JP2002535560A - 車両用空調システム - Google Patents

車両用空調システム

Info

Publication number
JP2002535560A
JP2002535560A JP2000596273A JP2000596273A JP2002535560A JP 2002535560 A JP2002535560 A JP 2002535560A JP 2000596273 A JP2000596273 A JP 2000596273A JP 2000596273 A JP2000596273 A JP 2000596273A JP 2002535560 A JP2002535560 A JP 2002535560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
ring
cylinder
slot
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000596273A
Other languages
English (en)
Inventor
ウルリッヒ ヘッセ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo Thermal Systems Japan Corp
Original Assignee
Zexel Valeo Climate Control Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Valeo Climate Control Corp filed Critical Zexel Valeo Climate Control Corp
Publication of JP2002535560A publication Critical patent/JP2002535560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/04Measures to avoid lubricant contaminating the pumped fluid
    • F04B39/041Measures to avoid lubricant contaminating the pumped fluid sealing for a reciprocating rod
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/04Measures to avoid lubricant contaminating the pumped fluid
    • F04B39/041Measures to avoid lubricant contaminating the pumped fluid sealing for a reciprocating rod
    • F04B39/045Labyrinth-sealing between piston and cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/44Free-space packings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/08Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction with expansion obtained by pressure of the medium

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 可動のピストン(2)を持つ少なくとも1つのシリンダを備えたコンプレッサを有する車両用空調システムにおいて、ピストン(2)のスカートとシリンダ壁(1)との間のシールの機能を向上させるために、ピストン(2)のスカートにラビリンスシールを配置し、及び/又は、可撓性のシール材で構成されたリング(10)をピストンリング(9)が取り付けられたスロット(8)に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、可動ピストンを有する少なくとも1つのシリンダを備えたコンプレ
ッサを具備する車両用空調システムに関する。
【0002】 このようなシステムは、従来、R12又はR134aのような冷媒で稼動され
ていた。このようなシステムの稼動においては、吸入圧と吐出圧との間が10〜
20バールの範囲の圧力差を形成できるようなコンプレッサが必要となる。これ
については、ピストンリングがないか、せいぜい1つのピストンリングを有する
コンプレッサピストンによって達成することが可能である。
【0003】 昨今において、有機ハロゲン冷媒は、大気中に放出されると、オゾン分解をお
こし、温室効果を増大させるので、公的に批判されている。よって、オゾンに対
して危険のない、即ち、温室効果について影響しない冷媒で稼動する空調装置の
開発に相当な努力が費やされてきている。
【0004】 ここで、冷媒として潜在的にふさわしい物質は、これらの要求を満たすかぎり
