JP2002538845A - ペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するためのペットフード - Google Patents

ペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するためのペットフード

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Abstract

(57)【要約】 ペット用動物において健康な関節を維持し関節炎の徴候を軽減するために使用され、有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物を含むペットフード製品およびその生産方法。該抽出物は、粉末または脂質抽出物である。好ましくは、ペット用動物において通常0.18から114mgまでの粉末抽出物／体重のkg／日の投与量範囲またはペットフード製品の400kcalにつき通常1.5から1000mgのペルナカナリクルスの粉末抽出物を提供する量である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】発明の分野 本発明は、ペット用動物のためのペットフード、およびより詳細には 活性量
のペルナカナリクルス(Perna canaliculus)の抽出物をある量で含み、イヌ、ネ
コおよびウマのようなペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の症状を
軽減するための日常のペット用食餌を提供するペットフードに関する。
【０００２】発明の背景 ヒトおよびヒト以外の動物の結合組織は、常に機械的力から応力および歪みを
受けており、このような力により関節炎（慢性関節リウマチおよび骨関節炎）、
関節炎症および硬化のような病気を生じ得る。このことは、特に年をとったヒト
およびヒト以外の動物の両者にあてはまる。慢性関節リウマチおよび／または骨
関節炎の根源的な原因は次の理由により異なる。慢性関節リウマチは関節および
全身系の免疫機能に影響を与える自己免疫疾患であると特徴付けられるのに対し
、骨関節炎は関節の局所的炎症となり得る関節軟骨の劣化から生ずる。関節炎を
有するヒトの大部分は慢性関節リウマチを有するのに対し、ペット用動物におい
て発生する多くの関節炎は骨関節炎である。
【０００３】 骨関節炎または変性性関節疾患における関節で増加した応力により、軟骨基質
の完全性が失われ、生じた損傷により軟骨成分および滑液の破壊が促進される。
結合組織は、莫大な量のコラーゲン（結合組織の主要な成分）およびプロテオグ
リカン（結合組織の他の主要成分）を製造および再造形することによりそれ自体
を修復するように、天然に備えられている。年をとると、正常なコラーゲン構造
を修復および合成する能力が減少する。これにより、痛みが生じ、変形し関節の
動きが制限される。
【０００４】 イヌにおいて、骨関節炎は、関節軟骨の変性および関節縁における新しい骨の
形成により特徴付けられる滑膜性の関節の病気である。基礎をなす肋軟骨下骨の
硬化は骨関節炎の特徴であり、様々な程度の滑膜炎症が病気の進行中に存在する
こともある。
【０００５】 ヒトおよびヒト以外の動物の両者における結合組織の病気の治療は、極めて難
しい可能性がある。結合組織が受ける応力の単純な減少は、常に選択肢であるわ
けではない。したがって、治療はしばしば、病気の経過の段階に関わらず、病気
の原因ではなく症状のコントロールに向けられる。現在、コルチコステロイドの
ようなステロイドおよび大量のアスピリンのような他の抗炎症性物質が、ヒトに
おけるこれらの病気の治療に広く使用されている。獣医学においては、結合組織
の痛みおよび腫脹を減少するために特にウマに、ヒアルロン酸およびポリスルホ
ネート化グリコサミノグリカンが使用される。これらの物質はしばしば結合組織
の問題から生ずる疾患に関連する痛みおよび腫脹を和らげるが、ほとんどすべて
の薬は結局有効性を失う。
【０００６】 植物および食物に由来する天然製品はしばしば、有効な薬の供給源であり、最
近は特に臨床的な利益が求められる場合、これらの天然製品の分析における関心
が増加している。食物中で同定され、臨床的な利益があるかもしれない化合物は
、経口投与される軟骨保護剤(chondroprotective agents)である、グルコサミン
およびコンドロイチン硫酸であり、これらは体内では、関節軟骨の通常の成分で
ある。これらの薬が骨関節炎の治療においてヒトで有効であることを示すための
研究が行われている。しかしながら、獣医学の文献においてイヌおよび他の動物
におけるこれらの経口軟骨保護剤の臨床的効力についてはほとんど報告がなされ
ていない。
【０００７】 天然の食物製品のカテゴリーにおいて、ある海洋生物は、動物に与えられると
炎症の治療を助ける化合物を含有することがわかった。これらの海洋生物の一つ
は、抗炎症性活性が白血病における臨床研究で最初に同定されたペルナカナリク
