JP2002535712A - パイプ、導管、チューブ及び棒体用の表示具 - Google Patents

パイプ、導管、チューブ及び棒体用の表示具

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JP2002535712A
JP2002535712A JP2000594703A JP2000594703A JP2002535712A JP 2002535712 A JP2002535712 A JP 2002535712A JP 2000594703 A JP2000594703 A JP 2000594703A JP 2000594703 A JP2000594703 A JP 2000594703A JP 2002535712 A JP2002535712 A JP 2002535712A
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saddle
pipe
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JP2000594703A
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ボイア，マーティン，シー．
ボイア，ジャネット，エル．
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ザ ヴォルシア ホールディング コーポレーション
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    • G09F3/08—Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself
    • G09F3/18—Casings, frames or enclosures for labels
    • G09F3/20—Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels
    • G09F3/205—Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels specially adapted for electric cables, pipes or the like
    • G—PHYSICS
    • G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
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    • G09F3/00—Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L2201/00—Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/60—Identification or marking

Abstract

(57)【要約】 パイプ用あるいは導管用表示具であって、サドル脚部を含んでいる。サドル脚部の内径は対象のパイプあるいは導管の外径と等しいか、あるいはそれよりも少々小さい。サドル脚部はサドル胴部に成型連結されており、サドル胴部はサインプレートに成型連結されている。ユーザはサインプレートに有用な情報を直接的に書き込むか、情報が記入されたラベルを貼付する。サインプレートはオプションで矢印のごとき浮出し表示または情報あるいは点字表示を含むことができる。この表示具はパイプまたは導管に弾性的に搭載される。表示具の複雑な形態では延長腕部と可動ジョイントがさらに含まれており、表示の読み取りが困難な箇所の判読を容易にしている。この表示具はパイプ、導管、チューブ及び棒体の迅速で明瞭な識別表示を提供する。この表示具は一体成型品として大量生産できる。別体のサインプレートを提供することもできる。この表示具は着脱式とすることも、接着剤による永久搭載式とすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は配線用、配管用及び制御用棒体等の識別並びにマーキングに関する
。さらに特定すれば、本願発明はパイプ、導管、ケーブル、チューブ及び棒体等
にユーザが望む識別情報（表示）を提供する表示具に関する。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
今日使用されている複雑な通信システム、データシステム、配管システム、ガ
スシステム及び電気システムは整理及び明瞭な識別表示を必要としている。例え
ば、ケーブルと導管、研究所等の配管、多数の領域をカバーする防火システム、
灌漑システム、水泳プール循環システム（特に自動塩素及びｐＨレベル制御シス
テムを備えたプール循環システム）及び住居や商業ビルの温水供給システム等は
明確な識別表示を必要としている。有害な液体やガスの輸送に使用するパイプの
識別ラベリングは産業建造物と研究所施設では一般的である。
【０００３】 フレキシブルなコード、接地あるいは非接地導電体等の識別は連邦電気法（Ｎ
ＥＣ１１０-２１、２１０-４(d)、２１５.８、３１０-１１、３３３-２２、３３
８-５、３４０-６、３４８-１５(d)、３６３-１７、４０２-９、５０４-８０(b)
、７２５-７１(h)、７２７-５、８００-５０、及び８２０-５０）並びに州法及
び市法等で要求されている。病院や保険施設で使用されている複雑な配線システ
ムは連邦電気法で特定の識別法が定められている。さらに、ＮＦＰＡとＡＮＳＩ
基準は特定の電気配線や、高圧パイプまたは真空パイプ等の配管並びに有害物質
を運搬するパイプに表示を施すことを要求している（ＮＦＰＡ３-９、２-７.７
、７.６.６、２-４.４、２-４.３及び４-６）。防火システムに使用されるバル
ブの識別もＮＦＰＡによって要求されている（ＮＦＰＡ４-２.８.１から４-２.
