JP2002534893A - 通信システムでの反復デコーダに対する量子化方法 - Google Patents
通信システムでの反復デコーダに対する量子化方法Info
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Abstract
Description
及び方法に関する。
(Process Delay)などのシステム資源(System Resource)が制限されるのが一般的
である。特に、ある特定の信号がデコーダ内で処理される時、前記信号は限定さ
れたビット数で表現されるべきである。即ち、デコーダの入力信号は量子化(Qua
ntization)されなければならない。このように信号を量子化する場合に信号の分
解能(Resolution)又は精度(Precision)を考慮しなければならない。なぜなら、
信号の分解能などはデコーダの全体性能に大きな影響を及ぼすためである。従っ
て、デコーダの入力端及びデコーダ内での信号表現を行う上で正確なビットの数
(Quantization Bit:以下、QBと称する)の選択のような量子化方法は重要な課
題となる。
において送信側(transmitter)は信頼できるデータ伝送のために誤り訂正符号(Fo
rward Error Correction)を使用することができる。また、受信側では伝送され
たデータに対するデコーディングが行われ、この時、前記受信側は前記伝送され
たデータについて反復デコーディング(Iterative Decoding)方式を使用すること
ができる。該反復デコーディング方式は、デコーダの出力成分を次のデコーディ
ングのための入力として再び用いる点にその特徴がある。従って、前記反復デコ
ーダの出力はハイ(High)、ロー(Low)信号(例えば、+1,−1)のように硬判定(
Hard Decision)された信号でなく、ソフトな信号値(例えば、0.7684、−0
.6432…)を有しなければならない。また、反復デコーダは少なくとも二つ以
上のデコーダから構成される。また、各デコーダ間のインタリーバはデコーダの
出力ビット列の順序を変える。そして、デコーディングされた信号の成分が出力
端にフィードバックされる時、反復デコーダに備えられるデインタリーバはイン
タリービングされた信号の各ビットを元の位置に再配置する。
化方法を説明するためのグラフである。 前記図1のグラフにおいて、横軸は受信信号のレベルを意味し、縦軸は確率密
度関数(Probability Density Function:PDF)を意味する。この時、前記受信
信号の伝送チャネルを付加白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise:A
WGN)チャネルと仮定する。また、受信及び復調された信号をPDFについて
一定間隔に量子化する。かかる一定間隔の量子化方法は、具現の容易さと良好な
復号性能のために広く使用されている。また、前記図1に示すように、与えられ
たQBは4であり、これから得られる量子化レベル(Quantization Level:以下
、QLと称する)は、送信側から伝送した信号レベル(+A〜−A)間の区間を表
現するのに用いられる。例えば、送信側から伝送された信号は伝送チャネル上に
おける雑音によって前記+A以上及び−A以下の値を有し得るが、前記+A以上
及び−A以下の信号は全てQMAX(Maximum Quantization Level)又はQMIN
(Minimum Quantization Level)にマッピングされてしまう。
terative Decoding Scheme)を使用するためその出力値は硬判定された値になり
、デコーダ出力成分が再び復号動作に使用されない。従って、ビタビデコーダは
前記量子化方法による信号を入力して十分に信頼性あるデコーディング動作が行
える。実際に、QBを4にセットする時(QL=16)、前記ビタビデコーダと無
限大レベルデコーディング間の性能には0.2dBの差しかない。
力はSISO(Soft-Input/Soft-Output)に基づいている。従って、反復デコー
ディング方式を使用するデコーダの入力信号は両極性(Polarity)の他に信頼度も
考慮されるべきである。即ち、SISO反復デコーダからフィードバックされる
出力信号は、硬判定されたハイ又はローレベルの信号でなく、ソフトな信号にな
るべきである。しかし、前記図1で上述した従来の量子化方法においてアナログ
信号がデジタル値に変換される時に既に送信信号のレベル(−A〜+A)以上及び
以下の信号は切断(truncation)される。このため、従来の量子化方法では反復デ
コーダの深刻な性能劣化が生ずる恐れがあった。従って、反復デコーダに入力さ
れる送信レベル(−A〜+A)以上及び以下の信号についても相異なるレベルを割