ルス（ニュージーランド ミドリイガイ(New Zealand Green Lipped Mussel)）
である。
【０００８】 ペルナカナリクルスの抗炎症性活性の最初の評価は、ラットにおける多発性関
節炎モデルを使用して初めて試みられた(Cullen et al. 1975)。しかしながら、
これらの研究は、イガイ製剤中に何らかの重要な抗炎症性活性の存在を示すこと
はできなかった。対照的に、MillerおよびOrmrod(1980)は、カラゲーナン誘発パ
ウエデマアッセイ(carrageenan-induced paw edema assay)(Winter et al. 1962
)を使用して、腹腔内に投与された場合に、イガイ製剤がカラゲーナン誘発ラッ
トパウエデマの腫脹を大きく減少させたことを示すことができた。その後、抗炎
症性の活性を有する透析不能な水溶性の画分をイガイ製剤から分別した。水性抽
出物は、腹腔内に投与されると、イガイ粉末の経口投与では検出できない量依存
性の抗炎症性活性を示した。したがって、水溶性の画分は、明らかな抗炎症性活
性を有する刺激性の成分を含有すると考えられた。
【０００９】 RainsfordおよびWhitehouse(1980)もまた、ラットに経口的に与えられた完全
なイガイの凍結乾燥粉末はカラゲーナン誘発パウエデマアッセイにおいてある適
度の抗炎症性活性を示し、この物質はラットおよびブタにおいていくつかの非ス
テロイド系抗炎症薬の胃潰瘍誘発性を著しく減少したことを報告した。別の研究
で、KorthauerおよびDelatorre(1992)は、関節炎を有する26匹のイヌにペルナカ
ナリクルスから抽出されたグリコサミノグリカンを８週間に亘り毎日10mg/kgで
経口投与することにより、研究における適当な数のイヌにおいては行(lameness)
または不完全な姿勢の徴候が軽減されることを発見した。
【００１０】 抗炎症性製剤についての国際特許出願公開第96/05164号の発明者であるMacrid
esおよびKalafatisは、ペルナカナリクルスからの脂質画分は（水性画分につい
てのそれ以前の研究と対照的に）、半精製された画分において適切なモデル系で
テストした場合に一定の抗炎症性活性を示す化合物の豊富な供給源であることを
立証した。国際特許出願公開第96/05164号において、ペルナカナリクルスまたは
ミチラスエデュリス(Mytilus edulis)の脂質抽出物から単離され精製された活性
画分は、抗炎症性特性を有することが示された活性成分を有している。この活性
成分から、5、11、14、17−エイコサテトラエン酸（オメガ3脂肪酸）の実質的に
純粋な形態が単離され、薬学的に許容できるそのエステル、アミドおよび塩が同
定された。この化合物は、ペルナカナリクルスの脂質抽出物から単離された活性
画分の主要成分であろう。脂質抽出物は経口的に与えられると、ラットにおいて
炎症を減少させることが示された(Whitehouse et al. 1996)。
【００１１】 関節炎の徴候におけるペルナカナリクルスの抽出機構は知られていないが、一
部は、独特のエイコサテトラエン酸(ETA)並びにリポキシゲナーゼ経路により体
内で炎症物質の生産を変化させると考えられる他の独特の脂肪酸の存在によると
考えられる。前記のように、ペルナカナリクルスの脂質抽出物は、高い割合でこ
れらの脂肪酸を含有し、粉末形態は少量の同じ脂肪酸並びに共同で作用して損傷
された関節軟骨および滑液を再生する複合タンパク質、グリコサミノグリカン、
ビタミン、ミネラルおよびアミノ酸のような他の栄養分を含有する。関節炎の二
つの主要なタイプのイデオロギーの理解において、オメガ−3脂肪酸は滑液のお
よび全身性の炎症反応を減少させ得ることが研究により示されているので、脂質
抽出物は、慢性関節リウマチを有する動物および／または個体の治療においてよ
り有効かもしれない(Volker et al. 1996)。粉末形態に関しては、この抽出物は
、グリコサミノグリカンおよび関節における関節軟骨を潜在的に再生する補助を
し得る他の栄養分も含有するので、骨関節炎を有する個体の治療においてより有
用である。これらの化合物は、まだ関節炎の徴候を示していない動物における関
節の健康を維持する助けとなるかもしれない。
【００１２】 抗炎症剤としてのペルナカナリクルス抽出物の明らかな有効性に基づいて、一
定量中に多量のペルナカナリクルスの活性成分を含み、イヌ、ネコおよびウマの
ようなペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するペット
の食餌を提供するペットフードを提供することが有益である。
【００１３】発明の概要 本発明の目的は、ペルナカナリクルスの活性抽出物を含む、ペット用動物にお
ける関節の健康を維持するためのペットフード製品である。
【００１４】 本発明のさらなる目的は、ペルナカナリクルスの活性抽出物を含む、ペット用
動物における関節炎の徴候を軽減するためのペットフード製品である。
