JP2002538630A - メモリセル装置およびその製造方法 - Google Patents

メモリセル装置およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 層平面においてリング形状の横断面を有している磁気抵抗素子(11)を備えたメモリセル装置において、相互に交差している第1の線路および第2の線路が設けられている。磁気抵抗素子(11)は第1の線路と第2の線路との間の交差領域に配置されている。第1の線路および/または第2の線路は、層平面に対して平行に配向されている電流成分が優勢である少なくとも1つの第1の線路部分と、層平面に対して垂直に配向されている電流成分が優勢である少なくとも1つの第2の線路部分とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、少なくとも1つの磁気抵抗素子を備えたメモリセル装置並びにその
製造方法に関する。
【0002】 磁気抵抗効果素子とも称される磁気抵抗素子として、専門分野では、少なくと
も2つの強磁性層とその間に配置されている非磁性層とを有している構造体が考
えられる。その際層構造の構成に応じて、GMR素子と、TMR素子と、CMR
素子が区別される(Mengel, Technologieanalyse Magnetismus, Band 2, XMR-Te
chnologien, Herausgeber VDI Technologiezentrum Physikalische Technologie
n, August 1997 参照)。
【0003】 GMR素子という概念は、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置されてい
る非磁性の、導電層とを有しておりかついわゆるGMR(giant magnetoresista
nce)効果を呈する層構造体に対して使用される。GMR効果とは、GMR素子
の電気的な抵抗が、2つの強磁性層における磁化が平行に配向されているかまた
は逆平行に配向されているかに依存している事実のことである。GMR効果は所
謂AMR(anisotropic magnetoresistance)効果に比べると大きい。AMR効
果とは、磁化されている導体における抵抗が磁化方向に対して平行と磁化方向に
対して垂直とでは相異しているという事実と考えられる。AMR効果は、強磁性
の単層に生じるボリューム効果である。
【0004】 概念TMR素子は専門分野では、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置さ
れている絶縁性の、非磁性の1つの層とを有している、トンネリング磁気抵抗層
構造体(Tunneling Magnetoresistance-Schichtstrukturen)に対して使用され
る。その際絶縁層は、2つの強磁性層の間にトンネル電流が生じる程度に薄い。
これら層構造も、2つの強磁性層の間に配置されている絶縁性の、非磁性層によ
るスピン分極によって引き起こされる磁気抵抗効果を示すものである。この場合
もTMR素子の電気的な抵抗は、2つの強磁性層における磁化が平行であるかま
たは逆平行であるかに依存している。その際抵抗変化率は室温において約6ない
し40%である。
【0005】 大きさのために(室温で100ないし400%の抵抗変化率)CMR(coloss
al magnetoresistance)効果と称される別の磁気抵抗効果では、高い保持力のた
めに磁化状態を切り換えるために高い磁界が必要である。
【0006】 GMR素子をメモリ素子としてメモリセル装置に使用することは提案されてい
る(例えば D. D. Tang et al, IEDM 95, Seiten 997 bis 999(第997ないし
999頁), J. M. Daughton, Thin Solid Films, Bd. 216 (1992), Seiten 1
62 bis 168, Z. Wang et al, Journal of Magnetism and Magnetic Materials,
Bd. 155 (1996), Seiten 161 bis 163)。メモリ素子は読み出し線路を介して
直列に相互接続される。読み出し線路を横断する方向に、ワード線路が延在して
いる。ワード線路は読み出し線路に対してもメモリ素子に対してもアイソレーシ
ョンされている。ワード線路に印加される信号はそれぞれのワード線路を流れる
電流によって磁界を引き起こす。この磁界は、強度が十分であれば、その下方に
存在しているメモリ素子に影響を及ぼす。情報を書き込むために、x/y線路が
使用される。これらは書き込むべきメモリセルにおいて交差している。書き込む
べきメモリセルには信号が加えられる。これら信号は交差点において、反転磁化
のために十分な磁界を引き起こす。その際2つの強磁性層の一方における磁化方
向が切り換えられる。これに対して、2つの強磁性層の他方での磁化方向は変わ
らない。後者の強磁性層における磁化方向の保持は、磁化方向を保持する隣接の
反強磁性層によって行われるか、またはこの強磁性層に対する切換しきい値が別
の材料または別の設計事項、例えば層厚によって前者の強磁性層と比べて高めら
れていることによって生じるものである。
【0007】 US5541868号およびUS5477482号において、GMR効果に基
づいているリング形状のメモリ素子が提案されている。メモリ素子は、少なくと
も2つのリング形状の強磁性層エレメントと、その間に配置されている非磁性の
導電性の層エレメントとを有しておりかつ2本の線路の間に介挿されているスタ
ック体を有している。強磁性の層エレメントは材料組成が相異している。強磁性
の層エレメントの一方は硬磁性で、他方は軟磁性である。情報を書き込むために
、比較的軟磁性の層エレメントにおける磁化方向は切り換えられ、一方比較的硬
磁性の層エレメントにおける磁化方向は維持される。
【0008】 GMR効果に基づいているリング形状のメモリ素子を有する別のメモリセル装
置はWO96/25740号に提案された。それは2つの磁性材料から成る層エ
レメントを有している。これら材料のうち一方は高い保持力を有しておりかつ他
方は低い保持力を有している。磁気抵抗素子の制御のために、2つのドライバ線
路が設けられている。これらの線路はリング形状のGMR素子の中央を通って延
在している。磁化方向の切り換えは、2本のドライバ線路における電流によって
引き起こされる磁界を用いて行われる。
【0009】 磁化方向の切り換えのために、GMR素子が介挿されている2本の線路の間に
電流が流れ、それがメモリ素子を介しても流れる。この電流によって引き起こさ
れる磁界は磁化方向の変化のために使用される。
【0010】 2本のドライバ線路はリング形状のGMR素子の中央を通って延在しておりか
つ相互にアイソレーションされていなければならないので、この配置構成におい
て実現可能な実装密度は制限されている。
【0011】 本発明の課題は、外部の妨害磁界の影響を受けにくく、TMR効果を有する磁
気抵抗素子に対してもGMR効果を有する磁気抵抗素子にも機能可能でありかつ
従来技術に比べて実装密度を高めておいて製造可能である、少なくとも1つの磁
気抵抗素子を備えたメモリセル装置を提供することである。更に、この形式のメ
モリセル装置を製造するための方法を提供したい。
【0012】 この課題は、請求項1に記載のメモリセル装置並びに請求項11に記載のその
