JP2002533610A - 高圧クリーナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ポンプヘッド（２７）が取り付けられる往復ポンプ（１６）を備えた高圧クリーナ（１０）に関する。往復ポンプの長手軸線方向に往復する少なくとも一つのピストン（２３）はポンプヘッド内に突出する。ポンプヘッド（２７）は、清掃液を供給する吸引接続部（３１）と、清掃液を解放する圧力接続部（３３）とを備えている。前記ポンプヘッドは、複数の制御弁（３５、３７、３９）を収容し、かつプラスチックで作られており、かつ固定要素（５６）によって往復ポンプに固定されている。本発明の目的は、低コストで製造できかつ組み立てが容易である高圧クリーナに改良することである。このため、固定要素（５６）は、ポンプヘッド（２７）と接触する基部とほぼ往復ポンプ（１６）の長手軸線方向に整列される二つの足部とを有する少なくとも一つのＵ字形状締め付けクリップを有する。足部の自由端部は、往復ポンプ（１６）のピストンガイド（２５）の金属軸受面と当接し、前記往復ポンプ（１６）に解放可能に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 発明の属する技術分野 本発明は、少なくとも一つのポンプヘッドが往復ポンプ上に位置決めされ、往
復ポンプの長手軸線方向に前後に移動できる少なくとも一つのピストンはポンプ
ヘッドの中に突出し、ポンプヘッドは清掃液を送る吸引接続部と清掃液を排出す
る圧力接続部とを備え、かつ複数の調整弁を収容し、ポンプヘッドは、プラスチ
ックで作られており、かつ締め付け要素によって往復ポンプに留められている、
往復ポンプを有する高圧クリーナに関する。

【０００２】 従来の技術 このような高圧クリーナは独国特許第１９５４８４９８号において公知である
。この特許明細書では、経済的に作られることができかつ比較的に軽量であるプ
ラスチック製のポンプヘッドを作ることを提案している。前述の特許明細書は、
高圧クリーナの操作中に生じる高圧と、高圧に付随したかなりの機械的な負荷と
に耐えることができるために、ポンプヘッドを往復ポンプに留める締め付け要素
を提案している。この締め付け要素は、フレームワークのように構成されたキャ
ップとしてここに形成され、かつ、往復ポンプの長手軸線に関して横に延びてい
る複数の腕木と、圧力スタブとして形成されているポンプヘッドの圧力接続部が
中を通る接続パイプとを有する。さらに、締め付け要素は支持フランジを備え、
このフランジは段階状の圧力スタブに当接し、そこから腕木は往復式の長手軸線
に関して横に往復ポンプの方向に延びている。したがって、締め付け要素はわず
かでない製造コストに付随した複雑な形状を有する。高圧クリーナの組み立て中
、締め付け要素の支持フランジが表面領域全体を通してポンプヘッドの対応する
段階状の圧力スタブに当接することが保証されなければならない。

【０００３】 本発明の目的は、より経済的に作られかつより簡単に組み立てられる一般的な
タイプの高圧クリーナを展開することである。

【０００４】 この目的は、導入部分に記載されたタイプの高圧クリーナの場合において、締
め付け要素は、ポンプヘッドに当接する基部と、ほぼ往復ポンプの長手軸線方向
に整列された二つの足部とを有し、これらの足部の自由端部が、往復ポンプのピ
ストンガイドの金属製の当接面と当接し、かつ往復ポンプに解放可能に接続する
ことができる、本発明によって実現される。

