JP2002532604A - 押出可能なマスターバッチ - Google Patents

押出可能なマスターバッチ

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JP2002532604A
JP2002532604A JP2000588269A JP2000588269A JP2002532604A JP 2002532604 A JP2002532604 A JP 2002532604A JP 2000588269 A JP2000588269 A JP 2000588269A JP 2000588269 A JP2000588269 A JP 2000588269A JP 2002532604 A JP2002532604 A JP 2002532604A
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mole
acid
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quaternary ammonium
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スティーブンス マクウィリアムズ,ダグラス
ユージーン ダブス,ハロルド
アーノルド ハンソン,スコット
テッドロー ベル,エミリー
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Abstract

(57)【要約】 約1〜約20モル%の量のCHDM部分を有するコポリエステル及び特定の帯電防止剤を含んでなる押出可能な新規組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明はテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及び/又は1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸を基材とするある種のコポリエステル中に選択された帯電防
止剤を含むマスターバッチ、並びに該マスターバッチと同一又は異なるホモ−又
はコポリエステルとをブレンドして、帯電防止性を有するフィルム、シート材料
及び熱成形品を生成することに関する。特に、最終フィルム、シート又は成型品
中において要求される帯電防止性を与えるある種のコポリエステルのための帯電
防止剤を開示する。しかし、これらの添加剤は、いくつかの好ましいコポリエス
テル組成物に関しては押出加工時に供給の問題を引き起こす。
【0002】発明の背景 ポリエステルは繊維、フィルム、シート材料、食品及び飲料コンテナーなどの
ような用途のための押出及び射出成形用樹脂として広く使用されている。一般に
用いられるポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リ−1,4−ブチレンテレフタレート(PBT)及びポリ−1,4−シクロヘキ
サンジメチレンテレフタレート(PCT)が挙げられる。比較的低い加工温度、
明澄度又は抑制された結晶化のような特殊な特性が必要とされる場合にはコポリ
エステルがよく用いられる。ポリエステルはほとんどの他の合成ポリマーと同様
に電気の不良導体である。従って、このようなポリマーの押出、加工又は取り扱
いの間には静電荷が蓄積し得る。これは低相対湿度条件下で特に当てはまること
である。静電荷は加工の間には材料の取り扱いの問題を生じ、成形品の取り扱い
時には衝撃を生じ、包装材料上には粉塵を集めさせ、また、静電荷の散逸によっ
て、プラスチック包装中に貯蔵されたデリケートな電子部品に損傷を与える可能
性があるので、静電荷は非常に望ましくない。従って、優れた帯電防止性を有す
る熱可塑性ポリエステルが提供されれば有利であろう。
【0003】 ポリエステルを含む熱可塑性ポリマー中に使用するために使用できる多くの帯
電防止剤が入手可能である。これらの添加剤は比較的高濃度で同一又は他の熱可
塑性ポリマーとブレンドされて、フィルム若しくはシート押出又は射出成形のた
めに次にレットダウン(let down)されるマスターバッチを形成する場
合が多い。さらに、いくつかの帯電防止剤は、使用を妨げられるおそれのある、
押出時における不良な供給のような加工上の問題を生じるおそれがある。
【0004】発明の要約 本発明によれば、押出可能なある種の帯電防止剤及び1,4−シクロヘキサン