において、かなり高い圧力差が要求されるという問題が生じている。このような
圧力差は、空調装置のコンプレッサの在来型の構造では容易に達成することがで
きない。1つの試みとして、ピストンリングのない、又は、単一のピストンリン
グを備えた従来どおりに構成されるピストンを有しているコンプレッサでそのよ
うな冷媒を用いようとすると、コンプレッサの効能がピストンスカートを伝う冷
媒の流れのために漏れ損失によってひどく損なわれてしまい、システムが全く機
能しなくなってしまうというリスクがある。したがって、非常に加圧しなければ
ならない冷媒を用いる空調システムの場合には、シリンダに4つのピストンリン
グを取り付けたピストンが用いられていた。
【0005】 しかしながら、これでは、コンプレッサの組み立てに骨が折れ、費用が嵩むこ
とになる。さらに、シリンダの内壁との間のピストンの摩擦が相当増大すること
となり、コンプレッサの動作において冷却動作に寄与しない余分な仕事が必要と
なる。それどころか、ピストンとシリンダとの間で発生する摩擦熱が、冷媒によ
って大きく吸収されてしまい、全く好ましくない状態となる。
【0006】 (発明の利点) 本発明によって、コンプレッサでの漏れ損失を制限することで、小さい圧力差
に対応して設計されている空調装置と比べて摩擦の相当な増大を避けつつ、非常
に加圧しなければならない冷媒での運転を可能にする車両用空調システムが創作
されることとなる。
【0007】 このような空調装置は、特に、所謂、超臨界プロセスの冷媒としてのCO2 や
、20バールから100バールまでの範囲で吸入圧と吐出圧との間に大きな圧力
差が必要となる他の冷媒を用いた運転に適したものである。
【0008】 本発明にかかる第1の空調システムにおいて、ピストンは、ピストンスカート
の表面にラビリンスシールを具備している。このラビリンスシールは、好ましく
は、スカート表面の周方向に向けられて形成された複数のグルーブによって構成
され、特に高圧の場合に漏れ損失を低減するのに適している。その理由は、シリ
ンダに入れられた冷媒の圧力が最も高くなるちょうどその時、特に大きな漏れ損
失が予想される時に、激しい加圧のために冷媒の粘度がもはや無視できなくなり
、結果として、シリンダの内壁とピストンスカートとの間をシリンダから漏れ出
る冷媒の乱れが、ラビリンスシールのグルーブ内で流れに対して効果的な抵抗を
与えるからである。
【0009】 本発明に係る空調システムの第2の具体例において、ピストンはピストンリン
グが装着されている少なくとも1つのスロットを有する限りにおいて従来と同様
の構成であるが、そのスロットに可撓性のあるシール材で作られたリングが追加
的に配置されている。このリングの機能は、ピストンリング付きのピストンの場
合であれば、実質的にピストンの外側の表面とピストンリングの内周面を伝って
スロットを通り抜けるように流れる冷媒の流路を収縮または完全に遮断すること
にある。
【0010】 この目的のために、リングは、ピストンリングと圧力が相対的に低くなるスロ
ットの側壁との間に実質的に配置される。このため、ピストンリングは可撓性の
あるリングに冷媒によって押し付けられ、結果として後者のシール機能が成し遂
げられる。可撓性のあるリングそれ自体は、適切にピストンスカートの表面から
外側へ突出していない。このため、可撓性のあるリングは、シリンダの内壁に接
触することがない。したがって、擦り切れにくくなり、また、ピストンを動かす
ために摩擦を克服するのに必要とする力を増大させることもない。
【0011】 さらに、ピストンリングは、軸方向に遊びを持たせてスロットに挿着するよう
にするとよい。これは、ピストンリングの内面とスロットの底部との間の空間に
高圧サイドから冷媒を浸透させることができ、よって、シリンダの内壁に対して
全周にわたってピストンリングを均等に押圧することが可能となる。この点につ
いては、可撓性のあるシール材で作られたリングの軸方向の圧縮によってコンプ
レッサの運転サイクルの高圧段階においてのみこのような遊びが形成されること
で十分である。
【0012】 空間は、また、スロットの底部と可撓性のあるシール材で作られたリングの内
面との間に形成するようにしてもよい。したがって、後者は、ちょうどピストン
リングのように、空間に浸透する冷媒によって径方向の外側に押圧され、これに
より、ピストンリングの拡張運動に勢いをつける。追加的な特徴および利点は、
以下に述べる具体例の記述から明瞭となる。
【0013】 (具体的構成例の記述) 図1の図面は、本発明に係る空調システムのコンプレッサに用いられるシリン
ダの一部のみを示している。その他の空調システムの構成は、公知であるので、
ここにおいて詳述することを省略する。
【0014】 図1は、シリンダ壁1と、一点鎖線3によって示された中心線に沿ってシリン
ダの内部で変位することができるピストン2との断面を示している。ピストン2
は、シリンダ壁1に近接して並置されたスカートを有し(これら両者の間のギャ
ップ4は、明瞭にするために、図面に合わせてより大きく示されている)、ピス
トン2のスカート上には、周方向に向けて形成された複数のスロット5が配置さ
れている。この範囲の断面は図の右側に拡大されて示されている。この円で、ス