【０００５】 独国特許第１９５４８４９８号において公知の締め付け要素の形状はかなり簡
単化されることができるということがわかっている。締め付けブラケットの自由
端部が往復ポンプのピストンガイドの金属当接面に当接し、かつ例えば螺合で往
復ポンプへ解放可能に接続されることが保証されているが、プラスチック製のポ
ンプヘッドの満足できる機能を保証するために要求されることは、締め付け要素
が少なくとも一つのＵ字形状締め付けブラケットを有することだけである。締め
付けブラケットにより、プラスチック製のポンプヘッドが高い圧力でも耐えるこ
とができるということが保証されている。このため、Ｕ字形状の締め付けブラケ
ットはポンプヘッド周りで係合し、金属製の当接面と直接的に当接している。金
属の構成により、高圧クリーナの連続的な操作中でさえ、締め付けブラケットが
取り付けられる時に、締め付けブラケットへの締め付けトルクがかかり、締め付
けブラケットの緩まりが防がれる。このような緩まりは、締め付けブラケットに
よってプラスチック部にかけられる高い機械的な負荷のために、特に締め付けブ
ラケットの足部の自由端部がプラスチック部に当接する時に生じる。このプラス
チック部は時間を通して可塑化し、すなわち、プラスチック製の当接面の場合、
収縮し、締め付け要素が緩み、プラスチック製のポンプヘッドの機能が損なわれ
る。本発明によれば、締め付け要素の当接面は金属製であり、高圧クリーナの操
作中、締め付け要素は緩むのが防がれる。これにより、締め付け要素は特に簡単
な形状で構成されることができる。

【０００６】 往復ポンプのピストンガイドが、締め付けブラケットの往復ポンプへの解放可
能な接続のための接続要素が通る貫通開口を有することで高圧クリーナの組み立
てはさらに簡単化することができる。

【０００７】 往復ポンプはピストンガイドがその上に位置決めされるカップ状ポンプハウジ
ングを好ましくは備え、締め付けブラケットはポンプハウジングへ解放可能に好
ましくは接続されることができる。

【０００８】 締め付けブラケットの足部は、往復ポンプとは反対のポンプヘッドの端面の領
域に当接する基部から開始して往復ポンプの長手軸線に対して横にポンプヘッド
に沿ってほぼポンプハウジングのレベルまで延びてもよい。

【０００９】 あるいは、ピストンガイドは、往復ポンプの長手軸線方向に整列されかつポン
プヘッドに向けられ、締め付けブラケットの足部がその自由端に当接する金属製
ガイドスリーブを有してもよい。ガイドスリーブの自由端部は、締め付けブラケ
ット用金属当接面を形成し、ガイドスリーブがポンプヘッドに向けられているの
で、締め付けブラケットの足部の長さを低減することができ、その結果、締め付
け要素の特に安定した形状が実現される。

【００１０】 好ましくは、締め付けブラケットを往復ポンプに解放可能に接続するための接
続要素が、ガイドスリーブを通過する締め付け要素として形成され、ポンプハウ
ジングの対応する雌ねじ部と係合している。締め付けブラケットは締め付けねじ
によってポンプハウジングへ螺合することができる。この場合には、締め付けね
じは、ピストンガイドのガイドスリーブを通過し、すなわち、締め付けブラケッ
トをポンプハウジングへ接続し、同時にピストンガイドを機械的に留める。

【００１１】 特に高い機械的負荷に耐える高圧クリーナの形状では、締め付けねじは、ガイ
ドスリーブの雌ねじ部と係合し、締め付け要素が往復ポンプのピストンガイドへ
解放可能に接続されることができる。往復ポンプのポンプハウジング上にピスト
ンガイドを機械的に留めるさらなる接続要素が設けられている。

【００１２】 好適な実施例において、締め付け要素は、Ｕ字形状の二つの締め付けブラケッ
トを有し、第一の締め付けブラケットは吸引接続部に隣接した下側領域において
、ポンプヘッド周りで係合し、その一方で、第二締め付けブラケットは吸引接続
部と反対の上側領域においてポンプヘッド周りで係合する。往復ポンプの長手軸
線方向において圧力接続部のレベルに整列された中央の平面に関してほぼ鏡面対
称に二つの締め付けブラケットを使用することにより、機械的な負荷が特に一様
になることが可能である。傾斜モーメントが確実に防がれる。