８.３）。
【０００４】 連邦基準が要求しない配管や配線の識別表示はメンテナンスを容易にし、特殊
パイプの使用を可能にし、配線/配管源や配線/配管先を容易に知らしめる。表示
情報は修理の際の連絡先、最大許容圧力、ガスラインの特定、バルブの目的、バ
ルブ同士の関係、流方向及び流速、緊急時閉鎖情報等を知らせる。安全レベルは
、例えば極端な高温等の危険な配管の上、あるいは直接的にバルブ上に警告表示
を提供することで増加させることができる。そのような表示は緊急時に非常に便
利である。なぜなら、対象のパイプやバルブに明瞭に表示された情報を読んで直
ちに情報に従って行動することは、予期せぬ非常時に遭遇した人間が考える行動
パターンだからである。これは保険会社にとっても大きな関心事である。
【０００５】 過去におけるケーブルやパイプの識別表示はパイプ表面への直接的な手書きを
含んでいた。これは色々と問題を孕んでいた。丸くて湾曲したパイプ表面に文字
等を直接的に書き込むことは困難である。特に、もしパイプの外径が小さい場合
は表面が滑りやすくて非常に困難である。結果として判読できない場合も多い。
表示のための全表面積は限られており、容易に判読できる箇所には表示できない
ことも多い。パイプや導管の修理や交換で手書き情報が消失することもある。ペ
ンキマーク、荷札、ビニールテープ、またはカラーテープは剥がれたり、腐蝕す
る。さらに別途用意された説明表やマスターコードシートの助けを借りることが
必要となる場合もある。
【０００６】 その他のパイプ識別システムには、パイプ用の情報プレートに提供されたスト
ラップを利用するものが存在する。例えば、米国特許第４２４６７１２号が開示
するパイプ識別システムである。この方法には多くの限定要因が存在する。例え
ば、この方法ではストラップを巻くスペースを与えていない配管や導管のラベリ
ングができない。また、ストラップの締め付けにプライヤを必要とするものには
使用できない。機械の振動、車両の振動あるいは自然の振動から緩んだり、回転
することもある。そのような振動で垂直パイプや水平パイプに沿って移動し、ラ
ベル設置場所が不適当となり、災害の原因ともなり得る。また、この方法ではラ
ベルの交換が困難である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
簡単に述べると、本願発明の１実施態様によるパイプや導管用の識別表示具は
表示対象のパイプまたは導管の外径と等しいか、それより多少小さな内径を有し
たサドル脚部を含んでいる。このサドル脚部はサインプレートに接続されたサド
ル胴部に提供されている。ユーザはそのサインプレートに有用な情報を直接的に
書き込むか、予め準備したラベルをそのサインプレートに貼付する。このサイン
プレートはオプションで浮出文字や点字文字等を含むことができる。この表示具
はクリップ作用によって対象のパイプや導管を弾性的に挟む。この表示具のさら
に複雑な形態では、提供された腕部を延ばし、可動ジョイントの角度を変更して
設置が困難なパイプ箇所や、ユーザから直接的には見えない箇所での識別表示を
可能にする。この表示具はパイプ、導管、チューブ及び棒体の迅速で明瞭な表示
手段を提供する。このような表示具を１体的に成型することも、種々なサイズと
構造を有したサインプレートが設置できるように提供することもできる。これら
サインプレートは書き込み用の平坦な表面を提供している。この表示具は着脱式
であっても、表示具をパイプに固定する前にそのサドル部分に接着剤を塗布して
永久固定式とすることもできる。
【０００８】 ユーザは(a)サインプレートに望む情報を直接的に書き込んだり、(b)透明プラ
スチックカバーで覆う前に望む情報を含んだ紙片をサインプレートに搭載したり
、(c)サインプレート表面に、ユーザ自身、専門家、技術者等によって準備され
たビニール製等のプリントされたステッカを貼付したり、(d)浮出情報を有した
サインプレート製品（例えば、矢印で“流方向”を知らせるもの）を利用したり
して本願発明の表示具を活用することができる。
【０００９】 好適にはこの表示具は成型ＰＶＣ体である。ここで言うＰＶＣとは、パイプや
導管を製造するＰＶＣ、ＣＰＶＣ、グレーの電線用ＰＶＣ及び全ての他のプラス
チック材料またはポリマー材料のことである。
【００１０】 本願発明は識別表示に関する前述の全ての問題を克服する。本願発明は平坦な
書き込み面を提供する。振動にも影響を受けず、回転やスリップの問題も発生し
ない。本願発明の表示具はその設置に工具を必要としない。サイン表面は固定式
でも調整式であってもよい。この表示具はいかなるパイプや導管にも設置できる
。ラベル装置は着脱式に設置でき、設置に先立ってサドル部分に接着剤を塗布し
て永久固定式に設置することもできる。本願発明は、配管システムや配線システ
ムに関する識別手段、情報手段、警告手段等を提供する。この表示具はそれらシ
