JP2002540238A - エステルアルキルアミド−酸基を含有する縮合ポリマー - Google Patents

エステルアルキルアミド−酸基を含有する縮合ポリマー

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エステル結合によってアルキルアミド基に結合した少なくとも1つのカルボン酸末端基を有する縮合ポリマーに関する。本発明のポリマーは、アルカノールアミンおよび環状無水物を反応させた後、ポリマーを重縮合によって得ることにより、得ることができる。このポリマーは、粉末ペイント組成物に適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エステル結合によってアルキルアミド基に結合した少なくとも1つ
のカルボン酸末端基を有する縮合ポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】 【課題を解決するための手段】
好ましくは、ポリマーは、式(I):
【化20】 [ここで、Yは、
【化21】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
Bは、(C2〜C24)の、任意的に置換された、アリールもしくは(シクロ)ア
ルキル脂肪族2価基であり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は互いに独立して、同じまたは異なることが
でき、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基で
あり、 nは1〜4である] に従う少なくとも2つの基を含む。
【0003】 より好ましくは、ポリマーは、式(II):
【化22】 [ここで、Yは、
【化23】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
Bは、(C2〜C24)の、任意的に置換された、アリールもしくは(シクロ)ア
ルキル脂肪族2価基であり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は互いに独立して、同じまたは異なることが
でき、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基で
ある] に従う少なくとも2つの基を含む。
【0004】 別の好ましい実施態様に従えば、ヒドロキシアルキルアミド基を含むポリマー
は、式(III):
【化24】 [ここで、Yは、
【化25】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
Aは、OH、
【化26】 であり、 Bは、(C2〜C24)の、任意的に置換された、アリールもしくは(シクロ)ア
ルキル脂肪族2価基であり、 X1は、
【化27】 であり、 X2は、X1または
【化28】 であり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は互いに独立して、同じまたは異なることが
でき、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基ま
たはCH2-OX2である] に従うポリマーである。
【0005】 式(I)、(II)および(III)において、R基は隣接する炭素原子と一緒になってシ
クロアルキル基の一部を形成することができる。
【0006】 本発明の別の好ましい実施態様に従えば、β-エステルアルキルアミド-酸基を
含むポリマーは、式(IV):
【化29】 [ここで、Yは、
【化30】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
Aは、
【化31】 、OHまたは
【化32】 であり、 Bは、(C2〜C24)の、任意的に置換された、アリールもしくは(シクロ)ア
ルキル脂肪族2価基であり、 X1は、
【化33】 であり、 X2は、X1または
【化34】 であり、 R3は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)アルキル基であり、
6は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)アルキル基である]
に従うポリマーである。
【0007】 本発明のポリマーの重量平均分子量は、一般に500〜50,000 g/モルの範囲であ
り、好ましくは600〜10,000g/モルである。
【0008】 数平均分子量は、400〜10,000の範囲であることができ、好ましくは500〜2,00
0である。
【0009】 エステルアルキルアミド-酸官能性は、2〜250の範囲であることができ、好ま
しくは3〜50である。
【0010】 官能性は、ポリマー組成物中1分子当たりの特定のタイプの反応性基の平均の
数である。
【0011】 本発明の別の好ましい実施態様に従えば、ポリマーのポリマーカルボキシル基