【００１３】 二つの締め付けブラケットは接続部を介して好ましくは強固に互いに接続され
ており、その結果、締め付け要素は特に高い機械的な安定性を得ている。

【００１４】 高圧クリーナの組み立て中に締め付け要素の位置決めを簡単化するので、接続
要素がリングの形態のポンプヘッドの圧力接続部を包囲すると有利である。この
目的のために必要なことは、接続部を有する締め付け要素を圧力接続部上に位置
決めすることだけである。

【００１５】 締め付け要素は、二つの締め付けブラケットの基部によってポンプヘッドの自
由端面に当接し、締め付け要素を往復ポンプへの接続するために、ポンプヘッド
は、基部による締め付け力を受ける。有利的な実施例では、接続部は、往復ポン
プの長手軸線方向に対して横に突出しかつポンプヘッドに当接する二つの突出部
を有する。締め付け要素がポンプヘッドに当接している面が増加し、これにより
ポンプヘッドの負荷がより一様になり、機械的安定性が向上する。

【００１６】 もし締め付け要素が一片で形成されると有利である。これにより、製造コスト
を低減することができるだけでなく、機械的により安定した形状になる。

【００１７】 締め付け要素は、例えばシート金属部の形態の金属で好ましくは構成されてい
る。あるいは、締め付け要素が例えば亜鉛又はアルミニウムのダイカストとして
形成されてもよい。

【００１８】 発明の実施の形態 本発明の好適な実施例の以下の記載は、図面と関連したより詳細な説明に役立
つ。図１は、参照番号１０によって全体的に示されかつ電気モータ１２を有する
高圧クリーナを示している。電気モータの端側において、往復ポンプ１６がファ
ン１３及び歯車機構１４を介してフランジ接続されている。この往復ポンプは、
ほぼポットの形態で構成されており、かつ筒状のハウジングケース１８及びハウ
ジング基部１９を有するポンプハウジング１７を備えている。歯車機構１４を周
方向に包囲する襟部２０がハウジング基部１９に付けられている。複数のピスト
ン２３が当接している斜板２１は、ポンプハウジング１７内に位置決めされてい
る。これらのピストンは、斜板２１の回転運動によって往復ポンプ１６の長手軸
線方向に前後に移動する。

【００１９】 往復ポンプ１６はピストンガイド２５をさらに備えている。ピストンガイド２
５は、カップ状ポンプハウジング１７上に位置決めされており、かつピストン２
３用のガイドを形成する。

【００２０】 ポンプヘッド２７は往復ポンプ１６のピストンガイド２５上に位置決めされて
いる。このポンプヘッド２７は、ポンプ室２９（図面には略図的に示されている
）を備え、ピストン２３はこのポンプ室２９を貫通している。ポンプヘッド２７
は吸引接続部３１と、圧力スタブ３３として構成されている圧力接続部とをさら
に有している。吸引接続部は、吸込弁３５を介してポンプ室２９と流体的に接続
されており、ポンプ室２９は圧力弁３７を介して圧力室３８へ接続されている。
圧力室３８は、逆止弁３９及びインジェクタ４０を介して圧力スタブ３３と流体
的に接続されている。

【００２１】 高圧クリーナの操作中には、例えば水などの清掃液は、吸引接続部３１内に広
がっている吸引スタブ４１を介してポンプヘッド３７へ送られることができる。
清掃液は吸引接続部３１から吸込弁３５を介してポンプ室２９内に流れ、次いで
、圧力弁３７及び逆止弁３９を介して圧力下で圧力スタブ３３に送られる。

【００２２】 インジェクタ４０は、加圧された清掃液の流れ断面の狭い部分を形成する。こ
の最も狭い断面の位置において、横断ボア４２がインジェクタ４０と化学的接続
部４４の接続部を作り、化学的ライン４６は、広くなっている接続部要素４８を
経由して接続部４４を通り、その一方で、接続ニップル５０は化学的接続部４４
から突出している。

