JP2002540061A - カリックスアレーン誘導体、調製方法、及び、アクチニド及びランタニド抽出のための前記誘導体の使用 - Google Patents

カリックスアレーン誘導体、調製方法、及び、アクチニド及びランタニド抽出のための前記誘導体の使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規なカリックスアレーン誘導体及びその調製方法、並びに、アクチニド及びランタニドを抽出するための前記誘導体の使用に関するものであり、式: 【化1】 [式中、−R1は、アルキル又はアリール基、又は、水素原子であり、−R2及びR3は、同一でも異なってもよく、アルキル又はアリール基であり、−nは2から8の範囲の整数であり、そして、−pは4から8の範囲の整数である]の新規なカリックスアレーンに関する。前記カリックスアレーンは、水性溶液からのアクチニド及びランタニド抽出のために用いられてよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なカリックスアレーン誘導体及びその調製方法、並びに、アク
チニド及びランタニドを抽出するための前記誘導体の使用に関する。
【0002】 さらに、本発明は、アクチニド及びランタニド、特に三価のアクチニド及びラ
ンタニドの抽出に有益な性質を与える、ホスフィンオキシド−アセトアミド置換
基を含むカリックスアレーンに関する。
【0003】 それゆえに、前記の新規なカリックスアレーンは、使用済み核燃料再処理装置
からの水性流出液又は使用済み核燃料溶解溶液等の水性溶液中に存在するアクチ
ニド及びランタニドを抽出するために用いられてよい。
【0004】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
国際特許出願96/23800号[1]に開示されるように、水性溶液からラ
ンタニド及びアクチニド等の金属を抽出するために、ホスフィンオキシド−アセ
トアミド置換基含有カリックスアレーン等のミクロ環状配位子を使用することは
既に予見されている。
【0005】 前記誘導体では、ホスフィンオキシド−アセトアミド置換基は、カリックスア
レーンのフェニル環上に直接配置される。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、炭化水素鎖によってそのカリックスアレーンのフェニル基と分けら
れているホスフィンオキシド−アセトアミド置換基を含む、新規なカリックスア
レーンに関する。さらに、前記ホスフィンオキシド−アセトアミド置換基は、前
記炭化水素鎖によって該カリックスアレーンのヒドロキシル官能基に結合してい
る。
【0007】 本発明では、前記カリックスアレーンは、式:
【化13】 [式中、 −R1は、アルキル又はアリール基、又は、水素原子であり、 −R2及びR3は、同一でも異なってもよく、アルキル又はアリール基であ
り、 −nは2から8の範囲の整数であり、そして −pは4から8の範囲の整数である] に相当する。
【0008】 このカリックスアレーンにおいては、そのホスフィンオキシド−アセトアミド
基とフェニル環との間に炭化水素鎖が存在することは、それがアクチニド及びラ
ンタニドに関する該カリックスアレーンの抽出効率の調節を可能にするので、興
味深い。
【0009】 事実、前記効果は、その炭化水素鎖(CH2n[式中、炭素原子数nは、2か
ら8の範囲、好ましくは2から5の範囲であってよい]の炭素原子数と共に増加
する。
【0010】 上記式(I)において、R1は、水素原子、又は、アルキル又はアリール基を
表してよい。用いられる傾向のある前記アルキル基は、線状又は分枝状アルキル
基であり、好ましくは1から18の炭素原子を含む。
【0011】 R1基の例は、tert−ブチル基を含む。
【0012】 上記式(I)において、R2及びR3は、アルキル又はアリール基であってよい
。該アルキル基は線状又は分枝状であってよく、好ましくは1から18の炭素原
子を有する。R1、R2及びR3として用いられてよいアリール基は、芳香環又は
複素環核から、その環の炭素原子の1つから水素原子を除去することによって導
かれる一価の基である。そのような基の例は、フェニル、ナフチル、ピリジル、
