JP2002539110A - スフィンゴイド塩基誘導体およびその使用 - Google Patents

スフィンゴイド塩基誘導体およびその使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、スフィンゴイド塩基の塩であるスフィンゴイド塩基誘導体を開示する。これらの塩は、水性環境において実質的に増大した溶解度を有し、局所使用のための組成物において増大した効力を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、局所適用、特に、スフィンゴイド塩基誘導体の局所適用の分野に関
する。
【0002】 発明の背景 スフィンゴシンなどのスフィンゴイド塩基は、基本的な生化学的細胞プロセス
を妨げることにより、皮膚細胞の分化および増殖の強力なエフェクターであるこ
とが知られている(Hannun,Y.A.およびBell,R.M.(198
9),Science 243,500−507)。例えば、遊離スフィンゴシ
ンはプロテインキナーゼC活性を阻害し、従って、シグナル伝達および細胞分裂
の調節に極めて重要な役割を果たしている(Hannun,Y.A.ら(198
6),J.Biol.Chem.261,12604−12609)。遊離スフ
ィンゴシンの作用は、皮膚表面から細胞が失われる速度のバランスを保つための
表皮細胞増殖の調節に重要な要因であるかもしれない(Downing,D.T
.(1992)J.Lipid Res.,33,301−313)。さらに、
スフィンゴイド塩基については、抗菌活性などの他の生物学的活性が述べられて
いる(Bibel,D.E.ら(1992),J.Invest.Dermat
ol.98,269−273)。
【0003】 スフィンゴイド塩基は、皮膚細胞の分化および増殖に対する作用ならびに抗菌
活性があるために、様々な化粧用組成物に活性成分として含めることができる。
例えば、スフィンゴシンは、皮膚に関する様々な異常および障害(例えば、乾燥
皮膚、乾皮症、および乾癬)の治療について述べられている。スフィンゴシンは
また、皮膚を、有害なまたは望ましくない様々な影響(例えば、UV光の影響お
よび皮膚老化)から保護することができる。特に、スフィンゴイド塩基は、抗炎
症剤または抗菌剤として局所組成物に含まれている(WO98/49999)。
【0004】 スフィンゴイド塩基の不利な点は、水性環境での溶解度が小さいことである。
この現象は、これらの化合物を水性製剤に使用することを妨げる。例えば、効果
的な抗菌活性を示すために、スフィンゴイド塩基を水性製剤中で可溶化すること
が重要である。
【0005】 発明の説明 本発明は、遊離塩基対応物より水中での溶解度が実質的に増大したスフィンゴ
イド塩基誘導体を開示している。結果として、これらのスフィンゴイド塩基誘導
体は、水性組成物に配合した場合、驚くほど改善した効力を示す。
【0006】 本発明のスフィンゴイド塩基誘導体は、スフィンゴイド塩基の塩である。
【0007】 本発明によれば、スフィンゴイド塩基塩のアニオンは、任意の適切な酸から誘
導される。この点に関して、適切な酸は、適切な溶媒中でスフィンゴイド塩基と
混合すると、水性媒体中での溶解度がスフィンゴイド塩基それ自体の溶解度を比
較して増大している塩を生成する酸と定義される。
【0008】 本発明の1つの実施態様では、前記酸は、それ自体が局所適用において効力を
有し得る酸である。
【0009】 本発明の1つの実施態様では、前記酸は、スフィンゴイド塩基を、化粧用組成
物または薬学的組成物の水相に送達することができる親水性酸である。
【0010】 前記酸は、α−ヒドロキシアルカン酸、β−ヒドロキシアルカン酸、α,β−
ジヒドロキシアルカン酸、アルカン二酸などの親水性有機酸または鉱酸であるこ
とが好ましい。親水性有機酸のさらに好ましい例は、乳酸、グリコール酸、リン
