JPH0821868B2 - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JPH0821868B2
JPH0821868B2 JP23750690A JP23750690A JPH0821868B2 JP H0821868 B2 JPH0821868 B2 JP H0821868B2 JP 23750690 A JP23750690 A JP 23750690A JP 23750690 A JP23750690 A JP 23750690A JP H0821868 B2 JPH0821868 B2 JP H0821868B2
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JP
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viterbi
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延夫 浅野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディジタル移動通信、無線通信等に使用す
るデータ伝送装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来のデータ伝送装置の構成を示してい
る。第4図において、1は送信データ、2は、送信デー
タ1をたたみ込み符号化し、たたみ込み符号化データ3
を出力するたたみ込み符号化部である。
4は、たたみ込み符号化データ3を変調し送信出力5
を出力する変調部である。かくして、たたみ込み符号化
部2と変調部4とにより送信部Tを構成している。
また、6は受信入力、7は、受信入力6を検波して検
波出力8を出力する検波部である。20はこの検波出力8
をnビットで量子化し、アナログ/ディジタル(以下、
A/Dと記す)変換出力21を出力するA/D変換部である。
22は、A/D変換出力21をビタビアルゴリズムを用いて
軟判定復号し、受信データ23を出力するビタビ復号部で
ある。かくして、検波部7、A/D変換部20、及びビタビ
復号部22により受信部rを構成している。
次に、上記従来例の動作について説明する。第4図に
おいて、送信データ1がたたみ込み符号化部2に出力さ
れると、そこで受信データ1をたたみ込み符号化して、
たたみ込み符号化データ3が出力される。
このたたみ込み符号化データ3は変調部4に送られ、
この変調部4では入力されたたたみ込み符号化データ3
を変調して、送信出力5を送信部Tから出力する。
一方、受信部rでは、この送信出力5を受信入力6と
して受信し、その受信入力6を検波部7に入力し検波し
て、検波出力8をA/D変換部20に出力する。
A/D変換部20は検波出力8をnビットで量子化して、A
/D変換出力21を出力する。このA/D変換部20の入出力特
性は、第5図に示すように、雑音のない理想的な検波出
力の識別点での最大振幅を±1とし、その間を(2n
1)段階に等分し、実際に入力する検波出力を量子化す
る。
このA/D変換部20でA/D変換したA/D変換出力21はビタ
ビ復号部22でビタブアルゴリズムを用いて軟判定復号し
て、受信データ12を出力する。
このように、上記従来のデータ伝送装置でも識別点ご
とに細かく量子化するので、ある程度細かい軟判定ビタ
ビ復号を行うことができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のデータ伝送装置では軟判定
復号を行うため、メトリック計算のための演算量が硬判
定復号に比べ増加するという問題があった。
さらに、軟安定復号するために、nビットA/D変換部2
0が必要となり、回路規模が大きくなるという問題もあ
った。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、メト
リック計算のための演算量が硬判定復号と同程度であ
り、回路規模の増大も抑えられ、しかも誤り軽減効果が
軟判定復号と同程度である優れたデータ伝送装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、送信部に、 送信データをたたみ込み符号化するたたみ込み符号化
部と、 このたたみ込み符号化データを変調し送信する変調部
と、 を設けると共に、 受信部に、 受信入力を検波する検波部と、 この検波部による検波出力の振幅確率密度分布により
常時最適な値が設定される二つのしきい値を用いて、そ
れら2つのしきい値の間に挟まれたビットを不定と判定
すると共に、それら2つのしきい値に挟まれないビット
を確定と判定する3値判定を行う3値判定部と、 上記不定と判定されたビットに関してはメトリック計
算を禁止したビタビ硬判定復号を行い、上記確定と判定
されたビットに関しては通常のビタビ硬判定復号を行っ
て受信データを出力するビタビ復号部と、 を設ける構成とした。
作用 従って本発明によれば、3値判定部で不定と判定され
たビットに対するメトリック計算の禁止を可能とし、ま
た、後段のビタビ復号部での復号における誤り軽減効果
も軟判定復号と同程度得られるという効果を有し、かつ
回路規模を抑えることができ、結果的に消費電流を減ら
せるという効果も有する。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の構成を示すものであ
る。第1図において、先の第4図と同一の要素には、第
4図で付したものと同一の引用符号を付し、その説明を
省略する。
そして、第1図において9は、検波出力8を「1」、
「−1」、及び、「1」と「−1」の間の「不定」、と
いう3値判定を行い、3値判定出力10を出力する3値判
定部である。
また、11は、上記3値判定部9による3値判定出力10
が「不定」であるビットについてはメトリック計算を禁
止する一方、上記3値判定出力10が「1」及び「−1」
であるビットについては、ビタビアルゴリズムを用いて