ジメタノール(CHDM)を含むコポリエステルを含んでなるマスターバッチ組
成物が提供され、それはそのままで、最終フィルム、シート又は成型品に要求さ
れる帯電防止性の生成における帯電防止剤の使用を可能にする。帯電防止剤の使
用量は総組成物に基づき約1.6重量%より多く約10重量%までである。
【0005】 使用する好ましいコポリエステルは、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸
及び/又は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を基材とし、約80〜約99モ
ル%のエチレングリコール及び約1〜約20モル%の改質用ジオール、好ましく
はCHDMを含む。意外にも、所定の帯電防止剤と80モル%未満のエチレング
リコールを含む前記コポリエステルを含むマスターバッチ組成物は、押出可能で
ないので満足なものではないことが判明した。
【0006】 帯電防止剤は200℃より高温において熱安定性の第四アンモニウム塩である
。約275℃までの温度に加熱された場合の減量が5重量%未満であるのが熱安
定性である。代表的な第四アンモニウム塩は、第四アンモニウムアルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、第四アンモニウムアルカンスルホン酸塩などである。具体例と
しては、オクチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムドデシルベンゼンスル
ホネート及びオクチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムメタンスルホネー
トが挙げられる。この型の他の化合物は、米国特許第4,904,825号、第
5,053,531号及び第5,187,214号に記載されている。これらの
材料の一部はBASF社から市販されている。得られるマスターバッチ組成物は
、同一又は異なるホモ−又はコポリエステルとブレンドして、帯電防止性を有す
るフィルム、シート材料及び熱成形品を形成できる。
【0007】発明の詳細な説明 本発明の新規なマスターバッチ組成物は、テレフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸及び/若しくは1.4−シクロヘキサンジカルボン酸又はそれらの混合物と
約80〜約99モル%のエチレングリコール及び約1〜約20モル%の改質用ジ
オール、好ましくはCHDMを含むコポリエステル;並びに帯電防止剤を含んで
なる。帯電防止剤は最終組成物に基づき約1.6重量%より多く約10重量%ま
での量で存在する。好ましくは帯電防止剤は、組成物に基づき約3〜約7重量%
の量で存在する。
【0008】 本発明の実施において有用なポリエステルとしては、好ましくはエチレングリ
コール及び1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)部分を含むテレフ
タレート、ナフタレンジカルボキシレート及び1,4−シクロヘキサンジカルボ
キシレートコポリエステルが挙げられる。改質用ジオールの濃度は一般に約1〜
約20モル%の範囲である。コポリエステルは、一般に、少なくとも約80モル
%のテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸又は1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸部分を含む。所望ならば、これらの酸の混合物も使用できる。
【0009】 約1〜約20モル%の改質用酸及び/又はグリコールを使用できる。直鎖コポ
リエステルの代表的な改質用酸成分(脂肪族、脂環式又は芳香族ジカルボン酸)
は、例えばイソフタル酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸、1,12−ドデカン二酸など
から選ばれる。ポリマーの製造においては、それらの官能性酸誘導体、例えばジ
カルボン酸のジメチル、ジエチル又はジプロピルエステルを使用するのが好まし
いことが多い。可能な場合にはこれらの酸の無水物又は酸ハロゲン化物も使用で
きる。
【0010】 記載したコポリエステルの代表的な改質用ジオール成分は、ネオペンチルグリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−プロパンジオール、1