ロット5は、ピストンとシリンダ壁1との間のギャップ4の幅におおよそ一致す
る径方向の深さと共に、軸3方向においてもある長さを有していることがわかる
【0015】 矢印6の方向にシリンダから漏れ出る冷媒は、シリンダの高圧段階の間、矢印
7で示されるように、それぞれのスロット5で乱れが生じ、つねに変化する薄層
をなす漏出流がギャップ4で発生する。したがって、従来のピストンシリンダ構
造と比較して、ギャップ4を狭くしなくても、流出流がかなり減少されることと
なる。シリンダ壁とピストンとの間の摩擦は、これにより、従来の構成よりも大
きくなることがない。
【0016】 ラビリンスシールの機能を増大させるために、ピストンリングをピストンに付
加的に取り付けるようにしてもよい。
【0017】 図2に本発明に係るピストンリングシールの断面が示されている。これは、ピ
ストンリングシール自身によって、又は、上述したラビリンスシールとの組み合
わせで用いるようにしてもよい。
【0018】 図2において、シリンダ壁1の断面が、シリンダ壁に沿って可動するピストン
2の断面と共に示されている。スロット8は、図1でのスロットのように、ピス
トンのスカート上に周方向に伸びるように形成されているが、図1のスロットよ
りも、かなり大きな長さと深さに形成されている。スロット8には、ピストンリ
ング9が可撓性のあるシール材で作られたリング10と共に配置されている。ピ
ストンリング9の外周面は、シリンダ壁に並設されている。リング9の内周面と
スロット8の底部との間には、スペース13が形成されている。スペース13は
、高圧サイドでピストンリング9の端面に沿って伸びるギャップ14と、シリン
ダ壁1とピストン2のスカートとの間のギャップ4とを介してシリンダの圧力室
(図示せず)に通じている。
【0019】 リングの低圧サイド側の端面16と、これに近接するスロット8の側壁との間
には、シール材で構成されたリング10が配置されている。このリング10は、
適切に端面16に固く取り付けられている。図で示される他の配置として、リン
グは複数サイドを被覆する形でピストンリングの高圧端面15まで伸ばすように
してもよい。スペース13は、また、リング10の内周面とスロット8の底部と
の間に延設されている。リング10の外周面は、軸に向かってわずかに後退させ
てあり、このため、ピストン2のスカート表面に隠れている。
【0020】 端面15が、シリンダの高圧段階の間に、高圧にさらされているとき、端面1
5は軸方向、即ち、図中の下方向に後退し、同時にリング10が圧縮される。結
果として、ギャップ14が広くなり、冷媒はスペース13に浸透する。ピストン
リング9の内周面11にかかる冷媒の圧力は、シリンダ壁1にピストンリングを
押し付け、したがって、これらの2つの表面間の効果的なシールを確保する。同
時に、冷媒の圧力はリング10を径方向の外側に押圧することとなるので、必要
時においてこのリングがピストンリング9と共に拡がり、ピストンリングの外側
への動きを妨げることがない。軸方向に圧縮されたリング10は、同時にピスト
ンリングの低圧側端面16とこれに近接するスロット8の側壁との間の効果的な
シールを形成する。
【0021】 リング10の寸法は、軸圧縮されるときでさえ、シリンダ壁1と接触しないよ
うに保障されているので、リングが摩損にさらされることはない。
【0022】 本発明にかかるシールされたピストンを動かすために費やされる摩擦性の力は
、従来のピストンリングを備えたピストンで必要とされる力と実質的に異ならな
い。それにもかかわらず、かなり改善されたシールの機能は、特に、CO2 のよ
うな高圧冷媒を用いる空調システムで見られるように、相当高められた圧力を伴
う用途で使うことを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1実施例に係る空調システムに用いられる圧縮機のシリン
ダの断面を示す。
【図2】 図2は、本発明の第2実施例に係るシリンダの断面を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月19日(2001.2.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 車両用空調システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の前段部分に基づくコンプレッサを有する車両用空調シス
テムに関する。
【0002】 この種の空調装置は、従来、R12又はR134aのような冷媒で稼動されて
いた。このようなシステムの稼動においては、吸入圧と吐出圧との間が10〜2
0バールの範囲の圧力差を形成できるようなコンプレッサが必要となる。これに
ついては、ピストンリングがないか、せいぜい1つのピストンリングを有するコ
ンプレッサピストンによって達成することが可能である。
【0003】 昨今において、有機ハロゲン冷媒は、大気中に放出されると、オゾン分解をお
こし、温室効果を増大させるので、公的に批判されている。よって、オゾンに対
して危険のない、即ち、温室効果について影響しない冷媒で稼動する空調装置の
