JP2002530395A - 2−アシルアミノ−2−デオキシ−グルコノ−1,5−ラクトン、その製造方法、それを含有する組成物及びその使用 - Google Patents

2−アシルアミノ−2−デオキシ−グルコノ−1,5−ラクトン、その製造方法、それを含有する組成物及びその使用

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JP2002530395A JP2000583887A JP2000583887A JP2002530395A JP 2002530395 A JP2002530395 A JP 2002530395A JP 2000583887 A JP2000583887 A JP 2000583887A JP 2000583887 A JP2000583887 A JP 2000583887A JP 2002530395 A JP2002530395 A JP 2002530395A
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コウリー,チャディ
ミニエール,ミシェル
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ユニヴエルシテ・ピエール・エ・マリー・キユリー・パリ・シス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)(式中、Aは、R1又は−C(O)R1を表し、R1は、炭素原子1〜30個を含む直鎖状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和のアルキル基を表し、同アルキル基は、−Hal(Halは、−Cl、−Br又は−Fを表す)によって部分的又は完全に置換されていることができ、−O−、−S−、−C(O)−、−NR3C(O)−、−Ph(R4n−及び−CH2−CH2−O)n′−から選択される1個又はいくつかの単位によって中断されていることができ、R3は、又は−CH2n″−CH3(n″=0〜17)を表し、R4は、−CH3、−C25、−C37を表し、n=0〜4であり、n′=1、2又は3であり、あるいは、R1は、ジテルペン又はトリテルペンルートを有するシクラン基を表し、R2は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C11アルキル基を表す)の化合物に関する。本発明はまた、該化合物を得る方法、それを含む組成物及び界面活性剤としてのその使用ならびにキチナーゼ、特にN−アセチルグルコサミニダーゼを使用する酵素的方法におけるその使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規な置換2−アシルアミノ−2−デオキシ−グルコノ−1,5−
ラクトンタイプ化合物、界面活性剤及び/又は生物学的に活性な化合物である該
化合物を含有する組成物、該化合物の製造方法ならびにその製造における中間体
に関する。
【0002】 ラクトン官能基を含むグリコシル化界面活性剤の例が文献で挙げられている。
Pocalykoら(1996)(5)及びKwohら(1995)(3)は、6−O−ドデ
シルグルコノラクトンの酵素的合成を記載し、Kidaら(1994)(1)は、酸
性媒体中で分解性である界面活性剤を合成するためにラクトン官能基を使用して
いる。
【0003】 しかし、そのようなラクトンは、N−アシル基又はN−アセチルグルコサミン
基を含まない。この基は、特定の酵素の認識において重要である。
【0004】 N−アセチルグルコサミニダーゼインヒビタの合成の例が、Pokornyら(19
74)(6)、Wolkら(1992)(7)、Knappら(1996)(2)及びPan
dayら(1998)(4)によって文献で挙げられている。これらのインヒビタ
は大きな欠点を露呈する。特に、低い解離定数(0.13〜0.45μM)が親
和性分離に関してこれらの強力なインヒビタを無用にしてしまう。理由は、酵素
の回収が、酵素を変性させるおそれのある作業条件を要するからである。当該分
子のいずれも、特に2−アセトアミド−2−デオキシ−グルコノ−1,5−ラク
トン(Pokornyら、1974)は、界面活性を有しない。その結果、それらの純
粋な親水性が、可能な細胞浸透又は分裂を考慮する場合に生物学的膜と相互作用
させず、ベクター化又は液−液分離を考慮する場合にミセル又はリポソームに編
