JP2002537414A - 再分配による低分子量ポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法 - Google Patents
再分配による低分子量ポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法Info
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Abstract
Description
エーテル樹脂重合反応溶液中での官能化フェノール系化合物との再分配によって
官能化ポリフェニレンエーテル樹脂を製造する新規方法に関する。
法で製造した官能化ポリフェニレンエーテル樹脂を含むブレンド及び物品にも関
する。
、化学的性質及び電気的性質の比類のない組合せのため、商業的魅力のある材料
である。さらに、PPEと他の樹脂を組み合わせると、全体として耐薬品性、高
強度及び高流動性などの付加的性質をもつブレンドが得られる。
である。こうした相溶性の欠如は、層間剥離及び/又は不十分な物理的性質(例
えば不十分な延性)として顕在化することが多い。樹脂間の相溶性を改良するの
に有用な当技術分野で公知の方法の一つは、ポリマー間の反応生成物を生じさせ
、これを樹脂の相溶化剤として作用させることである。かかる反応生成物は往々
にして樹脂のコポリマーと考えられる。
応部位が樹脂に必要とされることである。ポリアミドのような幾つかのポリマー
は本質的にアミン末端基とカルボン酸末端基とを有しており、多種多様な反応性
基を含む他の樹脂と容易に反応する。PPEのようなポリマーは本来フェノール
性末端基を有しているが、その反応性は概して工業的に実施可能なプロセスで上
記の反応生成物を与えるには不十分である。
かである。1以上の官能性残基を有するフェノール系化合物の再分配(平衡化と
もいわれる)で、所望の官能性を有するPPEが得られることが判明していた。
PPEとフェノール系化合物との再分配反応では、PPEは短い単位に分かれ、
フェノール系化合物はPPEに組み込まれるのが普通である。
共に溶媒に溶解し、触媒を任意には促進剤と共に反応混合物に加える。高温(概
して60〜80℃)で加熱した後、再分配PPEを単離する。
、反応容器及びPPEの取扱いが最小限ですむようなプロセスが必要であった。
PPE重合プロセスと付属機械設備を活用できるプロセスがあれば極めて有利で
あることは明らかであろう。
媒や促進剤を添加することなく、フェノール系化合物との再分配によって官能化
PPEを製造する方法の発見によって概ね満足される。酸化カップリング反応条
件を調節すれば再分配反応用に十分な触媒をその場で得ることができる。
(I)−アミン触媒)を用いて、1種類以上の一価フェノール化学種(好ましく
はその少なくとも一部は2以上のオルト位に置換基を有していてパラ位に水素又
はハロゲンを有する)を酸化カップリングして25℃のクロロホルム中で測定し
て約0.16dl/gを超える固有粘度を有するPPEを生成させ、1種類以上
の追加のフェノール化学種を再分配して約0.08〜約0.16dl/gの範囲
内の固有粘度を有するPPEを生成させ、含水溶液により金属触媒の少なくとも
一部を金属−有機酸塩として抽出し、反応溶媒の脱揮によってPPEを単離する
ことによって、低分子量PPE(好ましくは約0.08〜0.16dl/gの固
有粘度を有するもの)を製造する方法を提供する。一実施形態では、上記追加フ
ェノール化学種は官能化フェノール化学種からなる。別の実施形態では、追加の
開始剤を用いずに、追加フェノール化学種をPPE中に平衡化する。
る。
は独立にハロゲン、第一又は第二低級アルキル(すなわち炭素原子数7以下のア
ルキル)、フェニル、ハロアルキル、アミノアルキル、炭化水素オキシ、或いは
2以上の炭素原子でハロゲン原子と酸素原子とが隔てられているハロ炭化水素オ
キシ基であり、各Q2は独立に水素、ハロゲン、第一又は第二低級アルキル、フ