,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール
、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2
−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、Z,8
−ビス(ヒドロキシメチル)−トリシクロ−[5.2.1.0]−デカン(Zは
3,4又は5を表す);並びに鎖中に1個又はそれ以上の酸素原子を含むジオー
ル、例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリプロピレングリコールなどから選ばれることができる。一般に、
これらのジオールは炭素数が2〜18、好ましくは2〜8である。脂環式ジオー
ルはシス若しくはトランス配置で、又は両形態の混合物として使用できる。1,
4−シクロヘキサンジメタノールが好ましい改質用ジオールである。
【0011】 改質用ジオールは約1〜15モル%、好ましくは5〜15モル%、より好まし
くは10〜14モル%で存在するのが好ましい。
【0012】 コポリエステルの特に好ましい実施態様は、テレフタル酸100モル%、エチ
レングリコール約80〜99モル%及び1,4−シクロヘキサンジメタノール約
1〜20モル%を含む。
【0013】 コポリエステルの別の特に好ましい実施態様は、テレフタル酸100モル%、
エチレングリコール約80〜90モル%及び1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル約10〜20モル%を含む。
【0014】 本発明のコポリエステルのジオール成分のモル百分率は合計100モル%であ
る。本発明のコポリエステルの酸成分のモル百分率は合計100モル%である。
【0015】 少量の分岐剤、例えばトリメリット酸、ピロメリット酸二無水物、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトールなどを使用できる。一般に約2モル%未満
のこのような分岐剤は使用する。
【0016】 CHDMと1,4−シクロヘキサンジカルボン酸成分はシス型、トランス型又
はシス異性体とトランス異性体の混合物であることができる。酸部分は、酸又は
適当な合成相当物、例えば低級アルキルエステルから導くことができる。ポリエ
ステルの製造にはジメチルエステルが広く使用される。ナフタレンジカルボキシ
レート部分は、一般に、2,6−ナフタレンジカルボン酸又は炭素数1〜4のそ
の低級アルキルエステルから導かれる。しかし、他のナフタレンジカルボン酸異
性体又は異性体混合物も所望ならば使用できる。好ましい異性体は2,6−、2
,7−、1,4−及び1,5−異性体である。
【0017】 本明細書で使用するのに好ましいコポリエステルは、テレフタル酸約100モ
ル%、エチレングリコール約80〜99モル%及びCHDM約1〜約20モル%
を含む。
【0018】 本発明のポリエステルは周知であり、それらの多くはEastman Che
mical社から市販されている。それらの製造方法は米国特許第2,465,
319号及び同第3,047,539号に記載されている。有用なコポリエステ
ルは、インヘレント粘度値(I.V.)が約0.5〜約1.5dL/gであるが、
約0.6〜約1.0dL/gの値も好ましい。インヘレント粘度は、25℃におい
て60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン溶液中で0.5g/1
00mlの濃度で測定する。
【0019】 マスターバッチ組成物の帯電防止剤は、200℃より高温において熱安定性で
ある第四アンモニウム塩である。約275℃までの温度に加熱された場合の減量
が5重量%未満であるのが熱安定性である。代表的な第四アンモニウム塩は、第
四アンモニウムアルキルベンゼンスルホン酸塩、第四アンモニウムアルカンスル
ホン酸塩などである。具体例としては、オクチルジメチルヒドロキシエチルアン
モニウムドデシルベンゼンスルホネート及びオクチルジメチルヒドロキシエチル
アンモニウムメタンスルホネートが挙げられる。この型の他の化合物は米国特許
第4,904,825号、同第5,053,531号及び同第5,187,21
4号に記載されている。本明細書での使用に適当な帯電防止剤の別の例は下記式
【0020】
【化2】
【0021】 (式中、RはC2 〜C22アルキル、好ましくはC8 〜C18アルキルであり、R1
