JP2002533234A - タイヤ製造方法、それにより得られるタイヤ、およびそれに使用するエラストマ組成物 - Google Patents

タイヤ製造方法、それにより得られるタイヤ、およびそれに使用するエラストマ組成物

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JP2002533234A
JP2002533234A JP2000589619A JP2000589619A JP2002533234A JP 2002533234 A JP2002533234 A JP 2002533234A JP 2000589619 A JP2000589619 A JP 2000589619A JP 2000589619 A JP2000589619 A JP 2000589619A JP 2002533234 A JP2002533234 A JP 2002533234A
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マルコ ナーミアス,ナニー
セラー,アントニオ
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ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
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Abstract

(57)【要約】 エポキシド基含有エラストマポリマと、そのポリマー内に分散された水酸基含有活性充填剤とを含む架橋性エラストマ材料であって、本質的に架橋剤を添加せずとも架橋する少なくとも1種類のエラストマ材料を、生タイヤ内に含む車両の車輪用タイヤ製造方法。このエラストマ材料は、その有効な架橋程度が170℃で5分以内の加熱後において少なくとも65%に匹敵することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、車両の車輪用タイヤの製造方法、それにより得られるタイヤ、およ
びそれに用いる架橋性エラストマ組成物(crosslinkable elastomeric composit
ions)に関する。本発明は、より詳細には、従来の架橋剤を本質的に用いずに製
造可能である車両の車輪用タイヤの製造方法、それにより得られるタイヤ、およ
びエポキシド基含有ポリマー(polymer containing epoxide groups)と水酸基
含有活性充填剤(active filler containing hydroxyl groups)とを含んでその
タイヤに用いる架橋性エラストマ組成物に関する。
【0002】 ゴム産業では、ジエン系エラストマの硫黄による加硫処理が、広範囲の製品の
製造、特に車両の車輪用タイヤに用いられている。この処理により得られる加硫
化製品は高品質であるが、産業上許容範囲の時間内で最適に加硫させるためには
、硫黄あるいは硫黄供与型化合物(sulphur donating compounds)のほかに、1
種類以上の活性化剤(例えばステアリン酸、酸化亜鉛など)および1種類以上の
促進剤(例えばチアゾール、ジチオカルバミン酸塩、チウラム、グアニジン、ス
ルフェナミドなど)を含む複合加硫系を使用する必要がある。これが主な理由と
なって、その実行は非常に複雑である。場合によって、特にその加硫化製品が医
療/ヘルスケアあるいは食品用の場合には、これらの生成物の存在が、製造およ
び使用時の双方における有害性/毒性の点から大きな問題となり得る。さらに、
硫黄あるいは硫黄供与型化合物を使用すると、一般に150℃を超える温度で実
行される加硫段階時において、揮発性硫化化合物が生成されることが周知である
【0003】 したがって、近年では、周知の加硫処理を改良して効率性および清浄度を高め
る方向と、別の架橋手法を開発することを目的とする方向との、2つの異なる方
向に研究努力が重ねられてきた。かなりの前身はしたが、硫黄と架橋させて同様
の結果を得られ、製造面において簡素化を有効に図ることのできる別の手法があ
るとは現時点では言えない。例えば、過酸化化合物による架橋処理には、活性化
剤を使用しなければならないことに加え、その化合物が不安定であるため十分な
注意が必要である。放射線による架橋には、高エネルギおよび高電力放射線を使
用する際に必要なあらゆる警戒が必要となるだけでなく、複雑な設備を使用しな
くてはならない。
【0004】 車両の車輪用タイヤの製造には、シリカあるいはシリカおよびカーボンブラッ
クの混合物を含むエラストマ組成物を強化充填剤として使用することが周知であ
る。これらの組成物は通常、タイヤトレッドバンドの製造に使用して、特に湿潤
時における優れたロードホールディングと、低い転がり抵抗とを実現する。これ
を目的として、シリカあるいはシリカ/カーボンブラック混合物と、ポリマー主
成分として、エポキシ化天然ゴムあるいはエポキシ化スチレン/ブタジエンコポ
リマー(例えば米国特許第4,179,421号、同第4,341,672号、
欧州特許第644,235号、および同第763,564号を参照)などのエポ
キシド基含有ポリマーとを含む配合物が特に開発されてきた。これらの配合物は
、特に硫黄あるいは過酸化物を伴う系により、従来の方法に基づいて架橋するも
のである。通常、シラン化合物をこの配合物に添加して、シリカとポリマー主成
分との間の相溶性(compatibility)を高める。
【0005】 Journal of Applied Polymer Science、
第44巻、1847〜1852頁(1992年)のS. Varugheseお
よびD.K.Tripathy氏による文献には、エポキシ化天然ゴム(ENR
)とシリカとの間の相互作用を詳しく調べることを目的にして、従来の架橋剤で
はなくENRおよびシリカを含む配合物の流動学的挙動(rheometric behaviour
)に関する研究が報告されている。特に、50モル%までエポキシ化したENR
(ENR−50)、シリカ、および任意に相溶化剤としてビス(トリエトキシシ
リルプロピル)テトラスルフィド(Si−69)を含む配合物を調製している。
この配合物を実験室用2シリンダ式混合機内で、この混合機シリンダに配合物が
粘着しないようにできるだけ短時間で調製した。180℃に加熱したレオメータ
を用いて1時間にわたり、その流動学的性能を調べた。著者によれば、その結果