成された両親媒性化合物と相互作用させない。
【0005】 今、界面活性又は生分解性を有する利点を有することができ、生物学的に活性
であることができる新たなクラスの置換2−アシルアミノ−2−デオキシ−グル
コノ−1,5−ラクトンタイプ化合物を開発した。
【0006】 本発明は、式(I)
【0007】
【化7】
【0008】 (式中、Aは、R1又は−C(O)R1を表し、R1は、炭素原子1〜30個を含
む直鎖状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和のアルキル基を表し、該アルキル基は、
−Hal(Halは、−Cl、−Br、−I又は−Fを意味する)によって部分
的又は完全に置換されていてもよく、−O−、−S−、−C(O)−、−NR3
C(O)−、−Ph(R4n−及び−(CH2−CH2−O)n′−から選択され
る1個以上の基によって中断されていてもよく、R3は、−H又は−(CH2n
″−CH3(n″は、0〜17である)を表し、R4は、−H、−CH3、−C2 5 、−C37を表し、nは、0〜4であり、n′は、1、2又は3であり、ある
いは、R1は、ジテルペン又はトリテルペンルートを有するシクラン基を表し、
2は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C11アルキル基を表す) の化合物を提供する。
【0009】 本発明の化合物は、グリコシル化グルコサミンベースの界面活性剤の利点、た
とえば生分解性を有する。
【0010】 さらには、これらの化合物のいくつかは、抗菌性及び抗真菌性を有することが
できる。最後に、これらの化合物は、酵素的阻害法又は酵素認識方法で使用する
ことができる。
【0011】 本発明はまた、上記式Iの化合物を調製する方法に関する。これらの方法は、
少なくとも以下の工程、すなわち、 a)式R2C(O)Clの酸塩化物を使用して塩酸グルコサミンをアシル化する
工程と、 b)P1基によってC1ヒドロキシル基を保護し、基P2及びC6ヒドロキシル基
によってC3及びC4ヒドロキシル基を保護する工程と、 c)保護されたC6ヒドロキシル基を脱保護する工程と、 d)式R1C(O)Clの化合物によって6−O−アシル化するか、式R1Hal
の化合物によって6−O−アルキル化するかして、式
【0012】
【化8】
【0013】 の化合物を得る工程と、 e)保護されたC1ヒドロキシル基を脱保護して、式
【0014】
【化9】
【0015】 の化合物を得る工程と、 f)e)で得た化合物を酸化させて、式
【0016】
【化10】
【0017】 の化合物を得る工程と、 g)f)で得た化合物の保護されたC3及びC4ヒドロキシル基を脱保護して、
式Iの化合物を得る工程と を含む(A、R2及びHalは、上記と同じ意味を有し、P1及びP2は、保護基
である)。
【0018】 さらなる態様で、本発明は、中間体化合物として、以下の式
【0019】
【化11】
【0020】 (式中、A、R2、P1及びP2は、上記の意味を有する) の化合物に関する。
【0021】 さらには、本発明は、本発明の少なくとも1種以上の化合物、本発明の方法に
よって得られる1種以上の化合物又は前記方法における中間体生成物を含む組成
物に関する。
【0022】 最後に、本発明は、酵素的阻害法又は酵素認識法で使用するための界面活性剤
又は化合物としての式Iの化合物に関する。
【0023】 以下の詳細な説明及び例ならびに添付図面から本発明がいっそう理解されよう
【0024】 本発明の好ましい化合物は、AがC(O)R1であり、R1が、炭素原子1〜2
1個を含む基、好ましくは直鎖状のC5〜C21アルキル基を表す化合物である。
【0025】 本発明のさらに好ましい化合物は、R2がn−Cp2p+1アルキル基(pは、1
〜7である)を表す化合物である。
【0026】 本発明の一つの好ましい化合物は、AがC(O)−n−C715であり、R2
CH3である化合物である。
【0027】 2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル−グルコノ−1,5
−ラクトンの好ましい場合で、N−アセチルグルコサミニダーゼタイプ酵素の特
異的認識が実証され、定量化されている。
【0028】 この分子の重要性及び独創性は二つの主要な点にある。第一に、水の表面張力
