JP2002534390A - 癌治療におけるアデノシンアゴニスト類の使用 - Google Patents

癌治療におけるアデノシンアゴニスト類の使用

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JP2002534390A
JP2002534390A JP2000592007A JP2000592007A JP2002534390A JP 2002534390 A JP2002534390 A JP 2002534390A JP 2000592007 A JP2000592007 A JP 2000592007A JP 2000592007 A JP2000592007 A JP 2000592007A JP 2002534390 A JP2002534390 A JP 2002534390A
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フィッシュマン、プニーナ
コーン、イラン
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カン−フィテ・バイオファーマ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 癌治療におけるアデノシンアゴニスト類の使用 【解決手段】 本発明は、薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希釈液、および活性成分としての有効量のアデノシンA1レセプターアゴニストを含む、造血系、とりわけ骨髄細胞の増殖を誘導するのに使用するための薬学的組成物に関する。本発明の薬理学的な組成物は、骨髄細胞の増殖が治療的に効果的であるようなさまざまな臨床状況で、そのような増殖を誘導するのに使用してよい。本発明の薬学的組成物内の活性成分は、一般式(I)の化合物、またはA1アデノシンレセプターに特異的に結合し、および/またはこれを活性化し、レセプターの天然のリガンドに対するアゴニストとして働く任意の他の化合物または物質であってよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、癌治療における使用のための薬物に関する。さらにとりわけ、本発
明は、造血系の細胞の増殖を誘導する薬物に関連する。
【0002】
【先行技術】
以下は、本発明の背景として関連すると考えられる先行技術文献のリストであ
る。
【0003】
【表1】
【0004】
【発明の背景】
アデノシンは、体内での全ての細胞によって作り出される細胞外伝達物質であ
る。細胞内の異なる生理学的工程が、特異的細胞表面レセプター−A1およびA
2レセプターに結合することを介して調節されることが知られている(1,2, 3) 。アデノシンが腫瘍細胞の増殖を阻害し、骨髄細胞の増殖を誘導することが
最近示された(4)。さらに、アデノシンが、白血球、とりわけ好中球を、化学
療法剤剤によって引き起こされる破壊から保護できることも示された(4)
【0005】
【発明の概要】
本発明は、(i)骨髄細胞の増殖を誘導することにおけるアデノシンの効果が
、A1レセプターアンタゴニスト(アデノシンのアデノシンA1レセプターへの
結合を阻害するアンタゴニスト)によって阻害できること、および(ii)アデ
ノシンの効果はアデノシンA1レセプターアゴニスト(「A1RAg」)によっ
て模倣できることという驚くべき発見に基づいている。これらの発見は、アデノ
シンの骨髄増殖誘導効果が、少なくともいくらかの程度、A1レセプターを介し
て仲介されること、および従ってA1RAgが、増殖が治療的に効果的であるさ
まざまな臨床状況において、骨髄細胞の増殖を誘導するのに使し得るという結論
を導く。
【0006】 本発明は、第一のその側面により、薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希
釈液、および活性成分として有効量のA1RAgを含む、骨髄細胞の増殖を誘導
するのに使用するための薬学的組成物を提供する。
【0007】 本発明は、第二のその側面により、骨髄細胞の増殖を誘導するのに使用するた
めの、薬学的組成物を製造するためのA1RAgの使用を提供する。
【0008】 本発明はさらに、有効量のA1RAgを患者に投与することを含む、患者での
骨髄細胞の増殖を誘導する方法を提供する。
【0009】 以上および以下で使用する語句「有効量」は、とりわけ骨髄細胞の増殖を誘導
することにおいて、望ましい治療的効果を達成することが可能であるA1RAg
の量を意味していると理解すべきである。望ましい治療的効果は、治療の型およ
び形式に依存する。例えば、薬物に誘導された白血球減少症を阻止するために前
記A1RAgを投与する場合、その有効量は、薬物に誘導された白血球、とりわ
け好中球の数の減少から治療される患者を保護する量であり、そのような細胞の
すでに減少したレベルを増加させる(例えば、正常のレベルまたは時折それより
も上のレベルに回復させる)ことのできる活性成分の量などである。当業者にと
っては、限られた数の通常の実験に基づいて、それぞれの場合での有効量を決定
することは難しくないであろう。
【0010】 理解されるであろうように、有効量はまた、治療される患者の性別、個々の体
重、治療投与計画、すなわちA1RAgが1日1回投与するのか、1日数回投与
するのか、数日に1回投与するのかなどに依存する可能性がある。さらに、有効
量は、治療されているかまたは予防することが意図される疾患または状況の正確
な特徴または病因に依存する可能性がある。
【0011】 本発明の1つの実施様態に従って、A1RAgは、少なくともN−置換基を
有するアデノシン誘導体である。他の位置が置換されてもよい。実際、アデノシ
ン誘導体の生物学的活性は、ヌクレオチドの他の部分を、例えば(例えば塩素原
子で)2−および/または5’−位で改変することで増強される可能性があるこ