、シリカとENR−50との間に化学反応が起こり、緩い架橋が見られたという
ことである。試料にシランを含有した場合には、架橋程度がやや強まるとされて
いる。
【0006】 上記文献に報告された流動学的曲線から、トルク値(本願出願人による評価で
は、1時間にわたる180℃の加熱後約5dN・m。1849頁、図1、曲線D
を参照)は、極めて緩やか速度で緩やかに上昇することがわかる。これらの値か
ら、シリカおよびENR−50を含む配合物内にある程度の架橋が起こっている
ことがわかるが、その架橋はわずかであり、何よりも架橋速度が極めて遅いため
、実際の使用には不向きである。これは、上記文献の同じ著者が、エポキシド基
とシリカのシラン基との間を架橋するには一般の加硫処理よりも多くの活性化エ
ネルギが必要となるだろうと言っている(1849頁)ことからもわかる。した
がって、この配合物は、一般の架橋エラストマ製品、および特にタイヤの産業規
模の生産には完全に不適切である。
【0007】 驚くべきことに、本願出願人は、架橋製品、特に車両の車輪用タイヤを、本質
的に架橋剤を添加して含めずとも、エポキシド基含有エラストマポリマーと水酸
基含有活性充填剤とを含有する架橋性組成物を用いることにより製造できること
を発見した。予め定められた温度に予め定められた時間で加熱すると、これらの
組成物は短時間で高レベルに架橋するため、一般の架橋エラストマ製品、および
特にタイヤの産業規模の生産への適用が可能である。
【0008】 第1の態様によれば、本発明は、車両の車輪用タイヤの製造方法に関し、この
方法は、 少なくとも1種類の架橋性エラストマ材料を含む生タイヤ(raw tyre)を製造す
るステップと、 加硫処理用の型内に画成されている成形キャビティ内で生タイヤを成形するステ
ップと、 このタイヤを予め定められた温度に予め定められた時間で加熱することにより、
エラストマ材料を架橋させるステップと、 を含み、この生タイヤは、エポキシド基含有エラストマポリマーと、前記ポリマ
ー内に分散する水酸基含有活性充填剤と、を含む少なくとも1種類の架橋性エラ
ストマ材料を含有し、このエラストマ材料の架橋ステップが、本質的に架橋剤を
添加せずに行われることを特徴とする。
【0009】 好適態様によれば、この架橋ステップを、タイヤを少なくとも100℃、好ま
しくは少なくとも120℃の最高温度まで、少なくとも3分間、好ましくは少な
くとも5分間かけて加熱することにより行う。
【0010】 別の好適態様によれば、活性充填剤を、エポキシド基含有エラストマポリマー
内に、90%を超える分散率、好ましくは95%を超える分散率、より好ましく
は98%を超える分散率で分散させる。
【0011】 別の好適態様によれば、架橋性エラストマ材料は、170℃で5分以内の加熱
後における有効な架橋程度が、少なくとも65%に匹敵することを特徴とする。
【0012】 第2の態様において、本発明は、架橋したエラストマ材料による1種類以上の
要素を含む車両の車輪用タイヤに関し、その成分の少なくとも1種類が、エポキ
シド基含有エラストマポリマーと、そのポリマー内に分散された水酸基含有活性
充填剤とを含み、その材料が、本質的に架橋剤の添加なしで架橋することを特徴
とする。
【0013】 別の態様によれば、本発明は、エポキシド基含有エラストマポリマとそのポリ
マー内に分散された水酸基含有活性充填剤とを含む組成物に関し、その組成物は
、本質的に架橋剤の添加なしで架橋し、170℃で5分以内の加熱後における有
効な架橋程度が少なくとも65%に匹敵することを特徴とする。
【0014】 別の態様によれば、本発明は、エポキシド基含有エラストマポリマとそのポリ
マー内に分散された水酸基含有活性充填剤とを含む架橋製品であって、本質的に
架橋剤の添加なしで架橋し、その充填剤がポリマー内に、90%を超える分散率
、より好ましくは95%を超える分散率、さらに好ましく約98%を超える分散
率で分散されていることを特徴とする架橋製品に関する。
【0015】 別の態様によれば、本発明は、エポキシド基含有エラストマポリマとそのポリ
マー内に分散された水酸基含有活性充填剤とを含むエラストマ組成物の調製方法
に関し、その組成物は、架橋剤の添加なしで架橋性があり、その調整方法は、充
填剤の分散率が90%を超えるように予め定められた時間の間、組成物が早期架
橋(pre-crosslinking)を避けるように予め定められた温度で、活性充填剤にポ
リマーを混合するステップを含む。
【0016】 本明細書および請求の範囲でいう「本質的に架橋剤の添加なしで」とは、架橋
を誘発させ得る他の系とその架橋性組成物を反応させないこと、あるいは、その
組成物内に含有させてもよい他の生成物が、それ自体において架橋反応に関与す
ることはできるが、短時間(5分以内など)でかなりの架橋を形成するために必
要な最小量よりも少ない量で使用されることをいう。具体的に言えば、本発明に
よる組成物は、例えば、硫黄、硫黄供与体、過酸化物あるいは他のラジカル開始
剤などの、従来技術で通常使用されてきたいずれの架橋系を本質的に含まずとも
架橋性であり、また、ポリマー内に架橋現象を誘発させるために高エネルギ放射
線(UV、ガンマ線など)の作用を施すこともない。
【0017】 本明細書および請求の範囲でいう「有効な架橋程度」(%Reff)とは、合
計30分間170℃に加熱した組成物試料に関して得られるMDR(MDR=移
動ダイレオメータ)流動学的曲線を参照した際の、有効トルク値(Meff)と
最小トルク値(M)との差異を意味し、時間tfin=30分における最終ト
ルク値(Mfin)とMとの差異に対する百分率:
【0018】
【数1】 で表される。
【0019】 Meff値は、 MDR曲線の最小値点(tML;ML)と、MLに対してトルク値が1dN・m
だけ上昇した地点(tsl;M+1)との間を通過する線分(A)と、 最終地点(30;Mfin)と、最大値Mと最小値Mとの間のトルクに対す
る合計偏差の90%だけトルク値がMに対して増加した地点(t90;M
0.9(M−M))との間を通過する線分(B)と、 の交点におけるトルク値として、MDR曲線から明確に特定できる。
【0020】 線分(A)および(B)の勾配はそれぞれ、平均初期架橋速度(すなわち、架
橋が開始された最小値点M後の第1の時間内における速度)と、平均最終架橋
速度(すなわち、最終的な架橋の90%が形成された地点と、30分後における
