ケーシングが少なくとも該ビーズの一部を包含する内部
    コンパートメントを持ち、前記内部コンパートメントは該肢セクションの両方に
    配置され、かつ ここで真空が該内部コンパートメントに形成される時、該内部コンパートメン
    ト内の該ビーズが一体に凝縮し、それによって該ケーシングの前記肢セクション
    の両方を剛体化させる、 ことを特徴とする請求項13に記載の位置決め装置。
  16. 【請求項16】 更に、該肢セクション間で該内部コンパートメント内に配
    置された不通気性仕切りを有する、 ことを特徴とする請求項15に記載の位置決め装置。
  17. 【請求項17】 該四肢が腕部であり、かつ該肢セクションは腕部セクショ
    ンである、 ことを特徴とする請求項15に記載の位置決め装置。
  18. 【請求項18】 更に第二接続ポートを有し、 そのケーシングは少なくとも該ビーズの一部を包含する一対の独立内部コンパ
    ートメントを持ち、かつ その接続ポートおよび該第二接続ポートがそれらを通して前記内部コンパート
    メントから空気をそれぞれ排出させその中に真空を形成するようにした、 ことを特徴とする請求項13に記載の位置決め装置。
  19. 【請求項19】 更に、該患者の四肢の第二対を位置決めするようにされた
    肢セクションの第二対を有する、 ことを特徴とする請求項13に記載の位置決め装置。
  20. 【請求項20】 更に、該接続ポート内に配置された該接続ポート開閉用の
    弁を有する、 ことを特徴とする請求項13に記載の位置決め装置。
  21. 【請求項21】 医療処理のために患者を位置決めする位置決め装置であっ
    て、 内部に形成されたコンパートメントを備えた複数のセクションを持つ不通気性
    ケーシング、 そのコンパートメントの内に配置された複数のビーズ、 内部に真空を形成するためそれを通して空気を該コンパートメントから排気す
    ることができる複数の接続ポート、 該コンパートメントから空気を排気する真空源、 該コンパートメントに空気を供給する圧力源、および それぞれ該接続ポートに接続される複数の弁であって、前記弁の各々は選択的
    に該接続ポートの関連する一つのものを閉鎖し、該接続ポートの該関連する一つ
    のものを該真空源に接続し、かつ該接続ポートの該関連する一つのものを該圧力
    源に接続するように操作可能である弁、 を具備し、 そのコンパートメントが真空でない時は、該コンパートメントの該ビーズが互
    いに自由に移動でき、それにより該セクションを可撓性にし、また、コンパート
    メントが真空下にある時は該コンパートメントの該ビーズは一体に凝縮され、そ
    れにより該セクションを剛直にする、 ことを特徴とする位置決め装置。
  22. 【請求項22】 該圧力源が大気圧への通気口である、 ことを特徴とする請求項21に記載の位置決め装置。
  23. 【請求項23】 該圧力源が大気通気口および圧縮空気源の接続された切換
    弁を有し、前記切換弁を該弁複合体を通気口および該圧縮空気源に選択的に接続
    するように動作可能にする、 ことを特徴とする請求項21に記載の位置決め装置。
  24. 【請求項24】 該コンパートメント(複数)はその間の空気流を防止する
    ために相互からシールされている、 ことを特徴とする請求項21に記載の位置決め装置。
  25. 【請求項25】 医療処理のために患者を位置決めする位置決め装置であっ
    て、 胴セクション、および該患者の肢を位置決めするように適応された肢セクショ
    ンを持つ不通気性ケーシング、 該胴セクションにしっかり取りつけされた胴剛化材、 該肢部分にしっかり取りつけされかつ該胴剛化材に移動可能的に接続された肢
    剛化材、 該ケーシングの内側に配置された複数のビーズ、および その中に真空を形成するためにそれを通して該ケーシング内側から空気を排気
    することができる接続ポートを有し、および その真空が該ケーシングの内側に形成されない時は、該ビーズが互いに自由に
    移動でき、また真空が該ケーシングの内側に形成される時は、該ビーズの少なく
    とも一部は一体に凝縮される、 ことを特徴とする位置決め装置。
  26. 【請求項26】 該肢剛化材がボールジョイントによって該胴剛化材に接続
    される、 ことを特徴とする請求項25に記載の位置決め装置。
  27. 【請求項27】 該肢剛化材がプラスチックより成り、かつその中に形成さ
    れた活動ヒンジを持つ、 ことを特徴とする請求項25に記載の位置決め装置。
  28. 【請求項28】 該肢が腕部であり、該肢セクションが腕部セクションであ
    る、 ことを特徴とする請求項25に記載の位置決め装置。
  29. 【請求項29】 該肢が脚部であり、該肢セクションが脚部セクションであ
    る、 ことを特徴とする請求項25に記載の位置決め装置。
  30. 【請求項30】 医療処理のために患者を位置決めする位置決めする方法で
    あって、 少なくとも第一および第二セクションを持つ不通気性ケーシングを含む位置決
    め装置を設け、前記ケーシングが、その中に配置された複数のビーズを持ち、 そのケーシングの該第一セクションを該患者の第一部分にしっかり取りつけし
    、 該ケーシングの該第二セクションを該患者の第二部分にしっかり取りつけし、 第一および第二セクションを互いに移動させ、且つ その中に真空を形成するために空気を該ケーシングの内側から追い出し、前記
    真空により該ケーシング内側の該ビーズの少なくとも一部を一体に凝縮させ、そ
    れによって該ケーシングの該第一および第二セクションの少なくとも一つを剛直
    化させる各ステップを有する、 ことを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 該ケーシングは更に第三セクションを有し、かつ その方法が更に該ケーシングの該第三セクションを該患者の第三部分にしっか
    り取りつける該ステップを有する、 ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 該患者の該第一および第三部分が、該患者の脚部であり、
    かつ該患者の該第二部分が該患者の該胴部である、 ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 該患者の該第一および第三部分が、該患者の腕部であり、
    かつ該患者の該第二部分が該患者の該胴部である、 ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 第一、第二および第三コンパートメントがそれぞれ該ケー
    シングの該第一、第二および第三セクションに配置され、前記第一、第二および
    第三コンパートメントがそれぞれ該ビーズの一部を包含し、かつ互いに独立して
    いる、 ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  35. 【請求項35】 空気が前記第一、第二および第三コンパートメントの一つ
    のみから追い出される、 ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
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