チオフェニル及び置換されたフェニル基を含む。好ましくは、R2及びR3は、該
フェニル基を表す。
【0013】 本発明のカリックスアレーンは4から8のフェニル環を含んでよい。好ましく
は、該カリックスアレーンは4つのフェニル環を含む(p=4)。
【0014】 本発明の式Iのカリックスアレーンは、式:
【化14】 [式中、R1、n及びpは上に定義したとおりである] のアミノ−アルコキシカリックスアレーン誘導体と、式:
【化15】 [式中、R2及びR3は上に定義したとおりであり、R4はp−ニトロフェニル又
は2,4−ジニトロフェニル基を表す] のホスフィンオキシド−アセテートとを反応させることからなる方法を用いて調
製することができる。
【0015】 その最終工程で用いられる式IIIのホスフィンオキシド アセテートは、そ
れに対応した、式:
【化16】 [式中、R2及びR3は上に示したとおりであり、R5は1から4の炭素原子を含
むアルキル基である] のアルキルホスフィナイト(phosphinite)を用いて、前記基とブロモ酢酸エチ
ルとを反応させ、それに続いて加水分解し、そして、得られた酸をニトロフェノ
ール又はジニトロフェノールでエステル化することによって調製することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施態様では、nが2より大きい式IIのアミノアルコキシカ
リックスアレーン誘導体が、以下の工程: 1)式:
【化17】 [式中、R1及びpは上に示すとおりである] のカリックスアレーンと、式
【化18】 [式中、nは上に示すとおりである] のN−3(ブロモアルキル)フタルイミドとを反応させて、式:
【化19】 の(3−フタルイミド−アルコキシ)カリックスアレーンを得る工程、及び、 2)前記式VIの化合物とヒドラジンとを反応させる工程 を含む方法を用いて調製される。
【0017】 本発明の第二の実施態様では、n=2である前記式IIのアミノアルコキシカ
リックスアレーン誘導体は、以下の工程: 1)式:
【化20】 [式中、R1及びpは上に示すとおりである] のカリックスアレーンと、ブロモ酢酸アルキルとを反応させて、式:
【化21】 [式中、R1は上に示すとおりであり、R5はアルキル基を表す] のカリックスアレーン誘導体を得る工程、 2)式VIIのカリックスアレーン誘導体を還元して、式:
【化22】 のヒドロキシル化誘導体を得る工程、 3)前記式VIIIのヒドロキシル化誘導体と塩化トシルとを反応させて、式:
【化23】 [式中、Tsはトシル基を表す] のトシル化誘導体を得る工程、及び、 4)前記式IXのトシル化誘導体とNaN3とを反応させ、続いて接触水素化により
n=2である式IIのカリックスアレーンを得る工程 を含む方法を用いて調製される。
【0018】 本発明の式Iのカリックスアレーンは、溶解溶液及び使用済み核燃料再処理装
置からの水性流出液等の水性溶液中に存在するアクチニド及びランタニドから選
択される少なくとも1つの金属を分離するために用いられてよい。
【0019】 この分離を行うために、分離されるべき金属を含む水性溶液は、上述の式Iの
少なくとも1つのカリックスアレーンを含む非混和性相と接触させて置かれる。
これは該非混和性相中に該金属を抽出するためである。
【0020】 前記非混和性相は、通常、適当な有機溶媒中の本発明のカリックスアレーンか
らなる。
【0021】 用いられてよい溶媒の例は、アルキルベンゼン及びニトロフェニルアルキルエ
ーテルを含む。
【0022】 好ましくは、該溶媒として、オルト−ニトロフェニルヘキシルエーテル等のエ
ーテルが用いられる。
【0023】 前記非混和性液体相のカリックスアレーン濃度は、特に、用いられる溶媒に依
存する。10-4から5.10-2mol/lの範囲の濃度、例えば10-3の濃度、を用
いることができる。
【0024】 本発明の分離方法を実施するためには、前記水性溶液を、ミキサー−清澄器、
遠心分離抽出装置、パルスカラム(pulsating columns)等の通常の液−液抽出
装置内で、またはサポートされた液体膜の手段によっても、前記非混和性液体相
と接触させることができる。
