JP2002530481A - ブリーチ組成物 - Google Patents

ブリーチ組成物

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JP2002530481A
JP2002530481A JP2000582521A JP2000582521A JP2002530481A JP 2002530481 A JP2002530481 A JP 2002530481A JP 2000582521 A JP2000582521 A JP 2000582521A JP 2000582521 A JP2000582521 A JP 2000582521A JP 2002530481 A JP2002530481 A JP 2002530481A
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organic
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JP2000582521A
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マイケル、ユージン、バーンズ
アンドリュー、ラッセル、グレイドン
レジーヌ、ラベック
クリストファー、マーク、パーキンズ
ユージン、スティーブン、サドロフスキー
バーバラ、ケイ、ウィリアムズ
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Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
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Abstract

(57)【要約】 本発明はA)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒、例えば式(1)を有する5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリドの触媒有効量;およびB)残部のキャリアおよび他の添加成分からなる、漂白、前浸漬、前処理および洗濯洗剤組成物に関するが、但しその組成物はいかなる有機または無機ペルオキシゲン化合物も実質的に含んでいない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、遷移金属および架橋大多環式リガンド(cross-bridged macropolycy
clic ligand)の錯体である遷移金属ブリーチ触媒の触媒有効量を含有した、漂白
および洗剤組成物に関する。本発明は、更に、触媒有効量の上記遷移金属ブリー
チ触媒で布帛を漂白/クリーニングする方法にも関し、その方法はいかなる有機
または無機ペルオキシゲン化合物あるいは有機または無機ペルオキシゲン化合物
への前駆体も実質的に含まずに行われる。
【0002】
【発明の背景】
布帛の漂白では汚れたまたはしみの付いた布帛を化学反応に本質的に付すが、
その目的は汚れまたはしみを除くことである。一時期、漂白のため次亜塩素酸塩
の溶液へ布帛を曝した。したがって、落ちやすい顔料で着色または染色された布
帛は、ブリーチによる処理から除外された。消費者の利益のために、業者は様々
な形のブリーチ、特に過酸化水素源およびブリーチアクチベーターから典型的に
なるペルオキシゲン漂白系を開発してきた。過酸化水素源およびアクチベーター
のこの組合せは、有効で安全な漂白組成物において優位な役割を果たしている。
このペルオキシゲン漂白系の有効な例では、ペルボレート(ペルオキシゲン源)
およびノナノイルオキシベンゼンスルホネート(アクチベーター)を用いている
【0003】 漂白剤の性能を向上させて、あらゆるタイプの染色または着色布帛、特にシル
ク、ポリエステルブレンド、コットン、ナイロンに安全な漂白系を開発するため
に、業者はペルオキシゲン漂白系、および活性化酸素を発生する新規な方法を開
発し続けている。
【0004】 しかしながら、ペルオキシド、ペルオキシド源および/またはそれらの混合物
のような反応性化学物質の必要性なしに、有効に布帛を漂白する漂白系について
、ニーズがなお存在している。
【0005】
【発明の要旨】
本発明は、汚れおよびしみの漂白が過酸化水素源または他のペルオキシゲン漂
白剤の不在下で行えることが意外にもわかったという点で、前記ニーズを満たし
ている。換言すると、汚れおよびしみの有効な漂白が本発明による遷移金属ブリ
ーチ触媒のみで行えることが意外にもわかった。
【0006】 本発明の第一面は: A)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
の触媒有効量;および B)残部のキャリアおよび他の添加成分 からなる漂白組成物に関するが、但しその組成物はいかなる有機または無機ペル
オキシゲン化合物も実質的に含んでいない。
【0007】 本発明は更に布帛における汚れおよびしみをクリーニングおよび/または漂白
するための方法にも関し、その方法はクリーニングおよび/または漂白の必要な
布帛を: a)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
の触媒有効量;および b)残部のキャリア、フィラーおよび他の添加成分 からなる実質的にペルオキシゲン源を含まない組成物を含有した水溶液と接触さ
せるステップからなるが、但し水溶液中における上記遷移金属ブリーチ触媒の濃
度は少くとも約0.01ppbであり、上記組成物はいかなる有機または無機ペ
ルオキシゲン化合物も実質的に含んでいない。
【0008】 本発明の組成物および方法は、汚れ除去の必要なあらゆる表面のクリーニング
/漂白に適している。例えば、硬質表面クリーナーおよび自動皿洗い組成物は、
いかなる有機または無機ペルオキシゲン化合物も実質的に含まない適用例のとき
、本発明のブリーチ触媒を用いることができる。
【0009】 これらおよび他の目的、特徴および利点は、以下の具体的な説明および添付さ
れた請求の範囲を読むことで、当業者に明らかとなるであろう。 ここですべてのパーセンテージ、比率および割合は、別記されないかぎり重量
による。すべての温度は、別記されないかぎり摂氏度(℃)である。引用された
すべての文献は、関連箇所で、参考のためここに組み込まれる。
【0010】
【発明の具体的な説明】
本発明は、汚れおよびしみの漂白が添加ペルオキシゲンブリーチの不在下で遷
移金属触媒により行えるという、驚くべき発見に関する。ペルオキシゲンブリー
チ源には過酸化水素源、特に過酸化水素、ペルカーボネート、ペルボレートがあ
るが、それらに限定されない。アルカリ金属およびアルカリ土類金属ペルカーボ
ネートおよびペルボレートが洗濯漂白系で典型的にみられる。これらの過酸化水
素源は、典型的には1種以上のブリーチアクチベーター、特にノナノイルオキシ
ベンゼンスルホネート(NOBS)、テトラアセチルエチレンジアミン(TAE
D)と一緒に処方される。ブリーチアクチベーターは、典型的には、さほど安定
ではないがより反応性のペルオキシ酸漂白剤への前駆体とみなされている。ブリ
ーチアクチベーター(ペルオキシ酸前駆体)がペルヒドロライシス(perhydrolys
is)反応により過酸化水素またはヒドロペルオキシドアニオンと反応したときに
、ペルオキシ酸がその場で形成される。
【0011】 加えて、ペルオキシ酸がペルオキシゲン漂白系を構成していることもある。こ
れらの系はNOBS/ペルボレートのような系で現在享受されている範囲の処方
性を有していないが、それにもかかわらずペルオキシ酸、特にアミドペルオキシ
酸、NAPAAを処方するために適した方法は、参考のためここに組み込まれる
1996年7月16日付で発行されたChapmanらのUS5,536,435で記
載されている。
【0012】ペルオキシゲン源の不在 本発明の組成物、並びに本発明の組成物を利用した布帛のクリーニングおよび
/または漂白のための方法では、過酸化水素、ペルオキシ酸などのようないかな
るペルオキシゲン源も実質的に含んでいない。本発明の組成物は、有効な漂白の
ために有効量の下記触媒を存在させることのみを要する。本発明の目的にとり、
“実質的に含まない”という用語は、“業者が、遷移金属触媒なしで有効な漂白
に必要なレベルで、あるいは本明細書で規定されるような遷移金属触媒の存在下
で漂白の有効性を増大させるレベルではいかなるペルオキシゲン化合物またはペ
ルオキシゲン源も組成物中に含有させない”こととして定義される。したがって
、更に以下で記載されているように、しみの有効な漂白はここで記載されたよう
な触媒の水溶液または非水溶液をしみの付いた布帛へ単に加えることにより行え
、好ましくは布帛は触媒と接触するとき水溶液中に存在する。しかしながら、業
者のコントロール外にあるファクター、特に生成物原料の出所、1種以上の成分
の望ましくない分解のために、ペルオキシゲン源が知らないうちに生成物中に導
入および/または形成されうることが知られている。本発明の組成物はいかなる
ペルオキシゲン源も必要としないが、ほんの少量の存在であればここで記載され
た漂白組成物の性能に影響を与えないであろう。
【0013】 業者は典型的には酵素を安定化させる目的で少量の過酸化水素源を組成物中に
含有させてもよく、例えば少量のペルボレートを加えてもよい。しかしながら、
この量のペルボレートは典型的には少ないため、本発明の組成物の漂白力に影響
を与えない。業者が添加成分を安定化させる目的で少量のオキシダントまたは他
のペルオキシド源を加えた場合にも、それらが典型的使用条件下でしみに追加漂
白活性を呈しないならば、本発明の目的にとり、その組成物は上記のようなペル
オキシゲン源を“実質的に含まない”としてやはり定義される。例えば、“実質
的に含まない”組成物は、触媒が有効となる程度が、ペルオキシゲン源が不在の
場合と実質的に同様になりうるような量であれば、ペルオキシゲン源を含有して
もよい。本発明の目的にとり、前形成過酸または過酸化水素源のような主要オキ
シダントを0.1%未満、好ましくは0.01%未満で含有した組成物は、上記
のように“実質的に含まない”とみなされる。加えて、本触媒が用いられて、前
形成されたまたはその場で形成されるペルオキシゲン源を0.001重量%未満
で含有した洗濯液、洗濯洗浄水、前浸漬浴または他の布帛もしくは表面クリーニ
ング溶液も、上記のように“実質的に含まない”としてここでは定義される。換
言すると、本発明の触媒が布帛でしみを漂白するか、あるいは硬質表面または皿
類をクリーニング/漂白するために用いられ、その触媒を含有した溶液が0.0
01%未満のペルオキシゲン源濃度を有しているならば、その溶液はペルオキシ
ゲン源を“実質的に含まない”としてここでは定義される。
【0014】ブリーチ触媒 本発明の組成物は有効量のブリーチ触媒を含有している。“有効量”という用
語は、“どのような相対的または使用条件下であっても、本組成物または方法に
より酸化すべき物質の少くとも部分的な酸化をもたらす上で十分である、本発明
組成物中または本発明方法による使用中に存在する遷移金属ブリーチ触媒の量”
として定義される。典型的には、酸化すべき物質は、望ましくない物質、特に食
物および飲料しみ、脂性/油性しみ、布帛上のボディ汚れであるが、しかしなが
らこれは本発明を適用しうるものに対する制限ではない。ペルオキシゲン源の不
在下における酸化は広い用途を有しており、本発明は単に布帛の漂白および/ま
たはクリーニングには限定されない。例えば、自動皿洗い組成物も本発明の態様
であって、そこではペルオキシゲン源を“実質的に含まない”組成物および/ま
たは溶液で汚れを漂白することが本発明の一部となっている。同様のことが、ペ
ルオキシゲン源を“実質的に含まない”硬質表面クリーニング組成物および硬質
表面クリーニング組成物を含有した溶液にも、等しくあてはまる。
【0015】 好ましくは、本発明の組成物は、組成物の重量で約1ppb(0.00000
01%)、更に好ましくは約100ppb(0.00001%)、なお一層好ま
しくは約500ppb(0.00005%)、更に一層好ましくは約1ppm(
0.0001%)から、約99.9%、更に好ましくは約50%、なお一層好ま
しくは約5%、更に一層好ましくは約500ppm(0.05%)の下記のよう
な遷移金属ブリーチ触媒を含有している。
【0016】 最も広い観点において、本発明の遷移金属ブリーチ触媒は: i)Mn(II)、Mn(III)、Mn(IV)、Mn(V)、Fe(II)、Fe(III)、F
e(IV)、Co(I)、Co(II)、Co(III)、Ni(I)、Ni(II)、Ni(III)
、Cu(I)、Cu(II)、Cu(III)、Cr(II)、Cr(III)、Cr(IV)、Cr(
V)、Cr(VI)、V(III)、V(IV)、V(V)、Mo(IV)、Mo(V)、Mo(VI
)、W(IV)、W(V)、W(VI)、Pd(II)、Ru(II)、Ru(III)およびRu(IV)
、好ましくはMn(II)、Mn(III)、Mn(IV)、Fe(II)、Fe(III)、Fe(IV)
、Cr(II)、Cr(III)、Cr(IV)、Cr(V)、Cr(VI)およびそれらの混合
物からなる群より選択される遷移金属; ii)4または5つのドナー原子によって同一の遷移金属に配位されている架橋
大多環式リガンド〔そのリガンドは: a)2または3つの非ドナー原子の共有結合鎖で互いに離された4以上のド
ナー原子を有し(これらドナー原子のうち、好ましくは少くとも3つ、更に好ま
しくは少くとも4つはNである)、これらのドナー原子のうち2〜5(好ましく
は3〜4、更に好ましくは4つ)が錯体で同一の遷移金属原子に配位されている
、有機マクロサイクル環; b)有機マクロサイクル環の少くとも2つの非隣接ドナー原子を共有結合さ
せている架橋鎖〔その共有結合された非隣接ドナー原子は錯体で同一の遷移金属
に配位された橋頭ドナー原子であって、上記架橋鎖は2〜約10の原子からなる
(好ましくは、架橋鎖は、2、3または4つの非ドナー原子から、および別のド