官能性は、≧3であり、エステルアミド酸基を含むポリマーは、式(V):
【化35】 [ここで、 Aは、
【化36】 またはOH、または
【化37】 であり、 Bは、(C2〜C12)の、任意的に置換された、アリールもしくは(シクロ)ア
ルキル脂肪族2価基であり、 X1は、
【化38】 であり、 X2は、X1または
【化39】 であり、 R3は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル
基であり、 R6は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル
基である] によって示されるポリマーである。
【0012】 好ましくは、R3およびR6が(C1〜C4)アルキル基である。
【0013】 本発明の別の好ましい実施態様に従えば、R3およびR6は、メチルまたはエチ
ルである。
【0014】 Bは飽和または不飽和であることができる。
【0015】 Bは、例えば、飽和もしくは不飽和であることができる(C1〜C26)アルキ
ル基またはカルボン酸基で置換されることができる。
【0016】 Bは、例えば(メチル)-1,2-エチレン、オクテニル-もしくはドデセニル-1,2
-エチレン、(メチル-)1,2-エチリデン、1,3-プロピレン、(メチル-)1,2-シ
クロヘキシル、4-カルボキシ-1,2-フェニレン、(メチル-)1,2-フェニレン、1,
3-フェニレン、1,4-フェニレン、2,3-ノルボルニル、2,3-ノルボルネン-5-イル
および/または(メチル-)1,2-シクロヘキセ-4-エニル基であることができる。
【0017】 選択される出発モノマーに依存して、分子または分子の混合物中の変数B、R 1 、R2、R3、R4、R5およびR6は、変数当たり同じまたは異なるように選択す
ることができる。
【0018】 本発明のポリマー組成物は、高級または低級のオリゴマーを含む組成物である
ことができ、通常50重量%未満、好ましくは30重量%未満の、400より下の分子
量を有するオリゴマーを含む。
【0019】 本発明のポリマーは例えば、アルカノールアミンから誘導される、ヒドロキシ
アルキルアミド-酸およびエステルアルキルアミド2酸の重縮合によって得るこ
とができる。
【0020】 アルカノールアミンのヒドロキシアルキルアミド-酸は、式(VI):
【化40】 を有することができ、アルカノールアミンのエステルアルキルアミド2酸は、式
(VII):
【化41】 で示すことができ、
【0021】 ここで、 R1、R2、R3およびR4は互いに独立して、同じまたは異なることができ、H、
(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基であり、 Yは、H、R1または
【化42】 である。
【0022】 したがって、本発明の線状ポリマーは一般に、次のように、鎖に沿って交互に
なっているアミドおよびエステル基を含む:
【化43】 (ここで、1つ以上のジエステルが、交互になっているエステル(E)-アミド(A)
基と結合する) または
【化44】 (ここで、エステルおよびアミド基は好ましくは、ポリマー中にわたって交互に
なっている)。
【0023】 本発明の分岐ポリマーは一般に、次のように、主鎖および側鎖に沿って交互に
なっているアミドおよびエステル基を含む:
【化45】 (ここで、1つ以上のジエステルが、交互になっているエステル(E)-アミド(A)
基と結合する) または
【化46】 (ここで、エステルおよびアミド基は好ましくは、ポリマー中にわたって交互に
なっている)。
【0024】 一般に、鎖中のアミド結合のモル量は、エステル結合のモル量より少ない。
【0025】 本発明のポリマーは、少なくとも60重量%の式(III)〜(V)で示される生成物を
含む。
【0026】 本発明の好ましい実施態様に従えば、ポリマーは、アルカノールアミンとモル
過剰の環状無水物とを、例えば約20〜約100℃の温度で反応させて、ヒドロキシ
アルキルアミドを形成し、その後、例えば120〜250℃の温度で、ポリエステルア
ミドを重縮合によって得ることによって、1段階の手順で得られる。任意的に、
蒸留によって水を除去することができる。
【0027】 蒸留による水の除去は、1バールより高い圧力で、減圧下で、または共沸で起
こり得る。
【0028】 反応は溶媒なしに起こり得るが、反応が水または有機溶媒中で起こることがま
た可能である。
【0029】 好ましくは、環状無水物は、式(VIII):
【化47】 (ここで、Bは先に記載した意味を有する) に従う無水物である。
【0030】 適当な環状無水物の例としては、フタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水
物、ナフタレンジカルボン酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、5-ノルボル
ネン-2,3-ジカルボン酸無水物、ノルボルネン-2,3-ジカルボン酸無水物、ナフタ