製造方法によって解決される。本発明の別の実施形態はその他の請求項から明ら
かである。
【0013】 メモリセル装置は少なくとも1つの磁気抵抗素子を有している。この素子は層
平面においてリング形状の横断面を有している。磁気抵抗素子は、層平面に対し
て垂直方向に上下にスタックされている層エレメントを有している。リング形状
の横断面を有する磁気抵抗素子の使用によって、外部の妨害磁界に対する感度を
一層高めることができるようになる。というのは、リング形状の素子の拡がりに
及ぶ外部の妨害磁界は非常に均一で、ひいては殆ど作用しないからである。例え
ばμメタルを使用した付加的な遮蔽手段は省略することができる。
【0014】 リング形状の強磁性層エレメントに閉じられた磁束が存在しているので、高々
、磁化反転プロセスの期間に外方向に漂遊磁界が発生する程度である。従って1
つまたは隣接する磁気抵抗素子の層エレメントはほぼ完全に減結合されている。
それ故に多数の同じ形式の磁気抵抗素子を高い実装密度でメモリセル装置におい
て設けることができる。
【0015】 リング形状の強磁性層エレメントに閉じられた磁束が存在しているので、高々
、磁化反転プロセスの期間に外方向に漂遊磁界が発生する程度である。従って1
つまたは隣接する磁気抵抗素子の層エレメントはほぼ完全に減結合されている。
それ故に多数の同じ形式の磁気抵抗素子を高い実装密度でメモリセル装置におい
て設けることができる。
【0016】 リング形状の層エレメントには2つの安定した磁化状態が存在している、すな
わち磁束は時計回りまたは反時計回りに閉じられている。両方の状態は非常に安
定しておりかつ一方の状態から他方の状態への移行は欠陥や幾何学的な不規則性
の影響を受けにくい。それ故に不可逆性の磁化プロセスによる情報損失の確率は
、従来の、単純に繋がっている素子構造の場合よりも僅かである。
【0017】 更にメモリセル装置は、交差している第1の線路と第2の線路とを有している
。第1の線路と第2の線路との間の交差領域に磁気抵抗素子が配置されている。
その際第1の線路および第2の線路は交差領域において、層平面に関して磁気抵
抗素子の異なった側に配置されている。第1の線路および/または第2の線路は
少なくとも1つの第1の線路部分と少なくとも1つの第2の線路部分とを有して
いる。第1の線路部分は、層平面に平行に配向されている電流成分が優勢である
ように配向されており、一方第2の線路部分では第1の線路および第2の線路の
間の交差領域において層平面に対して垂直に配向されている電流成分が優勢であ
る。殊に第1の線路部分は層平面に対して平行に延在しており、第2の線路部分
は第1の線路および第2の線路の間の交差領域において層平面に対して平行であ
る平面に交差している。殊に、第1の線路および/または第2の線路は層平面に
対して垂直方向にクランク状に曲げ出されている。
【0018】 このように構成されている線路を流れる電流は、リング形状の磁気抵抗素子が
あるところに磁界を生成する。この磁界は書き込み過程の際の磁気抵抗素子の反
転磁化のために適している。その際層平面においてアジマスな(円の)、垂直電
流成分の磁界も、ラテラルな、すなわち層平面において線路の長手方向に対して
垂直に配向されている、平行な電流成分の磁界成分も、反転磁界が形成されるよ
うに作用する。層平面に対して平行な電流成分は反転磁化が行われるようにする
。その理由は、第1の線路の第1の線路部分も第2の線路の第1の線路部分もリ
ング形状の磁気抵抗素子に対して異なった距離を有しており、それ故にそこでは
補償が行われないからである。
【0019】 このような形式に構成されている線路によって、従来の解決法に比べて一層簡
単かつ一層大きな実装密度によって製造することがでいるメモリセル装置が可能
である。メモリ素子のあるところで交差している第1の線路および第2の線路は
書き込みおよび読み出しのために十分である。別の線路、例えばリング形状のメ
モリ素子を通る線路は、WO96/25740号から公知の解決法とは異なって
必要でない。これにより、メモリセル当たりの所要面積は一層僅かになる。
【0020】 更に、メモリセル装置は、GMR効果に基づいている磁気抵抗素子によっても
TMR効果に基づいている磁気抵抗素子によっても実現することができる。とい
うのは、US54774982号および5541868号から公知の、磁気的な
切換磁界を生成するための解決法とは異なって、磁気抵抗素子を介して電流を流
す必要がないからである。
【0021】 有利には、第1の線路も第2の線路も、層平面に対して平行に配向されている
電流成分が優勢である少なくとも1つの第1の線路部分と、層平面に対して垂直
に配向されている電流成分が優勢である少なくとも1つの第2の線路部分とを有
している。第1の線路および第2の線路が、第1の線路の第2の線路部分を流れ
る電流および第2の線路の第2の線路部分を流れる電流が同じ方向に流れるよう
に接続されると、これら電流のアジマス磁界は構造的に重畳されかつ磁気抵抗素
子のあるところで増強される。このようにしてメモリセルフィールドへの選択的
な書き込みが可能である。
【0022】 磁気抵抗素子が第1の線路と第2の線路との間に介挿されると、記憶された情
報は第1の線路および第2の線路を介して読み出すことができる。このために磁
気抵抗素子の抵抗が評価される。このことは、磁気抵抗素子の絶対抵抗の測定に
よって、磁気抵抗素子の切り換えの際の抵抗変化の測定によってまたは磁化状態
が分かっている隣接する磁気抵抗素子との抵抗比較によって行うことができる。
記憶された情報を読み出すために、磁気抵抗素子の抵抗値評価のためのすべての
方法が適している。
【0023】 磁気抵抗素子は有利にはそれぞれ、少なくとも1つの、第1の強磁性層エレメ
ントと、非磁性層エレメントと、第2の強磁性層エレメントとを有しており、こ
こで非磁性の層エレメントは第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメ
ントとの間に配置されている。磁気抵抗素子はGMR効果に基づくものであって
もTMR効果に基づくものであってもよい。GMR素子に比べて比較的大きい抵
抗、これにより一層僅かになる電力消費および大抵の場合は一層大きい磁気抵抗
効果のためにTMR効果に基づく磁気抵抗素子を使用した方が有利である。更に
、装置が必要な磁気的な切換磁界を生成することができる場合には、磁気抵抗素
子はCMR効果に基づくものであってもよい。
【0024】 第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは有利には次の元
素Fe,Ni,Co,Cr,Mn,Bi,Gd,Dyの少なくとも1つを含んで
いる。第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは有利には、
磁気硬度および/または層厚に関して異なっている。
【0025】 層平面に対して垂直方向に第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エ
レメントは2nmおよび20nmの間の厚さを有している。非磁性層エレメント
は、TMR効果の場合、有利には材料Al,NiO,HfO,TiO ,NbO,SiOの少なくとも1つを含んでおり、層平面に対して垂直方向に
1nmと4nmの間の厚さを有している。GMR素子の場合、非磁性層エレメン
トは有利には物質Cu,Au,Agおよび/またはAlの少なくとも1つを含ん