の71mN/mから30mN/mへの減少及び25mMのオーダのその臨界ミセル濃度によ
って表されるその界面活性である(例2)。これらのデータは、生化学でたとえ
ばELISAのために膜タンパク質を溶解したり、リポソームを形成したり、免
疫酵素複合体を安定化したりするのに広く使用される市販のグリコシル化界面活
性剤、たとえばHECAMEG又はn−オクチルグルコシドのデータに匹敵しうるもの
である。この分子の比較的高いCMC(25mM)は、透析によって容易に除去す
ることを可能にし、同時に、その構造は、HPLCを使用して検定することを可
能にする。
【0029】 この分子のラクトン構造は、興味深い生物学的性質、たとえばN−アセチルグ
ルコサミニダーゼの特異的認識をそれに与える(例3)。このタイプの酵素に公
知のインヒビタと比較して、3μMのオーダのその阻害定数Kiは、親和性分離に
関してそれを適切なものにする。ラクトン(閉鎖形)とグルコン酸(開放形)と
の平衡が、たとえば、pHを変化させることによって配位子/酵素複合体の効果的
な解離を可能にする。
【0030】 本発明の方法は、N−アシルグルコサミンからの一群のグリコシル化界面活性
剤の調製に関する。
【0031】 N−アシルグルコサミン構造を有する化合物は、一般に、キチン及び酸塩化物
の酸加水分解によって製造される塩酸グルコサミンから得られる。したがって、
本発明の方法の好ましい実施態様では、出発物質はN−アセチルグルコサミン(
NAG)である。
【0032】 保護工程に関して、上記基P1及びP2は、炭水化物のヒドロキシル基に適当な
通常の保護基である。一例として、アリル保護基をP1として使用し、ベンジル
保護基をP2として使用することが可能であるが、他の適当な保護基を除外すべ
きではない。
【0033】 同様に、C6保護は、トリチル(Tr)基によって実施することができるが、
他の保護基を除外すべきではない。この具体的な実施態様では、C6をTrによ
って保護されているヒドロキシル基は、酸性媒体中で脱保護される。
【0034】 好ましくは、脱アリル化は、穏やかな条件の下で実施される。最後に、特定の
実施態様では、C3及びC4ヒドロキシル基は、接触水素化によって脱保護され
る。
【0035】 反応スキーム中、Halは、Cl、Br、I又はFを表し、以下に記す実施態
様では、塩素及び臭素が好ましい。
【0036】 この合成法は、以下のスキームを使用して、 1)P1基、たとえばアリルを使用してC1ヒドロキシル基を保護し、 2)保護基、たとえばトリチル(Tr)によってC6ヒドロキシル基を保護し、 3)P2基、たとえばベンジルによってC3及びC4ヒドロキシル基を保護し、 4)C6ヒドロキシル基を脱保護し、 5)酸塩化物を使用して6−O−アシル化するか、アルキルハライドを使用して
6−O−アルキル化し、 6)C1脱保護し、 7)C1を酸化させてラクトンを得、 8)C3及びC4ヒドロキシル基を脱保護することからなる。
【0037】
【化12】
【0038】
【化13】
【0039】
【化14】
【0040】 得られる生成物の構造及び純度は、実施例で見られるように、質量分光測定、 1 H及び13C NMRならびに元素分析を使用して決定することができる。
【0041】 この具体例の界面活性は、種々の濃度の溶液の表面張力を計測することによっ
て測定した。臨界ミセル濃度(CMC)を評価した。
【0042】 さらに、種々のグリコシダーゼタイプ酵素に対するこの分子の親和性を、それ
らの酵素の活性の阻害を研究することによって評価した。実施例の試験酵素は、
ウシN−アセチルグルコサミニダーゼ、キトビアーゼ活性を有する霊菌(S. mar
cescens)キチナーゼ及びリゾチームであった。
【0043】 さらなる態様で、本発明は、本発明の化合物を含む組成物に関する。上記化合
物は、以下の用途で、及び/又は以下の性質の結果として、すなわち ・液−液親和性分離のための界面活性剤配位子として、 ・細胞浸透の促進に伴う阻害性から生じる殺菌又は殺真菌効果のため、 ・酵素又は活性物質を運ぶための小胞又はリポソームに含まれることにより、 ・化粧用又は皮膚科用製剤に配合される可能性のため、 ・酵素阻害、特にN−アセチルグルコサミンを伴う反応からの酵素、たとえばキ
チナーゼ及びN−アセチルグルコサミニダーゼによる生物学的活性のため、 使用することができる。
【0044】 この理由のため、本発明は、少なくとも1種以上の本発明の化合物、本発明の