最終点との間の時間内における速度)の程度を表す。
【0021】 図1に、これらの特性地点と線分(A)および(B)を表した一般的MDR曲
線を示す。
【0022】 次式(2)および(3)はそれぞれ線分(A)および(B)を示している。 M=V*t+(M+1)−V*tsl (2) M=V*t+Mfin−V*30 (3) ここで、M、tslおよびMfinの定義は上記の通りであり、同時に次式が
成り立つ。
【0023】
【数2】
【0024】 方程式(2)および(3)から、teffおよびMeffを算出可能な式が得
られる。
【0025】
【数3】 eff=V*teff+(M+1)−V*tS1 (7
【0026】 MDR曲線は、ASTM標準D5289−95に記載されているように特定す
ることができる。
【0027】 本発明による組成物内に使用可能なエポキシド基含有ポリマーは、ガラス転移
温度(Tg)が23℃を下回り、0℃を下回ると好ましく、そのポリマーが含有
するモノマーの合計モル数に対して、少なくとも0.05モル%、好ましくは0
.1〜70モル%、さらに好ましくは0.5〜60モル%のエポキシド基を含む
、弾性を備えたホモポリマーあるいはコポリマーである。エポキシド基を含む異
なる種類のポリマーの混合物、あるいは1種類以上の非エポキシ化エラストマポ
リマを含む1種類以上のエポキシ化ポリマーの混合物も、この定義の範囲である
【0028】 コポリマーの場合、これらの構造はランダム、ブロック、グラフト、あるいは
これらの混合でよい。主成分ポリマーの平均分子量は、2000〜1,000,
000であると好ましく、50,000〜500,000であればより好ましい
【0029】 特に、天然あるいは合成材料を基とする主成分ポリマー構造が1種類以上の共
役ジエンモノマーから誘導され、任意にモノビニルアレンおよび/または極性コ
モノマーで共重合化された、エポキシ化ジエンホモポリマーあるいはコポリマー
が好適である。
【0030】 特に好適なポリマーは、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジ
メチル−1,3−ブタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、2−フェニ
ル−1,3−ブタジエンなど、あるいはこれらの混合物から選択される、4〜1
2個、好ましくは4〜8個の炭素原子を含むジエンモノマーの(共)重合から誘
導されるポリマーであり、1,3−ブタジエンおよびイソプレンが特に好適であ
る。
【0031】 コモノマーとして任意に使用可能なモノビニルアレンは一般に、8〜20個、
好ましくは8〜12個の炭素原子を含み、例えばスチレン;1−ビニルナフタレ
ン;2−ビニルナフタレン;さまざまなアルキル、シクロアルキル、アリール、
アルキルアリールあるいは、3−メチルスチレン、4−プロピルスチレン、4−
シクロへキシルスチレン、4−ドデシルスチレン、2−エチル−4ベンジルスチ
レン、4−p−トリルスチレン、4−(4−フェニルブチル)スチレンなどのス
チレンのアリールアルキル誘導体など、あるいはこれらの混合物から、選択する
ことができる。スチレンが特に好適である。これらのモノビニルアレンは、任意
に、4−メトキシスチレンなどのアルコキシ基、4−ジメチルアミノスチレンな
どのアミノ基などの、1つ以上の官能基と置換することができる。
【0032】 特にビニルピリジン、ビニルキノリン、アクリルおよびアルキルアクリル酸エ
ステル、ニトリルなど、あるいはこれらの混合物という、さまざまな極性コモノ
マーをこの主成分ポリマー構造内に導入することができる。その例として、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
アクリロニトリルなどが挙げられる。
【0033】 ジエンポリマーの中でも特に好適なものは、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリ
イソプレン、スチレン/ブタジエンコポリマー、ブタジエン/イソプレンコポリ
マー、スチレン/イソプレンコポリマー、ニトリルゴムなど、あるいはこれらの
混合物である。
【0034】 コポリマーの場合、ジエンコモノマーの他のコモノマーに対する量は、最終的
に得られるポリマーに弾性が確実に備わるようにする。この意味では、所望の弾
性を得るために必要なジエンコモノマーの最小量を特定することは一般に不可能
である。参考として、コモノマーの合計重量に対して少なくとも50重量%のジ
エンコモノマーがあれば一般に充分であると考えられる。
【0035】 主成分とするジエンポリマーは、一般にエマルジョン、懸濁あるいは溶液内で
、周知の手法にしたがって調製することができる。このように得られた主成分ポ
リマーに、例えば溶液内にてエポキシ化剤と反応させるなど、周知の手法にした
がってエポキシ化処理を施す。このエポキシ化剤は一般に、m−クロロ過安息香
酸、過酢酸などの過酸化物あるいは過酸、または、酢酸、無水酢酸など、任意に
硫黄酸などの酸触媒を混合した、カルボン酸あるいはその誘導体を含む水素過酸
化物である。エラストマポリマーのエポキシ化処理に関しては、米国特許第4,
341,672号あるいはSchulz他著「Rubber Chemistr
y and Technology」、第55巻、809頁以下参照などに詳細
に記載されている。
【0036】 同様に使用可能であるエポキシド基含有ポリマーは、1つ以上のエポキシド基
を含むオレフィンコモノマーを伴う1つ以上のモノオレフィンのエラストマコポ
リマーである。このモノオレフィンは、通常3〜12個の炭素原子を含むエチレ
ンおよびα−オレフィンであり、その例としてプロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1‐ヘキセン、1−オクテンなど、又はこれらの混合物が挙げられる。
以下が好適である:エチレンとα−オレフィンコとの、および任意にジエンとの
コポリマー;それより少量のジエンを含み、任意に少なくとも部分的にハロゲン
化されているイソブテンホモポリマーあるいはそのコポリマー。任意に含有され
るジエンは一般に、4〜20個の炭素原子を含み、1,3−ブタジエン、イソプ
レン、1,4−ヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネンなどから選択すると好まし