ゴ酸、ピルビン酸、コハク酸、フマル酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルコン
酸、および/またはピログルタミン酸(ピロリドンカルボン酸)である。鉱酸の
さらに好ましい例は、塩酸、硝酸、および/またはリン酸である。
【0011】 本発明の別の実施態様では、前記酸は、スフィンゴイド塩基と混合すると、親
油性酸とスフィンゴイド塩基の両方の効力が増すような親油性有機酸である。
【0012】 本発明のスフィンゴイド塩基塩を、以下のように調製することができる。スフ
ィンゴイド塩基を適切な有機溶媒に溶解する。その際に、少なくとも1当量の適
切な酸を添加する。一般に、酸の添加により、少なくとも約3単位のpHが低下
する。pHの最終値は、加えられる酸によって決まることが理解される。高温(
例えば、50℃〜70℃の温度)で、スフィンゴイド塩基を有機溶媒に溶解する
ことが好ましい。混合物を冷却すると、スフィンゴイド塩基塩が沈殿する。濾過
により反応混合物から結晶状の沈殿物を回収し、任意に、溶媒、好ましくは、塩
調製に用いられたものと同じ溶媒で洗浄してもよい。
【0013】 適切な有機溶媒は、最終生成物(すなわち、スフィンゴイド塩基塩)が溶けな
い溶媒が好ましい。例えば、適切な有機溶媒は、エタノールまたはメチルイソブ
チルケトンである。
【0014】 本発明の1つの実施態様では、スフィンゴイド塩基塩を、別のスフィンゴイド
塩基塩を調製するための出発化合物として使用する。
【0015】 本発明のスフィンゴイド塩基塩を、意図される使用(例えば、局所組成物への
含有)の前に調製することが絶対に必要である。遊離スフィンゴイド塩基を局所
組成物に含めても(さらに、この局所組成物は、本明細書中、前記で定義した酸
の1または複数に由来するアニオンを含有する)、溶解度および/または効力は
増大しない。
【0016】 本発明のスフィンゴイド塩基塩は、スフィンゴイド塩基であるスフィンゴシン
、スフィンガニン、またはフィトスフィンゴシンの塩であることが好ましい。ス
フィンゴイド塩基塩は、フィトスフィンゴシンの塩であることがより好ましい。
【0017】 本発明の1つの実施態様では、フィトスフィンゴシンを微生物発酵によって得
る。例えば、フィトスフィンゴシンを、適切な脱アセチル反応によりPichi
a ciferrii由来テトラアセチル−フィトスフィンゴシン(TAPS)
から得る。脱アセチルは、化学作用による(例えば、水酸化カリウムを用いた塩
基触媒加水分解による)ものでもよく、酵素によるものでもよい。TAPSのア
ルカリ加水分解後に、結果として生じたフィトスフィンゴシンを精製してもよい
。当業者に周知の任意の方法により、このような精製を行うことができる。哺乳
動物フィトスフィンゴシン(すなわち、D−D−エリトロ配置)と同じ立体化学
配置を有することが報告されているように、酵母由来フィトスフィンゴシンはヒ
ト皮膚のものと同一である。
【0018】 本発明のスフィンゴイド塩基塩は、水性環境において遊離スフィンゴイド塩基
の溶解度よりかなり大きな溶解度を有する。驚くべきことに、本発明は、遊離ス
フィンゴイド塩基もまた可溶化形態である環境でさえも、スフィンゴイド塩基塩
の効力が遊離スフィンゴイド塩基と比較して増大していることをさらに示す。こ
の遊離スフィンゴイド塩基は、水性媒体中に、有機溶媒と界面活性化合物がさら
に存在することにより可溶化された形態であってもよい。
【0019】 本発明によるスフィンゴイド塩基誘導体を含む組成物は、局所適用に適してい
る。局所適用は、皮膚、毛、および口、鼻、眼、尿生殖路などの上皮内層への化
粧および/または皮膚科学的適用を含むことが理解される。
【0020】 本発明のスフィンゴイド塩基誘導体は、0.001〜5wt%、好ましくは0
.005〜5wt%、より好ましくは0.01〜2.5wt%、最も好ましくは
0.02〜1wt%、特に好ましくは0.02〜0.5wt%の範囲に及ぶ濃度
で局所組成物に含まれることが好ましい。