ナー原子を有する4〜6つの非ドナー原子から選択される)〕を有している〕;
および (iii)場合により、好ましくはHO、ROH、NR、RCN、OH、O
OH、RS、RO、RCOO、OCN、SCN、N 、CN
、Cl、Br、I、O 、NO 、NO 、SO 2-、SO 2- 、PO 3-、有機ホスフェート、有機ホスホネート、有機サルフェート、有機
スルホネートおよび芳香族Nドナー、例えばピリジン類、ピラジン類、ピラゾー
ル類、イミダゾール類、ベンゾイミダゾール類、ピリミジン類、トリアゾール類
およびチアゾール類(RはH、場合により置換されたアルキル、場合により置換
されたアリールである)からなる群より選択される1以上の非大多環式リガンド
; を含んでなる。
【0017】 好ましい架橋大多環式リガンドは下記からなる群より選択される: a)4または5の配位座数(denticity)を有する式(I)の架橋大多環式リガ
ンド:
【化4】 b)5または6の配位座数を有する式(II)の架橋大多環式リガンド:
【化5】 c)6または7の配位座数を有する式(III)の架橋大多環式リガンド:
【化6】
【0018】 上記式中各E単位は下記式を有する部分を表わす: (CR‐X‐(CRa′ ここでXは酸素、イオウ、‐NR‐、リンからなる群より選択されるか、または
Xは共有結合を表わし、その場合にEは下記式を有する: (CR‐(CRa′ 各E単位についてa+a′の合計は独立して1〜5から選択される;各G単位は
部分(CRである;各R単位は独立してH、アルキル、アルケニル、アル
キニル、アリール、アルキルアリールおよびヘテロアリールから選択されるか、
あるいは2以上のR単位が共有結合して、芳香族、ヘテロ芳香族、シクロアルキ
ルまたはヘテロシクロアルキル環を形成している;各D単位は独立して窒素、酸
素、イオウおよびリンからなる群より選択されるドナー原子であり、D単位を構
成する少くとも2つの原子は遷移金属に配位された橋頭ドナー原子である;B単
位は炭素原子、D単位またはシクロアルキルもしくはヘテロ環式環である;各n
は1および2から独立して選択される整数であって、R単位が共有結合している
炭素原子の原子価を満たす;各n′は0および1から独立して選択される整数で
あって、R部分が共有結合しているDドナー原子の原子価を満たす;各n″は0
、1および2から独立して選択される整数であって、R部分が共有結合している
B原子の原子価を満たす;各aおよびa′は0〜5から独立して選択される整数
であり、式(I)のリガンドにおける全a+a′値の合計は約8〜約12の範囲
内であり、式(II)のリガンドにおける全a+a′値の合計は約10〜約15の
範囲内であり、式(III)のリガンドにおける全a+a′値の合計は約12〜約1
8の範囲内である;各bは、0〜9から独立して選択される整数であるか、ある
いは、前記いずれの式においても、少くとも2つの(CRが前記式におい
てDドナー原子のうち2つをB原子に共有結合させているかぎり、DからB原子
へと共有結合される(CR部分のうち1以上は存在せず、全bインデック
スの合計は約2〜約5の範囲内である。
【0019】 本発明のブリーチ触媒の更なる記載は、1998年9月11日付で公開された
WO98/39406A1、1998年9月11日付で公開されたWO98/3
9098A1および1998年9月11日付で公開されたWO98/39335
A1でみられ、それらすべてが参考のためここに組み込まれる。
【0020】 遷移金属ブリーチ触媒を記載するためにこの特許で用いられている命名法は、
上記参考文献で用いられている命名スタイルと同様である。しかしながら、ここ
で記載されたリガンドのうち1以上の化学名は、the International Union of P
ure and Applied Chemistry(IUPAC)の規則に従い決められた化学名と異
なることがある。例えば、本発明の目的にとり好ましいリガンド、5,12‐ジ
メチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンは
、IUPAC名4,11‐ジメチル‐1,4,8,11‐テトラアザ‐ビシクロ〔
6.6.2〕ヘキサデカンを有している。別の好ましいリガンドは、5,12‐
ジエチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカン
である。
【0021】 本発明の組成物で有用な遷移金属ブリーチ触媒には、一般的に、本発明の定義
に合致する既知化合物、並びに、更に好ましくは、本洗濯またはクリーニング使
用向けに特別にデザインされた多数の新規化合物がある。本発明による適切な触
媒の非制限例には以下がある: ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5
.5.2〕テトラデカンマンガン(II) ジアコ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.
6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェート アコ‐ヒドロキシ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシ
クロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート ジアコ‐4,10‐ジメチル‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5.
5.2〕テトラデカンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェート ジアコ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.
6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)テトラフルオロボレート ジアコ‐4,10‐ジメチル‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5.
5.2〕テトラデカンマンガン(II)テトラフルオロボレート ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート ジクロロ‐5,12‐ジ‐n‐ブチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシク
ロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,12‐ジベンジル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔
6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐n‐ブチル‐12‐メチル‐1,5,8,12‐テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐n‐オクチル‐12‐メチル‐1,5,8,12‐テトラアザ
ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐n‐ブチル‐12‐メチル‐1,5,8,12‐テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカン鉄(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5
.5.2〕テトラデカン鉄(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカン銅(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5
.5.2〕テトラデカン銅(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンコバルト(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5
.5.2〕テトラデカンコバルト(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐4‐フェニル‐1,5,8,12‐テトラア
ザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐3‐フェニル‐1,4,7,10‐テトラア
ザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐4,9‐ジフェニル‐1,5,8,12‐テ
トラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐3,8‐ジフェニル‐1,4,7,10‐テ
トラアザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐2,11‐ジフェニル‐1,5,8,12‐
テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐4,10‐ジメチル‐4,9‐ジフェニル‐1,4,7,10‐テ
トラアザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカンマンガン(II) ジクロロ‐2,4,5,9,11,12‐ヘキサメチル‐1,5,8,12‐
テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐2,3,5,9,10,12‐ヘキサメチル‐1,5,8,12‐
テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐2,2,4,5,9,9,11,12‐オクタメチル‐1,5,8
,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐2,2,4,5,9,11,11,12‐オクタメチル‐1,5,
8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐3,3,5,10,10,12‐ヘキサメチル‐1,5,8,12
‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐3,5,10,12‐テトラメチル‐1,5,8,12‐テトラア
ザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐3‐ブチル‐5,10,12‐トリメチル‐1,5,8,12‐テ
トラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカ
ンマンガン(II) ジクロロ‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカ
ンマンガン(II) ジクロロ‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカ
ン鉄(II) ジクロロ‐1,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカ
ン鉄(II) アコ‐クロロ‐2‐(2‐ヒドロキシフェニル)‐5,12‐ジメチル‐1,
5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) アコ‐クロロ‐10‐(2‐ヒドロキシベンジル)‐4,10‐ジメチル‐1
,4,7,10‐テトラアザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカンマンガン(II) クロロ‐2‐(2‐ヒドロキシベンジル)‐5‐メチル‐1,5,8,12‐
テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) クロロ‐10‐(2‐ヒドロキシベンジル)‐4‐メチル‐1,4,7,10
‐テトラアザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカンマンガン(II) クロロ‐5‐メチル‐12‐(2‐ピコリル)‐1,5,8,12‐テトラア
ザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリド クロロ‐4‐メチル‐10‐(2‐ピコリル)‐1,4,7,10‐テトラア
ザビシクロ〔5.5.2〕テトラデカンマンガン(II)クロリド ジクロロ‐5‐(2‐スルファト)ドデシル‐12‐メチル‐1,5,8,1
2‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III) アコ‐クロロ‐5‐(2‐スルファト)ドデシル‐12‐メチル‐1,5,8
,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) アコ‐クロロ‐5‐(3‐スルホノプロピル)‐12‐メチル‐1,5,8,
12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐(トリメチルアンモニオプロピル)ドデシル‐12‐メチル‐
1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(I
II)クロリド ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,4,7,10,13‐ペンタアザビシク
ロ〔8.5.2〕ヘプタデカンマンガン(II) ジクロロ‐14,20‐ジメチル‐1,10,14,20‐テトラアザトリシ
クロ〔8.6.6〕ドコサ‐3(8),4,6‐トリエンマンガン(II) ジクロロ‐4,11‐ジメチル‐1,4,7,11‐テトラアザビシクロ〔6
.5.2〕ペンタデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔7
