JP2002539261A - ピリミジン誘導体とシクロデキストリンを含有する医薬組成物 - Google Patents

ピリミジン誘導体とシクロデキストリンを含有する医薬組成物

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JP2002539261A
JP2002539261A JP2000606241A JP2000606241A JP2002539261A JP 2002539261 A JP2002539261 A JP 2002539261A JP 2000606241 A JP2000606241 A JP 2000606241A JP 2000606241 A JP2000606241 A JP 2000606241A JP 2002539261 A JP2002539261 A JP 2002539261A
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ヒール,デイビツド・ジヨン
キルパトリツク,イアン・チヤールズ
マーテイン,キース・フランク
スミス,シヤロン・レズリー
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クノール・ゲー・エム・ベー・ハー
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Abstract

(57)【要約】 a)式(I): 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン誘導体とシクロデ
キストリンを含有する医薬組成物、並びに偏頭痛、発作、神経障害(例えば癲癇
)及び/又は神経損傷を伴う状態(例えば卒中、脳外傷、頭部外傷及び出血)の
治療及び/又は予防におけるその使用に関する。
【0002】 脳虚血は西欧社会で罹病率及び死亡率の主原因であるが、この状態の薬物療法
はまだ不十分であり、依然として予防が最も有効な処置である(De Deyn
,P.P.,De Reuck,J.,Deberdt,W.,Vlietin
ck,R.,Orgogozo,J.M.(1997) Treatment
of acute ischemic stroke with pirace
tam.Stroke,28,2347−2352)。虚血損傷の危険を防ぐよ
りも虚血損傷が進行している発作患者に神経保護を提供する薬剤が得られるなら
ば、この疾病の治療に非常に有効であろう。
【0003】 WO95/10521(Knoll AG)には式A:
【0004】
【化2】 [式中、RはH又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノの1種
以上で置換された)C1−6アルキル、C1−6アルコキシもしくはC1−6
ルカノイル基の1種を表し、RとRは独立してH又は(場合によりハロ、シ
アノ、ヒドロキシ又はアミノの1種以上で置換された)C1−6アルキル、C −6 アルコキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルキルチオ、C1−6アル
キルスルフィニルもしくはC1−6アルキルスルホニル基の1種を表し、R
は独立してH、C1−6アルキルを表すか、又はRとRは一緒になって
それらが結合している炭素原子と共にC3−6シクロアルキリデンを表し(各ア
ルキル又はシクロアルキリデンは場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ
又はC1−6アルキルの1種以上で置換されていてもよい)、R、R及びR は独立してH、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シアノ又は(場合に
よりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノの1種以上で置換されており、窒素原
子が存在する場合には場合により1種以上のC1−6アルキルで置換された)C 1−6 アルキル、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシ、C2−6アルコ
キシカルボニル、カルボキシ、C1−6アルカノイルオキシ、C1−6アルキル
チオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6 アルキルスルホニルアミノ、スルファモイル、カルバモイル、C2−6アルキル
カルバモイルもしくはC1−6アルカノイルアミノ基の1種を表す]の化合物、
その製造方法、並びに発作、神経障害(例えば癲癇)及び/又は神経損傷を伴う
状態(例えば卒中、脳外傷、頭部外傷及び出血)の治療及び/又は予防における
その使用が記載されている。WO98/07724(Knoll AG)にはこ
れらの化合物の製造方法が開示されている。
【0005】 しかし、式Aの化合物には非水溶性であり、固形経口投与後にヒトで血漿内半
減期が短いという欠点がある。従って、これらの化合物は卒中の治療にしか使用
できないと考えられる。驚くべきことに、本発明はこれらの問題を解決し、有効
な卒中治療のために実現可能な方法を提供する。
【0006】 本発明は、 a)式I:
【0007】
【化3】 [式中、RはH又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノの1種
以上で置換された)C1−6アルキル、C1−6アルコキシもしくはC1−6
ルカノイル基の1種を表し、 RとRは独立してH又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノ
の1種以上で置換された)C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6
ルカノイル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6 アルキルスルホニルもしくはヒドロキシ基の1種を表し、 RとRは独立してH、C1−6アルキルを表すか、又はRとRは一緒に
なってそれらが結合している炭素原子と共にC3−6シクロアルキリデンを表し
(各アルキル又はシクロアルキリデンは場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ、
アミノ又はC1−6アルキルの1種以上で置換されていてもよい)、 R、R及びRは独立してH、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シ
アノ又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノの1種以上で置換さ
れており、窒素原子が存在する場合には該窒素原子は場合により1種以上のC −6 アルキルで置換された)C1−6アルキル、C1−6アルカノイル、C1− アルコキシ、C2−6アルコキシカルボニル、カルボキシ、C1−6アルカノ
イルオキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6 アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、スルファモイル、カ
ルバモイル、C2−6アルキルカルバモイルもしくはC1−6アルカノイルアミ
ノ基の1種を表す]の化合物(その医薬的に許容可能な塩、溶媒和物、ラセミ化
合物、エナンチオマー、ジアステレオ異性体及びそれらの混合物を包含する)と
、 b)シクロデキストリン を含有する医薬組成物を提供する。
【0008】 本明細書に記載する炭素原子数3以上の鎖を含む任意基は直鎖でも分枝鎖でも
よいことが理解されよう。例えば、アルキル基はプロピルとしてn−プロピルと
イソプロピルを含むことができ、ブチルとしてn−ブチル、sec−ブチル、イ
ソブチル及びtert−ブチルを含むことができる。本明細書では所定置換基に
合計炭素数を指定しており、例えばC1−6とは炭素原子数1〜6のアルキル基
を意味する。本明細書で使用する「ハロ」なる用語はフルオロ、クロロ、ブロモ
及びヨードを意味する。本明細書で使用する「場合により置換された」なる用語
は、その直後に置換基を列挙しない限り、ハロ、シアノ、ヒドロキシ及びアミノ
から選択される1種以上の基で場合により置換されていることを意味する。フェ
ニル環置換基R、R及びRがH以外のものであるとき、置換基は環内の炭
素原子に結合した任意Hに置換してもよく、環のこのような任意位置、即ち2、
3、4及び/又は5位の3個までに配置することができる。
【0009】 組成物は式Iの化合物とシクロデキストリンの混合物であると適切である。組
成物は式Iの化合物とシクロデキストリンの複合体を含むことが好ましい。複合
体における式Iの化合物とシクロデキストリンの比は0.1〜1:1〜0.1の
範囲が適切である。
【0010】 複合体は10〜100℃の範囲の温度で式Iの化合物又は医薬的に許容可能な
その塩とシクロデキストリンと水の混合物を形成して懸濁液又は溶液を形成した
後、造粒、噴霧乾燥、ドラム乾燥又は凍結乾燥等の方法により脱水することによ
り製造すると適切である。さらさらした顆粒状固体が得られることから噴霧乾燥
が好ましい。流体層噴霧乾燥が特に好ましい。
【0011】 式Iの化合物とシクロデキストリンの混合物又は式Iの化合物とシクロデキス
トリンの複合体は例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、粉末剤等の任意周知固形医
薬製剤に処方することができる。組成物は発泡対、緩衝系、甘味剤、矯味矯臭剤
、着色料等を配合することができ、希釈剤は水溶性糖類(例えばデキストロース
、ラクトース又はスクロース)等のキャリヤーである。
【0012】 治療用途では、本発明の組成物は経口、経直腸又は非経口投与用医薬組成物に
処方することができる。即ち、本発明の治療用組成物はこのような治療法に公知
の医薬組成物の任意形態をとることができる。組成物は活性化合物を制御放出、
例えば速放出又は持続放出するように当業者に公知の方法で処方することができ
る。このような組成物で使用するのに適した医薬的に許容可能なキャリヤーは製
薬分野で周知である。組成物は活性化合物約0.1〜約99重量%を含有するこ
とができ、一般に単位剤形で製造される。活性成分の単位用量は約1mg〜約1
000mgが好ましく、約1mg〜約500mgがより好ましい。これらの組成
物の製造に使用される賦形剤は製薬分野で公知の賦形剤である。
【0013】 本発明の組成物はこのような投与に公知の医薬形態で経口投与することが好ま
しい。経口投与に適した剤形としては、錠剤、ピル、カプセル剤、カプレット、
多粒子剤(例えば顆粒剤、ビーズ、ペレット及びマイクロカプセル粒子)、粉末
剤、エリキシル剤、シロップ、懸濁液及び溶液が挙げられる。
【0014】 例えば錠剤等の固形経口剤形は本発明の医薬組成物を下記成分の1種以上又は
その混合物と混合することにより製造することができる。
【0015】 不活性希釈剤、例えば炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、圧縮性糖、製菓用糖
、デキストレート、デキストリン、デキストロース、第2リン酸カルシウム・2
水和物、パルミトステアリン酸グリセリル、硬化植物油、カオリン、ラクトース
、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マンニトール、
微結晶セルロース、ポリメタクリレート、塩化カリウム、粉末セルロース、α澱
粉、塩化ナトリウム、ソルビトール、澱粉、スクロース、球形糖、タルク及び第
3リン酸カルシウム; 崩壊剤、例えばアルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカルメロー
スナトリウム、クロスポピドン、グアーガム、珪酸アルミニウムマグネシウム、
メチルセルロース、微結晶セルロース、ポラクリリンカリウム、粉末セルロース
、α澱粉、アルギン酸ナトリウム、澱粉グリコール酸ナトリウム、澱粉(例えば
トウモロコシ澱粉)及び寒天; 滑沢剤、例えばステアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリル、パル
ミトステアリン酸グリセリル、硬化ひまし油、硬化植物油、軽質鉱油、ステアリ
ン酸マグネシウム、鉱油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、ステアリン酸、タルク及
びステアリン酸亜鉛; 結合剤、例えばアラビアガム、アルギン酸、カルボマー、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ゼラチン、グアーガム
、硬化植物油、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、液体グルコース、珪酸アルミニウムマグ
ネシウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリメタクリレート、ポビ
ドン、α澱粉、アルギン酸ナトリウム、澱粉(例えばトウモロコシ澱粉)、ゼイ
ン、糖類(例えばスクロース、糖蜜及びラクトース)、並びに天然及び合成ガム
類(例えばアイリッシュモスエキス、ポリエチレングリコール、ロウ類、微結晶
セルロース及びポリビニルピロリドン); 着色剤、例えば医薬的に許容可能な慣用色素; 甘味剤及び矯味矯臭剤; 防腐剤; 固形剤形を水に加えると発泡して溶解を助長する1種以上の医薬的に許容可能
な対(例えば酸と炭酸塩又は重炭酸塩の対); 打錠等の公知方法により経口剤形を製造するために当分野で公知の他の任意成
分。
【0016】 固形経口剤形は、本発明の化合物を持続放出するように当業者に公知の方法で
処方してもよい。活性化合物の種類によっては本発明の組成物を含むフィルムコ
ーティング固形経口剤形が有利な場合もある。例えばセラック及び/又は糖等の
種々の材料をコーティングしてもよいし、他の方法で加えて経口剤形の物理形状
を変えてもよい。例えば、所望により例えば酢酸フタル酸セルロース及び/又は
フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースを使用して公知方法により錠剤又
はピルを腸溶コーティングしてもよい。
【0017】 (脂肪油等の賦形剤を加えるか又は加えずに)本発明の組成物を含むカプセル
剤又はカプレット(例えばハード又はソフトゼラチンカプセル)は慣用方法によ
り製造することができ、所望により公知方法により腸溶コーティングしてもよい
。カプセル剤又はカプレットの内容物は活性化合物を持続放出するように公知方
法で処方してもよい。
【0018】 特に好ましい経口液体剤形は治療薬として有効な量の上記式Iの化合物又は医
薬的に許容可能なその塩、溶媒和物、ラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステ
レオ異性体及び混合物と、式Iの化合物を溶解させるために十分な量のシクロデ
キストリンを含有する水溶液である医薬製剤である。シクロデキストリンはβ−
シクロデキストリンが好ましい。液体経口剤形は更に1種以上の甘味剤、矯味矯
臭剤、防腐剤及びその混合物を加えてもよい。
【0019】 本発明の組成物は別の賦形剤を加えるか又は加えずに顆粒剤又は粉末剤に処方
してもよい。顆粒剤又は粉末剤は患者に直接摂取させてもよいし、摂取前に適当
な液体キャリヤー(例えば水)に加えてもよい。顆粒剤又は粉末剤は液体媒体へ
の分散を助長するために崩壊剤(例えば酸と炭酸塩又は重炭酸塩から形成される
医薬的に許容可能な発泡対)を加えてもよい。
【0020】 上記経口剤形は各々約1mg〜約500mg(例えば10mg、50mg、1
00mg、200mg、400mg又は500mg)の活性化合物を含有してい
ることが好ましい。
【0021】 本発明の組成物はこのような投与に公知の医薬形態(例えば固形脂肪、半合成
グリセリド、カカオ脂又はポリエチレングリコールベースを加えた座剤)で直腸
投与してもよい。
【0022】 本発明の組成物はこのような投与に公知の医薬形態(例えば適当な溶媒中の滅
菌溶液)で例えば静脈内注射により非経口投与してもよい。
【0023】 本発明の組成物は外部源(例えば静脈内注入)又は体内に配置した化合物源か
ら連続注入により投与してもよい。体内源としては注入すべき化合物を収容する
移植レザバーから(例えば浸透圧により)連続放出してもよいし、インプラント
でもよい。体内源に収容する活性化合物の量は治療薬として有効な量の化合物を
長期放出するように選択すべきである。
【0024】 非経口投与、特に静脈内注射に特に好ましい本発明の態様は、治療薬として有
効な量の上記式Iの化合物又は医薬的に許容可能なその塩、溶媒和物、ラセミ化
合物、エナンチオマー、ジアステレオ異性体及び混合物と、式Iの化合物を溶解
させるために十分な量のシクロデキストリンを含有する水溶液である医薬製剤で
ある。
【0025】 組成物によっては例えば流体エネルギー粉砕により得られるような非常に小寸
法の粒子形態で活性化合物を使用すると有益な場合がある。
【0026】 上記組成物では、活性化合物を他の適合可能な薬理活性成分と併用してもよい
【0027】 本発明の組成物は卒中等の状態を防止するための神経保護剤としての使用と、
発作及び癲癇等の神経障害の治療に指定される。組成物の治療活性は標準実験室
動物で種々のin vivo薬理試験により立証された。
【0028】 従って、本発明の別の側面はヒトを含む動物で発作及び/又は癲癇等の神経障
害の治療方法及び/又は卒中等の状態を防止するための神経保護方法を提供し、
治療を要する患者に治療薬として有効な量の式Iの化合物の活性化合物とシクロ
デキストリンを含有する治療薬として有効な量の医薬組成物を投与することを特
徴とする。従って、本発明の組成物はヒトを含む動物で発作及び/又は癲癇等の
神経障害の抑制及び/又は卒中等の状態を防止するための神経保護剤として有用
である。本発明の組成物は偏頭痛の治療と予防にも有用である。
【0029】 上記に概説した処置における活性化合物の厳密な投与量は例えば状態の重篤度
、患者の年齢及び既往暦等の多数の因子に依存し、投与する薬剤師、医師又は獣
医の適切な判断に常に委ねられるが、ヒトに投与する場合の活性化合物の適切な
1日投与量は一般に約1mg〜約5000mg、より一般には約5mg〜約10
00mgを1日1回又は2回以上に分けて投与する。経口投与又は静脈内注入が
好ましい。
【0030】 本発明の組成物はヒトを含む動物で発作及び/又は癲癇等の神経障害の治療及
び/又は卒中等の状態を防止するための神経保護剤として、更には偏頭痛の治療
と予防に有効な1種以上の他の化合物との併用療法で使用してもよい。本明細書
で使用する療法なる用語は、例えばヒトを含む動物で癲癇性発作等の神経障害の
発症を予防するため、又は卒中等の状態を防止するための神経保護剤としての活
性化合物及び治療薬として有効な量の活性化合物を含有する医薬組成物の予防的
使用を含むことが理解されよう。活性化合物及び治療薬として有効な量の活性化
合物を含有する医薬組成物は局所及び/又は全身治療効果を提供するために使用
することができる。
【0031】 本発明の更に別の側面はヒトを含む動物における発作及び/又は癲癇等の神経
障害の治療用及び/又は卒中等の状態を防止するための神経保護用及び/又は卒
中の治療及び予防用医薬の製造における本発明の組成物の使用を提供する。
【0032】 式Iの具体的な化合物は、 7−[1−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1
,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−シアノフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−トリフルオロメチルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−メトキシフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1
,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−トリフルオロメトキシフェノキシ)エチル]−1,2,4−ト
リアゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−アセチルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1
,5−a]ピリミジン、 7−{1−[4−(メチルチオ)フェノキシ]エチル}−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−メチルスルフィニルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−メチルスルホニルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
ゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−{1−[4−(エチルチオ)フェノキシ]エチル}−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(3−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン、 7−[1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(2,4−ジクロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(3,4−ジクロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ
[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−ト
リアゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−2−メチル−1,2,4−トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−(4−クロロフェノキシメチル)−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]
ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)−1−メチルエチル]−1,2,4−トリ
アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)プロピル]−1,2,4−トリアゾロ[1
,5−a]ピリミジン、及び 7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
5−a]ピリミジン−5−オールとその立体異性体及び医薬的に許容可能なその
塩である。
【0033】 式Iの化合物の立体異性体の具体例は、 (+)−7−[1−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
ゾロ[1,5−a]ピリミジン、 (−)−7−[1−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
ゾロ[1,5−a]ピリミジン、 (+)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、 (−)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン、 (+)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール、及び (−)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
ロ[1,5−a]ピリミジン−5−オールと医薬的に許容可能なその塩である。
【0034】 式Iの好ましい化合物は7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,
2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン及び7−[1−(4−クロロフェ
ノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オ
ールであって、そのラセミ化合物、エナンチオマー及びそれらの混合物と医薬的
に許容可能なその塩を包含する。式Iのより好ましい化合物は(R)−7−[1
−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]
ピリミジン及び(S)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2
,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンと医薬的に許容可能なその塩である
。式Iの最も好ましい化合物は(R)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エ
チル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンと医薬的に許容可能
なその塩である。(R)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,
2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンの遊離塩基は負の旋光度をもつ。
【0035】 式Iの化合物はWO95/10521(Knoll AG)及びWO98/0
7724(Knoll AG)に記載されているように製造することができる。
【0036】 シクロデキストリンはα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン又は
γ−シクロデキストリンから選択すると適切である。利用可能なβ−シクロデキ
ストリンとしては、β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン
、2−ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、2−ヒドロキシプロピル−
β−シクロデキストリン、3−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、
2,3−ジヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、トリメチル−β−シ
クロデキストリン、6−O−α−D−グルコシル−β−シクロデキストリン、6
−O−α−D−マルトシル−β−シクロデキストリン、ジマルトシル−β−シク
ロデキストリン、ジグルコシル−β−シクロデキストリン、マルトトリオシル−
β−シクロデキストリン、カルボキシメチル−β−シクロデキストリン、カルボ
キシエチル−β−シクロデキストリン、ヘプタキス−(2,6−ジ−O−メチル
)−β−シクロデキストリン、ヘプタキス−(2,3,6−トリ−O−メチル)
−β−シクロデキストリン、β−シクロデキストリンスルホブチルエーテル(米
国特許第5,376,645号及び5,134,127号に記載)が挙げられる
。利用可能なγ−シクロデキストリンとしては2−ヒドロキシプロピル−γ−シ
クロデキストリンが挙げられる。シクロデキストリンはβ−シクロデキストリン
が好ましい。シクロデキストリンはメチル−β−シクロデキストリン又は2−ヒ
ドロキシプロピル−β−シクロデキストリンがより好ましい。シクロデキストリ
ンは2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンが最も好ましい。
【0037】 本発明の好ましい態様はa)治療薬として有効な量の上記式Iの化合物と、b
)β−シクロデキストリンを含有する水溶液形態の医薬組成物である。
【0038】 驚くべきことに、式Iの化合物、特に(R)−7−[1−(4−クロロフェノ
キシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンと2−ヒド
ロキシプロピル−β−シクロデキストリンを含有する組成物は他のシクロデキス
トリンを含有する組成物に比較して溶解度が高く、毒性が低いので特に有利であ
る。このような組成物は静脈内注射又は連続注入により卒中患者に投与可能な水
溶液を提供する。このような組成物は迅速な処置が不可欠な卒中の治療に大きな
前進をもたらすことができる。これらの組成物は他の可能な組合せでは得られな
い予想外の有利な性質をもつ式Iの化合物とシクロデキストリンの可能な組合せ
から特に選択されるとみなされる。
【0039】 本発明のより好ましい態様はa)治療薬として有効な量の上記式Iの化合物と
、b)2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンを含有する水溶液形態
の医薬組成物である。
【0040】 本発明の最も好ましい態様はa)治療薬として有効な量の0.1〜30%w/
vの範囲の濃度の上記式Iの化合物と、b)5〜75%w/vの範囲の濃度の2
−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンを含有する水溶液形態の医薬組
成物である。組成物の残余は一般に水を100%までとするが、更に例えば防腐
剤、酸化防止剤、抗微生物剤、矯味矯臭剤等の付加的な医薬的に許容可能な添加
剤を当業者に公知の濃度で加えてもよいことが理解されよう。式Iの化合物の濃
度範囲は1〜30%w/v、例えば10〜20%w/v及び12〜18%w/v
が好ましく、より好ましくは0.5〜5%w/v、最も好ましくは1〜3%w/
vである。2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンの濃度範囲は20
〜50%w/vが好ましく、30〜40%w/vがより好ましい。
【0041】 本発明の特に好ましい態様は、 a)0.1〜30%w/vの範囲の濃度の(R)−7−[1−(4−クロロフェ
ノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンと、 b)5〜75%w/vの範囲の濃度の2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキ
ストリンを含有する水溶液形態の医薬組成物である。(R)−7−[1−(4−
クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジ
ンの濃度は好ましくは1〜30%w/v(例えば10〜20%、最も好ましくは
w/v12〜18%w/v)、より好ましくは0.5〜5%w/v、最も好まし
くは1〜3%w/vである。
【0042】 2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンの濃度は20〜50%w/
vが好ましく、30〜40%w/vがより好ましい。
【0043】 本発明の組成物の効力を下記試験により実証した。
【0044】 方法 i)中大脳動脈(MCA)閉塞 雄性Sprague−Dawleyラット(300〜350g)を酸素(10
00ml/分)中ハロタンで麻酔した。麻酔は5%(v/v)ハロタンで誘動し
、顔面マスクを使用して濃度2.25〜2.5%に維持した。サーモスタット制
御加熱手術ブランケットを使用して手術中の動物の体温を37℃±0.5℃に維
持した。右目と右耳の中間点で頭皮切開した。側頭筋をその繊維束の面で引離し
て押下げ、頬骨と鱗状骨を露出させた。筋肉と結合組織を骨から掻き取り、ドリ
ルの先端を位置決めした。顕微外科技術を使用し、No.5円形ヘッド歯科用バ
ーを使用して2つの頭蓋骨の融合点の頭側を開頭した。脳皮の熱損傷を生じない
ように滅菌食塩水を規則的に塗布して頭骨を冷却した。25g皮下注射針の先端
を鉤状に曲げて硬膜と軟膜クモ膜を切開し、ピンセットで皮質の表面から静かに
引出した。双極ジアテルミー(GU Manufacturing Compa
ny,ロンドン)を使用し、嗅脳溝の下と、頭頂皮質枝と前頭皮質枝への動脈の
分岐の下の第2の点で露出した中大脳動脈を電気焼灼した。MCAの閉塞で出血
した動物は試験から外した。MCAを1対のマイクロシザーズで両方の点で切離
し、血管の分離を確保した。大脳皮質の表面の非特異的損傷を避けるように注意
した。最後に、側頭筋とその上の皮膚を元の位置に戻して縫合した。手術後、吸
収紙に載せた檻に動物を入れ、赤色60W電球から温和に暖めながら意識を回復
させた。回復後、動物を檻に入れたままグループに分けた(n=4〜6)。手術
時間は15〜20分間とし、動物は動脈閉塞から10〜15分間以内に意識を回
復した。
【0045】 ii)薬剤製造 まず2種の異なるシクロデキストリン(Research Biochemi
cals Inc.)即ち2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン及
びメチル−β−シクロデキストリンを使用して(−)−7−[1−(4−クロロ
フェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(以
下、試験化合物と言う)を可溶化させた。試験化合物を各シクロデキストリン溶
液(35%w/v水溶液)に加え、溶液の温度が上がらないように音波処理水浴
で5〜10分間音波処理した。化合物は2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデ
キストリン溶液中15mg/ml(即ち0.1〜15mg/ml)、メチル−β
−シクロデキストリン中40mg/mlの概算濃度まで可溶性であった。メチル
−β−シクロデキストリンは動物が腹腔内注射に耐えられなかったため、2−ヒ
ドロキシプロピル−β−シクロデキストリンを試験に選択した。
【0046】 iii)動物の処置 MCA閉塞+試験化合物(n=11)とMCA閉塞+ビヒクル(n=12)の
2群の動物を使用した。MCA閉塞直前と回復から6日後に動物の体重を測定し
た。音波処理水浴中で試験化合物を滅菌食塩水中35%w/v2−ヒドロキシプ
ロピル−β−シクロデキストリンに15mg/mlの濃度まで溶かした。ビヒク
ル及び薬剤溶液のpHは7.4に調節し、実験期間中4℃で保存した。MCAの
凝固と切断から60分後に試験化合物35mg/kg又は等価容量のビヒクルを
動物に腹腔内注射した。その後、36時間にわたって12時間間隔で20mg/
kgを動物に投与した。
【0047】 iv)虚血損傷の組織病理試験 回復から6日後に動物をSagatal(85mg/kg腹腔内投与、Rho
ne Merieux)で麻酔し、冷(4℃)リン酸緩衝食塩水(Oxoid)
で3分間、次いでリン酸緩衝食塩水(pH7.4)中冷4%ホルムアルデヒドで
15分間経心臓潅流した。脳を取出し、少なくとも48時間4℃で液浸固定した
【0048】 ビブラトーム(General Scientific,Series 10
00)を使用して脳を冠状面で250μm間隔及び厚さ30μmに切断した。ブ
レグマに対して+2.7mm〜−3.3mmの500μm間隔の13面で虚血性