【0021】 本発明によるスフィンゴイド塩基誘導体を含む局所組成物は、炎症および/ま
たは微生物活動に関連する、様々な局所に生じる望ましくない状態および/また
は異常な状態に適用するのに特に適している。
【0022】 本発明のスフィンゴイド塩基誘導体を含む局所組成物が有利に適用される、局
所に生じる望ましくない状態および/または異常な状態の例は、湿疹、乾癬、ア
トピー性皮膚炎、にきび、ふけ、口腔感染症および/または口唇感染症、真菌症
、様々な他の皮膚感染症または膣感染症である。前記スフィンゴイド塩基誘導体
を含む局所組成物は、創傷治癒(例えば、火傷の場合)および皮膚細菌叢の正常
化のために、さらに有利に適用される。
【0023】 本発明のスフィンゴイド塩基誘導体は、その抗菌活性のために、化粧用組成物
および皮膚科学的組成物中で、既存の化学保存料を減らす、および/または既存
の化学保存料の代わりとなる保存料として機能する可能性がある。
【0024】 実施例1 乳酸PSの調製 フィトスフィンゴシン50グラムと無水エタノール500mlの混合物からな
る混合物を攪拌して、65℃まで加熱した。次いで、ほとんど透明な溶液を熱い
ままで濾紙に通して濾過し、1リットル三首フラスコに入れた。
【0025】 攪拌し、温度を66℃から71℃に上げながら、pHを9.9から5.3に下
げるために(L)−乳酸(25.7g)を濾液に少しずつ添加した。混合物を攪
拌および冷却した。約45℃で結晶化が始まった。その間、3/4時間にわたっ
て21℃に冷却を続けた。
【0026】 沈殿物を濾過し、ケークをエタノール150mlと交換した(急速濾過および
交換、計2分)。
【0027】 湿ったケーク(110.8g)を減圧下で乾燥させて、51.2グラムの生成
物を得た。NMR分析は99.3%の純度を示した。
【0028】 実施例2 グリコール酸PSの調製 フィトスフィンゴシン50グラムと無水エタノール500mlの混合物を攪拌
して、65℃まで加熱した。次いで、ほとんど透明な溶液を熱いままで濾紙に通
して濾過し、1リットル三首フラスコに入れた。熱いエタノール20mlで洗浄
した。再度、濾液を65℃まで加熱した。
【0029】 攪拌し、温度を66℃から68℃に上げながら、pHを9.9から5.6に下
げるためにグリコール酸(13.4g)を濾液に少しずつ添加した。混合物を攪
拌および冷却した。約66℃で結晶化が始まった。その間、20分間にわたって
25℃に冷却を続けた。
【0030】 沈殿物を濾過し、ケークをエタノール150mlと交換した(急速濾過および
交換、計3分)。
【0031】 湿ったケーク(87g)を減圧下で一晩乾燥させて、56.6グラムの生成物
を得た。NMR分析は98.6%の純度を示した。
【0032】 実施例3 HCl・PSの調製 フィトスフィンゴシン50グラムと無水エタノール500mlの混合物を攪拌
して、65℃まで加熱した。次いで、ほとんど透明な溶液を熱いままで濾紙に通
して濾過し、1リットル三首フラスコに入れた。熱いエタノール20mlで洗浄
した。
【0033】 攪拌し、温度を45℃から50℃に上げながら、pHを10.3から約0に下
げるために塩酸(36%、約13ml)を濾液に添加した。混合物を攪拌および
冷却した。種晶を入れた後に約34℃で結晶化が始まり、0.5時間にわたって
10℃に冷却を続けた。
【0034】 沈殿物を濾過し、ケークを冷エタノール100mlと交換した(緩速濾過およ
び交換、計3/4時間)。
【0035】 湿ったケーク(272g)を減圧下で乾燥させて、48.0グラムの生成物を
得た。NMR分析は96.7%の純度を示した。
【0036】 実施例4 ピログルタミン酸PSの調製 フィトスフィンゴシン25グラムと、メチルイソブチルケトン(MIK)20
0mlと、水2mlからなる懸濁液を攪拌し、65℃まで加熱した。
【0037】 次いで、DL−ピログルタミン酸12グラムを添加し、pHを9.4から5.