ェニル、ハロアルキル、炭化水素オキシ或いはQ1について定義したハロ炭化水
素オキシである。大抵は、各Q1はアルキル又はフェニル、特にC1-4アルキル基
であり、各Q2は水素である。
6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位を含むものである。好適な共重
合体には、かかる単位を(例えば)2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレ
ンエーテル単位と共に含むランダム共重合体がある。その他、ビニル単量体又は
ポリスチレンのようなポリマーをグラフトして得られる部分を含んだPPE、並
びに低分子量ポリカーボネートやキノンや複素環式化合物やホルマールのような
カップリング剤を公知の方法で2本のポリ(フェニレンエーテル)鎖のヒドロキ
シ基と反応させてさらに高分子量のポリマーとしたカップリング化ポリフェニレ
ンエーテル(ただし、実質量の遊離OH基が残存していることを条件とする)も
包含される。
これらの混合物のような1種類以上のモノヒドロキシ芳香族化合物の酸化カップ
リングによって製造される。かかる酸化カップリングには概して触媒系が使用さ
れるが、触媒系は通例、銅、マンガン又はコバルト化合物のような少なくとも1
種類の重金属化合物を通常はその他様々な物質との組合せで含んでいる。
Eには、構造単位及び副次的な化学的特徴の変化とは無関係に、現在公知のすべ
てのものが包含される。
媒に1種類以上のフェノール系モノマーを添加することによって実施し得る。例
えば塩化第二銅とジ−n−ブチルアミンのような第二銅−第二アミン触媒の存在
下で重合を実施するのが好ましい。重合は、無機臭化アルカリ金属又は臭化アル
カリ土類金属の存在下で実施するのが有利である。この無機臭化物はフェノール
系モノマー100モル当たり約0.1〜約150モルの量で使用し得る。こうし
た触媒物質は米国特許第3733299号(Cooper他)に記載されている
。所望に応じて、テトラアルキルアンモニウム塩も促進剤として使用し得る。こ
うした促進剤は米国特許第3988297号(Bennett他)に開示されて
いる。
号及び同第3306875号(Hay)に開示されているものに対応する。具体
例には、脂肪族モノアミン及びジアミンを始めとする脂肪族アミンがあり、脂肪
族基は直鎖又は枝分れ鎖の炭化水素又は環式脂肪族とし得る。好ましいのは、脂
肪族第一・第二・第三モノアミン及び第三ジアミンである。特に好ましいのは、
アルキル基の炭素原子数が1〜6のモノ−、ジ−又はトリ−(低級)アルキルア
ミンである。通例、モノ−、ジ−又はトリ−メチル、エチル、n−プロピル、i
−プロピル又はn−ブチル置換アミン、モノ−又はジ−シクロヘキシルアミン、
エチルメチルアミン、モルホリン、N−(低級)アルキル環式脂肪族アミン、例
えばN−メチルシクロヘキシルアミン、N,N′−ジアルキルエチレンジアミン
、N,N′−ジアルキルプロパンジアミン、N,N,N′−トリアルキルペンタ
ンジアミンなどを使用できる。さらに、ピリジン、α−コリジン、γピコリンな
どの環式第三アミンも使用できる。特に有用なのは、N,N,N′,N′−テト
ラアルキルエチレンジアミン、ブタン−ジアミンなどである。
キルアミンはn−ブチルアミンであり、好ましいジアルキルアミンはジ−n−ブ
チルアミンであり、好ましいトリアルキルアミンはトリエチルアミンである。好
ましい環式第三アミンはピリジンである。反応混合物中での第一及び第二アミン
の濃度は広い範囲で変え得るが、低濃度で添加するのが望ましい。第三アミン以
外のアミンで好ましい範囲は、一価フェノール100モル当たり約2.0〜約2
5.0モルである。第三アミンの場合、好ましい範囲はかなり広く、一価フェノ
ール100モル当たり約0.2〜約1500モルである。第三アミンを用いる場
合、反応混合物から水を除去しないときは、フェノール100モル当たり約50
0〜約1500モルのアミンを使用するのが好ましい。反応混合物から水を除去
