JP2002537004A - フレーム側で窪んだラケットストリング案内 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数の貫通孔が作られフレームから成るラケットが、複数のシャンク付クリート及びそのシャンクが複数の孔に組み込まれ、そしてストリング面がシャンク付クリートによってフレームに装着されて、フレーム内にストリングパターンを作るようになっており、前期複数のシャンク付クリートは個々に、各対の隣接シャンクの間に配置される少なくとも一つの支持表面を有し、その表面上にストリングループが支えられ、少なくとも幾つかの支持表面が、前記支持表面とフレームとの間に配置される複数の間隙に割り当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （技術分野） 本発明は、ボールなどを利用したスポーツ、例えばテニス、スカッシュまたは
バドミントン・ラケットに使用されるゲームラケットの分野に関するものである
。

【０００２】 更に詳しくは、フレームによって支えられるストリングパターンが、ハンドル
の長手方向軸線と平行で、複数の縦ストリングから成るグリッドと、ハンドルの
長手方向軸線に直角で、複数の横のストリングから成るグリッドとから構成され
、それらの縦ストリングと横ストリングスは、選択的に別のグリッドの要素の上
及び下を通って、組み合わされる。

【０００３】 ストリングパターンは、ストリングパターンの外側では、ラケットのフレーム
を介して通り、ラケットによる様々な形のループを形成して、フレーム上に支え
られる画定された長さの少なくとも一つのストリングから成る。

【０００４】 完全なマニュアル作業または、ストリング台を補助的に使用したマニュアル作
業によるストリングパターンの製作は、公知の技術により行われている。

【０００５】 細かいストリング面を製作する作業に加えて、またストリング面とフレームと
の間の接続は、ストリングパターンの安定性及び信頼性に、重要な部分に作用す
る。そのために複数のシャンク付クリートが知られており、クリートはこの目的
のためフレームに作られた複数の孔に、シャンクを組み込むフレームに装着され
る。従ってストリング面の製作は、孔を介して通るストリングを案内し且つ保護
する複数のシャンクによって、フレームを介して行われる。

【０００６】 （背景技術） 従来知られているシャンク付クリートは、ゴム型の可撓性材料からか、または
剛性材料から作られており、フレームを通るストリングのループの支持部として
作用する。

【０００７】 現在のラケットには、使用が簡単な手段によって、それらのストリングパター
ンを動的な扱いに影響を及ぼすのが、困難であるという主要な欠点がある。

【０００８】 （発明の開示） 本発明の目的は、ストリングまたはフレームの接続部に、可撓性または弾力性
をもたらすことであり、ストリング面の製作において引っ張る間または、ボール
を打つ場合に、硬さを制御するまたは、適切に硬さを変えることである。

【０００９】 更なる目的は、ストリングパターンで受ける場合、プレイヤーによって感じら
れる衝撃と振動を減らすことである。

【００１０】 本発明の目的は、複数の貫通孔が作られたフレームと、孔に結合する組み込ま
れるシャンク付クリートとから成るラケットの補助によって達成され、シャンク
付クリートによって、フレームに装着されるストリング面が、フレーム内でスト
リングパターンを作り、前記複数のシャンク付クリートは、各々が各対の隣接ク
リートの間に配置された少なくとも一つの支持表面を有し、その上でストリング
のループを支える。本発明によると、少なくともそれら支持表面の幾つかが、複
数の前記支持表面とフレームとの間に配置された間隙に割り当てられる。

【００１１】 また本発明の目的は、少なくとも二つのクリートから成り、ラケットのフレー
ムに取り付けるシャンク付クリートの補助によって達成され、フレームは二つの
隣接するクリートの間に少なくとも一つの支持表面を有し、ストリング面を支え
るようになっている。本発明によると、少なくとも一つの支持表面が、前記支持
表面とフレームとの間または、前記支持表面と一対のクリートとの間に配置され
た間隙に、割り当てられる。クリートは、フレーム上に支えられるかまたは、フ
レームに向かい合わせられる。