方法によって得られる1種以上の化合物又は1種以上の中間体化合物を含む組成
物に関する。
【0045】 これらの組成物は、化粧品又は医薬品用途に提供することができる。その場合
、これらの組成物は、そのような用途に適した担体を含む。これらはまた、農薬
、抗菌剤、抗真菌剤、殺虫剤又は抗ウイルス剤用途に考慮することができる。そ
の場合、これらは、そのような用途に適した担体を含む。
【0046】 本発明の組成物はまた、たとえば工業用の洗浄剤組成物であることもできる。
【0047】 本発明の洗浄剤組成物は、本発明の1種以上の化合物0.1重量%〜60重量
%と、この用途に許容しうる担体、たとえば洗浄剤ベース40%〜99.9%と
を含むことを特徴とする。洗浄剤ベースは普通、アニオン界面活性剤、非イオン
、カチオン又は両性界面活性剤及びそのような化合物の混合物から選択される。
【0048】 添加物は通常、洗浄剤分野で公知の添加物又は添加物混合物から選択される。
【0049】 本発明の化粧品組成物は、本発明の1種以上の化合物0.1重量%〜50重量
%、好ましくは5重量%〜35重量%と、賦形剤及び/又は洗浄剤ベース及び/
又は添加物とを含むことを特徴とする。
【0050】 化粧品組成物は、液体軟石鹸、シャンプー、泡浴、シャワーゲル又はケアフォ
ーミュラ、特に軟膏、クリーム又はミルク、水溶液又はヒドロアルコール溶液の
形態であることができる。
【0051】 本発明の組成物が液体軟石鹸である場合、それは、本発明の化合物5重量%〜
35重量%と、賦形剤70重量%〜95重量%とを含むことができる。
【0052】 特定の賦形剤、洗浄剤ベース及び添加物は、一般に、当業者に周知である化合
物から選択される。特に、EP−A−0769499に記載されている化合物を
挙げることができる。
【0053】 皮膚又は髪を手入れするために使用されるときには、クリーム、ミルク、エマ
ルション(油中水型又は水中油型)、ゲル又は水性もしくはヒドロアルコール組
成物の形態であることができる。これらはまた、添加物、たとえば香料、着色剤
、防腐剤、増粘剤及び乳化剤又は当該技術で公知であり、そのタイプの組成物を
処方するために通常に使用される他の通常の生成物を含有する。
【0054】 洗髪用の組成物は、水溶液又はヒドロアルコール溶液、エマルション、クリー
ム、ミルク、ゲルの形態であってもよいし、推進剤とともにエアロゾルとして包
装されていてもよい。
【0055】 組成物が医薬品用途向けであるならば、組成物は、薬学的に許容しうる担体を
含み、水溶液、ヒドロアルコール溶液、ゲル、クリーム、シロップ又はエアロゾ
ルの形態にあることができ、使用目的に薬学的に適した通常の添加物を含有する
ことができる。
【0056】 本発明の化合物が逆ミセルの形態にある配合物は、特にN−アセチルグルコサ
ミニダーゼの液−液抽出への適用に有用である。AOT(ジオクチルスルホコハ
ク酸ナトリウム)50〜250mM、本発明の1種以上の化合物1〜2.5mM及び
水0.5〜6Mを、場合によっては添加される塩とともに含み、場合によっては
緩衝剤、たとえば(90%0.1M KCl/10%0.01Mリン酸緩衝剤、
pH7)ならびに場合によっては1種以上の共溶媒及び/又は共界面活性剤を含む
、非極性溶媒、たとえばイソオクタン中の溶液の調製を考慮することが可能であ
る。
【0057】 用途によっては、たとえばリン脂質及び本発明の1種以上の化合物を水性媒体
中に含む一枚膜リポソームを調製することが可能である。
【0058】 さらには、本発明の組成物は、本発明の化合物の生物学的性質の理由のため、
特に酵素的阻害又は酵素認識法に使用することができる。以下の例はそのような
組成物を含む。一般に、本発明の1種以上の化合物に加えて、これらは一般に、
水、水性緩衝剤、たとえば酢酸緩衝剤、pH4.5(0.2M)又はリン酸緩衝剤
、pH6.6(0.2M)、1種以上のアルコールを含むヒドロアルコール担体及
び所与の用途に適当である通常の添加物を含む。
【0059】 組成物はまた、たとえば所望の用途に適当である通常の乳化剤、添加物及び増
粘剤を含むエマルション又はプレエマルションの形態にあることもできるし、ゲ
ルの形態にあることもできる。
【0060】 方法及び装置 臨界ミセル濃度の測定 ウイルヘルミープレート法により、空気と接する液体の表面張力γを25℃で
計測した(Prolabo TENSIMAT n3伸び計)。これは、垂直白金片(長さ19.