.6.2〕ヘプタデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,13‐ジメチル‐1,5,9,13‐テトラアザビシクロ〔7
.7.2〕ヘプタデカンマンガン(II) ジクロロ‐3,10‐ビス(ブチルカルボニル)‐5,12‐ジメチル‐1,
5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジアコ‐3,10‐ジカルボキシ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐
テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) クロロ‐20‐メチル‐1,9,20,24,25‐ペンタアザ‐テトラシク
ロ〔7.7.7.13,7.111,15〕ペンタコサ‐3,5,7(24),
11,13,15(25)‐ヘキサエンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェー
ト トリフルオロメタンスルホノ‐20‐メチル‐1,9,20,24,25‐ペ
ンタアザ‐テトラシクロ〔7.7.7.13,7.111,15〕ペンタコサ‐
3,5,7(24),11,13,15(25)‐ヘキサエンマンガン(II)トリ
フルオロメタンスルホネート トリフルオロメタンスルホノ‐20‐メチル‐1,9,20,24,25‐ペ
ンタアザ‐テトラシクロ〔7.7.7.13,7.111,15〕ペンタコサ‐
3,5,7(24),11,13,15(25)‐ヘキサエン鉄(II)トリフルオ
ロメタンスルホネート クロロ‐5,12,17‐トリメチル‐1,5,8,12,17‐ペンタアザ
ビシクロ〔6.6.5〕ノナデカンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェート クロロ‐4,10,15‐トリメチル‐1,4,7,10,15‐ペンタアザ
ビシクロ〔5.5.5〕ヘプタデカンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェート クロロ‐5,12,17‐トリメチル‐1,5,8,12,17‐ペンタアザ
ビシクロ〔6.6.5〕ノナデカンマンガン(II)クロリド クロロ‐4,10,15‐トリメチル‐1,4,7,10,15‐ペンタアザ
ビシクロ〔5.5.5〕ヘプタデカンマンガン(II)クロリド ジクロロ‐5,12,15,16‐テトラメチル‐1,5,8,12‐テトラ
アザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) クロロ‐5‐メチル‐12‐(2′‐オキシベンジル)‐1,5,8,12‐
テトラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)
【0022】 遷移金属ブリーチ触媒として有用な好ましい錯体として、更に一般的には、上
記のような一金属、単核種のみならず、二金属、三金属または集合種もある。一
金属、単核錯体が好ましい。ここで記載されているような一金属遷移金属ブリー
チ触媒は、錯体1モル当たり1つの遷移金属原子のみを有している。一金属、単
核錯体とは、必須の大環式リガンドのドナー原子が同一の遷移金属原子に結合さ
れた、即ち必須のリガンドが2以上の遷移金属原子間で“ブリッジ”されていな
いものをいう。
【0023】 マンガン遷移金属錯体の別な例は、下記一般式を有するマンガン(III)および
マンガン(IV)錯体である:
【化7】 上記式中Xは独立して配位またはブリッジ種であり、その非制限例はHO、O 2- 、O2-OH、HO 、SH、S2-、>SO、Cl、SCN、N 、N3-、RSO 、RCOO、NH およびNRであり、ここでR
はH、アルキル、アリール(その各々が場合により置換されている)およびR COO(Rはアルキル、アリール単位であって、その各々が場合により置換さ
れている)である; Lはリガンドであって、いくつかの窒素原子を有した有機分子であり、その窒素
原子の全部または一部を介してマンガン中心へ配位している; zは錯体の電荷を表わし、正または負の値を有する整数である; Yは一価または多価中心イオンであって、電荷中性をもたらし、錯体の電荷zに
依存している;および qはz/Yである。
【0024】 これらマンガン錯体のうち好ましいものは、上記の配位またはブリッジ基Xが
CHCOO、O2-およびそれらの混合物であるもの、好ましくは上記のマン
ガン原子が(IV)酸化状態にあって、XがO2-であるものである。好ましいリガ
ンドは、少くとも3つの窒素原子を有して、マンガン中心の1つへ3窒素原子を
介して配位したものであって、好ましくは大環式種のものである。
【0025】 好ましいリガンドは下記式を有している:
【化8】 上記式中tは値2または3を有する整数である;sは値3または4を有する整数
である;qは値0または1を有する整数である;RおよびRは各々独立して
水素、アルキル、アリール(その各々が場合により置換されている)から選択さ
れる;Rは独立して水素、アルキル、アリール(その各々が場合により置換さ
れている)から選択される。
【0026】 好ましいリガンドの非制限例は、1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリ
アザシクロノナン(Me‐TACN)および1,2,4,7‐テトラメチル‐
1,4,7‐トリアザシクロノナン(Me‐TACN)である。
【0027】 電荷中性をもたらす上で対イオンYの選択は、錯体の活性にとり重要でない。
その対イオンの非制限例は、クロリド、サルフェート、ニトレート、メチルサル
フェート、界面活性剤イオン、例えば長鎖アルキルサルフェート、アルキルスル
ホネート、アルキルベンゼンスルホネート、トシレート、トリフルオロメチルス
ルホネート、ペルクロレート、BPh 、PF およびそれらの混合物であ
る。
【0028】 このタイプのマンガン錯体の例には以下がある: i)〔(Me‐TACN)MnIV(μ−O)MnIV(Me‐TACN)
2+(PF ; ii)〔(Me‐TACN)MnIV(μ−O)MnIV(Me‐TACN)
2+(PF ; iii)〔(Me‐TACN)MnIII(μ−O)(μ−OAc)MnIII(M
‐TACN)〕2+(PF ; iv)〔(Me‐TACN)MnIII(μ−O)(μ−OAc)MnIII(M
‐TACN)〕2+(PF 別のマンガン錯体触媒は下記式を有する単核錯体である: 〔LMnIV(OR)〕Y 上記式中マンガンMnは+4酸化状態である;Rはアルキル、シクロアルキル、
アリール、ベンジルおよびそれらの基組合せからなる群より選択されるC‐C 20 基である;少くとも2つのR基は互いに連結されて、マンガンと配位する2
つの酸素間でブリッジ単位を形成してもよい;Lはマンガンと配位する少くとも
3つの窒素原子を有したC‐C60基から選択されるリガンドである;Yは錯
体の電荷に応じた酸化安定性対イオンである。
【0029】 好ましい錯体の非制限例は、Lが1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリ
アザシクロノナンおよび2‐メチル‐1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐ト
リアザシクロノナン、RがCアルキルのものである。
【0030】 過酸化水素源または他のペルオキシゲン漂白剤の不在下で漂白しうる単核マン
ガン錯体触媒の別な例には、下記式を有するものがある: 〔LMnX 上記式中マンガンはII、IIIまたはIV酸化状態のいずれでもよい;各Xは独立し
てCl、Br、I、F、NCS、N 、I 、NH、RCOO 、RSO 、RSO (Rはアルキルまたはアリールであって、各々場合
により置換されている)、OH、O 2-、HO 、HO、SH、CN
OCN、S 2-およびそれらの混合物のような、RO以外の配位種を表わす
;pは1〜3の整数である;zが錯体の電荷を示し、正、ゼロまたは負の整数で
ある;Yは対イオンであって、その選択は錯体の電荷zに依存する;q=z/Y
;Lは下記式を有するリガンドである:
【化9】 上記式中tは2である;sは3である;R、RおよびRは各々独立して水
素、C‐Cアルキル、アリールから選択され、その各々が場合により置換さ
れている。
【0031】使用方法 本発明は、更に、ペルオキシゲンのペルオキシゲン源の必要性なしに布帛を漂
白および/またはクリーニングする上で本発明の触媒を用いるための方法に関す
る。
【0032】 このように、本発明は漂白剤の不在下で布帛の汚れおよびしみを漂白するため
の方法に関し、その方法は: a)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
の触媒有効量;および b)残部のキャリア、フィラーおよび他の添加成分 からなる、ペルオキシゲン源を実質的に含まない組成物を含有した水溶液または
非水溶液と、クリーニングの必要な布帛を接触させるステップからなるが、但し
溶液中における上記遷移金属ブリーチ触媒の濃度が少くとも約0.01ppbで
あり、上記組成物はいかなる有機または無機ペルオキシゲン化合物も実質的に含
んでいない。
【0033】 好ましくは、遷移金属ブリーチ触媒を含有した溶液は、約1ppb以上、更に
好ましくは約10ppb以上、更に一層好ましくは約100ppb以上の触媒の
溶液濃度を有している。例えば、100ppb(部/十億)とは、0.0000
1重量%の触媒を含有した溶液のことである。上記のように、0.001%未満
のペルオキシゲン源を含有した溶液は、いかなる有機または無機ペルオキシゲン
化合物も“実質的に含まない”溶液である。
【0034】 大規模な漂白そのもの、例えば工業または製造プロセスにもっぱら関する方法
では、布帛と触媒含有溶液との接触時間を減らすために、高濃度、例えば1pp
m以上の触媒を利用してもよい。
【0035】添加成分 本発明の漂白、前浸漬、前処理、洗濯または自動皿洗い、または硬質表面クリ
ーニング組成物は、顆粒、固形(バー)、ゲルまたは液体のいずれであっても、
1種以上のキャリアおよび添加成分を更に含んでよい。
【0036】 本発明による組成物は: a)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
の触媒有効量;および b)場合により、約0.001〜約90重量%の1種以上の染料固着剤; c)場合により、約0.01〜約50重量%の1種以上のセルロース反応性染
料固着剤; d)場合により、約0.01〜約15重量%の塩素スカベンジャー; e)場合により、約0.005〜約1重量%の1種以上の結晶成長抑制剤; f)場合により、約0.01〜約20重量%の布帛磨耗低減ポリマー; g)場合により、約1〜約12重量%の1種以上の液体キャリア; h)場合により、約0.001〜約1重量%の酵素; i)場合により、約0.01〜約8重量%のポリオレフィン乳濁液または懸濁
液; j)場合により、約0.01〜約0.2重量%の安定剤; k)場合により、約1〜約80重量%の布帛柔軟活性剤; l)場合により、約15重量%未満の主溶媒;および m)約0.01重量%、好ましくは約0.1%から、約60%、好ましくは約
30%までの1種以上の界面活性剤(その界面活性剤はアニオン性、カチオン性
、ノニオン性、両性、双極性界面活性剤およびそれらの混合物からなる群より選
択される) を含んでよい。
【0037】界面活性剤 本発明の漂白、前浸漬、前処理および洗濯洗剤組成物は少くとも約0.01重
量%、好ましくは約0.1%から約60%、好ましくは約30%までの洗浄界面
活性剤系を含有してもよく、その系は態様に応じて1以上のカテゴリーの界面活
性剤から構成され、界面活性剤のそのカテゴリーはアニオン性、カチオン性、ノ
ニオン性、双極性、両性界面活性剤およびそれらの混合物からなる群より選択さ
れる。界面活性剤の各カテゴリー内で、2タイプ以上の界面活性剤を選択しても
よい。例えば、好ましくは、本発明の固形(即ち、顆粒)および粘稠半固形(即
ち、ゼラチン、ペーストなど)系において、界面活性剤は好ましくは組成物の約
0.1重量%から60%、好ましくは約30%までの程度で存在している。
【0038】 ここで有用な界面活性剤の非制限例には以下がある: a)C11‐C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS); b)C10‐C20一級分岐鎖およびランダムアルキルサルフェート(AS)
; c)下記式を有するC10‐C18二級(2,3)アルキルサルフェート:
【化10】 上記式中xおよび(y+1)は少くとも約7、好ましくは少くとも約9の整数で
ある;上記の界面活性剤は1966年2月8日付で発行されたMorrisのUS3,
234,258、1991年12月24日付で発行されたLutzのUS5,075
,041、1994年9月20日付で発行されたLutzのUS5,349,101
、1995年2月14日付で発行されたPrietoのUS5,389,277で開示
されており、各々参考のためここに組み込まれる; d)C10‐C18アルキルアルコキシサルフェート(AExS)(好ましく
はxは1〜7である); e)好ましくは1〜5のエトキシ単位を有するC10‐C18アルキルアルコ
キシカルボキシレート; f)C12‐C18アルキルエトキシレート、C‐C12アルキルフェノー
ルアルコキシレート(アルコキシレート単位はエチレンオキシおよびプロピレン
オキシ単位の混合物である)、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック
ポリマーとのC12‐C18アルコールおよびC‐C12アルキルフェノール
縮合物、特に参考のためここに組み込まれる1975年12月30日付で発行さ
れたLaughlinらのUS3,929,678で開示されたBASF製のPluronic ; g)参考のためここに組み込まれる1986年1月26日付で発行されたLlen
adoのUS4,565,647で開示されているようなアルキル多糖類; h)下記式を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミド:
