JP2002528196A - リハビリテーションまたは筋肉強化のための体操器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、種々の筋肉の強化および／またはリハビリテーションのための体操器具であって、捕捉手段（２、３）の間に配置された弾性復元手段を有し、弾性復元手段の復元力の調整手段と、弾性復元手段の長さの調整手段とを有する体操器具に関する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、リハビリテーションおよび／または筋肉強化のための体操器具であ
って、より厳密には、伸筋タイプの器具に関するものである。前記器具は、使用
者が実践する訓練に応じて使用者の種々の筋肉の運動を可能にするためのもので
ある。

【０００２】 従来の技術では、たとえばフランス特許第２６８８１４１号および第２７６０
９７４号に記載されているような、一般に伸筋装置と呼ばれる筋肉強化のための
体操器具が存在する。それらの器具は、正確な訓練によって身体の種々の筋肉の
運動を可能にするために使用される。ただし、既存の器具には、筋肉強化の訓練
の十分な多様性をもたらすことができない形状に関連した数多くの不都合がある
。

【０００３】 実際に、従来の技術によるこれら装置は、使用者のその時点での肉体的条件に
適合した筋肉強度による多様な訓練を実施することができない。このようにして
、これら器具は一般に、特定のタイプの訓練にしか適合せず、大きな多面性を与
えてくれるような形状をもっていない。さらに、それらの器具はまた、器具の力
が、たとえば段階的に大きくならなければならないようなリハビリテーション訓
練の際に特に解決すべき問題に特有の適合性を有していない。

【０００４】 このようにして、本発明は、簡単で、信頼度が高く、効果的で、かつ実施が容
易な手段を用いて従来の体操器具の上述の問題を解決することを目的とする。本
発明は、一方では、人体のほとんどの筋肉に適合する多様な訓練を可能にし、他
方では各特定の訓練のために必要とされる筋肉強度の管理を可能にするような筋
肉強化および／またはリハビリテーションのための体操器具を提案することを目
的とする。

【０００５】 本発明による種々の筋肉の強化およびリハビリテーションのための体操器具は
、その主な特徴によれば、捕捉機構の間に配置された弾性復元手段を有するタイ
プであり、弾性復元手段の復元力を調整する手段と弾性復元手段の長さを調整す
る手段を備えることを特徴とする。

【０００６】 本発明による体操器具は、他の特徴によれば、弾性復元手段が、弾性バンドで
構成され、長さ調整手段が、弾性復元手段を構成するために使用される長さであ
る、有効長を短縮することができる制限機構を有することを特徴とする。

【０００７】 体操装置は、補足的な特性によれば、弾性復元手段が、弾性バンドで構成され
、力の調整手段が、弾性復元手段の長さ全体または一部を形成する長さにおいて
、二重に弾性バンドを配置することができる調整機構を備えることを特徴とする
。

【０００８】 体操器具の好ましい実施形態によれば、長さ調整手段と力の調整手段は、それ
らの長さの調整とは無関係に弾性復元手段の復元力の調整、またその逆を可能に
する。

【０００９】 本発明による体操器具の補足的特徴によれば、弾性復元手段は、第１の捕捉機
構を固定するように支持する弾性バンドによって構成され、第２の捕捉機構は、
弾性バンドの全体または一部に沿って移動可能に配置される。

【００１０】 他の特徴によれば、第２の捕捉機構は、二重に配置される弾性バンドの部分で
移動可能となるように配置される。

【００１１】 体操器具の好ましい実施形態によれば、調整機構は、調整および鎖錠用ループ
によって構成される。

【００１２】 さらに、好ましい実施形態によれば、制限機構はまた、調整および鎖錠ループ
で構成される。

【００１３】 体操器具の好ましい実施形態によれば、調整および鎖錠ループは、ケース上に
取付けられた軸回転レバーによって形成され、そのケースの内側を、レバーの先
端によってケースの支承表面に対して制動されるために弾性バンドの１本または
複数のストランドが通過する。

【００１４】 非限定的な例として示した添付の図面を参照して以下に行う説明から、本発明
の他の特徴および利点が明らかになるであろう。

【００１５】 本発明は、人体の種々の筋肉の強化および／またはリハビリテーションのため
の一般的参照番号（１）を付された体操器具に関するものである。本発明による
体操器具は、図１に示すように、２つの捕捉機構（２、３）の間に配置され、た
とえば図２ａから４ｂに示すような筋肉強化またはリハビリテーションの訓練の
際に使用者（７）によって応力を加えられる弾性復元手段（ＭＲＥ）を有する。