【００１５】 本発明のさらなる目的は、ペルナカナリクルスの活性抽出物を含む、ペット用
動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するためのペットフード製
品を生産する方法である。
【００１６】 本発明のさらなる目的は、有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物を含有す
る、ペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するためのペ
ットフード製品を含む食餌をペット用動物に与える方法である。
【００１７】 したがって、前記の目的を達成するうえで、本発明の一つの態様にしたがって
、有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物を含む、ペット用動物における関節
の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するためのペットフード製品が提供される。
ある実施の形態において抽出物は、粉末または脂質抽出物でもよい。
【００１８】 さらなる実施の形態において、本発明には、ペット用動物のためのペットフー
ド製品を生産する方法であって、ペット用動物における関節の健康を維持し関節
炎の徴候を軽減するために、有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物をペット
フード製品に加える工程を含む方法が含まれる。ペルナカナリクルスの抽出物は
、生産の工程中それ自体の活性を維持する。
【００１９】 別の実施の形態には、有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物を含有するペ
ットフード製品を含む食餌をペット用動物に与えることにより、ペット用動物に
おける関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減する方法が含まれる。
【００２０】 さらなる実施の形態には、ペット用動物において通常0.18から114mg粉末抽出
物／体重のkg／日の投与量範囲を供給する量でペルナカナリクルスの活性粉末抽
出物を含むペットフード製品が含まれる。
【００２１】 別の実施の形態には、400kcalのペットフード製品につき通常1.5から1000mgま
でのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物が含まれる。
【００２２】 さらなる実施の形態には、ペット用動物において通常1.0から13mgの脂質抽出
物／kg／日の投与量範囲を供給する量で脂質抽出物を含むペットフード製品が含
まれる。
【００２３】 別の実施の形態には、400kcalのペットフード製品につき通常10.0から100mgま
でのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を供給する量で脂質抽出物を含むペッ
トフード製品が含まれる。
【００２４】 他のおよびさらなる目的、特徴および利点は、開示の目的のために与えられる
本発明の目下好ましい実施の形態の以下の記載から明らかになる。
【００２５】好ましい実施の形態の詳細な説明 本発明は、有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物を含有する、イヌ、ネコ
およびウマのようなペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽
減するための湿ったおよびやや湿ったペットフード、乾燥した粗びきの穀物、ペ
ットトリーツ(pet treats)およびペット用ドリンクのようなペットフード製品を
目的とする。
【００２６】 ペルナカナリクルス(Green Lipped Mussel)の抽出物による関節炎の徴候の軽
減における基礎をなす機構ははっきりと特徴付けられていないが、ペルナカナリ
クルスの抽出物は粉末および脂質形態の両方で、イヌにおける関節炎の徴候の軽
減に効き目があることが示された。粉末および脂質抽出物の両方が有効であるこ
とが分かったが、Green Lipped Mussel粉末(GLMP)は、骨関節炎の原因（軟骨お
よび滑液の再生）および結果（抗炎症性効果）を扱う補助となるので骨関節炎の
動物の治療により効き目がある。
【００２７】 ペルナカナリクルスの「抽出物」とは、完全なペルナカナリクルスの粉末形態
またはペルナカナリクルスの脂質部分の濃縮製剤を称する。
【００２８】 化合物または組成物は、受容する哺乳類が投与に耐えられる場合に、「許容で
きる」と称する。そのような物質は、投与量が生理的に意味を表す場合に、「有
効量」で投与されたと称される。物質は、その存在により受容する哺乳類の生理
機能が専門的に変化する場合に、生理的に意味がある。例えば、ペット用動物の
関節炎の徴候の軽減において、病気および／または徴候の進行を遅らせるまたは