とが明らかになった。そのような置換は、分子のA1選択性を増加させることが
わかった。
【0012】 本発明に従って使用できるアデノシン誘導体は、一般的に以下の式(I)によ
って定義できる。
【0013】
【化10】 式中、 Rは低級アルキル、シクロアルキル、好ましくは(それぞれCPAおよびC
HAとして認識される、誘導体を含むよく公知のシクロへキシルおよびシクロペ
ンチルを含む)C−Cシクロアルキルを表し、シクロアルキル基は、例えば
、ヒドロキシルまたは低級アルキルで置換されてよく、Rはまた、ヒドロキシ
ルまたはヒドロキシアルキル、全て任意に1つまたはそれ以上の、例えばハロゲ
ン、低級アルキル、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ニトロ、シアノ
、−(CHCO、−(CHCONR、−(CHCOR(mは0〜6の整数を表す)、−SOR、−SO、−SO H、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCO
、−NRまたは−NHRCOで置換されたフェニル、アニリ
ド、または低級アルキルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、フェニ
ルまたはナフチル(後者は部分的に飽和していてよい)、置換または非置換フェ
ニルまたはフェノキシ基で任意に置換されたアルキルを表し、またはR1が−N
を表す場合、前記RおよびRは窒素原子と共に、酸素または窒素か
ら選択した第二ヘテロ原子を任意に含んでいる5−または6−員ヘテロ環を形成
し、この第二窒素ヘテロ原子が、任意に、さらに水素または低級アルキルで置換
されてよく、−NRは一般式(II)または(III)の群であり、
【化11】 式中 nは1〜4の整数であり、 Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルであり、 Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級アル
キルまたは低級アルカノイルであり、 Aは結合であるか、または低級アルキレン、好ましくはC−Cアルケニル
であり、 XおよびX’はそれぞれ独立して、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒ
ドロキシ、低級アルカノイル、ニトロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキ
ル、ハロゲン、アミノ、モノ−またはジ−低級アルキルアミノであり、またはX
およびX’は共にメチレンジオキシ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
ハロゲン、またはトリフルオロメチルのようなハロアルキルまたはアルコキシル
であるNR、または式中Rが水素、低級アルキル、低級アルカノイル、
ベンゾイルまたはフェニルである−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または R基(すなわちR〜R)の1つは、式R−SO−Rのスルホ炭化水
素基であり、式中Rは、C−C10脂肪族、置換されていても非置換でもよ
いフェニルおよび低級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一
価のカチオンを表している。好適な一価のカチオンには、リチウム、ナトリウム
、カリウム、アンモニウムまたはトリアルキルアンモニウムが含まれ、これらは
、生理学的条件下で分解できる可能性がある。残りのR基は、水素またはハロゲ
ン原子、置換炭化水素または上記で定義したような基を含む他の硫黄を含まない
基である。
【0014】 活性成分は、以上で定義したようであってよく、またはそれらの塩または溶媒
化合物の形態であってよく、とりわけ生理学的に許容可能なその塩または溶媒化
合物であってよい。さらに、1つまたはそれ以上の非対称炭素原子を含む場合、
活性成分は、式(I)の化合物のアイソマーおよびジアステレオマーおよびその
混合物を含んでよい。
【0015】 本明細書で使用した炭化水素鎖には、直鎖または分岐鎖が含まれてよい。とり
わけ本明細書で使用するところの語句「アルキル」または「アルケニル」は、直
鎖または分岐鎖アルキルまたはアルケニル基を意味する。
【0016】 語句「低級アルキルまたは低級アルケニル」は、それぞれC−C10アルキ
ルまたはC−C10アルケニル基を意味し、好ましくはC−Cアルキルお
よびC−Cアルケニル基を意味する。
【0017】 一般式(I)の化合物の薬学的に許容可能な塩には、薬学的に許容可能な無機
および有機塩から誘導されたものが含まれる。好適な塩の例には、塩酸、臭酸、
硫酸、硝酸、過塩素酸、フマル酸、マレイン酸、リン酸、グリコリル酸、乳酸、
サリチル酸、琥珀酸、トルエン−p−スルホン酸、酒石酸、酢酸、クエン酸、メ
タンスルホン酸、ギ酸、安息香酸、マロン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸が含まれる。
【0018】 式(I)の好ましいアデノシン誘導体は、N−シクロペンチルアデノシン(
CPA)、2−クロロ−CPA(CCPA)およびN−シクロへキシルアデノ
シン(CHA)誘導体であり、その調製は、当業者によく公知である。A1レセ
プターに対して選択的であることが知られている他のアデノシン誘導体は、R がアニリド基であり、末端が置換されていなくても、または例えばヒドロキシル
、アルキル、アルコキシで、またはR’’がヒドロキシ基である基−CHC(
O)R’’、−NHCH、−NHCHCO(エチルグリシナート
)、(またメチル部位がハロアルキル部位で置換された)テュロイディドで、ま
たはR’’’が、メチルエステル置換基(−OCH)、アミド置換基(例えば
R’’’は基−NHCHである)を生じる官能基を表しており、またはR’’
’はヒドラジド、エチレンジアミン、−NHCNHC(O)CH、4−