【００１６】 本発明によれば、体操器具（１）は、一方では、捕捉機構（２、３）の各々を
隔てる長さ（Ｌ１）を調整することができる弾性復元手段（ＭＲＥ）の長さ（Ｌ
１）を調整する手段（ＭＲＬ）を備え、もう一方では、弾性復元手段（ＭＲＥ）
の復元力（Ｆ）を調整する手段（ＭＲＦ）を備える。言うまでもなく、特定のタ
イプの弾性復元手段は、それらの伸びに応じて変化する剛性係数を有するが、調
整手段は任意の伸びに対して剛性を変化させる。

【００１７】 図５および６に示された第１の実施形態によれば、復元力の調整手段（ＭＲＦ
）と長さの調整手段（ＭＲＬ）は結び付けられ、弾性復元手段（ＭＲＥ）の長さ
（Ｌ１）の変化が復元力（Ｆ）の変化を引き起こす、またはその逆が可能である
。このようにして、捕捉機構（２、３）を隔てる長さ（Ｌ１）は、弾性復元手段
の復元力（Ｆ）または剛性に従って変化し、力に無関係には調整することができ
ない。

【００１８】 図示された種々の実施形態および変形形態によれば、弾性復元手段（ＭＲＥ）
は、それ自体周知のタイプの弾性バンド（４）で構成され、そのバンドの幅（Ｌ
ａ）は、好ましくは２から１０ｃｍであり、有利には約４ｃｍとなるように選択
されることができる。弾性復元手段（ＭＲＥ）は、たとえば、本発明の範囲を逸
脱しない限り、柔軟なゴムひも、ゴム糸またはばねあるいは他の何らかの弾性エ
レメントなど同等の手段によって構成できることは言うまでもない。

【００１９】 本発明による体操器具（１）の第１の実施形態によれば、この器具は、その一
端（６ａ）に固定されるように、第１の捕捉機構（２）を支持する弾性バンド（
４）で構成され、この第１の捕捉機構は、それ自体の上にバンドの先端を縫い付
ける、ホックで留める、はんだ付けすることによる従来の方法で、あるいはまた
他の何らかの固定方法で得られる握り部分によって形成される。言うまでもなく
、捕捉機構は、たとえばプラスチックまたは他の握り部分によるような同等の器
具で製作できる。力および長さの調整手段（ＭＲＦ、ＭＲＬ）は、鎖錠ループな
ど同一の調整機構（５）によって構成され、このループには、バンド（４）の他
端（６ｂ）が固定され、前記の機構が、滑動し、図５および６に示すように、バ
ンドに沿って制動できるようにバンド上に取付けられる。

【００２０】 このようにして、締付けループ（５）によって、弾性復元手段（ＭＲＥ）を、
二重に配置されているバンドの部分（４ａ）と、一重に配置されているバンド部
分（４ｂ）とに隔てることができ、バンドのそれぞれの部分（４ａ、４ｂ）の長
さが、有利には、弾性復元手段の長さ（Ｌ１）とその復元力（Ｆ）を決定する。

【００２１】 第２の捕捉機構（３）は、使用者が、体操器具（１）に応力を加えることがで
きるように、二重に配置されたバンドの部分（４ａ）に沿って移動可能なように
配置される点に留意されたい。したがって、調整用ループ（５）は、必要な訓練
に適合した位置において鎖錠されるためにバンド（４）に沿って滑動するための
ものである。調整機構（５）は、数多くの方法で得ることができ、さまざまな形
状をとることができるのは言うまでもない。このようにして、図６に示すように
、調整手段は、たとえば、ループ（５）のケース（１５）の支承面（９）に対し
てバンド（４）の１本または数本のストランドを制動することができる軸回転型
鎖錠レバー（８）を有する。