はC1 〜C22アルキル及びアルキレンオキシ基、即ち、式〔−CH2 −C(A)
H−O〕xH(式中、Aは、水素、メチル又はエチルであり且つxは1〜5の整
数である)で表すことができる“Z”からなる群から選ばれ、例えばヒドロキシ
エチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ポリ(エチレンオキシ)ヒド
ロキシエチル、ポリ(プロピレンオキシ)2−ヒドロキシプロピル及びポリ(ブ
チレンオキシ)2−ヒドロキシブチルである) によって表わされる。好ましくは、R1 はC1 〜C3 アルキル又はC8 〜C18
ルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、オクチル、デシ
ル、ドデシル、ヘキサデシル及びオクタデシル、又はアルキレンオキシ基Z(式
中、Aは水素又はメチルであり、xは1〜3である)からなる群から選ばれる。
さらに好ましくは、R1 はC1 〜C3 アルキル又はアルキレンオキシ基Z(式中
、Aは水素であり、xは1〜2である)である。Xが1より大きい場合には、ス
ルホン酸塩化合物は液体であることができるため、取り扱いが比較的容易になる
【0022】 前記式中のR2 はC1 〜C3 アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル
及びイソプロピル並びに基Z(式中、A及びxはR1 に関して定義した通りであ
る)からなる群から選ばれる。或るいは、R1 とR2 が一緒になって6員モルホ
リノ基を形成することもできる。
【0023】 前記式中のR3 はアルキレンオキシ基Z(式中、A及びxはR1 に関して定義
した通りである)によって表される基であり;Yは陰イオン、R’SO3(C1
18アルキル、好ましくはC1 〜C2 アルキル、例えばメチル及びエチル又はC 8 〜C18アルキルフェニル、好ましくはC10〜C13アルキルフェニルである)で
ある。好ましくはアルキルフェニルはp−アルキルフェニルである。
【0024】 R,R1 及びR’に関しては、用語「アルキル」は、一価で、本質的に飽和の
分岐鎖又は直鎖アルキル基を意味する。このようなアルキル基の代表例としては
、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テト
ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ソヤ(
大豆)(soya)、エイコシルなどが挙げられる。天然の材料から誘導される場
合には、基R,R1 及びR’は少量の不飽和を含むことができ、アルキル基の混
合物からなることができる。例えば、市販のドデシルベンゼンスルホン酸は、ベ
ンゼン環上のアルキル置換基がC10〜C13アルキル基の混合物であり、呼称炭素
数が約12であるベンゼンスルホン酸である。
【0025】 約1.6〜約10重量%の帯電防止化合物を含むマスターバッチは、一軸スク
リュー押出機、二軸スクリュー押出機、ブラベンダープラストグラフ、シグマブ
レードミキサーなどのような任意の通常のブレンド装置を用いてポリエステル中
で容易に製造できることがわかった。10%より高い濃度の帯電防止剤を含むマ
スターバッチも製造できるが、このようなブレンドは追加のポリエステル材料中
でレットダウンさせる場合には加工時に十分に供給されない。好ましい濃度は約
3〜約7重量%である。これらのマスターバッチは一般に、約200〜約250
℃の溶融温度において製造する。マスターバッチは、約150〜約270℃の温
度において、前記と同一の型の装置中において追加のポリエステル中でレットダ
ウンさせることができる。一般に、約250℃及びそれ以上の温度においてはこ
れらの帯電防止剤の分解及びそれに対応した押出物の黄変が認められる場合があ
るので、できるだけ低い加工温度を用いるのが望ましい。一軸スクリュー押出は
フィルム、シート及び成形品の製造に使用される最も一般的な加工装置である。
一軸スクリュー押出法は、供給ゾーン、圧縮ゾーン、計量ゾーン及びダイに材料
を送るゾーンを含む通常の一軸スクリュー押出法を含む。一軸押出を使用しよう
とする場合には、供給ゾーンの温度を除く全てのゾーンの温度は、約392〜約
572°Fの通常の範囲に保持する。供給ゾーンにおいては、帯電防止剤を含む
ポリマー組成物又はマスターバッチを加工するためには、温度を385°F以下
に保持することが不可欠であることが判明した。好ましくは、供給ゾーンの温度
は約200°F〜385°F以下の範囲に;より好ましくは約300°F〜36