でおりかつ層平面に対して垂直方向に2nmと5nmの間の厚さを有している。
第1の強磁性層エレメント、第2の強磁性層エレメントおよび非磁性の層エレメ
ントは層平面に対して平行に50nmと400nmの間の寸法を有している。
【0026】 大きなデータ量を記憶するためにメモリセル装置は多数個の同形式の磁気抵抗
素子を有しており、これらの素子はマトリクス形状に配置されている。更に、多
数個の同形式の第1の線路および同形式の第2の線路が設けられている。第1の
線路および第2の線路は交差している。第1の線路の1つと第2の線路の1つと
の間の交差領域にそれぞれ、磁気抵抗素子の1つが配置されている。第1の線路
および/または第2の線路はそれぞれ交番的に、層平面に対して平行に配向付け
られている電流成分が優勢である第1の線路部分と、層平面に対して垂直方向に
配向付けられている電流成分が優勢である第2の線路部分とを有している。その
際リング形状の磁気抵抗素子は磁気的に近似的に減結合されているので、高い実
装密度を実現することができる。
【0027】 有利には、第1の線路も第2の線路もそれぞれ第1の線路部分および第2の線
路部分を有しているので、個々のメモリセルへの選択的な書き込みが可能である
【0028】 本発明の実施の形態によれば、第1の線路の1つおよび/または第2の線路の
1つの第1の線路部分および第2の線路部分は、当該の線路が層平面に対して平
行にストライプ形状の横断面を有しているように配置されている。この形態にお
いて、セル当たり4Fの所要面積のメモリを実現することができ、ここでFは
、層平面に対して平行である線路の幅も隣接する線路間の距離もFである場合に
、それぞれの技術において最小に製造可能な構造サイズである。この配置構成に
おいて、それぞれリング形状のメモリ素子のあるところの層平面において垂直方
向の電流成分の構造的な重畳によって第1および/または第2の線路にアジマス
磁界が生じる。主にこの磁界のために、リング形状の磁気抵抗素子の反転磁化が
行われるのである。層平面に対して平行である電流成分に基づいて生じる磁界分
のために、切換合成磁界は非対称になり、これにより、切換磁界しきい値を低下
させるという観点で肯定的に作用する。
【0029】 メモリセル装置の別の形態において、磁気抵抗素子は第1の線路および第2の
線路の間に行および列において配置されており、ここで層平面は磁気抵抗素子の
中心平面によって形成される。その際行の方向および列の方向は、層平面に平行
に延在しており、ここで行の方向は列の方向に交差している。第1の線路の1つ
の第1の線路部分の、層平面に対する投影はそれぞれ、この行の隣接する磁気抵
抗素子間に、該投影がこのセルの磁気抵抗素子間の接続ラインに関して側方に交
番的にずれて配置されているように配置されている。第2の線路の1つの第1の
線路部分の、層平面に対する投影はそれぞれ、列の1つの隣接する磁気抵抗素子
間に配置されており、ここで投影は隣接する磁気抵抗素子間の接続ラインに関し
て側方にずれて配置されている。線路の1つに沿って隣接している第1の線路部
分の、層平面に対する投影はそれぞれの接続ラインに関して反対の側に向かって
ずれて配置されている。従って、第1の線路および第2の線路の、層平面への投
影は、長く延びた矩形ではなく、波形状である。この形態において、磁気抵抗素
子の場所に、2個づつ対称的な局所的なアジマス磁界が引き起こされる。メモリ
セル当たりの所要スペースは、9Fである。
【0030】 メモリセル装置のこの形態において、層平面において比較的高い、すなわち2
つの対称的な切換磁界がリング形状の素子の場所に生成される。この形態は有利
には次の特徴を有している: ○ 第1および第2の線路の、層平面に対する投影は帯状体であり、その中心線
および縁部が、波形状の、相互に平行な多角形である。
【0031】 ○ 波形状の帯状体における構造は周期的に繰り返され、ここで波形状の帯状体
は真ん中の長手方向を中心に振動している。
【0032】 ○ 第1および第2の線路の隣接する投影帯状体は長手方向において1/2周期
づつ相互にずらされている。
【0033】 ○ 第1の線路の投影帯状体は第2の線路の投影帯状体と波形帯状体の「零点」
において交差しており、その際真ん中の長手方向は直角を成しているが、しかし
帯状体は部分的に相互に平行に延在している。その際零点とは、投影帯状体の、
それぞれの真ん中の長手方向との交差点のことである。
【0034】 ○ リング形状の磁気抵抗素子は層平面において第1の線路および第2の線路の
間の交差個所に行および列において配置されている。
【0035】 ○ 第1および第2の線路は交差個所で層平面に対して垂直にクランク状に曲げ
出されているので、これらの個所に、垂直方向の電流成分を有する第2の線路部
分が存在している。
【0036】 第1および第2の線路の垂直方向の電流成分によって生成される磁界が構造的
に重畳されかつ電流強度が十分な場合には、この装置によって2つの対称形の切
換磁界がリング形状の磁気抵抗素子の場所に生成される。
【0037】 この形態では、セル当たり9Fの所要スペースを有するメモリが実現される
。このために、メモリセル装置は付加的に次の特徴を有している: ○ 波形式の帯状体の周期は6F、その振幅はF/2である。
【0038】 ○ 帯状体はその長手方向に垂直に、最小幅および最小距離Fを有している。
【0039】 第1の線路および第2の線路の投影帯状体は長さFのセグメントにおいて相互に
平行に延在している。
【0040】 ○ リング形状のメモリ素子は層平面において第1および第2の線路間の交差個
所で3Fの距離をおいて行および列において配置されている。
【0041】 メモリセル装置を製造するために、基板の主表面に第1の線路が生成される。
第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層のデポジットおよび構造化によ
って、層平面においてリング形状の横断面を有している磁気抵抗素子が形成され
る。磁気抵抗素子が交差領域に配置されているように第1の線路と交差する第2
の線路が生成される。第1の線路および/または第2の線路が、層平面に対して
平行に配向されている電流成分が優勢である少なくとも1つの第1の線路部分お
よび層平面に対して垂直に配向されている電流成分が優勢である少なくとも1つ
の第2の線路部分を有しているように第1の線路および/または第2の線路が生
成される。
【0042】 第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層の構造化は有利には同一のマ
スクによって行われる。
【0043】 リング形状の磁気抵抗素子を構造化するために、セルフアライメントプロセス
を使用すると有利である。この目的のために、基板の主表面に配置されている層
に開口が生成され、この開口の側面を介して同一の層がデポジットされる。この
同一の層の異方性エッチバックによって、側面に、リング形状のスペーサが生じ
る。このスペーサは異方性の構造化に対するマスクとして使用される。Fの寸法
を有する開口が生成されると、このようにして外径FおよびFより小さな内径を
有する磁気抵抗素子が製造される。
【0044】 有利には、第1の線路および第2の線路はそれぞれ2つのステップにおいて製
造される。その際まず、第1の線路ないし第2の線路の下側のセグメントが形成
されかつそれから第1の線路ないし第2の線路の上側のセグメントが形成される