【００２２】 本発明の好ましい実施形態を構成する体操器具（１）の第２の実施形態によれ
ば、弾性復元手段（ＭＲＥ）の復元力（Ｆ）を調整する手段（ＭＲＦ）および長
さ（Ｌ１）を調整する手段（ＭＲＬ）によって、長さの調整に関係なく力の調整
を得ることが可能になり、またその逆も可能になる。体操器具（１）のこの好ま
しい実施形態によれば、弾性復元手段は、第１の実施形態と同様に、先に説明し
たタイプのバンド（４）によって構成され、第１の捕捉機構（２）は、バンド（
４）の一端（６ａ）に固定して配置され、第２の捕捉機構（３）は、二重に配置
されたバンドの部分（４ａ）に沿って移動可能である。

【００２３】 体操器具（１）の好ましい実施形態によれば、力の調整手段（ＭＲＦ）は、捕
捉機構（２、３）を隔てる長さ（Ｌ１）の全体または一部を占める長さ（Ｌｄ）
において二重に弾性バンド（４）を配置することができる調整機構（ＯＲＦ）を
有する。さらに、この器具は、長さ（Ｌ１）の調整手段（ＭＲＬ）を有し、前記
手段は、特に、バンドの全体の長さ（Ｌ２）の限度内で、バンドの有効長（Ｌｕ
）を短縮または増大させるための制限機構（ＯＬ）を有する。有効長（Ｌｕ）と
は、弾性復元手段（ＭＲＥ）を構成するために実際に使用される長さを意味し、
それは、この実施形態においては、バンドの二重の長さ（Ｌｄ）に、弾性復元手
段の長さ（Ｌ１）を加えたものに対応する。すなわち、Ｌｕ＝Ｌ１＋Ｌｄであり
、その結果、二重の長さ（Ｌｄ）の２倍に、一重部分で使用されている長さ（Ｌ
ｓ）を加えたものに対応する。有効長（Ｌｕ）はまた、ここには図示されていな
いバンドの全長（Ｌ２）から、使用されないバンドの長さ（Ｌｔ）を差し引いた
ものに等しくなる。すなわちＬｕ＝Ｌ２−Ｌｔである。

【００２４】 先に説明した力の調整機構（ＯＲＦ）は、長さ（Ｌ１）に対して影響を有し、
制限機構（ＯＬ）はまた、弾性復元手段の剛性（Ｆ）に対して影響を有する点に
留意されたい。ただし、図８ａおよび８ｂに示すように、同じ長さ（Ｌ１）では
、２つの機構（ＯＲＦ、ＯＬ）に働きかけることによって、連続的に剛性（Ｆ）
または復元力を変化させることができる。同様に、任意の剛性については、図８
ｃおよび８ｄに示すように、同じく連続的に、弾性復元手段の長さ（Ｌ１）を変
えることができる。そのことから、力および長さの調整手段（ＭＲＦ、ＭＲＬ）
は、無関係ではなくなる。なぜなら、それらを構成する２つの機構（ＯＲＦ、Ｏ
Ｌ）は各々、復元力および長さに働きかけるが、それらの作用を結び付けると、
長さの調整とは無関係な剛性の調整を得ることができ、その逆も可能になるから
である。図８ａでは、２つの捕捉機構の長さまたは隔たり（Ｌ１）が、有効長（
Ｌｕ）に対応する点に留意されたい。

【００２５】 図７に示されている体操器具（１）の好ましい実施形態によれば、力の調整機
構（ＯＲＦ）と制限機構（ＯＬ）は、同一の鎖錠ループ（５）によって構成され
る。図７から９ａに示すように、鎖錠ループ（５）は、滑動し、二重に配置され
たバンドの部分（４ａ）と一重に配置されたバンドの部分（４ｂ）の長さを調整
できるようにバンド（４）の有効長（Ｌｕ）上に鎖錠されるためのものであり、
このループはまた、バンド（４）の自由端（６ｂ）に対応するバンドの調整可能
部分（４ｃ）を制動することによってバンド（４）の有効長（Ｌｕ）を制限する
ことができるようなものである。このようにして、長さが使用者によって調整さ
れるバンドの部分（４ｃ）は、弾性復元手段を形成するのにまったく利用されず
、その訓練時に使用者によって利用されない部分である。

