JP2002531330A - ポンプ接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ポンプ（Ｐ）の本体（Ｃ）を液体又はクリーム状の製品を収容する、柔らかいバッグ（Ｓ）に接続する装置であって、軸受ショルダ（１１）の上部に接続されたバッグ（Ｓ）を密封固定する円筒状スリーブ（１０）と、硬い外部箱（Ｂ）の壁に組合わされる周囲リング（１３）とポンプを密封的に支持する中央ソケット（１２）とを有することを特徴する装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、空気を吸い込まないディスペンサを製作する目的で、液体又は半液
状流体を収容する柔軟性のあるバッグにポンプを接続するための装置に関する。

【０００２】 容器の中へ空気を吸い込まずに作動する装置等、いわゆる「エアレス」ディス
ペンサはポンプを有し、同ポンプは、分配される流体の容器を形成する柔軟性の
あるバッグの容内と連通するのに適した流入オリフィスを下端部に備えたポンプ
本体により特に構成されている。同バッグは、漏れを防止する方法でポンプの本
体に固定されると共に、バッグはより強固な外部からの包装又は被覆で、一般的
に閉囲されている。

【０００３】 それにもかかわらず、ポンプやバッグ、また時には外部被覆が、限定的な方法
で特に一緒に組立てられているため、上記ディスペンサは補充されることができ
ず、それゆえ、それらの部材のいかなる分離も密封の不可逆な損失になる。

【０００４】 さらに、同ポンプとバッグとの組立て部品は、いかなる外部被覆にも適合し得
る一つのユニットを構成しない。商業的な理由から、その被覆の形や寸法は、分
配される流体の製造業者により決定され、それゆえ、流体によって異なり、接続
の問題が提起する。

【０００５】 本発明の目的は、満足の行く方法で以上の技術的問題を解決することにある。 本発明によると、目的は、ポンプの本体を液体又は半液状流体を収容する柔軟
性のあるバッグに接続する装置によって達成され、同装置はバッグを漏れ防止固
定する円筒状スリーブを備えることを特徴とし、同スリーブは、第一に、硬い外
部容器の壁と組合わせる周囲リングと、第二に、ポンプの漏れ防止を助ける中心
ブッシュを有するショルダに対して上部で接続される。

【０００６】 有利な特徴によると、中心ブッシュは内部フェルールを有し内部フェルールの
中で、ポンプの本体が着脱自在に装着され、径方向締付力により固定される。 好ましくは、前記フェルールはバッグ固定スリーブの内側に配置される。 別の特徴によると、同装置は、中心ブッシュの上に適合させることによる、ポ
ンプを拘束するための固定及び被覆用カラーをさらに有する。

【０００７】 変例では、前記カラーは、ポンプを中心ブッシュ上に維持する手段を有する。 別の変例では、同カラーは、中心ブッシュに装着するためのスナップ式締付け
部材を備えた外部スカートを有する下部部分により構成され、そして、ポンプの
本体を軸方向に対し軸受する横断壁を備えた小さい直径の上部部分により延びて
いる。

【０００８】 また別の変例では、同カラーは、ブッシュの上端部を受けるための環状嵌合チ
ャンネルを有する。 また別の特徴によると、前記周囲リングには、外気が通過するのを許すオリフ
ィスが設けられる。

【０００９】 他の特徴によると、前記周囲リングはスナップ式締付け部材により外部容器に
対し着脱自在に組合わされる。 好ましくは、前記固定スリーブはバッグに熱密封されるよう適応させる。 適切な場合、本発明の装置は、バッグを補充するためにポンプがバッグから分
離するのを容易にする。

【００１０】 さらに、周囲リングは、輪郭や形状を任意に設定することのできる外部包装物
に、任意に着脱自在な方法でポンプとバッグの組合せ部品を一体化させることを
可能にする。それゆえ、使用する上で飛躍的な融通性が得られ、詰め替えを使用
することも可能になる。

【００１１】 さらに、ポンプがバッグに限定的な方法で接続されてないため、それが適正に
稼動しない場合、又は分配する方法が変更される場合（「エアレス」モードから
大気モードに変更等）に、容易で且つ速やかにポンプを交換することが可能であ
る。

【００１２】 本発明の装置は、もし、バッグが流体で既に満たされているなら、完全に独立
した、いつでも使用できるポンプとバッグの組合せ部品の形状で、ディスペンサ
システムを提供することが可能である。同システムは、商品のトレードマークで
ある形状を有する様々な外部ハウジングにおいて、迅速、且つ容易に包装するこ
とができる。

【００１３】 従って、例えば、上記のディスペンサシステムによって構成されると共に、別
に販売される個人の容器に固定するのに適した詰め替えを販売することができる
。

【００１４】 本発明の装置は、バッグが容器に挿入される前に、バッグを底から満たすこと
も可能にし、それゆえ、高い処理量の割合を可能にし、それから、バッグが満た
された後、例えば、流体の流れを直接通る熱密封により、バッグの底を閉じるこ
とができる。