。基板の主表面に対するそれぞれの線路の下側のセグメントの投影および上側の
セグメントの投影は部分的に重畳されているので、繋がっておりかつクランク状
に曲げ出されている第1の線路および第2の線路が生じる。層平面に対して垂直
方向である電流成分が発生する第2の線路部分は、それぞれの線路の下側のセグ
メントおよび上側のセグメントのオーバラップ領域において生じる。その間に配
置されている、下側のセグメントおよび上側のセグメントの部分は、層平面に対
して平行に延在している第1の線路部分である。
【0045】 第1の線路ないし第2の線路の下側のセグメントを製造する際に、同時にメモ
リセル装置の周囲において、業界ではメタル1と称される第1の金属化面、ない
し業界ではメタル2と称される第2の金属化面が形成される。第1の線路ないし
第2の線路の上側のセグメントを製造する際に、同時に、周囲に、業界ではビア
1と称される第1のコンタクト、ないし業界では大抵ビア2と称される第2のコ
ンタクトが形成される。
【0046】 有利にはセルフィールドの第1の線路は周囲の第1の金属化面を介してコンタ
クト形成されかつセルフィールドの第2の線路は第2の金属化面を介してコンタ
クト形成される。
【0047】 第1の線路および第2の線路の製造は有利には、ダマシン技術を用いて行われ
る。このために第1の絶縁層がデポジットされかつホトリソグラフィープロセス
ステップおよび異方性プラズマステップ(RIE)を用いて、それが引き続いて
製造されるべき、周囲の第1の金属化層およびセルフィールドの第1の線路の下
側のセグメントの領域においては除去されるように構造化される。第1の導電層
または第1の導電層系がデポジットされかつ平坦化エッチング方法、例えばCM
Pによって構造化される。これにより、第1の線路の下側のセグメントおよび周
囲の第1の金属化面が形成される。次いで、第2の導電層がデポジットされかつ
構造化され、そこから、ホトリソグラフィープロセスステップおよび異方性エッ
チングステップを用いて、それが周囲の、次に製造すべき第1のコンタクトの領
域および第1の線路の上側のセグメントの領域においては除去されるように構造
化される。第1のコンタクトおよび第1の線路の上側のセグメントは第2の導電
層または第2の導電層系のデポジットおよび、平坦化するエッチング方法、例え
ばCMPによるその構造化によって形成される。
【0048】 相応に、第2の線路の下側のセグメントおよび周囲の第2の金属化面が第3の
絶縁層および第3の導電層または第3の導電性の層系のデポジットおよび構造化
によって形成されかつ第2の線路の上側のセグメントおよび周囲の第2のコンタ
クトが第4の絶縁層および第4の導電層のデポジットおよび構造化によって形成
される。
【0049】 第1の線路および第2の線路をそれぞれ2つのステップにおいて製造すること
によって、メモリセル装置の製造を簡単にマルチレイヤ固定配線プロセスに統合
することができる。第1ないし第2の線路の下側および上側のセグメントを形成
するために、デポジットステップおよび構造化ステップが使用される。これらス
テップは周囲の金属化面並びにその間に必要な、ビアとも称されるコンタクトを
形成するために必要である。セルフィールドの第1の線路の下側ないし上側のセ
グメントの形成は、周囲の第1の金属化面(Metall1)ないし第1のコン
タクト面(Via1)の形成と同一の工程において行われる。同じように、第2
の線路の下側ないし上側のセグメントは、第2の金属化面(Metall2)な
いし第2のコンタクト面(Via2)と同時に形成される。
【0050】 この手法によって更に、周囲の上下に配置されている金属化面の間に、セルフ
ィールドの第1の線路および第2の線路の間に存在しているよりも著しく大きな
垂直方向の距離が存在しているという技術的な問題が解決される。セルフィール
ドにおける第1の線路および第2の線路の間の垂直方向の距離は磁気抵抗素子の
寸法によって規定される。これは典型的には20ないし40nmである。周囲の
隣接する金属化面間の距離は寄生容量を低減するために著しく大きくなければな
らない。0.35μmテクノロジーではそれは典型的には350ないし400n
mである。既述の過程によって、付加的な金属化面、大きなアスペクト比を有す
る付加的なトポグラフィーまたはビアが生じることなくこの問題は解決される。
【0051】 次に本発明を、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0052】 図1は、リング形状の磁気抵抗素子と第1の線路および第2の線路とを備えて
いるメモリセル装置の断面図であり、これら線路はそれぞれ、層平面に対して平
行に延在している第1の線路路成分および層平面に対して垂直に延在している第
2の線路路成分を有している。
【0053】 図2は、図1のII−IIで切断してみた断面図である。
【0054】 図3は、磁気抵抗性のリング形状の素子と第1の線路および第2の線路を備え
たメモリセル装置の平面図であり、これら線路の、層平面へ投影されるものはス
トライプ形状の帯状体である。
【0055】 図4は、磁気抵抗性のリング形状の素子と第1の線路および第2の線路を備え
たメモリセル装置の平面図であり、これら線路の、層平面へ投影されるものは波
形状の、多角形状の帯状体である。
【0056】 図5は、1つの磁気抵抗素子と所属の第1の線路および所属の第2の線路の隣
接する領域を図4のV−Vで切断した見た断面図である。
【0057】 図6は、第1のSiO層と、第1のSi層と、第2のSiO層と備
えた基板の断面図である。
【0058】 図7は、セルフィールドの第1の線路の下側のセグメントおよび周辺の第1の
金属化面が形成された後の基板の断面図である。
【0059】 図8は、第2のSi層および第3のSiO層がデポジットされかつ構
造化された後の基板を示す。
【0060】 図9は、周囲の第1のコンタクトとセルフィールドにおける第1の線路の上側
のセグメントとが形成された後の基板を示す。
【0061】 図10は、第1の導電バリヤ層、第1の強磁性層、非磁性層、第2の強磁性層
および第2の導電バリヤ層がデポジットされた後の基板を示す。
【0062】 図11は、スペーサ形成に基づいている、セルフアライメント形の方法を使用
して、その前にデポジットされた層の構造化によって磁気抵抗素子が形成された
後の基板を示し、セルフアライメント形の方法については図20ないし22に基
づいて説明する。
【0063】 図12は、平坦化する絶縁層が形成された後の基板を示す。
【0064】 図13は、第3のSi層および第4のSiO層がデポジットされかつ
構造化された後の基板を示す。
【0065】 図14は、第4のSiO層および平坦化する絶縁層が構造化された後の基板
を示す。
【0066】 図15は、セルフィールドにおける第2の線路の下側のセグメントと周囲にお
ける第2の金属化面とが形成された後の基板を示す。
【0067】 図16は、第4のSi層および第5のSiO層がデポジットされかつ
構造化された後の基板を示す。
【0068】 図17は、セルフィールドにおける第2の線路の上側のセグメントと周囲の第
2のコンタクトとが形成された後の基板を示す。
【0069】 図18は、第5のSi層および第6のSiO層がデポジットされかつ
構造化された後の基板を示す。
【0070】 図19は、第3の金属化面の形成後の基板を示す。