【００２６】 図９ａに示されている本発明の好ましい実施形態によれば、鎖錠用ループ（５
）は、軸（１０）の周りに滑節された軸回転レバー（８）によって、自由バンド
部分（４ｃ）と同時に二重バンド部分（４ａ）の鎖錠を可能にし、この軸回転レ
バーは、鎖錠の位置にあるときに、ケース（１５）内に配置された凹み（１６）
の支承壁（９ａ）とその先端（８ａ）との間のひものストランドを制動するため
のものである。ひもの２本のストランド、すなわち二重ストランド（４ａ）と自
由ストランド（４ｃ）は、凹み（１６）内でレバー（８）の先端によって制動さ
れ、図９ａに示すようにケース（１５）の内面（１８）内に設けられた２つのス
リット（１７ａ、１７ｂ）によっていわゆる前記ケースから出る前に、ケース（
１５）の内側に再び出るために凹みを通る。こうした構造から、使用者によって
訓練が行われた際に応力を分配させることができ、その結果、訓練中の鎖錠ルー
プ（５）が思いがけずに開いてしまうのを防ぐことができ、レバーの先端は、特
に、２本のストランド（４ａ、４ｃ）の厚みと、凹み（１６）の第２の支承面（
９ｂ）によって制動される。このようにして、一重のストランド（４ｂ）は、レ
バー（８）に直接応力を加えることがないように、スリット（１７ａ）によって
ケース（１５）から出る。ただし、図９ｂの変形形態に示すように、にもかかわ
らず、形状が異なる鎖錠ループを製作することが可能であり、２本のストランド
は、下方スリットから再び出るために凹みを完全には通らない。

【００２７】 この実施形態においては、第２の捕捉機構（３）は、二重のバンド部分（４ａ
）上を移動することができ、有利にはバンド（４）に類似の弾性バンド内に製作
される独立した握り部分によって形成される。この独立した握り部分（３）は、
図１または７に示されているような、２スリットが他の従来タイプのベルト通し
（２０）を用いてバンド（４ａ）上を滑動するように配置される。ただし、この
ベルト通しは他のタイプでも可能である。

【００２８】 図１０に示すように、調整および鎖錠ループ（５）は、異なる形状を有し、バ
ンド（４）の自由ストランド（４ｃ）は、調整されるためのストランド（４ａ、
４ｃ）の上方に配置される。

【００２９】 さらに、有効長（Ｌｕ）を制限するための制限機構（ＯＬ）は、調整機構（Ｏ
ＲＦ）を形成する部品と同じ部品で構成しないことも可能である。たとえば、図
１１に示されている好ましい実施形態の変形形態によれば、制限機構は、二次ル
ープ（１１）によって形成され、前記ループは、第１の捕捉機構を形成する握り
部分（２）を、バンド（４）の一端に連結し、しかも調整可能にすることができ
、一方、一重のバンド部分（４ｂ）と二重のバンド部分（４ａ）の間でバンドの
有効長を分けるための調整機構（ＯＲＦ）は、従来タイプ（１２）の調整ループ
によって構成され、そのループ上に、バンドの他端（４）が固定される。こうし
て、二次ループ（１１）は、不要になってしまうバンドの部分（４ｃ）を取り除
くことができるように、一重に配置されたバンド（４ｂ）のストランドに沿って
捕捉機構（２）の部分を調整し、鎖錠できるようにする。

【００３０】 さらに、体操器具（１）および調整手段は、有利には、二重に配置されたスト
ランド（４ａ）とともに閉鎖されたループを形成することができ、その結果、使
用者は、このように形成されたループの内側に手足を通し、ループがさらに開く
ように応力を加えることによって訓練を行うことができる。

【００３１】 さらに、弾性バンド（４）は、その面上に、使用者が、訓練に適合し、再現可
能な方法で体操器具を位置決めするまたは調整することができるための、ここに
は図示されていないマークまたは印を付すことができる点に留意されたい。