する場合、トリエチルアミンやトリエチルアミンのような第三アミンはフェノー
ル100モル当たり下限として約10モル使用すれば足りる。N,N,N′,N
′−テトラメチルブタンジアミンのような第三アミンはさらに少量で使用でき、
フェノール100モル当たり約0.2モル程度まで減らすことができる。
に記載されている。こうした塩には、例えば、塩化第一銅、臭化第一銅、硫酸第
一銅、アジ化第一銅、硫酸テトラミン第一銅、酢酸第一銅、酪酸第一銅、トルイ
ル酸第一銅、塩化第二銅、臭化第二銅、硫酸第二銅、アジ化第二銅、硫酸テトラ
ミン第二銅、酢酸第二銅、酪酸第二銅、トルイル酸第二銅などがある。好ましい
第一銅又は第二銅塩には、ハロゲン化物、アルカン酸塩又は硫酸塩があり、例え
ば、臭化第一銅及び塩化第一銅、臭化第二銅及び塩化第二銅、硫酸第二銅、フッ
化第二銅、酢酸第一銅及び酢酸第二銅がある。第一及び第二アミンの場合、銅塩
の濃度は低く保つのが望ましく、好ましくは一価フェノール100モル当たり約
0.2〜2.5モルである。第三アミンの場合、銅塩は好ましくは一価フェノー
ル100モル当たり約0.2〜約15モルとなる量で使用される。
りも低コストである点で好ましい。銅(I)化学種を用いると、重合反応の初期
段階での酸素利用率も大幅に増大するが、反応器ヘッドスペースの酸素濃度の低
下は反応器中での火災又は爆発の危険性を減らすのに役立つ。好適な銅−アミン
触媒の製造・使用方法は米国特許第3900445号(Cooper他)に記載
されている。
しくは酸化カップリングプロセス時にその場で生じさせる。バックワードダイマ
ーであるテトラメチルジフェニルキノン(TMDQ)は通常2,6−ジメチルフ
ェノールのカップリング時に生成し、好ましい触媒である。酸化カップリングす
るフェノール系化学種によっては他のジフェニルキノン類も存在し得る。
できる。酸化の初期段階でモノマー量が増すとTMDQの生成量が増える。同様
に、銅(I)系触媒で反応の初期速度が遅くなると、未反応モノマーの蓄積が増
えるとともにTMDQの生成量が増す。銅アミン比もTMDQの生成量に影響し
、アミンと銅の比が高いとTMDQ量の増大に有利である。さらに、好ましくは
反応熱によって、反応混合物を加熱してもTMDQの生成量が高まる。一般に反
応混合物は約30〜45℃に維持されるが、温度を50℃まで高めるとTMDQ
量が増す。好ましくは、触媒量はPPEに対して10重量%未満である。
大させることができる条件を決定すべく鋭意検討した結果、バックワードダイマ
ーの生成に影響する他の予想外の因子が幾つか判明した。第一に、フェノール系
モノマーと溶媒の比(2,6−キシレノール/トルエン比など)が増大すると、
反応混合物に加えるフェノール系モノマーの添加速度が高い場合と同様に、バッ
クワードダイマー比が高まる。前述の通り、反応器温度の上昇もバックワードダ
イマー量を増大させる。最後に、反応器中の酸素の割合(すなわち、フェノール
/酸素比)を下げて酸化カップリングを行ってもバックワードダイマー量が増す
。
TMDQ(又は他のバックワードダイマー)がPPE中に組み込まれ、高ヒドロ
キシルPPEの生成へと導くことができる。本発明が、酸化カップリングプロセ
ス時にバックワードダイマー(TMDQなど)量を増大させ、TMDQの少なく
とも一部を再分配(すなわち平衡化)によって組み込むことにより、PPEのヒ
ドロキシ量を増大させる方法も包含していることは明らかである。例えば、反応
終了時点でのPPE重量を基準にして約6重量%のTMDQ量を有するPPE酸
化カップリング反応では、平衡化後のヒドロキシル価は約360μmol/gで
あった。
に開示されている。ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン及びo−ジ
クロロベンゼンのような芳香族溶媒が特に好ましいが、テトラクロロメタン、ト
リクロロメタン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン及びトリクロロエチ