【0071】 図20は、第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層のデポジット後、
補助層のデポジットおよび構造化後および同一の層のデポジット後の第1の線路
の上側のセグメントを有する基板の断面図を示す。
【0072】 図21は、同一の層の異方性エッチング後の基板の断面を示し、これによりス
ペーサ形状のマスクが形成される。
【0073】 図22は、構造化された補助層が除去されかつ第1の強磁性層、非磁性層およ
び第2の強磁性層の構造化により磁気抵抗素子が形成された後の基板を示す。
【0074】 図23は、リング形状の層エレメントを有する磁気抵抗素子を示す。
【0075】 メモリセル装置において、リング形状の磁気抵抗素子11がそれぞれ第1の線
路12と第2の線路13との間に配置されている(図1および図2参照)。磁気
抵抗素子は層平面に対して垂直に延在している層平面14においてリング形状の
横断面を有している。第1の線路12は第1の線路部分121および第2の線路
部分122を有している。第1の線路部分121は層平面14に対して平行に延
在しており、これに対して第2の線路部分122は層平面14に対して垂直に延
在している。相応に、第2の線路13は第1の線路部分131および第2の線路
部分132を有している。第1の線路部分131は層平面14に対して平行に延
在しており、これに対して第2の線路部分132は層平面14に対して垂直に延
在している。第1の線路ないし第2の線路13を電流が流れると、第1の線路部
分121ないし131においては層平面14に平行に配向されている電流成分の
方が優勢になる。これに対して第2の線路部分122ないし132においては層
平面14に対して垂直に配向されている電流成分の方が優勢になる。
【0076】 第1の線路12に電流が流れると、第2の線路部分122を流れる、垂直方句
の電流成分により磁気抵抗素子11のところにアジマス磁界が生じる。相応に、
第2の線路13においては第2の線路部分132を流れる垂直方向の電流成分に
よって磁気抵抗素子11のところにアジマス磁界が生じる。第1の線路および第
2の線路13が、第1の線路12の1つと第2の線路13の1つとの間の交差領
域に配置されている磁気抵抗素子11のところにおいてそれぞれの第2の線路部
分122,132における垂直方向の電流成分が同じ方向において流れるように
極性付けられると、これらアジマス磁界は構造上重畳されることになりかつこの
交差領域に配置されている磁気抵抗素子11の磁化を切り換えることができる。
【0077】 第1の線路部分121,131および第2の線路部分122,132が設けら
れていることで、第1の線路12ないし第2の線路13が層平面14に対して垂
直である平面において階段形状の横断面を有していることになる。
【0078】 メモリセル装置は、相互に平行に延在している第1の線路31と、同じく相互
に平行に延在しておりかつ第1の線路31に交差している第2の線路32とを有
している(図3参照)。平面図において第1の線路31および第2の線路32は
それぞれストライプ形状の横断面を有している。これらは0.35μmの幅、0
.35μmの相互距離およびセルフィールドサイズに依存している、約70ない
し700μmの長さを有している。
【0079】 第1の線路31の1つと第2の線路32の1つとの間の交差領域にそれぞれ、
リング形状の横断面を有している磁気抵抗素子33が配置されている。図3の平
面図において素子は第2の線路32によってそれぞれ覆い隠されているので、図
3において磁気抵抗素子33の輪郭はそれぞれ鎖線で示されている。
【0080】 第1の線路31並びに第2の線路32は層平面に対して垂直でありかつストラ
イプ形状の経過に対して平行である断面において次のような階段形状の横断面を
有している。すなわち、層平面に対して平行に延在している第1の線路部分と、
層平面に対して垂直方向に延在している第2の線路部分とを有している。これは
図1および図2に基づいて説明したとおりである。第1の線路31ないし第2の
線路32を電流が流れると、第1の線路部分ではそれぞれ、リング形状の横断面
に対して平行に配向されている電流成分が優勢である。これに対して第2の線路
部分ではそれぞれ、リング形状の横断面に対して垂直方向に配向されている電流
成分が優勢である。磁気抵抗素子33のそれぞれの上方および下方には、所属の
第1の線路31および所属の第2の線路32の第2の線路部分が配置されている
。この第2の線路部分では磁気抵抗素子33のリング形状の横断面に対して垂直
方向に電流が流れることができる。
【0081】 メモリセル装置においてリング形状の磁気抵抗素子41が、層平面と称される
平面においてラスタ形状に行および列において配置されている(図4参照)。
【0082】 磁気抵抗素子41のそれぞれは第1の線路42と第2の線路43との間に配置
されている。第1の線路42および第2の線路43を、層平面に投影するとそれ
ぞれ波形状で、多角形形状の帯状体になる。これら帯状体がそれぞれの行ないし
列に対して平行である成分を含んでいる。これらの平行な成分は、隣接する磁気
抵抗素子41の中心を通る直線に関して交番的に平行にずらされて配置されてい
る。
【0083】 層平面に対して垂直方向に、第1の線路42および第2の線路43は階段形状
の横断面を有している(図4の線V−Vに沿って切断されて図示されている図5
参照)。第1の線路42は第1の線路部分421および第2の線路部分422を
有している。第1の線路部分421は層平面に対して平行に延在しており、第2
の線路部分422は層平面に対して垂直に延在している。
【0084】 第2の線路43は、層平面に対して平行に延在している第1の線路部分431
を有している。第2の線路43は更に、層平面に対して垂直に延在している第2
の線路部分432を有している。
【0085】 第1の線路42および第2の線路43のそれぞれに沿って、交番的に第1の線
路部分421,431および第2の線路部分422,432が配置されている。
【0086】 MOSトランジスタおよび類似のもののような素子を含んでいる単結晶シリコ
ンから成る基板61に、第1のSiO層62が50ないし100nmの厚さに
、第1のSi層63が30ないし50nmの厚さにそれから第2のSiO 層64が400ないし800nmの厚さに被着される(図6参照)。ホトリソ
グラフィーにより生成されたラッカマスクおよび異方性エッチングを使用して、
第2のSiO層64は、第2のSiO層64にトレンチ64′が開口される
ように構造化される。
【0087】 続いて、TaN/Taから成る第1の導電拡散バリヤ層65が50nmの厚さ
にそれから銅から成る第1の導電層がデポジットされる。銅から成る第1の導電
層は、それがトレンチ64′を完全に充填するような厚さにおいてデポジットさ
れる。第1の導電拡散バリヤ層65および第1の導電層が化学機械式研磨によっ
て構造化される。その際第2のSiO層64の表面は露出されかつトレンチ6
4′に埋め込まれる、第1の線路の下側のセグメント67がセルフィールドZの
領域に生成されかつ第1の金属化面68の線路が周辺Pの領域に生成される(図
7参照)。
【0088】 次いで、第2のSi層69が30ないし50nmの厚さでかつ第3のS
iO層610が400ないし800nmの厚さでデポジットされかつホトリソ
グラフィーにより生成されたラッカマスクおよび異方性エッチングを用いて構造
化される(図8参照)。その際トレンチ610′が形成される。