開発に相当な努力が費やされてきている。
【0004】 ここで、冷媒として潜在的にふさわしい物質は、これらの要求を満たすかぎり
において、かなり高い圧力差が要求されるという問題が生じている。このような
圧力差は、空調装置のコンプレッサの在来型の構造では容易に達成することがで
きない。1つの試みとして、ピストンリングのない、又は、単一のピストンリン
グを備えた従来どおりに構成されるピストンを有しているコンプレッサでそのよ
うな冷媒を用いようとすると、コンプレッサの効能がピストンスカートを伝う冷
媒の流れのために漏れ損失によってひどく損なわれてしまい、システムが全く機
能しなくなってしまうというリスクがある。したがって、非常に加圧しなければ
ならない冷媒を用いる空調システムの場合には、シリンダに4つのピストンリン
グを取り付けたピストンが用いられていた。
【0005】 1つのシリンダを備えた車両用コンプレッサは、例えば、米国特許45940
55に開示されている。ピストンとシリンダとの間のシールを改善するために、
ピストンは、そのスカートに周方向に形成される2つのグルーブを設け、それぞ
れのグルーブにピストンリングが取り付けられている。1つのピストンリングし
か有しないピストンと比べて、このピストンは、シリンダ内でより傾きにくくな
っており、結果としてシリンダ内壁上での魔損が低減される。また、ピストンと
シリンダとの間のシールが改善される。
【0006】 しかしながら、これでは、コンプレッサの組み立てに骨が折れ、費用が嵩むこ
とになる。さらに、シリンダの内壁との間のピストンの摩擦が相当増大すること
となり、コンプレッサの動作において冷却動作に寄与しない余分な仕事が必要と
なる。それどころか、ピストンとシリンダとの間で発生する摩擦熱が、冷媒によ
って大きく吸収されてしまい、全く好ましくない状態となる。
【0007】 これらの不都合は、請求項1で与えられる特徴を備えた空調ユニットでは生じ
ない。本発明の付加的な有利な具体例は、従属する請求項から明白となる。
【0008】 (発明の利点) 本発明によって、コンプレッサでの漏れ損失を制限することで、小さい圧力差
に対応して設計されている空調装置と比べて摩擦の相当な増大を避けつつ、非常
に加圧しなければならない冷媒での運転を可能にする車両用空調システムが創作
されることとなる。
【0009】 このような空調装置は、特に、所謂、超臨界プロセスの冷媒としてのCO2 や
、20バールから100バールまでの範囲で吸入圧と吐出圧との間に大きな圧力
差が必要となる他の冷媒を用いた運転に適したものである。
【0010】 本発明にかかる第1の空調システムにおいて、ピストンは、ピストンスカート
の表面にラビリンスシールを具備している。このラビリンスシールは、好ましく
は、スカート表面の周方向に向けられて形成された複数のグルーブによって構成
され、特に高圧の場合に漏れ損失を低減するのに適している。その理由は、シリ
ンダに入れられた冷媒の圧力が最も高くなるちょうどその時、特に大きな漏れ損
失が予想される時に、激しい加圧のために冷媒の粘度がもはや無視できなくなり
、結果として、シリンダの内壁とピストンスカートとの間をシリンダから漏れ出
る冷媒の乱れが、ラビリンスシールのグルーブ内で流れに対して効果的な抵抗を
与えるからである。
【0011】 本発明に係る空調システムの第2の具体例において、ピストンはピストンリン
グが装着されている少なくとも1つのスロットを有する限りにおいて従来と同様
の構成であるが、そのスロットに可撓性のあるシール材で作られたリングが追加
的に配置されている。このリングの機能は、ピストンリング付きのピストンの場
合であれば、実質的にピストンの外側の表面とピストンリングの内周面を伝って
スロットを通り抜けるように流れる冷媒の流路を収縮または完全に遮断すること
にある。
【0012】 この目的のために、リングは、ピストンリングと圧力が相対的に低くなるスロ
ットの側壁との間に実質的に配置される。このため、ピストンリングは可撓性の
あるリングに冷媒によって押し付けられ、結果として後者のシール機能が成し遂
げられる。可撓性のあるリングそれ自体は、適切にピストンスカートの表面から
外側へ突出していない。このため、可撓性のあるリングは、シリンダの内壁に接
触することがない。したがって、擦り切れにくくなり、また、ピストンを動かす
ために摩擦を克服するのに必要とする力を増大させることもない。
【0013】 さらに、ピストンリングは、軸方向に遊びを持たせてスロットに挿着するよう
にするとよい。これは、ピストンリングの内面とスロットの底部との間の空間に
高圧サイドから冷媒を浸透させることができ、よって、シリンダの内壁に対して
全周にわたってピストンリングを均等に押圧することが可能となる。この点につ
いては、可撓性のあるシール材で作られたリングの軸方向の圧縮によってコンプ
レッサの運転サイクルの高圧段階においてのみこのような遊びが形成されること
で十分である。
【0014】 空間は、また、スロットの底部と可撓性のあるシール材で作られたリングの内
面との間に形成するようにしてもよい。したがって、後者は、ちょうどピストン
リングのように、空間に浸透する冷媒によって径方向の外側に押圧され、これに