レンジカルボン酸無水物、2-ドデセン-1-イルコハク酸無水物、マレイン酸無水
物、トリメリット酸無水物、(メチル、オクチルまたはドデセニル)コハク酸無
水物、グルタル酸無水物、4-メチルフタル酸無水物、4-メチルヘキサヒドロフタ
ル酸無水物、4-メチルテトラヒドロフタル酸無水物および不飽和脂肪酸のマレイ
ン酸化した(maleinised)アルキルエステルを包含する。
【0031】 好ましくは、アルカノールは、式(IX):
【化48】 [ここで、Yは、
【化49】 または(C1〜C20)(シクロ)アルキルであり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は互いに独立して、同じまたは異なることが
でき、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基ま
たはCH2OHであり、 nは1〜4である] に従うアルカノールアミンである。
【0032】 より好ましくは、n=1である。
【0033】 アルカノールアミンは、モノアルカノールアミン、ジアルカノールアミン、ト
リアルカノールアミンまたはそれらの混合物であることができる。
【0034】 可能なポリマー合成の1つにおいてモノアルカノールアミンが使用されるなら
、官能性2を有する線状ポリマーを得ることができる。所望の用途に依存して、
線状または全部もしくは一部分岐したポリマーを選択することができ、その場合
に分岐度は、選択されるアルカノールアミンによって設定され得る。
【0035】 高い官能性を有する高次分岐構造が望ましいなら、ジ-またはトリアルカノー
ルアミンを使用することができ、また、モノアルカノールアミンと組合せたカル
ボン酸置換無水物を出発化合物として使用できる。
【0036】 適当なモノ-β-アルカノールアミンの例としては、エタノールアミン、1-メチ
ル-もしくはエチル-エタノールアミン、n-ブチルエタノールアミン、1-メチル-
もしくはエチル-イソプロパノールアミン、イソブタノールアミン、β-シクロヘ
キサノールアミン、n-ブチルイソプロパノールアミンおよびn-プロパノールアミ
ンを包含する。
【0037】 適当なジ-β-アルカノールアミンの例としては、3-アミノ-1,2-プロパンジオ
ール、2-アミノ-1,2-プロパンジオール、ジイソブタノールアミン((ビス-2-ヒ
ドロキシ-1-ブチル)アミン)、ジ-β-シクロヘキサノールアミンおよびジイソ
プロパノールアミン((ビス-2-ヒドロキシ-1-プロピル)アミン)を包含する。
【0038】 適当なトリアルカノールアミンは、例えばトリス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタンである。
【0039】 好ましくは、β-アルキル置換されたβ-ヒドロキシアルキルアミドを使用する
【0040】 適当な例としては、(ジ)イソプロパノールアミン、シクロヘキシルイソプロ
パノールアミン、1-メチル-もしくはエチル-イソプロパノールアミン、(ジ)イ
ソブタノールアミン、ジ-β-シクロヘキサノールアミンおよび/またはn-ブチル
イソプロパノールアミンを包含する。
【0041】 これらのポリマー組成物は、加水分解に対する改善された抵抗性を示す。
【0042】 最も好ましいジイソプロパノールアミンおよび/またはジイソブタノールアミ
ンが適用される。
【0043】 無水物:アルカノールアミンの当量比は、一般に2.0:1.0〜3.0:1.0である。
好ましくは、この比は2.1:1.0〜2.8:1.0である。
【0044】 本発明の化合物はまた、例えば上記したようなアルカノールアミンと、モル過
剰の、1つの酸基および1つの活性化された酸基を含む化合物とを反応させ、そ
の後、重縮合によりポリエステルアミドを得ることによって得ることができる。
比は、例えば2.0:1.0〜3.0:1.0であり得る。
【0045】 1つの酸基および1つの活性化された酸基を含む化合物は好ましくは、式(X)
【化50】 [ここで、Bは上記した意味を有し、Lは、
【化51】 または
【化52】 またはOR7またはSR7またはClであり、 R7は、(C1〜C12)分岐もしくは線状のアルキル基である] に従う化合物である。
【0046】 1つの酸基および1つの活性化された酸基を含む化合物の適当な例は、アルキ
ルエステル、例えばアジピン酸モノ-メチルもしくは-エチルおよびセバシン酸モ
ノ-メチルもしくは-エチル、無水物ならびにチオエステルである。
【0047】 本発明の化合物はまた、例えば上記したような環状無水物とアルコールとを反
応させ、その後、得られた反応生成物を、イン サイツ(in situ)でアルカノー
ルアミンと反応させることによって得ることができる。重縮合によって、ポリエ
ステルアミドが次に得られる。
【0048】 適当なアルコールの例は、(C1〜C10)アルコールである。
【0049】 好ましくは、メタノールまたはエタノールが使用される。
【0050】 カルボキシル基の他に、ポリマーはまた、ヒドロキシアルキルアミド基を、0.