5°Fの範囲に;さらに好ましくは約340°F〜約365°Fの範囲に保持す
べきである。二軸スクリュー押出のような他の押出法もまた、マスターバッチか
らフィルム、シート及び成型品を製造するのに使用できる。
【0026】 必要ではないが、所望ならばコポリエステルに常用される添加剤を使用できる
。このような添加剤としては、着色剤、染料、顔料、充填剤、酸化防止剤、安定
剤、難燃剤、耐衝撃性改良剤、緩衝剤などが挙げられる。
【0027】 本発明の目的では、マスターバッチは当業者によって定義される通りである。
さらに詳しくは、マスターバッチはポリマー及び帯電防止剤を含む組成物であり
、帯電防止剤濃度は最終製品中で必要とされる濃度よりも高く、この組成物は次
に同一又は他のポリマー中でレットダウンされて、所望の濃度の帯電防止剤を含
む最終製品を生成する。
【0028】 本発明のコポリエステル組成物は、帯電防止性が要求される用途において有用
である。この組成物は単層フィルム、単層シートとして、多層フィルム又は多層
シート中の層として、そしてクラムシェル包装のようなフィルム又はシートから
製造される熱成形品として有用である。
【0029】 本明細書中で表す%は全て、特に断らない限り重量%を意味する。
【0030】 本発明をさらに、その好ましい実施態様の以下の実施例によって説明すること
ができるが、これらの実施例は単に説明のために記載するのであり、特に断らな
い限り本発明の範囲を制限するものではないことを理解されたい。
【0031】実施例 実施例中において、以下のことに留意すべきである。
【0032】 Larostat HTS 905A帯電防止剤は、BASF社の登録商標と
して販売されている第四アンモニウムスルホン酸塩である。
【0033】 Eastar PETG 6763は、Eastman Chemical社
によって製造販売されている、テレフタル酸、エチレングリコール及び1,4−
シクロヘキサンジメタノールを基材とするコポリエステルである。
【0034】 Estapak Copolyester 9221は、Eastman C
hemical社から製造販売されている、テレフタル酸、エチレングリコール
及び1,4−シクロヘキサンジメタノールを基材とするコポリエステルである。
【0035】 コポリエステルは、テレフタル酸100モル%及び種々の量のCHDMを含み
、100モル%のグリコールの残りがエチレングリコールであるPETGである
【0036】例1 Larostat HTS 905A帯電防止剤4.7重量%と、CHDM3
1モル%を含むポリエチレンテレフタレートコポリエステル95.3重量%から
なるマスターバッチを、30−mm Werner&Pfleiderer二軸ス
クリュー押出機を用いて製造した。次いで、このマスターバッチをEastar
PETG 6763とペレット−ペレットブレンドによって混合し、続いて2
.5−インチ24:1MPM一軸スクリュー押出機を用いて20mil のシートに
押出した。ペレットブレンド中のマスターバッチのレベル及び押出条件を表1.
1に示す。結果は、押出機のアンペア数(amps)が26〜50%の間で広く
変化し、押出機が実験の5/10で完全に供給を停止したことを示している。こ
のように、マスターバッチ樹脂としてCHDM31モル%を含むポリエチレンテ
フタレートコポリエステルを用いてマスターバッチを製造した場合には、シート
押出の間に非常に一貫性のない供給が観察される。
【0037】
【表1】
【0038】例2 Larostat HTS 905A帯電防止剤と、CHDM12モル%と3
1モル%を含むポリエチレンテレフタレートコポリエステルからなるマスターバ
ッチを、30−mm Werner&Pfleiderer二軸スクリュー押出機
を用いて製造した。これらのマスターバッチの組成を表2.1に示す。次いで、
これらのマスターバッチをEastar PETG 6763ポリエステルとペ
レット−ペレットブレンドによって混合し、続いて2.5−インチMPM24:
1一軸スクリュー押出機を用いて20mil のシートに押出した。シート製造の押
出条件は、Z1=400°F、Z2=480°F、Z3〜Z5=490°F、ダ
イ温度=490°F及び25RPM に一定に保った(Z1〜Z5は押出機のゾーン
である)。ペレットブレンド中のマスターバッチのレベル及び押出機のアンペア
数(amps)によって示される得られた押出性能を表2.2に示す。表2.2
の各サンプルは60lbs.のペレットブレンドの押出を示す。これらサンプルは、