レンも使用できる。溶媒とモノマーの重量比は通常1:1〜20:1の範囲、換
言すれば最大で溶媒が20倍過剰までである。溶媒とモノマーの重量比は好まし
くは1:1〜10:1の範囲内にある。
に好ましくは温度範囲は約35〜約55℃であり、反応の終了点付近で反応温度
は高くなる。これよりかなり高い温度では不都合な反応副生物を生じる副反応が
起こりかねず、かなり低い温度では溶液中で氷晶が形成される。前述の通り、反
応混合物の温度を約50℃以上に上昇させると、再分配反応の触媒に用いること
ができるバックワードダイマーの生成量が増す。
標分子量に基づいて変更する。重合の終点はインライン式粘度計で決定するのが
便利であるが、分子量を測定する、所定の反応時間まで反応を続ける、所定の末
端基濃度に調節する、溶液中の酸素濃度を調節するなどといった他の方法も利用
できる。
ェノール系化合物を反応混合物に加え、温度を好ましくは約20〜約150℃、
好ましくは約60〜80℃に維持しながら、循環させる。反応混合物はこの温度
に約30〜約90分間維持するが、それより長い時間も可能である。この再分配
段階においては、酸化カップリングは既に完了しているので、酸素の流れは好ま
しくは停止しておく。一般に、窒素よりも空気の下で高い再分配転化率が得られ
る。
A)次式のフェノール系化合物
アミノ基(例えば、第三ブチルカーボネートで保護したもの)、カルボキシル基
、ヒドロキシ基、エステル基又はチオール基を表すが、Xがヒドロキシ基又はエ
ステル基をを表すときはR1はアルキル基であり、Xとフェノール環の間にはア
ルキル基が介在していてもよいが、フェノール環に結合した該アルキル基の総炭
素原子数は6以下である。)、 B)次式のビスフェノール化合物
基(例えば、第三ブチルカーボネートで保護したもの)、カルボキシル基、ヒド
ロキシ基、エステル基又はチオール基を表すが、水素原子を表すX基が1個以下
であることを条件とし、R2及びR3は水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル
基を表し、R4は各々他のR4とは独立に水素原子、メチル基又はエチル基を表す
。)、 C)次のいずれかの式のフェノール系化合物
えば、tert−ブチルカーボネートで保護したもの)、カルボキシル基、ヒド
ロキシ基、エステル基又はチオール基を表す。)、又は F)次式のアミノ基含有フェノール系化合物
表す。)。
も固有粘度が低く、そのため分子量が低い。その低下の度合は、少なくとも部分
的には、フェノール系化合物の使用量及び触媒(TMDQなど)の存在量によっ
て決まる。好ましい実施形態では、官能化PPEは、ポリスチレン標準に対して
、1000以上、好ましくは約3000〜約70000の重量平均分子量を有す
る。別の好ましい実施形態では、官能化PPEは、30℃のクロロホルム中で測
定して約0.05〜0.50dl/g、好ましくは約0.08〜0.30dl/
gの固有粘度を有する。PPEはバイモーダルな分子量分布を有していてもよい
。
錯体へと変換する。キレート剤を上記フェノール系化合物と共に或いはフェノー
ル系化合物よりも前に添加することも可能である。いずれの場合も、酸素流を止
めてから短時間の内にフェノール系化合物を添加するのが好ましい。TMDQが
フェノール系化合物に対する触媒として作用する前にTMDQの再分配が始まり
、消費されてしまう可能性があるからである。
ート剤を使用し得る。例えば、硫酸、酢酸、アンモニウム塩、重硫酸塩及び各種
キレート剤を使用し得る。これらの物質をPPE反応溶液に加えると、銅−アミ
ン触媒が被毒され、酸化はそれ以上起こらなくなる。多種多様な物質を使用し得
るが、米国特許第3838102号(Bennett他)に開示されたキレート
剤を用いるのが好ましい。
NTA)、クエン酸、グリシンのような多官能性カルボン酸含有化合物があり、
特に好ましくは、ポリアルキレンポリアミンポリカルボン酸、アミノポリカルボ
ン酸、アミノカルボン酸、アミノポリカルボン酸、アミノカルボン酸、ポリカル