い。これらの中で以下のものが特に好適である:エチレン/プロピレンコポリマ
ー(EPR)あるいはエチレン/プロピレン/ジエンコポリマー(EPDM);
ポリイソブテン;ブチルゴム;ハロブチルゴム、特にクロロブチルあるいはブロモ
ブチルゴムなど;あるいはこれらの混合物。エポキシド基を含むオレフィンコポ
リマーは、たとえば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、一
酸化ビニルシクロへキセン、アリールグリシジルエーテルおよびメタリルグリシ
ジルエーテルから、選択可能である。上記のエポキシ化コモノマーによるエポキ
シド基の導入は、具体的にいえばエマルジョン内におけるラジカル共重合化など
の周知の手法にしたがって、対応モノマーを共重合化することにより実行できる
。ジエンコモノマーを含有する場合、これを利用して上述のようにエポキシ化反
応させることによりエポキシド基を導入することができる。
【0037】 本発明に使用可能であり現在市販されているエポキシ化エラストマポリマーの
例として、Guthrieからの製品、商標名Epoxyprene(エポキシ
化天然ゴムENR)およびElf Atochemからの製品、商標名Poly
BD(エポキシ化ポリブタジエン)がある。
【0038】 本発明でいう表現「水酸基含有活性充填剤」とは、ポリマーのエポキシド基と
相互作用し得る活性水酸基を表面に担持して細分された無機あるいは有機性材料
をいう。例えば、シリカ、特に沈降シリカおよび発熱シリカ、アルミナ、酸化チ
タン、セルロース繊維、微晶質セルロース、ゼオライト、カオリンなど、あるい
はこれらの混合物が、この種類である。それ自体は活性でなくとも表面が水酸基
により変性されている充填剤であれば、これも使用可能であり、その例として、
国際特許出願第WO96/37546号および同第WO98/13428号など
に記載されているように、少なくとも部分的にシリカをコーティングしたカーボ
ンブラックが挙げられる。
【0039】 特に好適な活性充填剤は、沈降シリカ、発熱シリカ、アルミナあるいはこれら
の混合物である。エポキシ化ポリマーとの相互作用を有効に発生させるには、活
性充填剤の表面積(BET法により特定)が40m/gを超えると好ましく、
80〜600m/gであるとより好ましい。同時に、充填剤に含有される活性
水酸基の密度は一般に1基/nmを超え、5基/nmを超えると好ましい。
活性水酸基の密度は、Leonardelli他著、J.Am.Chem.So
c.、114,16(1992年)などに記載されているように、NMR分析法
により特定可能である。
【0040】 具体的に例を挙げると、本発明による活性充填剤として使用すると有利となり
得る市販製品は、Degussa製、VN3製品、Rhone−Poulenc
製、商標名Zeosil製品、およびCabot Corp.製、商標名Eco
black製品などから選択可能である。
【0041】 十分な架橋を形成するために必要な充填剤の最小量は、使用する具体的な材料
と最終的な架橋製品に付与したい特性との関係において、特定可能である。本願
出願人が調べたところ、一般に、20phrを超える、好ましくは30〜150
phr(phrは、主成分ポリマーの重量部100あたりの重量部)の活性充填
剤を使用する必要があることがわかった。
【0042】 この活性充填剤は、カーボンブラック、炭酸カルシウムなど、架橋エラストマ
組成物内の補強剤として一般に使用されている他の非活性充填剤との混合物とし
て使用可能である。配合物内に含まれる充填剤の合計重量の少なくとも50重量
%が活性充填剤であれば、満足の行く結果を得るのに十分である。当然ながら、
これらの量は、使用する充填剤の性質および最終的な架橋製品に必要な特性との
関係により可変である。
【0043】 主成分ポリマー内の活性充填剤の分散率(D%)は、分散前の充填剤粒子数を
もとに、組成物の薄い部分(厚さ:1μm)を光学顕微鏡あるいは電子顕微鏡分
析することにより特定可能である。従来、粒径が7μm以上である粒子形態で凝
集している充填剤は、「非分散性」であると考えられている。
【0044】 分散率は、次式にしたがって算出する。
【0045】
【数4】 このとき、
【0046】
【数5】
【0047】 式(8)内の係数0.4は通常「膨潤率」として周知であるが、これは、ある
程度の「捕集された」ポリマーが非分散凝集塊内に含まれていることを考慮して
、非分散凝集塊内に事実上含有された充填剤の量を示す経験的性質のパラメータ
である。充填剤自体を、それを取囲むポリマーマトリクスから容易に識別できな
い場合、特に光学顕微鏡を使用している場合は、カーボンブラックなどの適した
造影剤を少量、充填剤に添加することができる。
【0048】 充填剤の分散率特定に関する他の詳細については、例えば「Carbon B
lack Dispersion Measurement. Part II
. Influence of Dispersion on Physica
l Properties」、B.R.Richmond(Meeting o
f the Rubber Division、ACS、10月号、26〜29
頁、1993年)に記載されている。
【0049】 本発明による架橋性組成物には、一般に使用する添加剤を含有することができ
、それらは意図される具体的な用途に基づいて選択される。これらの組成物には
、例えば酸化防止剤、保護剤、可塑剤、接着剤、オゾン劣化防止剤、硬化樹脂、
変性樹脂、繊維(商標名Kevlarパルプなど)などを添加することができる
。特に、本発明による架橋性組成物には、その加工性を改良するために、鉱油、
植物油、合成油など、あるいはこれらの混合物から一般に選択される潤滑剤を添
加することができる。その例として、芳香油、ナフテン油、フタル酸塩、大豆油
、エポキシ化大豆油などが挙げられる。この潤滑剤の量は一般に、2〜100p
hrの範囲が可能であり、5〜50phrであると好ましい。
【0050】 本発明による架橋性組成物は、主成分ポリマーと活性充填剤とを従来技術にお
いて周知の手法にしたがって混合することにより調製可能である。この混合には
、例えば、開口式粉砕混合機(open-mill mixer)、あるいは、接線方向の回転
翼(tangential rotors)(Banbury)あるいは相互係着した回転翼(int