【0089】 引き続いて、全面に、第2の導電バリヤ層611および第2の導電層612が
デポジットされる。第2の導電バリヤ層611は50nmの層厚においてTaN
/Taから形成される。第2の導電層は銅から成っており、それがトレンチ61
0′を充填するような層厚にデポジットされる。CMPによって第2の導電層お
よび第2の導電バリヤ層611が平坦化されるので、第3のSiO層610の
表面が露出されかつトレンチ610′に埋め込まれた、第1の線路の上側のセグ
メント413および第1のコンタクト614が生成される(図9参照)。第1の
線路の上側のセグメント613および第1の線路の下側のセグメント67は部分
的にオーバラップしている。
【0090】 引き続いて、全面に、第1のバリヤ層615,第1の強磁性層616,非磁性
層617,第2の強磁性層618および第2の拡散バリヤ層619がデポジット
される(図10参照)。第1の拡散バリヤ層615および第2の拡散バリヤ層6
19は10ないし30nmの層厚においてTaから形成される。第1の強磁性層
616は3ないし10nmの層厚においてCoから形成される。非磁性層617
は1ないし3nmの厚さにおいてAlから形成される。第2の強磁性層6
18は3ないし10nmの厚さにおいてNiFeから形成される。図10におい
て、分かり易くするために、第1の強磁性層616,非磁性層617および第2
の強磁性層618は三重層616,617,618として図示されている。
【0091】 マスク620を使用して、第1の拡散バリヤ層615,第1の強磁性層616
,非磁性層617,第2の強磁性層618および第2の拡散バリヤ層619を異
方性エッチングすることによって、磁気抵抗素子621が形成される。この素子
は基板61の表面に対して平行にリング形状の横断面を有している(図11参照
)。マスク620はセルフアライメントプロセスによって生成される。これにつ
いては後で図20ないし22に基づいて説明する。
【0092】 第4のSiO層622のデポジットおよびCMPによる平坦化よって磁気抵
抗素子621は絶縁材料によって取り囲まれる(図12参照)。
【0093】 次いで、第3のSi層623がデポジットされかつホトラッカマスク6
24を用いて、磁気抵抗素子621が第3のSi層623によって被覆さ
れた状態にとどまり、一方この層が周囲の領域においては除去されるように構造
化される(図13参照)。
【0094】 ホトラッカマスク624の除去後、全面に、第5のSiO層625が400
ないし800nmの厚さにおいてデポジットされ、その表面にホトリソグラフィ
ーステップによってホトラッカマスク626が形成される。
【0095】 エッチングマスクとしてホトラッカマスク626が使用されて、第5のSiO 層625および第4のSiO層622が構造化される。その際トレンチ62
5′が生成される(図14参照)。磁気抵抗素子621の上方には第3のSi層623が依然として残っている。
【0096】 マスク626の除去後、第3の導電バリヤ層627および第3の導電層がデポ
ジットされる。これらはトレンチ625′を充填する(図15参照)。第3の導
電バリヤ層627は30ないし50nmの層厚においてTa/TaNから形成さ
れる。第3の導電層は銅から形成される。化学機械式研磨によって第3の導電バ
リヤ層627および第3の導電層が平坦化される。その際第5のSiO層62
5の表面が露出される。その際セルフィールドZにおいて第2の線路の下側のセ
グメント629が生成されかつ周囲Pにおいて第2の金属化面630が形成され
る(図15参照)。全面的に、第4のSi層631が30ないし50nm
の層厚において、それから第6のSiO層632が400ないし800nmの
層厚においてデポジットされる。その上にホトラッカマスク633がホトリソグ
ラフィープロセスステップを用いて製造される。異方性エッチングによって、第
6のSiO層632および第4のSi層631が構造化され、ここでト
レンチ632′が形成される(図16参照)。
【0097】 マスク633を除去した後、トレンチ632′の側面に第4の導電バリヤ層6
34および第4の導電層がデポジットされる。これらがトレンチ632′を充填
する。第4の導電バリヤ層634はTaN/Taから成り50nmの層厚におい
て形成される。トレンチの底部はスパッタおよび/またはRIEプロセスによっ
て露出される。第4の導電層が銅から、トレンチ632が充填される程度の層厚
において形成される。第4の導電バリヤ層634および第4の導電層はCMPに
よって平坦化され、その際第6のSiO層632の表面が露出される。同時に
、第4の導電層から、第2のコンタクト636が周囲Pにおいてかつ第2の線路
の上側のセグメント637がセルフィールドZにおいて形成される(図17参照
)。
【0098】 厚さ30ないし50nmにおける第5のSi層638および400ない
し800nmの厚さにおける第7のSiO層639のデポジットおよび構造化
が続く。図示されていないホトラッカマスクおよび異方性エッチングを用いた構
造化の際、トレンチ639が開口される。これは第2のコンタクト636に達す
る(図18参照)。
【0099】 30ないし50nmの層厚における、TaN/Taから成る第5の導電バリヤ
層640および銅から成る第5の導電層のデポジットおよび平坦化によって、ト
レンチ639′が第3の金属化面642によって充填される(図19参照)。
【0100】 表面の領域において拡散バリヤ層を有している基板71に、Coから第1の強
磁性層72が3ないし10nmの層厚で、Alから非磁性層73が1ない
し3nmの層厚でそれからNiFeから第2の強磁性層74が3ないし10nm
の層厚で被着される(図20参照)。
【0101】 第2の強磁性層74上に、Siから補助層75が50ないし100nm
の厚さで被着されかつホトラックマスクを用いて(図示されていない)構造化さ
れる。その際補助層75に開口が生成され、ここで第2の強磁性層74の表面が
露出されるようになっている。
【0102】 次いで、SiOまたはTaから同形の層76が80ないし120nmの層厚
において形成される。
【0103】 FまたはClを含有している反応ガスを用いた異方性エッチング(RIE)に
よって、同形の層76からスペーサ77が形成される。これは製造に規定されて
リング形状である(図21参照)。スペーサ77は構造化された補助層75の除
去後エッチングマスクとして使用されて、第2の強磁性層74,非磁性層73お
よび第1の強磁性層72(場合によっては図示されていない拡散バリヤ層を含む
)が構造化される。その際リング形状の、磁気抵抗素子78が形成される。スペ
ーサ77が、拡散バリヤ作用を有しているTaから形成されたとき、それをメモ
リセル装置における拡散バリヤとして使用することができる。
【0104】 リング形状の横断面を有している磁気抵抗素子81は、少なくとも1つの、第
1の強磁性層エレメント82と、非磁性の層エレメント83と、第2の強磁性層
エレメント84とを含んでおり、これらはスタックされて上下に配置されている
。第1の強磁性層エレメント82は3ないし10nmの層厚、350nmの外径
および100ないし190nmの内径を有しておりかつCoを含んでいる。非磁
性層83は1ないし3nmの厚さを有しておりかつAlを含んでいる。第
2の強磁性層エレメント84は3および10nmの間の厚さを有しておりかつN
iFeを含んでいる。非磁性の層エレメント83および第2の強磁性層エレメン