り当てることによって、即ち量子化区間(Quantization Range)を送信レベル(−
A〜+A)以上及び以下に拡張することによって、反復デコーダ入力信号に対す
る信頼性を差別化しなければならない。
られると、量子化区間の拡張によって生ずる不十分な量子化レゾリューション(Q
uantization Resolution)のため反復デコーダの性能が劣化してしまう恐れもあ
る。従って、最適のQBを求めなければならない。 特に、受信側でBPSK(Bi-Phase Shift Keying)又はQPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)などで復調されたターボデコーダの入力端の信号は大抵アナ
ログ信号であるが、ターボデコーダを実VLSIで具現する場合、そのアナログ
信号を量子化するためのパラメータの基準が提示されなければならない。
入力信号の送信レベル以上及び以下に拡張する方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、ターボデコーダに対する量子化方法において、任意の量
子化ビット数における最適の量子化区間を求める方法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、通信システムで実験的に与えられた量子化ビット
からターボデコーダに対する最適の量子化区間を求める方法を提供することにあ
る。
コーダの入力信号の量子化ビット数と各コンポーネントデコーダのメートル計算
(Metric Computation)を考慮した前記各デコーダの信号表現ビットの数を設定す
る方法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、通信システムにおいて、ターボデコーダに対する
最適の量子化パラメータを求める方法を提供することにある。
ーボデコーダの入力端のアナログ信号を量子化するためのパラメータの基準を提
示する方法を提供することにある。
る量子化方法を提供する。この量子化方法は、送信器からの送信信号レベルの2 n (nは正の整数)倍の範囲で受信信号のレベルを予め設定された区間に等分する
過程と、前記等分された各区間で受信される信号のレベルを量子化する過程と、
を含むことを特徴とする。
なお、図面中、同一な構成要素及び部分には、可能な限り同一な符号及び番号を
共通使用するものとする。 そして、以下の説明では、具体的な特定事項が示しているが、これに限られる
ことなく本発明を実施できることは、当技術分野で通常の知識を有する者には自
明である。また、関連する周知技術については適宜説明を省略するものとする。
ためのグラフである。 前記図2のグラフにおいて、横軸は受信信号のレベルを意味し、縦軸はPDF
を意味する。この時、前記受信信号の伝送チャネルをAWGNチャネルと仮定す
る。そして、図2に示すように、使用されたQBは前記図1と同様に4であり、
これから得られるQL、即ち本発明の実施形態によって量子化区間は送信レベル
(−A〜+A)以上及び以下に拡張されたことが判る。従って、本発明の実施形態
による量子化方法では、反復デコーダに入力される送信レベル(−A〜+A)以上
及び以下の信号についても相異なるレベルを割り当てるようになる。即ち、量子
化区間を送信レベル(−A〜+A)以上及び以下に拡張して反復デコーダ入力信号
に対する信頼性を差別化し得る。
する場合(QB=4)は、量子化区間の拡張によって発生する不十分な量子化レゾ
リューション(QS=1/Δ)のために反復デコーダの性能が劣化してしまう恐れ
がある。従って、最適のQBを求めなければならない。また、反復デコーダに備
えられる各コンポーネントデコーダの内部メートル計算によるダイナミックレン
ジ(Dynamic Range)の増加を考慮しなければならない。その結果、各コンポーネ
ントデコーダの内部で信号を処理するためのビット数は反復デコーダ入力量子化
ビット数より所定ビット大きくなるべきである。
を求める具体的な方法は後述される。 図3は、本発明の実施形態による量子化器が入力信号を量子化して反復デコー
ダに出力する関係を示すブロック図である。 図3を参照すれば、第1入力信号、第2入力信号及び第3入力信号は受信側(
図示せず)の復調部(図示せず)から出力されたアナログ信号になり得る。そして
、第1入力信号は元のデータ値の順序を有するシステマティック部(systematic
part)XKになり得る。また、第2入力信号及び第3入力信号は、各々パリティ部
(parity part)Y1K及びY2Kになり得る。即ち、前記第2入力信号及び第3入力
信号は送信側で誤り訂正のために元のデータ値に予め加えられた値(redundant v
alue)になる。また、第2入力信号及び第3入力信号は前記送信側でターボ符号
化及びデインタリーブされた信号になり得る。
化動作を行い、量子化したX'K、Y'1K及びY'2Kを反復デコーダ320に出力す