【００１５】 さらに、本発明の装置は、通気孔を有するポンプと通気孔を有さないポンプに
対し同等に適用できる。 本発明は、図によって伴われる次の説明を読むことにより、より良い理解がな
されるだろう。

【００１６】 図に示された装置は、ポンプＰを接続するものであり、より詳しくは、液体又
は半液状流体の容器を形成する柔軟性のあるバッグＳに「エアレス」ポンプを接
続するものである。

【００１７】 この場合のポンプＰは通気孔を有せず、そして、それは、ポンプＰの本体Ｃか
ら外へ上向きに突き出した流出ダクトＥを覆う、軸方向可動ディスペンサヘッド
Ｔと伴に適合される。

【００１８】 接続装置は、バッグＳに漏れを防止する方法で固定する円筒状スリーブ１０に
よって構成された下部接続要素１を有し、同スリーブの上部は、第一に外部包装
物の壁と組合わさる周囲リング１３と、そして、第二にポンプＰの漏れ防止様式
に支持する中心ブッシュ１２とを有するショルダ１１に接続される。同外部包装
物は、好ましくは任意の形状の硬い容器Ｂによって形成されるが、それにもかか
わらず、下部要素１のリング１３と容易な方法で機械的に接続されるのに適した
上端部を有されなければならない。適切な場合、この接続は、適当なスナップ式
締付け又はネジ式締付け部材により着脱自在な様式で設けられる。

【００１９】 そのため、リング１３の下端部は、固定（接着剤又は熱密封等による）に適当
な直角部分１３ａが外側に設けられ、容器Ｂの内壁の上端部に形成された壁段ｂ
に対して押し付けられる。

【００２０】 容器Ｂの開口部の直径は、スリーブ１０の直径より大きく、そして、バッグは
その上端部で同スリーブより補剛される。そのため、ポンプとバッグの組立て部
品は容器Ｂに迅速に、且つ容易に挿入、固定される。

【００２１】 好ましくは、リング１３の下端部分の内側は、符号１３ｂにおいて面取りされ
る。もし容器が密封的に閉められ、そして、もしリング１３が漏れを防止するの
方法で容器に固定されているなら、流体が配給されるにつれて、外気を容器Ｂの
内部に入り込ませ、バッグが累進的に縮小することにより生ずる吸引力を埋め合
わせる通気孔形成オリフィス１３０がリング１３の壁を通して設けられる。

【００２２】 中心ブッシュ１２は、スリーブ１０と好ましくは同軸上にあり、そして、着脱
自在の様式でポンプＢの円筒形本体Ｃを受けるのに適当な、内部フェルール１４
を有する。

【００２３】 径方向締付力は、ポンプＰの本体Ｃの直径のより大きい上部部分にのみ加えら
れる。図１の実施形態では、バッグＳのための固定スリーブ１０はフェルール１
４を同軸上に取り囲み、それからまた、本体Ｃの下部プロトンを自由な状態に保
って取り囲み、そこで、本体Ｃの先細な下端部に位置された流入オリフィスＡを
流体に直接、接触させることを容易にする。

【００２４】 記載されていない変例では、内部フェルール１４をスリーブ１０の軸から外し
て置くことも可能である。 図２の実施形態では、スリーブ１０はフェルール１４を同軸上に延ばすが、ポ
ンプ本体の径方向締付力は、スリーブのみを介して提供される。

【００２５】 すべての実施形態で、スリーブ１０は、リング１３の下端部により区画形成さ
れた平面から下方へ突き出ている。 図１と図２に示された実施形態では、同装置は、ポンプＰを固定し、下部要素
１のブッシュ１２を覆うカラー２により構成された上部要素をも有する。

【００２６】 カラー２の上部部分２ａは、ショルダ２ｃを介して小さい直径の下部部品２ｂ
に接続される。上部部分２ａは、ポンプＰの本体Ｃの上部部分で軸受する横断壁
２１を有し、カラー２とブッシュ１２の間で本体Ｃを拘束する。同横断壁２１に
は、ポンプＰからの流出ダクトＥを受ける中央穴２１ａが設けられる。

【００２７】 また上部部分２ａは、ポンプ本体の上部部分をスナップ締めする内部領域２４
と、ディスペンサヘッドＴを軸方向に案内する外部領域２５とを有する。 カラー２の下部部分２ｂは、中心ブッシュ１２と接する維持手段を備えた外部
スカート２２により形成される。同維持手段は、スカート２２の内側表面に作ら
れ、ブッシュ１２の外部表面に備えられた補足部材１２ａと働き合うよう設計さ
れたスナップ式締付け部材２２ａから成る。

【００２８】 下部部分２ｂは、スカート２２の内側表面とショルダ２ｃにより備えられた内
部円筒状フランク２３との間に区画形成された、逆さまの環状チャンネル２０を
好ましくは有する。