ボン酸、及びこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアルカリ金属−
アルカリ土類金属混合塩から選択される。好ましい試薬には、エチレンジアミン
四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸及びこれらの塩がある。特に好ましいのは、エチレンジアミノ四酢酸又
はその一、二、三もしくは四ナトリウム塩であり、得られる銅錯体は銅カルボン
酸塩錯体と呼ぶことができる。
重合反応で生じた水で抽出することができる。本発明の方法に使用するのに好ま
しい抽出液は低級アルカノールの水溶液、すなわち水と炭素原子数1〜4のアル
カノールとの混合物である。一般に、約1〜約80体積%のアルカノール又はグ
リコールを使用し得る。これらの比は、水性抽出液と分離有機相との体積にして
約0.01:1〜約10:1に変更し得る。 の範囲であり得る。
め水性媒質と共に反溶剤を併用してもよい。適当な反溶剤の選択は、沈殿させよ
うとする銅(I)化学種の溶解度係数にある程度依存する。ハロゲン化物は水に
極めて不溶性であり、25℃でのlogK[sp]値はCuCl、CuBr及びCu
Iでそれぞれ−4.49、−8.23及び−11.96である。水への溶解度は
、CuCl2、CuCl3及びCuCl4などの形成による過剰のハロゲンイオン
の存在によって、また他の錯形成種によって増大する。反溶剤の非限定的な例に
は、水溶液に若干の溶解度をもつ低分子量アルキル炭化水素及び芳香族炭化水素
、ケトン、アルコールなどがある。当業者であれば、反溶媒を使用する場合、そ
の種類及び量を適宜選択できるはずである。
める。IVが0.28dl/gを上回るPPEに常用される非溶剤法による沈殿
は、低分子量PPEの単離には概して有用でない。PPE粒子の粒度が小さく、
粒子が脆いためである。オリゴマー種の望ましくない分別で収率が極めて低くな
る。PPEの単離には全体単離(トータルアイソレーション)プロセスが好まし
い。全体単離プロセスの一部として、全体単離装置上での溶剤負荷を低減すべく
溶媒の一部を除去するのが好ましい。
フラッシュ容器の内圧を下げることによって達成される。約35〜50バールの
圧力が望ましく、溶液の温度は200℃以上、好ましくは230℃以上に上げる
。PPEの固形分は55%以上、好ましくは65%以上であるのが望ましい。
wiped-film evaporator)、フレーク蒸発、及びメルトポンプ付フラッシュ容器
を含む方法も、これらの方法の様々な組み合わせを含めて有用であり、場合によ
っては好ましい。前述の通り、オリゴマー種が沈殿の場合と同程度には除去され
ないという点で、全体単離が好ましい。同様に、単離収率は極めて高く、ほぼ定
量的である。ただし、これらの技術では、溶液中に触媒が少しでも残っていると
必然的にPPE中に単離されてしまうので、前段のプロセス段階で触媒の除去を
終えておく必要がある。
のベントセクションを複数備えた二軸押出機が用いられる。本発明の実施に当た
っては、予め予熱した含PPE濃縮溶液を脱揮式押出機に供給し、約275℃未
満、好ましくは約250℃未満、最も好ましくは約185〜220℃の温度に維
持し、真空ベント内圧力を約1バール未満とする。その結果、溶剤量は約120
0ppm未満、好ましくは約600ppm未満、最も好ましくは約400ppm
未満に低下する。
ンドを水中冷却又は水噴霧冷却した後で押出物をペレットに細断すると、おそら
くは低分子量PPEの低い溶融強度と固有の脆性のため、不十分な結果を与える
ことが判明した。こうした問題は特殊な造粒(ペレット化)技術で克服できるこ
とが判明した。有効な技術には、水中ペレット化とフレーク化、水噴霧を用いる
低角度ストランドペレット化及び振動落下ペレット化を始めとするダイフェース
ペレット化があり、水中ペレット化が特に好適である。
た後ペレット化する場合に比べて、得られるPPEの着色が格段に少ないことが
判明した。標準的なストランド化技術で達成される黄色度指数(YI)が50を