病気および／または徴候を完全に治療する物質は、有効であると称される。
【００２９】 例えばここに与えられる投与量は、研究により測定される投与量である。投与
される投与量は活性成分の有効量であり、もちろん、特定の活性成分の薬力学的
特徴およびその様式並びに投与の経路；ペット用動物の年齢、性別、健康および
体重；徴候の性質および程度；同時にする治療の種類、治療の頻度および所望の
効果のような既知の要因に依存して変化する。
【００３０】 約0.18から114mgまでの活性GLMP／体重のkg／日の範囲の毎日の投与量（有効
量）が、ペット用動物における関節炎の徴候の軽減に効き目があり、同様に関節
の健康を維持する。より好ましくは、1.8から85mgのGLMP／体重のkg／日の投与
量範囲、および最も好ましくは、9から58mgのGLMP／体重のkg／日の投与量範囲
が、ペット用動物における関節の健康の維持および関節炎の徴候の軽減に効き目
がある。この投与量は、22kgのイヌが0.45g／日または0.02g／体重のkg／日のGL
MPを受容することと同等である。454.5kgのウマにおいて、投与量は、10g／日ま
たは0.02g／体重のkg／日のGLMPである。猫についての投与量レベルは、0.02g／
体重のkg／日のGLMPのレベルに達するのに必要な量である。
【００３１】 ペット用動物、および詳細にはイヌにおける関節の健康の維持および関節炎の
徴候の軽減に効き目のある400kcalのペットフード製品につき必要な活性GLMPの
量は、通常1.5mgから1000mgまでのGLMP／400kcalのペットフードである。より好
ましくは、15mgから750mgまでのGLMP／400kcalの量および最も好ましくは75mgか
ら520mgまでのGLMP／400kcalのペットフード製品の量が、ペット用動物における
関節の健康の維持および関節炎の徴候の軽減に効き目がある。
【００３２】 約1.0から13mgまでの脂質抽出物／体重のkg／日の毎日の投与量（有効量）お
よび最も好ましくは4.6から5.1mgまでの投与量／体重のkg／日が、ペット用動物
における関節炎の徴候の軽減に効き目があり、同様に関節の健康を維持する。mg
／400kcalに基づく投与量は、約10.0から100mgまでの脂質抽出物／400kcalのペ
ットフードであり、より好ましくは、33から40mgの脂質抽出物／400kcalのペッ
トフード製品が、ペット用動物における関節の健康の維持および関節炎の徴候の
軽減に効き目がある。
【００３３】 ペット用動物における関節の健康の維持および関節炎の徴候の軽減に効き目の
ある量でペルナカナリクルスの抽出物またはその同等物（すなわちミチラスエデ
ュリスの抽出物）を含有する、新しいおよび目新しいペットフード製品が開発さ
れた。当業者に知られているように、一般に知られる様々なペットフード製品が
ある。キャットフードおよびドッグフードの分野では、湿ったペットフード、や
や湿ったペットフード、乾燥したペットフードおよびペットトリーツがある。ネ
コのためのミルク飲料のようなペットのための飲み物も販売されている。湿った
ペットフードは通常、65％より大きい含水率を有する。やや湿ったペットフード
は通常、20から65％までの間の含水率を有し、プロピレングリコール、カリウム
ソルベート(sorbate)、および微生物の成長（細菌および糸状菌）を妨げる他の
成分のような湿潤剤を含んでもよい。乾燥したペットフード（粗びきの穀物）は
通常、20％以下の含水率を有し、その加工には通常、押出、乾燥および／または
熱によるベーキングが含まれる。ペットトリーツは通常、やや湿ったかむことの
できるごちそう；多くの形態の乾燥したトリーツ；かむことができる骨；ベーキ
ングし、押し出したまたは型押したトリーツ；菓子のトリーツ；または当業者に
知られる他の種類のトリーツである。ウマの食物は通常乾燥しており、穀物およ
びサプリメントの混合物を含有する。
【００３４】 やや湿ったペットフード製品は通常、混合され、調理され包装される穀物、肉
、脂肪、ビタミン、ミネラルおよび機能的成分を含む。しかしながら、当業者に
知られる任意のやや湿ったペットフード製剤を使用してもよい。例えば、本発明
のペットフードは、基本的なやや湿ったペットフード製剤に、重量で約10％のGL
MPを加えることにより作製してもよい。やや湿ったペットフードのこの実施例に
おいて、4.5グラムの食物は、約2910kcal/kgを含有し、9から58mgのGLMP/kg/日
までの範囲のGLMP投与量を供給する。
【００３５】 やや湿ったペットフード製品を生産するための組成物および方法は該して上述
されているが、当業者に知られる任意のやや湿ったペットフード組成物および方
法を使用して、GLMPまたは脂質部分を含有するやや湿ったペットフード製品を生
産してもよいことを認識すべきである。
【００３６】 乾燥したペットフードの例において、成分には通常、穀物、肉、鶏肉、脂肪、
ビタミン、ミネラルおよび他の機能的成分が含まれる。その後、製品は切断また