【００２３】 特に図３から明らかなように、ポンプヘッド２７は例えばポリアミドなどのプ
ラスチックで作られており、二つの部分で形成されている。ポンプヘッド２７の
第一の部分は、シリンダヘッド５２を形成し、シリンダヘッド５２はポンプ室２
９を有しかつ吸込弁３５及び圧力弁３７を収容している。ポンプヘッド２７の第
二の部分は、調整ハウジング５４によって形成されており、調整ハウジング５４
は、吸引接続部３１と圧力スタブ３３と化学的接続部４４とを有し、かつ逆止弁
３９とインジェクタ４０と化学的ライン４６を収容している。

【００２４】 高圧クリーナ１０の操作中に生じかつ往復ポンプ１６の長手軸線方向に作用す
る軸線方向の力は、ポンプヘッド２７の自由端面上に配置されている締め付け要
素５６によって吸収され、この自由端面は往復ポンプ１６とは逆に向けられてい
る。以下により詳細に説明するように、この締め付け要素は締め付けねじ５８に
よって往復ポンプ１６へ螺合されている。

【００２５】 締め付け要素５６は、図２に斜視的に示されている。締め付け要素５６は、ほ
ぼ往復ポンプ１６の長手軸線方向に整列された二つの足部６１、６２と湾曲した
基部６３とを有する第一のほぼＵ字形状の締め付けブラケット６０と、同様に、
足部６６、６７と基部６８とを有する第二のほぼＵ字形状の締め付けブラケット
６５とを備えている。二つの基部６３及び６８は、貫通通路ボア７１を有する強
固な接続部７０と第二の締め付けブラケット６５の足部６６、６７に平行に整列
されている側壁７２、７３とを介して互いに接続されている。このクランクブラ
ケット６５の自由端領域において、往復ポンプ１６の長手軸線方向に横断して整
列されている保持突出部７４、７５が突出している。

【００２６】 足部６６、６７、７１及び７２の自由端部は、各場合において、往復ポンプ１
６の長手軸線に横断して整列された保持リング６６として、構成されている。

【００２７】 高圧クリーナ１０の組み立て中において、締め付け要素５６はポンプヘッド２
７の自由端部上に位置決めされており、圧力スタブ３３は貫通通路ボア７１を通
過し、第一締め付けブラケット６０の湾曲した基部６３が吸引接続部３１の領域
内でポンプヘッド２７に当接し、その一方で、第二の締め付けブラケット６５の
基部６８は化学的接続部４４の領域内でポンプヘッド２７に当接する。化学的接
続部４４を操作することができるように、第二の締め付けブラケット６５の基部
６８は、ボア７８を有する。化学的接続部４４はこのボア７８を通過する化学的
ライン４６の接続ニップル５０を有する。したがって、ポンプヘッド２７は、吸
引接続部３１に隣接した下側領域と、吸引接続部３１と離れかつ化学的接続部４
４に隣接した上側領域の両方の各場合において、ポンプヘッド２７周りで係合す
る締め付けブラケットを有する。さらに、接続部７０の保持突出部７４、７５は
ポンプヘッド２７の端側と当接するようになる。こうして、ポンプヘッド２７は
、基部６３及び６８の領域と、保持突出部７４、７５の領域において高圧クリー
ナの軸線方向に支持される。ポンプヘッド２７で生じる軸線方向の力は締め付け
要素５６によって吸収される。

【００２８】 図３、４及び５に往復ポンプ１６上に締め付け要素５６を固定する様子が詳細
に示されている。当然、異なる構成の締め付け要素５６を使用することができる
。

【００２９】 図３に示されている第一実施例によれば、締め付け要素５６の二つの締め付け
ブラケットの足部は、ほぼポンプヘッド２７全体、すなわち、調整ハウジング５
４及びシリンダヘッド５２の両方に沿って延びている。

【００３０】 すでに説明したように、往復ポンプ１６は、ピストンガイド２５がその上に位
置決めされているポンプハウジング１７を備えている。このため、ピストンガイ
ド２５はガイドフランジ７８を有する。ガイドフランジ７８は金属で作られてお
り、締め付け要素５６用当接面を構成している。