【0025】 サポートされた膜の技術は、ポリプロピレン等の固体基質上に、前記非混和性
液体相を固定化することからなる。この技術を用いることによって、分離される
べき金属を、それらを含む水性溶液から、水性再抽出溶液に移動させることがで
きる。この場合、その膜の片側を、分離されるべき金属を含む最初の水性溶液と
接触させ、もう片側を水性再抽出溶液に接触させる。
【0026】 前記はサポートされた液体膜の基質は、適当な有機溶媒中において、溶液中の
カリックスアレーンでその孔が充填されている微小孔性膜であってよい。前記微
小孔性膜は、ポリプロピレン、ポリビニリデンフルオライド又はポリテトラフル
オロエチレンからなってよい。前記膜は、分離されるべき金属を含む水性溶液と
、その再抽出溶液を有する第二コンパートメントとの間のセパレーションとして
使用されてよい。
【0027】 サポートされた液体膜を用いて十分な抽出を得るためには、小さい孔直径を有
する、高度に多孔性の薄膜を用いることが有利である。前記膜は、平面膜又は中
空繊維のウルトラ−又はマイクロろ過モジュールの形態で、高い流動流速を処理
するために用いられてよい。
【0028】 非混和性液体相中の分離されるべき金属は、抽出後、再抽出によって水性再抽
出溶液中に戻されてよい。前記溶液は水性錯化剤(complexing agent)溶液であ
ってよい。該錯化剤は、メチレンジホスホン酸、シュウ酸、クエン酸、シュウ酸
塩及びクエン酸塩等の、有機酸又は有機酸塩であってよい。そのような溶液の使
用は、分離された金属の再抽出を、高収率で達成することを可能にする。
【0029】 本発明の他の特徴及び有利さは、以下の実施例を読むことでより明確に理解さ
れるであろうが、それらの実施例は、添付した図を参照して例示として与えられ
るものであり、包括的ではない。
【0030】 図の簡単な説明 図1は、本発明の第一の実施態様の、式Iのカリックスアレーンの合成を表す
図である。 図2は、本発明の第二の実施態様の、式Iのカリックスアレーンの合成を表す
図である。
【0031】
【実施例】
実施態様の詳細な説明 実施例1及び2は、上述した式Iを満たすカリックスアレーンの調製を例示す
るものであり、ここで、R1はtert−ブチル基を表し、R2及びR3はフェニル基P
hを表し、pは4に等しく、且つ、nは3(実施例1)及び4(実施例2)を表
す。
【0032】 両方の実施例で、本発明の第一の実施態様に相当する図1に表される合成の図
が用いられる。
【0033】 実施例1:テトラキス(3−ジフェニル−ホスフィンオキシド−アセトアミド−
プロポキシ)−p−tert−ブチル カリックス[4]アレーン(化合物4a)の
調製a)テトラキス(3−フタルイミドプロポキシ)−p−tert−ブチル カリックス [4]アレーン(化合物2a)の調製 200mlのジメチルホルムアミド(DMF)中の、10g(15.44mM)のp−
tert−ブチル カリックス[4]アレーン(化合物1)の懸濁液を、アルゴン中
で30分間撹拌する。それから、3.12g(123.52mM)のNaH及び320
mlのDNFを添加して、さらに1時間撹拌を続ける。それから、33.12g(12
3.52mM)のN−3(ブロモプロピル)フタルイミドを添加し、その混合物の
撹拌を、周囲温度で7日間続ける。それから、100mlの水を添加し、得られた
沈殿を回収する。その沈殿を200mlのクロロホルムに溶解させ、50mlの15
%HClで洗浄して、硫酸マグネシウム(MgSO4)上で乾燥させる。その溶媒を蒸発
させ、続いて、クロロホルム−メタノール混合物を用いた沈殿によって未精製生
成物を得る。クロロホルム−メタノール混合物(4:1)中でのシリカカラムク
ロマトグラフィーの手段によって、収率54%に相当する、白色固体の形態の1
1.56gの化合物2aを得る。
【0034】 その化合物の特性は以下のとおりである: 融点:213−215℃ Rf=0.44(クロロホルム:メタノ−ル 30:1) MS(FD)m/z:1398.8(M+, 計算値1397.7)
【0035】b)テトラキス(3−アミノプロポキシ)−p−tert−ブチル カリックス[4 ]アレーン(化合物3a)の調製 60mlのエタノール中の2g(1.43mM)の化合物2aの懸濁液に、13.