は成形され、乾燥される。乾燥の後、風味、脂肪および他の機能的成分を乾燥し
た製品上にコーティングまたはスプレーしてもよい。使用されるスプレーの種類
は、乾燥したペットフードを生産する当業者に知られるものである。本発明の乾
燥したペットフードの例を生産するために、乾燥された後製品にスプレー工程で
GLMPを加える。このことは、通常0.06％w/wと4.2％w/wとの間の範囲でGLMPの最
終濃度を与える量で任意の既知のスプレーにGLMPを組み込むことにより達成され
る。この量のGLMPを有するスプレー混合物は、通常10％w/wのGLMPの含有レベル
を提供する。その後、最終製品が通常約1％w/w以下のGLMPの含有レベルを有する
GLMPスプレー混合物で完全な乾燥した食物にスプレーコーティングする。乾燥し
たペットフードのこの実施例は、約3300kcal/kgを供給し、通常75mgから520mg/4
00kcalの範囲のGLMP投与量を与える。
【００３７】 乾燥したペットフードを生産するための組成物および方法は該して上述されて
いるが、当業者に知られる任意の乾燥したペットフード組成物および方法を使用
して、GLMPまたは脂質部分によるコーティングに適切な乾燥したペットフード製
品を生産してもよいことを認識すべきである。
【００３８】 湿ったペットフードおよびペットトリーツは、所望の湿ったペットフード製品
およびトリーツの種類に依存して当業者に知られるように生産される。任意のペ
ットフード製品にGLMPまたは脂質部分を加える方法は、湿ったペットフードまた
はトリーツを製造するために必要な加工の種類に依存する。例えば、加工温度が
通常50−70℃を超えないやや湿ったトリーツにおいて、活性GLMPまたは脂質部分
を加工中にトリーツに加えてもよい。しかしながら、トリーツの加工温度が通常
70℃を超える場合、活性GLMPまたは脂質部分を完成した製品上にコーティングし
てもよい。
【００３９】 ペルナカナリクルス抽出物の抗関節炎活性は、水分、熱および光に不安定であ
ることが示されている。100℃より高い温度のペルナカナリクルス抽出物の押出
調理により活性が破壊され、活性は70℃より低い加工温度でのみ維持されること
が実験により示された。やや湿ったペットフードの加工において、加工の温度は
、押出調理の温度よりも低い温度に制限される。やや湿った製品に加えられるGL
MPは、所望なら酒石酸およびビタミンEのような有機酸およびトコフェロールか
ら成る抗酸化剤系を加えることにより安定化してもよい。乾燥した食物製品にお
いて、表面スプレー成分と共に低い温度で製品の表面にGLMPまたは脂質部分を加
える。ペルナカナリクルス抽出物の抗関節炎活性は、この低温度の安定化基準を
使用することにより、製造工程を通してやや湿ったおよび乾燥したペットフード
製品およびペットトリーツにおいて維持される。しかしながら、ペルナカナリク
ルス抽出物を、カプセル化または新しい加工技術のような加工中の変性から保護
するために使用される任意の方法を使用して、本発明のペットフードを生産して
もよい。
【００４０】 したがって、記載されるように、本発明はペット用動物のためのペットフード
製品であって、有効量のペルナカナリクルス活性抽出物を含む、ペット用動物に
おいて健康な関節を維持し関節炎の徴候を軽減するためのペット用食餌を提供す
るペットフード製品である。抽出物は、粉末または脂質形態でもよい。本発明は
また、一定量の活性ペルナカナリクルス抽出物を含有するペットフード製品を生
産する方法およびペット用動物に本発明のペットフードを与える方法を含む。
【００４１】 実施例１ 関節炎の徴候におけるGreen Lipped Musselの影響 粉末および脂質形態のペルナカナリクルス抽出物のイヌの骨関節炎の徴候の軽
減における効果を、8歳から12歳までの47匹の混合した種類および性別の成犬に
缶詰の乾燥した食物の混合物から成る基礎となる食餌を与えて測定した。イヌを
3つのグループに分けた。対照群の15匹には、色のついた水のプラシーボを与え
た；別の15匹には、通常80％のイガイ脂質抽出物、20％のオリーブ油およびビタ
ミンEを含有するオイルサプリメントを与えた；他の17匹には、GLMPを与えた。
オリーブ油およびビタミンEを有さない脂質抽出物により同じ効果が提供された
。オイルサプリメント群についての投与量は、34kgより重い体重のイヌについて
は216mg/日；25kgから34kgまでの体重のイヌについては192mg/日；および25kgよ
り軽い体重のイヌについては144mg/日であった。GLMP群においては、投与量は、
34kgより重い体重のイヌについては1000mg/日；25kgから34kgまでの体重のイヌ
については750mg/日；および25kgより軽い体重のイヌについては450mg/日であっ
た。対照群には、25kgより軽い体重のイヌには1mlおよび25kgより重い体重のイ
ヌには2mlを投与した。GLMPおよび脂質化合物は、McFarlane Laboratories Pty.
