JP2002538752A - 高調波を出力しないインバータ - Google Patents
高調波を出力しないインバータInfo
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Abstract
Description
レベルのパワーのためのインバータの出力電流は、一般的に、全ての連続した高
調波電流を有する。これらの高調波は厄介で、特に、比較的大きい電力がインバ
ータを介してネットワークに供給される必要があるとき、受け入れがたい形状で
発生する。
タを示しており、これは、インバータの上述した技術的欠点を著しく減少させ、
電流の質を相当に改善する。パワースイッチT1からT6と、それに並列に接続
されたダイオードは、パワースイッチのパルス幅変調によって切り換えられるの
で、インバータの出力には3つの正弦波出力電流相U、V、Wが現れる。個々の
スイッチT1−T6を定められた方法で時々切り換えることにより、出力電流の
波形は正弦振動に近づけられる。しかし、その場合に、基準値または目標値から
必然的にずれることによって上述の高調波が発生する。
等しい。それは、少なくとも、他の電流通路(他の電気回路)が存在しないから
である。その状態では、対称的な高調波のみが発生する。そこで、図1の出力側
でも示されるように、それらの高調波を相殺するための試みがフィルタ回路によ
ってなされる。また、電気回路網が、誘電性部分や容量性部分(伝送線の成分)
により、ある周波数で部分的にとても低いインピーダンス(抵抗)をもつので、
望ましくないことに、高い割合の高調波が、なお、一般の供給網に流れる。
し可能であれば全く高調波のない電流だけが一般の供給網に供給されることを目
的とする。本発明は、さらに、インバータの直流電圧中間回路が、電位(ハウジ
ング、アース、または、三相システムに関する電圧値)に関して安定であること
を提供しようとする。
つインバータが提案される。好ましい実施形態が、添付の請求の範囲に述べられ
る。
で生成されて直流中間回路にフィードバックされる。非対称性高調波を生成する
ために、インバータ出力における三相出力チョークに加えて、さらなる巻線(第
4の足)がある。このさらなる巻線は、非対称性高調波から発生する非対称性磁
束を伝える。その高調波は、例えば3つのLC部材のような、3つの共振回路を
介して集められる。もし、対称性高調波がいまだ多少なりとも存在するとしても
、それらの共振回路で直接に相殺される。非対称性高調波(Σ1≠0)は、直流
電圧中間回路にフィードバックされる。その非対称性高調波の和は、共振回路(
共振回路のフィルタコンデンサ)の星点(star point)で取り出され
、第4の足の巻線を介して、直流電圧中間回路の負の電線に結合され、通される
。それは、図2で図示される、閉じられた「高調波電流回路」を与える。
4の足において磁束を生成する。電流状態により、それらの磁束は、出力チョー
クの3つの主要な足に還流し、従って、出力インダクタンスを維持する。結果と
して、その出力インダクタンスは通常の三相チョークよりも約5%から20%高
い。高調波電流のみが第4の巻線に流れ込むので、この場合に、チョークの主要
コイルに関して、発生する銅損の程度はかなり低い。
施例を用いて述べられる。
D6を有するパワースイッチT1−T6の逆並列接続により、操作の4つのクワ
ドラントモードを可能にし、従って、回路として、かなり用途を広くできる。出
力電流の正の半波を生成するために、既知のインバータは、スイッチTn(n=
1、3、5)とTn+1(n=2、4、6)の連続的なスイッチオンとスイッチオ
フの実行を必要とする。これは、三相電流のU相の出力電流の半波のために、T
1とT6が、半波の間に複数回連続的にオンとオフが切り換えられることを意味
する。パワースイッチの上流に接続されるのは、直流電圧+Udと−Udに給電
するための2つの直列接続された電解コンデンサC4とC5を有する直流電圧中
間回路である。出力側において、そのインバータは、出力チョークLA(LAU、
LAV、LAW)と、各々の相間に配置される3つのコンデンサC6、C7、C8か
ら成る下流に接続されたフィルタとを有する。既に述べられたように、三相出力
電流U、V、Wは、決められた様式でオンとオフが切り換えられる個々のパワー
スイッチT1からT6によって正弦波に近づけられる。しかし、その場合に、基
準値または目標値から必然的にずれることによって、高調波が発生する。これら
の生成された高調波は、三相網において、任意の時間に合計すると0に等しいか
、ほとんどそれに近い。それは、少なくとも、他の電流通路が存在しないからで
ある。しかし、発生する高調波は常に対称的であり、それらの高調波を相殺する
ための試みがコンデンサフィルタ回路を利用してなされる。また、電気回路網が
、誘電性部分や容量性部分(伝送線の成分)により、ある周波数で部分的にとて
も低いインピーダンス(抵抗)をもつので、望まれないことに、高い割合の高調
波が、なお、一般の供給網に流れる。
と同様に、直流電圧中間回路、パワースイッチT1−T6とそれに並列に接続さ
れたダイオードD1−D6、および、出力チョークLAを有する。
巻線L4(追加の足)がある。第4の足L4は、非対称性高調波から発生する非対
称性磁束を伝える。その高調波は、インダクタL1からL3とコンデンサC1から
C3とを含む3つの共振回路LC、または、3つのLC部品、および、共通の星
点を介して集められる。対称的な高調波が、もし、いまだ存在するなら、これら
の共振回路LCで相殺される。非対称性高調波L4(Σ1≠0)は、星点を経由し
て第4の足L4の巻線に通される。その第4の巻線L4は、直流電圧中間回路の負
の電線に接続される。従って、非対称性高調波の和は、フィルタコンデンサの星
点で取り出され、第4の足の巻線を介して、直流電圧中間回路の負の電線に結合
される。それは、非対称性高調波のための閉じられた高調波回路を与える。