ステムの設置者に対しても、他人に対しても有効に利用される。本表示具はそれ
らシステムの運用者に対して、どのパイプがどこに向かっているのか、それぞれ
のバルブの役割は何か、バルブ同士の相互作用は何か等々の有効な情報を提供す
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本明細書での解説を目的として使用されている“パイプ”とは剛体あるいはフ
レキシブルであるとを問わず、流体を運搬するパイプ、導管、チューブ、あるい
は他の中空構造体や、電気等を流すワイヤまたは光ファイバ並びに棒体及びレバ
ー等を言う。
【００１２】 図１Ａと図１Ｂに図示する本願発明の第１実施例による表示具１０はサドル胴
部１２と一体的に成型されたサインプレート１５を含んでいる。サドル胴部１２
はサドル嵌合部１１に接続されている。好適にはサインプレート１５はパイプ１
６の識別情報を判読可能に提供するサイズであり、その形状や厚みは問わない。
サインプレート１５の表示はマジックペン等で直接的に書き入れても、コンピュ
ータで作成したラベル等を貼付しても、あるいは他の方法によっても構わない。
例えば、複雑なシステムの技術者、設計者、建築技師は配管システムを設計する
際にＣＡＤシステム用のソフトを使用して操作ラベルをシステム設計図の必要箇
所に挿入することができる。これらラベルはスティックタイプのビニールシート
に直接的に印刷することも、剥がしタイプのシートに印刷してサインプレート１
５に貼付することもできる。対象システムは設計者が望むそれぞれの箇所で望む
サイズと種類の表示具１０を利用することができる。
【００１３】 サドル胴部１２は丸型あるいは角型であり、その高さは好適にはパイプ１６の
外径の１/４程度である。例えば、パイプ１６が１インチ径のケーブルである場
合には、サドル胴部は１/４インチの高さである。勿論、サドル胴部１２の高さ
はパイプ１６の外径の１/４以上でも以下であってもよい。サドル嵌合部１１は
好適にはパイプ１６の外径と等しい内径あるいはそれよりも多少小さい内径を有
している。例えば、パイプ１６が外径１/２インチの銅製パイプであれば、サド
ル嵌合部１１は１/２インチよりも少々小さく提供されることで、サドル嵌合部
１１をパイプ１６に弾性的にフィットさせることができる。サドル嵌合部１１の
パイプ１２周囲への弾性フィットによって表示具１０は落下が防止される。もし
ユーザがパイプ１６にサドル嵌合部１１を永久的に固定させたいなら、パイプ１
６に弾性的にフィットさせる前にサドル嵌合部の内面に接着剤を塗布すればよい
。
【００１４】 好適にはサドル嵌合部１１はパイプ１６の周囲の半分を多少超える長さで円弧
で提供される。さらに、サドル嵌合定部１１の２つのエッジ（円弧先端部）１１
aは好適には先細に加工されており、サドル嵌合部１１がパイプ１６上に容易に
嵌合できるようになっている。サドル嵌合部１１はサドル胴部１２と同じ軸方向
の長さであっても、それより長いものであってもよい。場合によっては、サドル
嵌合部１１をパイプ１６に固定バンド等で補助的に固定することもできる。表示
具１０をパイプ１６の漏出部分に接着剤で固定し、漏出の修繕を行い、そのサイ
ンプレート１５に漏出に関する適当な情報を記入することもできる。この場合、
サドル嵌合部１１はサドル胴部１２の両側に延び出たものであり、パイプ漏出止
めのための充分な表面が提供されたものである。
【００１５】 本表示具１０は好適にはプラスチックＰＶＣ製である。しかし、金属製であっ
ても構わない。なぜなら、金属によってはパイプ１６に充分に弾性フィットする
フレキシビリティを有しているからである。このＰＶＣとは、パイプや導管の製
造に使用されるようなＰＶＣ材料、ＣＰＶＣ材料、グレー色電気用ＰＶＣ材料、
フレキシブル導管に使用される明青色プラスチック材料、及び他のプラスチック
材料またはポリマー材料や樹脂材料である。青銅、銅、アルミ等はサドル嵌合部
１１が肉厚過ぎない限り利用できる材料である。サドル嵌合部１１が肉厚過ぎる
とパイプ１６にフィットさせられなくなる。プラスチック材料は製造コストが廉
価であり、書き込みが容易であり、多様な化学的環境において抵抗力がある。金
属は、真空環境のごとく材料の気体排出が問題となるときに有用に利用できる。
さらに、金属材料は表示具１０がＵＶ放射線に曝される場合には論理的な選択で
ある。特殊な場合には表示具１０はファイバグラス等のガラス製である。表示具
１０は第１実施例及び関連変形例では好適には一体型に提供される。集積構造は
オプションである。表示具１０は必要に応じて、あるいは希望に応じて着色状態
にて提供される。例えば、特定の利用形態で使用される特定色をこの表示具１０
の識別情報の一部として提供することができる。軍用ではサインプレート１５を