ト84は、第1の強磁性層エレメントと同じ横断面を有している。
【0105】 第1の強磁性層エレメント82および第2の強磁性層エレメント84はそれぞ
れ、時計回りまたは反時計回りの磁化を有していることができる。第1の強磁性
層エレメント82の磁化が第2の強磁性層エレメント84の磁化と方向が一致す
れば、第1の強磁性層エレメント82および第2の強磁性層エレメント84の磁
化が反対方向に配向されるときよりも、僅かな抵抗を有している。
【0106】 第1および第2の線路における書き込み電流の垂直方向成分およびこれにより
生成される、メモリ素子の場所でのアジマス磁界を強化するために、ホトリソグ
ラフィーによる構造化平面を縮小するためにかつ磁気抵抗素子の一層確実なラテ
ラル方向でのアイソレーションのために、図6ないし図19に基づいて説明した
プロセスシーケンスのプロセス変形を次のように実施することができる: 第2のSiO層64を一層大きな厚さで(例えば2倍の厚さで)デポジットす
る。これにより、一層深いトレンチ62′およびCMPステップの後に第1の線
路の相応に厚くなっている下側のセグメント67が生じる。銅の湿式化学式エッ
チバックによって(例えばペルオキソ二硫酸アンモニウム(NH によって)、このセグメントの表面が第2のSiO層64の表面の下方に沈む
ので、トレンチ64′は部分的にしか(例えば半分まで)充填されていない。引
き続いて第2のSi層69および第3のSiO層610をデポジットす
る。引き続くプロセスステップは、第1の線路の上側のセグメント613が完成
するまで実質的に変わることなく行われる。
【0107】 これら素子のリング構造がセルフアライメントスペーサを用いて生成された、
磁気抵抗素子621の構造化の後、第4のSiO層622が異方性RIEプロ
セスによって(例えばCおよびFを含有しているエッチングガスを使用して)、
磁気抵抗素子621がSiOスペーサによってラテラル方向にアイソレーショ
ンされるようにエッチバックされる。引き続き、第3のSi層623がで
きるだけ同形にデポジットされる。この層を構造化することなく、第2の線路の
下側のセグメントのための第5のSiO層625がデポジットされかつ短いC
MPステップによって平坦化される。それから第5のSiO層625が第3の
Si層623に対して選択的にかつこの層が第4のSiO層622のS
iOスペーサに対して選択的に構造化される。
【0108】 その他のプロセスステップはすべて既に説明したように実施され、その際第2
の線路における書き込み電流の垂直方向成分は第1の線路の場合と類似して増強
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リング形状の磁気抵抗素子と第1の線路および第2の線路とを備えているメモ
リセル装置の断面図である。
【図2】 図1のII−IIで切断してみた断面図である。
【図3】 磁気抵抗性のリング形状の素子と第1の線路および第2の線路を備えたメモリ
セル装置の平面図である。
【図4】 リング形状の磁気抵抗性の素子と第1の線路および第2の線路を備えたメモリ
セル装置の平面図である。
【図5】 1つの磁気抵抗素子と所属の第1の線路および所属の第2の線路の隣接する領
域を図4のV−Vで切断した見た断面図である。
【図6】 第1のSiO層と、第1のSi層と、第2のSiO層と備えた基板
の断面図である。
【図7】 セルフィールドの第1の線路の下側のセグメントおよび周辺の第1の金属化面
が形成された後の基板の断面図である。
【図8】 第2のSi層および第3のSiO層がデポジットされかつ構造化され
た後の基板の断面図である。
【図9】 周囲の第1のコンタクトとセルフィールドにおける第1の線路の上側のセグメ
ントとの形成後の基板の断面図である。
【図10】 第1の導電バリヤ層、第1の強磁性層、非磁性層、第2の強磁性層および第2
の導電バリヤ層のデポジット後の基板の断面図である。
【図11】 スペーサ形成に基づいている、セルフアライメントプロセスを使用したその前
にデポジットされた層の構造化によって磁気抵抗素子を形成した後の基板の断面
図である。を示す。
【図12】 平坦化する絶縁層の形成後の基板の断面図である。
【図13】 第3のSi層および第4のSiO層がデポジットされかつ構造化され
た後の基板の断面図である。
【図14】 第4のSi層および平坦化する絶縁層の構造化後の基板の断面図である
【図15】 セルフィールドにおける第2の線路の下側のセグメントと周囲における第2の
金属化面との形成後の基板。
【図16】 第4のSi層および第5のSiO層がデポジットされかつ構造化され
た後の基板の断面図である。
【図17】 セルフィールドにおける第2の線路の上側のセグメントと周囲の第2のコン
タクトとの形成後の基板の断面図である。
【図18】 第5のSi層および第6のSiO層がデポジットされかつ構造化され
た後の基板の断面図である。
【図19】 第3の金属化面の形成後の基板の断面図である。
【図20】 第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層のデポジット後、補助層のデ
ポジットおよび構造化後および同一の層のデポジット後の第1の線路の上側のセ
グメントを有する基板の断面図である。
【図21】 同一の層の異方性エッチング後の基板の断面図である。
【図22】 構造化された補助層が除去されかつ第1の強磁性層、非磁性層および第2の強
磁性層の構造化により磁気抵抗素子が形成された後の基板の断面図である。
【図23】 リング形状の層エレメントを有する磁気抵抗素子の概略図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月29日(2001.1.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層平面においてリング形状の横断面と、層平面に対して垂直
    方向に上下にスタックされている少なくとも1つの磁気抵抗素子を備え、 少なくとも1つの第1の線路と少なくとも1つの第2の線路とを備え、 第1の線路は第2の線路と交差しかつ磁気抵抗素子は該交差領域において該第1
    の線路と第2の線路との間に配置されており、 交差領域において、第1の線路および第2の線路は層平面に関して磁気抵抗素子
    の異なった側に配置されており、 第1の線路および/または第2の線路は、層平面に対して平行に配向されている
    電流成分が優勢である少なくとも1つの第1の線路部分と、層平面に対して垂直
    に配向されている電流成分が優勢である少なくとも1つの第2の線路部分とを有
    している ことを特徴とするメモリセル装置。
  2. 【請求項2】 第1の線路および/または第2の線路の第1の線路部分はそ
    れぞれ、層平面に対して平行に延在しており、 第1の線路および/または第2の線路の第2の線路部分はそれぞれ、第1の線路
    と第2の線路との間の交差領域において、層平面に対して平行な平面と交差して
    いる 請求項1記載のメモリセル装置。
  3. 【請求項3】 第2の線路部分はそれぞれ実質的に層平面に対して垂直に延
    在している 請求項1または2記載のメモリセル装置。
  4. 【請求項4】 第1の線路および第2の線路はそれぞれ少なくとも1つの第
    1の線路部分および第2の線路部分を有しており、該線路部分において、層平面
    に平行に配向されている電流成分が優勢であるかもしくは層平面に垂直に配向付