54mm)を液に投入したのち、それを徐々に引き上げ、液膜によって白金片に加
わる張力を測定することからなるものであった。白金片が完全に離れる前に記録
された最大値が、mN/mで表される表面張力を表した。装置を較正したのち(2点
で較正:白金片が空気中にある状態のゼロ値及び200mgの重さで白金片を試験
したときの50.2mN/mの値)、増大する量の界面活性剤を含有する溶液の表面
張力を記録した(計測を3回反復)。γ=f(logC)(Cは、mol/l単位の濃度
を表す)の従来のグラフから臨界ミセル濃度を得た。
【0061】 酵素的阻害研究 a)N−アセチルグルコサミニダーゼ(NaGase) 基準として使用した酵素はウシ腎β−N−アセチルグルコサミニダーゼ(EC
3.2.1.52)(Sigma A-2415)であり、その基質はp−ニトロフェニル
2−アセトアミド−2−デオキシグルコピラノシド(Acros 22941-1000)(pN
phNAG)であった。(NH42SO4の3.2M溶液中の懸濁液の形態にあ
る市販の酵素を13000rpmで5分間遠心分離し、残渣を水1mlにとった。得
られた溶液が酵素母液であった。
【0062】 プロトコル 1/10に希釈した酵素溶液100μlをpH4.2のクエン酸緩衝液100μl
及びインヒビタ溶液(又は参照のための水)300μlと混合し、分光光度計セ
ル中37℃で5分間インキュベートした。基質(5mM又は2.5mM)500μl
を加えたのち、インキュベーションを37℃で8分間継続し、400nmでの光学
密度を測定した。光学密度を較正曲線に相関させることにより、酵素的反応によ
って遊離されたp−ニトロフェノールの量を測定した(400nmでのOD=f(
〔p−ニトロフェノール〕))。N−アセチルグルコサミニダーゼ活性単位は、
上記条件下で1分間に1μmolのp−ニトロフェノールを遊離するのに要する酵
素の量と定義した。
【0063】 b)霊菌キチナーゼ この場合、モノP5/20アニオン交換カラム(Pharmacia)で部分的に精製
したキチナーゼ溶液のキトビアーゼ活性を研究した。使用した基質は5mM pN
phNAGであった。
【0064】 プロトコル 分光光度計セル中で、4倍に希釈した酵素溶液100μlをpH4.2のクエン
酸緩衝液100μl及びインヒビタ溶液(又は参照のための水)300μlと混合
した。37℃で5分間インキュベートしたのち、5mM pNphNAG溶液50
0μlを加えた。400nmでの光学密度変化の動態を8分間測定した。増大する
量のインヒビタを含有するサンプルに関し、遊離したp−ニトロフェノールの量
を測定した。
【0065】 リゾチーム 研究した酵素は、100mM、pH6.5のリン酸緩衝剤中0.5g/lのニワトリ
リゾチーム(Sigma、L-6876)であり、基質は、同緩衝剤中に懸濁したMicrococc
us Lysodeikticus壁17mg/mlによって構成されていた。
【0066】 プロトコル 酵素溶液100μlをインヒビタ溶液400μlで希釈した。これを周囲温度で
5又は10分間放置した。分光光度計セル中、混合物40μlを基質懸濁液3ml
に加えた。450nmで10秒おきに3分間、光学密度を記録した。
【0067】 I50は、アッセイ条件下で酵素活性の50%を阻害することができる化合物の
濃度と定義する。
【0068】 例1:N−アセチルグルコサミン(NAG)からの2−アセトアミド−2−デオ
キシ−6−O−オクタノイル−グルコノ−1,5−ラクトンの化学合成 工程1)は、NAGからのアリル2−アセトアミド−2−デオキシ−グルコピ
ラノシド(b)の調製からなるものであった。 NAG35g及びBF3,Et2O3.5mlをアルゴン下でアリルアルコール3
50mlに加えたのち、還流状態で3時間加熱した。冷ましたのち、溶媒を蒸発さ
せて淡黄色の固体ゲルを製造した。これをエーテル中で夜通し洗浄したのち、ろ
過によって回収した。凝集物を粉砕し、乾燥させたのち、白色粉末を得た。40
g(収率97%)
【0069】 工程2)は、アリル2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−トリチル−グ
ルコピラノシド(c)の調製からなるものであった。 (b)8.4gを、塩化トリフェニルメタン(TrCl)12gを含有するピリ
ジン90mlに加えた。周囲温度で24時間反応させたのち、反応混合物を90℃
で1時間加熱した。冷ましたのち、混合物を氷水に注加し、クロロホルムで抽出
した。水洗し、乾燥させ、溶媒を蒸発させたのち、粘ちょうなゴム状物を得た。
この後者を無水エタノール中にとり、エーテルから再沈澱させて茶色の固体を得
た。10.5g(収率65%)
【0070】 工程3)は、アリル2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−トリチル−3
,4−ジベンジル−グルコピラノシド(d)の調製からなるものであった。 トルエン340ml中(c)10g、KOH 12g及び臭化ベンジル7mlを還流
状態で3時間加熱した。次に、得られた懸濁液をセライトに通して保温ろ過し、