サドル胴部を介さずに１体型に成型することもできよう。
【００１６】 図示はしないが、この表示具１０は棒体やレバーに対しても適用できる。例え
ば、制御棒やアクチュエータ棒がこの表示具１０で明確にマークできる。
【００１７】 図２に示す第１実施例の変形例のサドル胴部２２はサインプレート２５をサド
ル嵌合部２１に連結している。このサドル嵌合部２１は２つのサドル脚部２７と
２８を有している。これらは好適にはサドル嵌合部２１と同一材料で提供される
。前例のサドル嵌合部１１と同様にサドル嵌合部２２とサドル脚部２７及び２８
の内径はパイプ２４の外径と同じか、それよりも少々小さい。この実施例の表示
具は大径パイプに対して有効である。なぜなら、前例のサドル嵌合部１１よりも
サドル脚部２７と２８のほうがフレキシビリティに富むからである。サドル脚部
２７と２８によるフィッティングのフレキシビリティはパイプまたは導管２４の
サイズが大きくなるにつれてさらに必要となる。このような実施態様であれば本
願発明の表示具の大量生産時に材料を節約することができる。しかし、小さな導
管やパイプの場合には図１に示すもの方が望ましい。なぜなら、フレキシビリテ
ィは問題にならず、固定状態も図１のものの方が優れているからである。
【００１８】 図３Ａから図３Ｃに示す第１実施例の別変形例はサドル胴部３２に一体的に成
型されたサドル嵌合部３１を含んでいる。サインプレート３５はサドル胴部３２
に一体的に成型されており、サインプレート３５の記入表面は図３Ａと図３Ｂに
示すようにパイプ３６の軸方向（長手方向）と垂直に提供されている。パイプ３
６が手前から奥の方向に配管されていときに有用である。サインプレート３５は
ユーザの必要に応じたサイズで提供される。図３Ｃはサドル胴部３２に一体的に
成型されたサインプレート３５’を例示している。これでサインプレート３５’
の平面はパイプ３６の軸方向と平行となる。このプレート配向はパイプ３６が左
右横断方向で見られるときに有用である。
【００１９】 図４Ａには第１実施例のさらに別変形例が図示されている。この表示具４０は
それぞれサドル胴部４２Ａと４２Ｂを介して２体のサドル脚部４７と４８に連結
されたサインプレート４５を含んでいる。この変形例ではサドル脚部４７と４８
は前述のサドル嵌合部同様に作用する。サドル脚部４７と４８の内径は好適には
パイプの外径と等しいか、それより多少小さい。これらは互いに等しい内径のも
のか、あるいは異なる太さのパイプ部分４６Ａとパイプ部分４６Ｃとにそれぞれ
嵌合させるように異なるサイズで提供される。バルブ４３は典型的にはパイプ部
分４６Ａと４６Ｃの間に湾曲パイプ部分４６Ｂを含んでいる。サインプレート４
５はバルブ湾曲部分４４を含んでおり、バルブ４３のハンドルを障害なく回転さ
せるようにクレアランスが提供されている。この表示具４０はバルブ４３の操作
に妨害とならないように設置される。場合によってはサインプレート４５はバル
ブの使用を容易にし、サインプレートを見やすくするために異なる角度（図示せ
ず）でサドル胴部４２Ａと４２Ｂに取り付けられる。サインプレート４５には、
例えば、どのスプリンクラー領域をバルブ４３が制御しているかの情報が表示さ
れる。このような表示は防火システムの修繕時に非常に有益である。システム全
体を停止させる必要がなくなる。他の変形例では、サドル脚部を横方向からパイ
プにクリップできるようにサインプレートをサドル脚部に成型することができる
。別の変形例では、サドル脚部を前方からパイプにクリップできるようにサイン
プレートをサドル脚部に成型することができる。サインプレートはバルブ構造体
の片側あるいは両側に配置できる。
【００２０】 図４Ｂに例示するサインプレート４５’はバルブ構造体４６’に予め一体的に
成型されたものである。サインプレート４５’はバルブハンドル４３’の妨害と
ならないように配置される。バルブ構造体４６’は、閉鎖バルブ、逆止バルブ、
ボールバルブ、ゲートバルブ等々どのような商業的に入手できるバルブであって
も構わない。このサインプレート４５’は必要に応じてバルブ構造体４６’から
外せるようにすることもできる。このようなサインプレートはバルブ構造体の片
側でも両側にでも配置できる。
【００２１】 図５Ａに示す第２実施例の表示具５０のサインプレート５５は調整式である。
サインプレート５５は可動ジョイント５４を介してサドル胴部５２に連結されて
いる。可動ジョイント５４のソケット部５３aはオプションで複数のスリット（
図示せず）を含んでおり、可動ジョイント５４のボール部分５３bと簡単に連結
する。前述の実施例の場合と同様に、サドル嵌合部５１はパイプ５６の外径と同
じか、あるいは少々小さい内径を有している。サドル嵌合部５１はオプションで
１体または複数体のサドル脚部５７を含んでいる。可動ジョイント５４はサイン
プレート５５の回転調整と角度調整とを可能にしている。