Ltd., 410 Canterbury Rd., Surrey Hills, Victoria, 3127 Australiaにより
提供した。
【００４２】 基準線において再び６週間後に獣医師により、すべてのイヌを視覚的におよび
物理的に関節炎の徴候について評価した。それぞれの時点で評価した因子には、
行動範囲、移動性、痛みの膨張および捻髪音が含まれる。これらの因子を使用し
て、イヌについての全体の関節炎の評点を計算した。６週間の終わりに、以下の
表１およびグラフ１に示されるように、脂質およびGLMP抽出物はいずれも関節炎
の徴候の軽減に効き目があったが、GLMP群においてより多くのイヌが、脂質を投
与されたグループのイヌと比較して関節炎の徴候を改善したまたはより減少した
ことがデータにより示された。
【００４３】
【表１】
【表２】 実施例２ 全体の関節炎の評点における異なる投与量のGLMPの影響 第2の研究を行って、異なる投与レベルのGLMPにより早い時点でまたは少ない
投与レベルで関節炎の徴候が減少されるか否かを評価した。この研究において、
8歳から12歳までの47匹の混合した種類および性別の成犬に、同じ基礎となる食
餌を与えた。イヌを4つのグループに分けた。対照群の12匹のイヌには、小麦粉
プラシーボを与えた。第2群の12匹のイヌには、最初の研究で与えられた投与量
の100％である、34kgより重い体重のイヌについては1000mg/日；25kgから34kgま
での体重のイヌについては750mg/日；および25kgより軽い体重のイヌについては
450mg/日の投与量のGLMPを与えた。第3群の11匹のイヌには、最初の研究で与え
られた投与量の50％である、34kgより重い体重のイヌについては500mg/日；25kg
から34kgまでの体重のイヌについては375mg/日；および25kgより軽い体重のイヌ
については225mg/日の投与量のGLMPを与えた。第4群の12匹のイヌには、最初の
研究で与えられた投与量の200％である、34kgより重い体重のイヌについては200
0mg/日；25kgから34kgまでの体重のイヌについては1500mg/日；および25kgより
軽い体重のイヌについては900mg/日の投与量のGLMPを与えた 最初の研究で確立した基準を使用して、基準線でおよび再び３週間後および７
週間後において獣医師により、すべてのイヌを視覚的におよび物理的に関節炎の
徴候について評価した。以下の表２およびグラフ２に示されるように、この研究
により、それぞれの基準線時点および７週間後の対照群評点と比較して、50％、
100％および200％の投与量群における７週間の治療後に全体の関節炎評点が統計
的に非常に減少したことが示された。したがって、すべてのテストグループによ
り、それぞれの３週間と基準線時点との間の全体の関節炎の評点が統計的に非常
に減少したことが示された。対照群においては、３週間後の平均評点は、基準線
の評点よりも著しく低かったが、この違いは７週間後では見られなかった。
【００４４】
【表３】
【表４】 本発明は、目的を実行し、記載される結果および利点、並びに固有のものを得
るために適合されることは当業者にとって自明である。ここに記載される、本発
明のペットフード製品、該ペットフード製品を生産する方法、および該ペットフ
ード製品をペット用動物に与えてペット用動物における関節の健康を維持し関節
炎の徴候を軽減する方法は、好ましい実施の形態を目下示すものであり、実施例
であり、本発明の範囲を制限することを意図するものではない。本発明の意図に
含まれ請求項の範囲により定められる変化および他の用途を、当業者は考えつく
であろう。 参考文献 本明細書中に記載されるすべての特許および刊行物は、本発明が属する分野の
当業者のレベルを示すものである。ここにおけるすべての特許および刊行物は、
それぞれの刊行物が特におよび個別に引用されることを示すのと同じ程度まで引
用される。以下のすべての参考文献は、本出願中に引用されている：
【表５】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ， ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ビーラー，ティファニー エル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92835 フラートン アソシエイティッド ロード ナンバー９ 2582 (72)発明者 ホッジ，ジェイソン オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ州 2640 アルバリー クリスプ スト リート 485 (72)発明者 ベクタッシュ，ロジャー オーストラリア国 ヴィクトリア州 3688 バーナウォーサ アールエムビー 3060 アランデル パーク (72)発明者 ブラックウッド，グリーム アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90631 ラ ハブラ アーボリタ ドライ ヴ 1721 Ｆターム(参考） 2B005 AA02 AA03 AA04 2B150 AA01 AA06 AB10 AB20 DD01 4B018 LB10 MD75 ME14 MF01 4C087 AA01 AA02 BB16 CA47 MA52 NA14 ZA96 ZC61