01〜2.0mg当量/ポリマーgの量で含むことができる。ポリマーに存在するヒドロ
キシアルキルアミドの数は、無水物/アルカノールアミンの比によって、かつ転
化度によって調節することができる。過剰の無水物が使用され、かつ重縮合反応
が(ほとんど)完了するなら、0.2 mg当量OH/ポリマーg未満が通常存在する
。ヒドロキシアルキルアミド基が存在するなら、それらは次の段階で、β-ヒド
ロキシアルキルアミドと反応することができる1つ以上の基(例えば、無水物、
カルボン酸塩化物、活性化されたエステルまたはカルボン酸基)を含む化合物と
反応し得る。ヒドロキシアルキルアミド基の量は、好ましくはできるだけ少なく
、例えば0.01〜0.2 mg当量/ポリマーgである。
【0051】 ポリマーの分岐度および官能性は、出発物質およびポリマーの分子量に依存す
る。3000より上の分子量およびジおよび/またはトリアルカノールアミンの使用
は一般に、官能性≧6を有する、高度に分岐した構造をもたらす。
【0052】 式(VIII)に従う無水物の代わりに、ビスおよびジ無水物が、(無水物の全量の
)10重量%未満の量で存在する故に、ポリマーは式(III)〜(V)に従う生成物のみ
を含むことはないことが可能である。
【0053】 本発明はまた、全部または一部変性されたポリマーに関する。
【0054】 変性は例えば、式(III)、(IV)または(V)の任意の1つに従うポリマーを、カル
ボン酸基と反応することができる反応性基を含有するモノマー、オリゴマーまた
はポリマーと反応させることによって行うことができる。反応成分に依存して、
触媒を選択することができる。
【0055】 適当な反応性基の例としては、アルコール基、オキサゾリン基、ハロゲン化ア
ルキル基、エポキシ基、歪んだ環状(strained ring)のオレフィン基、エポキシ
クロロヒドリン基、アミン基、1,2-ジエン基、例えばブタジエン基およびそれら
の組合せを包含する。
【0056】 好ましくは、モノマー、オリゴマーまたはポリマーは、ヒドロキシルアルキル
アミドと反応することができる基を1個だけ含有し、その結果、変性中に架橋が
起こらない。
【0057】 式(III)、(IV)または(V)に従うポリマーは好ましくは、エポキシ基、オキサゾ
リジン基、歪んだ環状(strained ring)のオレフィン基またはアルコール基を含
有する化合物を用いて変性されている。変性ポリマーの合成は、2段階プロセス
または1段階プロセスで行うことができる。
【0058】 2段階プロセスは、第1の段階で、カルボン酸末端基を有する縮合ポリマーの
製造を含み、第2の段階で、変性反応を含む。
【0059】 1段階プロセスにおいては、出発物質は、同時に重縮合され、反応される。好
ましくは、1段階の手順が適用される。というのは、プロセス全体にわたって粘
度が低く、故に、生成物の成形加工性が改善されるからである。
【0060】 変性ポリマーは、例えば、式(III)、(IV)または(V)の1つによって示すことが
でき、ここで、 X2は、X1または
【化53】 であり、かつ O−Zは、モノマー、オリゴマーまたはポリマーのアルコールから誘導される。
【0061】 適当なエポキシドは、例えば飽和脂肪族(C1〜C26)エポキシドおよび、グ
リシドールから誘導されるエステルまたはエーテルである。
【0062】 適当な脂肪族エポキシドの例は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,
2-エポキシブタン、1,2-エポキシオクタン、1,2-エポキシドデカン、1,2-エポキ
シシクロヘキサンおよび4-ビニル-1,2-エポキシシクロヘキサンである。
【0063】 適当なグリシジルエステルおよびエーテルの例は、アリルグリシジルエーテル
、ベンジルグリシジルエーテル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レートおよびグリシジルベルサテート(versatate)(Cardura E(商標)、シェル
ケミカルズ(Shell Chemicals))である。
【0064】 適当なオキサゾリンは、例えば、(C1〜C26)脂肪族もしくは(C7〜C20
芳香族カルボン酸およびエタノールアミンもしくはイソプロパノールアミンから