8に変えた。
【0038】 ガラス状の沈殿物を得た。45℃で、引っかくと結晶化し始めた試料1mlを
採取した。これを、さらなる冷却の間に混合物に種晶を入れるために使用した。
【0039】 次いで、混合物を17℃までさらに冷却し、ガラスG3フィルターで濾過し、
新鮮なMIK50mlで洗浄/交換した(急速濾過)。湿ったケーク(57g)
を減圧下で乾燥させて、34.3グラムの生成物を得た。
【0040】 実施例5 クエン酸PSの調製 フィトスフィンゴシン25グラムと、メチルイソブチルケトン(MIK)20
0mlと、水1mlからなる懸濁液を攪拌し、72℃まで加熱した。
【0041】 次いで、クエン酸一水和物18グラムを添加し、pHを9.4から1.8に変
えた。
【0042】 沈殿物を得た。次いで、混合物を14℃まで冷却し、ガラスG3フィルターで
濾過し、新鮮なMIK50mlで洗浄/交換した(急速濾過)。湿ったケーク(
84g)を減圧下で乾燥させて、39.7グラムの生成物を得た。NMR分析は
96.4%の純度を示した。
【0043】 実施例6 酵母に対するPSの抗菌活性 2種類の異なる酵母株:Saccharomyces cerevisiae
ATCC9763およびCandida albicans ATCC102
31を使用した。全てのインキュベーションを、(S.cerevisiaeの
場合)30℃または(C.albicansの場合)37℃で行った。両方の酵
母株を、YEPD2%培地(20g/lグルコース、10g/lペプトン、20
g/l酵母エキス、pH=6.0)中で増殖させた。培養物を一晩増殖させ、培
養物50μl中の細胞を遠心分離により収集し、1mlの滅菌緩衝液(10mM
HEPES(NaOHによりpH=7.2にした)+20g/lグルコース)
で洗浄し、遠心分離し、滅菌緩衝液0.5mlに再懸濁した。
【0044】 10mg/mlのフィトスフィンゴシン(PS)原液を、1体積分率のエタノ
ール、2体積分率のTween20、および17体積分率の50%グリセロール
水溶液からなる溶媒系で調製した。この溶媒系の成分を、この順番でフィトスフ
ィンゴシンに添加し、それぞれ添加した後に溶液を力強く振盪した。全溶媒を添
加した時に、混合物を、15〜30分間、40℃まで加熱した。(必要であれば
)この原液から、希釈液を5%エタノール水溶液に溶かして作製した。全溶液を
、使用する24時間前に調製し、室温で保持した。
【0045】 これらの2種類の酵母に対するフィトスフィンゴシンの抗真菌効果を、LIV
E/DEAD(登録商標) YEAST Viability Kit L−7
009(Molecular Probes Inc.,Oregon,USA
)を使用して調べた。このキットは、生細胞と死細胞を区別するために2種類の
異なる蛍光染料FUN−1(登録商標)およびCalcofluor(登録商標
) White M2Rを利用する。これらの蛍光染料を、適切なフィルターを
備える蛍光顕微鏡を用いて観察することができる。
【0046】 この分析のために、以下の量の蛍光色素(FUN−1(登録商標) 1μlお
よびCalcofluor(登録商標) White M2R 2.5μl)を
、前記のように調製した滅菌緩衝液に溶かした酵母細胞懸濁液0.5mlに添加
する。混合後、これらの懸濁液を30分間インキュベートする。次いで、フィト
スフィンゴシン原液の適切な希釈液50μlを、図1aおよび1bに示す最終濃
度を得るように添加した。混合後、これらの懸濁液をインキュベートし、生細胞
および死細胞の割合を、ある期間にわたって追跡した。
【0047】 顕微鏡観察のために、2種類の異なるフィルターセット: 1.二色性ミラー青色(B)、励起フィルターIF490、エミッションフィル
ター0530(生細胞は細胞中にオレンジ色の粒子を示すが、死細胞は均一に緑
色/オレンジ色になっている) 2.二色性ミラー紫色(V)、励起フィルターU95−B93、エミッションフ
ィルターY455(生細胞は青色の細胞壁を示すが、死細胞は示さない)、を備
