JP2002527645A - 繊維と粉体のウェブ状製品の製造プラント - Google Patents

繊維と粉体のウェブ状製品の製造プラント

Info

Publication number
JP2002527645A
JP2002527645A JP2000577351A JP2000577351A JP2002527645A JP 2002527645 A JP2002527645 A JP 2002527645A JP 2000577351 A JP2000577351 A JP 2000577351A JP 2000577351 A JP2000577351 A JP 2000577351A JP 2002527645 A JP2002527645 A JP 2002527645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
forming head
forming
sap
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000577351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4488624B2 (ja
Inventor
シュレンセン,エルムガルド,ビルゲル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
M&J Fibretech AS
Original Assignee
M&J Fibretech AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8102900&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002527645(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by M&J Fibretech AS filed Critical M&J Fibretech AS
Publication of JP2002527645A publication Critical patent/JP2002527645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4488624B2 publication Critical patent/JP4488624B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/407Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties containing absorbing substances, e.g. activated carbon
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/15577Apparatus or processes for manufacturing
    • A61F13/15617Making absorbent pads from fibres or pulverulent material with or without treatment of the fibres
    • A61F13/15658Forming continuous, e.g. composite, fibrous webs, e.g. involving the application of pulverulent material on parts thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/70Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres
    • D04H1/72Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres the fibres being randomly arranged
    • D04H1/732Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres the fibres being randomly arranged by fluid current, e.g. air-lay