固体残渣を熱いトルエンで洗浄した。次に、ろ液を合わせ、洗浄した。洗浄し、
溶媒を蒸発させたのち、黄白色の固体を得た。12g(収率88%)
【0071】 工程4)は、アリル2−アセトアミド−2−デオキシ−3,4−O−ジベンジ
ル−グルコピラノシド(e)の調製からなるものであった。 (d)5gを、p−トルエンスルホン酸(PTSA)4%(m/v)を含有す
るメタノール/ジクロロメタン混合物(30:70)125mlに溶解した。これ
を周囲温度で3時間攪拌した。次に、反応混合物を中和し、水洗し、乾燥させた
。溶媒を蒸発させたのち、得られた粗生成物をシリカゲル上で精製して白色固体
を得た。2g(収率62%)
【0072】 工程5は、アリル2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル−
3,4−O−ジベンジル−グルコピラノシド(f)の調製からなるものであった
。 トルエン150ml中(e)9.5g及び塩化オクタノイル5gを、90〜95℃
の還流状態で4時間加熱した。冷ましたのち、反応混合物を水600mlに注加し
、トルエンで抽出した。有機相を合わせ、NaHCO3で洗浄し、さらに水洗し
た。最後に、乾燥させ、溶媒を蒸発させたのち、粗生成物をシリカ上で精製して
(f)8.6gを回収した(収率70%)。
【0073】 工程6は、アリル2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル−
3,4−O−ジベンジル−グルコピラノース(g)の調製からなるものであった
。 メタノール水溶液(90%v/v)400ml中(f)8g、ジアザビシクロオ
クタン(DABCO)1.2g及びトリストリフェニルホスフィンロジウムクロ
リド(Rh(PPh33Cl)3gを還流状態で4時間加熱した。ろ紙に通して
ろ過し、濃縮したのち、クロロホルム250ml中にとり、5%(m/v)クエン
酸で洗浄し、さらに水洗した。乾燥させ、溶媒を蒸発させたのち、粗混合物をア
セトン水溶液(90%、m/v)150ml中にとった。HgCl2 3gを加え、
それを周囲温度で60分間攪拌した。
【0074】 次に、溶媒を蒸発させ、残渣をクロロホルム中にとった。有機相を飽和KI溶
液で洗浄し、さらに水洗した。乾燥させたのち、溶媒を蒸発させると、粘ちょう
な油状物が得られた。シリカカラムクロマトグラフィーが純粋な生成物を生成し
た。5g(収率67%)。
【0075】 工程7は、2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル−3,4
−O−ジベンジル−グルコノ−1,5−ラクトン(h)の調製からなるものであ
った。 滴下漏斗及びアルゴン出入口を設けた三口フラスコの中で、塩化オキサリル0
.16mlを含有するジクロロメタン(DCM)5mlを−70℃に冷却した。DC
M4ml中に希釈したジメチルスルホキシド0.26mlを滴下し、混合物を攪拌し
ながら−70℃で10分間放置した。(g)200mgをDCMに溶解したのち、
混合物に滴下した。45分間反応させたのち、トリエチルアミン(TEA)1ml
を加え、それを−70℃で30分間維持した。混合物を周囲温度にし、水洗した
。二相に分離させ、水相をDCMで二回抽出した。有機相を合わせ、1N HC
l溶液、5%NaHCO3溶液で洗浄したのち、三回水洗した。有機相を濃縮す
ると、明澄な油状物187mgが得られた。収率94%
【0076】 工程8は、2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル−グルコ
ノ−1,5−ラクトン(i)の調製からなるものであった。 (h)160mgを、10%パラジウム担持炭180mgを含むメタノール10ml
に溶解した。懸濁液を水素中で夜通し攪拌した。ろ紙に通してろ過することによ
って触媒を除去し、ろ液を綿に通して再度ろ過した。溶媒を蒸発させると、固体
ゲル92mgが得られた(収率87%)。
【0077】 実験式C1627NO7 モル質量345 質量分光測定 〔M+H〕+=346 〔M+NH4+=363
【0078】1 H NMR(溶媒、重水素化DMSO) δ(ppm)= 0.82 (t, 3H, CH3); 1.21 (m, 8H, CH2); 1.48 (m, 2H, CH2); 1.89
(s, 3H, CH3); 2.29 (t, 2H, CH2); 3.2-4.87 (m, 8H, OH, CH, CH2); 7.99 (d
, 1H, NH).13 C NMR(溶媒:重水素化DMSO): δ(ppm)= 14.0; 22.1; 22.5; 24.5; 28.5; 28.5; 31.2; 33.6; 55.8; 65.9; 6
8.5; 69.3; 71.6; 169.6; 171.4; 173.1 元素分析: 計算値 実測値 C:55.6% C:51.8% H:7.82% H:7.72% N:4.05% N:4.08%
【0079】 例2:界面活性。臨界ミセル濃度(CMC)の測定 水溶液(量=10ml)の表面張力γ(mN/m単位)における変化を、溶解生成物
の量(C、Mol/l単位)の関数として測定した(A=C(O)C715、R2=C