【００１２】 従って、本発明の一実施例において、ラケットのフレームは、例えば管状であ
り、各孔が個々にフレームの内壁及び外壁を貫通して、縦ストリングまたは横ス
トリングを通し、この縦ストリングまたは横ストリングを案内するシャンクの受
容部を形成しており、このシャンクは他の複数のシャンクと共に、フレームの一
部の形状に成形される半剛体合成材料により作られ、シャンク付クリートと一体
型で、シャンク付クリートはフレームに固定されており、同時にシャンクをフレ
ームの複数の貫通孔に組み込む時、シャンクに必要な方向を向かせ、前記クリー
トが、二つの隣接シャンクの各組の間に、ストリングを支持する支持表面を備え
る。

【００１３】 本発明によるラケットの実施例では、間隙がフレームの外形の上に、長手方向
または横方向のいずれかに延び、支持表面の横方向側面及び（または）長手方向
側面に設けられるか、またはそこには設けられない。

【００１４】 本発明によるシャンク付クリートの別の実施例では、支持表面が、一方でスト
リングの支持領域に配置し、他方で間隙に配置する。

【００１５】 本発明のほかの実施例では、間隙の少なくとも幾つかが、ストリング面に衝撃
を与えるか、または応力が加えられる場合、対応する支持表面によって、起こる
変形を減らすため、可撓性材料で充填される。

【００１６】 また別の実施例において、有利には可撓性材料が、ストリングとラケットのフ
レームに接触するようになる。

【００１７】 （発明を実施するための最良の形態） 添付の概略図面を参照して、別の特徴及び利点が以下の記載から明らかになる
。

【００１８】 特に添付の図１に示されているように、ラケットはラケット２から成り、フレ
ーム自体が二つの横部分２ａと、頭部２ｂと、図示していないがハンドルに接続
するＶ形部分３と一体型の中心部分２ｃとから成り、ストリングパターンが、複
数の縦ストリング４と複数の横ストリング５とから構成されている。

【００１９】 図２において、ラケットのフレーム２は、合成繊維または合成樹脂型の混合材
料から作られ、管状要素により構成される。ゆえにこのフレーム２は、そこに開
口した貫通孔６ａ、７ａを有する内壁６及び外壁７から成り、貫通孔は、ラケッ
トの製造後に、縦ストリングと横ストリングとを組み合わせることによって、形
成されるストリングパターンを形成するストリングを通すため、より詳しくは、
案内シャンク８を通すためのものである。特別な実施例によると、フレーム２は
固形体または窪んでいてもよい。

【００２０】 有利には、縦ストリング４及び横ストリング５をフレーム２を介する通路に案
内する複数のシャンク８は、二つの横クリート９と、頭部クリート１０と、中心
クリート１１と、二つの延長クリート９ａとを備える複数のシャンク付クリート
と一体型である。各ラケットの寸法に適応したそれら種々のクリートが、現在知
られているものとは異なり、合成材料から作られている。その合成材料とは、摺
動摩擦の係数が高いが、半剛体であり、例えばポリテトラフルオロチレンの充填
材と共に、6.6ポリアミドから作られており、クリートは、フレームの一部の形
状に成形され、フレームにはクリートが固定されている。同時に成形によって、
シャンクを、フレームにおいて作られた複数の孔６ａ、７ａにシャンクを組み込
む時に必要な向きにする。ゆえにクリート９、１０及び１１は、その長手の大部
分の上において、クリート１０及び１１の部分に関しては、互いに平行で且つ、
ラケットの長手方向軸線に平行な複数のシャンク８を備え、クリート９の部分に
関しては、軸線に垂直な、複数のシャンク８を備える。端部交差ストリング及び
二つの端部縦ストリングのための、頭部シャンク付クリートの端部シャンク８ａ
が、それら自体実質的にフレームに対し放射方向に配置されて、からみ合うのを
避けている。同様に、複数の延長クリート９ａによって支持され且つ、端部縦ス
トリング４ｂの別の端部と、端部交差ストリング５ｂと、シャンク８ｂは、また
実質的にフレームに対して放射方向に配置されている。この場合シャンク８ｂは
、中心側のフレーム２のカーブに緩く取り付けた幾つかの中心縦ストリング４ａ
の端部とを受けている。

