JPH05202854A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPH05202854A
JPH05202854A JP1471892A JP1471892A JPH05202854A JP H05202854 A JPH05202854 A JP H05202854A JP 1471892 A JP1471892 A JP 1471892A JP 1471892 A JP1471892 A JP 1471892A JP H05202854 A JPH05202854 A JP H05202854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
moisture
chamber
refrigerant
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP1471892A
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English (en)
Inventor
Yukio Takahashi
由起夫 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05202854A publication Critical patent/JPH05202854A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】空調用冷媒HFC134a は、液体の吸水性が気体よ
り高く、従来R12の特性と逆になっている。この結果
冷凍サイクル中で液ラインで吸湿した水分がガスライン
で析出しやすくなる。常にガスライン中に置かれる圧縮
機内の機構部品への水分付着を抑え腐食による固着を防
止する。 【構成】圧縮機内に吸湿剤を設置し圧縮機内で析出する
水分を吸着させ、部品への水分付着を防止する。 【効果】吸湿剤が水分を吸収することで、圧縮機内、特
に機構部品への水分付着が防止できる。このため圧縮機
内機構部品の稼働部や摺動部などが腐食により固着する
ことを防止出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車空調用圧縮機において、特
に冷媒としてHFCR134aを使用した空調器に最適な圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車空調器における冷媒は、CF
CR12を使用していた。CFCR12は水分溶解度が、ガス状態
より液状態のほうが低い。このため、従来は特開平03−
007867号のように、冷凍システム内に入り込む水分を取
るために、乾燥剤を、過飽和状態となるコンデンサ下流
のリキッドタンク内の液ラインに入れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車空調器において
使用する冷媒が、HFCR134aになると水分溶解度がCFCR12
と異なりガス状態のほうが低くなる。このため、組立て
時に冷凍サイクル内に残留した水分及びエアコン運転中
に侵入する水分は、冷媒と共にサイクル内を移動し液ラ
インで冷媒に溶解した水分は、ガスラインで過飽和にな
り水分を析出する。
【0004】このために、ガスラインの圧縮機内に水分
が析出する、特に機構部に水分が析出すると、圧縮機運
転中の発熱で水分が分解し金属の腐食が発生しやすくな
る。この状態で長期停止していると、腐食により機構部
が固着し圧縮機の再起動を阻害し機構部品の破損等を発
生する問題が有った。
【0005】
【課題を解決するための手段】圧縮機内の水分を低減さ
せることが、上記問題を解決する手段となる。このた
め、圧縮機内に乾燥剤を装着することが最も効果的解決
手段になる。
【0006】但し、乾燥剤を圧縮機内に装着するには機
構部に入り込んで運転を阻害することがない様な手段に
しなければならないため、圧縮機のタイプによって乾燥
剤の取付位置を分けた方が効果的である。
【0007】片斜板タイプ,両頭斜板タイプ,往復動タ
イプは機構部を包含する筐体の内側に離脱しない様、乾
燥剤を接着する手段、あるいは吸水性の有る物質をコー
テングすることで、吸湿剤(乾燥剤,吸水性の有る物
質)を広い面積で確保できるため効果的に水分を吸着す
ることが出来る。勿論、従来より実施している乾燥剤を
透過性の有る袋に入れる方法も機構部と接触しないよう
設置することが必要であるが、水分による機構部に発生
する腐食の課題を解決する手段となる。
【0008】可動翼型(ベーンタイプ)等、圧縮室が回
転と共に移動し吸入圧縮するタイプでは、機構部と圧縮
室の明確な分離が出来ないため低圧室(吸入室)、或は
高圧室(吐出室)を形成する筐体内面に、上述内容で吸
湿剤を設ける。特に吐出室で油分離し、その油を機構部
に給油するタイプでは、吐出室に吸湿剤を設けるのが効
果的である。また、片斜板タイプ,両頭斜板タイプ,往
復動タイプの圧縮機でも吸入室、或は吐出室に吸湿剤を
設けても同様の効果はある。
【0009】
【作用】冷媒ガスは、圧縮機で圧縮され凝縮器(コンデ
ンサ)に入り、コンデンサで凝縮され、リキッドタンク
を通かご高圧の液体になる。従来は、このリキッドタン
ク内に乾燥剤をいれていた。液冷媒は、膨張弁等で低圧
の液体になり、蒸発器(エバポレータ)で気化した冷媒
が再び圧縮機内に吸入される。この冷凍サイクルで、圧
縮機内の部品は、常にHFC134a のガスに曝されているた
めに、液ラインで溶解した水分は冷媒と共に移動し圧縮
機内に入り過飽和状態になる。このため、水分は、圧縮
機内の部品に付着(特に、部品同士の接触外表面)し易