29ml(273mM)のヒドラジンを添加する。その混合物を12時間、再還流−
加熱し、冷却し、それから、100mlの水で希釈する。沈殿が形成され、これを
ジクロロメタン(4×50ml)中に抽出する。その有機層をMgSO4で乾燥させ、
溶媒を蒸発させて1.22gの化合物3a(収率98%)を得る。
【0036】 化合物3aの特性は以下のとおりである: 融点:197−201℃ MS(FD)m/z:878.8(M+, 計算値877.6)
【0037】c)テトラキス(3−ジフェニルホスフィンオキシド−アセトアミド−プロポキ シ)−p−tert−ブチル カリックス[4]アレーン(化合物4a)の調製 2.18(5.72mM)のp−ニトロフェニル(ジフェニルホスホリル)アセ
テートと、1.0g(1.14mM)の化合物3aとを、40mlのトルエン中で、
18時間、50℃に加熱する。それから、その溶媒を蒸発させ、その残留物をク
ロロホルムに取り込ませる。その溶液を、5%Na2CO3で繰り返し洗浄し、MgSO4
で乾燥させ、そして、溶媒を真空中で除去する。クロロホルム−ヘキサン混合物
を用いた再結晶化によって、白色固体の形態の1.59gの化合物4a(収率7
5%)を得る。
【0038】 化合物4aの特性は以下のとおりである: 融点:244−246℃ Rf=0.40(クロロホルム−メタノ−ル 9:1) MS(FD):m/z:1848.4(M+, 計算値1845.8)
【0039】 実施例2:テトラキス(4−ジフェニル−ホスフィンオキシド−アセトアミド
ブトキシ)−p−tert−ブチル カリックス[4]アレーン(化合物4b)の調
a)テトラキス(4−(フタルイミド−ブトキシ)−p−tert−ブチル カリック ス[4]アレーン(化合物2b)の調製 50mlのDMF中の、2.5g(3.86mM)のp−tert−ブチル カリックス[
4]アレーン(化合物1)の懸濁液を、アルゴン中で30分間撹拌する。780
mg(30.88mM)のNaHと、50mlのDNFとを添加し、そして1時間撹拌する。
それから、33.12g(123.52mM)のN−4(ブロモブチル)フタルイ
ミドを添加し、その混合物の撹拌を、周囲温度で5日間続ける。50mlの水を添
加し、得られた沈殿を回収する。その沈殿を200mlのクロロホルムに溶解させ
、50mlの15%HCl及びブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させる。その溶媒を
蒸発させ、続いてクロロホルム−メタノールを用いて沈殿させて未精製生成物を
得る。クロロホルム中でのシリカカラムクロマトグラフィーの手段によって、2
.32gの化合物2bを白色固体の形態で得る(収率42%)。
【0040】 化合物2bの特性は以下のとおりである: 融点:138−141℃ Rf=0.45(クロロホルム−メタノ−ル 30:1) MS(FD):m/z:1453.8(M+, 計算値1453.7)
【0041】b)テトラキス 4−(アミノ−ブトキシ)−p−tert−ブチル カリックス[ 4]アレーン(化合物3b)の調製 30mlのエタノール中の1.0g(0.68mM)の化合物2bの懸濁液に、6
.5ml(133.9mM)のヒドラジンを添加する。その混合物を12時間、再還
流−加熱し、冷却し、それから、100mlの水で希釈する。そのエタノールを真
空中で除去し、得られた懸濁液をジクロロメタン(4×100ml)で抽出する。
その有機層をMgSO4で乾燥させ、溶媒を蒸発させて、淡黄色固体の形態の458m
gの化合物3b(収率87%)を得る。
【0042】 化合物3bの特性は以下のとおりである: 融点:195−200℃ MS(FD)m/z:934.2(M+, 計算値933.7)
【0043】c)化合物4bの調製 1.03g(2.7mM)のp−ニトロフェニル(ジフェニルホスホリル)アセ
テートと、500mg(0.54mM)の化合物3bとを、20mlのトルエン中で、