誘導された飽和もしくは不飽和の脂肪族(C3〜C29)オキサゾリン、例えば2-
メチル-もしくはエチル-オキサゾリジン、脂肪酸(大豆、トール(tall)、パルミ
チンヒマワリ)オキサゾリジン、2-フェニルオキサゾリンおよび2-ビニルオキサ
ゾリジンである。
【0065】 適当なアルコールは、例えば線状もしくは分岐した(C1〜C26)(シクロ)
脂肪族アルコールである。
【0066】 適当な線状脂肪族アルコールの例は、メタノール、エタノール、ブタノール、
デカノール、ドデカノール、オクタノールおよび脂肪酸アルコール、2-エチルヘ
キサノール、2,5,7-オクタトリエノールおよび1-ビニル-ヘキサ-3,5-ジエノール
である。
【0067】 適当な歪んだ環状(strained ring)のオレフィン基含有化合物の例は、ジシク
ロペンタ-ジエン(DCPD)、ジメチルシクロペンタジエン、ノルボルネンおよびピ
ネンである。好ましくは、DCPDが使用される。
【0068】 適当な環状脂肪族アルコールの例としては、シクロヘキサノール、DCPD-アル
コールおよびコレステロールを包含する。
【0069】 Zは、例えば飽和もしくは不飽和の(C1〜C40)アルキルもしくは芳香族基
、ポリマーまたはオリゴマーから選択することができる。適当なポリマーの例は
、ポリエステル、ポリエーテルおよびポリ(カプロ)ラクトンである。
【0070】 Zは、例えばエステル基、エーテル基、アミド基およびアルコール基で置換す
ることができる。
【0071】 変性ポリマーは、同じまたは異なるZ基からなることができる。
【0072】 本発明の(変性)ポリマーは、技術的に異なる分野で、熱硬化性および熱可塑
性の用途において、非常に広く使用することができる。例は、粉末ペイント組成
物、水もしくは溶媒ベースのコーティング系、カンもしくはコイル-コーティン
グ系、照射硬化性コーティング組成物、コーティングのためのアルキド樹脂、建
設目的(例えば、パテ、シーラント、キャスティング、コンパウンドおよび成形
コンパウンド)のための不飽和樹脂、インク、トナー組成物、ガラス繊維サイジ
ングのための塗膜形成要素(film former)、接着剤、ホットメルトおよびゴム組
成物である。
【0073】 本発明の未変性または部分変性ポリマーは一般に、粉末ペイント系、カンもし
くはコイル-コーティング系および溶媒ベースのコーティング系において使用す
ることができる。
【0074】 変性が、例えば脂肪酸アルコールを用いて実現されたなら、得られるポリマー
は自然乾燥系として使用することができる。
【0075】 ラジカル硬化性化合物を用いた変性は、照射硬化性コーティングおよび建設用
樹脂の技術分野での可能性を提供する。
【0076】 グリシジルメタクリレートおよび/またはジシクロペンタジエンでの、本発明
のポリマーの変性は、照射硬化性コーティングにおいて適用されるのに適当な製
品をもたらす。
【0077】 本発明のポリマーの変性の多くの可能性を考慮すると、変性は、任意の広範囲
の技術用途に向けられることができる。
【0078】 本発明の好ましい実施態様によれば、本発明のポリマーは、熱硬化性粉末ペイ
ント組成物およびトナー組成物において適用される。
【0079】 熱硬化性粉末ペイントは、熱可塑性粉末ペイントより良好な耐薬品性を有する
。この結果、熱硬化性コーティングのための架橋剤およびポリマーを開発するた
めの集中的な努力が長期間なされてきた。良好な流れ挙動、良好な貯蔵安定性お
よび良好な反応性を有する熱硬化性粉末ペイントのためのバインダー組成物を見
出す試みが、なおなされている。熱硬化性粉末ペイントのバインダー組成物は一
般に、50重量%より多いポリマーおよび50重量%未満の架橋剤を含む。
【0080】 本発明のポリマーは、粉末ペイント組成物において、ポリマーとして、かつ架
橋剤として使用することができる。
【0081】 本発明のポリマーのガラス転移温度(Tg)は、選択された出発物質および分子量
に依存して、0〜150℃、好ましくは50〜110℃にある。
【0082】 好ましくは、式(I)、(II)、(III)、(IV)または(V)の任意の1つに従う化合物
が、粉末ペイント組成物において使用される。例えば50重量%まで、好ましくは
30重量%未満の酸基が変性されるポリマーを使用することがまた可能である。