【００３１】 図３に示されている第一の例示的な実施例において、ガイドフランジ７８は、
ボア８０を通過する締め付けねじ８２を有する貫通通路ボア８０を備えている。
締め付け要素５６は、締め付けねじ８２によってポンプハウジング１７に螺合さ
れることができる。

【００３２】 第二実施例の高圧クリーナ１０が図４に示されている。第二実施例は、ピスト
ンガイド２５については、ポンプハウジング１７から始まってシリンダヘッド５
２に沿って延びている金属製ガイドスリーブ８４を有するガイドフランジ８３が
使用されているという点で前述の構成と異なっている。締め付け要素８６は保持
リング７６によってガイドスリーブ８４の自由端面に当接し、この締め付け要素
は足部６１、６２及び６６、６７が短くされており、ポンプヘッド２７の調整ハ
ウジング５４に沿ってただ延びているという点だけが前述の締め付け要素５６と
異なっている。足部が短い構成なので、締め付け要素８６は、よりコンパクトな
構成、したがって、より高い機械的安定性が特徴である。ポンプハウジング１７
上の締め付け要素８６の固定は締め付けねじ８８によって行なわれる。クランク
ねじ８８はガイドスリーブ８４を通過してポンプハウジング１７の雌ねじ部８９
と係合する。締め付け要素８６を固定する他に、締め付けねじ８８はピストンガ
イド２５のガイドフランジ８３を固定する機能がある。

【００３３】 第三実施例の高圧クリーナが図５に示されている。この高圧クリーナは、図４
を参照して記載したのと同様に、締め付け要素８６を有する。しかしながら、図
５に示されている構成では、第二実施例とは対照的に、ガイドフランジ９１がピ
ストンガイド２５に設けられている。このガイドフランジ２５は、固定ねじ９３
の貫通通路用貫通通路ボア９２と、雌ねじ部９５を備えかつ締め付けねじ９６と
係合しているガイドスリーブ９４とを有する。図５に示されている第三実施例で
は、締め付け要素８６は、締め付けねじ９６によってガイドフランジ９１のガイ
ドスリーブ９４上で固定されている。ガイドフランジ９１の固定は、ガイドスリ
ーブ９４に関してガイドフランジ９１の周方向に偏倚している別個の固定ねじ９
３によって行なわれる。

【００３４】 前述の三つの実施例全ての高圧クリーナにおいて、締め付け要素５６又は５８
が、ガイドフランジ７８又はガイドフランジ８３及び９１それぞれの形態で、金
属当接面と直接的に当接する。この場合、締め付け要素５６又は８６の解放可能
な接続部は、各金属構成の当接面によって締め付けねじ８２、８８、９３によっ
て行なわれ、締め付け要素５６又は８６が高い締め付けトルクを受けることがで
き、締め付け要素が高圧クリーナ１０の操作中に緩くならないということが保証
されている。プラスチック製の二つの部品で作られたポンプヘッド２７で生じて
いる軸線方向の力は、締め付け要素５６又は８６によって確実に吸収され、ポン
プハウジング１７へ伝えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 高圧クリーナの略図的な長手軸線方向断面図を示す。

【図２】 図１の高圧クリーナで使用されている締め付け要素の斜視図を示している。

【図３】 本発明の第一実施例による締め付け要素を備えた、図１の矢印Ａの方向の高圧
クリーナの図を示す。

【図４】 本発明の第二実施例による締め付け要素を備えた図３に対応する図を示す。

【図５】 本発明の第三実施例による締め付け要素を備えた図３に対応する図を示す。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年７月１５日（２０００．７．１５）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００１

【補正方法】変更

【補正の内容】

【０００１】 本発明は、ポンプヘッドが往復ポンプ上に位置決めされ、往復ポンプの長手軸
線方向に前後に移動することができる少なくとも一つのピストンはポンプヘッド
内に突出し、ポンプヘッドは、清掃液を送る吸引接続部と、清掃液を放出する圧
力接続部とを備え、かつ複数の調整弁を収容し、ポンプヘッドはプラスチックで
作られており、ポンプヘッドが締め付け要素によって往復ポンプに留められてい
る、締め付け要素は、基部と往復ポンプのほぼ長手軸線方向に整列された二つの
足部とを有する少なくとも一つのＵ字形状の締め付けブラケットを有する、往復
ポンプを有する高圧クリーナに関する。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正の内容】