損傷の程度を調べた。スライドガラスをスライドガラスシャウカステン(Car
l Zeiss; 17.5倍)に載せ、脳座標図上に損傷領域を表した。病巣
面積をSeeScan画像分析器で測定し、病巣容量をコンピューター分析(G
raphPad Prism)により計算した。作業者には処置法を知らせずに
全切片を記録し、病巣寸法を測定した。 v)データの統計分析 2元ANOVAを使用して組織損傷試験とラット体重変化を分析した。全デー
タは平均±標準偏差として表す。
【0049】 結果 動物はMCA閉塞による発作又は片側不全麻痺等の重度神経損傷を示さず、試
験化合物で処置した動物は特に初期投与から最初の5〜6時間に弱い鎮静を示し
た。合計25頭のうち2頭のラットは電気凝血器によるMCAの不完全閉鎖によ
り出血したため、麻酔から回復した直後に殺した。ビヒクル又は試験化合物を投
与した動物のうちで死亡したものはなかった。
【0050】 i)MCA閉塞後の組織病理学的損傷 トルイジンブルーで染色した脳切片における虚血性損傷は蒼白領域として明白
に表れ、健康な組織と損傷損傷の間に明確な境界が示された。MCA閉塞による
損傷は主に頭頂、島、前頭及び前脚皮質領域に認められた。尾状被殻の外側領域
にも損傷が認められた。これは皮質と脳梁に水腫が存在するため、圧縮により生
じた二次損傷に起因するものであった。従って、閉塞部位から遠位の尾状被殻に
動脈供給されていないと判断することができる。
【0051】 虚血発作から6日後に、試験化合物を投与したラット(MCAO後60分、3
5mg/kg ip + 20mg/kg×3)はビヒクルのみを投与した動物
に比較して病巣容量が40%減少した。病巣容量はビヒクルを投与したラットが
72.0±7.9mm、試験化合物を投与した動物が43.6±4.9mm であった。
【0052】 比較試験として、試験化合物の懸濁液を経口栄養によりラットに投与した(M
CAO後15分、50mg/kg×3)。試験化合物はビヒクルを投与した対照
(82.6±6.47mm)に比較して病巣容量が31%減少した(56.9
±6.1mm)。
【0053】 以上の結果から明らかなように、本発明の組成物は従来公知の組成物よりも有
利である。特に、式Iの化合物の溶液は懸濁液よりも有効であり、即ちMCA閉
塞後の遅い時点に低用量で投与しても病巣容量の減少度が大きいので有利である
。本発明の溶液製剤は式Iの化合物がヒトで半減期が短いという問題も解決でき
ると思われる。更に、このような溶液製剤は卒中の処置に特に有益な連続静脈内
注入により投与することができる。
【0054】 以下、実施例により本発明を単に例示として説明する。本実施例の各々の最終
生成物はガス−液体クロマトグラフィー、高性能液体クロマトグラフィー、元素
分析、核磁気共鳴スペクトロスコピー及び赤外スペクトロスコピーにより特性決
定した。
【0055】 本発明の他の化合物は参考資料として本明細書の一部とするWO95/105
21(Knoll AG)及びWO98/07724(Knoll AG)に記
載されているように製造する。シクロデキストリンは市販品でもよいし、参考資
料として本明細書の一部とするChemical Reviews (1998
)98,1474−2076に開示されている方法により製造してもよい。
【0056】 実施例1 1a)トルエン(300ml)中2−(4−クロロフェノキシ)プロピオン酸
(30.0g)の混合物を塩化チオニル(22.0ml)とジメチルホルムアミ
ド(2ml)のトルエン(150ml)溶液に60〜70℃で撹拌下に加えた。
混合物を18時間70〜80℃で撹拌した後、減圧蒸発させ、酸塩化物を得た。
メルドラム酸(23.5g)のジクロロメタン(90ml)溶液を窒素下に0〜
5℃まで冷却し、ピリジン(33ml)を0〜5℃で加えた。温度を5℃未満に
維持しながら、上記のように調製した酸塩化物のジクロロメタン(90ml)溶
液をこの混合物に滴下した。混合物を0〜5℃で1時間、次いで周囲温度で18
時間撹拌した。混合物をジクロロメタン(150ml)で希釈し、2M塩酸、飽
和重炭酸ナトリウム溶液、水で順次洗浄した。重炭酸塩洗浄液を5M塩酸で酸性
化し、ジクロロメタンで抽出した。これらのジクロロメタン抽出液を元のジクロ
ロメタン溶液と合わせ、蒸発乾涸し、粗中間メルドラム酸誘導体を得た。この誘
導体をメタノール(400ml)還流下に6時間煮沸した後、塩化水素メタノー
ル溶液(10ml)を加え、66時間かけて周囲温度まで放冷させた。混合物を
減圧蒸発させ、残渣を酢酸エチルと水で分配した。酢酸エチル層を分離し、飽和
重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄した後、減圧下に蒸発乾涸し、得られた
油状物を高減圧下に蒸留した。融点60〜80℃の石油エーテル/酢酸エチルを
20:1で移動相として使用し、シリカ上でフラッシュカラムクロマトグラフィ
ーにより留分を精製すると、4−(4−クロロフェノキシ)−3−オキソペンタ
ン酸メチルが油状物として得られた。
【0057】 b)ナトリウム(0.41g)のエタノール(15ml)に塩酸グアニジン(
1.87g)を撹拌下に加えた。混合物を15分間撹拌した後、この混合物に4
−(4−クロロフェノキシ)−3−オキソペンタン酸メチル(5.0g)のエタ
ノール(15ml)溶液を加えた。混合物を撹拌し、16時間還流下に煮沸した
。混合物を冷却した後、減圧下に蒸発乾涸し、固体を得た。水(10ml)に氷
酢酸(2ml)とジクロロメタン(20ml)を加えて固体を1時間研和した後
、濾過した。得られた残渣を水(20ml)、次いでジクロロメタンで洗浄する
と、2−アミノ−4−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル−6−ヒドロキシ
ピリミジン(m.p.125℃)が得られた。
【0058】 c)2−アミノ−4−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル−6−ヒドロキ
シピリミジン(0.5g)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.5
ml)及びトルエン(5ml)の混合物を撹拌し、還流下に8時間煮沸した。混
合物を8時間蒸発させた。混合物を24時間かけて周囲温度まで放冷させた後、
減圧下に蒸発乾涸し、得られた固体にエーテルを加えて研和し、濾過すると、ア
ミジンが固体として得られた。
【0059】 d)水素化ナトリウム(鉱油中62%分散液62mgをガソリンで洗浄して鉱
油を除去)をメタノール(10ml)に溶かし、塩酸ヒドロキシルアミン(0.
12g)を加えた。混合物を5分間撹拌した後、c)で得られたアミジノピリジ
ン(0.5g)に加えた。混合物を周囲温度で72時間撹拌した後、減圧下に蒸
発乾涸し、得られた残渣を水洗し、乾燥するとホルムアミドキシンが得られた。
【0060】 e)d)からの生成物(5.0g)とポリリン酸(100g)を撹拌し、蒸気
浴で4時間加熱した。混合物を周囲温度まで放冷させた後、氷(100g)と酢
酸エチル(100ml)を加えた。炭酸カリウム(110g)水溶液(合計容量