erlocking rotors)(Intermix)を具備する種類の密閉式混合機(inte
rnal mixer)、またはKo−Kneader(Buss)あるいは同時回転(co
-rotating)あるいは逆回転式二軸型(counter-rotating twin-screw)の連続式
混合機(continuous mixer)を利用可能である。
【0051】 混合時には、予め定められた温度より低い温度に保持して、組成物を早期に架
橋させないようにする。このため、温度は一般に130℃未満とし、100℃を
下回れば好ましく、80℃を下回ればより好ましい。混合時間は、その配合物内
の具体的な組成および使用する混合機の種類に主に依存して広範囲に可変であり
、充填剤が主成分ポリマー内に所望程度に分散するように予め定めておく。一般
に、90秒以上の混合時間であれば良好な結果が得られ、3〜35分であれば好
ましい。
【0052】 上述した温度より低く温度を保ちながら充填剤を最適に分散させるために、任
意に異なる種類の混合機の組み合わせを続けて使用して、複数ステップによる混
合処理を用いてもよい。
【0053】 上述した固形状態での混合処理の他の方法として、配合物が過熱して問題が発
生し、不当な早期架橋現象が起こらないように、本発明による架橋性組成物を有
利なことに、有機溶剤内の水性エマルジョンあるいは溶液の形態で、活性充填剤
を主成分ポリマーと混合することができる。この充填剤はそのままの状態で使用
しても、水性媒体内に懸濁あるいは分散した状態で使用してもよい。引き続き、
このように充填されているポリマーを、適した手段により溶剤あるいは水から分
離する。例えばエマルジョン内ポリマーを使用する場合、凝集剤を添加すること
により、このポリマーを、充填剤を含む粒子形態として沈降させることができる
【0054】 使用可能な凝集剤は具体的にいえば、水性ナトリウムあるいはケイ酸カリウム
溶液などの電解質溶液である。この凝結処理は、揮発性有機溶剤を使用すること
により促進可能である。使用後、その溶剤は、充填されたポリマーの沈降時に蒸
発させて除去する。充填エラストマを調製するこの種の処理に関する他の詳細は
、米国特許第3,846,365号などに記載されている。
【0055】 本発明を、添付の図面を参照しながら複数の実施例でさらに例証していく。
【0056】 図1を参照すると、タイヤ1には従来少なくとも1つのカーカスプライ2が含
まれ、かかるカーカスプライの両側の縁部は、各固定ビードコア3のまわりを外
側に折り返されている。各コアは、タイヤの周方向内縁部を画成するビード部4
内に封入されている。タイヤは、車両の車輪の一部を形成するリム5上にて、こ
のビード部4と係合している。
【0057】 カーカスプライ2が延在する周方向に沿って、1本以上のベルトストリップ6
が付与されており、かかるベルトストリップは、ブレンドシート内に封入された
金属あるいは織布コードを用いて作製されている。カーカスプライ2の外側の、
このプライの各向かい合う側部には、1対のサイドウォール7が付与されている
。各サイドウォールは、ビード4から、ベルトストリップ6の両側の端部が画成
しているタイヤの所謂「ショルダ」領域8まで延在している。ベルトストリップ
6上には、その側縁部がショルダ8で終端するトレッドバンド9が周方向に付与
されており、かかるトレッドバンドは、サイドウォール7に連結している。トレ
ッドバンド9の外側は、地面と接触するように設計された回転表面9aであり、
この表面には、周方向の溝が図示しない横方向の溝を挿入させながら形成されて
おり、これが回転表面9a上にさまざまに配分される複数のブロック11を画成
している。
【0058】 本発明によるタイヤの製造処理は、従来技術で周知の手法にしたがい、従来技
術で周知の装置を用いて行うことができる(例えば、欧州特許第199,064
号、米国特許第4,872,822号、同第4,768,937号を参照)。さ
らに具体的にいえば、この処理には生タイヤを製造するステップが含まれ、この
ステップでは、予めそれぞれ別個に製造され、タイヤのさまざまな部位(カーカ
スプライ、ベルトストリップ、ビードフープ、フィラー、サイドウォール、およ
びトレッド)に対応する半製品が、適した製造機械により互いに組み合わされる
【0059】 このように得られる生タイヤに引き続き成形および架橋ステップを施す。この
ため、処理対象であるタイヤを受容するように設計された加硫処理用の型を使用
する。この型の内部は、架橋が完了した際に形成されるタイヤの外表面と逆の形
状に成形された壁面を含む成形キャビティとなっている。
【0060】 タイヤの内表面により画成された空間内に加圧流体を投入して、生タイヤの外
面を成形キャビティの壁面に押し付けることにより、生タイヤを成形することが
できる。広範に実施されている成形方法の1つでは、エラストマ材料で製造され
た加硫チャンバが、蒸気および/または他の流体を圧力下で充填されることによ
り、成形キャビティ内に封入されたタイヤの内部で膨張すると考えられている。
こうして生タイヤを成形キャビティの内壁に対して押しつけることにより、所望
の成形を施すことができる。別の方法として、膨張性加硫チャンバを使用せず、
タイヤ内部に、最終的なタイヤ内表面の形状にしたがって形成したドーナツ型金
属支持体を設けることにより、成形を行ってもよい(例えば、欧州特許第242
,840号を参照)。この場合、ドーナツ型金属支持体と生エラストマ材料との
熱膨張率の差異を利用して、適切な成形圧力を得る。
【0061】 この時点で、タイヤに含まれる生エラストマ材料の架橋ステップを実行する。
加硫処理用の型の外壁に加熱した流体(通常、蒸気)を接触させ、一般に100
℃〜200℃の最高温度とする。同時に、タイヤの内面を、タイヤを成形キャビ
ティに押しつけるために使用したのと同じ加圧流体により架橋温度まで加熱し、
100℃〜250℃の最高温度とする。エラストマ材料全体が十分に架橋するま
でにかかる時間は、3分〜60分の間で可変であり、これは主にタイヤの寸法に
依存する。
【0062】 以下に本発明に対するさまざまな実施例を記載する。
【0063】 実施例1〜実施例4 表1に示す組成物を、開口型シリンダ方式混合機により調製した。混合時間は
約30分であり、約70℃の最高温度に保持した。
【0064】 調製した組成物について、Monsanto製MDRレオメータによりMDR
流動学的分析を行った。この試験は、170℃にて30分間、1.66Hzの振