18時間、50℃に加熱する。それから、その溶媒を蒸発させ、その残留物をク
ロロホルムに取り込ませる。その溶液を、5%Na2CO3で繰り返し洗浄し、MgSO4
で乾燥させ、そして、溶媒を真空中で除去する。クロロホルム−ジエチルエーテ
ルを用いた沈殿によって、わずかに色のついた白色固体の形態の801mgの化合
物4b(収率78%)を得る。
【0044】 化合物4bの特性は以下のとおりである: 融点:232−236℃ Rf=0.29(クロロホルム−メタノ−ル 9:1) MS(FD):m/z:1902.0(M+, 計算値1901.9)
【0045】 実施例3:テトラキス(2−ジフェニル−ホスフィンオキシド−アセトアミド
−エトキシ)−p−tert−ブチルカリックス[4]アレーン(化合物10)の調
製 この化合物は式Iを満たし、ここで、R1はtert−ブチル基であり、p=4、
n=2、及び、R3及びR4はフェニル基を表す。
【0046】 この調製では、図2に示される合成の図に従う。
【0047】a)テトラエチル−p−tert−ブチル カリックス[4]アレーン テトラ−ア セテート(化合物5)の調製 8g(12.35mM)のp−tert−ブチル カリックス[4]アレーン(化合
物1)と、5g(36.23mM)のK2CO3とを、250mlのアセトニトリル中で1
時間再還流−加熱する。20ml(180mM)のブロモ酢酸エチルを添加し、その
混合物を48時間再還流−煮沸する。溶媒を蒸発させ、残留物を、100ml水及
び100mlクロロホルムの混合物に取り込ませる。その有機層を分離し、50ml
の水で3回洗浄する。その溶液を真空中で乾燥させ、濃縮する。メタノールを添
加し、冷蔵庫内に貯蔵することによって、白色結晶の形態の10.12gの化合
物5(収率82%)を得る。
【0048】 化合物5の特性は以下のとおりである: 融点:128−131℃ Rf=0.27(クロロホルム:メタノ−ル 9:1) MS(FD):m/z:992.8(M+, 計算値993.6)
【0049】b)テトラキス(2−ヒドロキシ−エトキシ)−p−tert−ブチル カリックス [4]アレーン(化合物6)の調製 50mlのジエチルエーテル中の8g(8.05mM)の化合物5を、50mlの
ジエチルエーテル中の2.44g(64.38mM)のLiAlH4の冷却懸濁液に、ア
ルゴン中で滴下する。得られた懸濁液を放置して周囲温度に戻し、3日間撹拌す
る。その懸濁液を冷却して、1N HClを、その固体が溶解するまで添加する。そ
れから、ジエチルエーテルとジクロロメタン(1:1)の混合物を用いてその水
性層を抽出する。それから、有機層を水で洗浄してろ過する。溶媒の蒸発と、ジ
クロロメタン−メタノール混合物を用いた沈殿によって、綿毛状の白色固体の形
態の5.72gの化合物6を得る(収率86%)。
【0050】 化合物6の特性は以下のとおりである: 融点:249−296℃ Rf=0.55(クロロホルム:メタノ−ル 9:1) MS(FD):m/z:824.9(M+, 計算値825.5)
【0051】c)テトラキス[(4−メチルフェニル)スルホニルオキシエトキシ]−p−te rt−ブチル カリックス[4]アレーン(化合物7)の調製 13.98(73.3mM)のp−トルエンスルホニルクロライド(TosCl)を
、化合物6の5g(6.07mM)の溶液に、0℃で添加する。得られた溶液を4
℃で4日間貯蔵し、それから、1250mlの冷却した2N HClに注入する。その
油性の沈殿を回収してジクロロメタンに溶解させる。その溶液を2N HClとブラ
インで洗浄する。熱ヘキサンを用いた粉末化、それに続いてのクロマトグラフィ
ー(クロロホルム−メタノール 20:1)によって、白色固体の形態の5.5
3gの化合物7(収率63%)を得る。
【0052】 化合物7の特性は以下のとおりである: 融点:146−149℃ Rf=0.66(クロロホルム:メタノ−ル 30:1)
