JP2002537948A - 人体載置ユニット - Google Patents

人体載置ユニット

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JP2002537948A
JP2002537948A JP2000603632A JP2000603632A JP2002537948A JP 2002537948 A JP2002537948 A JP 2002537948A JP 2000603632 A JP2000603632 A JP 2000603632A JP 2000603632 A JP2000603632 A JP 2000603632A JP 2002537948 A JP2002537948 A JP 2002537948A
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ブロムクヴィスト，トマス
キニガラキス，ゲオルゲ
フヴァス，ペル
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ビオメトロン・アー・ベー
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    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 歯科治療、処置室、及び様々な化学物質が取り扱われたり溶接やはんだ付けが行われる施設では多数の汚染物質が存在する。本発明では、作業場所及びフィルターを通過する無限循環する空気ジェット回路（５）によりこうした汚染物質を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は人体載置ユニットに関する。こうしたユニットは、ヘルスケア産業や
医療及び歯科治療において特別な用途を有する。
【０００２】
【従来の技術】
歯科治療では、アレルゲン性や毒性を有する化学製品が多数使用される。これ
らは健康を害するおそれがあるが、この問題は、通常の換気やある種の処理を伴
う換気に基づく伝統的な換気技術によってのみ防止できる。しかし、この目的の
ために使用される既存の設備は、一般に作業スペースが狭い歯科治療では治療従
事者の妨げになり、騒音のレベルも大きい。本発明は、溶接やはんだ付けを行っ
たり、ガスや汚染物質を発生し得る物質を取り扱う仕事場、並びに、健康を害す
る危険に備える必要がある他の作業環境でも利用できる。
【０００３】 空気の汚染は、ガスによる場合もあるし、粒子による場合もある。二酸化炭素
や排気ガスの他、室内の空気中に見出されるガス物質の例としては、平均濃度が
１６ｍｇ／ｍ3以下の揮発性物質、濃度が９ｍｇ／ｍ3以下の有機物質があり、モ
ノマー蒸気、アクリレート、トルエン、イソプロパノール、エタノール、イソブ
タノール、ホルムアルデヒド，クロロホルム、水銀、水銀蒸気、亜酸化窒素その
他が挙げられる。粒子状汚染物質の例としては、アマルガム粒子、顕微鏡レベル
の微細な水銀滴、複合粒子、花粉、カビ胞子、バクテリア、ウイルス、微生物、
無機ダスト及び塵埃粒子等が挙げられる。サイトトキシン、有毒ガス、化学物質
、及び他の様々な汚染物質も同様に見出されることがある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、載置ユニット（特にその一部または複数の部分、あるいはユニット
全体）に向けて空気ジェット流を方向付けるものである。このユニットは方向性
を有する空気ジェット（以下、方向性空気ジェット）を排気吸引装置に導く回収
口を有しており、当該排気吸引装置は汚染物質を除去して清浄化された空気を流
出させ、方向性空気ジェット発生装置に向けて誘導する。清浄化された空気は、
方向性空気ジェット発生装置に導く途中で、一又は複数の装置を通してさらに浄
化することもできる。こうした装置は載置ユニットが設置された治療エリア内の
空気の浄化装置としても機能し得る。方向性空気ジェット発生装置は、流出する
空気が層流となるように設計してもよいし、流出する空気が脈流となるように設
計してもよい。また、この装置によって、方向性空気ジェットの温度を調節して
もよい。さらに、本発明は、ヘルスケア産業やガス発生物質や他の有毒物質を取