【００２１】 有利には、ラケットのフレーム２は、その外壁７に、底部１４ａを有し、”Ｕ
”形断面の溝１４を備えている。補助的な外形、すなわち対応するクリート９〜
１０の底部は、この溝１４にはめ込まれている。図２に示された一例である実施
例によると、それら各クリートが、長手方向にスロット１６を備えている。その
スロットは、横方向に二つの交差ストリングまたは、二つの縦ストリングに接続
し、二つのシャンク８、８ａまたは８ｂの間の間隔で、前記クリートに受けられ
るループ１７の形に適合した”Ｕ”形断面を有する。

【００２２】 図２でより詳細に示したように、各クリートは、隣接シャンク８、８ａまたは
８ｂの各組の間で、ループ１７の長手方向及び横方向の各カーブに適合し、スト
リングの支持を改善する。この支持表面１８は、フレーム２の対応部分上の支持
表面１８の位置の関数により変えられて、常にループを形成するストリングの可
能な最高の支持を確実にする曲率半径Ｒ１、Ｒ２を有する。それによって、例え
ば過大な曲げ応力により抵抗力を減らし得る曲率になることがない。

【００２３】 それらの各支持表面１８が、その中心部分に間隙１８ａまたはへこみを備え、
その間隙は、例えば表面の底部から突出し且つ、フレーム２の溝１４の底部１４
ａに支えられる肩部２５ａを画定する。

【００２４】 間隙１８ａの長さは、フレーム２の凸形状の方向に、すなわち長手方向に、 一方で、フレームにはめられ、溝１４の底部１４ａで支えられるクリートの二つ
の部分が、クリートと隣接シャンク８の接続部の堅固さを減らすことなく、それ
らの接続部に、いかなる応力がかかるのも防ぐ様な、充分な長さを有し、 他方で、ストリングに加わるストリング面の張力が、事実上支持表面１８の湾曲
を作らず、前記支持表面の湾曲を制御するが、ストリングパターン上でボールを
打つ場合、応力を受ける複数の支持表面１８の間隙１８ａが、それら支持表面の
撓みを僅かにすることができ、従ってラケットに伝えられる衝撃エネルギーを更
に減少させ、間隙１８ａが、複数のクリートの支持表面１８に衝撃減衰作用をも
たらすような方法で、決められる。

【００２５】 ゆえに減衰の大きさは、一方では表面の形により、他方では構成材料の特性に
よって支持表面１８にもたらされる弾力特性により決められる。

【００２６】 本発明によるラケットは、その一部が図２、図３及び図４では拡大して図示さ
れており、フレーム２の長手方向または凸形状の方向に延びる複数の支持表面１
８を有している。ゆえにそれらの支持表面１８は、橋形またはアーチ形をしてお
り、その上でストリング１７が支えられる。

【００２７】 有利には、各支持表面１８は、その中心部分で、くぼみ或いは空の空間の形を
した対応する間隙１８ａを備え、この中心部分に弾力特性を与える。これらの支
持表面１８は、有利にカーブするか内側に曲がっている。

【００２８】 例えば図４、図５及び図７に図示された一例である有利な実施例において、複
数の支持表面１８が、一方でストリング１７の支持領域に延長し、他方で対応す
る間隙１８ａに設けられた少なくとも一つの孔２０を有している。

【００２９】 図６または図７に図示されたシャンク付クリートの一例である別の実施例によ
ると、複数の間隙１８ａが、複数の支持表面１８の横側面２１ａ上に延長してい
る。

【００３０】 例えば図８から図１４で図示された一例である他の実施例によると、間隙１８
ａが、複数の支持表面１８の長手方向側面２１ｂ上に、またはシャンク付クレー
トに対し横方向に延長している。

【００３１】 支持表面１８の各々が、その中心部分に、くぼみ或いは空の空間の形の間隙１
８ａを備え、この中心部分に弾力的な変形特性をもたらす。これらの特徴は、剛
性または半剛性の材料を選択することによって得られる。たわみ反応またはその
変形は、バネ１７によって加えられる応力の作用により決められ得る。これら支
持表面１８及びシャンク付クリートの実際の形態は、また適切には、複数の前記
支持表面１８の構成材料による減衰特性に関連した可撓特性をもたらす。