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ペット用動物のためのペットフード製品であって、ペット用
    動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するのに有効量のペルナカ
    ナリクルスの活性抽出物を含むことを特徴とするペットフード製品。
  2. 【請求項２】 前記ペルナカナリクルスの抽出物が、活性粉末抽出物および
    脂質抽出物からなる群より選択されることを特徴とする請求項１記載のペットフ
    ード製品。
  3. 【請求項３】 前記活性抽出物の有効量が、ペット用動物において通常0.18
    から114mgまでの粉末抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する粉末抽出物の量で
    あることを特徴とする請求項２記載のペットフード製品。
  4. 【請求項４】 前記有効量が、ペット用動物において通常9から58mgまでの
    粉末抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量であることを特徴とする請求項３
    記載のペットフード製品。
  5. 【請求項５】 前記活性抽出物の有効量が、ペットフード製品の400kcalに
    つき約1.5から1000mgまでのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物を提供する粉
    末抽出物の量であることを特徴とする請求項２記載のペットフード製品。
  6. 【請求項６】 前記有効量が、ペットフード製品の400kcalにつき約75から5
    20mgまでのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物を提供する量であることを特徴
    とする請求項５記載のペットフード製品。
  7. 【請求項７】 前記活性抽出物の活性量が、ペット用動物において通常1.0
    から13mgまでの脂質抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量の脂質抽出物であ
    ることを特徴とする請求項２記載のペットフード製品。
  8. 【請求項８】 前記有効量が、ペット用動物において通常4.6から5.1mgまで
    の脂質抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量であることを特徴とする請求項
    ７記載のペットフード製品。
  9. 【請求項９】 前記活性抽出物の有効量が、ペットフード製品の400kcalに
    つき約10.0から100mgまでのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を提供する量
    の脂質抽出物であることを特徴とする請求項２記載のペットフード製品。
  10. 【請求項１０】 前記有効量が、ペットフード製品の400kcalにつき約33か
    ら40mgまでのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を提供する量であることを特
    徴とする請求項９記載のペットフード製品。
  11. 【請求項１１】 前記ペットフード製品が、湿ったペットフード、やや湿っ
    たペットフード、乾燥したペットフード、ペットトリーツおよびペット用飲料か
    らなる群より選択されることを特徴とする請求項１記載のペットフード製品。
  12. 【請求項１２】 ペット用動物のためのペットフード製品を生産する方法で
    あって、ペット用動物にペット用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候
    を軽減するのに有効量のペルナカナリクルスの活性抽出物を加える工程を含み、
    該ペルナカナリクルスの抽出物は該方法に亘って活性を維持することを特徴とす
    る方法。
  13. 【請求項１３】 前記ペルナカナリクルスの抽出物が、活性粉末抽出物およ
    び脂質抽出物からなる群より選択されることを特徴とする請求項１２記載の方法
    。
  14. 【請求項１４】 前記活性抽出物の有効量が、ペット用動物において通常0.