硬判定復号を行い、受信データ12を出力するビダビ復号
部である。かくして、検波部7、3値判定部9、ビタビ
復号部11とにより受信部Rを構成している。
次に、上記実施例の同際について説明する。上記実施
例において、送信部Tにおいてたたみ込み符号化部2に
送信データ1が入力されると、このたたみ込み符号化部
2でたたみ込み符号化して、たたみ込み符号化データ3
を変調部4に出力し、変調部4でこのたたみ込み符号化
データ3を変調して、送信出力5を受信部Rに出力す
る。
受信部Rでは、この送信出力を受信入力として受信
し、検波部7に出力し、検波部7で検波して検波出力8
を3値判定部9に出力する。検波出力8は3値判定部9
において、以下に示すような、検波出力8の振幅確率密
度分布により常時最適な値が設定される2つのしきい値
α、α(但し、α>α)との比較により、
「1」、「−1」、「1」と「−1」の間の「不定」、
のいずれかに判定される。
第2図は、3値判定部9における入力である検波出力
8と3値判定出力10との関係を示す式、即ち、3値判定
部9の入出力特性を示すものである。下式において、検
波出力8をXi、3値判定出力10をYiと表すと、 Xi>αH1のとき、Yi=1 α>Xi>αのとき、Yi=0(不定) α>Xiのとき、Yi=−1 となる。
ここで、上記2つのしきい値α、αの値は、−1
<α<0、0<α<1であり、その値は先に述べた
ように、回線に加わる雑音によって決まる検波出力8の
振幅確率密度分布から最適な値があらかじめ設定され
る、可変値となっている。
第3図は、回線で加法特性ガウス雑音が加わった時
の、検波出力の振幅確率密度分布の例である。
上記のような3値判定部9による3値判定により得ら
れる3値判定出力10をビタビ復号部11に入力することに
より、ビタビ復号部11では、入力された3値判定出力10
に基づいて、検波出力8のビタビアルゴリズムによる復
号が行われる。
このビタビ復号部11における復号は硬判定のときと同
様に行えばよいが、上記3値判定出力10が「不定」であ
るビットのときだけは、ビタビアルゴリズムによる復号
におけるメトリックの計算を禁止するものとする。
このように、上記実施例によれば、3値判定部9にお
いて「1」、「−」1のどちらにも判定がつかないビッ
トは「不定」として扱い、この「不定」と判定されたビ
ットに関するビタビ復号時には、そのビットに対するメ
トリックの計算を禁止するので、硬判定と同程度の演算
量でありながら軟判定と同程度の誤り改善効果を有す
る。
また、従来のA/D変換器の代わりに3値判定部9を設
けることにより、オペレーショナルアンプを多く必要と
する上記A/D変換器よりも回路規模を小さくすることが
でき、消費電流が軽減できるという効果も有する。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、送信部に、 送信データをたたみ込み符号化するたたみ込み符号化
部と、 このたたみ込み符号化データを変調し送信する変調部
と、 を設けると共に、 受信部に、 受信入力を検波する検波部と、 この検波部による検波出力の振幅確率密度分布により
常時最適な値が設定される二つのしきい値を用いて、そ
れら2つのしきい値の間に挟まれたビットを不定と判定
すると共に、それら2つのしきい値に挟まれないビット
を確定と判定する3値判定を行う3値判定部と、 上記不定と判定されたビットに関してはメトリック計
算を禁止したビタビ硬判定復号を行い、上記確定と判定
されたビットに関しては通常のビタビ硬判定復号を行っ
て受信データを出力するビタビ復号部と、 を設ける構成とした。
このため、3値判定部で不定と判定されたビットに対
するメトリック計算の禁止を可能とし、また、後段のビ
タビ復号部での復号における誤り軽減効果も軟判定復号
と同程度得られるという効果を有し、かつ回路規模を抑
えることができ、結果的に消費電流を減らせるという効
果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例におけるデータ伝送装置の
概略ブロック図、第2図は、第1図のデータ伝送装置に
おける3値判定部の入出力特性の説明図、第3図は、第
1図のデータ伝送装置における検波部の検波出力の確率
密度分布を示す説明図、第4図は、従来のデータ伝送装
置の概略ブロック図、第5図は、第4図のデータ伝送装
置におけるA/D変換部の入出力特性の説明図である。 1……送信データ、2……たたみ込み符号化部、3……
たたみ込み符号化データ、4……変調部、6……受信入
力、7……検波部、8……検波出力、9……3値判定
部、11……ビタビ復号部、12……受信データ、T……送
信部、R……受信部、α、α……しきい値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信部に、 送信データをたたみ込み符号化するたたみ込み符号化部
    と、 このたたみ込み符号化データを変調し送信する変調部
    と、 を設けると共に、 受信部に、 受信入力を検波する検波部と、 この検波部による検波出力の振幅確率密度分布により常
    時最適な値が設定される二つのしきい値を用いて、それ
    ら2つのしきい値の間に挟まれたビットを不定と判定す
    ると共に、それら2つのしきい値に挟まれないビットを
    確定と判定する3値判定を行う3値判定部と、 上記不定と判定されたビットに関してはメトリック計算
    を禁止したビタビ硬判定復号を行い、上記確定と判定さ
    れたビットに関しては通常のビタビ硬判定復号を行って
    受信データを出力するビタビ復号部と を設けたデータ伝送装置。
JP23750690A 1990-09-07 1990-09-07 データ伝送装置 Expired - Fee Related JPH0821868B2 (ja)

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