【化11】 上記式中RはC‐C31アルキルである;Rは水素、C‐Cアルキル
、C‐Cヒドロキシアルキルからなる群より選択される;Qは、直鎖アルキ
ルと、その鎖に直接結合された少くとも3つのヒドロキシルとを有したポリヒド
ロキシアルキル部分、またはそのアルコキシル化誘導体である;好ましいアルコ
キシはエトキシまたはプロポキシ、およびそれらの混合物である;好ましいQは
還元アミノ化反応で還元糖から誘導され、更に好ましくはQはグリシチル部分で
ある;Qは更に好ましくは‐CH(CHOH)CHOH、‐CH(CH OH)(CHOH)n-1CHOH、‐CH(CHOH)‐(CHOR′)
(CHOH)CHOHおよびそのアルコキシル化誘導体からなる群より選択さ
れ、ここでnは3〜5の整数であり、R′は水素または環式もしくは脂肪族単糖
である;これらは1996年2月6日付で発行されたConnorらのUS5,489
,393および1995年10月3日付で発行されたMurchらのUS5,45,
982で記載されており、双方とも参考のためここに組み込まれる。
【0039】 本発明の漂白、前浸漬、前処理および洗濯洗剤組成物は約0.001〜約10
0%の1種以上の(好ましくは2種以上の混合物)中間鎖分岐界面活性剤、好ま
しくは下記式を有する中間鎖分岐アルキルアルコキシアルコール:
【化12】 下記式を有する中間鎖分岐アルキルサルフェート:
【化13】 および下記式を有する中間鎖分岐アルキルアルコキシサルフェート:
【化14】 も含むことができる;上記において、これら式の分岐一級アルキル部分における
炭素原子の総数(R、RおよびR分岐は含むが、EO/POアルコキシ部分
を構成する炭素原子は含まない)は14〜20である;更にこの界面活性剤混合
物の場合に、上記式を有した分岐一級アルキル部分における炭素原子の平均総数
は14.5より大きく約17.5まで(好ましくは約15〜約17)の範囲内で
ある;R、RおよびRは各々独立して水素、C‐Cアルキルおよびそれ
らの混合物から選択され、好ましくはメチルである;但しR、RおよびR
すべて水素であることはなく、zが1であるとき、少くともRまたはRは水素
ではない。Mは水溶性カチオンであり、2タイプ以上のカチオン、例えばナトリ
ウムおよびカリウムの混合物であってもよい。インデックスwは0〜13の整数
である;xは0〜13の整数である;yは0〜13の整数である;zは少くとも
1の整数である;w+x+y+zは8〜14である。EOおよびPOは下記式を
有するエチレンオキシ単位およびプロピレンオキシ単位を各々表わす:
【化15】 しかしながら、他のアルコキシ単位、特に1,3‐プロピレンオキシ、ブトキシ
およびそれらの混合物も中間鎖分岐アルキル部分に付加されるアルコキシ単位と
して適している。
【0040】 中間鎖分岐界面活性剤は、好ましくは界面活性剤系からなる混合物である。し
たがって、界面活性剤系がアルコキシル化界面活性剤を含んでいるとき、インデ
ックスmは界面活性剤の混合物内における平均アルコキシル化度を示す。このよ
うに、インデックスmは少くとも約0.01、好ましくは約0.1、更に好まし
くは約0.5、最も好ましくは約1から、約30、好ましくは約10、更に好ま
しくは約5までの範囲内である。アルコキシル化界面活性剤のみを含む中間鎖分
岐界面活性剤系を考えたとき、インデックスmの値はmに相当する平均アルコキ
シル化度の分布を表わすか、またはそれは正確にmに相当する単位数でアルコキ
シル化(例えば、エトキシル化および/またはプロポキシル化)された単一特定
鎖であってもよい。
【0041】 本発明の界面活性剤系で使用に適した本発明の好ましい中間鎖分岐界面活性剤
は、下記式:
【化16】 または下記式:
【化17】 を有している;上記式中a、b、dおよびeは、a+bが10〜16で、d+e
が8〜14となるような整数である;Mはナトリウム、カリウム、マグネシウム
、アンモニウムおよび置換アンモニウム、およびそれらの混合物から選択される
【0042】 中間鎖分岐界面活性剤を含んだ本発明の界面活性剤系は、好ましくは2つの態
様で処方される。第一の好ましい態様は、25%以下の中間鎖分岐アルキル単位
を含んだ供給原料から形成される中間鎖分岐界面活性剤からなる。したがって、
いずれか他の慣用的な界面活性剤と混合する前に、中間鎖分岐界面活性剤成分は
非直鎖界面活性剤である界面活性剤分子を25%以下で含んでいる。 第二の好ましい態様は、約25〜約70%の中間鎖分岐アルキル単位を含んだ
供給原料から形成される中間鎖分岐界面活性剤からなる。したがって、いずれか
他の慣用的な界面活性剤と混合する前に、中間鎖分岐界面活性剤成分は、非直鎖
界面活性剤である界面活性剤分子を約25〜約70%で含んでいる。
【0043】 本発明の洗濯洗剤組成物の界面活性剤系には、界面活性剤系の約0.001重
量%、好ましくは約1%、更に好ましくは約5%、最も好ましくは約10%から
、約100%、好ましくは約60%、更に好ましくは約30%の1種以上(好ま
しくは2種以上の混合物)の中間鎖分岐アルキルアリールスルホネート界面活性
剤、好ましくはアリール単位が下記式を有するベンゼン環である界面活性剤も含
めてよい:
【化18】 上記式中Lは6〜18の炭素原子を有する非環式ヒドロカルビル部分である;R 、RおよびRは各々独立して水素またはC‐Cアルキルであるが、但
しRおよびRはL単位の末端に結合されていない;Mは電荷qを有する水溶
性カチオンであって、aおよびbは電荷中性を満たすように一緒に選択される。
【0044】ビルダー 本発明の組成物は、特に界面活性剤を含むとき、好ましくは1種以上のビルダ
ーまたはビルダー系を含んでいる。存在するとき、組成物は、典型的には、少く
とも約1重量%、好ましくは約5%、更に好ましくは約10%から、約80%、
好ましくは約50%、更に好ましくは約30%の洗剤ビルダーを含む。 ビルダーのレベルは組成物の最終用途およびその望ましい物理的形態に応じて
広く変わる。存在するとき、組成物は典型的には少くとも約1%のビルダーを含
む。処方物は、典型的には約5〜約50重量%、更に典型的には約5〜約30%
の洗剤ビルダーを含む。顆粒処方物は、典型的には約10〜約80重量%、更に
典型的には約15〜約50%の洗剤ビルダーを含む。しかしながら、それ以下ま
たは以上のレベルのビルダーが除外されるわけではない。
【0045】 無機またはP含有洗剤ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェー
ト、ピロホスフェートおよびガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される)
、ホスホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(重炭酸塩およびセス
キカーボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアルカリ金
属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに限定さ
れない。しかしながら、非リン酸ビルダーも一部の地方では必要とされる。重要
なことは、本組成物がシトレートのような(ホスフェートと比較して)いわゆる
“弱い”ビルダーの存在下、あるいはゼオライトまたは積層シリケートビルダー
で生じうるいわゆる“アンダービルト”状況下であっても、意外によく機能する
ことである。
【0046】 シリケートビルダーの例は、1987年5月12日付で発行されたRieckのU
S4,664,839で記載されたアルカリ金属シリケートである。NaSKS
‐6はHoechstにより販売されている結晶積層シリケートの商標名である(一般
的にここでは“SKS‐6”と略記される)。
【0047】 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日付で公開されたドイツ
特許出願2,321,001で開示されたようなアルカリ土類およびアルカリ金
属カーボネートである。
【0048】 アルミノシリケートビルダーが本発明で有用である。適切なアルミノシリケー
トビルダーの例は、参考のためここに組み込まれるCorkhillらのUS4,274
,975で記載されている。アルミノシリケートビルダーはほとんどの現行市販
重質顆粒洗剤組成物で非常に重要であり、液体洗剤処方で重要なビルダー成分で
もある。アルミノシリケートビルダーには下記実験式: 〔M(zAlO〕・xHO を有するものがあり、上記式中zおよびyは少くとも6の整数であり、z対yの
モル比は1.0〜約0.5の範囲であり、xは約15〜約264の整数である。
ここで有用な好ましい合成結晶アルミノシリケートイオン交換物質は、ゼオライ
トA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXという名称で
市販されている。
【0049】 本発明の目的に適した有機洗剤ビルダーには様々なポリカルボキシレート化合
物があるが、それらに限定されない。ここで用いられる“ポリカルボキシレート
”とは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシレー
トを有した化合物に関する。ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組成物
に加えられるが、中和塩の形で加えてもよい。塩形で利用される場合には、ナト
リウム、カリウムおよびリチウムのようなアルカリ金属、またはアルカノールア
ンモニウム塩が好ましい。
【0050】 1964年4月7日付で発行されたBergのUS3,128,287、1972
年1月18日付で発行されたLambertiらのUS3,635,830、1987年
5月5日付で発行されたBushらのUS4,663,071、1975年12月2
日付で発行されたRapkoのUS3,923,679、1979年6月19日付で
発行されたCrutchfieldらのUS4,158,635、1978年10月17日
付で発行されたCrutchfieldらのUS4,120,874、1986年1月28
日付で発行されたBushらのUS4,566,984、1979年3月13日付で
発行されたCrutchfieldらのUS4,144,226、1967年3月7日付で
発行されたDiehlのUS3,308,067、DiehlのUS3,723,322、
1978年7月25日付で発行されたCrutchfieldらのUS4,102,903
、更にはUS特許3,159,581、3,213,030、3,422,02
1、3,400,148および3,422,137で開示されたものも適切であ
る。
【0051】 シトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩
)は、再生源からのそれらの利用性およびそれらの生分解性のために、重質液体
洗剤処方で特に重要なポリカルボキシレートビルダーである。シトレートは、特
にゼオライトおよび/または積層シリケートビルダーと組合せて、顆粒組成物で
用いてもよい。オキシジサクシネートもこのような組成物および組合せで特に有
用である。
【0052】分散剤 本発明のブリーチ安定性分散剤と場合により組み合わされる他の適切なポリア
ルキレンイミン分散剤の記載は、1986年7月1日付で発行されたVander Mee
rのUS4,597,898、1984年6月27日付で公開されたOhおよびGos
selinkの欧州特許出願111,965、1984年6月27日付で公開されたGo
sselinkの欧州特許出願111,984、1984年7月4日付で公開されたGos
selinkの欧州特許出願112,592、1985年10月22日付で発行された
ConnorのUS4,548,744および1996年10月15日付で発行された
WatsonらのUS5,565,145でみられる。しかしながら、いかなる適切な
土/汚れ分散剤または再付着防止剤も本発明の洗濯組成物に用いてよい。
【0053】 加えて、ポリマーポリカルボキシレートおよびポリエチレングリコールを含め
たポリマー分散剤も、本発明で使用に適している。ポリマーポリカルボキシレー
ト物質は、好ましくは酸形で、適切な不飽和モノマーを重合または共重合させる
ことにより製造しうる。重合して適切なポリマーポリカルボキシレートを形成し
うる不飽和モノマー酸には、アクリル酸、マレイン酸(または無水マレイン酸)
、フマル酸、イタコン酸、アコニチン酸、メサコン酸、シトラコン酸およびメチ
レンマロン酸がある。ビニルメチルエーテル、スチレン、エチレン等のような、
カルボキシレート基を含まないモノマーセグメントの、本ポリマーポリカルボキ
シレート中における存在は、このようなセグメントが約40重量%以下であるな
らば適切である。
【0054】 特に適切なポリマーポリカルボキシレートはアクリル酸から誘導できる。ここ
で有用なこのようなアクリル酸ベースポリマーは重合アクリル酸の水溶性塩であ
る。酸形をしたこのようなポリマーの平均分子量は、好ましくは約2000〜1
0,000、更に好ましくは約4000〜7000、最も好ましくは約4000
〜5000の範囲内である。このようなアクリル酸ポリマーの水溶性塩には、例
えばアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩がある。このタイプ
の可溶性ポリマーは公知物質である。洗剤組成物中におけるこのタイプのポリア
クリレートの使用は、例えば1967年3月7日付で発行されたDiehlのUS3
,308,067で開示されている。
【0055】 アクリル酸/マレイン酸ベースコポリマーも、分散/再付着防止剤の好ましい
成分として用いてよい。このような物質には、アクリル酸およびマレイン酸のコ
ポリマーの水溶性塩がある。酸形をしたこのようなコポリマーの平均分子量は、
好ましくは約2000、好ましくは約5000、更に好ましくは約7000から
、100,000、更に好ましくは75,000、最も好ましくは65,000