い環境になる。圧縮機内に吸湿剤を設置することで水分
を効果的に吸湿し、機構部の部品同士の接触部に水によ
る腐食の発生を防止する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について、図
1、及び図2を用いて説明する。円筒状のシリンダブロ
ック2の一端には、中央部にラジアル針状コロ軸受4b
を介して駆動軸3を回転自在に支持するフロントハウジ
ング6が配置,固定され斜板室を形成している。該シリ
ンダブロック2には、駆動軸3を中心として且つ該駆動
軸3の軸線と平行にして円周方向に配置された複数個の
シリンダ2aが形成されている。駆動軸3は、シリンダ
ブロック2のほぼ中心線上にあって、シリンダブロック
2及びフロントハウジング6の中央部に設けられたラジ
アル針状コロ軸受4bにより回転自在に支持され、圧入
あるいはピン、または塑性結合等によりドライブプレー
ト10が固定されている。ドライブプレート10には、
カム溝11aが設けられ、該溝には、斜板耳部12aに
すきまを設けて嵌合されたピボットピン14が、移動可
能に取り付けられている。また、前記カム溝11aが設
けられたドライブプレート10の耳部11と斜板耳部1
2aとは側面が接触するような構造としてある。これよ
り、駆動軸3の回転によりドライブプレート10が回転
すると、ドライブプレート10上の耳部11から斜板耳
部12aに回転力が与えられ、斜板12が回転する。駆
動軸3には、スリーブ16が駆動軸3に対して軸方向に
滑動可能に組み込まれており、該スリーブ16と斜板1
2とは、スリーブピン18によりスリーブ16に対して
斜板がスリーブピン18のまわりに回転自在に連結され
ている。従って、駆動軸3の回転により、ドライブプレ
ート13,斜板12,スリーブ16が共に回転する。斜
板12にはボールベアリング20を介してピストンサポ
ート22が連結されており、斜板12に固定されたバラ
ンスプレート24及び止めナット26により、ボールベ
アリング22が、斜板12の回転方向に移動しないよう
に、斜板のハブ部12bに固定されている。
【0011】一方、ピストンサポート22には突起部2
2aにより、ボールベアリング20に対して右方向への
移動を規制され、しかも斜板との間に設置されたスラス
トベアリング30により、左方向への移動も規制されて
いる。また、ピストンサポート22の下側位置で、かつ
半径方向にスライドピン32が圧入,ねじ込み、あるい
は、塑性結合等の方法で固定されており、該スライドピ
ン32には、スライドボール34、スライドボール34
に当接する球面部を有する一対の半円筒状のシュー36
が回転及び滑動可能に装着されている。
【0012】また、該シュー36は、フロントハウジン
グ16の内周部に設けられた軸方向円筒溝を往復運動
し、前記ピストンサポート22が駆動軸3のまわりに回
転しないように規制している。ピストンサポート22に
は、両端にボールを有する複数個のコンロッド38の一
端が、ボールの中心まわりに回転自在に取り付けられ、
他端には、ボールの中心まわりに回転自在にピストン4
0が取り付けられている。該複数個のピストン40は、
前記シリンダブロック2に設けられた複数個のシリンダ
2aに組み込まれている。ピストン40には、ピストン
リング42が装着されている。また、シリンダブロック
2には、吸入弁板44,シリンダヘッド46,吐出弁板
48,パッキン50,リアカバ52とが配置され、ドラ
イブプレート10,斜板12,ピストンサポート22な
どを取り囲むように配置されフロントハウジング6と一
体に、ボルト70でリアカバ52に固定され、フロント
ハウジング6とシリンダブロック2との気密は、Oリン
グ54、リアカバ52とシリンダブロック2とは、Oリ
ング52で気密を保っている。前記シリンダヘッド46
には、該シリンダ2aに対応して吸入ポート47と吐出
ポート49が設けられ、リアカバ52内に設けられた吸
入室55と吐出室57にそれぞれ通じている。リアカバ
52には、吸入口56と吐出口58が設けられ、吸入通
路内には、吸入口56と吸入室55の間に制御弁60が
備えられている。制御弁60の上流側と、フロントハウ
ジング6内に斜板室とは、リアカバ52,パッキン5
0,吐出弁板48,シリンダヘッド46及び吸入弁板4
4の中心部に設けられた導通孔と、駆動軸3の中心部に
設けられた通路3a、更に駆動軸3とドライブプレート
10を接続し同時に通路になるスプリングピン62内及
びスラストベアリング64のコロ間を半径方向に連通す
る通路を形成している。
【0013】上記構造の圧縮機において、フロントハウ
ジング6内面に水分吸湿剤66を全面或いは一部分にし
かも機構部の動きを規制せずに接着している。
【0014】図2は、吸入室及び吐出室内に吸湿剤を設
置する場合の代表例として、吐出室に設置した例で、吸
湿剤66を水分透過性のある袋68内にいれた例であ
る。
【0015】図3は、駆動軸の回転と同期して圧縮室が
回転するタイプの圧縮機(例えば可動翼型,スクロール
タイプ)の一例とした可動翼型圧縮機の実施例である。
【0016】駆動軸100と固着されたロータ102
は、駆動軸100と共に回転する。該ロータ102は、
略楕円形状のカム内周面を有するカムリング104と、
該カムリング104の両端面に接合されたフロントサイ
ドプレート106及びリアサイドプレート108により
形成される空間に嵌合されている。該ロータ102に
は、外周部に複数のスリット110が形成され、各スリ
ット110にベーン112が半径方向に進退自在に嵌合
されている。前記ロータ102,カムリング104,サ
イドプレート106,108、各ベーン112によって
隔離された空間が形成され、前記駆動軸の回転に伴いロ