表2.2に示した順序で製造したものであり、反復試験片を含む。結果は、マス
ターバッチ樹脂としてCHDM12モル%を含むコポリエステルを用いて行った
5つの実験では押出機のアンペア数は一貫して30〜37アンペアであったが、
マスターバッチ樹脂としてCHDM31モル%を含むコポリエステルを用いた場
合にはいずれの場合にも押出機は完全に供給ができなかったことを示している。
このように、マスターバッチ樹脂としてCHDM31モル%を含むポリエチレン
テフタレートコポリエステルを用いるのではなくCHDM12モル%を含むポリ
エチレンテフタレートコポリエステルを用いることによって、シート押出時の供
給が改善された。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】例3 Larostat HTS 905A帯電防止剤とCHDM12モル%及び3
1モル%を含むポリエチレンテレフタレートコポリエステルからなるマスターバ
ッチを、30−mm Werner&Pfleiderer二軸スクリュー押出機
を用いて製造した。これらのマスターバッチの組成を表3.1に示す。さらに、
選択したマスターバッチの一部分を140℃において1時間結晶させた。次いで
、これらのマスターバッチをEastar PETG 6763とペレット−ペ
レットブレンドによって混合し、続いて2.5−インチ24:1MPM一軸スク
リュー押出機を用いて20mil のシートに押出した。シート製造の押出条件は、
Z1=400°F、Z2=480°F、Z3〜Z5=490°F、ダイ温度=4
90°F及び27RPM に一定に保った(Z1〜Z5は押出機のゾーンである)。
ペレットブレンド中のマスターバッチのレベル及び押出機のアンペア数(amp
s)によって示される得られた押出性能を表3.2に示す。これらサンプルは表
3.2に示した順序で製造したものであり、反復試験片を含む。押出機の平均ア
ンペア数及び押出機が完全に供給できなくなった実験の割合を示す結果のその他
の要約を表3.3に示す。結果は、マスターバッチ樹脂が12モル%のCHDM
を含む場合には(即ち、マスターバッチ参照番号1及び4)、押出機の平均アン
ペア数が比較的高く、供給が比較的優れ且つ押出機が供給できるが、マスターバ
ッチ樹脂が31モル%のCHDMを含む場合には(即ち、マスターバッチ参照番
号2及び3)、比較的低いアンペア数が観察され且つ供給がしばしば不能になっ
たことを示している。このように、マスターバッチ樹脂としてCHDM31モル
%を含むポリエチレンテフタレートコポリエステルを用いるのではなく、CHD
M12モル%を含むポリエチレンテフタレートコポリエステルを用いることによ
って、シート押出時の供給が改善された。
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】例4 Larostat HTS 905A帯電防止剤と、種々のモル%CHDMを
含むポリエチレンテレフタレートコポリエステルからなるマスターバッチを、3
0−mm Werner&Pfleiderer二軸スクリュー押出機を用いて製
造した。これらのマスターバッチの組成を表4.1に示す。さらに、結晶化を増
大させるために、各マスターバッチの一部分を追加の熱処理に供した。次いで、
これらのマスターバッチをEastar PETG 6763又はEastap
ak Copolyester 9921とペレット−ペレットブレンドによっ
て混合し、続いて汎用Maddock混合スクリューを装着した1−インチ24
:1キリオン(Killion)一軸スクリュー押出機を用いて15mil のシー
トに押出した。シート製造の押出条件は、Eastar PETG 6763押
出の場合にはZ1=200°F、Z2=220°F、Z3=245°F、ダイ温
度=245°F及び108RPM を、Eastapak Copolyester
9921押出の場合にはZ1=240°F、Z2=250°F、Z3=270
°F、ダイ温度=265°F及び108RPM を用いて一定に保った。次に帯電防
止性を試験するためのシートサンプルを生成するために、供給の問題が発生する
場合には、押出機を押し込み供給した。その結果、押出機のアンペア数は押出性
能の良好な表示を示さなかった。或るいは、性能は、観察によって、簡単に優、
良、不良と記録した。ペレットブレンド中のマスターバッチのレベル及び得られ
た押出性能を表4.2に示す。さらに、シート材料押出時の供給の要約を表4.