より、ピストンリングの拡張運動に勢いをつける。追加的な特徴および利点は、
以下に述べる具体例の記述から明瞭となる。
【0015】 (具体的構成例の記述) 図1の図面は、本発明に係る空調システムのコンプレッサに用いられるシリン
ダの一部のみを示している。その他の空調システムの構成は、公知であるので、
ここにおいて詳述することを省略する。
【0016】 図1は、シリンダ壁1と、一点鎖線3によって示された中心線に沿ってシリン
ダの内部で変位することができるピストン2との断面を示している。ピストン2
は、シリンダ壁1に近接して並置されたスカートを有し(これら両者の間のギャ
ップ4は、明瞭にするために、図面に合わせてより大きく示されている)、ピス
トン2のスカート上には、周方向に向けて形成された複数のスロット5が配置さ
れている。この範囲の断面は図の右側に拡大されて示されている。この円で、ス
ロット5は、ピストンとシリンダ壁1との間のギャップ4の幅におおよそ一致す
る径方向の深さと共に、軸3方向においてもある長さを有していることがわかる
【0017】 矢印6の方向にシリンダから漏れ出る冷媒は、シリンダの高圧段階の間、矢印
7で示されるように、それぞれのスロット5で乱れが生じ、つねに変化する薄層
をなす漏出流がギャップ4で発生する。したがって、従来のピストンシリンダ構
造と比較して、ギャップ4を狭くしなくても、流出流がかなり減少されることと
なる。シリンダ壁とピストンとの間の摩擦は、これにより、従来の構成よりも大
きくなることがない。
【0018】 ラビリンスシールの機能を増大させるために、ピストンリングをピストンに付
加的に取り付けるようにしてもよい。
【0019】 図2に本発明に係るピストンリングシールの断面が示されている。これは、ピ
ストンリングシール自身によって、又は、上述したラビリンスシールとの組み合
わせで用いるようにしてもよい。
【0020】 図2において、シリンダ壁1の断面が、シリンダ壁に沿って可動するピストン
2の断面と共に示されている。スロット8は、図1でのスロットのように、ピス
トンのスカート上に周方向に伸びるように形成されているが、図1のスロットよ
りも、かなり大きな長さと深さに形成されている。スロット8には、ピストンリ
ング9が可撓性のあるシール材で作られたリング10と共に配置されている。ピ
ストンリング9の外周面は、シリンダ壁に並設されている。リング9の内周面と
スロット8の底部との間には、スペース13が形成されている。スペース13は
、高圧サイドでピストンリング9の端面に沿って伸びるギャップ14と、シリン
ダ壁1とピストン2のスカートとの間のギャップ4とを介してシリンダの圧力室
(図示せず)に通じている。
【0021】 リングの低圧サイド側の端面16と、これに近接するスロット8の側壁との間
には、シール材で構成されたリング10が配置されている。このリング10は、
適切に端面16に固く取り付けられている。図で示される他の配置として、リン
グは複数サイドを被覆する形でピストンリングの高圧端面15まで伸ばすように
してもよい。スペース13は、また、リング10の内周面とスロット8の底部と
の間に延設されている。リング10の外周面は、軸に向かってわずかに後退させ
てあり、このため、ピストン2のスカート表面に隠れている。
【0022】 端面15が、シリンダの高圧段階の間に、高圧にさらされているとき、端面1
5は軸方向、即ち、図中の下方向に後退し、同時にリング10が圧縮される。結
果として、ギャップ14が広くなり、冷媒はスペース13に浸透する。ピストン
リング9の内周面11にかかる冷媒の圧力は、シリンダ壁1にピストンリングを
押し付け、したがって、これらの2つの表面間の効果的なシールを確保する。同
時に、冷媒の圧力はリング10を径方向の外側に押圧することとなるので、必要
時においてこのリングがピストンリング9と共に拡がり、ピストンリングの外側
への動きを妨げることがない。軸方向に圧縮されたリング10は、同時にピスト
ンリングの低圧側端面16とこれに近接するスロット8の側壁との間の効果的な
シールを形成する。
【0023】 リング10の寸法は、軸圧縮されるときでさえ、シリンダ壁1と接触しないよ
うに保障されているので、リングが摩損にさらされることはない。
【0024】 本発明にかかるシールされたピストンを動かすために費やされる摩擦性の力は
、従来のピストンリングを備えたピストンで必要とされる力と実質的に異ならな
い。それにもかかわらず、かなり改善されたシールの機能は、特に、CO2 のよ
うな高圧冷媒を用いる空調システムで見られるように、相当高められた圧力を伴
う用途で使うことを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1実施例に係る空調システムに用いられる圧縮機のシリン
ダの断面を示す。
【図2】 図2は、本発明の第2実施例に係るシリンダの断面を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 9/26 F16J 9/26 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動のピストン(2)を持つ少なくとも1つのシリンダを備