の範囲内である。このようなコポリマーにおけるアクリレート対マレエートセグ
メントの比率は、通常約30:1〜約1:1、更に好ましくは約10:1〜2:
1の範囲内である。このようなアクリル酸/マレイン酸コポリマーの水溶性塩に
は、例えばアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩がある。この
タイプの可溶性アクリレート/マレエートコポリマーは、1982年12月15
日付で公開された欧州特許出願66915で記載された公知物質であり、198
6年9月3日付で公開されたEP193,360でもヒドロキシプロピルアクリ
レートを含むこのようなポリマーについて記載している。更に他の有用な分散剤
には、マレイン酸/アクリル酸/ビニルアルコールターポリマーがある。このよ
うな物質も、例えばアクリル酸/マレイン酸/ビニルアルコールの45/45/
10ターポリマーを含めて、EP193,360で開示されている。
【0056】 含有させうるもう1つのポリマー物質はポリエチレングリコール(PEG)で
ある。PEGは分散剤性能を示し、しかも土汚れ除去‐再付着防止剤として作用
しうる。これらの目的のために典型的な分子量範囲は、約500〜約100,0
00、好ましくは約1000〜約50,000、更に好ましくは約1500〜約
10,000の範囲内である。 ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、特にゼオライトビルダ
ーと組合せて用いることができる。ポリアスパルテートのような分散剤は、好ま
しくは約10,000の分子量(平均)を有する。
【0057】汚れ放出剤 本発明による組成物は、1種以上の汚れ放出剤を場合により含んでもよい。利
用されるならば、汚れ放出剤は組成物の通常約0.01重量%、好ましくは約0
.1%、更に好ましくは約0.2%から約10%、好ましくは約5%、更に好ま
しくは約3%まである。ポリマー汚れ放出剤は、ポリエステルおよびナイロンの
ような疎水性繊維の表面を親水化させる親水性セグメントと、疎水性繊維上に付
いて、洗濯サイクルの終了までそれに付着し続け、こうして親水性セグメントの
アンカーとして働く疎水性セグメントとを双方有することで特徴づけられる。こ
れにより、汚れ放出剤での処理後に生じる汚れを、後の洗浄操作でより容易に洗
い落とせる。
【0058】 以下では、すべて参考のためここに含まれるが、本発明で使用に適した汚れ放
出ポリマーについて記載している。1998年3月17日付で発行されたRohrba
ughらのUS5,728,671、1997年11月25日付で発行されたGosse
linkらのUS5,691,298、1997年2月4日付で発行されたPanらの
US5,599,782、1995年5月16日付で発行されたGosselinkらの
US5,415,807、1993年1月26日付で発行されたMorrallらのU
S5,182,043、1990年9月11日付で発行されたGosselinkらのU
S4,956,447、1990年12月11日付で発行されたMaldonadoらの
US4,976,879、1990年11月6日付で発行されたScheibelらのU
S4,968,451、1990年5月15日付で発行されたBorcher,Sr.らの
US4,925,577、1989年8月29日付で発行されたGosselinkのU
S4,861,512、1989年10月31日付で発行されたMaldonadoらの
US4,877,896、1987年10月27日付で発行されたGosselinkら
のUS4,771,730、1987年12月8日付で発行されたGosselinkら
のUS4,711,730、1988年1月26日付で発行されたGosselinkの
US4,721,580、1976年12月28日付で発行されたNicolらのU
S4,000,093、1976年5月25日付で発行されたHayesのUS3,
959,230、1975年7月8日付で発行されたBasadurのUS3,893
,929および1987年4月22日付で公開されたKudらの欧州特許出願0,
219,048
【0059】 別の適切な汚れ放出剤は、VoillandらのUS4,201,824、Lagasseら
のUS4,240,918、TungらのUS4,525,524、RuppertらのU
S4,579,681、US4,220,918、US4,787,989、1
988年Rhone-Poulenc ChemieのEP279,134A、BASF(1991)
のEP457,205A、1974年Unilever N.V.のDE2,335,044
で記載されており、すべて参考のためここに組み込まれる。
【0060】酵素 本洗剤およびクリーニング組成物は、場合により、1タイプ以上の洗剤酵素を
含有してもよい。このような酵素にはプロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼお
よびリパーゼがある。このような物質は当業界で知られており、商標名で市販さ
れている。それらは、懸濁物、“マルメ”(marume)または“小球”の形態で、本
非水性液体洗剤組成物中に配合される。もう1つの適切なタイプの酵素には、ノ
ニオン性界面活性剤中で酵素のスラリーの形態をとるもの、例えば、商品名“S
L”でNovo Nordiskから販売されている酵素、または商品名“LDP”でNovo N
ordiskから販売されているマイクロカプセル化酵素がある。適切な酵素および使
用レベルはUS特許5,576,282、5,705,464および5,710
,115で記載されている。
【0061】 慣用的な酵素小球の形態で本組成物に加えられる酵素が、ここでは使用上特に
好ましい。このような小球は通常大きさ約100〜1000ミクロン、更に好ま
しくは約200〜800ミクロンであり、組成物の非水性液相中に懸濁される。
本発明の組成物中における小球は、経時的な酵素活性の保持について特に望まし
い酵素安定性を示すことが、他の酵素形態と比較してわかった。そのため、酵素
小球を利用した組成物では、酵素が水性液体洗剤中に配合されたときにしばしば
用いられねばならないような、慣用的な酵素安定剤を含有させる必要がない。 しかしながら、本組成物に加えられる酵素は、顆粒、好ましくはT‐顆粒の形
態をとる。
【0062】 ここで用いられる“洗浄酵素”とは、洗濯、硬質表面クリーニングまたはパー
ソナルケア洗剤組成物でクリーニング、しみ抜きまたは他の有益な効果を有する
酵素を意味する。好ましい洗浄酵素は、プロテアーゼ、アミラーゼおよびリパー
ゼのようなヒドロラーゼである。洗濯目的に好ましい酵素にはプロテアーゼ、セ
ルラーゼ、リパーゼおよびペルオキシダーゼがあるが、それらに限定されない。
自動皿洗い向けに高度に好ましいものは、現行市販タイプと、連続的改良で一層
ブリーチ適合性であるもののブリーチ失活感受性を残存程度でしか有しない改良
タイプとの双方を含めた、アミラーゼおよび/またはプロテアーゼである。
【0063】 適切な酵素の例には、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セ
ルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナー
ゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオ
キシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペ
ントサナーゼ、マラナーゼ、β‐グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニ
ダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼおよび公知のアミラーゼ、またはそれ
らの混合物があるが、それらに限定されない。 このような適切な酵素の例は、US特許5,705,464、5,710,1
15、5,576,282、5,728,671および5,707,950で開
示されている。
【0064】 本発明で有用なセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼがある。好ま
しくは、それらは5〜12の至適pHおよび50CEVU(Cellulose Viscosity Uni
t)/mg以上の比活性を有する。適切なセルラーゼはUS特許4,435,307
、J61078384およびWO96/02653で開示されており、そこでは
Humicola insolens、Trichoderma、ThielaviaおよびSporotrichumから各々産生
される真菌セルラーゼについて開示している。EP739982は新規なBacill
us種から単離されたセルラーゼを記載している。適切なセルラーゼはGB‐A‐
2,075,028、GB‐A‐2,095,275、DE‐OS‐2,247
,832およびWO95/26398でも開示されている。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens (Humicola grisea var.the
rmoidea)の株、特にHumicola株DSM1800により産生されるセルラーゼであ
る。
【0065】 他の適切なセルラーゼは、約50kDaの分子量、5.5の等電点を有して、
415のアミノ酸を含んだ、Humicola insolens由来のセルラーゼ;セルラーゼ
活性を示す、Humicola insolens DSM1800に由来した〜43kDエンドグ
ルカナーゼである。好ましいエンドグルカナーゼ成分は、WO91/17243
で開示されたアミノ酸配列を有している。GenencorのWO94/21801で記
載されたTrichoderma longibrachiatum由来のEGIIIセルラーゼも適切なセルラ
ーゼである。特に適切なセルラーゼは、カラーケア効果を有するセルラーゼであ
る。このようなセルラーゼの例は、1991年11月6日付で出願された欧州特
許出願91202879.2(Novo)で記載されたセルラーゼである。Carezyme
およびCelluzyme (Novo Nordisk A/S)が特に有用である。WO91/17244
およびWO91/21801も参照。布帛ケアおよび/またはクリーニング性に
適した他のセルラーゼは、WO96/34092、WO96/17994および
WO95/24471で記載されている。
【0066】 セルラーゼは、存在するとき、クリーニング組成物の0.0001〜2重量%
の純粋酵素レベルで、クリーニング組成物中に通常配合される。
【0067】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、
ペルサルフェート、過酸化水素など、およびブリーチ増強分子としてフェノール
系基質と組合せて用いられる。それらは、“溶液漂白”のために、即ち洗浄操作
中に基材から落ちた染料または顔料が洗浄液中で他の基材に移動することを防ぐ
ために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界で知られており、それには例
えばホースラディッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、クロロおよびブロモ
ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがある。適切なペルオキシダー
ゼおよびペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えばUS特許5,705,46
4、5,710,115、5,576,282、5,728,671および5,
707,950、PCT国際出願WO89/099813、WO89/0981
3、および1991年11月6日付で出願された欧州特許出願EP912028
82.6および1996年2月20日付で出願されたEP96870013.8
で開示されている。ラッカーゼ酵素も適切である。
【0068】 エンハンサーは全組成物の0.1〜5重量%のレベルで通常含まれる。好まし
いエンハンサーは置換フェノチアジンおよびフェノキサジン類の10‐フェノチ
アジンプロピオン酸(PPT)、10‐エチルフェノチアジン‐4‐カルボン酸
(EPC)、10‐フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10‐メチル
フェノキサジン(WO94/12621で記載)、および置換シリンゲート類(
C3‐C5置換アルキルシリンゲート類)およびフェノール類である。ナトリウ
ムペルカーボネートまたはペルボレートが好ましい過酸化水素源である。
【0069】 上記ペルオキシダーゼは、クリーニング組成物の0.0001〜2重量%の純
粋酵素レベルで、クリーニング組成物中に通常配合される。
【0070】 酵素系も漂白剤として用いうる。過酸化水素も、洗浄および/またはすすぎプ
ロセスの始めにまたは最中に過酸化水素を発生しうる酵素系(即ち、酵素および
その基質)を加えることで、存在させてよい。このような酵素系は、1991年
10月9日付で出願されたEP特許出願91202655.6で開示されている
【0071】 本発明のクリーニング組成物中に含有させうる他の好ましい酵素にはリパーゼ
がある。洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許1,372,034で開示
されたPseudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微
生物により産生されるものがある。適切なリパーゼには、リパーゼの抗体と陽性
の免疫交差反応を示して、微生物Pseudomonas fluorescent IAM1057によ
り産生されるものがある。このリパーゼは商品名Lipase P ”Amano”として日本