【0083】 粉末ペイントを用いて最後に得られるコーティングは、多くの変化する必要条
件に合わなければならない。種々の系が公知である。いくつかの系は、硬化中に
揮発性成分を放出する。これらの系は、泡を伴ってコーティングを形成する、お
よび/または望ましくない排出物が放出されるという欠点をもたらす。後者が関
連する限り、揮発性成分は、有機物起源なら、望ましくない環境上または健康上
の問題を引き起こし得る。さらに、粉末ペイントまたは粉末コーティングのすべ
ての望ましい特性が常に実現されるわけではないことがわかった。
【0084】 他の系においては、ポリエステルおよび、エポキシ基を含む通常の架橋剤、例
えばビスフェノール-A-エポキシ樹脂が使用される。これらの系から、揮発性成
分は一般に放出されない。
【0085】 粉末ペイントのために、バインダー組成物において、ビスフェノール-A-エポ
キシ樹脂と組合せて本発明のポリマーが使用されると、非常に望ましい特性、例
えば良好な耐薬品性、少なくとも120μmの層厚以下の表面に泡を生じることなく
望ましい光沢またはつや消しの外観、沸騰水および塩噴霧に対する高い抵抗性、
引っかきに対する高い抵抗性、良好な機械的特性、良好な粉末安定性および、粉
末コーティングの良好な着色安定性の組合せがもたらされることがわかった。
【0086】 本発明の非常に官能性の架橋剤を使用すると、原料の1つとしてトリメリット
酸(無水物)を使用せずに、エポキシド基含有ポリマーとの組合せで、良好な硬
化挙動がもたらされることは驚くべきことである。一般に、カルボキシル末端基
を有するポリエステルは、原料の1つとしてトリメリット酸(無水物)の不在下
でエポキシ基に対して減じられた反応性を有する。
【0087】 一般的熱硬化性粉末コーティングの製造および、粉末ペイントを硬化させて硬
化コーティングを形成する化学反応は、ミセフ(Misev)により、粉末コーティン
グ、化学および技術(Powder Coatings, Chemistry and Technology)(1991年、ジ
ョン ウィリー(John Wiley))の第42〜54頁、第148頁および第224〜226頁に記
載されている。熱硬化性バインダー組成物は一般に、ポリマーおよび架橋剤から
なる粉末ペイントの樹脂部分として定義される。
【0088】 所望なら、通常の添加剤を、本発明のバインダー組成物および粉末ペイント系
において使用することができ、それらは、例えば顔料、充填剤、脱気剤、流動剤
および安定剤である。
【0089】 適当な顔料は、例えば無機顔料、例えば二酸化チタン、硫化亜鉛、酸化鉄およ
び酸化クロム、ならびにまた、有機顔料、例えばアゾ化合物である。適当な充填
剤は、例えば金属酸化物、シリケート、カーボネートおよびサルフェートである
【0090】 一次および/または二次の酸化防止剤、UV安定剤、例えばキノン、(立体障害
の)フェノール化合物、ホスホナイト、ホスファイト、チオエーテルおよびHALS
化合物(ヒンダードアミン光安定剤)が、例えば安定剤として使用できる。
【0091】 脱気剤の例は、ベンゾインおよびシクロヘキサンジメタノールビスベンゾエー
トである。流動剤としては、例えばポリアルキルアクリレート、フルオロ炭化水
素およびシリコーン流体を包含する。他の適当な添加剤は、例えば摩擦荷電(tri
bocharging)を改善するための添加剤、例えば、欧州特許第371528号に記載され
ている立体障害の3級アミンである。
【0092】 本発明の粉末ペイントは、通常のやり方で、例えば粉末を、アースした基体に
静電気的に噴霧し、コーティングを適当な温度の熱に十分長い時間さらして硬化
させることによって、施与することができる。施与された粉末は、例えばガスオ
ーブン、電気オーブン中で、または赤外線照射によって、加熱することができる
【0093】 工業的用途のために意図された粉末ペイント(コーティング)組成物の熱硬化
性コーティングは、粉末コーティング、化学および技術(Powder Coatings, Chem
istry and Technology)、ミセフ(Misev) 、141〜173頁(1991年)にさらに記載さ
れている。
【0094】 本発明の組成物は、例えば金属、木およびプラスチックの基体に使用するため
の粉末ペイントに使用できる。例は、工業的コーティング、機械および道具のた