【００３２】 従って、成形または材料のクリアランスによって得られる異なった形状の間隙
１８ａを設計することは、好適であり、前記支持表面１８に、特別な弾力特性を
もたらす。支持表面は、その端部をフレーム２にまたは、シャンク付クリートの
構成ストリップ２５を介して間接的に当接する。また支持表面１８は、フレーム
２の底部１４ａに当接するストリップ２５が変形するように備えられている。

【００３３】 図８から図１４で図示されたシャンク付クリートまたは、ラケットの一例であ
る実施例において、フレームに対して横方向に延びる。これによって、複数の支
持表面１８は例えば橋形またはアーチ形で、ストリング１７によって形成される
ループの範囲の平面に対して実質的に直角に延びる。ゆえに、図８及び図９に図
示された一例である実施例によると、シャンク付クリートがストリップ２５から
突出し且つ、支持表面１８の両側で延びる補助支持部２２を有する。補助支持部
２２は、例えば、傾斜するかまたは実質的に円形であり、実質的に均一の半径の
湾曲に沿った支持が得られる。

【００３４】 実際問題として支持部は当然、ループの二つの端部は、ストリング１７のルー
プに関連して、対応するシャンク８に割り当てられたボア２４に組み込んでいる
。三つの補助支持部２２は有利には、ストリング１７と接触する小領域を有して
おり、支持表面１８の変形を妨げることはない。

【００３５】 図１０は、図９に図示されたシャンク付クリートの別の追加の実施例であり、
補助支持部２２は、支持表面１８の基部に接続されている。これによって、支持
表面１８と、フレーム２上で支えられるストリップ２５との間に配置される間隙
１８ａができる。

【００３６】 図１１及び図１２に図示された一例である実施例において、支持表面１８は、
窪んだ構造を形成しており、すなわち間隙１８ａを画定するように、ストリップ
２５に接続されている。ストリップ２５は、フレーム２に作られた溝１４の底部
１４ａに対して当接されている。また間隙１８ａは、図１３または図１４で図示
されているように、溝１４ａの底部に設けられ得る。ストリップ２５は、この目
的のため既知の手段によって作られたオリフィスを有する。また、間隙１８ａは
、支持表面１８の横側面及び（または）長手側面上に設けてもよい。

【００３７】 また図１１及び図１３は横側面を示しており、これらはストリング１７に直接
対向して、外方向に開いている。

【００３８】 本発明によるラケット及び本発明によるシャンク付クリートの高い利点のある
一例である実施例において、少なくとも幾つかの間隙１８ａが、対応する支持表
面１８に減衰特性をもたらす可撓性材料で充填される。そしてこれらの特性は、
ボールを打つことに関する衝撃さえも更に減衰し且つ、振動も減らすことを可能
にする。

【００３９】 図３、図４、図７、図１２及び図１４に図示された一例である実施例において
、間隙１８ａが、その様な材料で充填されている。支持表面１８の変形は従って
、弾力性材料３０を圧縮させ、それによって衝撃と、ラケットのストリングパタ
ーンでボールを打つことによって生じる振動を弱めるようになる。

【００４０】 有利には可撓性材料３０が、50〜70の間のショア硬度Ａを有する。一例として
、可撓性材料は粘弾性材料でもよい。材料は、オーバーモールド（overmoulded
）、粘着結合かまたは、何らかの手段によって間隙に挿入されてもよく、例えば
ゴムのエラストマーまたは、シリコン型或いは、ポリウレタンからなり、その硬
度は、精密に決められ得る。

【００４１】 可撓性材料３０は、シャンク付クリートの全ての間隙１８ａに、または選択さ
れた間隙１８ａのみに挿入される。

【００４２】 また、様々な型式のシャンク付クリートを、同様のラケットのフレーム２に使
用されると考えられ、その幾つかは、フレーム２上のその位置により、可撓性材
料３０を備え、その他は同様にその位置に依存しており、その様な可撓性材料３
０を備えてはいない。