超えるのに対して、YI値を30未満、さらに25未満にすることができる。本
発明の方法が、YI約30未満、好ましくは約25未満のPPEの製造方法を与
えることは明らかである。
動床などを始めとする当技術分野の標準的手法を用いて乾燥させることができる
。適当な一群の条件は、多大な実験を行わなくても、当業者が容易に決定するこ
とができる。
応によってその場で生じる内在性バックワードダイマーを用いて、PPEを予め
単離することなく、重合反応プロセスの再分配反応を触媒することである。この
プロセスは、単に必要な取扱段階の数の減少によってコストを削減するという利
点がある。さらに、PPEを単離した後でPPEを再分配に適した溶媒に再度溶
解するよりはPPEの熱処理が少ない。このプロセスは、低分子量(すなわち、
固有粘度約0.08〜約0.16dl/gの)官能化PPEの製造方法も与える
。
示を目的とした実施例を挙げる。
のジ−n−ブチルアミンを攪拌することによって調製できる。触媒を、内部冷却
コイルと酸素導入管とモノマー導入管を備えた1リットル攪拌ガラス反応器に移
す。反応器の底近くに酸素の急速流を導入し、高速攪拌した溶液に、100ml
トルエン中の70gの2,6−キシレノールの溶液を計量ポンプを通して15分
かけて加える。恒温浴から冷却コイルに水を循環させて温度を約30℃に維持す
る。モノマー添加開始から約60分後、約90分後、及び約120分後に、反応
混合物の試料を抜き取り、少量の50%酢酸水溶液と共に攪拌し、遠心分離し、
ポリマー溶液をデカントする。ポリマーはメタノールを添加して沈殿させ、メタ
ノールで濾過・洗浄し、真空中で乾燥することができる。30℃のクロロホルム
溶液中で固有粘度を測定すると、60分後、90分後、120分後の反応試料で
典型的にはそれぞれ0.29dl/g、0.48dl/g及び0.57dl/g
である。
用いた標準法に従って実施した。この実施例では、反応開始時に、2,6−キシ
レノール当たり1.48重量%の4,4′−ビス(4−ヒドロキシ−3,4−ジ
メチルフェニル)ペンタン酸(BX−COOH)を加えた。結果の示す通り(表
参照)、BX−COOHは連鎖停止剤として作用し、低分子量官能化PPEが合
成される。反応時間を延長しても(5.5時間まで)、分子量に有意な増加はみ
られなかった。
反応の最初の40分間にわたって連続的に添加した2,6−キシレノールの最後
の部分と共に行った。実施例1と同様に、BX−COOHは連鎖停止剤であり、
極めて低分子量のPPEだけが得られた。
成)を停止した直後にBX−COOHを加えた。
−COOHはメタノールでソックスレー抽出して除去した(15時間)。生成物
を90℃で一晩真空乾燥し、特性を決定した。
ると、追加の触媒を加えなくても、本明細書に記載の方法で官能化PPEを製造
することができることを実証している。
Claims (13)
- 【請求項1】 官能化ポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法であって、 (i)反応溶液中で含酸素ガス及び金属錯体触媒を用いて1種類以上の一価フェ
ノール化学種を酸化カップリングしてポリフェニレンエーテル樹脂及び一価フェ
ノール化学種のバックワードダイマーを生成させ、 (ii)追加の再分配触媒を添加することなく、段階(i)の反応溶液中でポリフ
ェニレンエーテル樹脂に官能化フェノール系化合物を再分配する ことを含んでなる方法。 - 【請求項2】 前記官能化フェノール系化合物が、下記のA)〜F)からな
る群から選択される1種類以上の化合物である、請求項1記載の方法。 A)次式のフェノール系化合物 【化1】 (式中、R1は水素原子又はアルキル基を表し、Xはアリル基、アミノ基、保護
アミノ基(例えば、第三ブチルカーボネートで保護したもの)、カルボキシル基
、ヒドロキシ基、エステル基又はチオール基を表すが、Xがヒドロキシ基又はエ
ステル基をを表すときはR1はアルキル基であり、Xとフェノール環の間にはア