    えたコンプレッサを有する車両用空調システムにおいて、前記ピストン(2)は
    、そのスカートにラビリンスシールを具備していることを特徴とする車両用空調
    装置。
  2. 【請求項2】 ラビリンスシールは、周方向に形成された複数のスロット(
    5)により構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 可動のピストン(2)を持つ少なくとも1つのシリンダを備
    えたコンプレッサを有する車両用空調システムにおいて、前記ピストンは、その
    スカートにピストンリング(9)が取り付けられた少なくとも1つのスロット(
    8)を具備し、前記スロット(8)に可撓性のあるシール材で作られたリング(
    10)が配置されていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記リング(10)は、前記スロット(8)の低圧側の側壁
    と前記ピストンリング(9)との間に実質的に配置されていることを特徴とする
    請求項3記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記リング(10)は、前記ピストン(2)の前記スカート
    表面から突き出していないことを特徴とする請求項3又は4記載の車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ピストンリング(9)は、軸方向の遊びを有して前記ス
    ロット(8)に装着されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載
    の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 スペース(13)が前記スロット(8)の底部(12)と前
    記リング(10)の内面との間に設けられていることを特徴とする請求項3〜6
    のいずれかに記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 二酸化炭素が冷媒として用いられることを特徴とする前述の
    請求項のいずれかに記載の車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 可撓性のある前記リング(10)は、1つ又はいくつかの側
    面上に固定皮膜として前記ピストンリング(9)に取り付けられていることを特
    徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の車両用空調装置。
  10. 【請求項10】 吸入圧と吐出圧との間に、50bar 以上の圧力差が形成さ
    れるものであることを特徴とする前述の請求項のいずれかに記載の車両用空調装
    置。
JP2000596273A 1999-01-29 2000-01-12 車両用空調システム Pending JP2002535560A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19903425A DE19903425A1 (de) 1999-01-29 1999-01-29 Klimaanlage für ein Kraftfahrzeug
DE19903425.7 1999-01-29
PCT/DE2000/000082 WO2000045052A1 (de) 1999-01-29 2000-01-12 Klimaanlage für ein kraftfahrzeug

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002535560A true JP2002535560A (ja) 2002-10-22

Family

ID=7895697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000596273A Pending JP2002535560A (ja) 1999-01-29 2000-01-12 車両用空調システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6591624B1 (ja)
EP (1) EP1147311B1 (ja)
JP (1) JP2002535560A (ja)
DE (2) DE19903425A1 (ja)
WO (1) WO2000045052A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180018493A (ko) * 2015-06-19 2018-02-21 페데랄-모굴 부르샤이트 게엠베하 홈 밀봉부를 구비한 피스톤 링

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843481B1 (en) 2000-10-10 2005-01-18 Beckman Coulter, Inc. Fluid-moving device with a clearance seal