【００３２】 当然のことながら、本発明は、例として示した上述の実施形態に限定されるも
のではなく、あらゆる同等の技術、ならびにそれらの組み合わせを含む。

【図面の簡単な説明】

【図１から図１１】 体操およびリハビリテーション器具の様々な実施形態およびそれらの変形形態
を示す。

【図１】 受動的な位置にある本発明による体操器具の透視図である。

【図２ａから図４ｂ】 使用者が筋肉強化を要求する様々な筋肉強化の訓練法を示す。

【図２ａおよび２ｂ】 下肢の筋肉強化の訓練法を示す図である。

【図３ａおよび３ｂ】 上肢の筋肉強化の訓練法を示す図である。

【図４ａおよび４ｂ】 腹筋強化の訓練法を示す図である。

【図５および図６】 体操器具の第１の実施形態を示す。

【図５】 体操器具とその調整を概略的に示す側面図である。

【図６】 体操器具の調整ループの縦方向断面図である。

【図７および図９ａ】 体操器具の好ましい実施形態を示す。

【図７】 体操器具の透視図である。

【図８ａおよび８ｂ】 弾性復元手段の同一長さについて、器具の力の調整の２つの位置を概略的に示
す側面図である。

【図８ｃおよび８ｄ】 同一の復元力について、長さの種々の調整の２つの位置を概略的に示す側面図
である。

【図９ａ】 体操器具の調整機構の横断面図である。

【図９ｂ】 本発明の体操器具の調整機構の変形形態を示す図９ａに類似の図である。

【図１０および図１１】 本発明による体操器具の好ましい実施形態の変形形態を示す。

【図１０】 体操器具の変形形態を概略的に示す側面図である。

【図１１】 体操器具の第２の変形形態を示す図１０に類似の図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｈ 1/02 Ａ６１Ｈ 1/02 Ｎ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｒ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 種々の筋肉の強化および／またはリハビリテーションのため
   の体操器具（１）であって、捕捉機構（２、３）の間に配置された弾性復元手段
   （ＭＲＥ）を有するタイプのものがあり、弾性復元手段（ＭＲＥ）の復元力（Ｆ
   ）を調整する手段（ＭＲＦ）と、弾性復元手段（ＭＲＥ）の長さ（Ｌ１）を調整
   する手段（ＭＲＬ）とを有することを特徴とする体操器具（１）。
2. 【請求項２】 弾性復元手段（ＭＲＥ）が全長（Ｌ２）の弾性バンド（４）
   によって構成され、長さの調整手段（ＭＲＬ）が、弾性復元手段（ＭＲＥ）を構
   成するために使用される長さである、有効長（Ｌｕ）を短縮することを可能にす
   る制限機構（ＯＬ）を有することを特徴とする請求項１に記載の体操器具（１）
   。
3. 【請求項３】 弾性復元手段（ＭＲＥ）が弾性バンド（４）で構成され、力
   の調整手段（ＭＲＦ）が、弾性復元手段（ＭＲＥ）の長さ（Ｌ１）の全体または
   一部を形成する長さ（Ｌｄ）において二重に弾性バンド（４）を配置することが
   できる調整機構（ＯＲＦ）を備えることを特徴とする前記請求項のいずれか一項
   に記載の体操器具（１）。
4. 【請求項４】 長さ調整手段（ＭＲＬ）および力の調整手段（ＭＲＦ）が、
   それらの長さ（Ｌ１）の調整とは無関係に弾性復元手段（ＭＲＥ）の復元力（Ｆ
   ）の調整およびその逆を可能にすることを特徴とする請求項２および３に記載の
   体操器具（１）。
5. 【請求項５】 弾性復元手段（ＭＲＥ）が、第１の捕捉機構（２）を固定さ
   せるように支持する弾性バンド（４）で構成され、第２の捕捉機構（３）は、弾
   性バンドの全体または一部に沿って移動可能に配置されることを特徴とする前記
   請求項のいずれか一項に記載の体操器具（１）。
6. 【請求項６】 第２の捕捉機構（３）が、二重に配置された弾性バンドの部
   分（４ａ）上に移動可能に配置されることを特徴とする請求項４および５に記載
   の体操器具（１）。
7. 【請求項７】 調整機構（ＯＲＦ）が、調整および鎖錠用ループ（５）によ
   って構成されることを特徴とする請求項３および請求項４から６のいずれか一項
   に記載の体操器具（１）。
8. 【請求項８】 制限機構（ＯＬ）が、調整および鎖錠ループ（５）によって
   構成されることを特徴とする請求項２および７に記載の体操器具（１）。
9. 【請求項９】 調整および鎖錠ループ（５）が、ケース（１５）上に取付け
   られた軸回転レバー（８）によって形成され、そのケースの内側を、レバー（８
   ）の先端によってケース（１５）の支承面（９）に対して制動されるように弾性
   バンド（４）の１本または複数のストランド（４ａ、４ｂ、４ｃ）が通ることを
   特徴とする請求項７または８に記載の体操器具（１）。