3に示す。これらの結果から、マスターバッチ樹脂として3.5及び12モル%
のCHDMを含むポリエチレンテレフタレートコポリエステルを用いたマスター
バッチはシート押出時に一貫して供給が優又は良であったが、31及び62モル
%のCHDMを含むコポリエステルを用いたマスターバッチは多くの場合、シー
ト押出時に不良な供給を示したことがわかる。このように、31モル%未満のC
HDMを含むポリエチレンテフタレートコポリエステルを用いることによって、
シート押出時の供給が改善された。
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】
【表9】
【0049】
【表10】
【0050】例5 Larostat HTS 905A帯電防止剤5.5重量%及び11.5重
量%と、12モル%のCHDMを含むポリエチレンテレフタレートコポリエステ
ルからなるマスターバッチを、30−mm Werner&Pfleiderer
二軸スクリュー押出機を用いて製造した。次いで、これらのマスターバッチをE
astar PETG 6763ポリエステルとペレット−ペレットブレンドに
よって混合し、続いて1−インチ24:1Killion一軸スクリュー押出機
を用いて15mil のシートに押出した。ペレットブレンド中のマスターバッチの
レベル、押出条件、及び高押出機高アンペア数によって示される得られた押出性
能を表5.1に示す。これらの実験時には、マスターバッチの使用量は、最終シ
ート中においてほぼ同じレベルのLarostat帯電防止剤が得られるように
選択した。結果から、マスターバッチが5.5重量%のLarostat帯電防
止剤を含む場合にシート押出時に観察される平均アンペア数は11.6+/−3
.0であるのに対し、マスターバッチが11.5重量%のLarostat帯電
防止剤を含む場合に観察される平均アンペア数はわずか5.3+/−2.0であ
ったことがわかる。このように、押出されるマスターバッチの百分率がはるかに
低い場合であっても、マスターバッチが5.5重量%のLarostat 90
5A帯電防止剤を含む場合にはマスターバッチが11.5重量%のLarost
at 905A帯電防止剤を含む場合に比べて、より高い押出機の平均アンペア
数で示される、シート押出時の一貫してより優れた供給が観察される。
【0051】
【表11】
【0052】 本発明を、特にその好ましい実施態様に関して詳述したが、本発明の精神及び
範囲内において変更及び変形が可能なことを理解されたい。さらに、前に引用し
た特許、特許出願、仮特許出願及び参考文献は全て、本発明の実施に関連する全
ての開示を参照することによってここに取り入れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CN,J P,MX (72)発明者 ハンソン,スコット アーノルド アメリカ合衆国,テキサス 75605,ロン グビュー,トールウッド レーン 28 (72)発明者 ベル,エミリー テッドロー アメリカ合衆国,マサチューセッツ 01028,イースト ロングメドウ,ミルブ ルック ドライブ 256 Fターム(参考) 4J002 CF051 CF061 CF071 CF081 EV236 EV256 FD106 GG01 GK01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.(1)テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、1,4
    −シクロヘキサンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた酸約
    80〜約100モル%と1種又はそれ以上の改質用酸約0〜約20モル%、並び
    に (2)エチレングリコール約80〜約99モル%及び1種又はそれ以上の改質
    用ジオール約1〜約20モル% を含んでなるコポリエステル、並びに b.総組成物に基づき約1.6重量より多く約10重量%までの範囲の量で存
    在する、200℃より高温で熱安定性である第四アンモニウム塩 を含んでなるコポリエステル組成物。
  2. 【請求項2】 マスターバッチを含む請求項1に記載のコポリエステル組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記第四アンモニウム塩が第四アンモニウムアルキルベンゼ
    ンスルホン酸塩である請求項1に記載のコポリエステル組成物。
  4. 【請求項4】 前記第四アンモニウム塩が第四アンモニウムアルカンスルホ
    ン酸塩である請求項1に記載のコポリエステル組成物。
  5. 【請求項5】 前記第四アンモニウム塩がオクチルジメチルヒドロキシエチ
    ルアンモニウムドデシルベンゼンスルホネートである請求項1に記載のコポリエ
    ステル組成物。
  6. 【請求項6】 前記第四アンモニウム塩がオクチルジメチルヒドロキシエチ