    けられている電流成分が優勢である 請求項1から3までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  5. 【請求項5】 磁気抵抗素子は第1の線路と第2の線路との間に介挿されて
    いる 請求項1から4までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  6. 【請求項6】 磁気抵抗素子はそれぞれ少なくとも1つの、第1の強磁性層
    エレメントと、非磁性層エレメントと、第2の強磁性層エレメントとを有してお
    り、ここで非磁性の層エレメントは第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層
    エレメントとの間に配置されている 請求項1から5までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  7. 【請求項7】 第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメント
    はFe,Ni,Co,Cr,Mn,Bi,Gdおよび/またはDyを含んでおり
    、 第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは層平面に対して垂
    直方向に2nmおよび20nmの間の厚さを有しており、 非磁性層エレメントは、Al,NiO,HfO,TiO,NbO,S
    iO,Cu,Au,Agおよび/またはAlを含んでおりかつ層平面に対して
    垂直方向に1nmと5nmの間の厚さを有しており、 第1の強磁性層エレメント、第2の強磁性層エレメントおよび非磁性の層エレメ
    ントは層平面に対して平行に50nmと1000nmの間の寸法を有している 請求項6記載のメモリセル装置。
  8. 【請求項8】 多数個の同形式の磁気抵抗素子が設けられており、該素子は
    マトリクス形状に配置されており、 多数個の同形式の第1の線路および同形式の第2の線路が設けられており、 第1の線路および第2の線路は交差しており、 第1の線路の1つと第2の線路の1つとの間の交差領域にそれぞれ、磁気抵抗素
    子の1つが配置されており、 第1の線路および/または第2の線路はそれぞれ交番的に、層平面に対して平行
    に配向されている電流成分が優勢である第1の線路部分と、層平面に対して垂直
    方向に配向されている電流成分が優勢である第2の線路部分とを有している 請求項1から7までのいずれか1項記載のメモリセル装置。
  9. 【請求項9】 第1の線路の1つおよび/または第2の線路の1つの第1の
    線路部分および第2の線路部分は、当該の線路が層平面に対して平行である平面
    においてストライプ形状の横断面を有しているように配置されている 請求項8記載のメモリセル装置。
  10. 【請求項10】 磁気抵抗素子は行および列に配置されており、ここで行の
    方向および列の方向が層平面を形成しており、 第1の線路の1つの第1の線路部分の、層平面に対する投影はそれぞれ、行の1
    つの隣接する磁気抵抗素子間に配置されており、ここで投影は隣接する磁気抵抗
    素子間の接続ラインに関して側方にずれて配置されており、 第2の線路の1つの第1の線路部分の、層平面に対する投影はそれぞれ、列の1
    つの隣接する磁気抵抗素子間に配置されており、ここで投影は隣接する磁気抵抗
    素子間の接続ラインに関して側方にずれて配置されており、 線路の1つに沿って隣接している第1の線路部分の、層平面に対する投影はそれ
    ぞれの接続ラインに関して反対の側に向かってずれて配置されている 請求項8記載のメモリセル装置。
  11. 【請求項11】 基板の主表面に第1の線路を線路を生成し、 第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層のデポジットおよび構造化によ
    って、層平面においてリング形状の横断面を有している磁気抵抗素子を形成し、
    磁気抵抗素子が交差領域に配置されているように第1の線路と交差する第2の線
    路を生成し、 第1および/または第2の線路が、層平面に対して平行に配向されている電流成
    分が優勢である少なくとも1つの第1の線路部分および層平面に対して垂直に配
    向されている電流成分が優勢である少なくとも1つの第2の線路部分を有してい
    るように第1および/または第2の線路を生成する ことを特徴とするメモリセル装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 第1の強磁性層、非磁性層および第2の強磁性層の構造化
    のために、スペース形状のマスクを使用する 請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 第1の線路を形成するために第1の導電層をデポジットし
    かつ構造化し、そこから、第1の線路の下側の領域と、メモリセル装置の周囲に
    おいて第1の金属化面を形成し、 第2の導電層をデポジットしかつ構造化し、そこから、第1の線路の上側の領域
    と、周囲において第1のコンタクトを形成し、 第2の線路を形成するために第3の導電層をデポジットしかつ構造化し、そこか
    ら、第2の線路の下側の領域と、周囲において第2の金属化面を形成し、 第4の導電層をデポジットしかつ構造化し、そこから、第2の線路の上側の領域
    と、周囲において第2のコンタクトを形成する 請求項11または12記載の方法。
  14. 【請求項14】 第1の導電層のデポジットの前に、第1の絶縁層をデポジ
    ットしかつホトリソグラフィープロセスステップを用いて、該第1の絶縁層が続
    いて製造すべき第1の金属化面および第1の線路の下側の領域において除去され
    るように構造化し、 第1の導電層を平坦化するエッチング方法によって構造化し、 第2の導電層のデポジットの前に、第2の絶縁層をデポジットしかつホトリソグ
    ラフィープロセスステップを用いて、該第2の絶縁層が続いて製造すべき第1の
    コンタクトおよび第1の線路の上側の領域において除去されるように構造化し、 第2の導電層を平坦化するエッチング方法によって構造化し、 第3の導電層のデポジットの前に、第3の絶縁層をデポジットしかつホトリソグ
    ラフィープロセスステップを用いて、該第3の絶縁層が続いて製造すべき第2の
    金属化面および第2の線路の下側の領域において除去されるように構造化し、 第3の導電層を平坦化するエッチング方法によって構造化し、 第4の導電層のデポジットの前に、第4の絶縁層をデポジットしかつホトリソグ
    ラフィープロセスステップを用いて、該第4の絶縁層が続いて製造すべき第2の
    コンタクトおよび第2の線路の上側の領域において除去されるように構造化し、 第2の導電層を平坦化するエッチング方法によって構造化する 請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 第2の線路の完成後および第5の導電層のデポジットおよ
    び構造化の後、周囲に第3の金属化面を形成する 請求項13または14記載の方法。
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