【００４３】 前記間隙１８ａが、前記底部１４ａに設ける場合、可撓性材料３０は、フレー
ム２に作られた溝１４の底部１４ａと直接接触させてもよい。

【００４４】 従って、本発明によるシャンク付クリートを備えて、ラケットを製作すること
は可能であり、ラケットのストリングパターンは、衝撃及び振動に対して反動を
変えられる。

【００４５】 ゆえにラケットの設計者は、ラケットの調整を行うための物理的パラメータ範
囲を、設計者にとってごく簡単な手段で利用できる。設計者は、従って複数の支
持表面の構成材料と、その形態を選択することができ、特別な弾力性と、適切な
減衰特性を得る。そして問題の支持表面１８に割り当てられる材料３０の選択は
、ストリングパターンの特性、特に振動に関して、付加的な影響を与えることが
できる。

【００４６】 同様のものをストリング面１７の応力に利用する。実際、ストリング面１７の
応力により、支持表面１８は、前記支持表面１８に大きな或いは小さな変形を生
じさせるプレストレス（prestress）を受ける。このプレストレスにより、別の
弾力特性または変化する剛性を、支持表面１８にもたらすことができる。

【００４７】 本発明によるラケットは、ストリングパターンを有し、一方で、その剛性を制
御し、他方で変える。このことは特に有利には、フレームまたはストリングパタ
ーンに取り付けられる追加部材或い部品を備えることなく、ラケットの特性に影
響を及ぼす非常に多数のパラメータを、その動作が取ることができることは明ら
かである。

【００４８】 プレイの際、応力が加わった横ストリング及び縦ストリングに引っ張り力を伝
えるストリングパターンでボールを打つと、本発明によるクリートの支持表面１
８の効力によって、更に効果的に吸収され、ストリング面１７の横ストリング及
び縦ストリングの隣接ストランドに伝えられる伸長と力を軽減させる。

【００４９】 伸長が伝わると、ストリングを支持するフレームの寸法にする動作なしで、応
力が加わるストリングの長さを増し、ストリングパターンの寸法を人為的に増や
す。この効果は、ラケットのパワーを、その全体的な寸法を大きくしないで、増
やすことになる。

【００５０】 同様に、中心がずれて打つ場合でも、伸長の伝達と支持表面１８の僅かな撓み
は、ストリングパターンを大きく変形させ、それによって耐性をより高くし、ス
トリングパターン上におけるボールの衝撃の増大を減らす。

【００５１】 最終的に、クリートの永久形成すること及び、クリートを剛性または半剛性材
料から製造することは、シャンクとクリートとの間のもろい接続領域に、シャン
ク及びクリートが装着されると、曲がりを生じさせるので、初期破損につながり
得る応力を受けることを防ぎ、結果的にループのストランドと、横ストリング及
び縦ストリングの案内部に関する寿命を長くする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるラケットの長手方向の部分図