動数(100振動/分)および±0.5°の振幅で実施した。表1に、得られた
MDR曲線のパラメータを示す。
【0065】
【表1】
【0066】 表1に示した実施例から、シリカを含む本発明による組成物を用いることによ
り、従来の架橋系のいずれも添加せずに、かなりの架橋状態を形成できることが
わかる。これに対して、シリカではなくカーボンブラックのみ(活性水酸基を本
質的に含まず)を用いた場合には、産業上許容できる時間内に高い架橋程度を得
ることはできない。
【0067】 実施例5〜実施例6 表2に示す組成物を、実施例1〜実施例4と同じ開口型混合機を用いて調製し
た。混合時間は約30分、最高温度は約60℃に保持した。
【0068】 調製した組成物について、実施例1〜実施例4で用いたものと同じレオメータ
および条件下でMDR流動学的分析を行った。図3に、得られた流動学的曲線を
示す(連続線は実施例5、破線は実施例6を示す)。重要なパラメータについて
は表2に示す。
【0069】 機械的特性(ISO標準37による)およびIRHD硬さ(ISO標準48に
よる)を、170℃にて10分間架橋した上記組成物の試料について調べた。そ
の結果を表2に記載する。
【0070】 表2のデータからわかるように、従来の架橋剤を含まない本発明による組成物
から、従来の硫黄を主成分とする架橋系を添加した同じ組成物により得られる製
品に完全に匹敵する特性を有する架橋製品を得ることができる。
【0071】
【表2】
【0072】 実施例7〜実施例9 50%エポキシ化天然ゴム(商標名Epoxyprenes ENR50)1
00phrと、シリカ(商標名Zeosils 1165)70phrと、酸化
防止剤(商標名VulkanoxX HS)1.5phrとを含む組成物を調製
した。
【0073】 実施例7では、実施例1〜実施例4で使用したものと同じ開口型シリンダ方式
混合機を使用し、混合時間は約30分、最高温度を約60℃に保持した。実施例
8は、回転翼が相互係着した密閉型混合機(Intermix)を使用して行い
、処理時間は20分、最高温度を約95℃に保持した。最後に実施例9は、回転
翼が接線方向に延びた密閉型混合機(Banbury)を使用して行い、処理時
間は5分、最高温度を約120℃に到達した。実施例8および実施例9では、そ
の配合物を開口型混合機で約2分間再処理して、試験を行うはずの試料となる均
一なシートを得た。
【0074】 この配合物を170℃にて10分間架橋させた。その結果を表3に記載する。
実施例9(比較例)では、MDR曲線に関するデータは、ほとんど再現性がなか
ったため、記載されていない。
【0075】 これらのデータから、ポリマーマトリクス内にシリカを十分に分散しないと(
実施例9)、得られる架橋製品の引張強度が低くなることが明らかである。
【0076】
【表3】
【0077】 実施例10〜実施例14 表4の組成物を実施例1〜実施例4と同じ開口型混合機を用いて調製した。混
合時間は約30分であり、最高温度は約60℃に保持した。この組成物を光学顕
微鏡分析した結果から、充填剤が本質的に完全に分散していることがわかった。
流動学的曲線に関するデータ(実施例1〜実施例4で記載したように得たデータ
)を表4に示す。機械的特性(ISO標準37による)および架橋密度(d
を、架橋した試料について調べた。架橋密度は、トルエンの膨潤度を測定して特
定した。
【0078】 得られた結果から、充填剤としてシリカとカーボンブラックとの混合物を含む
組成物は、添加した充填剤の総量に対してシリカが最も多い割合を占めれば、十
分に架橋性であることがわかる。
【0079】
【表4】
【0080】 実施例15 10%エポキシ化天然ゴム(商標名Epoxyprenes ENR10)1
00phrと、シリカ(商標名Zeosils 1165)70phrとを含む
組成物を、実施例1〜実施例4と同じ開口型混合機を用いて調製した。この組成
物を170℃に10分間加熱して架橋させた。この架橋した材料の試料について
、 ISO標準48によるIRHD硬さと、 以下の手順による牽引圧縮において動的Inston装置を用いて特定した弾性
モジュラスE'と、 を測定した。
【0081】 予備荷重を加えて圧縮して初期長さに対して長手方向に10%変形し、試験中
70℃に保持した円柱状(長さ25mm、直径14mm)の架橋材料の試験片を
、100Hzの振動数で、予備荷重下における長さに対して3.33%の振幅の
動的正弦波状変形を加えた。
【0082】 得られた結果は以下の通りである。 IRHD硬さ:23℃にて90 IRHD硬さ:100℃にて84 70℃における弾性モジュラス(E’):30.2MPa
【0083】 高温でも硬さおよび動的弾性モジュラス双方の値が高いことから、この組成物
が、一般に100℃におけるIRHD硬さが80を上回り、かつ70℃における
弾性モジュラスE’が15Mpaを上回っていなければならない、タイヤビード
内の充填剤成分として特に適していることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるタイヤの一部を切取った断面図である。
【図2】 一般的MDR曲線であり、上記に規定した複数の重要地点と線分
(A)および(B)も示している。
【図3】 実施例5および実施例6について得られたMDR曲線を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 30:00 B29L 30:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CN,I D,JP,KR,RU,TR,US Fターム(参考) 4F203 AA45 AB03 AH20 DA11 DB01 DC01 DK07 4J002 AB012 BB151 BB181 BB241 CD181 DA036 DE136 DE146 DJ006 DJ016 DJ036 FA042 FB096 FD012 FD016 FD027 FD037 FD077 GN01

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪用タイヤの製造方法であって、 少なくとも1種類の架橋性エラストマ材料を含む生タイヤを製造するステップ
    と、 該生タイヤを、加硫処理用型内に画成されている成形キャビティ内で成形する