えるOlympus BHB蛍光顕微鏡を使用した。
【0048】 結果を図1aおよび1bに示す。酵母株は両方とも、用量依存的にフィトスフ
ィンゴシン(phytophingosine)(PS)により殺傷されたこと
が明らかである。
【0049】 実施例7 飢餓細胞に対するPSの抗真菌作用 微生物細胞は、その自然の生息環境では、たいてい飢餓状態にある。このため
に、PSの抗菌作用が飢餓細胞に対しても明らかであるかどうかを調べた。
【0050】 この目的のために、実施例6に記載の手順を、若干、改良した(特に定めのな
い限り、方法および条件は全て同じであった)。Candida albica
ns ATCC10231の一晩培養物から、細胞を遠心分離により収集した。
細胞を洗浄および再懸濁するために、2種類の異なる緩衝液:実施例6で使用し
た10mM HEPES(NaOHでpH=7.2にした)+20g/lグルコ
ースと、グルコースを含まない同じ緩衝液を使用した。
【0051】 グルコースを含む、およびグルコースを含まない2種類の細胞懸濁液(それぞ
れの条件について2.5ml)を、37℃で10分間インキュベートした。次い
で、フィトスフィンゴシン原液の適切な希釈液125μlを、図2に示す最終濃
度を得るように添加した。混合後、これらの懸濁液をさらにインキュベートし、
指示された時点で、試料100μlを採取した。細胞を遠心分離により収集し、
細胞を、グルコースと実施例6と同じ濃度の蛍光色素を含む緩衝液100μlに
再懸濁した。この分析混合物を、色素が細胞に吸収されるように10分以上イン
キュベートし、生細胞と死細胞の数を実施例6に記載のように測定した。
【0052】 図2に示すように、飢餓細胞は、エネルギーを与えられた細胞よりPSの抗真
菌作用を受けやすい。実際に、初期誘導期後では、250mg/lのPSが、飢
餓細胞を殺傷するのに500mg/lと同じくらい効果的であることが分かった
。この誘導期は、多分、細胞の内因性エネルギー貯蔵が存在するためである。こ
れもまた、PSが飢餓状態に対して特に効果的であることを示している。
【0053】 実施例8 寒天拡散試験における化粧用調製物中のPSの抗細菌効果 Staphylococcus aureus ATCC14458の一晩培
養物を、実施例6に記載の手順(BHI培地(Difco)、37℃でのインキ
ュベーション)と同様に調製した。
【0054】 拡散試験用の寒天プレートを調製するために、1%寒天と15%グリセロール
を添加したBHI培地300mlを融解し、50℃まで冷却した。次いで、滅菌
グルコース溶液(50%w/v)6mlと微生物の一晩培養物6mlを添加した
。ペトリ皿を、この寒天培地12.5mlで満たし、培地を固化させた。
【0055】 試験製剤を、乳酸オクチルドデシルの液相を用いて図6に示すように調製した
。これらは、1、2、または5g/lのPSを含んだ。
【0056】 これらのプレートに試験試料を塗布するために、ステンレス鋼リング(6mm
内径)を、空の滅菌ペトリ皿に入れた。このリングの中に2つのペーパーディス
ク(6mm直径)を、底を覆うように入れ、このフィルターディスクに試験製剤
50μlを加えた。リングを、微生物を含む寒天プレートの表面上に置き、この
寒天プレートを、リングを取り出した後に試験溶液を拡散させることができる表
に示した期間の間、5℃で保存した。次いで、寒天プレートを、微生物増殖に適
した温度(37℃)でインキュベートした。微生物を、寒天プレートの非阻害領
域で十分に増殖させた後、阻害の程度を、塗布領域から直交する二方向に広がる
増殖の無い領域(または増殖が減少した領域)として測定した。
【0057】
【表1】
【0058】 2種類の数値を示す。1番目の数値は増殖の無い領域を示すが、2番目の数値
は増殖が減少した領域を示す。
【0059】 表1から、PSによる増殖阻害は用量依存的であると思われる。
【0060】 実施例9 PSとその誘導体の一部の抗真菌作用 フィトスフィンゴシン誘導体の中には、水系での溶解度が改善しているものも