ータ102が回転しベーン112で隔離された前記空間
に冷媒が吸入され、移動しながら圧縮され、吐出圧力に
達したところで、前記カムリングに取り付けられた吐出
弁板が開口し高圧室に吐出される。冷媒の吸入及び吐出
するための吸入口及び吐出口は、前記フロントサイドプ
レート106に当接するフロントカバ120に吸入口1
21が、リアサイドプレート108を包含するリアカバ
116に吐出口117が設けられている。更に、リアカ
バ116内には、ベーン112の飛び出しを良くし、し
かもベーン先端とカムリングの摺動特性を向上させるた
めに使用される潤滑油を効率良く分離供給するためにオ
イルセパレータ118が設置されている。本圧縮機にお
いて水分を吸湿するために、吐出室119となるリアカ
バ116の内面に水分の吸湿剤124を接着した例であ
る。同様に、吸入室123になるフロントカバ120内
面に吸湿剤を接着しても同様の効果がでる。また、該吸
入室123及び吐出室119内に、冷媒透過性のある袋
に吸湿剤を入れて設置しても水分吸湿効果は、同様に得
られる。
【0017】
【発明の効果】前述したように吸湿剤は、ハウジング内
面に接着され、あるいは袋詰めされて機構部及び吸入室
あるいは吐出室に設置されることで圧縮機内に析出する
水分を効果的に吸収し機構部品への水分付着を防止し、
部品同士の接触部に発生する腐食を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変容量片斜板圧縮機での第一の実施
例を示す図である。
【図2】本発明の可変容量片斜板圧縮機での第二の実施
例を示す図である。
【図3】本発明の可動翼型圧縮機での第一の実施例を示
す図である。
【符号の説明】
2…シリンダブッロク、2a…シリンダ、3…駆動軸、
4…ラジアル針状コロ軸受、6…フロントハウジング、
10…ドライブプレート、11a…カム溝、12…斜
板、12a…斜板耳部、14…ピボットピン、16…ス
リーブ、18…スリーブピン、20…ボールベアリン
グ、22…ピストンサポート、22a…突起部、30…
スラストベアリング、32…スライドピン、34…スラ
イドボール、36…シュー、38…コンロッド、40…
ピストン、42…ピストンリング、44…吸入弁板、4
6…シリンダヘッド、47…吸入ポート、48…吐出弁
板、49…吐出ポート、50…パッキン、52…リアカ
バ、54…Oリング、55…吸入室、56…吸入口、5
7…吐出室、58…吐出口、60…制御弁、62…スプ
リングピン、64…スラストベアリング、66…吸湿
剤、68…袋、100…駆動軸、102…ロータ、10
4…カムリング、106…フロントサイドプレート、1
08…リアサイドプレート、110…スリット、112
…ベーン、114a,114b…吐出弁板、116…リアカ
バ、117…吐出口、118…オイルセパレータ、11
9…吐出室、120…フロントカバ、121…吸入口、
123…吸入室、124…吸湿剤。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒HFCR134aを吸入圧縮する圧縮室と吸入
    圧縮の駆動部を包含するハウジング、吸入吐出するため
    の吸入室及び吐出室を有する圧縮機と、前記圧縮機吐出
    室から吐出される冷媒を少なくとも凝縮器,膨張手段,
    蒸発器を経由し、前記圧縮機吸入室に吸入する順路を構
    成する冷凍システムにおいて、前記圧縮機内に吸湿剤を
    設置したことを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】請求項1の冷凍システムにおいて、前記圧
    縮機のハウジング内に吸湿剤設置したことを特徴とする
    圧縮機。
  3. 【請求項3】請求項1の冷凍システムにおいて、前記圧
    縮機の吐出室あるいはまた吸入室に吸湿剤を設置したこ
    とを特徴とする圧縮機。
  4. 【請求項4】冷媒HFCR134aを吸入圧縮する圧縮室と吸入
    吐出するための吸入室及び吐出室を有する圧縮機と、前
    記圧縮機吐出室から吐出される冷媒を少なくとも凝縮
    器,膨張手段,蒸発器を経由し、前記圧縮機吸入室に吸
    入する順路を構成する冷凍システムにおいて、前記圧縮
    機内に吸湿剤を設置したことを特徴とする圧縮機。
  5. 【請求項5】請求項4の冷凍システムにおいて、前記圧
    縮機の吐出室あるいはまた吸入室に吸湿剤を設置したこ
    とを特徴とする圧縮機。
JP1471892A 1992-01-30 1992-01-30 圧縮機 Pending JPH05202854A (ja)

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JP1471892A JPH05202854A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 圧縮機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002535560A (ja) * 1999-01-29 2002-10-22 株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコントロール 車両用空調システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002535560A (ja) * 1999-01-29 2002-10-22 株式会社ゼクセルヴァレオクライメートコントロール 車両用空調システム

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