【0053】d)テトラキス(2−アミノエトキシ)−p−tert−ブチル カリックス[4] アレーン(化合物9)の調製 20mlのDMF中の1.5g(1.035mM)の溶液の化合物2aに、405mg(
6.21mM)のNaN3を添加する。その溶液を、60℃、アルゴン中で、4時間撹
拌する。その溶液を冷却し、200mlの水で希釈する。得られた懸濁液を、4×
75mlのジエチルエーテルで抽出する。組み合わされた有機層を水で洗浄し、Mg
SO4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去する。
【0054】 ジオキサン−エタノール(1:1)混合物中で、得られたオイル(化合物8)
に対して、触媒量のPd/Cを添加する。水素ガスを導入し、その混合物を48時間
撹拌する。その混合物をcelite(登録商標)ベース上でろ過し、溶媒を蒸発させ
て、淡緑色の泡の形態の未精製アミン9を得る。この生成物は、さらに精製を行
うことなく用いられる。
【0055】 化合物9の特性、以下のとおりである: MS(FD):m/z:821.7(M+, 計算値821.6)
【0056】e)化合物10の調製 2mlのトリエチルアミンを含有する20mlのトルエン中の500mg(0.61
mM)の未精製化合物9及び1.164g(3.05mM)のp−ニトロフェニル(
ジフェニルホスホリル)アセテートを、50℃で18時間加熱する。その溶媒を
蒸発させ、残留物をクロロホルムで回収する。その有機層をNa2CO3で繰り返し洗
浄し、MgSO4で乾燥させ、そして、溶媒を真空中で除去する。その未精製生成物
を、クロロホルム−メタノール(20:1)中で、シリカカラム上でのクロマト
グラフィーにかけ、淡褐色のガラス質化合物の形態の700mgの化合物9(化合
物7を用いて収率43%)を得る。
【0057】 化合物10の特性は以下のとおりである: Rf=0.32(クロロホルム:メタノ−ル 9:1)
【0058】 実施例4 この実施例では、実施例3のカリックスアレーン(化合物10)の、ランタン
、セリウム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、アメリシウム及びキュリウ
ムを分離する効率を、それらの元素の1つを含む水性溶液を用いて、その溶液中
の硝酸を10-2mol/lから4mol/lにまで変化させて、評価する。
【0059】 この実施例では、分離されるべき元素をおよそ10-5mol/l含む3mlの各溶を
、10-3mol/lの化合物10を含む、ニトロフェニルヘキシルエーテル(NPHE)
からなる有機溶液3mlと接触させて置く。それらの物質を、撹拌されている20
mlポリプロピレンチューブ内に接触させて入れる。1時間接触させた後、その2
つの相は安定した状態になり、各相の活性を、液体シンチレーションによってあ
るいはα又はγ分光測光によってカウントする。
【0060】 それから、水性相中の前記元素の活性に対する有機相中の前記元素の活性の比
である分布係数Dを測定する。
【0061】 得られた結果は表1に示す。
【0062】 これらの結果は、分布係数が、水性溶液の酸性度と共に増大することを示して
いる。
【0063】 実施例5 この実施例では、実施例4と同じ手順を伴って、同じ元素の分離に対する化合
物4aの効率をテストする。得られた結果は添付した表2に示す。
【0064】 化合物10に関して、その分布係数は最初の水性溶液の酸性度と共に増大する
。加えて、その分布係数は、そのカリックスアレーンのホスフィンオキシド−ア
セタミド基とフェニル環との間に、より短い炭化水素鎖を含む化合物10よりも
大きい。
【0065】 実施例6 この実施例では、実施例4と同じ手順に続いて、硝酸溶液を用いて、同じ元素
の分離に対する化合物4bの効率をテストする。得られた結果は添付した表3に
示す。
【0066】 これらの結果は、それらの分布係数もまたその水性溶液の酸性度と共に増大す
るが、炭化水素鎖が4つの炭素原子を含むときに、それらがより大きいことを示
している。