る。この時、量子化器310は本発明に従って量子化区間を送信レベル以上及び
以下に拡張する。
ダ320に備えられる各コンポーネントデコーダは、様々な方式で入力信号につ
いてデコーディング動作を行うことができる。これら方式には、代表的にMAP
(Maximum Aposteriori Probability)アルゴリズムとSOVA(Soft Output Vite
rbi Algorithm)がある。SOVAを使用する場合、ブランチメートル計算(branc
h metric computation)によって増加されるデコーダ内のダイナミックレンジを
考慮しなければならなく、従って、所定のビットがさらに必要とされる。これと
同様に、MAPアルゴリズムを使用する場合も、内部ブランチメートル計算が符
号率によって決定されるため、所定のビットがさらに必要とされる。本発明の実
施形態による量子化器310は前記2方式のデコーダのいずれにも適用可能であ
る。通常、前記両方式において同一の符号化パラメータが使用される。一方、反
復デコーダ入力信号に対する量子化器310の表現ビット数、即ちQBをNビッ
トと仮定すれば、デコーダ内ではn+m(m≧0)のビットプレシジョン(precisi
on)で入力信号を処理すべきである。一般にmビット数はコンポーネントデコー
ダの符号化率によって可変される。
示す図である。 図3及び図4を参照すれば、第1デコーダ420及び第2デコーダ450は複
数のビットからなるビット群のソフト信号値を受信する。この時、第1デコーダ
420及び第2デコーダ450はMAP及びSOVA方式に基づいて動作される
。また、前記反復デコーダはターボデコーダで構成しても良い。
場合に前記図3の量子化器310によって所定レベル{l0,l1,l3,……l2 n -1 }中の一つのレベルにマッピングされる。この時、X'K、Y'1K及びY'2Kは下
記の式(1)で表現できる。
れる外部情報信号(extrinsic information signal)EXT2に加える動作を行う
。前記EXT2信号は、初期復号時には存在しなく、第2デコーダ450のデコ
ーディング動作によって発生する。そして、第1デコーダ420は第1加算器4
10の出力とY´1Kを受信してデコーディング動作を行う。この時、第1デコー
ダ420から出力される信号は、X´K、EXT1及びEXT2になる。次いで
、第1減算器430は、前記第1デコーダ420の出力からEXT2を減算する
動作を行う。即ち、ノードNAにおける信号はXK、EXT1になる。
第1減算器430の出力のビット順序を変える動作を行う。この時、前記インタ
リーバ440の出力はX´K及びEXT1になる。そして、第2デコーダ450
はインタリーバ440の出力とY´2Kを受信してデコーディング動作を行う。こ
の時、第2デコーダ450から出力される信号はX´K、EXT1及びEXT2
になる。次いで、デインタリーバ460は前記第2デコーダ450の出力をデイ
ンタリービングして元のデータ順序にX´Kを再配置する。第2減算器470に
よって、前記再配置されたデインタリーバ460のソフト信号出力からノードN
Aの信号X´1、EXT1が減算され、第1デコーダ420の外部情報信号とし
て再び使用される。
出力又は第2デコーダ450の出力ソフト信号値は改善された誤り訂正能力を有
することになる。そして、ある時点では前記デコーダ出力は完全に誤り訂正され
た状態になる。前記誤り訂正されたデコーダの出力は、レベル判別器480で硬
判定されて出力バッファ490を通じて出力される。
信号のダイナミックレンジが増加する。従って、各デコーダ内における信号表現
レベルは2n+m−1レベルにならなければならない。ここで、前記nは前記図3
において入力信号に対するQBを意味し、前記mはコンポーネントデコーダの信
号復号時、各デコーダのメートル計算による信号のダイナミックレンジに対応し
てさらに加えられるべきビットの数を意味する。一般に、前記m値は反復デコー
ダのコンポーネントデコーダの符号率によって決定される。
力信号を所定レベルで表現するに際して反復デコーダに備えられるコンポーネン
トデコーダの符号率を考慮すべきである。即ち、内部メートル計算のために増加
されるデコーダ入力信号のダイナミックレンジを考慮しなければならなく、従っ
て、n+m個のQBが必要とされる。
h metric computation)過程で発生する。即ち、現時点でのパスメートルは、以
前時点までのデコーディングを行う上で累積されたパスメートル(normalized pa
th metric)と、現時点で新規の入力によるブランチメートルと、外部情報との和
である。従って、新規のパスメートルは、デコーダに入力される信号に比べてダ
イナミックレンジがさらに大きくなる。下記の式(2)、(3)は現時点(k)で
のパスメートルの計算式を示す。