り扱うその他の作業分野において移動可能な装置として使用することもできる。 本発明の装置のさらなる特徴は添付クレームに示されている。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図中の数字１は、頭部を載せるための上部２を有する調整可能な歯科治療用の
椅子を示す。前記上部は回収ノズルを有しており、これは吸引装置４と接続した
チューブ３に通じる。吸引装置４は粒子や望ましくないガスを除去する手段や構
造を含む。必要であれば、吸引装置は、ファンを含んでもよい。吸引装置から出
た空気流５は自動的に２台の粒子及び気体清浄化装置６と７に受け容れられる。
これらの浄化器は、吸引装置と同様にファンを含んでもよく、また、これらの浄
化器は、治療室の天井８に取り付けられる。方向性空気ジェット１１を発生する
装置には、数字９を付してあるが、これは発生装置あるいはトランスミッターと
呼ばれる。装置９は載置ユニット近傍に何らかの方法で立てられたスタンド（台
）１０上に装架され、あるいは治療室の床の上に置かれる。装置９は必要とする
任意の方向に向けることができるが、歯科用治療椅子に関して言えば、図示する
ように、治療されている人の頭や歯科医師が働くエリアに空気ジェット１１が当
たるように装置９を向け、患者及び歯科医師がさらされる汚染物質量が最小限と
なるようにするのが適当である。装置９は、層流を形成するのに必要な部材を含
む。また、この装置は方向性空気ジェットの速度を制御する部材を備えても良い
。装置９が含み得るその他の装置としては、方向性空気ジェットを脈流とするた
めの脈動化部材及び方向性空気ジェット１１の温度を調整するための加熱部材等
が挙げられる。
【０００６】 図１に明瞭に示されているように、装置９は、患者及び作業中の歯科医師に向
けられた、層流状の空気ジェット１１を発生する。この空気ジェット１１は、次
いで、吸引装置４を通り、吸引装置内で浄化された空気は装置６及び７を通って
さらに浄化される。次いで、空気は装置９に受け容れられて層流状の空気ジェッ
トが生成される。このように、治療現場において空気が閉鎖的なサイクルを形成
することになる。さらに、装置６及び７は、これらを通る治療エリアの空気をも
浄化することは明らかであろう。従って、ユニット６と７は、２つの機能、すな
わち、治療用空気を浄化する機能と治療エリアの空気を浄化する機能とを有する
。図２にフィルターユニット４を示す。フィルターユニット４は放出手段９から
出る空気を生成する。放出手段９は、層流状の空気ジェット１１を回収手段１３
に向けて放出するものであり、回収手段１３は吸引グリルを備えた作業表面１２
を有する。汚染物質はチューブ３を通してフィルターユニット４内に引かれる。
図３は処置の対象物が作業表面１２上にどのように載置されるかを示す。放出手
段９と回収手段１３とが互いにどのように適合するかは図４により明らかである
。図５に示すように、装置はより大きな作業台上で使用してもよい。ここでは、
放出ユニット９は層流状の空気ジェット１１を回収手段１３に向けて吹き降ろす
。回収手段１３は作業表面１２を有し、これは吸引グリルを備えている。さらに
、回収手段１３はその縁部に沿って、回収手段１３と通じた吸引部１５と１６と
を備えている。吸引部１５と１６はさらに吸引チューブ３と通じており、回収手
段１３から吸引ユニット３に向けて延びている吸引チューブは、ガス及び粒子フ
ィルターを備えている。図６に示すように、放出手段９、回収手段１３、フィル
ターユニット４及びチューブ３と１４は、移動可能なユニットを形成するように
組み立てることもできる。層流空気の放出速度と空気回収速度との関係は、放出
と回収との関係が最適化されるようにすることが重要である。最良の効果を得る
ためには、空気ジェットは、回収手段の上およそ５０ｍｍ以内（この地点で空気
の流れが捕捉される。）で最大出力（full force）を有するべきである。空気速
度の目標値は、放出速度と回収速度が等しくなるようにすることができる。
【０００７】 符号９で示すタイプの装置が、手術台や作業台全体またはその一部において、
当該手術台等へ向けられた空気ジェットを得るために用い得ることは明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の装置を歯科治療用の椅子に適用した態様を示す模式
図。
【図２】図２は本発明の装置を移動可能な装置とした態様を示す説明図。