【0067】 気を付けるべき特に重要なことは、前記カリックスアレーン4a及び4bが、
Am及びCmに対して大きい分布係数を有することである。
【0068】 比較実施例 この実施例では、実施例4と同じ手順を伴うが、ニトロフェニルヘキシルエー
テル中で0.25mol/lの濃度のCMPOを液体相として用いて同様のものを分離す
る。CMPOの式は以下のとおりである:
【化24】
【0069】 得られた結果は添付した表4に示す。
【0070】 表4の結果を、表3のカリックスアレーン4bの結果と比較すると、同じオー
ダーの規模の結果を得るためには非常に高い濃度のCMPOの使用が要求される(1
-3mol/lの代わりに0.25mol/l)ことに気づく。
【0071】 それゆえに、本発明のカリックスアレーンは非常に有益である。
【0072】 参照 [1]:WO-A-96/23800
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施態様の、式Iのカリックスアレーンの合成を
表す図。
【図2】 本発明の第二の実施態様の、式Iのカリックスアレーンの合成を
表す図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月21日(2000.12.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】 本発明の式Iのカリックスアレーンは、溶解溶液及び使用済み核燃料再処理装
置からの水性流出液等の水性溶液、特に1から4mol/lのHNO3を含む含窒素溶液
中に存在するアクチニド及びランタニドから選択される少なくとも1つの金属を
分離するために用いられてよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】 本発明の分離方法を実施するためには、前記水性溶液を、ミキサー−清澄器、
遠心分離抽出装置、パルスカラム(pulsating columns)等の通常の装置内で、
またはサポートされた液体膜の手段によっても、前記非混和性液体相と接触させ
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォルカー・ボーマー ドイツ・D−55126・マインツ・クローク スヴェーク・10 (72)発明者 スーザン・イー・マシューズ ドイツ・D−55122・マインツ・ザンク ト・アム・ゴンセンハイマー・シュピー ス・28 Fターム(参考) 4D017 AA01 BA13 CA11 CA17 DA01 DB02 EB03 4G066 AB03B AB05B AB09B AB13A AB18A AB18B AB19A AB19B AB21A AB30B CA46 DA07 EA13 4H050 AA01 AA02 AA03 AB80 AB81 AC40 AC50 AC80 BD70 BE20 【要約の続き】 範囲の整数であり、そして、−pは4から8の範囲の整 数である]の新規なカリックスアレーンに関する。前記 カリックスアレーンは、水性溶液からのアクチニド及び ランタニド抽出のために用いられてよい。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中: −R1は、アルキル又はアリール基、又は、水素原子であり、 −R2及びR3は、同一でも異なってもよく、アルキル又はアリール基であ
    り、 −nは2から8の範囲の整数であり、また、 −pは4から8の範囲の整数である] のカリックスアレーン。
  2. 【請求項2】 pが4に等しい、請求項1記載のカリックスアレーン。
  3. 【請求項3】 R1がtert−ブチル基を表す、請求項1又は2に記載のカリ
    ックスアレーン。
  4. 【請求項4】 R2及びR3がフェニル基を表す、請求項1から3のいずれか
    一項に記載のカリックスアレーン。
  5. 【請求項5】 nが2から5の整数である、請求項1から4のいずれか一項