(ヒドロキシフェニル)プロピオニル、ビオチン化エチレンジアミンまたは化合
物をA1アゴニストにする他の好適な炭化水素であるもので置換されたものでも
よい。以上の特定のアデノシン誘導体のいくつかの調製は、本技術分野で記述さ
れている(5−8)
【0019】 あるいは、本発明にしたがった活性成分として使用するN−置換アデノシン
誘導体は、エポキシド部位を含むものであってよく、とりわけ、アデノシン誘導
体を含むシクロアルキルエポキシ(例えば、ノルボルナニルのようなオキサビシ
クロ、またはアダマンタニルのようなオキサトリシクロ)である。そのような化
合物のいくつかは一般式(I)によって定義することができ、式中、 Rは一般式(IVa)および(IVb)の基であり、
【化12】 式中Mは上記で定義したような低級アルキルである。
【0020】 エポキシドN−ノルボルニル基を持っているアゴニスト化合物の実施様態に
は、エンドおよびエキソアイソマーが含まれ、さらにとりわけ、4つのアイソマ
ー、2R−エキソ、2R−エンド、2S−エキソおよび2S−エンド型の1つで
あり得る。
【0021】 N−ノルボルニル誘導体の他の実施様態には、プリン環のN−位での酸素
原子が含まれる。この化合物は、N−(5,6−エポキシノルボル−2−イル
)アデノシン−1−オキシドと名付けられている。
【0022】 時折、活性成分は、アデノシンのβ−D−リボフラノジル部位が水素またはフ
ェニル基によって置換されたアデニン誘導体であってよい。
【0023】 本発明は、広範囲の治療的有用性を有しており、骨髄細胞の増殖の誘導が治療
される患者にとって有益であり得る広範囲のヒトおよび非ヒト動物での疾患、障
害または症状に対する治療を提供する。治療的な応用には、例えば、遺伝子疾患
の結果として、感染性物質、例えばウイルスによる感染の結果として、たとえば
車や他の事故などのような一般的なストレス状態の結果として、たとえば化学治
療または神経弛緩薬での治療などのような、白血球、とりわけ好中球のレベルの
減少を引き起こす治療の結果として、免疫系が弱まった患者での免疫調節が含ま
れる。
【0024】 本発明による治療は、先天性または獲得好中球減少症の結果である感染のリス
クを減少させるのに使用してよい。
【0025】 本発明はまた、一般的に少数であるか、または例えば好中球のような特定のク
ラスの白血球の数のどちらかで、白血球数が少ない患者の治療のために使用する
こともできる。白血球数の減少によって顕在化する弱化した免疫系は、しばしば
癌患者で見ることができ、おこると治療した患者において過度の影響を持ちえ、
時折死の原因にさえなりうる。そのような場合、従って、白血球数を増加させる
努力をすることが重要である。このことは本発明にしたがった治療によって行う
ことができる。
【0026】 白血球数、とりわけ好中球の減少は、化学療法または放射線治療による抗癌治
療、神経弛緩薬での患者の治療などを含むさまざまな治療により、かなり頻繁に
生じる望ましくない副作用である。本発明の活性成分は、そのような患者におい
て、これらの治療の好ましくない副作用を阻止するために使用してよい。いくつ
かの治療的計画に従って、本発明の活性成分は、そのような治療の前、またはそ
れらと一緒に投与してよい。例えば、化学療法剤剤での治療または神経弛緩剤で
の治療の場合において、本発明の活性成分は、そのような治療の間で化学治療ま
たは神経弛緩剤での治療開始前、またはそのような治療の後のどちらかで投与し
てよい。言い換えれば、本発明の活性成分は予防薬剤として、すなわち治療の結
果としての白血球細胞レベルの減少を防ぐために、または前記治療の結果として
レベルが減少した後に白血球細胞のレベルの増加を刺激するための急性治療薬と
して使用してよい。
【0027】 本発明の1つの実施様態に従って、抗癌化学療法剤または神経弛緩薬を、本発
明の活性成分との一処方で混合してよい。
【0028】
【好ましい実施形態の詳細な説明】
本発明を理解し、それが実際にどのように実施されるかどうかを見るために、
付随する図面を参照して、非限定例としてのみ、好ましい実施様態を記述する。
【0029】 ここでは、それに従って実施した以下の幾つかの実験の記述によって本発明を
例示する。
【0030】 <材料と方法> マウス: 平均25gの体重の、3ヶ月齢のメスICRまたはC57BL/6Jマウスを
使用した。マウスは、ハーラン ラボラトリー、エルサレム、イスラエル(Ha
rlan Laboratories,Jerusalem,Israel)よ
り購入した。標準化したペレット化した餌および水道の蛇口からの水を与えた。
【0031】 薬物: 全ての薬物はシグマケミカル株式会社、セントルイス、MO(Sigma C
hemical Co.St.Louis,MO)から購入した。アデノシンは
水中に溶解させ、1mMの濃度で保存溶液として保存した。イン・ビトロ研究に
対して、RPMI培地内で希釈を行い、最終濃度100、50、25、10およ
び5μMを使用した。イン・ビボ研究に関して、保存溶液を3mMの濃度までP
BSで希釈し、0.5mlをマウスに腹膜内に注射した。アデノシンA1レセプ
ターアンタゴニスト、1,3−ジプロピル−8−シクロペンチルキサンチン(D
PCPX)、アデノシンA2アンタゴニスト、3,7−ジメチル−1−プロパル
ギル−キサンタン(DMPX)、および選択的A1レセプターアゴニスト、N−
シクロペンチルアデノシン(CPA)、を、増殖している骨髄細胞の培養液に加
えた。
【0032】 <イン・ビトロでの骨髄細胞増殖の評価> 骨髄細胞をメスC57BL/6Jマウスから得た。細胞を25Gニードルを通
して分離した。[H]−チミジン取り込みアッセイを使用し、骨髄細胞の増殖
能力を評価した。
【0033】 細胞(3×10/ウェル)を、48時間、96マイクロタイタープレート中
の10%ウシ胎児血清(FCS)(バイオロジカルインダストリーズ、ベイトヘ
メック、イスラエル(Biological Industries,Beit