ルキル基が介在していてもよいが、フェノール環に結合した該アルキル基の総炭
素原子数は6以下である。)、 B)次式のビスフェノール化合物 【化2】 (式中、Xは各々他のXとは独立に水素原子、アリル基、アミノ基、保護アミノ
基(例えば、第三ブチルカーボネートで保護したもの)、カルボキシル基、ヒド
ロキシ基、エステル基又はチオール基を表すが、水素原子を表すX基が1個以下
であることを条件とし、R2及びR3は水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル
基を表し、R4は各々他のR4とは独立に水素原子、メチル基又はエチル基を表す
。)、 C)次のいずれかの式のフェノール系化合物 【化3】 (式中、m及びnは2〜20の値を有する。)、 D)次式のフェノール系化合物又はその誘導体 【化4】 (式中、xは12〜20の値を有し、yは1〜7の値を有する。)、 E)次式の多官能性フェノール系化合物 【化5】 (式中、R5は水素原子、アルキル基、アリル基、アミノ基、保護アミノ基(例
えば、tert−ブチルカーボネートで保護したもの)、カルボキシル基、ヒド
ロキシ基、エステル基又はチオール基を表す。)、又は F)次式のアミノ基含有フェノール系化合物 【化6】 (式中、R6は互いに独立に水素原子、アルキル基又はメチレンフェノール基を
表す。)。 - 【請求項3】 前記一価フェノール化学種が2,6−ジメチルフェノールか
らなる、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記バックワードダイマーがテトラメチルジフェニルキノン
からなる、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記官能化ポリフェニレンエーテルを脱揮により少なくとも
部分的に単離する、請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 脱揮を少なくとも部分的に脱揮式押出機で達成する、請求項
5記載の方法。 - 【請求項7】 脱揮を少なくとも部分的に脱揮式押出機及び水中ペレタイザ
で達成する、請求項5記載の方法。 - 【請求項8】 前記官能化ポリフェニレンエーテルが30℃のクロロホルム
中で測定して約0.08〜約0.4dl/gの固有粘度を有する、請求項1記載
の方法。 - 【請求項9】 前記反応溶液が、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、o
−ジクロロベンゼン、テトラクロロメタン、トリクロロメタン、ジクロロメタン
、1,2−ジクロロエタン及びトリクロロエチレンの1種類以上を含む、請求項
1記載の方法。 - 【請求項10】 前記反応溶液中のポリフェニレンエーテル樹脂の濃度が反
応溶液の総重量を基準にして約10〜40重量%である、請求項1記載の方法。 - 【請求項11】 前記フェノール系化合物が4,4′−(ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン酸又は該酸の誘導体である、請求項1記載の方法。 - 【請求項12】 請求項1記載の方法で製造した官能化ポリフェニレンエー
テル。 - 【請求項13】 ポリフェニレンエーテル樹脂製造用の反応溶液中での含酸
素ガス及び金属錯体触媒を用いた1種類以上の一価フェノール化学種の酸化カッ
プリングにおけるバックワードダイマーの量を増大させる方法であって、当該方
法が下記(i)〜(v)の少なくともいずれかを含んでなる方法。 (i)一価フェノール化学種と反応溶液との比を増すこと、 (ii)反応溶液への一価フェノール化学種の添加速度を高めること、 (iii)酸化カップリング時の反応溶液の温度を高めること、 (iv)酸化カップリング時の反応溶液中の酸素の割合を減らすこと、及び (v)アミン−銅触媒を用いて、アミンと銅の比を増すこと。
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