【００２２】 図５Ｂには前述の第２実施例の変形例が示されている。表示具５０’のサイン
プレート５５’はボールナックル型ジョイント５８’でサドル嵌合部５１’に連
結されている。ジョイント５８’はボール５３’と、ボールにフィットするナッ
クル５４’とで成る。ジョイント５８’はサインプレート５５’の回転と、少々
の角度調整とを可能にしている。ナックル５４’はオプションで複数のスリット
（図示せず）を含んでいる。それらスリットはサインプレート５５’から下方に
ジョイントの長さだけ延びており、ジョイントナックル５４’がボール５３’と
係合するようにフレキシビリティを増加させている。他のタイプの可動ジョイン
トでも利用できる。
【００２３】 図６に示す本願発明の第３実施例による表示具６０は調節式である。表示具６
０はサドル胴部６２に一体的に成型されているサドル嵌合部６１を含んでいる。
サドル嵌合部６１はオプションでサドル脚部６７と６８とを含んでおり、サドル
嵌合部６１の内径とサドル脚部６７と６８の内径はそれぞれパイプ（図示せず）
の外径と等しいか、それよりも多少小さい。第２可動ジョイント６３Ｂはオプシ
ョンで第２延長腕部６４Ｂを第１延長腕部６４Ａに連結する。第３可動ジョイン
ト６３Ｃはオプションでサインプレート６５を第２延長腕部６４Ｂに連結する。
基本的形態は第１延長腕部６４Ａに連結されたサインプレート６５であり、可動
ジョイント６３Ｂの利用はオプションである。延長腕部と可動ジョイントの他の
変形例も利用が可能である。図示した可動ジョイントはボールナックル型ジョイ
ントであるが、他の形態の可動ジョイントでも利用できる。
【００２４】 この実施例はサインプレート６５の最大限のポジション変動を提供する。この
大きなポジション変動性は、設置スペースが小さかったり、サインプレートが見
え難いところで有効である。延長腕部６４Ａと６４Ｂのサイズ、長さ及び直径の
選択は自由である。もしパイプが充分に太ければ、延長腕部６４Ａと６４Ｂ自体
が汎用ＰＶＣパイプの長さであってもよい。好適には、延長腕部６４Ａと６４Ｂ
は充分な長さと剛性のプラスチック製または金属製であり、長期使用後にも撓む
ことがないものである。可動ジョイント６３Ａと６３Ｂは充分に固定性があり、
サインプレート６５を位置の自然変動なく固定できるものである。
【００２５】 図７Ａと図７Ｂを解説する。ここには本願発明の一体型表示具の実施例の変形
例が図示されている。この表示具７０は本願発明の表示具をパイプ固定具７６と
組み合わせている。サインプレート７５は固定胴部７２に一体的に成型されてい
る。固定胴部はパイプ嵌合部７６に一体的に成型されている。パイプ嵌合部７６
は配管材販売店で一般的に販売されているサイズや角度のものでよい。例として
、９０°肘型嵌合部が図７Ａに示されており、４５°肘型嵌合部が図７Ｂに示さ
れている。この表示具７０は一体型ユニットあるいは集積型ユニットとして製造
販売されるものである。
【００２６】 図８Ａと図８Ｂには本願発明の第４実施例が図示されている。この実施例は可
動サインプレート８５含んだ表示具８０を例示している。前述の実施例と同様に
、サドル胴部８２はサドル嵌合部８１に連結している。オプションのサドル脚部
８７と８８はサドル嵌合部から延び出ている。サドル嵌合部８１とサドル脚部８
７と８８の内径はパイプ（図示せず）の外径と等しいか、それより少し小さい。
パイプの上にこの表示具が８０が設置されるのは前例と同じである。サインプレ
ート８５は少なくとも２本の溝部８３aと８３bとをその外側に有している。溝部
８３aと８３bはサインプレート８５の全長を延びることもできるが、好適にはサ
インプレート８５の一部を延びている。サインプレート８５の反対側表面（図示
せず）は無傷状態である。溝部８３aと８３bはサドル胴部８２に提供された同一
サイズで対応的に設けられた突起部８４aと８４bに嵌合される。溝部８３aと８
３b及び突起部８４aと８４bのサイズと位置は、サドル胴部８２にサインプレー
ト８５が取り付けられたときに両者を安定させるものである。複数のピン体と対
応する孔部の組み合わせでこれら溝部と突起部の代用とすることができる。溝部
８３aと８３bと突起部８４aと８４bとを交換しても構わない。このサインプレー
ト８５を備えた実施例を前述の他の実施例及び変形例と組み合わせて利用するこ
ともできる。
【００２７】 図９Ａと図９Ｂにはコネクタ９０が例示されている。コネクタ９０はサインプ
レートをサドル胴部に連結するのに使用される。蛇腹部９２は図９Ｂに示すよう
に引き延ばしと折り曲げとを提供する。コネクタ９０はサインプレート（図示せ
ず）とサドル胴部（図示せず）とに前述のごとくに連結される。連結の別例はネ
ジ部９４を利用するものである。これはサドル胴部またはサインプレートに提供
された対応ネジ溝部に螺合される。