Haemek,Israel)およびアデノシン、アデノシンアンタゴニスト
またはアゴニストを含むRPMI培地でインキュベートした。細胞を含む培養液
をRPMI培地中で懸濁させ、10% FCSを対照として使用した。インキュ
ベーションの最後6時間で、それぞれのウェルを1μCi [H]−チミジン
でパルスした。細胞を回収し、[H]−チミジンの取り込みをLKB液体シン
チレーション計数管(LKB、Piscataway,NJ,USA)で測定し
た。
【0034】 <結果> 骨髄細胞増殖における、アデノシン、アデノシンレセプターアンタゴニストお
よびアゴニストの効果 骨髄細胞の10〜50μMの濃度でのアデノシンへの暴露は、濃度依存的様式
で[H]−チミジン取り込みを刺激した(Fishmanら(4))。
【0035】 アデノシンレセプターがこの刺激効果に応答性であることを評価するために、
2つのアデノシンレセプターアンタゴニスト、すなわちDPCPX(A1アンタ
ゴニスト)およびDMPX(A2アンタゴニスト)を使用した。骨髄細胞増殖に
おけるアンタゴニストの効果を、アデノシン有無で試験した。アデノシンがない
場合、骨髄細胞によって放出され、パラクライン経路によって同一の細胞に影響
を与える外因性アデノシンの効果を評価した。A1レセプターを遮断するDPC
PX(0.1μM)は、骨髄細胞増殖でのアデノシンの刺激効果を有意に逆転さ
せる。アデノシンなしまたはと共に与えたDMPX(0.1μM)は、骨髄細胞
増殖における刺激効果を誘導した(図1)。これらの結果は、A1レセプターが
アデノシンの刺激効果に対して応答性であることを示している。この結果を確か
めるために、選択的アデノシンA1レセプターアゴニストであるCPAを骨髄細
胞の培養液に加えた。CPAは、0.1および0.01μMの濃度で骨髄細胞増
殖の統計的に有意な刺激を誘導した(図2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、骨髄細胞を、薬物を追加することなしの対照に対する比較として、ア
デノシンA1レセプターアンタゴニスト(DPCPX)およびアデノシンA2レ
セプターアンタゴニスト(DMPX)と共に、アデノシン無し(密ストライプ)
、アデノシンあり(広ストライプ)で試験した。棒グラフは[H]チミジン取
り込みアッセイの結果を示している。
【図2】 図2は、対照骨髄細胞調製(「対照」)の、およびアデノシンの存在下(「対
照+アデノシン」)および、2つの異なる濃度のA1レセプターアゴニスト(「
CPA」)の存在下での[H]チミジン取り込みアッセイを示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月23日(2000.7.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 式中、 Rは低級アルキル、置換または非置換シクロアルキル、ヒドロキシルまたは
ヒドロキシアルキル、−SOR、−SO、−SOH、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCOR、−NR または−NHRCOで置換されたフェニル、アニリド、または低級アル
キルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、アミン
、フェニルまたはナフチル、置換または非置換フェニルまたはフェノキシ基で任
意に置換されたアルキル基を表し、またはRが−NRを表す場合、前記
およびRは窒素原子と共に、酸素または窒素から選択した第二ヘテロ原子
を任意に含んだ5−または6−員ヘテロ環を形成し、この第二窒素ヘテロ原子が
、任意にさらに水素または低級アルキルで置換されてよく、または−NR は下記一般式(II)または(III)の群であり、
【化2】 式中nは1〜4の整数であり、Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルで
あり、Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級
アルキルまたは低級アルカノイルであり、Aは結合であるか、または低級アルキ
レン、好ましくはC−Cアルケニルであり、XおよびX’はそれぞれ独立し
て、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルカノイル、ニ
トロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ハロゲン、アミノ、モノ−ま
たはジ−低級アルキルアミノであり、またはXおよびX’は共にメチレンジオキ
シ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 または、 Rは下記一般式(IVa)または(IVa)のエポキシド置換体を表し、
【化3】 式中Mは低級アルキル基であり、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
ハロゲンまたはハロアルキルまたはアルコキシルであるNR、または式中
が水素、低級アルキル、低級アルカノイル、ベンゾイルまたはフェニルであ
る−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または 置換基R〜Rの1つは、式R−SO−R−のスルホ炭化水素基であ
り、式中Rは、C−C10脂肪族、置換もしくは非置換のフェニルおよび低
級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一価のカチオンを表し
ており、また硫黄を含有しない置換基は上記で定義した通りである。
【化4】 式中、 Rは低級アルキル、置換または非置換シクロアルキル、ヒドロキシルまたは
ヒドロキシアルキル、−SOR、−SO、−SOH、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCOR、−NR または−NHRCOで置換されたフェニル、アニリド、または低級アル
キルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、アミン
、フェニルまたはナフチル、置換または非置換フェニルまたはフェノキシ基で任
意に置換されたアルキル基を表し、またはRが−NRを表す場合、前記
およびRは窒素原子と共に、酸素または窒素から選択した第二ヘテロ原子
を任意に含んでいる5−または6−員ヘテロ環を形成し、この第二窒素ヘテロ原
子が、任意にさらに水素または低級アルキルで置換されてよく、または−NRは一般式(II)または(III)の群であり、
【化5】 式中nは1〜4の整数であり、Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルで
あり、Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級
アルキルまたは低級アルカノイルであり、Aは結合であるか、または低級アルキ
レン、好ましくはC−Cアルケニルであり、XおよびX’はそれぞれ独立し
て、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルカノイル、ニ
トロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ハロゲン、アミノ、モノ−ま
たはジ−低級アルキルアミノであり、またはXおよびX’は共にメチレンジオキ
シ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 または、 Rは一般式(IVa)または(IVa)のエポキシド置換体を表し、
【化6】 式中Mは低級アルキル基であり、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
ハロゲンまたはハロアルキルまたはアルコキシルであるNR、または式中
が水素、低級アルキル、低級アルカノイル、ベンゾイルまたはフェニルであ
る−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または 置換基R〜Rの1つは、式R−SO−Rのスルホ炭化水素基であり
、式中Rは、C−C10脂肪族、置換されていても非置換でもよいフェニル
および低級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一価のカチオ
ンを表しており、また非硫黄含有基は上記で定義した通りである。
【化7】 式中、 Rは低級アルキル、置換または非置換シクロアルキル、ヒドロキシルまたは
ヒドロキシアルキル、−SOR、−SO、−SOH、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCOR、−NR または−NHRCOで置換されたフェニル、アニリド、または低級アル
キルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、アミン
、フェニルまたはナフチル、置換または非置換フェニルまたはフェノキシ基で任
意に置換されたアルキル基を表し、またはRが−NRを表す場合、前記
およびRは窒素原子と共に、酸素または窒素から選択した第二ヘテロ原子
を任意に含んでいる5−または6−員ヘテロ環を形成し、この第二窒素ヘテロ原
子が、任意にさらに水素または低級アルキルで置換されてよく、または−NRは一般式(II)または(III)の群であり、
【化8】 式中nは1〜4の整数であり、Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルで
あり、Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級
アルキルまたは低級アルカノイルであり、Aは結合であるか、または低級アルキ
レン、好ましくはC−Cアルケニルであり、XおよびX’はそれぞれ独立し
て、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルカノイル、ニ
トロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ハロゲン、アミノ、モノ−ま
たはジ−低級アルキルアミノであり、またはXおよびX’は共にメチレンジオキ
シ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 または、 Rは一般式(IVa)または(IVa)のエポキシド置換体を表し、
【化9】 式中Mは低級アルキル基であり、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
ハロゲンまたはハロアルキルまたはアルコキシルであるNR、または式中
が水素、低級アルキル、低級アルカノイル、ベンゾイルまたはフェニルであ
る−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または 置換基R〜Rの1つは、式R−SO−Rのスルホ炭化水素基であり
、式中Rは、C−C10脂肪族、置換されていても非置換でもよいフェニル
および低級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一価のカチオ
ンを表しており、また硫黄を含有しない置換基は上記で定義した通りである。
【請求項28】 前記アデノシンA1レセプターアゴニストが、N−シク
ロペンチルアデノシン(CPA)、2−クロロ−CPA(CCPA)、およびN −シクロへキシルアデノシン(CHA)から選択される、請求項27に記載の
薬学的組成物。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月12日(2001.3.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項22