あることを発見した。このために、誘導体の抗菌活性をPS自体の抗菌活性と比
較した。以下の誘導体:フィトスフィンゴシンのグリコール酸塩、乳酸塩、およ
び塩酸塩を調べた。フィトスフィンゴシン塩の原液を、フィトスフィンゴシンに
ついて実施例6に記載のように調製し、同じ実験条件を使用した。
【0061】 試験した3種類全ての塩が、その遊離塩基より非常に強い抗真菌活性を有する
ことを発見した。これは、適量の乳酸塩、塩化物、またはグリコール酸塩を用い
たブランクには効果がなかったので(図3a)、塩溶液に存在するアニオンによ
るものではなかった。図3bでは、塩化物の効力はPS塩基の効力より2.5倍
より高かったことが分かる。
【0062】 実施例10 溶媒を含まない系に溶かしたPSおよびその誘導体の一部の抗真菌作用 脱塩水に溶かした溶液を、溶媒系について記載した手順(実施例6)(最終加
熱段階を含む)と同様に調製した。
【0063】 図4aでは、試料調製間に溶媒を欠くと、遊離塩基の抗真菌効果はほとんど失
われるが、PS塩の効力は減少しなかったことが分かる。実際に、図4bおよび
4cに示すように、PS塩の効力は、溶媒を含まない系ではさらに高くなること
ができることを発見した。
【0064】 実施例11 細菌に対するPSの抗細菌効果 2種類の異なる細菌株:Staphylococcus aureus AT
CC14458およびEscherichia coli 421を使用した。
全てのインキュベーションを37℃で行った。両方の細菌を実施例8に記載のよ
うに増殖させ、培養物50μlを遠心分離により収集し、滅菌脱塩水1mlで洗
浄し、滅菌脱塩水0.5mlに再懸濁した。
【0065】 10mg/mlのPS原液を、前記のように調製した。(必要であれば)この
原液を、5%エタノール水溶液で希釈した。全溶液を使用する24時間前に調製
し、室温で保持した。
【0066】 これらの2種類の細菌に対するフィトスフィンゴシンの抗細菌効果を、LIV
E/DEAD(登録商標) BacLight(登録商標) Bacteria
l Viability Kit L−7012(Molecular Pro
bes Inc.,Oregon,USA)を使用して調べた。このキットは、
生細胞と死細胞を区別するために2種類の異なる蛍光染料:SYTO 9染料お
よびヨウ化プロピジウムを利用する。これらの蛍光染料を、適切なフィルターを
備える蛍光顕微鏡を用いて観察することができる。
【0067】 このキットに付属している色素の溶液を、使用直前に1:1で混合し、この蛍
光色素混合物1.5μlを細菌懸濁液0.5mlに添加した。次いで、フィトス
フィンゴシン原液の適切な希釈液50μlを、図5に示した最終濃度を得るよう
に添加する。混合後に、これらの懸濁液をインキュベートし、生細胞と死細胞の
割合を、ある期間にわたって追跡した。
【0068】 顕微鏡検査を、以下のフィルターセット:二色性ミラー青色(B)、励起フィ
ルターIF490、エミッションフィルター0530(生細胞は緑色であり、死
細胞はオレンジ色/黄色である)を備えるOlympus BHB蛍光顕微鏡を
用いて行った。
【0069】 S.aureusは著しく殺傷されたことを発見した。しかしながら、溶解の
ために死細胞を検出することができなかったので、この効果を定量することがで
きなかった(蛍光色素を用いた測定には、死細胞の構造が完全なままであること
が必要である)。従って、殺傷効果は、生細胞数が著しく減少した点でしか明ら
かでなかった。
【0070】 E.coli細胞もまた非常に効果的に殺傷された。この生物では、死細胞を
容易に定量することができた(図5)。細胞は、PSにより用量依存的に殺傷さ
れ、この化合物に対して細菌は真菌より感受性があると思われる。
【0071】 実施例12 拡散試験におけるPS誘導体の抗細菌効果および抗真菌効果 指示された試験成分の一晩培養物を、実施例6および8に記載のように調製し
、試料を実施例8に記載のように試験プレートに塗布した。試料を、前記ように