【００２８】 図１０ＡにはＴ型サドル嵌合部が本願発明の表示具のオプション部材として使
用される。サドル胴部１０２はサドル嵌合部１０１に一体的に成型されている。
サインプレート１０５はサドル胴部の上部１０４とパイプ部分１０６とで固定で
きる。この場合、パイプ部分１０６はサドル胴部１０２に嵌込まれる。複数のオ
プション梁部または支柱部１０７は強度を増強するためにサインプレート１０５
の一部として成型されている。サインプレート１０５は複数のオプション折り切
り部１０８を備えている。この折り切り部１０８で折り切ることでユーザはサイ
ンプレートを望むサイズにすることができる。
【００２９】 図１０Ｂは胴上部１０４’を示している。胴上部は水平以外の角度で提供され
る。その角度はサインプレート１０５を見やすくする角度である。あるいは、Ｐ
ＶＣパイプ（図示せず）の長さ、または図９Ａと図９Ｂのコネクタ９０の長さが
前述のようにコネクタ９０の端部に固定されたサインプレート１０６と共に胴上
部１０４に挿入できる。
【００３０】 図１０Ｃにはサインプレート１０５のパイプ部分１０６’の一部に角度が提供
されており、サインプレート１０５は最良の角度となるように回転できる。他の
実施例と同様に、パイプ部分１０６’は摩擦または接着剤等で胴部１０２内に保
持される。
【００３１】 図１１には本願発明の別実施例による表示具１１０が図示されている。胴部１
１２はパイプ１１６の一部に成型されている。胴部１１２はサインプレート１１
５Ａの下側に成型された複数のピン１１４に対応する孔部（図示せず）を含んで
いる。ピン１１４の数や位置はサインプレート１１５Ａの強度と安定性を増加さ
せるように考慮して決定される。サインプレート１１５Ａが小さすぎれば、大型
の追加サインプレート１１５Ｂをサインプレート１１５Ａの上に重ね、サインプ
レート１１５Ｂ上の２つのＪ型レール１１７でサインプレート１１５Ａの２つの
エッジ１１３をロックするようになっている。エッジ１１３を鋸状または突起状
に提供することもでき、ロック状態を向上させてスリップを防止させることもで
きる。サインプレートの利用可能な面積のさらなる増加はサインプレート１１５
Ｂにフィットするさらに大型のサインプレート１１５Ｃによって提供することが
できる。
【００３２】 図１２Ａと図１２Ｂに図示する透明プラスチックカバー１２０は本願発明のサ
インプレート（図示せず）にフィットするものである。このカバー１２０はマジ
ックペン等の非永久的なペンで書き込まれたサインプレート文字を消去又は汚染
から保護する。屋外での使用に対してはカバー１２０にオプションでＵＶＡ保護
剤を含ませ、文字を太陽光から保護する。カバー１２０は２体の平行なＪ型レー
ル１２７を含んでいる。これらＪ型レールはサインプレートのエッジをスライド
することができる。第３のＪ型レール１２９はカバー１２０とサインプレートと
の接触用の追加的エッジを提供する。カバー１２０の前端に提供されたオプショ
ンのロックタブ１２８はカバー１２０が設置後にサインプレートから外れること
を防止する。あるいは、ロックタブ１２８とＪ型レール１２９を使用せず、サイ
ンプレートのエッジを図１１に関して説明したように折り切り状とすることもで
きる。
【００３３】 図１３に示す表示具１３０は通常のＴ型サドルＰＶＣ固定具のように中空サド
ル胴部１３２と成型されたサドル嵌合部１３１を含んでいる。図９Ａと図９Ｂに
図示するように引延式/調整式（フレキシブル）コネクタ１３３をネジを利用せ
ずにサドル胴部１３２にフィットさせることができる。複数の支柱部１３７は強
度を増すためにサインプレート１３５の一部として成型されている。サインプレ
ート１３５は複数の折り切り部１３８を有している。これらは望むサイズとなる
までサインプレート１３５から折り取られる。
【００３４】 以上解説した本願発明の実施例及び変形例は本願発明の原理を解説する目的で
のみ提供されている。説明された実施例の詳細は本願発明を限定するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図１A】図１Ａは本願発明の１実施例による表示具の端面図である。
【図１B】図１Ｂは図１Ａの表示具の変形例の斜視図である。
【図２】図２は図１Ａの表示具の別変形例の斜視図である。
【図３A】図３Ａは本願発明の表示具の変形例の端面図である。
【図３B】図３Ｂは図３Ａの表示具の斜視図である。
【図３C】図３Ｃは本願発明の表示具の別変形例の斜視図である。
【図４A】図４Ａは本願発明の別実施例による表示具の平面図である。
【図４B】図４Ｂはバルを備えて成型されている本願発明の表示具の端面図で
ある。
【図５A】図５Ａはサインプレートがボールソケット型ジョイントでサドル胴
部に連結されている本願発明の別実施例による表示具の断面図である。
【図５B】図５Ｂはサインプレートがボールナックル型ジョイントでサドル胴