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脊髄細胞の増殖を誘導する薬学的組成物を製造するためのア
    デノシンA1レセプターアゴニストの使用。
  2. 【請求項2】 免疫調節用の薬学的組成物の製造するための、請求項1に記
    載の使用。
  3. 【請求項3】 血球細胞数が少ない患者を治療する薬学的組成物を製造する
    ための、請求項1または2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記薬学的組成物が癌患者の治療に使用することを目的とす
    る、請求項3に記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記薬学的組成物が、化学治療または放射治療の結果として
    白血球数が減少している癌患者の白血球細胞レベルを増加させるために使用する
    ことを目的とした、請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記薬学的組成物が、白血球レベルの減少を引き起こしうる
    薬物治療を受けている患者の治療に使用することを目的とした、請求項4または
    5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 前記薬学的組成物が、好中球レベルの減少を引き起こす可能
    性のある治療を受けている環座の前記減少を防ぐために投与することを目的とし
    た、請求項1または2に記載の使用。
  8. 【請求項8】 前記治療が、抗癌化学療法剤または神経弛緩薬での治療であ
    る、請求項6または7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 薬学的組成物を製造するための、抗癌化学療法剤およびアデ
    ノシンA1レセプターアゴニストの組合せの使用。
  10. 【請求項10】 薬学的組成物の産出のための、神経弛緩薬およびアデノシ
    ンA1アゴニストの組合せの使用。
  11. 【請求項11】 前記A1アデノシンレセプターアゴニストが下記一般式(
    I)の化合物、および該化合物のアイソマー、ジアステレオマー、薬学的に許容
    可能な塩または溶媒和物である、請求項1〜10の何れか1項に記載の使用: 【化1】 式中、 Rは低級アルキル、置換または非置換シクロアルキル、ヒドロキシルまたは
    ヒドロキシアルキル、−SOR、−SO、−SOH、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCOR、−NR または−NHRCOで置換されたフェニル、アニリド、または低級アル
    キルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、アミン
    、フェニルまたはナフチル、置換または非置換フェニルまたはフェノキシ基で任
    意に置換されたアルキル基を表し、またはRが−NRを表す場合、前記
    およびRは窒素原子と共に、酸素または窒素から選択した第二ヘテロ原子
    を任意に含んだ5−または6−員ヘテロ環を形成し、この第二窒素ヘテロ原子が
    、任意にさらに水素または低級アルキルで置換されてよく、または−NR は下記一般式(II)または(III)の群であり、 【化2】 式中nは1〜4の整数であり、Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルで
    あり、Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級
    アルキルまたは低級アルカノイルであり、Aは結合であるか、または低級アルキ
    レン、好ましくはC−Cアルケニルであり、XおよびX’はそれぞれ独立し
    て、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルカノイル、ニ
    トロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ハロゲン、アミノ、モノ−ま
    たはジ−低級アルキルアミノであり、またはXおよびX’は共にメチレンジオキ
    シ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 または、 Rは下記一般式(IVa)または(IVa)のエポキシド置換体を表し、 【化3】 式中Mは低級アルキル基であり、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
    、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
    キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
    、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
    ハロゲンまたはハロアルキルまたはアルコキシルであるNR、または式中
    が水素、低級アルキル、低級アルカノイル、ベンゾイルまたはフェニルであ
    る−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
    O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
    ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
    た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
    たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
    ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または 置換基R〜Rの1つは、式R−SO−R−のスルホ炭化水素基であ
    り、式中Rは、C−C10脂肪族、置換もしくは非置換のフェニルおよび低
    級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一価のカチオンを表し
    ており、また硫黄を含有しない置換基は上記で定義した通りである。
  12. 【請求項12】 前記アデノシンA1レセプターアゴニストが、N−シク
    ロペンチルアデノシン(CPA)、2−クロロ−CPA(CCPA)、およびN −シクロへキシルアデノシン(CHA)から選択される、請求項11に記載の
    使用。
  13. 【請求項13】 有効量のアデノシンA1レセプターアゴニストを患者に投
    与することを含む、患者において骨髄細胞の増殖を誘導する方法。
  14. 【請求項14】 アデノシンA1レセプターアゴニストを、白血球細胞数の
    低い患者に投与することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 治療される患者が癌患者である、請求項13または14に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 治療される患者が、化学療法または放射治療の結果として
    白血球細胞レベルが減少していた癌患者である、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 有効量のアデノシンA1レセプターアゴニストを個体に投
    与することを含む、治療の結果としての患者における白血球減少を予防するため
    の方法。
  18. 【請求項18】 前記白血球が好中球である、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記治療が薬物療法である、請求項17または18に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 前記薬物が抗癌化学療法剤または神経弛緩薬である、請求
    項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 アデノシンA1レセプターアゴニストとの組合せて、治療
    薬を患者に投与することを含む、個体の治療の方法。
  22. 【請求項22】 アデノシンA1レセプターアゴニストを、治療薬の投与過
    程の前、または間に投与する、請求項29または30に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記アデノシンA1レセプターアゴニストが、一般式(I
    )の化合物、および該化合物のアイソマー、ジアステレオマー、薬学的に許容可
    能な塩または溶媒和物である、請求項13〜22の何れか1項に記載の方法: 【化4】 式中、 Rは低級アルキル、置換または非置換シクロアルキル、ヒドロキシルまたは
    ヒドロキシアルキル、−SOR、−SO、−SOH、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCOR、−NR または−NHRCOで置換されたフェニル、アニリド、または低級アル
    キルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、アミン
    、フェニルまたはナフチル、置換または非置換フェニルまたはフェノキシ基で任
    意に置換されたアルキル基を表し、またはRが−NRを表す場合、前記
    およびRは窒素原子と共に、酸素または窒素から選択した第二ヘテロ原子
    を任意に含んでいる5−または6−員ヘテロ環を形成し、この第二窒素ヘテロ原
    子が、任意にさらに水素または低級アルキルで置換されてよく、または−NRは一般式(II)または(III)の群であり、 【化5】 式中nは1〜4の整数であり、Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルで
    あり、Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級
    アルキルまたは低級アルカノイルであり、Aは結合であるか、または低級アルキ
    レン、好ましくはC−Cアルケニルであり、XおよびX’はそれぞれ独立し
    て、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルカノイル、ニ
    トロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ハロゲン、アミノ、モノ−ま
    たはジ−低級アルキルアミノであり、またはXおよびX’は共にメチレンジオキ
    シ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 または、 Rは一般式(IVa)または(IVa)のエポキシド置換体を表し、 【化6】 式中Mは低級アルキル基であり、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
    、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
    キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
    、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
    ハロゲンまたはハロアルキルまたはアルコキシルであるNR、または式中
    が水素、低級アルキル、低級アルカノイル、ベンゾイルまたはフェニルであ
    る−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