    に記載のカリックスアレーン。
  6. 【請求項6】 −R1がtert−ブチル基を表し、 −R2及びR3がフェニル基を表し、 −nが2、3又は4に等しく、また、 −pが4に等しい、 請求項1記載のカリックスアレーン。
  7. 【請求項7】 式: 【化2】 [式中: −R1は、アルキル又はアリール基、又は、水素原子であり、 −R2及びR3は、同一でも異なってもよく、アルキル又はアリール基であ
    り、 −nは2から8の範囲の整数であり、また、 −pは4から8の範囲の数である] のカリックスアレーンの調製方法であって、該方法が、式: 【化3】 [式中、R1、n及びpは上に定義したとおりである] のアミノアルコキシカリックスアレーン誘導体と、式: 【化4】 [式中、R2及びR3は上に定義したとおりであり、R4はp−ニトロフェニル又
    は2,4−ジニトロフェニル基を表す] のホスフィンオキシド−アセテートとを反応させること からなる方法。
  8. 【請求項8】 nが2より大きい前記式(II)のアミノアルコキシカリッ
    クスアレーンが、以下の工程: 1)式: 【化5】 [式中、R1及びpは請求項7に示すとおりである] のカリックスアレーンと、式: 【化6】 [式中、nは請求項7に示すとおりである] のN−3(ブロモアルキル)フタルイミドとを反応させて、式: 【化7】 の(3−フタルイミド−アルコキシ)カリックスアレーンを得る工程、及び、 2)式(VI)の化合物とヒドラジンとを反応させる工程 を含む方法を用いて調製される、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 n=2である前記式(II)のアミノアルコキシカリックス
    アレーンが、以下の工程: 1)式: 【化8】 [式中、R1及びpは請求項7に示すとおりである] のカリックスアレーンと、ブロモ酢酸アルキルとを反応させて、式: 【化9】 [式中、R1は請求項7に示すとおりであり、R5はアルキル基を表す] のカリックスアレーン誘導体を得る工程、 2)式(VII)のカリックスアレーン誘導体を還元して、式: 【化10】 のヒドロキシル化誘導体を得る工程、 3)前記式(VIII)のヒドロキシル化誘導体と塩化トシルとを反応させて、
    式: 【化11】 [式中、Tsはトシル基を表す] のトシル化誘導体を得る工程、及び、 4)前記式(IX)のトシル化誘導体とNaN3とを反応させ、続いて接触水素化に
    よりn=2である式(II)のカリックスアレーンを得る工程 を含む方法を用いて調製される、請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 水性溶液中に存在するアクチニド及びランタニドから選択
    される少なくとも1つの金属を分離する方法であって、該水性溶液を、式: 【化12】 [式中: −R1は、アルキル又はアリール基、又は、水素原子であり、 −R2及びR3は、同一でも異なってもよく、アルキル又はアリール基であ
    り、 −nは2から8の範囲の整数であり、また、 −pは4から8の範囲の整数である] を満たす少なくとも1つのカリックスアレーンを含む非混和性相と接触させて置
    き、該非混和性相中の前記金属を抽出することからなる方法。
  11. 【請求項11】 前記水性溶液が、1から4mol/lのHNO3を含む含窒素溶液
    である、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記非混和性相が、有機溶媒中の前記式(I)のカリック
    スアレーンの溶液である、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記有機溶媒がニトロフェニルアルキルエーテルである、
    請求項12記載の方法。
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