【図３】図３は本発明の装置を移動可能な装置とした態様を示す説明図。
【図４】図４は本発明の装置を移動可能な装置とした態様を示す説明図。
【図５】図５は本発明の装置を作業台に適用した態様を示す説明図。
【図６】図６は本発明の移動可能な装置を持ち運ぶ態様を示す説明図。
【符号の説明】
１ 本発明の人体載置ユニット（歯科治療用の椅子） ２ ヘッドレスト ３ チューブ ４ 吸引装置 ５ 空気流 ６，７ 気体清浄化装置 ８ 治療室の天井 ９ 空気ジェット発生装置 １０ スタンド １１ 方向性空気ジェット １２ 作業表面 １３ 回収手段 １４ チューブ １５，１６ 吸引部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２４Ｆ 7/06 Ａ６１Ｇ 15/00 Ｇ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 フヴァス，ペル スウェーデン，トゥリンゲ エス−146 53，エンネモヴェーゲン 47 Ｆターム(参考） 3L058 BD04 BE08 BG03 4C080 AA05 AA09 BB05 CC02 CC12 JJ05 JJ06 QQ01 QQ14 QQ17 4C341 KL07 MM01 MM04 MM08 MM11 MM13 MM15 MN01 MN15 MN16 MP01 MP02 MP03 MP05 MS01 MS03 MS04 MS05 MS06 【要約の続き】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 手術ユニット、歯科治療用の椅子、ベッド、作業台その他を
    含む患者である人体を載置するためのユニット（１）であって、装置（９）によ
    り前記ユニット（１）を、該ユニットの一部、その複数部分またはその全体に向
    けられた空気ジェット（１１）にさらし、ユニット（１）を通る空気を浄化部（
    ４）に受け容れることを特徴とする人体載置ユニット。
  2. 【請求項２】 複数の装置（３，４，６，９）が循環する空気流（５）を形
    成し、前記方向性を有する空気ジェット（1１）がその一部をなすことを特徴と
    する請求項１に記載の人体載置ユニット。
  3. 【請求項３】 前記装置の一つ（９）が前記方向性を有する空気ジェット（
    1１）を、好ましくは互いに分けられたジェットに分離することを特徴とする請
    求項２に記載の人体載置ユニット。
  4. 【請求項４】 前記装置（２，４，６）の一つまたは複数が汚染物質用フィ
    ルター吸収部材を含むことを特徴とする請求項２に記載の人体載置ユニット。
  5. 【請求項５】 前記装置（４，６，７，９）の一つまたは複数がファンのよ
    うな空気噴出部材を含むことを特徴とする請求項２に記載の人体載置ユニット。
  6. 【請求項６】 前記装置（４，６，７，９）の一つまたは複数が温度調節部
    材を含むことを特徴とする請求項２に記載の人体載置ユニット。
  7. 【請求項７】 前記方向性を有する空気ジェット（１１）が脈動することを
    特徴とする請求項１に記載の人体載置ユニット。
  8. 【請求項８】 装置が、チューブ（３，１４）で連結された放出手段（９）
    、回収手段（１３）及びフィルターユニット（４）を含むことを特徴とする請求
    項１に記載の人体載置ユニット。
  9. 【請求項９】 放出手段（９）と回収手段（１３）とを含む装置が移動可能
    であることを特徴とする請求項８に記載の人体載置ユニット。
  10. 【請求項１０】 回収手段（１３）がその縁部の全体にわたって縁部吸引手
    段を有することを特徴とする請求項１に記載の人体載置ユニット。
  11. 【請求項１１】 回収手段（１３）が吸引グリルを含む作業表面を有するこ
    とを特徴とする請求項１０に記載の人体載置ユニット。
  12. 【請求項１２】 放出手段（９）が層流形成用の羽根板及び粒子フィルター
    （１７）を有することを特徴とする請求項１に記載の人体載置ユニット。
JP2000603632A 1999-03-09 2000-03-06 人体載置ユニット Pending JP2002537948A (ja)

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