第4の足に磁気的に結合された出力チョークLAの主要な足に還流し、その出力
インダクタンスを助長する。
力インダクタンスLAを与える。非対象高調波の高調波電流のみが第4の巻線LA 4 に流れ込むので、この場合に、主要コイルLA1、LA2、LA3と比較して、発生
する銅損の程度はかなり低い。
出力における電流の正の対称性半振動を示す。この場合、電流のヒステリシスは
一定で、切り換え周波数は可変である。下部曲線は、第4の足によって直流電圧
中間回路に還流する、インバータの3つの出力相の高調波の和を示す。
この場合に、出力電流IWRLAの三角高調波がはっきりとわかる。
む共振回路により(対称的な)基本波成分から分離される。図4の下部曲線は、
L1とC1における電流IL1C1の時間に関する変化を示す。
最上部の曲線は、高調波を含まない出力電流を示す。このとても良好な結果は、
本発明による高調波回路でのみ可能である。この場合、図からわかるように、生
成された高調波は、インバータから直流電圧中間回路に、ほとんど100%フィ
ードバックされる。図5の中央の曲線は、インバータ電流IWRLAを示し、図
5の下部曲線は、関連した高調波電流を再び示す。
ほとんど全ての高調波を含む電流は、出力チョークLAの動作を促進するために
、再び使用される。
つの主要な足LA1、LA2、LA3と、高調波のためだけに意図された第4の小さな
補助足とを含む。その第4の足は、高調波の和に相当する磁束のみを伝える。そ
の高調波の合計電流の相当する振幅は、図6の下部曲線に示される。上部曲線は
、それに関する相当の電圧の形状を示す。それを達成するためには、主要な足の
約20%の鉄の断面があれば、第4の足にとって十分である。しかし、第4足は
、約5%から20%の間で、動作出力インダクタンスLAを増す。その結果、出
力チョークLAはサイズが小さくなり、効率が良くなる。
、2つの部分をもつ構造であり、4つ足チョークと、それに直列に接続された相
殺三相チョークLA2を含む。電流相殺チョークは、好ましくは、非対称性高調波
電流のために使用できる。ネットワーク電流(三相電流)の和は0になるので、
そのチョークは基本波成分が多い(磁化される前)。それは、高いインダクタン
スが低いコストで与えられることを意味する。
電流の和を示す。この場合に、最大振幅は、単相電流のピーク値のほんの10%
である。下部曲線は、フィルタの下流の出力電流の和を示す。この出力電流は、
非常に質が高く、どんな好ましくない高調波もネットワークに結合されないこと
がわかる。
。3つのコンデンサの星点は、静止した電位、原則として、アースと同じ電位で
ある。接点は、中間回路まで、インダクタンスを経由して静的に接続されるので
、もし中間回路の電位が変化するなら、それを経由して相殺電流が流れる。急に
変化する電位は、直流電圧中間回路に給電する発電機に有害である。電圧変化(
dU/dt)によって、容量性電流が絶縁体に流れ込み、長期的には絶縁体の破
壊を起こすからである。
エネルギーを生成するシステムで使用される。そのとき、そのような電気エネル
ギー生成システムは、ネットワークに最高の質の電流を供給する。また、各々の
ネットワークオペレータは、電流の質を保護する測定をほとんど実行する必要が
ないという結論を与えることもできる。
Claims (13)
- 【請求項1】 直流電圧から交流または三相交流を生成するインバータであ
って、直流電圧中間回路と、出力側の出力チョーク(LA)とを含み、ここに、
出力側で発生する高調波が、直流電圧中間回路に結合されるインバータ。 - 【請求項2】 直流電圧中間回路と、出力側の出力チョーク(LA)とを含
み、直流電圧から交流または三相交流を生成するインバータであって、交流(三
相電流)が、共振回路によって共に連結されたm本の電線を介して、そのインバ
ータで出力され、ここに、その共振回路により、インバータの出力側で発生する
実質的に対称的な高調波が、実質的に相殺されるインバータ。 - 【請求項3】 その共振回路がタッピングを有し、そのタッピングを介して
、インバータの出力で発生する非対称性高調波が、直流電圧中間回路にフィード
バックされることを特徴とする請求項1または2に記載のインバータ。 - 【請求項4】 出力側で非対称性高調波を生成する手段を有する、特に請求
項1から3のいずれかに記載のインバータ。 - 【請求項5】 出力チョークが、非対称性高調波から生じる非対称性磁束を
伝える請求項4に記載のインバータ。 - 【請求項6】 mが自然数であるとき、出力チョークがm+1本の足を含み
、1本の足が各々の三相電流相に関連し、非対称性高調波から生じる非対称性磁
束がm+1番目の足によって伝えられる請求項5または6に記載のインバータ。 - 【請求項7】 m+1本の足が、磁気的に共に連結され、そのm+1番目の
足で発生する磁束が、出力チョークのm本の足に還流する請求項1から6のいず
れかに記載のインバータ。 - 【請求項8】 高調波電流のみがm+1番目の足を通して流れる請求項1か
ら7のいずれかに記載のインバータ。 - 【請求項9】 出力チョークが、電流相殺チョークであることを特徴とする
請求項1から8に記載のインバータ。 - 【請求項10】 出力チョークが、4つ足チョークと、直列接続された三相
チョークとを含む請求項1から9のいずれかに記載のインバータ。 - 【請求項11】 非対称性高調波のための閉じられた回路を有するインバー
タ。 - 【請求項12】 直流電圧中間回路が、閉じられた高調波回路により安定で
あることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のインバータ。 - 【請求項13】 交流および整流電流を生成する請求項1から12のいずれ
かに記載のインバータを有する電気エネルギー生成システム。
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