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 空気透過性で略水平に操業される走行エンドレスフォーミングワイヤ(2)上に繊維と粉体(24)のエアー搬送ウェブを走行時に液体を使用しないで形成するプラント(1)が開示される。本発明は、(フォーミングワイヤ(2)の下方に位置せしめられた)サクションユニット(5)と(フォーミングワイヤ(2)の上方に位置せしめられた)多孔基板(9)を底部に備えたフォーミングヘッド(8);繊維供給源(10)から空気流により繊維を供給する繊維供給ダクト(11)及び粉体供給源(12)からフォーミングヘッドに空気流により粉体を供給する粉体供給ダクト(13)を具備する。粉体は粉体供給ダクト(12)に接続された別個の粉体ディストリビュータ(28)を通してハウジングに添加され、そこから粉体は製品に均一かつ均質に分散される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は、空気透過性で略水平に操業される走行エンドレスフォーミングワ
イヤ上に繊維と例えば高吸収性粉体のエアー搬送(air-laid)ウェブを形成する
ために使用するプラントに関する。本発明はまたフォーミングワイヤの下方に位
置せしめられたサクションユニットとフォーミングワイヤ上に位置せしめられた
多孔基板を有するフォーミングヘッドと;繊維供給源からフォーミングヘッドに
空気流によって繊維を供給する少なくとも一本の繊維フィードダクトと;粉体供
給源からフォーミングヘッドに空気流によって粉体を供給する少なくとも一本の
粉体供給ダクトを含む。
【0002】 高吸収性粉体SAPは液体を吸収するようにされた製品に非常に広く使用され
ている。かかる製品には例えば生理用ナプキン、紙オムツ及び失禁製品が含まれ
、これら全てエアー搬送プロセスを使用して製造されるのが最善である。過去数
年間にエアー搬送プロセスの間で直接SAPを添加することが一般的になった。
該方法は、フォーミングプロセスが空気の助けだけを借りて起こるので、すなわ
ちSAPを不用意に活性化させうる液体を使用しないので、特に好適である。
【0003】 SAPは繊維(通常0.9−1.3)より高密度で、糖(100−800ミク
ロンの粒径)と同じ粘稠度を有している。これが、フォーミングヘッドに繊維が
分散されるとSAPが繊維よりも更に短い時間フォーミングヘッド中に残る原因
である。 更に、SAPは粉体であるので、従来からフォーミングヘッドに粉体を不規則
にかつランダムに分散させる空気ジェット流でフォーミングヘッド中に吸引され
ている。 これらの特徴が重なった結果、最終製品中におけるSAPの分布が不均一でか
つ不均質になる。
【0004】 本出願人の欧州特許出願第94103336.7−2314号は、走行中にフ
ォーミングヘッドの多孔基板を横切って繊維を掃き出す翼列を備えたフォーミン
グヘッドを記載している。翼列は、フォームワイヤ上に載せられた材料中に繊維
が特に均等かつ一様に分布するようにするために、マシン方向に対して僅かにあ
る角度を持って位置せしめられている。 この改良されたフォーミングヘッドによってさえ最終製品中において満足でき
る程度に均一で均質な分布を達成することは不可能であることが分かった。繊維
とSAPの断面の分布は通常は、繊維+/−3%、SAP+/−7%である。 しかし、SAPが最適な効果を持たねばならない場合、SAPは製品に正確に
かつ均質に分散させられなければならない。 そうでないと、製品がSAPを最適に同化することができず、液体を吸収する
製品の能力が低減することになる。
【0005】 本発明の目的は、従来よりも粉体のより均一でより均質な分散を達成すること
ができる上述した種類のプラントを提供することにある。 本発明の第2の目的は、最終製品中のSAPのような粉体の濃度を従来よりも
より容易に高くすることができる上述した種類のプラントを提供することにある
。 本発明の第3の目的は、フォーミングヘッド内の指定された場所にSAPのよ
うな粉体を容易に配することができる上述した種類のプラントを提供することに
ある。 本発明について新規で特徴的な点は、粉体供給ダクトに付設された別個の粉体
ディストリビュータを経由して粉体がハウジングに添加されることである。これ
は、フォーミングヘッド内又はその予め指定された領域中に粉体が一様かつ均一
に分散されることを確実にする。
【0006】 簡単で効果的な実施態様では、粉体ディストリビュータは、基部、粉体供給ダ
クトに接続された粉体流入ダクト、及びフォーミングヘッドに接続された複数の
粉体流出ダクトを備えたパイプ状のハウジングとして構成することができる。 粉体を含む空気ジェット流は繊維供給ダクトからパイプ状のハウジング中に流
入する。基部に達すると、空気ジェット流は複数のより細かなジェット流に分け
られ、その各々が別個の粉体流出ダクトを通過して流れる。 基部の内側が漏斗状である場合は空気ジェット流の分布はより均一でより一様
である。同時に、パイプ状のハウジングと粉体流出口の間の遷移部分における流
れ抵抗が低減される。 調節可能な通気口が粉体流出口の内部に設けられるか、粉体流出口に取り付け
られた場合、フォーミングヘッドの所望の領域に粉体を向けることが可能になる
【0007】 可能な一実施態様では、粉体ディストリビュータはフォーミングヘッドの外側
に配設され、粉体流出ダクトは別個の空気流入口を経由して粉体ディストリビュ
ータに接続されている。空気流入口は、フォーミングヘッド中に繊維を空気で吹