【０００２】 例えば高圧クリーナで使用されることができる往復式ポンプが米国特許第５２ １５４４３号及び独国特許第４２０９４６１号に記載されている。往復式ポンプ の各々はポンプヘッドを有し、ポンプが低圧で使用される場合にプラスチック製 のポンプヘッドを使用することが独国特許第４２０９４６１号において提案され ている。 導入部分で記載されている特徴を有する高圧クリーナが独国特許第１９５４８ ４９８号において公知である。 この特許明細書では、経済的に作られることがで
きかつ比較的に軽量であるプラスチック製のポンプヘッドを作ることを提案して
いる。前述の特許明細書は、高圧クリーナの操作中に生じる高圧と、高圧に付随
したかなりの機械的な負荷とに耐えることができるために、ポンプヘッドを往復
ポンプに留める締め付け要素を提案している。この締め付け要素は、フレームワ
ークのように構成されたキャップとしてここに形成され、かつ、往復ポンプの長
手軸線に関して横に延びている複数の腕木と、圧力スタブとして形成されている
ポンプヘッドの圧力接続部が中を通る接続パイプとを有する。さらに、締め付け
要素は支持フランジを備え、このフランジは段階状の圧力スタブに当接し、そこ
から腕木は往復式の長手軸線に関して横に往復ポンプの方向に延びている。クラ ンプ要素は、特に、ポンプヘッドに当接する基部と往復式ポンプのほぼ長手軸線 方向に整列された二つの足部とを有するＵ字形状のクランプブラケットを有する 。 高圧クリーナの組み立て中、締め付け要素の支持フランジが表面領域全体を通
してポンプヘッドの対応する段階状の圧力スタブに当接することが保証されなけ
ればならない。 独国実用新案第２９７０１５５５号では、前述の独国特許第１９５４８４９８ 号に記載されているように、ポンプヘッド及び往復式ポンプの両方との確実な嵌 め合いによってクランプ要素を往復式ポンプに接続することが提案されている。 しかしながら、このような接続要素は、わずかでない製造コスト及び組み立てコ ストと関連している。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００３

【補正方法】変更

【補正の内容】

【０００３】 本発明の目的は、より簡単に組み立てることができ、かつポンプヘッドと往復
式ポンプを確実に接続することができる一般的なタイプの高圧クリーナを展開す
ることである。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正の内容】

【０００４】 この目的は、足部の自由端部が、往復式ポンプのピストンガイドの金属製の当
接面に当接し、かつ往復式ポンプに解放可能に接続されることができる、導入部
分に記載されたタイプの高圧クリーナの場合、本発明によって実現される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B201 BB36 BB62 BB90 BB92 3H070 AA07 BB05 CC32 CC35 DD91 DD96 3H071 AA01 BB01 CC32 CC34 DD82 DD89