記PM(k−1)はk−1時点まで累積されたパスメートルである。そして、前記
BM(k)は、k時点でのブランチメートルであり、前記X(k)はk時点でのシス
テマティック入力信号であり、前記Yi(k)はi番目のパリティ入力信号である
。そして、前記Ci(k)はi番目のパリティコードワード(Parity Codeword)であ
り、前記ui(k)はシステマティックコードワード(Systematic Codeword)であり
、前記EXT(k)は外部情報信号である。
時、新規に入力される信号による第1デコーダ420のブランチメートルは下記
の式(4)で示せる。
Ci(k)は−1又は+1なので前記BM(k)は下記の式(5)で示せる。
ット数を意味する。そして、前記式(5)でBM(k)の絶対値(|BM(k)|)は|X(k)
・ui(k)+Yi((k)・Ci(k)+Y2((k)・C2(k)+EXT(K)|を意味し、前記2n-1は各コ
ンポーネントの上限(Upperbound)の値を意味する。従って、前記式(5)は、デ
コーダの符号率が1/3である時に反復デコーダ入力端における信号表現ビット
数(QB=n)が割り当てられる場合、コンポーネントデコーダ内での信号のダイ
ナミックレンジの増加によって、割り当てられた前記nビットに2(=m)ビット
がさらに加えられるべきであるということを表している。そして、PM(k)は、
BM(k)とPM(k−1)との和であって、BM(k)に比べてダイナミックレンジ
が大きくなるが、毎計算時に正規化(normalization)されて一定なレベルを維持
する。即ち、デコーダの符号率が1/3である時、入力信号のレベル表現時ビッ
ト数(QB=n)が割り当てられる場合、デコーダの内部メートル計算のためにn
+2ビットを使用すると、反復デコーダは劣化することなくデコーディング動作
が行える。一方、前記式(5)は反復デコーダの符号率が1/3である場合を仮
定したものであって、デコーダの符号率によってその計算式が異なる。
されるビット数が求められるという思想から得られたものである。即ち、符号率
が1/4の場合、BM(k)の絶対値が5×2n-1>|BM(k)|になる。しかし、
コンポーネントデコーダの内部メートル計算のための追加ビット数が、前記符号
率が1/3である場合と同様に、2ビットであれば、反復デコーダは劣化するこ
となくデコーディング動作が行えることが実験的に証明される。そして、コンポ
ーネントデコーダの符号率が小さくなるほどブランチメートル計算時に加えられ
るコンポーネントの数が増加する。この結果、BM(k)の値が大きくなり、従っ
て、添加されるm値も増加する。
たものである。
Sである。ミドスレッドユニホーム量子化器(Midthread uniform Quantizer)に
おいて、QLとQBとの関係は下記の式(6)で表示できる。
9)で示せる。
方法に該当する。即ち、前記Lが1である場合、量子化区間は、送信側の信号レ
ベルに該当する+Aから−Aまでの区間になる。しかし、前記L=2である場合
、量子化区間は、+2から−2までの区間になり、前記L=4である場合、量子
化区間は+4Aから−4Aまでの区間になる。前述した数式間の関係に基づいて
量子化パラメータの組合せを設定した後、実験的に最適のパラメータセットを求
める。
符号化パラメータを求めるために多様なパラメータの組合せを示したものである
。
場合、量子化区間は送信信号レベルAの4倍になる。即ち、後述される実験は、
割り当てられたQBで1倍、2倍、4倍に拡張される量子化区間上で実施するも
のと言える。全ての組合せで各コンポーネントデコーダの内部は2QB+2の量子化
レベルを有する。このような条件下で最適の量子化パラメータセットを求める。
S・A及びLを組合して実験した結果をBER(Bit Error Rate)/FER(Frame
Error Rate)の観点から示したものである。この時に使用された反復デコーダは
ターボデコーダであり、コンポーネントデコーダはlog−MAPアルゴリズム
方式のデコーダである。前記log−MAPアルゴリズムは、Implementation a
nd Performance of a Serial MAP Decoder for use in an Iterative Turbo Dec
oder, Steven S. Pietrobon, Proc., IEEE Int.Symp. on Information Theory,
p.471, 1995を参照した。そして、CDMA−2000のF−SCH(Forward Su
pplemental Channel)、N=1モードでのRS2(Rate Set 2)、符号率が28.kb
ps(参考:Radio Transmission Technology(RTT) TIA-TR45.5, 02 June 1998)で
実験が行われた。そして、テストチャネルはAWGNであり、Eb/Noは0.