、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、以下”Amano-P
”と称される。他の適切な市販リパーゼには、Amano-CES、即ちChromobacter vi
scosum、例えば日本、田方の東洋醸造社からのChromobacter viscosum var.lipo
lyticum NRRLB 3673由来のリパーゼ;USAのU.S.Biochemical Corp.およびオ
ランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosumリパーゼ;Pseudomonas gla
dioli由来のリパーゼがある。特に適切なリパーゼはM1 LipaseおよびLipoma
x(Gist-Brocades)並びにLipolaseおよびLipolase Ultra(Novo)のような
リパーゼであり、これらは本発明の組成物と併用されたとき非常に有効であるこ
とがわかった。Novo NordiskのEP258068、WO92/05249および
WO95/22615、UnileverのWO94/03578、WO95/3538
1およびWO96/00292で記載された脂肪分解酵素も適切である。
【0072】 特別種のリパーゼ、即ち界面活性を要しないリパーゼと考えられるクチナーゼ
〔EC3.1.1.50〕も適切である。クリーニング組成物へのクチナーゼの添加は、
例えばWO‐A‐88/09367(Genencor)、WO90/09446(Plan
t Genetic System)、WO94/14963およびWO94/14964(Unil
ever)で記載されている。 リパーゼおよび/またはクチナーゼは、存在するとき、クリーニング組成物の
0.0001〜2重量%の純粋酵素レベルで、クリーニング組成物中に通常配合
される。
【0073】 上記リパーゼに加えて、ホスホリパーゼも本発明のクリーニング組成物中に配
合してよい。適切なホスホリパーゼの非制限例には、EC 3.1.1.32ホスホリパー
ゼA1、EC 3.1.1.4ホスホリパーゼA2、EC 3.1.1.5リゾホリパーゼ、EC 3.1.4
.3ホスホリパーゼC、EC 3.1.4.4ホスホリパーゼDがある。市販ホスホリパーゼ
には、デンマークのNovo Nordisk A/SのLECITASERおよびSigmaのホスホリパーゼ
A2がある。ホスホリパーゼが本発明の組成物中に含有されるとき、アミラーゼ
も含有させることが好ましい。理論に拘束されることなく、ホスホリパーゼおよ
びアミラーゼの組合せ作用は、特に脂肪/油性、デンプン性、および高度に着色
したしみおよび汚れで、実質的なしみ抜きを行えると考えられている。好ましく
は、ホスホリパーゼおよびアミラーゼは、存在するとき、4500:1〜1:5
、更に好ましくは50:1〜1:1の純粋酵素重量比で本発明の組成物中に配合
される。
【0074】 適切なプロテアーゼは、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から得ら
れるズブチリシン(ズブチリシンBPNおよびBPN′)である。1つの適切な
プロテアーゼはBacillusの株から得られて、8〜12のpH範囲で最大活性を有
し、デンマークのNovo Industies A/S、以下“Novo”から開発されて、ESPERASE として販売されている。この酵素および類似酵素の製品はNovoのGB1,24
3,784で記載されている。タンパク質分解酵素には、修飾細菌セリンプロテ
アーゼ、例えば、1987年4月28日付で出願された欧州特許出願第87/3
03761.8号明細書(特に第17、24および98頁)に記載されて、以下
“プロテアーゼB”と称されるものと、以下“プロテアーゼA”と称される修飾
細菌セリンタンパク質分解酵素に関する1986年10月29日付で公開された
Venegasの欧州特許出願199,404で記載されたものがある。リジンが27
位でアルギニンから代わり、チロシンが104位でバリンから代わり、セリンが
123位でアスパラギンから代わり、アラニンが274位でトレオニンから代わ
った、Bacillus由来のアルカリセリンプロテアーゼの変種である、以下“プロテ
アーゼC”と称されるプロテアーゼが適切である。プロテアーゼCは、1991
年5月16日付で公開されたWO91/06637に対応するEP909159
58:4で記載されている。特にプロテアーゼCの遺伝子修飾変種もここに含ま
れる。
【0075】 “プロテアーゼD”と称される好ましいプロテアーゼは、US特許5,677
,272およびWO95/10591で記載されたようなカルボニルヒドロラー
ゼである。下記残基:+33、+62、+67、+76、+100、+101、
+103、+104、+107、+128、+129、+130、+132、+
135、+156、+158、+164、+166、+167、+170、+2
09、+215、+217、+218および+222のうち1以上と共に+21
0位に相当する、前駆体酵素における複数のアミノ酸残基の置換により誘導され
たアミノ酸配列を有する、WO95/10591で記載されたプロテアーゼのカ
ルボニルヒドロラーゼ変種も適切であり、ここでナンバリングされた位置はBaci
llus amyloliquefaciensの天然ズブチリシンまたは他のカルボニルヒドロラーゼ
もしくはズブチリシン、例えばBacillus lentusズブチリシンの相当アミノ酸残
基に対応している(1997年6月4日付で出願された同時係属特許出願USS
N60/048,550およびPCT国際出願PCT/IB98/00853)
【0076】 特許出願EP251446およびWO91/06637で記載されたプロテア
ーゼ、WO91/02792で記載されたプロテアーゼBLAPR、およびWO95
/23221で記載されたそれらの変種も、本発明に適している。 NovoのWO93/18140Aで記載されたBacillus sp.NCIMB 40338からの
高pHプロテアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素および可逆性プ
ロテアーゼインヒビターを含む酵素洗剤は、NovoのWO92/03529Aで記
載されている。所望ならば、減少した吸着性および増加した加水分解性を有する
プロテアーゼが、Procter & GambleのWO95/07791で記載されたように
市販されている。ここで適した洗剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、
NovoのWO94/25583で記載されている。他の適切なプロテアーゼは、Un
ileverのEP516200で記載されている。
【0077】 特に有用なプロテアーゼは、PCT公報:WO95/30010、WO95/
30011およびWO95/29979で記載されている。適切なプロテアーゼ
は、すべてデンマークのNovo Nordisk A/SからのESPERASER、ALCALASER、DURAZY
MR、SAVINASER、EVERLASERおよびKANNASERとして、並びにすべてGenencor Inter
national(以前はGist-Brocades of The Netherlands)からのMAXATASER、MAXAC
ALR、PROPERASERおよびMAXAPEMRとして市販されている。
【0078】 このようなタンパク質分解酵素は、存在するとき、組成物の0.0001〜2
重量%、好ましくは0.001〜0.2%、更に好ましくは0.005〜0.1
%の純粋酵素レベルで、本発明のクリーニング組成物中に配合される。
【0079】 アミラーゼ(αおよび/またはβ)も炭水化物ベース汚れの除去向けに含有さ
せてよい。WO94/02597では、変異アミラーゼを配合したクリーニング
組成物について記載している。WO95/10603も参照。クリーニング組成
物で使用上知られた他のアミラーゼには、α‐およびβ‐アミラーゼの双方があ
る。α‐アミラーゼは当業界で公知であり、US特許5,003,257、EP
252,666、WO91/00353、FR2,676,456、EP285
,123、EP525,610、EP368,341および英国特許明細書1,
296,839(Novo)で開示されたものがある。他の適切なアミラーゼは、W
O94/18314およびWO96/05295、Genencorで記載された安定性
向上アミラーゼ、およびWO95/10603で開示された、Novo Nordisk A/S
市販の直親に追加修飾を施したアミラーゼ変種である。EP277216で記載
されたアミラーゼも適切である。
【0080】 市販α‐アミラーゼ製品の例は、GenencorからのPurafect Ox AmR、並びにす
べてNovo Nordisk A/S Denmarkから市販されているTermamylR、BanR、FungamylR およびDuramylRである。WO95/26397は、他の適切なアミラーゼ:Phad
ebasRα‐アミラーゼ活性アッセイで測定すると、25〜55℃の温度範囲およ
び8〜10範囲のpH値で、TermamylRの比活性より少くとも25%高い比活性
を有することで特徴づけられるα‐アミラーゼについて記載している。WO96
/23873(Novo Nordisk)で記載された、前記酵素の変種も適切である。活性
レベルと、熱安定性および高い活性レベルの組合せとの点で、改善された性質を
有する、他のデンプン分解酵素は、WO95/35382で記載されている。 このようなデンプン分解酵素は、存在するとき、組成物の0.0001〜2重
量%、好ましくは0.00018〜0.06%、更に好ましくは0.00024
〜0.048%の純粋酵素レベルで、本発明のクリーニング組成物中に配合され
る。
【0081】 上記の酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適
切な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄
養性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製ま
たは非精製形のこれら酵素も用いてよい。現在では、本発明の洗濯洗剤および/
または布帛ケア組成物で性能効力を最大にするため、タンパク質/遺伝子工学技
術により野生型酵素を修飾することが慣例的である。例えば、変種はこのような
組成物の常用成分に対する酵素の適合性が増すようにデザインされる。一方、酵
素変種の至適pH、ブリーチまたはキラント安定性、触媒活性などが特定のクリ
ーニング用途と合うように調整されるよう、変種をデザインしてもよい。 特に、ブリーチ安定性の面では酸化されやすいアミノ酸について、および界面
活性剤適合性の面では表面電荷について、注意が払われるべきである。このよう
な酵素の等電点は一部の荷電アミノ酸の置換により改変してもよく、例えば等電
点の増加はアニオン性界面活性剤との適合性を改善する上で役立つ。酵素の安定
性は、例えば追加の塩橋を形成させ、カルシウム結合部位を補強してキラント安
定性を増すことにより、更に高められる。
【0082】 これら任意の洗浄酵素は、存在するとき、クリーニング組成物の0.0001
〜2重量%の純粋酵素レベルで、クリーニング組成物中に通常配合される。酵素
は、個別の単独成分(1種の酵素を含有した小球、顆粒、安定化液体など)とし
て、または2種以上の酵素の混合物(例えば、共顆粒)として加えることができ
る。 添加しうる他の適切な洗剤成分は酵素酸化スカベンジャーである。このような
酵素酸化スカベンジャーの例はエトキシル化テトラエチレンポリアミンである。
【0083】 様々な酵素物質および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I
nternationalのWO93/07263およびWO93/07260、WO89/
08694、および1971年1月5日付McCartyらのUS3,553,139
で開示されている。酵素はUS4,101,457およびUS4,507,21
9でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのような
処方物中へのそれらの配合は、US4,261,868で開示されている。
【0084】 アミラーゼ酵素が本発明の組成物で使用に適している。本発明で用いられるア
ミラーゼ酵素および変種には、WO95/26397およびWO96/2387
3(Novo)で記載されたアミラーゼ酵素があるが、それに限定されない。これらの
酵素は、クリーニング組成物の約0.0001重量%、好ましくは約0.000
18%、更に好ましくは約0.00024%、最も好ましくは約0.05%から
、約0.1%、好ましくは約0.060%、更に好ましくは約0.048%まで
の純粋酵素レベルで、クリーニング組成物中に配合される。
【0085】 アミラーゼ変種は、好ましくは、α‐アミラーゼ変種からなる群より選択され
る。 本発明で使用に適したα‐アミラーゼ変種には、下記α‐アミラーゼがあるが
、それらに限定されない: (i)Phadebasα‐アミラーゼ活性アッセイで測定すると、25〜55℃の
温度範囲および8〜10範囲のpH値で、Termamylの比活性より少くとも25
%高い比活性を有することで特徴づけられるα‐アミラーゼ、および/または (ii)SEQ ID No.1で示されたアミノ酸配列を含んだ(i)による
α‐アミラーゼ、またはSEQ ID No.1で示されたアミノ酸配列と少く
とも80%相同性のα‐アミラーゼ、および/または (iii)SEQ ID No.2で示されたアミノ酸配列を含んだ(i)によ
るα‐アミラーゼ、またはSEQ ID No.2で示されたアミノ酸配列と少
くとも80%相同性のα‐アミラーゼ、および/または (iv)下記アミノ酸配列のN末端:His‐His‐Asn‐Gly‐Th
r‐Asn‐Gly‐Thr‐Met‐Met‐Gln‐Tyr‐Phe‐Gl
u‐Trp‐Tyr‐Leu‐Pro‐Asn‐Asp(SEQ ID No.