【００２９】 上部要素２が下部要素１に固定されているのを確実にするため、スカート２２
のスナップ式締付け部材２２ａが部材１２ａに固着される際、チャンネル２０は
、ブッシュ１２の上端部を受容する。

【００３０】 この位置で、スカート２２の下端部はショルダ１１に対し当接する。 本発明の装置が通気孔を有さないポンプ（図１に示す）に適用された際、密封
は、スナップ式締付け領域２４を備えた壁２１と流出ダクトＥを備えたポンプＰ
の本体Ｃの上部の間での、働き合いにより主として提供される。

【００３１】 本発明の装置がフェルール１４とスナップ式締付け領域２４の間に設けた通気
孔を有するポンプ本体（図示せず）に適用された際、必要な密封は、本体Ｃのフ
ェルール１４の径方向締力により提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の装置の第一実施形態の断面図。

【図２】 本発明の装置の第二実施形態の断面図。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年１１月１７日（２０００．１１．１７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】 米国特許第Ａ−５ １３９ １６８号は、液体又は、半液状流体を収容する柔 軟性のあるバッグにポンプの本体を接続する装置を開示する。同装置は、バッグ の漏れ防止固定のための円筒状のスリーブを有し、同スリーブの上部は、第一に 、硬い外部容器の壁と組合せるための周囲リングと、第二に、ポンプの漏れ防止 を助ける中心ブッシュを有するショルダに接続される。 しかしながら、同装置は、ポンプの全タイプに満足のいく密封を提供しない。 本発明の目的は、満足のいく方法でこれらの技術的問題を解決することにある
。 本発明によると、目的は、ポンプの本体を液体又は準液状流体を含む柔軟性の
あるバッグに接続する装置によって達成され、同装置は、前記ブッシュは内部フ ェルールを有し内部フェルールの中で、ポンプの本体が着脱自在に装着され、径 方向締付力により固定されていることを特徴とする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ロワ、クリストフ フランス国 Ｆ−76200 ディップ ケ アンリ キャトル 73 Ｆターム(参考） 3E014 PA01 PA03 PB03 PC07 PC12 PD12 PE23 PF10

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】液体又は半液状流体を収容する柔軟性のあるバッグにポンプ（
   Ｐ）の本体（Ｃ）を接続する装置において、前記装置はバッグ（Ｓ）の漏れ防止
   固定のための円筒状スリーブ（１０）を有し、前記スリーブは、第一に、硬い外
   部容器（Ｂ）の壁と組合せるための周囲リング（１３）と、第二に、ポンプ（Ｐ
   ）の漏れ防止を助ける中心ブッシュ（１２）とを有するショルダ（１１）に対し
   てスリーブの上部で接続されると共に、前記スリーブには内部フェルール（１４
   ）が設けられ、前記フェルール（１４）内で、ポンプ（Ｐ）の本体（Ｃ）が着脱
   自在に嵌合され、径方向締付力により固定されることを特徴とする装置。
2. 【請求項２】前記フェルール（１４）がバッグ固定スリーブ（１０）の内側
   に配置されることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】中心ブッシュ（１２）の上に適合させることによる、前記ポン
   プ（Ｐ）を拘束するための固定及び被覆カラー（２）をさらに有することを特徴
   とする請求項１又は請求項２に記載の装置。
4. 【請求項４】前記カラー（２）が自身を中心ブッシュ（１２）上に維持する
   手段を有することを特徴とする請求項３に記載の装置。
5. 【請求項５】前記カラー（２）は、中心ブッシュ（１２）に装着するための
   スナップ式締付け部材（２２ａ）を備えた外部スカート（２２）を有する下部部
   分（２ｂ）により構成され、そして、ポンプの本体（Ｃ）の軸方向に対し軸受す
   る横断壁（２１）を備えた小さい直径の上部部分（２ａ）により延びていること
   を特徴とする請求項３又は請求項４に記載の装置。
6. 【請求項６】前記カラー（２）は、ブッシュ（１２）の上端部を受けるため
   の環状嵌合チャンネル（２０）を有することを特徴とする請求項５に記載の装置
   。
7. 【請求項７】前記周囲リング（１３）には、外気を通過させるオリフィス（
   １３０）が設けされることを特徴とすることを特徴とするいずれかの前記請求項
   に記載の装置。
8. 【請求項８】前記周囲リング（１３）はスナップ式締付け部材により外部容
   器（Ｂ）に対し着脱自在に組合わされることを特徴とする請求項１及至７のいず
   れか一項に記載の装置。
9. 【請求項９】前記固定スリーブ（１０）はバッグ（Ｓ）に熱密封されるよう
   適合されることを特徴とする請求項１及至８のいずれか一項に記載の装置。
10. 【請求項１０】使用準備のできたポンプとバッグの組合せ部品を提供するた
    めの請求項１及至９のいずれか一項に記載の装置の使用方法。