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポンプヘッドが往復ポンプ上に位置決めされ、前記往復ポン
   プの長手軸線方向に前後に移動することができる少なくとも一つのピストンは前
   記ポンプヘッド内に突出し、前記ポンプヘッドは、清掃液を送る吸引接続部と、
   前記清掃液を放出する圧力接続部とを備え、かつ複数の調整弁を収容し、前記ポ
   ンプヘッドはプラスチックで作られており、前記ポンプヘッドが締め付け要素に
   よって前記往復ポンプに留められている、往復ポンプを有する高圧クリーナにお
   いて、 前記締め付け要素（５６；８６）は、基部（６３及び６８それぞれ）と前記往
   復ポンプ（１６）のほぼ長手軸線方向に整列された二つの足部（６１、６２及び
   ６６、６７それぞれ）とを有する少なくとも一つのＵ字形状の締め付けブラケッ
   ト（６０、６５）を有し、前記足部の自由端部（７６）は、前記往復ポンプ（１
   ６）のピストンガイド（２５）の金属製当接面（７８；８３；９１）に当接し、
   かつ前記往復ポンプ（１６）へ解放可能に接続されることができることを特徴と
   する高圧クリーナ。
2. 【請求項２】 前記ピストンガイド（２５）は、前記締め付けブラケット（
   ５６）を前記往復ポンプ（１６）に解放可能に接続するために接続要素（８２）
   が通る貫通通路開口（８０）を有することを特徴とする請求項１に記載の高圧ク
   リーナ。
3. 【請求項３】 前記往復ポンプ（１６）はカップ状ポンプハウジング（１７
   ）を備え、前記ピストンガイド（２５）は前記ポンプハウジング（１７）上に位
   置決めされ、前記締め付けブラケット（５６）が前記ポンプハウジング（１７）
   へ解放可能に接続されることができることを特徴とする請求項１又は２に記載の
   高圧クリーナ。
4. 【請求項４】 前記ピストンガイド（２７）は金属ガイドスリーブ（８４；
   ９４）を有し、前記金属ガイドスリーブ（８４；９４）は、前記往復ポンプの長
   手軸線方向に整列されかつ前記ポンプヘッド（２７）に向けられ、かつ前記締め
   付けブラケット（８６）の足部が前記ポンプヘッド（２７）の自由端部に当接し
   ていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の高圧クリーナ。
5. 【請求項５】 前記締め付けブラケット（８６）を前記往復ポンプ（１６）
   へ解放可能に接続する接続要素は、前記ガイドスリーブ（８４）を通過しかつ前
   記ポンプハウジング（１７）の対応の雌ねじ部（８９）と係合する締め付けねじ
   （８８）として形成されていることを特徴とする請求項４に記載の高圧クリーナ
   。
6. 【請求項６】 前記締め付けブラケット（８６）を前記往復ポンプ（１６）
   へ解放可能に接続する接続要素は、締め付けねじ（９６）として形成されており
   、前記ガイドスリーブ（９４）は、前記締め付けねじ（９６）が係合している雌
   ねじ部（９５）を有することを特徴とする請求項４に記載の高圧クリーナ。
7. 【請求項７】 前記締め付け要素（５６；８６）はＵ字形状の二つの締め付
   けブラケット（６０、６５）を有し、第一の締め付けブラケット（６０）は前記
   吸引接続部（３１）に隣接した下側領域において前記ポンプヘッド周りに係合し
   、第二の締め付けブラケット（６５）は前記吸引接続部（３１）と反対の上側領
   域において前記ポンプヘッド（２７）周りに係合することを特徴とする請求項１
   〜６のいずれか１項に記載の高圧クリーナ。
8. 【請求項８】 前記締め付け要素（５６；８６）は、前記二つの締め付けブ
   ラケット（６０、６５）を互いに強固に接続する接続部（７０）を備えているこ
   とを特徴とする請求項７に記載の高圧クリーナ。
9. 【請求項９】 前記接続部（７０）は、リングの形態で前記圧力接続部（３
   ３）を包囲することを特徴とする請求項８に記載の高圧クリーナ。
10. 【請求項１０】 前記接続部（７０）は、前記往復ポンプ（１６）の長手軸
    線方向に横断して横に突出しかつ前記ポンプヘッド（２７）に当接している二つ
    の突出部（７４、７５）を有することを特徴とする請求項７又は８に記載の高圧
    クリーナ。
11. 【請求項１１】 前記締め付け要素（５６；８６）は一片で形成されている
    ことを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項に記載の高圧クリーナ。
12. 【請求項１２】 前記締め付け要素（５６；８６）は金属で作られているこ
    とを特徴とする請求項１〜１１のいずれか１項に記載の高圧クリーナ。
13. 【請求項１３】 前記締め付け要素（５６；８６）はシート金属部として構
    成されていることを特徴とする請求項１〜１２のいずれか１項に記載の高圧クリ
    ーナ。