調製した原液からの適切な希釈液として調製した。試料リングを取り出した後に
試験溶液上での拡散を可能にするように、寒天プレートを5℃で一晩保存した。
次いで、寒天プレートを、微生物増殖に適した温度(37℃)でインキュベート
した。微生物を、寒天プレートの非阻害領域で十分に増殖させた後、阻害の程度
を、塗布領域から直交する二方向(mm)に広がる増殖の無い領域(または増殖
が減少した領域)として測定した。
【0072】
【表2】
【0073】 表2から、PS誘導体は、拡散試験において細菌および真菌に対して十分に活
性があり、この効果は明らかに用量依存的であると思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 59/06 C07C 59/06 59/08 59/08 229/24 229/24 Fターム(参考) 4C083 AC541 CC01 EE09 4C206 AA02 FA03 MA01 MA04 NA05 ZB35 4H006 AA01 AA03 AB20 AB29 AC90 BB14 BB16 BC31 BN10 BU50

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スフィンゴイド塩基の塩である、スフィンゴイド塩基誘導体
  2. 【請求項2】 前記塩のアニオンが親水性酸から誘導される、請求項1に記
    載のスフィンゴイド塩基誘導体。
  3. 【請求項3】 前記親水性酸は親水性有機酸または鉱酸である、請求項2に
    記載のスフィンゴイド塩基誘導体。
  4. 【請求項4】 前記親水性酸は、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、ピルビン
    酸、コハク酸、フマル酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルコン酸、およびピロ
    グルタミン酸からなる群から選択される、請求項3に記載のスフィンゴイド塩基
    誘導体。
  5. 【請求項5】 前記親水性酸は、乳酸、グリコール酸、ピログルタミン酸、
    クエン酸、および塩酸からなる群から選択される、請求項3に記載のスフィンゴ
    イド塩基誘導体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のスフィンゴイド塩基誘導体を調製するため
    のプロセスであって、少なくとも1当量の酸を、適切な溶媒に溶かした前記スフ
    ィンゴイド塩基の溶液に添加することと、反応混合物から結晶状のスフィンゴイ
    ド塩基塩を回収することを含む、プロセス。
  7. 【請求項7】 前記溶媒はエタノールまたはメチルイソブチルケトンである
    、請求項6に記載のプロセス。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のスフィンゴイド塩基誘導体を含む局所使用
    のための組成物。
  9. 【請求項9】 化粧用組成物である、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記スフィンゴイド塩基誘導体を、0.001〜5wt%
    、好ましくは0.005〜5wt%、より好ましくは0.01〜2.5wt%、
    最も好ましくは0.02〜1wt%、特に好ましくは0.02〜0.5wt%の
    範囲に及ぶ濃度で含む、請求項8または9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 医薬品として使用するための請求項1に記載のスフィンゴ
    イド塩基誘導体。
  12. 【請求項12】 抗菌治療および/または抗炎症治療に使用するための医薬
    品を製造するための請求項1に記載のスフィンゴイド塩基誘導体の使用。
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