    18から114mgまでの粉末抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する粉末抽出物の量
    であることを特徴とする請求項１３記載の方法。
  15. 【請求項１５】 前記有効量が、ペット用動物において通常9から58mgまで
    の粉末抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量であることを特徴とする請求項
    １４記載の方法。
  16. 【請求項１６】 前記活性抽出物の有効量が、ペットフード製品の400kcal
    につき約1.5から1000mgまでのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物を提供する
    粉末抽出物の量であることを特徴とする請求項１３記載の方法。
  17. 【請求項１７】 前記有効量が、ペットフード製品の400kcalにつき約75か
    ら520mgまでのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物を提供する量であることを
    特徴とする請求項１６記載の方法。
  18. 【請求項１８】 前記活性抽出物の活性量が、ペット用動物において通常1.
    0から13mgまでの脂質抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量の脂質抽出物で
    あることを特徴とする請求項１３記載の方法。
  19. 【請求項１９】 前記有効量が、ペット用動物において通常4.6から5.1mgま
    での脂質抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量であることを特徴とする請求
    項１８記載の方法。
  20. 【請求項２０】 前記活性抽出物の有効量が、ペットフード製品の400kcal
    につき約10.0から100mgまでのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を提供する
    量の脂質抽出物であることを特徴とする請求項１３記載の方法。
  21. 【請求項２１】 前記有効量が、ペットフード製品の400kcalにつき約33か
    ら40mgまでのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を提供する量であることを特
    徴とする請求項２０記載の方法。
  22. 【請求項２２】 前記ペットフード製品が、湿ったペットフード、やや湿っ
    たペットフード、乾燥したペットフード、ペットトリーツおよびペット用飲料か
    らなる群より選択されることを特徴とする請求項１２記載の方法。
  23. 【請求項２３】 有効量のペルナカナリクルスの活性抽出部を含有するペッ
    トフード製品を含む食餌をペット用動物に与えることにより、ペット用動物にお
    ける関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減する方法。
  24. 【請求項２４】 前記ペルナカナリクルスの抽出物が、活性粉末抽出物およ
    び脂質抽出物からなる群より選択されることを特徴とする請求項２３記載の方法
    。
  25. 【請求項２５】 前記活性抽出物の有効量が、ペット用動物において通常0.
    18から114mgまでの粉末抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する粉末抽出物の量
    であることを特徴とする請求項２４記載の方法。
  26. 【請求項２６】 前記有効量が、ペット用動物において通常9から58mgまで
    の粉末抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量であることを特徴とする請求項
    ２５記載の方法。
  27. 【請求項２７】 前記活性抽出物の有効量が、ペットフード製品の400kcal
    につき約1.5から1000mgまでのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物を提供する
    粉末抽出物の量であることを特徴とする請求項２４記載の方法。
  28. 【請求項２８】 前記有効量が、ペットフード製品の400kcalにつき約75か
    ら520mgまでのペルナカナリクルスの活性粉末抽出物を提供する量であることを
    特徴とする請求項２７記載の方法。
  29. 【請求項２９】 前記活性抽出物の活性量が、ペット用動物において通常1.
    0から13mgまでの脂質抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量の脂質抽出物で
    あることを特徴とする請求項２４記載の方法。
  30. 【請求項３０】 前記有効量が、ペット用動物において通常4.6から5.1mgま
    での脂質抽出物／kg／日の投与量範囲を提供する量であることを特徴とする請求
    項２９記載の方法。
  31. 【請求項３１】 前記活性抽出物の有効量が、ペットフード製品の400kcal
    につき約10から100mgまでのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を提供する量
    の脂質抽出物であることを特徴とする請求項２４記載の方法。
  32. 【請求項３２】 前記有効量が、ペットフード製品の400kcalにつき約33か
    ら40mgまでのペルナカナリクルスの活性脂質抽出物を提供する量であることを特
    徴とする請求項３１記載の方法。
  33. 【請求項３３】 前記ペットフード製品が、湿ったペットフード、やや湿っ
    たペットフード、乾燥したペットフード、ペットトリーツおよびペット用飲料か
    らなる群より選択されることを特徴とする請求項２３記載の方法。
  34. 【請求項３４】 ペット用動物のためのペットフード製品であって、ペット
    用動物における関節の健康を維持し関節炎の徴候を軽減するのに有効量のペルナ
    カナリクルスの活性抽出物を含み、該有効量が、ペット用動物において約0.18か
    ら114mgまでの粉末抽出物／kg／日、ペットフード製品の400kcalにつき約1.5か
    ら1000mgまでの粉末抽出物、ペット用動物において約1.0から13mgまでの脂質抽
    出物／kg／日、およびペットフード製品の400kcalにつき約10.0から100mgまでの
    脂質抽出物からなる群より選択されることを特徴とするペットフード製品。
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