JP2002533430A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 式VIIa:
【化1】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;および
基RおよびR1の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C1〜C6アルキル、ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、所望により置換されていてもよいC1〜C6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C1〜C6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C1〜C6アルコキシ、−NO2;R5およびR6は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであるNR5R6であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR1基は、一緒になって−O−CH2−O−基を形成する]
で表されるアミンを調製する方法であって、
(a)所望により置換されていてもよいtrans−シンナミルアルコールを酸化して、式Ia:
【化2】
で表される中間体エポキシドを得;
(b)該エポキシドを所望により置換されていてもよいフェノールと反応させて、式IIa:
【化3】
で表されるジオールを得;
(c)該ジオールをシリル化試薬と反応させて、Pがシリル連結基である式IIIa:
【化4】
で表されるアルコールを得;
(d)式IIIaで表されるアルコールをスルホン酸の反応性誘導体と反応させて、Raがスルホン酸の残基である式IVa:
【化5】
で表される化合物を得;
(e)式IVaで表される化合物からPを除去して、式Va:
【化6】
で表されるアルコールを得;
(f)該スルホニルオキシ基を置換して、式VIa:
【化7】
で表されるエポキシドを得;次いで
(g)該エポキシドをアンモニアと反応させて、式VIIaで表される化合物を得ることを特徴とする該方法。
【請求項2】 さらに、
(h)式VIIa:
【化8】
で表される化合物を式HOOCCH2Lで表されるカルボン酸またはその反応性誘導体[式中、Lは遊離基]と反応させて、式VIIIa:
【化9】
で表されるアミドを得;
(i)式VIIIaで表される化合物を反応させて、式IXa:
【化10】
で表される化合物を得;次いで
(j)式IXaで表される化合物を還元して、次式:
【化11】
で表される対応する化合物を得ることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】 さらに、該モルホリン化合物の医薬上許容される塩を形成することを特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項4】 式VII:
【化12】
で表される化合物を調製する方法であって、
(a)所望により置換されていてもよいtrans−シンナミルアルコールを酸化して、式I:
【化13】
で表される中間体エポキシドを得;
(b)該エポキシドを所望により置換されていてもよいフェノールと反応させて、式II:
【化14】
で表されるジオールを得;
(c)該ジオールをシリル化試薬と反応させて、式III:
【化15】
で表されるアルコールを得;
(d)式IIIで表されるアルコールをメタンスルホン酸の反応性誘導体と反応させて、式IV:
【化16】
で表される化合物を得;
(e)式IVで表される化合物から該トリメチルシリル基を除去して、式V:
【化17】
で表されるアルコールを得;
(f)該スルホニルオキシ基を置換して、式VI:
【化18】
で表されるエポキシドを得;次いで
(g)該エポキシドをアンモニアと反応させて、式VIIで表される化合物を得ることを特徴とする該方法。
【請求項5】 さらに、式VIIで表される化合物のメタンスルホン酸塩を調製することを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】 さらに、
(h)式VIIで表される化合物を塩化クロロアセチルと反応させて、式VIII:
【化19】
で表されるアミドを得;
(i)式VIIIで表される化合物を反応させて、式IX:
【化20】
で表される化合物を得;次いで
(j)式IXで表される化合物を還元して、次式:
【化21】
で表される対応するモルホリン化合物を得ることを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項7】 さらに、
(h)式VIIで表される化合物を塩化クロロアセチルと反応させて、式VIII:
【化22】
で表されるアミドを得;
(i)式VIIIで表される化合物を反応させて、式IX:
【化23】
で表される化合物を得;次いで
(j)式IXで表される化合物を還元して、次式:
【化24】
で表される対応するモルホリン化合物を得ることを特徴とする請求項5記載の方法。
【請求項8】 さらに、該モルホリン化合物の医薬上許容される塩を形成することを特徴とする請求項6または7記載の方法。
【請求項9】 該塩がメタンスルホン酸塩である請求項8記載の方法。
【請求項10】 式IIIa:
【化25】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;
Pはシリル連結基である]
で表される化合物を調製する方法であって、式IIa:
【化26】
で表される化合物を適当なシリル化試薬と反応させることを特徴とする該方法。
【請求項11】 式VIa:
【化27】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;および
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、ハロゲンもしくはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基もしくは2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成する]
で表される化合物を調製する方法であって;Raはスルホン酸の残基である式Va:
【化28】
で表される対応する化合物を適当な塩基で層間移動条件下、処理することを特徴とする該方法。
【請求項12】 次式:
【化29】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;および
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成する]
で表される化合物を調製する方法であって、式IXa:
【化30】
で表される対応する化合物を少なくとも4当量の適当な還元剤を含む溶液に添加することを特徴とする該方法。
【請求項13】 該還元剤が、水素化ホウ素、水素化ジブチルアルミニウム、水素化ジイソプロピルアルミニウム、または水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムである請求項12記載の方法。
【請求項14】 式IIIa:
【化31】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;および
Pは適当なシリル保護基である]
で表される化合物。
【請求項15】 式III:
【化32】
で表される化合物である請求項14記載の化合物。
【請求項16】 式IVa:
【化33】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;
Pは適当なシリル保護基;および
Raはスルホン酸の残基である]
で表される化合物。
【請求項17】 式IV:
【化34】
で表される化合物である請求項16記載の化合物。
【請求項18】 式Va:
【化35】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;および
Raはスルホン酸の残基である]
で表される化合物。
【請求項19】 式V:
【化36】
で表される化合物である請求項18記載の化合物。
【請求項1】 式VIIa:
【化1】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;および
基RおよびR1の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C1〜C6アルキル、ヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、所望により置換されていてもよいC1〜C6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C1〜C6アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C1〜C6アルコキシ、−NO2;R5およびR6は、独立して、水素またはC1〜C6アルキルであるNR5R6であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR1基は、一緒になって−O−CH2−O−基を形成する]
で表されるアミンを調製する方法であって、
(a)所望により置換されていてもよいtrans−シンナミルアルコールを酸化して、式Ia:
【化2】
で表される中間体エポキシドを得;
(b)該エポキシドを所望により置換されていてもよいフェノールと反応させて、式IIa:
【化3】
で表されるジオールを得;
(c)該ジオールをシリル化試薬と反応させて、Pがシリル連結基である式IIIa:
【化4】
で表されるアルコールを得;
(d)式IIIaで表されるアルコールをスルホン酸の反応性誘導体と反応させて、Raがスルホン酸の残基である式IVa:
【化5】
で表される化合物を得;
(e)式IVaで表される化合物からPを除去して、式Va:
【化6】
で表されるアルコールを得;
(f)該スルホニルオキシ基を置換して、式VIa:
【化7】
で表されるエポキシドを得;次いで
(g)該エポキシドをアンモニアと反応させて、式VIIaで表される化合物を得ることを特徴とする該方法。
【請求項2】 さらに、
(h)式VIIa:
【化8】
で表される化合物を式HOOCCH2Lで表されるカルボン酸またはその反応性誘導体[式中、Lは遊離基]と反応させて、式VIIIa:
【化9】
で表されるアミドを得;
(i)式VIIIaで表される化合物を反応させて、式IXa:
【化10】
で表される化合物を得;次いで
(j)式IXaで表される化合物を還元して、次式:
【化11】
で表される対応する化合物を得ることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】 さらに、該モルホリン化合物の医薬上許容される塩を形成することを特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項4】 式VII:
【化12】
で表される化合物を調製する方法であって、
(a)所望により置換されていてもよいtrans−シンナミルアルコールを酸化して、式I:
【化13】
で表される中間体エポキシドを得;
(b)該エポキシドを所望により置換されていてもよいフェノールと反応させて、式II:
【化14】
で表されるジオールを得;
(c)該ジオールをシリル化試薬と反応させて、式III:
【化15】
で表されるアルコールを得;
(d)式IIIで表されるアルコールをメタンスルホン酸の反応性誘導体と反応させて、式IV:
【化16】
で表される化合物を得;
(e)式IVで表される化合物から該トリメチルシリル基を除去して、式V:
【化17】
で表されるアルコールを得;
(f)該スルホニルオキシ基を置換して、式VI:
【化18】
で表されるエポキシドを得;次いで
(g)該エポキシドをアンモニアと反応させて、式VIIで表される化合物を得ることを特徴とする該方法。
【請求項5】 さらに、式VIIで表される化合物のメタンスルホン酸塩を調製することを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】 さらに、
(h)式VIIで表される化合物を塩化クロロアセチルと反応させて、式VIII:
【化19】
で表されるアミドを得;
(i)式VIIIで表される化合物を反応させて、式IX:
【化20】
で表される化合物を得;次いで
(j)式IXで表される化合物を還元して、次式:
【化21】
で表される対応するモルホリン化合物を得ることを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項7】 さらに、
(h)式VIIで表される化合物を塩化クロロアセチルと反応させて、式VIII:
【化22】
で表されるアミドを得;
(i)式VIIIで表される化合物を反応させて、式IX:
【化23】
で表される化合物を得;次いで
(j)式IXで表される化合物を還元して、次式:
【化24】
で表される対応するモルホリン化合物を得ることを特徴とする請求項5記載の方法。
【請求項8】 さらに、該モルホリン化合物の医薬上許容される塩を形成することを特徴とする請求項6または7記載の方法。
【請求項9】 該塩がメタンスルホン酸塩である請求項8記載の方法。
【請求項10】 式IIIa:
【化25】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;
Pはシリル連結基である]
で表される化合物を調製する方法であって、式IIa:
【化26】
で表される化合物を適当なシリル化試薬と反応させることを特徴とする該方法。
【請求項11】 式VIa:
【化27】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;および
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、ハロゲンもしくはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基もしくは2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成する]
で表される化合物を調製する方法であって;Raはスルホン酸の残基である式Va:
【化28】
で表される対応する化合物を適当な塩基で層間移動条件下、処理することを特徴とする該方法。
【請求項12】 次式:
【化29】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;および
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成する]
で表される化合物を調製する方法であって、式IXa:
【化30】
で表される対応する化合物を少なくとも4当量の適当な還元剤を含む溶液に添加することを特徴とする該方法。
【請求項13】 該還元剤が、水素化ホウ素、水素化ジブチルアルミニウム、水素化ジイソプロピルアルミニウム、または水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムである請求項12記載の方法。
【請求項14】 式IIIa:
【化31】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;および
Pは適当なシリル保護基である]
で表される化合物。
【請求項15】 式III:
【化32】
で表される化合物である請求項14記載の化合物。
【請求項16】 式IVa:
【化33】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;
Pは適当なシリル保護基;および
Raはスルホン酸の残基である]
で表される化合物。
【請求項17】 式IV:
【化34】
で表される化合物である請求項16記載の化合物。
【請求項18】 式Va:
【化35】
[式中、
nおよびn1は、独立して、1、2または3;
基RおよびR 1 の各々は、同一もしくは異なってよく、水素、ハロゲン、ハロ−C 1 〜C 6 アルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、所望により置換されていてもよいC 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルキル、所望により置換されていてもよいアリール−C 1 〜C 6 アルコキシ、−NO 2 、R 5 およびR 6 は、独立して、水素またはC 1 〜C 6 アルキルであるNR 5 R 6 であるか、あるいは、2つの隣接したR基または2つの隣接したR 1 基は、一緒になって−O−CH 2 −O−基を形成し;および
Raはスルホン酸の残基である]
で表される化合物。
【請求項19】 式V:
【化36】
で表される化合物である請求項18記載の化合物。
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