DE10161254A1 (de) * 2001-12-13 2003-07-03 Konvekta Ag Klimatisierungseinrichtung für ein Fahrzeug
US7832220B1 (en) * 2003-01-14 2010-11-16 Earth To Air Systems, Llc Deep well direct expansion heating and cooling system
US20090274570A1 (en) * 2008-04-30 2009-11-05 Thompson Creigh Self-aligning dynamic clearance seals and fluid-moving devices utilizing such seals
CN104653435A (zh) * 2014-06-21 2015-05-27 柳州凯通机械有限公司 活塞组件

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58135558U (ja) * 1982-03-07 1983-09-12 萬デザイン株式会社 電磁往復動機のピストン
JPS62179464U (ja) * 1986-05-07 1987-11-14
JPH0218671U (ja) * 1988-07-15 1990-02-07
JPH05202854A (ja) * 1992-01-30 1993-08-10 Hitachi Ltd 圧縮機
JPH0617753A (ja) * 1993-01-11 1994-01-25 Toyota Autom Loom Works Ltd 可変容量圧縮機
WO1996030677A1 (de) * 1995-03-29 1996-10-03 Leybold Vakuum Gmbh Dichtungssystem für einen refrigerator
JPH08261323A (ja) * 1995-03-10 1996-10-11 Tes Wankel Technische Forschungs & Entwicklungsstelle Lindau Gmbh ピストンとピストンの製造方法
JPH10103230A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Denso Corp 可変容量型の斜板型圧縮機
JPH10220355A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Denso Corp 斜板型圧縮機

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1027478B (de) * 1956-01-21 1958-04-03 Boge Gmbh Dichtungsring
US3711104A (en) * 1971-03-16 1973-01-16 Dresser Ind Seal assembly
DE2227374A1 (de) * 1972-06-06 1973-12-20 Skf Kugellagerfabriken Gmbh Hydrodynamischer dichtring
AU8652675A (en) * 1974-11-13 1977-05-19 F.B.J. Engineering Services Pty. Ltd. Piston
CH636682A5 (en) * 1979-05-15 1983-06-15 Burckhardt Ag Maschf Device for the contactless sealing of the plunger in the cylinder of a high-pressure pump or high-pressure compressor
US4704949A (en) * 1983-07-15 1987-11-10 Robert Ogg Piston
JPS60105877U (ja) * 1983-12-24 1985-07-19 サンデン株式会社 冷房用圧縮機のピストン
US4889039A (en) * 1988-10-17 1989-12-26 Miller Bernard F Gas compressor with labyrinth sealing and active magnetic bearings
US5172983A (en) * 1991-02-06 1992-12-22 Anderson Landrum Eccentric rod bearing
US5244363A (en) * 1992-05-08 1993-09-14 Prolong Systems, Inc. Low blow-by compressor
CH690189A5 (de) * 1995-03-10 2000-05-31 Daimler Benz Ag Verfahren zur Regelung der Leistung einer Anlage für die Kühlung des Fahrgastraumes eines Kraftfahrzeuges.