3)。得られた結果を図1に示す。臨界ミセル濃度は、表面張力が定数になる
上記に濃度に一致する。
【0080】 まず、0〜25mMの濃度(すなわち8.6g/l)に関して表面張力の71mN/m
から30mN/mへの減少によって確認される分子の界面活性に注目した。
【0081】 2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイルグルコノ−1,5−
ラクトンのCMCは25mMであり、HECAMEG(22mM)及びオクチルグルコシド
(18mM)のCMCの大きさと同程度であった。
【0082】 例3:生物学的性質:酵素阻害 3種のグリコシダーゼ、すなわちウシN−アセチルグルコサミニダーゼ、霊菌
キチナーゼ及びニワトリリゾチームに対する例2の2−アセトアミド−2−デオ
キシ−6−O−オクタノイルグルコノ−1.5−ラクトンの親和性を、これらの
酵素に対するこの分子の阻害力を評価することによって試験した。
【0083】 a)ウシN−アセチルグルコサミニダーゼ 増大する量の(i)(mM単位の濃度C)の存在でpNphNAG(2.5mM)
に対するN−アセチルグルコサミニダーゼ(NaGase)の作用によって遊離
されるp−ニトロフェノールの量(10-3μmol/mn単位)を比色的に測定した。
得られたNaGase活性を示す結果を図2に示す。
【0084】 このように、(i)によるN−アセチルグルコサミニダーゼの阻害が実証され
た。(i)のI50は7μMのオーダである。
【0085】 阻害定数Kiを決定するため、ディクソンのグラフ法を使用した。この方法は
、二つの異なる基質濃度に関して酵素的反応の初速度(1/v0)の逆数をイン
ヒビタ濃度(C、μM単位)に対してプロットすることからなるものであった。
2本の直線の交差点の横座標が−Kiに一致する。
【0086】 二つの基質濃度2.5mM及び5mMを使用して、図3に示す直線を得た。これら
の結果は、遷移状態の類似によって示される(i)の競合的阻害性を確認し、3
μMのオーダのKiの概算値を提供した。
【0087】 b)霊菌キチナーゼ 同様にして、0〜1.3mMの濃度(C、μM単位)の(i)の存在におけるp
−ニトロフェニル−NAGに対する霊菌キチナーゼのキトビアーゼ活性によって
遊離されるp−ニトロフェノールの量を計測した。
【0088】 図4に示す結果は、2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル
−グルコノ−1,5−ラクトンが特定の霊菌キチナーゼに対して親和性を有する
ことを示す。理由は、この分子が、これらの酵素の部分的に精製されたサンプル
のキトビアーゼ活性を阻害するからである。
【0089】 この場合、I50は1.2mMのオーダであった。
【0090】 c)リゾチーム 1.8mMの濃度の(i)の存在と不存在との間で0.1mg/mlリゾチーム溶液
の活性に違いは検出されなかった。
【0091】 要するに、2−アセトアミド−2−デオキシ−6−O−オクタノイル−グルコ
ノ−1,5−ラクトン(i)は、霊菌キチナーゼに対してよりもウシN−アセチ
ルグルコサミニダーゼに対して強い親和性を有し、リゾチームに対して親和性を
有しないと結論づけることができる。
【0092】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 AがC(O)C715であり、R2がCH3である式Iの本発明の化合物の濃度
(mol/l単位)の対数の関数として水の表面張力の変化を示す。
【図2】 AがC(O)C715であり、R2がCH3である式Iの2−アセトアミド−2
−デオキシ−6−O−オクタノイル−グルコノ−1,5−ラクトンの、ウシN−
アセチルグルコサミニダーゼに対する阻害効果を示す。
【図3】 AがC(O)C715であり、R2がCH3である式Iの本発明の化合物による
N−アセチルグルコサミニダーゼの競合的阻害を確認するディクソンプロットを
示す。
【図4】 AがC(O)C715であり、R2がCH3である化合物の、霊菌キチナーゼに
対する阻害効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 9/99 C12N 9/99 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C057 BB02 CC03 DD02 HH03 4C062 BB61 4C083 AC841 AC842 BB01 CC01 CC25 CC38 DD23 DD31 FF01 4H003 AB03 AC05 BA12 BA15 DA02 ED02 FA03 FA34 FA47 4H011 AA02 BB08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、Aは、R1又は−C(O)R1を表し、R1は、炭素原子1〜30個を含
    む直鎖状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和のアルキル基を表し、該アルキル基は、
    −Hal(Halは、−Cl、−Br、−I又は−Fを意味する)によって部分