    O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
    ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
    た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
    たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
    ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または 置換基R〜Rの1つは、式R−SO−Rのスルホ炭化水素基であり
    、式中Rは、C−C10脂肪族、置換されていても非置換でもよいフェニル
    および低級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一価のカチオ
    ンを表しており、また非硫黄含有基は上記で定義した通りである。
  24. 【請求項24】 前記アデノシンA1レセプターアゴニストが、N−シク
    ロペンチルアデノシン(CPA)、2−クロロ−CPA(CCPA)、およびN −シクロへキシルアデノシン(CHA)から選択される、請求項23に記載の
    使用。
  25. 【請求項25】 有効量のアデノシンA1レセプターアゴニストおよび薬学
    的に許容可能な担体、賦形剤または希釈液との組合せにおいて、有効量の抗癌化
    学療法剤を含む、薬学的組成物。
  26. 【請求項26】 有効量のアデノシンA1レセプターアゴニストおよび薬学
    的に許容可能な担体、賦形剤または希釈液との組合せて、有効量の神経弛緩薬を
    含む、薬学的組成物。
  27. 【請求項27】 前記アデノシンA1レセプターアゴニストが、一般式(I
    )の化合物、および前記化合物のアイソマー、ジアステレオマー、薬学的に許容
    可能な塩または溶媒和物である、請求項25または26に記載の薬学的組成物: 【化7】 式中、 Rは低級アルキル、置換または非置換シクロアルキル、ヒドロキシルまたは
    ヒドロキシアルキル、−SOR、−SO、−SOH、−SONR、−OR、−SR、−NHSO、−NHCOR、−NR または−NHRCOで置換されたフェニル、アニリド、または低級アル
    キルフェニルを表し、 式中RおよびRは独立して、水素、低級アルキル、アルカノイル、アミン
    、フェニルまたはナフチル、置換または非置換フェニルまたはフェノキシ基で任
    意に置換されたアルキル基を表し、またはRが−NRを表す場合、前記
    およびRは窒素原子と共に、酸素または窒素から選択した第二ヘテロ原子
    を任意に含んでいる5−または6−員ヘテロ環を形成し、この第二窒素ヘテロ原
    子が、任意にさらに水素または低級アルキルで置換されてよく、または−NRは一般式(II)または(III)の群であり、 【化8】 式中nは1〜4の整数であり、Zは水素、低級アルキルまたはヒドロキシルで
    あり、Yは水素、低級アルキル、またはOR’であり、ここでR’は水素、低級
    アルキルまたは低級アルカノイルであり、Aは結合であるか、または低級アルキ
    レン、好ましくはC−Cアルケニルであり、XおよびX’はそれぞれ独立し
    て、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルカノイル、ニ
    トロ、トリフルオロメチルのようなハロアルキル、ハロゲン、アミノ、モノ−ま
    たはジ−低級アルキルアミノであり、またはXおよびX’は共にメチレンジオキ
    シ基をとり、 Rは低級アルキルを表し、 または、 Rは一般式(IVa)または(IVa)のエポキシド置換体を表し、 【化9】 式中Mは低級アルキル基であり、 Rは、水素、ハロゲン、置換または非置換低級アルキルまたはアルケニル基
    、低級ハロアルキルまたはハロアルケニル、シアノ、アセトアミド、低級アルコ
    キシ、低級アルキルアミノ、式中RおよびRが独立して水素、低級アルキル
    、フェニルまたは低級アルキルによって置換されたフェニル、低級アルコキシ、
    ハロゲンまたはハロアルキルまたはアルコキシルであるNR、または式中
    が水素、低級アルキル、低級アルカノイル、ベンゾイルまたはフェニルであ
    る−SRを表しており、 Wは官能基、−OCH、−NHCH−、−SCH−または−NH(C=
    O)−を表しており、 R、RおよびRは、独立して水素、低級アルキル、または低級アルケニ
    ル、分岐または非分岐C−C12アルカノイル、ベンゾイルまたは低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されたベンゾイルを表し、またはR およびRは一緒に、任意に低級アルキルまたはアルケニルによって置換され
    た5員環を形成し、Rはさらに、独立してリン酸、水素またはリン酸二水素ま
    たはそのアルカリ金属またはアンモニウムまたはジアルカリまたはジアンモニウ
    ム塩を表しており、 Rは水素、ハロゲン原子を表し、または 置換基R〜Rの1つは、式R−SO−Rのスルホ炭化水素基であり
    、式中Rは、C−C10脂肪族、置換されていても非置換でもよいフェニル
    および低級アルキル置換芳香基から選択される基を表し、Rは、一価のカチオ
    ンを表しており、また硫黄を含有しない置換基は上記で定義した通りである。
  28. 【請求項28】 前記アデノシンA1レセプターアゴニストが、N−シク
    ロペンチルアデノシン(CPA)、2−クロロ−CPA(CCPA)、およびN −シクロへキシルアデノシン(CHA)から選択される、請求項27に記載の
    薬学的組成物。
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