めのコーティング、家庭用途および建物の一部分である。コーティングはまた、
部品および付属品をコーティングするために、自動車工業における使用のために
適当である。
【0095】 以下の限定されない実施例によって、本発明を説明する。
【0096】
【実施例】実施例I 縮合ポリマーの製造 115gの溶融したジイソプロパノールアミン(40℃)を、機械的撹拌機、頂部蒸
留器ならびに、窒素および真空接続を備えた二重壁のガラス反応器(熱オイルに
よって加熱することができる)に加えた。次に、439gのヘキサヒドロフタル酸無
水物(70℃)を添加した。反応混合物を180℃に加熱した。この温度で3時間後
、反応器圧力を2.5mPAに下げた。2時間の反応時間後、ポリマーを冷却し、ガラ
ス状の塊として得た。酸価は、222mgKOH/樹脂gであった。
【0097】実施例II 実施例Iのポリマーを含む粉末ペイント組成物 表1に従う粉末ペイント組成物を、混合および押出し(PRISM押出機、120℃)
によって製造した。組成物は、通常のやり方で粉砕され、篩い分けされ、アルミ
ニウムおよびスチールの試験パネル上に静電気的に噴霧(コロナ)された。その
後、循環オーブン中で200℃で10分間の硬化サイクルがあった。
【表1】 脚注: 1)ビスフェノールA-ジグリシジルエーテルに基づくエポキシ樹脂(チバ(Ciba)社
) 2)エリクセン緩慢浸透(Erichsen Slow Penetration);ISO 1520/DIN 53156 3) DIN 55990:パートB 4) アセトンで2回擦った。 5)オーバーベーク試験において、試験プレートを200℃で1時間加熱し、黄色度(
b)が測定される。 本発明のポリマーは、良好な化学的、機械的および光学的特性、およびまた高
いビスター限界(bister limit)(視覚的)を有するコーティングをもたらす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4J001 DA03 DC03 DD07 EB14 EB34 EB35 EB46 EB71 EE45A GE01 JA17 4J038 DB002 DD002 DH001 GA01 GA02 GA03 GA06 GA08 KA03 MA02 NA01 NA04 NA11 PA17 PA19 PB04 PB14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル結合によってアルキルアミド基に結合した少なくと
    も1つのカルボン酸末端基を有する縮合ポリマー。
  2. 【請求項2】 ポリマーが、式(I): 【化1】 [ここで、Yは、 【化2】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
    Bは、(C2〜C24)の、置換されていてもよいアリールもしくは(シクロ)ア
    ルキル脂肪族2価基であり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は互いに独立して、同じまたは異なることが
    でき、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基で
    あり、 nは1〜4である] に従う少なくとも2つの基を含む請求項1記載のポリマー。
  3. 【請求項3】 ポリマーが、式(II): 【化3】 [ここで、Yは、 【化4】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
    Bは、(C2〜C24)の、置換されていてもよいアリールもしくは(シクロ)ア
    ルキル脂肪族2価基であり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は互いに独立して、同じまたは異なることが
    でき、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル基で
    ある] に従う少なくとも2つの基を含む請求項1〜2のいずれか1項記載のポリマー。
  4. 【請求項4】 ポリマーが、式(III): 【化5】 [ここで、Yは、 【化6】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