TW313618B (ja) * 1995-06-14 1997-08-21 Burckhardt Ag Maschf
US5713324A (en) * 1996-04-19 1998-02-03 Dana Corporation Piston ring coating
JPH10131850A (ja) * 1996-10-25 1998-05-19 Toyota Autom Loom Works Ltd 圧縮機
US6155109A (en) * 1997-12-22 2000-12-05 Caterpillar Inc. System and method for measuring piston ring rotation

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58135558U (ja) * 1982-03-07 1983-09-12 萬デザイン株式会社 電磁往復動機のピストン
JPS62179464U (ja) * 1986-05-07 1987-11-14
JPH0218671U (ja) * 1988-07-15 1990-02-07
JPH05202854A (ja) * 1992-01-30 1993-08-10 Hitachi Ltd 圧縮機
JPH0617753A (ja) * 1993-01-11 1994-01-25 Toyota Autom Loom Works Ltd 可変容量圧縮機
JPH08261323A (ja) * 1995-03-10 1996-10-11 Tes Wankel Technische Forschungs & Entwicklungsstelle Lindau Gmbh ピストンとピストンの製造方法
WO1996030677A1 (de) * 1995-03-29 1996-10-03 Leybold Vakuum Gmbh Dichtungssystem für einen refrigerator
JPH10103230A (ja) * 1996-09-27 1998-04-21 Denso Corp 可変容量型の斜板型圧縮機
JPH10220355A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Denso Corp 斜板型圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180018493A (ko) * 2015-06-19 2018-02-21 페데랄-모굴 부르샤이트 게엠베하 홈 밀봉부를 구비한 피스톤 링
KR102497926B1 (ko) 2015-06-19 2023-03-15 페데랄-모굴 부르샤이트 게엠베하 홈 밀봉부를 구비한 피스톤 링

Also Published As

Publication number Publication date
DE19903425A1 (de) 2000-08-10
DE50002825D1 (de) 2003-08-14
US6591624B1 (en) 2003-07-15
WO2000045052A1 (de) 2000-08-03
EP1147311A1 (de) 2001-10-24
EP1147311B1 (de) 2003-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6428014B2 (en) Piston sealing ring assembly
JP6280989B2 (ja) 単一シールリングスタッフィングボックス
US6139263A (en) Flow machine with rotor and stator
EP2591211B1 (en) Fluid sealing device for rotating machines
JP2009527683A (ja) 無接触式のギャップシールを備えた復動ピストン圧縮機
US7611344B2 (en) Sealing tabs on orbiting scroll
JP2004150430A (ja) 蒸気グランド用のハイブリッド型ハニカム・ブラシシール
JP2003532014A (ja) 隙間の漏止め装置
JP2005264939A (ja) バックアップ装置を備えたベアリングシール
EP1006278B1 (en) Seal for a compressor casing
US20140145403A1 (en) Seal Arrangement for Sealing a Reciprocating Piston Rod of a Piston Compressor
US20130149101A1 (en) Reduced leakage balance piston seal
JP2002535560A (ja) 車両用空調システム
JP4875501B2 (ja) スクロール型流体機械
EP1098117A1 (en) Mechanical seal for compressor
US6722666B2 (en) Seal structure for use in housing of compressor
US4989997A (en) Radial load reducing device, and sliding bearing and screw compressor using the device
JP4579110B2 (ja) 回転軸シール
ES2285034T3 (es) Juntas de estanqueidad.
US20040113369A1 (en) Lip seal wear sleeve
US20020180156A1 (en) Axial sealing device for a turbomachine bearing
JP2019534421A (ja) ノズルリングとタービンハウジングとの間にシーリング面を備えるターボチャージャ
US6572343B2 (en) Cylinder block for a piston-type compressor with deformation absorbing gaps
JP2515992B2 (ja) 孔部材と軸部材間の密封構造
JP4168332B2 (ja) シール装置および該シール装置を用いたスクロール式流体機械

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20061002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100713