3)を含んだ(i)によるα‐アミラーゼ、またはN末端において(SEQ I
D No.3)で示されたアミノ酸配列と少くとも80%相同性のα‐アミラー
ゼ、および/または (v)α‐アミラーゼが好アルカリ性Bacillus種から得られる、(i〜iv)
によるα‐アミラーゼ、および/または (vi)アミラーゼが株NCIB12289、NCIB12512、NCIB
12513およびDSM935のいずれかから得られる、(v)によるα‐アミ
ラーゼ、および/または (vii)SEQ ID No.1、ID No.2またはID No.3に各
々相当するアミノ酸配列を有したα‐アミラーゼに対する抗体と陽性の免疫交差
反応性を示すα‐アミラーゼ、および/または (viii)親α‐アミラーゼが(1)SEQ ID No.1、ID No.2
またはID No.4で各々示されたアミノ酸配列のうち1つを有しているか、
または(2)そのアミノ酸配列のうち1以上と少くとも80%の相同性を示す、
および/またはそのアミノ酸配列のうち1つを有するα‐アミラーゼに対する抗
体と免疫交差反応性を示す、および/またはそのアミノ酸配列のうち1つを有す
るα‐アミラーゼをコードしたDNA配列と同様のプローブとハイブリッド化す
るDNA配列によりコードされた、親α‐アミラーゼの変種; 変種では:(A)上記親α‐アミラーゼの少くとも1つのアミノ酸残基が欠損し
ている、および/または(B)上記親α‐アミラーゼの少くとも1つのアミノ酸
残基が異なるアミノ酸残基で置き換えられている、および/または(C)少くと
も1つのアミノ酸残基が上記親α‐アミラーゼに挿入されている; 上記の変種はα‐アミラーゼ活性を有しており、上記親α‐アミラーゼに対して
下記性質のうち少くとも1つを示す:向上した熱安定性、酸化に対して向上した
安定性、減少したCaイオン依存性、中性〜比較的高いpH値で向上した安定性
および/またはα‐デンプン分解活性、比較的高い温度で向上したα‐デンプン
分解活性、およびα‐アミラーゼ変種のpI値を培地のpHにうまく合わせられ
るような等電点(pI)の上昇または低下
【0086】 ポリペプチドは、Lipman & Pearson,Science,227,1985,p.1435で記載されたよ
うなアルゴリズムで行われた各アミノ酸配列の比較がX%の同一性を示すならば
、親アミラーゼとX%相同性であると考えられる。 本発明に関連して、“から得られる”という用語は、Bacillus株により産生さ
れるアミラーゼだけでなく、このようなBacillus株から単離されたDNA配列に
よりコードされて、そのDNA配列で形質転換された宿主生物で産生されたアミ
ラーゼについても表わす意味である。
【0087】酵素安定剤 洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させることができる。酵素安定化技術
は、US3,600,319、EP199,405およびEP200,586で
開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS3,519,570で
記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼを出す有用なBa
cillus sp.AC13は、WO9401532で記載されている。ここで用いられ
る酵素は最終組成物でカルシウムおよび/またはマグネシウムイオンの水溶性源
の存在により安定化させることができ、それはこのようなイオンを酵素に供する
。適切な酵素安定剤および使用レベルはUS特許5,705,464、5,71
0,115および5,576,282で記載されている。
【0088】 以下は、ペルオキシゲン源の不在下でしみを有効に漂白するブリーチ触媒の製
造に関する非制限例である。例1 下記式を有する5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ
〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリドの合成
【化19】 温度計、窒素導入口およびマグネチックスターラーを備えた250ml三首丸
底フラスコに、N,N′‐ビス(2‐アミノエチル)‐1,3‐プロパンジアミ
ン(5.00g、31.3mmol)および無水エタノール(100ml)を加える
。溶液をアルゴン下で攪拌し、氷浴を用いて15℃に冷却する。水性グリオキサ
ール(4.78g、33mmol、水中40%)を攪拌しながら滴下する。添加完了
後に溶液を減圧下で濃縮して、透明無色油状物を得る。単離された油状物は下記
式1を有する:
【化20】 収率100%(6.0g)で得られる。
【0089】 環式アミン1(6.0g)をアセトニトリル(100ml)中に懸濁する。炭
酸カリウム(25g)および1,3‐プロパンジオールジトシレート(12.6
1g、32.8mmol)を加える。溶液をRTで一夜激しく攪拌する。次いで反応
液を70℃に加温し、ガラスファイバー濾紙で真空濾過により熱時濾過する。得
られた固体物をアセトニトリル(100ml)で洗浄する。アセトニトリル濾液
を減圧下で濃縮して、下記式2を有する淡緑色油状物を得る:
【化21】 収率100%(7.0g)で得られる。
【0090】 テトラアミン2(7.0g)をアセトニトリル(150ml)に溶解する。硫
酸メチル(2.5当量)を加え、反応液を65℃に加温して、9日間攪拌する。
溶媒を減圧下で除去して、下記式3を有する褐色油状物を得る:
【化22】 収率約85%で得られる。
【0091】 蒸留水(25ml)および炭酸カリウム(13.8g)を250ml三首丸底
フラスコに加える。無水エタノール(75ml)を加え、得られた二相溶液を攪
拌し、油浴で60℃に加熱する。水素化ホウ素ナトリウム(1.60g、42.
3mmol)および3(10.0g、21.1mmol)をその溶液に加える。反応液を
60℃で75分間攪拌する。反応混合液を分液漏斗に入れて、エタノール層を集
める。次いで溶媒を減圧下で除去して、得られた黄褐色固体物/油状物を5N
KOH(5ml)に溶解し、トルエン(2×50ml)で抽出する。トルエンを
減圧下で除去して、蒸留後に収率95%(5.2g)で油状物として下記式を有
する5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2
〕ヘキサデカンを得る:
【化23】
【0092】 ヒーティングマントル、攪拌バーおよびオーブン乾燥冷却器を備えたフレーム
ドライ12L三首丸底フラスコに、無水アセトニトリル(5L)および5,12
‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカ
ン(484g、1.9モル)を加える。乳白懸濁液をそれが沸騰するまで10m
m真空下におき、その後反応容器をアルゴンでフラッシングする。この脱気は7
回行う。脱気完了後に塩化マンガン(II)(228g、1.81モル)を加える
。激しい攪拌下で4時間還流後、懸濁液をガラス濾紙で直ちに濾過する。溶媒を
減圧下45℃で濾液から除去して、固体物を得る。次いでその固体物をトルエン
500mlに懸濁して、上澄をデカントする。この洗浄は上澄が無色になるまで
繰返す(典型的にはトルエン約7×500mlで7回)。残留した固体物を真空
下で乾燥させて、5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ
〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリド575g(84%)を得る
。2回目の生成物は、更に同様に固体物質を洗浄してから得られた固体物を後処
理することにより得る。総収量は636g(93%)である。
【0093】 以下は、本発明による重質顆粒(HDG)洗濯洗剤組成物の非制限例である。 表 I 重量% 成 分 アニオン性界面活性剤 22 22 18 18 20 ノニオン性界面活性剤 1.5 1.5 0.5 0.5 1.1 カチオン性界面活性剤 ‐ ‐ ‐ ‐ 0.7 ゼオライト 28 28 25 25 ‐ ホスフェート ‐ ‐ ‐ ‐ 25 炭酸/重炭酸ナトリウム 27 27 19 19 14 硫酸ナトリウム 5.4 5.4 11 11 15 ケイ酸ナトリウム 0.6 0.6 1.1 1.1 10 酵素 0.4 0.4 0.4 0.4 1.6 ポリマー 4.3 4.3 6.5 6.5 1.9 キラント ‐ ‐ 0.5 0.5 ‐ 増白剤 0.2 0.2 0.3 0.3 0.2 過ホウ酸ナトリウム ‐ 1.0 ‐ ‐ ‐ 過炭酸ナトリウム ‐ ‐ ‐ 0.4 ‐ フォトブリーチ ‐ ‐ ‐ ‐ 0.005 起泡抑制剤 0.2 0.2 6.4 6.4 ‐ ブリーチ触媒1 0.5 1.0 0.5 0.25 0.5水およびその他 残部 残部 残部 残部 残部 1.5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2
〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリド
【0094】 表 II 重量% 成 分 10 アニオン性界面活性剤 20 10.6 10.6 28 ノニオン性界面活性剤 1.1 9.4 9.4 3.3 カチオン性界面活性剤 0.7 ‐ ‐ 0.5 ゼオライト ‐ 24 24 11 ホスフェート 25 ‐ ‐ ‐ シリケート ‐ 8.5 8.5 7.5 クエン酸/シトレート ‐ 7.3 7.3 7.0 炭酸/重炭酸ナトリウム 14 8.9 8.9 15 硫酸ナトリウム 15 11 11 3.5 ケイ酸ナトリウム 10 ‐ ‐ 12 酵素 1.6 1.5 1.5 0.2 ポリマー 1.9 5.0 5.0 0.7 キラント 1.0 0.5 0.5 ‐ 増白剤 0.2 ‐ ‐ 0.3 フォトブリーチ 0.002 ‐ ‐ ‐ 起泡抑制剤 ‐ 0.4 0.4 0.2 ブリーチ触媒1 0.5 0.1 0.75 2.0水およびその他 残部 残部 残部 残部 1.5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2
〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリド
【0095】 以下は、本発明による重質液体(HDL)洗濯洗剤組成物の非制限例である。 表 III 重量% 成 分 11 12 13 14 アニオン性界面活性剤 20 20 27 27 ノニオン性界面活性剤 3.0 3.0 3.0 3.0 カチオン性界面活性剤 ‐ ‐ 1.0 1.0 脂肪酸 2.0 2.0 8.5 8.5 クエン酸/シトレート 3.0 3.0 2.5 2.5 酵素 1.1 1.1 1.4 1.4 ポリマー 1.9 1.9 2.3 2.3 キラント ‐ ‐ 0.5 0.5 増白剤 0.1 0.1 0.1 0.1 フォトブリーチ ‐ ‐ ‐ 0.003 安定剤 19 19 18 18 起泡抑制剤 0.1 0.1 0.2 0.2 ブリーチ触媒1 0.1 1.0 0.25 0.5水およびその他 残部 残部 残部 残部 1.5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2
〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリド
【0096】 表 IV 重量% 成 分 15 16 17 18 アニオン性界面活性剤 41 41 27 27 ノニオン性界面活性剤 3.0 3.0 3.0 3.0 カチオン性界面活性剤 ‐ ‐ 1.0 1.0 脂肪酸 3.4 3.4 8.5 8.5 クエン酸/シトレート 5.4 5.4 2.5 2.5 酵素 1.5 1.5 1.4 1.4 ポリマー 1.0 1.0 2.3 2.3 キラント ‐ ‐ 0.5 0.5 増白剤 0.4 0.4 0.1 0.1 安定剤 31 31 18 18 起泡抑制剤 0.1 0.1 0.2 0.2 ブリーチ触媒1 0.01 15 5.0 2.5水およびその他 残部 残部 残部 残部 1.5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシクロ〔6.6.2
〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 アンドリュー、ラッセル、グレイドン イギリス国タイン、アンド、ウェア、ゲイ トシェッド、ホワイトホール、ロード、 150、フラット、エイ (72)発明者 レジーヌ、ラベック ベルギー国ベー‐1120、ブリュッセル、リ ュ、ド、ロンバルツィード、27 (72)発明者 クリストファー、マーク、パーキンズ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ファーンバンク、アベニュ、7230 (72)発明者 ユージン、スティーブン、サドロフスキー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ペブルノール、ドライブ、9980 (72)発明者 バーバラ、ケイ、ウィリアムズ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ウィロウッド、ドライブ、7079 Fターム(参考) 4H003 DA01 DA05 DA19 EA08 EA12 EA15 EA16 EA28 EB08 EB26 ED02 EE05 EE11 FA42

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
    の触媒有効量;および B)残部のキャリアおよび他の添加成分 からなる漂白組成物であって、 いかなる有機または無機ペルオキシゲン化合物も実質的に含んでいない、上記
    の漂白組成物。
  2. 【請求項2】 遷移金属ブリーチ触媒が: i)Mn(II)、Mn(III)、Mn(IV)、Mn(V)、Fe(II)、Fe(III)、F
    e(IV)、Co(I)、Co(II)、Co(III)、Ni(I)、Ni(II)、Ni(III)
    、Cu(I)、Cu(II)、Cu(III)、Cr(II)、Cr(III)、Cr(IV)、Cr(
    V)、Cr(VI)、V(III)、V(IV)、V(V)、Mo(IV)、Mo(V)、Mo(VI
    )、W(IV)、W(V)、W(VI)、Pd(II)、Ru(II)、Ru(III)およびRu(IV)
    、好ましくはMn(II)、Mn(III)、Mn(IV)、Fe(II)、Fe(III)、Fe(IV)
    、Cr(II)、Cr(III)、Cr(IV)、Cr(V)、Cr(VI)およびそれらの混合
    物からなる群より選択される遷移金属;および ii)4または5つのドナー原子によって同一の遷移金属に配位されている架橋
    大多環式リガンド〔そのリガンドは: a)2または3つの非ドナー原子の共有結合鎖で互いに離された4以上のド
    ナー原子を有し(これらドナー原子のうち、好ましくは少くとも3つ、更に好ま
    しくは少くとも4つはNである)、これらのドナー原子のうち2〜5(好ましく
    は3〜4、更に好ましくは4つ)が錯体で同一の遷移金属原子に配位されている
    、有機マクロサイクル環; b)有機マクロサイクル環の少くとも2つの非隣接ドナー原子を共有結合さ
    せている架橋鎖〔その共有結合された非隣接ドナー原子は錯体で同一の遷移金属
    に配位された橋頭ドナー原子であって、上記架橋鎖は2〜10の原子からなる(
    好ましくは、架橋鎖は、2、3または4つの非ドナー原子から、および別のドナ
    ー原子を有する4〜6つの非ドナー原子から選択される)〕を有している〕; c)場合により、好ましくはHO、ROH、NR、RCN、OH、O
    OH、RS、RO、RCOO、OCN、SCN、N 、CN
    、Cl、Br、I、O 、NO 、NO 、SO 2-、SO 2- 、PO 3-、有機ホスフェート、有機ホスホネート、有機サルフェート、有機
    スルホネートおよび芳香族Nドナー、例えばピリジン類、ピラジン類、ピラゾー
    ル類、イミダゾール類、ベンゾイミダゾール類、ピリミジン類、トリアゾール類
    およびチアゾール類(RはH、場合により置換されたアルキル、場合により置換
    されたアリールである)からなる群より選択される1以上の非大多環式リガンド
    ; からなる、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 有機マクロサイクル環が、Nである少くとも4つのドナー原子を含み、そのド
    ナー原子が2〜4の非ドナー原子の共有結合鎖で互いに離されており、そのドナ
    ー原子が同一の遷移金属原子に配位されている、請求項1または2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 架橋大多環式リガンドの有機マクロサイクル環におけるドナー原子が、窒素、
    酸素、イオウ、リンおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 架橋大多環式リガンドにおけるドナー原子のうち少くとも4つが、同一の遷移
    金属と180±50゜のアピカル結合角(apical bond angle)、少くとも1つが
    90±20゜のエクァトリアル結合角(equatorial bond angle)を形成した、遷
    移金属ブリーチ触媒を含有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 少くとも1ppbの5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシ
    クロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリドを含有している、請求
    項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 少くとも1ppbの5,12‐ジエチル‐1,5,8,12‐テトラアザ‐ビシ
    クロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)クロリドを含有している、請求
    項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 a)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
    の触媒有効量;および b)残部の1種以上の液体キャリア からなる液体洗濯、洗濯前浸漬または前処理組成物であって、 いかなる有機または無機ペルオキシゲン化合物も実質的に含んでいない、上記
    の組成物。
  9. 【請求項9】 触媒が: i)Mn(II)、Mn(III)、Mn(IV)、Mn(V)、Fe(II)、Fe(III)、F
    e(IV)、Co(I)、Co(II)、Co(III)、Ni(I)、Ni(II)、Ni(III)
    、Cu(I)、Cu(II)、Cu(III)、Cr(II)、Cr(III)、Cr(IV)、Cr(
    V)、Cr(VI)、V(III)、V(IV)、V(V)、Mo(IV)、Mo(V)、Mo(VI
    )、W(IV)、W(V)、W(VI)、Pd(II)、Ru(II)、Ru(III)およびRu(IV)
    からなる群より選択される遷移金属;および ii)架橋大多環式リガンド〔そのリガンドは下記からなる群より選択される: a)4または5の配位座数を有する式(I)の架橋大多環式リガンド: 【化1】 b)5または6の配位座数を有する式(II)の架橋大多環式リガンド: 【化2】 c)6または7の配位座数を有する式(III)の架橋大多環式リガンド: 【化3】 (上記式中各E単位は下記式を有する部分を表わす: (CR‐X‐(CRa′ ここでXは酸素、イオウ、‐NR‐、リンからなる群より選択されるか、または
    Xは共有結合を表わし、その場合にEは下記式を有する: (CR‐(CRa′ 各E単位についてa+a′の合計は独立して1〜5から選択される;各G単位は
    部分(CRである;各R単位は独立してH、アルキル、アルケニル、アル
    キニル、アリール、アルキルアリールおよびヘテロアリールから選択されるか、
    あるいは2以上のR単位が共有結合して、芳香族、ヘテロ芳香族、シクロアルキ
    ルまたはヘテロシクロアルキル環を形成している;各D単位は独立して窒素、酸
    素、イオウおよびリンからなる群より選択されるドナー原子であり、D単位を構
    成する少くとも2つの原子は遷移金属に配位された橋頭ドナー原子である;B単
    位は炭素原子、D単位またはシクロアルキルもしくはヘテロ環式環である;各n
    は1および2から独立して選択される整数であって、R単位が共有結合している
    炭素原子の原子価を満たす;各n′は0および1から独立して選択される整数で
    あって、R部分が共有結合しているDドナー原子の原子価を満たす;各n″は0
    、1および2から独立して選択される整数であって、R部分が共有結合している
    B原子の原子価を満たす;各aおよびa′は0〜5から独立して選択される整数
    であり、式(I)のリガンドにおける全a+a′値の合計は8〜12の範囲内で
    あり、式(II)のリガンドにおける全a+a′値の合計は10〜15の範囲内で
    あり、式(III)のリガンドにおける全a+a′値の合計は12〜18の範囲内で
    ある;各bは、0〜9から独立して選択される整数であるか、あるいは、前記い
    ずれの式においても、少くとも2つの(CRが前記式においてDドナー原
    子のうち2つをB原子に共有結合させているかぎり、DからB原子へと共有結合
    される(CR部分のうち1以上は存在せず、全bインデックスの合計は2
    〜5の範囲内である);および d)場合により、1種以上の非大多環式リガンド〕 からなる、請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 触媒が、HO、ROH、NR、RCN、OH、OOH、RS、RO 、RCOO、OCN、SCN、N 、CN、F、Cl、Br 、I、O 、NO 、NO 、SO 2-、SO 2-、PO 3-、有機ホ
    スフェート、有機ホスホネート、有機サルフェート、有機スルホネートおよび芳
    香族Nドナー、例えばピリジン類、ピラジン類、ピラゾール類、イミダゾール類
    、ベンゾイミダゾール類、ピリミジン類、トリアゾール類およびチアゾール類(
    RはH、場合により置換されたアルキル、場合により置換されたアリールである
    )からなる群より選択される非大多環式リガンドを含んでいる、請求項8または
    9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 布帛における汚れおよびしみを漂白するための方法であって、 その方法は、クリーニングの必要な布帛を: a)遷移金属および架橋大多環式リガンドの錯体である遷移金属ブリーチ触媒
    の触媒有効量;および b)残部のキャリア、フィラーおよび他の添加成分 からなる組成物を含有した水溶液または非水溶液と接触させるステップからなる
    が、但し溶液中における上記遷移金属ブリーチ触媒の濃度が少くとも0.01p
    pbであり、上記組成物はいかなる有機または無機ペルオキシゲン化合物も実質
    的に含んでいない、上記の方法。
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