    Aは、OH、 【化7】 であり、 Bは、(C2〜C24)の、置換されていてもよいアリールもしくは(シクロ)ア
    ルキル脂肪族2価基であり、 X1は、 【化8】 であり、 X2は、X1または 【化9】 であり、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、H、(C6〜C10)アリールまたは(C1 〜C8)(シクロ)アルキル基またはCH2-OX2であることができる] に従うポリマーである請求項1〜3のいずれか1項記載の縮合ポリマー。
  5. 【請求項5】 ポリマーが、式(IV): 【化10】 [ここで、Yは、 【化11】 、H、(C1〜C20)(シクロ)アルキルまたは(C6〜C10)アリールであり、
    Aは、OH、 【化12】 であり、 Bは、(C2〜C24)の、置換されていてもよいアリールもしくは(シクロ)ア
    ルキル脂肪族2価基であり、 X1は、 【化13】 であり、 X2は、X1または 【化14】 であり、 R3は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)アルキル基であり、
    6は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)アルキル基である]
    に従うポリマーである請求項1〜4のいずれか1項記載の縮合ポリマー。
  6. 【請求項6】 ポリマーが、式(V): 【化15】 [ここで、Aは、 【化16】 またはOH、または 【化17】 であり、 Bは、(C2〜C12)の、置換されていてもよいアリールもしくは(シクロ)ア
    ルキル脂肪族2価基であり、 X1は、 【化18】 であり、 X2は、X1または 【化19】 であり、 R3は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル
    基であり、 R6は、Hまたは(C6〜C10)アリールまたは(C1〜C8)(シクロ)アルキル
    基である] に従うポリマーである請求項1〜5のいずれか1項記載の縮合ポリマー。
  7. 【請求項7】 アルカノールアミンおよび環状無水物を反応させた後、ポリ
    マーを重縮合によって得ることによる、請求項1〜6のいずれか1項記載のポリ
    マーの製造方法。
  8. 【請求項8】 アルカノールアミンが、ジイソプロパノールアミンおよび/
    またはジイソブタノールアミンである請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 式(III)、(IV)または(V)のいずれか1つに従うポリマーを、
    カルボン酸基と反応することができる反応性基を含有するモノマー、オリゴマー
    またはポリマーと反応させることによって得ることができる変性ポリマー。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6もしくは9のいずれか1項記載のポリマーも
    しくは変性ポリマーまたは、請求項7〜8のいずれか1項記載の方法に従って得
    られるポリマーを含むコーティング組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6もしくは9のいずれか1項記載のポリマーま
    たは、請求項7〜8のいずれか1項記載の方法に従って得られるポリマーを含む
    粉末ペイントバインダー組成物。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のバインダー組成物を含む粉末ペイント組
    成物。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の粉末ペイントの硬化によって得られる粉
    末コーティング。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の粉末コーティングが、コーティングとし
    て使用されることを特徴とする、全部または一部コーティングされた基体。
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