部に連結されている本願発明の別実施例による表示具の断面図である。
【図６】図６は本願発明の別実施例による表示具の斜視図である。
【図７A】図７Ａは本願発明の別実施例による表示具の斜視図である。
【図７B】図７Ｂは図７Ａの実施例の変形例の斜視図である。
【図８】図８は本願発明の別実施例による表示具の斜視図である。
【図９A】図９Ａは本願発明のいくつかの実施例との連結に使用されるフレキ
シブルなコネクタを例示している。
【図９B】図９Ｂは引き延ばされて曲げられている状態の図９Ａのコネクタを
図示している。
【図１０A】図１０Ａは本願発明の表示具の実施例の一部として使用されるＴ型
サドルを例示している。
【図１０B】図１０Ｂは本願発明の１実施例による傾斜上部を有したＴ型サドル
を例示している。
【図１０C】図１０Ｃは本願発明の１実施例によるＴ型サドルにフィットする傾
斜パイプ部を備えたサインプレートを例示している。
【図１１】図１１は着脱式サインプレートと、最初に設置されたサインプレート
に取り付けられる追加サインプレートを備えた１実施例を図示している。
【図１２A】図１２Ａは本願発明のサインプレートにフィットする透明プラスチ
ックカバーの端面図である。
【図１２B】図１２Ｂは図１２Ａの透明プラスチックカバーの底面図である。
【図１３】図１３は本願発明の表示具の１実施例の斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｆ 7/20 Ｇ０９Ｆ 7/20 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｕ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ， ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，Ｔ Ｍ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ ，ＺＷ (72)発明者 ボイア，ジャネット，エル． アメリカ合衆国 フロリダ州 32174，オ ーモンド ビーチ，ウェスト グラナダ ボルバード 595，スウィート ジェイ．

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】パイプ用の表示具であって、 サインプレートと、 該サインプレートに連結されたサドル胴部と、 該サドル胴部に連結されたサドル嵌合部と、 を含んで構成されており、該サドル嵌合部の内径は対象パイプの外径と等しいか
    、それより少々小さいことを特徴とする表示具。
  2. 【請求項２】サドル胴部は可動ジョイントを介してサインプレートに連結され
    ていることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  3. 【請求項３】サドル胴部はフレキシブルなコネクタを介してサインプレートに
    連結されていることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  4. 【請求項４】サインプレートとサドル胴部との間に第１延長腕部をさらに含ん
    でいることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  5. 【請求項５】第１延長腕部とサドル胴部との間に可動ジョイントをさらに含ん
    でいることを特徴とする請求項４記載の表示具。
  6. 【請求項６】サインプレートと第１延長腕部との間に可動ジョイントをさらに
    含んでいることを特徴とする請求項５記載の表示具。
  7. 【請求項７】第１延長腕部とサインプレートとの間に第２延長腕部をさらに含
    んでいることを特徴とする請求項４記載の表示具。
  8. 【請求項８】第１延長腕部と第２延長腕部との間に可動ジョイントをさらに含
    んでいることを特徴とする請求項７記載の表示具。
  9. 【請求項９】第１延長腕部とサドル胴部との間に可動ジョイントをさらに含ん
    でいることを特徴とする請求項８記載の表示具。
  10. 【請求項１０】第２延長腕部とサインプレートとの間に可動ジョイントをさらに
    含んでいることを特徴とする請求項８記載の表示具。
  11. 【請求項１１】第１延長腕部とサドル胴部との間に可動ジョイントをさらに含ん
    でいることを特徴とする請求項１０記載の表示具。
  12. 【請求項１２】サインプレートはサドル胴部に着脱式に連結されていることを特
    徴とする請求項１記載の表示具。
  13. 【請求項１３】サインプレートとサドル胴部とを可動連結する手段をさらに含ん
    でいることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  14. 【請求項１４】サインプレートと、サドル胴部と、サドル嵌合部とは一体成型さ
    れていることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  15. 【請求項１５】サドル胴部とサドル嵌合部とは一体成型されていることを特徴と
    する請求項１記載の表示具。
  16. 【請求項１６】本表示具は、金属材料、樹脂材料、プラスチック材料及びガラス
    材料で成る材料群から選択された材料で製造されていることを特徴とする請求項
    １記載の表示具。
  17. 【請求項１７】サインプレートと、サドル胴部と、サドル嵌合部と、パイプとは
    一体成型されていることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  18. 【請求項１８】サドル嵌合部は少なくとも２体のサドル脚部を含んでいることを
    特徴とする請求項１記載の表示具。
  19. 【請求項１９】サインプレートはパイプの長手方向に対して直交して提供されて
    いることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  20. 【請求項２０】サインプレートはパイプの長手方向に対して平行に提供されてい
    ることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  21. 【請求項２１】サインプレートはパイプの長手方向に対して角度を有して提供さ
    れていることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  22. 【請求項２２】サインプレートは少なくとも１つの折り切り部を有しており、該
    折り切り部で折り切ることで該サインプレートのサイズを減少させることができ
    ることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  23. 【請求項２３】サインプレートに着脱式に取り付けられるプラスチックカバーを
    さらに含んでいることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  24. 【請求項２４】サインプレートに連結される第２サインプレートをさらに含んで
    おり、該サインプレートと該第２サインプレートとは異なるサイズであることを
    特徴とする請求項１記載の表示具。
  25. 【請求項２５】サインプレートは少なくとも１体の支柱部を含んでいることを特
    徴とする請求項１記載の表示具。
  26. 【請求項２６】サインプレートは少なくとも１体の支柱部を含んでおり、コネク
    タはその１端に複数のスリットを含んでいることを特徴とする請求項１記載の表
    示具。
  27. 【請求項２７】サインプレートは一体的に提供された浮出し文字または点字を含
    んでいることを特徴とする請求項１記載の表示具。
  28. 【請求項２８】サインプレートは、サドル嵌合部がバルブ嵌合部に対してその機
    能を妨害せずにフィットするように形状化されていることを特徴とする請求項１
    記載の表示具。
  29. 【請求項２９】表示具であって、 サインプレートと、 該サインプレートに一体成型されたサドル胴部と、 を含んで構成されており、該サドル胴部はＴ型サドル嵌合部に提供されたＴ型雌
    突起部内に効率良くフィットすることを特徴とする表示具。
  30. 【請求項３０】サインプレートは少なくとも１体の支柱部を含んでいることを特
    徴とする請求項２９記載の表示具。
  31. 【請求項３１】サインプレートは少なくとも１体の支柱部を含んでおり、コネク
    タはその１端に複数のスリットを含んでいることを特徴とする請求項２９記載の
    表示具。
  32. 【請求項３２】パイプ用の表示具であって、 サインプレートと、 該サインプレートに連結されたサドル胴部と、 該サドル胴部に連結されたバルブ嵌合部と、 を含んで構成されており、該バルブ嵌合部のパイプ部分と、前記サドル胴部と、
    前記サインプレートとは一体成型されていることを特徴とする表示具。
  33. 【請求項３３】表示具であって、 サインプレートと、 該サインプレートと一体成型されているサドル嵌合部と、 を含んで構成されていることを特徴とする表示具。
  34. 【請求項３４】表示具であって、 サインプレートと、 サドル胴部と一体成型されているサドル嵌合部と、 前記サインプレートを前記サドル胴部に連結しているフレキシブルなコネク
    タと、 を含んで構成されていることを特徴とする表示具。
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