5dBと1.0dBである。
よりさらに広い量子化区間を必要とすることがわかる。例えば、1.0dBで、L
が1の場合はL=2やL=4に比べて全てのQBでBER及びFERが7〜10
倍程度大きい。即ち、L=1の場合にはΔ=1/QSが一番小さい場合なので、
分解能は高いものの、QR(Quantization Range)が十分でないために性能劣化を
来したわけである。言い換えれば、ターボデコーダではビタビデコーダとは違っ
て、与えられたQB下でさらに広いQRが必要とされる。前記ターボデコーダは
、QBが与えられと、量子化レゾリューション(quantization resolution)はビ
タビデコーダに比べて低くなるが、量子化器の動作領域(Quantizer Acting Area
)、即ちQRは広くなる。しかし、ターボデコーダは、分解能が低くなっても最
適のL値を求めてその領域の受信信号を全て表現するとより良好な性能を示すこ
とができる。
無難な性能を示し、これは既存のQRに比べて少なくとも2倍程度広いQRが必
要とされるというのを意味する。最適の量子化パラメータは1.0dB以上のSN
R(Signal to Noise Ratio)で選択するのが望ましく、その値はQB=6、QS
=8である。これは、L=4、即ちAの4倍程度までをQRとして使用するのが
最適のパラメータであるというのを意味する。勿論、QB=7及びQS=16で
ある場合も優秀な性能を示すが、前記QB=6、QS=8である場合に比べてそ
の性能が殆ど改善されなく、従って入力信号の表現ビット数の浪費を招いてしま
う。さらに、QRがあまりにも狭く設定されることから生ずる性能劣化は、SN
Rが高くなるに伴って増加する。
決定しなければならない。前記量子化スレショルドはアナログ入力信号がマッピ
ングされる限界値を意味する。量子化スレショルドセットは下記の式(10)で
示せる。
(11)から求められる。
ショルドセットを示すものである。QL=63レベルであり、これを‘2's Com
plement Binary Format’で表示した。そして、Δ=1/QS=A/8であり、
QMAX=31、QMIN=−31である。
ある。 図5を参照すれば、510段階で、量子化器310(図3)は符号化パラメータ
をセットする。この時に入力されるアナログ信号XK、YK1、YK2のうち、送信
レベル(−A〜+A)以上及び以下の信号についても相異なるレベルを割り当てる
ために、量子化区間を送信レベル(−A〜+A)以上及び以下に拡張できるようL
が設定されるべきである。この時、ターボデコーダにおいて、任意のQBで量子
化区間は送信信号レベルの21乃至22倍程度が適当である。また、前記量子化区
間の拡張によって生ずる不十分な量子化レゾリューションを考慮してQBを設定
すべきである。ターボデコーダにおいて、入力端の量子化ビット数は5〜7程度
が適当である。また、各コンポーネントデコーダの内部信号表現ビット数は内部
メートル計算によるダイナミックレンジを考慮して設定すべきである。反復デコ
ーダの符号率が1/4以上の場合、各コンポーネントデコーダ内の信号表現ビッ
ト数は前記入力端の量子化ビット数と追加ビットとの和となる。また、QMAX
は2QB-1−1になり、QMINは−QMAXとなる。
530段階で、量子化器310はアナログ信号XK、Y1K、Y2Kを受信する。5
40段階で、量子化器310は、各XK、YK1、YK2にQSをかけ、ラウンドオ
フ(Round-Off)動作を通じて各X'K、Y'1K、Y'2Kを出力する。この時、X'Kが
QMAXより大きいと、そのX'KはQMAXにマッピングされ、X'KがQMIN
より小さいと、そのX'KはQMINにマッピングされる。また、Y'1KがQMA
Xより大きいと、そのY'1KはQMAXにマッピングされ、Y'1KがQMINより
小さいと、そのY'1KはQMINにマッピングされる。また、Y'2KがQMAXよ
り大きいと、そのY'2KはQMAXにマッピングされ、Y'2KがQMINより小さ
いと、そのY'2KはQMINにマッピングされる。
NGTHより大きいか否か検査する。前記FRAME_LENGTHは復号され
る入力信号のフレーム大きさである。前記入力信号がフレームの終わりでないと
、量子化器310は前記530段階からの制御動作を再度行う。前記入力信号が