    的又は完全に置換されていてもよく、−O−、−S−、−C(O)−、−NR3
    C(O)−、−Ph(R4n−及び−(CH2−CH2−O)n′−から選択され
    る1個以上の基によって中断されていてもよく、ここで、R3は、−H又は−(
    CH2n″−CH3(n″は、0〜17である)を表し、R4は、−H、−CH3
    、−C25、−C37を表し、nは、0〜4であり、n′は、1、2又は3であ
    り、あるいは、R1は、ジテルペン又はトリテルペンルートを有するシクラン基
    を表し、そして、R2は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C11アルキル基を表す) の化合物。
  2. 【請求項2】 AがC(O)R1であり、R1が、炭素原子1〜21個を含む
    基、好ましくは直鎖状のC5〜C21アルキル基を表す、請求項1記載の式Iの化
    合物。
  3. 【請求項3】 R2がn−Cp2p+1アルキル基(pは、1〜7である)を表
    す、請求項1又は2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 AがC(O)−n−C715であり、R2がCH3である、請
    求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】 式I 【化2】 (式中、Aは、R1又は−C(O)R1を表し、R1は、炭素原子1〜30個を含
    む直鎖状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和のアルキル基を表し、該アルキル基は、
    −Hal(Halは、−Cl、−Br、−I又は−Fを意味する)によって部分
    的又は完全に置換されていてもよく、−O−、−S−、−C(O)−、−NR3
    C(O)−、−Ph(R4n−及び−(CH2−CH2−O)n′−から選択され
    る1個以上の基によって中断されていてもよく、ここで、R3は、−H又は−(
    CH2n″−CH3(n″は、0〜17である)を表し、R4は、−H、−CH3
    、−C25、−C37を表し、nは、0〜4であり、n′は、1、2又は3であ
    り、あるいは、R1は、ジテルペン又はトリテルペンルートを有するシクラン基
    を表し、そして、R2は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C11アルキル基を表す) の化合物の製造方法であって、 少なくとも以下の工程、すなわち、 a)式R2C(O)Clの酸塩化物を使用して塩酸グルコサミンをアシル化する
    工程と、 b)C1、C3、C4及びC6ヒドロキシル基を保護する工程と、 c)保護されたC6ヒドロキシル基を脱保護する工程と、 d)式R1C(O)Clの化合物によって6−O−アシル化するか、式R1Hal
    の化合物によって6−O−アルキル化するかして、式 【化3】 の化合物を得る工程と、 e)保護されたC1ヒドロキシル基を脱保護して、式 【化4】 の化合物を得る工程と、 f)e)で得た化合物を酸化して、式 【化5】 の化合物を得る工程と、 g)f)で得た化合物の保護されたC3及びC4ヒドロキシル基を脱保護して、
    式Iの化合物を得る工程と を含む方法(式中、Halは、Cl、Br、I又はFを意味し、P1及びP2は、
    保護基である)。
  6. 【請求項6】 式 【化6】 (式中、A及びR2は、請求項1〜4で定義した意味を有し、P1及びP2は、保
    護基であり、好ましくは、アリル保護基及びベンジル保護基をそれぞれ意味する
    ) を有する、請求項5記載の方法を実施するための中間体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項記載の少なくとも一つの化合物
    又は請求項5記載の方法によって得られる化合物又は請求項6記載の化合物を含
    む組成物。
  8. 【請求項8】 化粧品、医薬品又は洗浄剤組成物に適した担体をさらに含む
    、請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 界面活性剤又は酵素インヒビタとしての、請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の化合物。
  10. 【請求項10】 界面活性剤組成物を調製するための、請求項1〜4のいず
    れか1項記載の式Iの化合物の使用。
  11. 【請求項11】 酵素阻害法又は酵素認識法で使用するための組成物を調製
    するための、請求項1〜4のいずれか1項記載の式Iの化合物の使用。
  12. 【請求項12】 酵素がキチナーゼである、請求項11記載の式Iの化合物
    の使用。
  13. 【請求項13】 酵素がN−アセチルグルコサミニダーゼである、請求項1
    1又は12記載の式Iの化合物の使用。
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