    ステップと、 該タイヤを予め定められた温度に予め定められた時間をかけて加熱することに
    より、該エラストマ材料を架橋させるステップと、 を含み、該生タイヤが、エポキシド基含有エラストマポリマと、該ポリマー内に
    分散された水酸基含有活性充填剤とを含む少なくとも1種類の架橋性エラストマ
    材料を含み、該エラストマ材料を架橋させるステップが、本質的に架橋剤を添加
    せずに行われることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記架橋ステップが、前記タイヤを少なくとも100℃の最
    高温度まで少なくとも3分間加熱することにより行われる請求項1に記載の方法
  3. 【請求項3】 前記架橋ステップが、前記タイヤを少なくとも120℃の最
    高温度まで少なくとも5分間加熱することにより行われる請求項2に記載の方法
  4. 【請求項4】 前記活性充填剤が、前記エポキシド基含有エラストマポリマ
    内に90%を超える分散率で分散される請求項1〜3のいずれか1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記活性充填剤が、前記エポキシド基含有エラストマポリマ
    内に95%を超える分散率で分散される請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記活性充填剤が、前記エポキシド基含有エラストマポリマ
    内に98%を超える分散率で分散される請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記架橋性エラストマ材料の有効架橋程度が、170℃で5
    分以内の加熱後において少なくとも65%に匹敵することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 エポキシド基含有エラストマポリマと、該ポリマー内に分散
    された水酸基含有活性充填剤とを含む組成物であって、本質的に架橋剤を添加さ
    れずとも架橋性であり、170℃で5分以内の加熱後における有効架橋程度が少
    なくとも65%に匹敵することを特徴とする組成物。
  9. 【請求項9】 前記活性充填剤が、前記エポキシド基含有エラストマポリマ
    内に90%を超える分散率で分散される請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記活性充填剤が、前記エポキシド基含有エラストマポリ
    マ内に95%を超える分散率で分散される請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記活性充填剤が、前記エポキシド基含有エラストマポリ
    マ内に98%を超える分散率で分散される請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記エポキシド基含有エラストマポリマが、ガラス遷移温
    度(Tg)を23℃未満とするエラストマ特性を持つホモポリマーあるいはコポ
    リマーである請求項8〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記エポキシド基含有エラストマポリマのガラス遷移温度
    (Tg)が0℃を下回る請求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記エラストマポリマが、該ポリマー内のモノマー総モル
    数に対して少なくとも0.05モル%のエポキシド基を含む請求項8〜13のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記エラストマポリマが、該ポリマー内のモノマー総モル
    数に対して0.1〜70モル%のエポキシド基を含む請求項14に記載の組成物
  16. 【請求項16】 前記エラストマポリマが、該ポリマー内のモノマー総モル
    数に対して0.5〜60モル%のエポキシド基を含む請求項15に記載の組成物
  17. 【請求項17】 前記エラストマポリマの平均分子量が2,000〜1,0
    00,000である請求項8〜16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記エラストマポリマの平均分子量が50,000〜50
    0,000である請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記エラストマポリマが、任意にモノビニルアレンおよび
    /または極性コモノマーと共重合された、1つ以上の共役ジエンモノマー由来の
    エポキシ化ジエンホモポリマーあるいはコポリマーである請求項8〜18のいず
    れか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記エポキシド基含有エラストマポリマが、天然ゴム、ポ
    リブタジエン、ポリイソプレン、スチレン/ブタジエンコポリマー、ブタジエン/
    イソプレンコポリマー、スチレン/イソプレンコポリマー、ニトリルゴム、また
    はこれらの混合物から選択される請求項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記エラストマポリマが、1つ以上のエポキシド基を含む
    オレフィンコモノマーを伴う1つ以上のモノオレフィンのコポリマーである請求
    項8〜18のいずれか1項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記エラストマポリマが、1種類以上の非エポキシ化エラ
    ストマポリマとの混合物である請求項8〜21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記活性充填剤が、シリカ、アルミナ、酸化チタン、セル
    ロース繊維、微晶質セルロース、ゼオライト、カオリン、またはこれらの混合物
    から選択される請求項8〜22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記活性充填剤が、沈降シリカ、発熱シリカ、アルミナ、
    またはこれらの混合物から選択される請求項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記活性充填剤が、その表面を水酸基で変性した充填剤で