フレームの終わりであると、量子化器310は1フレームに対する量子化動作を
終了する。
信レベル(−A〜+A)以上及び以下に量子化区間を拡張し、前記量子化区間の拡
張によって発生する不十分な量子化レゾリューションを考慮してQBを設定し、
また、各コンポーネントデコーダの内部信号表現ビット数を内部メートル計算に
よるダイナミックレンジを考慮して設定することによって、反復デコーダを実際
に具現する時、最適の量子化パラメータを求める基準を提示する。
、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは勿論である。従って、
本発明の範囲は前記実施形態によって限られてはいけなく、特許請求の範囲とそ
れに均等なものによって定められるべきである。
するためのグラフである。
するためのグラフである。
コーダに出力する連結関係を示すブロック図である。
構造を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 送信器からの送信信号レベルの2n(nは正の整数)倍の範囲
で受信信号のレベルを予め設定された区間に等分する過程と、 前記等分された各区間で受信される信号のレベルを量子化する過程と、を含む
ことを特徴とする反復デコーダでの量子化方法。 - 【請求項2】 前記正の整数nが‘2’であることを特徴とする請求項1記
載の反復デコーダでの量子化方法。 - 【請求項3】 前記正の整数nが‘1’であることを特徴とする請求項1記
載の反復デコーダでの量子化方法。 - 【請求項4】 前記反復デコーダに備えられる各コンポーネントデコーダが
、前記受信信号レベルを表現するためのビット数に比べて所定ビット大きいビッ
ト数を用いてメートル計算を行うことを特徴とする請求項1記載の反復デコーダ
での量子化方法。 - 【請求項5】 前記反復デコーダの符号率が1/4以上の場合、前記受信信
号レベルを表現するためのビット数に加えられる所定ビットが2ビットであるこ
とを特徴とする請求項4記載の反復デコーダでの量子化方法。 - 【請求項6】 前記各コンポーネントデコーダが、MAP(Maximum Aposter
iori Probability)アルゴリズムとSOVA(Soft Output Viterbi Algorithm)を
用いて入力信号に対する復号を行うことを特徴とする請求項4記載の反復デコー
ダでの量子化方法。 - 【請求項7】 通信システムでターボデコーダに対する量子化方法において
、 送信器からの送信信号レベルの2n(nは正の整数)倍の範囲で5ビット〜7ビ
ットの量子化ビットを用いて受信信号レベルを‘8’又は‘16’の量子化スケ
ーリングファクターの区間に等分する過程と、 前記等分された各区間で受信される信号のレベルを量子化する過程と、を含む
ことを特徴とする通信システムでターボデコーダに対する量子化方法。 - 【請求項8】 前記正の整数nが‘2’であることを特徴とする請求項7記
載の通信システムでターボデコーダに対する量子化方法。 - 【請求項9】 前記量子化ビット数が6ビットであることを特徴とする請求
項8記載の通信システムでターボデコーダに対する量子化方法。 - 【請求項10】 前記量子化スケーリングファクターが‘8’であることを
特徴とする請求項9記載の通信システムでターボデコーダに対する量子化方法。 - 【請求項11】 前記ターボデコーダに備えられる各コンポーネントデコー
ダが、前記受信信号レベルを表現するためのビット数より大きい所定ビット数を
用いてメートル計算を行うことを特徴とする請求項7記載の通信システムでター
ボデコーダに対する量子化方法。 - 【請求項12】 前記反復デコーダの符号率が1/4以上の場合、前記受信
信号レベルを表現するためのビット数に加えられる所定ビットが2ビットである
ことを特徴とする請求項11記載の通信システムでターボデコーダに対する量子
化方法。 - 【請求項13】 前記各コンポーネントデコーダが、MAPアルゴリズムと
SOVAを用いて入力信号に対する復号を行うことを特徴とする請求項11記載
の通信システムでターボデコーダに対する量子化方法。
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