    ルアンモニウムメタンスルホネートである請求項1に記載のコポリエステル組成
    物。
  7. 【請求項7】 前記第四アンモニウム塩が下記式: 【化1】 (式中、RはC2 〜C22アルキルであり、R1 はC1 〜C22アルキル及びアルキ
    レンオキシ基{−CH2 −C(A)H−O]xHからなる群から選ばれ、R2 はC 1 〜C3 アルキル及び基{−CH2 −C(A)H−O]xHからなる群から選ばれ
    か、又はR2 がR1 と一緒になってモルホリノ基を形成することができ、R3
    基{−CH2 −C(A)H−O]xHであり、R’はC1 〜C18アルキル及びC8
    〜C18アルキルフェニルからなる群から選ばれる(式中、Aは水素、メチル及び
    エチルから選ばれ且つxは1である)) によって表される化合物から選ばれる請求項1に記載のコポリエステル組成物。
  8. 【請求項8】 200℃より高温で熱安定性の前記第四アンモニウム塩が約
    3〜約7重量%の量で存在する請求項1に記載のコポリエステル組成物。
  9. 【請求項9】 前記の1種又はそれ以上の改質用ジオールがネオペンチルグ
    リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−プロパンジオール、
    1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
    ル、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,
    2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、Z,
    8−ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ−[5.2.1.0]−デカン(Zは
    3,4又は5を表す);並びに鎖中に1個又はそれ以上の酸素原子を含むジオー
    ル、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリ
    コール及びトリプロピレングリコールからなる群から選ばれる請求項1に記載の
    コポリエステル組成物。
  10. 【請求項10】 前記改質用ジオールが1,4−シクロヘキサンジメタノー
    ルである請求項9に記載のコポリエステル組成物。
  11. 【請求項11】 前記改質用ジオールが約1〜15モル%で存在する請求項
    9に記載のコポリエステル組成物。
  12. 【請求項12】 前記改質用ジオールが約5〜15モル%で存在する請求項
    11に記載のコポリエステル組成物。
  13. 【請求項13】 前記1,4−改質用ジオールが約10〜14モル%で存在
    する請求項12に記載のコポリエステル組成物。
  14. 【請求項14】 前記改質用酸がイソフタル酸、1,3−シクロヘキサンジ
    カルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸及び
    1,12−ドデカン二酸から独立に選ばれる請求項1に記載のコポリエステル組
    成物。
  15. 【請求項15】 前記コポリエステルがテレフタル酸約100モル%、エチ
    レングリコール約80〜約99モル%及び1,4−シクロヘキサンジメタノール
    約1〜約20モル%を含む請求項1に記載のコポリエステル組成物。
  16. 【請求項16】 前記コポリエステルがテレフタル酸約100モル%、エチ
    レングリコール約80〜約90モル%及び1,4−シクロヘキサンジメタノール
    約10〜約20モル%を含む請求項15に記載のコポリエステル組成物。
  17. 【請求項17】 前記コポリエステルがトリメリット酸、ピロメリット酸二
    無水物、トリメチロールプロパン及びペンタエリスリトールからなる群から選ば
    れた1種又はそれ以上の分岐剤を含む請求項1に記載のコポリエステル組成物。
  18. 【請求項18】 前記コポリエステルが25℃において60/40(wt/wt
    )フェノール/テトラクロロエタン溶液中で0.5g/100mLの濃度で測定し
    た場合に約0.5〜約1.5dL/gのインヘレント粘度を有する請求項1に記載
    のコポリエステル組成物。
  19. 【請求項19】 前記コポリエステルが25℃において60/40(wt/wt
    )フェノール/テトラクロロエタン溶液中で0.5g/100mLの濃度で測定し
    た場合に約0.6〜約1.0dL/gのインヘレント粘度を有する請求項18に記
    載のコポリエステル組成物。
  20. 【請求項20】 前記第四アンモニウム塩と前記コポリエステルとを混合又
    はブレンドすることを含む請求項1に記載のポリエステル組成物の製造方法。
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