100ml)を15分間かけて滴下し、混合物を中和した。混合物を分離し、水
層を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合わせて乾燥し、蒸発させて固体を
得、ジクロロメタン/メタノール(75:3)を移動相として使用してシリカ上
でフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製すると、7−[1−(4−ク
ロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
−5−オール(m.p.190℃)が得られた。
【0061】 実施例2 (−)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
ゾロ[1,5−a]ピリミジンをWO95/10521に記載されているように
製造した。
【0062】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07D 487/04 146 C07D 487/04 146 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マーテイン,キース・フランク イギリス国、ノツテインガム・エヌ・ジ ー・1・1・ジー・エフ、ペニーフツト・ ストリート・アール・3 (72)発明者 スミス,シヤロン・レズリー イギリス国、ノツテインガム・エヌ・ジ ー・1・1・ジー・エフ、ペニーフツト・ ストリート・アール・3 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB06 CC08 EE04 FF01 FF02 GG01 HH01 4C076 AA12 BB01 BB13 CC01 EE39 FF15 FF68 GG45 GG46 4C086 AA01 AA02 CB08 MA05 MA17 MA52 MA66 NA02 NA03 NA10 ZA06 ZA08 ZA15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)式I: 【化1】 [式中、RはH又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノの1種
    以上で置換された)C1−6アルキル、C1−6アルコキシもしくはC1−6
    ルカノイル基の1種を表し、 RとRは独立してH又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノ
    の1種以上で置換された)C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6
    ルカノイル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6 アルキルスルホニルもしくはヒドロキシ基の1種を表し、 RとRは独立してH、C1−6アルキルを表すか、又はRとRは一緒に
    なってそれらが結合している炭素原子と共にC3−6シクロアルキリデンを表し
    (各アルキル又はシクロアルキリデンは場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ、
    アミノ又はC1−6アルキルの1種以上で置換されていてもよい)、 R、R及びRは独立してH、ハロ、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、シ
    アノ又は(場合によりハロ、シアノ、ヒドロキシ又はアミノの1種以上で置換さ
    れており、窒素原子が存在する場合には該窒素原子は場合により1種以上のC −6 アルキルで置換された)C1−6アルキル、C1−6アルカノイル、C1− アルコキシ、C2−6アルコキシカルボニル、カルボキシ、C1−6アルカノ
    イルオキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6 アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、スルファモイル、カ
    ルバモイル、C2−6アルキルカルバモイルもしくはC1−6アルカノイルアミ
    ノ基の1種を表す]の化合物(その医薬的に許容可能な塩、溶媒和物、ラセミ化
    合物、エナンチオマー、ジアステレオ異性体及びそれらの混合物を包含する)と
    、 b)シクロデキストリン を含有する医薬組成物。
  2. 【請求項2】 組成物が式Iの化合物とシクロデキストリンの混合物である
    請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 組成物が式Iの化合物とシクロデキストリンの複合体を含む
    請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 式Iの化合物が、 7−[1−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1
    ,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
    5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
    5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−シアノフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
    5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−トリフルオロメチルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリ
    アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−メトキシフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1
    ,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−トリフルオロメトキシフェノキシ)エチル]−1,2,4−ト
    リアゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−アセチルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1
    ,5−a]ピリミジン、 7−{1−[4−(メチルチオ)フェノキシ]エチル}−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−メチルスルフィニルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリ
    アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−メチルスルホニルフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
    ゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−{1−[4−(エチルチオ)フェノキシ]エチル}−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(3−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
    5−a]ピリミジン、 7−[1−(2,4−ジフルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(2,4−ジクロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ
    [1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(3,4−ジクロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ
    [1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−ト
    リアゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−2−メチル−1,2,4−トリ
    アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−(4−クロロフェノキシメチル)−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]
    ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)−1−メチルエチル]−1,2,4−トリ
    アゾロ[1,5−a]ピリミジン、 7−[1−(4−クロロフェノキシ)プロピル]−1,2,4−トリアゾロ[1
    ,5−a]ピリミジン、及び 7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,
    5−a]ピリミジン−5−オールとその立体異性体及び医薬的に許容可能なその
    塩から選択される請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 式Iの化合物が、 (+)−7−[1−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
    ゾロ[1,5−a]ピリミジン、 (−)−7−[1−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリア
    ゾロ[1,5−a]ピリミジン、 (+)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン、 (−)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン、 (+)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール、及び (−)−7−[1−(4−クロロフェノキシ)エチル]−1,2,4−トリアゾ
    ロ[1,5−a]ピリミジン−5−オールと医薬的に許容可能なその塩から選択
    される請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 式Iの化合物が(R)−7−[1−(4−クロロフェノキシ
    )エチル]−1,2,4−トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンである請求項1
    から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 a)治療薬として有効な量の請求項1から6のいずれか一項
    に記載の式Iの化合物と、b)シクロデキストリンを含有する水溶液の形態であ
    る請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、β−シクロ
    デキストリン又はγ−シクロデキストリンから選択される請求項1から7のいず
    れか一項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 シクロデキストリンがβ−シクロデキストリンである請求項
    1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 シクロデキストリンがメチル−β−シクロデキストリン又
    は2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンである請求項9に記載の組
    成物。
  11. 【請求項11】 シクロデキストリンが2−ヒドロキシプロピル−β−シク
    ロデキストリンである請求項9に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 a)治療薬として有効な量の0.1〜30%w/vの範囲
    の濃度の請求項1から6のいずれか一項に記載の式Iの化合物と、b)5〜75
    %w/vの範囲の濃度の2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンを含
    有する水溶液の形態である請求項1に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 式Iの化合物が1〜3%w/vの範囲の濃度で存在する請
    求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンの濃度
    が30〜40%w/vの範囲である請求項12又は13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 経口用組成物である請求項1から14のいずれか一項に記
    載の組成物。
  16. 【請求項16】 静脈内注入用組成物である請求項12から14のいずれか
    一項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 ヒトを含む動物で発作及び/又は癲癇等の神経障害を抑制
    するため及び/又は卒中、脳外傷、頭部外傷及び出血等の状態を防止するための
    神経保護剤としての請求項1から16のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  18. 【請求項18】 偏頭痛の治療及び予防における請求項1から16のいずれ
    か一項に記載の組成物の使用。
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