【図２】 図1に示された本発明による一例であるラケットの実施例の拡大部分断面図

【図３】 本発明による一例であるラケットの別の実施例の部分詳細図

【図４】 本発明による一例であるラケット他の実施例の部分詳細図

【図５】 本発明によるシャンク付クリートまたはラケットの各実施例を、図１の−
線の方向に見た部分図

【図６】 本発明によるシャンク付クリートまたはラケットの各実施例を、図１の−
線の方向に見た部分図

【図７】 本発明によるシャンク付クリートまたはラケットの各実施例を、図１の−
線の方向に見た部分図

【図８】 本発明による一例であるシャンク付きクリートの実施例の部分透視図

【図９】 図８に示されたシャンク付クリートを備えたラケットフレームの部分図

【図１０】 図８または図９に示された本発明によるシャンク付クリートの別の実施例

【図１１】 本発明によるシャンク付クリートを備えた、例えば管状フレームの断面図

【図１２】 本発明によるシャンク付クリートを備えた、例えば管状フレームの断面図

【図１３】 本発明による一例である別の実施例に設けられたシャンク付クリートを備える
、例えば管状フレームの断面図

【図１４】 本発明による一例である別の実施例に設けられたシャンク付クリートを備える
、例えば管状フレームの断面図

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の貫通孔が作られフレームから成るラケットであり、複数
   のシャンク付クリート及びそのシャンクが複数の孔に組み込まれ、そしてストリ
   ング面（ガット面、stringing）がシャンク付クリートによってフレームに装着
   されて、フレーム内にストリングパターン（ガットパターン）を作るようになっ
   ており、前記複数のシャンク付クリートは個々に、各対の隣接シャンクの間に配
   置される少なくとも一つの支持表面を有し、その表面上にストリングループが支
   えられ、少なくとも幾つかの支持表面が、前記支持表面とフレームとの間に配置
   される複数の間隙に割り当てられることを特徴とするラケット。
2. 【請求項２】各支持表面が、その中心部分に、シャンク付クリートに作られ
   た窪みまたは空の空間の形の間隙から成り、弾性変形の特性を中心部分にもたら
   すことを特徴とする請求項１に記載のラケット。
3. 【請求項３】間隙が、フレームの範囲の平面に対し長手方向且つ、前記フレ
   ームの外形の上に延びることを特徴とする請求項１または２に記載のラケット。
4. 【請求項４】複数の間隙が、フレームの範囲の平面に対し横方向且つ、前記
   フレームの外周の上に延びることを特徴とする請求項１または２に記載のラケッ
   ト。
5. 【請求項５】間隙がカーブ形であることを特徴とする請求項１または４に記
   載のラケット。
6. 【請求項６】少なくとも幾つかの支持表面が、個々に一方でストリング（ガ
   ット）の支持領域に、他方で間隙に設けられた少なくとも一つの孔を有すること
   を特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載のラケット。
7. 【請求項７】少なくとも幾つかの間隙が、ストリング面上に衝撃または応力
   がかかる場合、対応する複数の支持表面によって生じる変形を減らすため、可撓
   性材料で充填されることを特徴とする請求項１から６のいずれか一項に記載のラ
   ケット。
8. 【請求項８】可撓製材料が、ストリングとフレームに接触するようになるこ
   とを特徴とする請求項７または８に記載のラケット。
9. 【請求項９】複数の間隙が、シャンク付クリートの横及び（または）側面部
   に設けられることを特徴とする請求項１から８のいずれか一項に記載のラケット
   。
10. 【請求項１０】少なくとも幾つかの間隙が、フレームに対して外側の壁と、
    好ましくは溝の底部に設けられることを特徴とする請求項１から９のいずれか一
    項に記載のラケット。
11. 【請求項１１】可撓性材料が、50〜70の間のショア硬度Ａを有することを特
    徴とする請求項７に記載のラケット。
12. 【請求項１２】少なくとも二つのシャンクから成り、スポーツラケットのフ
    レームに装着されることを目的とし、少なくとも一つの支持表面を、二つの隣接
    シャンクの間に有して、ストリング面用に支持するようになっており、 少なくとも一つの表面が、前記支持表面とフレームとの間または、フレーム上ま
    たはフレームに対向するように、前記支持表面とクリートの一部との間に、配置
    された間隙に割り当てられることを特徴とするシャンク付クリート。
13. 【請求項１３】ストリングによって形成された複数のループ（２０）を受け
    る長手方向スロットから成り、前記長手方向スロットが、実質的にストリングの
    形状に適合し且つ、支持表面を画定する曲外形によって各案内シャンクのボアに
    接続し更に、ストリングの横方向カーブに適合する”Ｕ”形の断面を有すること
    を特徴とする請求項１２に記載のシャンク付クリート。
14. 【請求項１４】フレームのその部分の形状に成形される半剛体合成材料から
    作られて、フレームに固定され、同時に複数のシャンクが、このフレームの複数
    の貫通孔に組み込まれる時、シャンクが必要とする方向に、シャンクを向かせ、
    前記クリートが、二つの隣接シャンクの各組の間で、ストリングを支える支持表
    面から成ることを特徴とする請求項１２に記載のシャンク付クリート。
15. 【請求項１５】成形によって得られることを特徴とする請求項１２から１４
    のいずれか一項に記載のシャンク付クリート。
16. 【請求項１６】少なくとも幾つかの間隙を充填する可撓性材料から成ること
    を特徴とする請求項１２から１５のいずれか一項に記載のシャンク付クリート。