    ある請求項8〜22のいずれか1項に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記活性充填剤が、少なくとも一部をシリカでコーティン
    グしたカーボンブラックである請求項25に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記活性充填剤の表面積が40m/gを超える請求項8
    〜26のいずれか1項に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記活性充填剤の表面積が80〜600m/gである請
    求項27に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記活性充填剤の活性水酸基密度が1基/nmを超える
    請求項8〜28のいずれか1項に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記活性充填剤の活性水酸基密度が5基/nmを超える
    請求項29に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記活性充填剤の含有量が20phrを超える請求項8〜
    30のいずれか1項に記載の組成物。
  32. 【請求項32】 前記活性充填剤の含有量が30〜150phrである請求
    項31に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記活性充填剤が非活性強化充填剤との混合物である請求
    項8〜32のいずれか1項に記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記活性充填剤が、前記組成物内に含有される充填剤合計
    の少なくとも50重量%を占める請求項33に記載の組成物。
  35. 【請求項35】 酸化防止剤、保護剤、可塑剤、接着剤、オゾン劣化防止剤
    、硬化樹脂、変性樹脂、繊維などから選択される1種類以上の添加剤をさらに含
    む請求項8〜34のいずれか1項に記載の組成物。
  36. 【請求項36】 潤滑剤をさらに含む請求項8〜35のいずれか1項に記載
    の組成物。
  37. 【請求項37】 前記潤滑剤の含有量が2〜100phrである請求項36
    に記載の組成物。
  38. 【請求項38】 前記潤滑剤の含有量が5〜50phrである請求項37に
    記載の組成物。
  39. 【請求項39】 エポキシド基含有エラストマポリマと該ポリマー内に分散
    された水酸基含有活性充填剤とを含み、架橋剤の添加なしで架橋性であるエラス
    トマ組成物の調製方法であって、90%を超える分散率で該充填剤を分散させる
    ように予め定められた時間をかけ、かつ該組成物が早期に架橋しないように予め
    定められた温度で、該活性充填剤を該ポリマーと混合させるステップを含む方法
  40. 【請求項40】 前記混合温度が130℃未満に保持される請求項39に記
    載の方法。
  41. 【請求項41】 前記混合温度が100℃未満に保持される請求項40に記
    載の方法。
  42. 【請求項42】 前記混合温度が80℃未満に保持される請求項41に記載
    の方法。
  43. 【請求項43】 前記活性充填剤および前記ポリマーが開口式混合機を用い
    て混合される請求項39〜42のいずれか1項に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記活性充填剤および前記ポリマーが密閉式混合機を用い
    て混合される請求項39〜42のいずれか1項に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記活性充填剤および前記ポリマーが連続式混合機を用い
    て混合される請求項39〜42のいずれか1項に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記混合時間が90秒を上回る請求項43〜45のいずれ
    か1項に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記混合時間が3〜35分である請求項46に記載の方法
  48. 【請求項48】 前記活性充填剤が、有機溶剤内の水性エマルジョンあるい
    は溶液の形態である主成分ポリマーと混合され、該分散された充填剤を含む該ポ
    リマーが、沈殿することにより分離される請求項39〜42のいずれか1項に記
    載の方法。
  49. 【請求項49】 エポキシド基含有エラストマポリマと、該ポリマー内に分
    散された水酸基含有活性充填剤とを含む架橋製品であって、本質的に架橋剤の添
    加なしで架橋性であり、該充填剤が該ポリマー内に90%を超える分散率で分散
    されていることを特徴とする製品。
  50. 【請求項50】 前記活性充填剤が該エポキシド基含有エラストマポリマ内
    に95%を超える分散率で分散されている請求項49に記載の製品。
  51. 【請求項51】 該活性充填剤が該エポキシド基含有エラストマポリマ内に
    98%を超える分散率で分散されている請求項50に記載の製品。
  52. 【請求項52】 本質的に架橋剤の添加なしで、請求項8〜38のいずれか
    1項に記載の組成物を架橋させることにより得られる請求項49〜51のいずれ
    か1項に記載の製品。
  53. 【請求項53】 架橋エラストマ材料から製造された1種類以上の要素を含
    む車両の車輪用タイヤであって、該要素の少なくとも1種類が、エポキシド基含
    有エラストマポリマと該ポリマー内に分散された水酸基含有活性充填剤とを含む
    架橋エラストマ材料を含み、前記架橋エラストマ材料が、本質的に架橋剤の添加
    なしで架橋することを特徴とするタイヤ。
  54. 【請求項54】 前記架橋エラストマ材料が、本質的に架橋剤の添加なしで
    請求項8〜38のいずれか1項に記載の組成物を架橋させることにより得られる
    請求項53に記載のタイヤ。
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