き込むことによる粉体流の乱れができるだけ少なくなるフォーミングヘッドの繊
維流入領域の直ぐ下で終端することが望ましい。 こうした場合、粉体ディストリビュータは、主として、垂直方向は、空気ジェ
ット流が粉体を上方に向かわせる、すなわち重力に抗して移送するように最も上
の基部に位置せしめられている。
【0008】 第2の実施態様では、粉体ディストリビュータは、空気ジェット流が重力と同
じ方向に作用するようにフォーミングヘッドに基部を下方に向けて配置すること
ができる。この構成では、粉体供給路のレイアウトが特に簡単で、粉体流出口が
フォーミングヘッドに直接にあるいは短い空気流入口を通じて粉体を移送するこ
とができる。 粉体はまた多孔基板の予め指定された領域に粉体を徐々に投じる供給ローラを
備えた粉体ドージング(投入)装置によりフォーミングヘッド内に直線状に直接
分散させることができる。 フォーミングヘッドが回転翼列により作動するタイプのものである場合、これ
らの翼部の直ぐ上で粉体の投入がなされることが好適となる。 フォーミングヘッドが、回転ドラムの多孔壁を経由して繊維が分散される種類
のものである場合、ドラムに加えられる繊維と粉体が効率的に混合されるように
これらのドラムに近い領域かドラムの内部において粉体の投入がなされるのが好
ましい。
【0009】 本発明を以下に説明する。可能な実施態様の例は図面を参照して説明する。 以下、プラントは繊維と高吸収性粉体SAPのウェブを形成するために使用さ
れ、フォーミングヘッドは、走行時に、回転翼によりフォーミングヘッドの多孔
基板に沿って繊維とSAPを分散させる種類のものであると仮定する。 図1は、参照番号1が付された従来のプラントを示す。このプラント1の主要
構成部分は、操業時にローラ3上を走行するエンドレスの空気透過性フォーミン
グワイヤ2;(フォーミングワイヤの上方部分4の下部に設けられた)サクショ
ンボックス5とサクションパイプ7を経由してサクションボックスに負圧を生じ
させる隣接する真空ポンプ6;多孔基板9を備えた(フォーミングワイヤの上に
設けられた)フォーミングヘッド8;繊維供給ダクト11によりフォーミングヘ
ッドに接続された繊維供給源10;及び粉体供給ダクト13によりフォーミング
ヘッドに接続されたSAP供給源12である。
【0010】 この場合、繊維供給源10は繊維のストックパイル15から原料を受け入れる
通常のデファイブレータ14を具備している。ベンチレータ16が空気ジェット
流中の離解繊維を繊維供給路11を経由してフォーミングヘッド8に送る。この
工程の間に空気がデファイブレータから吸引され、空気パイプ17を経由して置
換空気と置換される。 SAP供給源12はサイロ18を含み、その中のSAPは、プラントが操業さ
れると、所望の重量のSAPが計量セル20によって連続的に計量されるコンベ
ヤ19に移送される。SAPは粉体供給ダクト13に回転スルース21を介して
輸送され、粉体供給ダクトを通過してフォーミングヘッド8までベンチレータ2
2によりブロー移送される。
【0011】 プラントが操業されているとき、フォーミングヘッドに同時に吸引される繊維
とSAPが重力とサクションボックス5のサクションの両方の作用によりフォー
ミングヘッドの基部9に向かって下方に移送され、図示した場合にはフォーミン
グヘッドの多孔基板9上に落下材料のジェット流を送る。材料は多孔基板の上に
わたって均一に分布せしめられ、同時にフォーミングヘッド8とサクションボッ
クス5の差圧により基部の開口を通過して徐々に吸引される一方、新しい材料が
繊維供給ダクト11と粉体供給ダクト13を経由してフォーミングヘッド内に同
じ速度で供給される。 そして、殆どの材料がフォーミングワイヤ2の上側に、典型的には、繊維又は
SAPにより別個に形成されたものよりも細かなメッシュの形態のウェブ24を
形成する。フォーミングワイヤ4の上方部分は矢印で示された方向に走行し、こ
のようにして形成されたウェブ24をプロセスの後の段階(図示せず)に輸送す
る。
【0012】 SAPはフォーミングヘッドに入るジェット流に近いものに吸引されるので、
非常に不規則な分布となる。更に、SAPの密度は繊維の密度よりも有意に大き
いので、SAPは底部まで比較的速やかに落下する。また、密度の差異のため、
翼部が繊維とSAPを基部にわたって等しく分散させず、SAPが繊維よりも多
孔基板の開口を容易に通過するようになる。これらの条件下では、ウェブ24中
のSAPは不均一で不均質であり、よって最終製品の品質は最適ではない。 製造中に、夾雑物(nits)、すなわち離解材料中のノットが、フォーミングヘ
ッド8への輸送中又はそこで生じるプロセス中に、デファイブレータ14での不
完全な離解の結果として形成される。
【0013】 これらの夾雑物は最終製品の品質を低下させるので、ベンチレータ25により
フォーミングヘッドから取り出されるが、このベンチレータは、デファイブレー
タ14にフォーミングヘッド8の後端(マシンの方向に対して)を接続する夾雑
物リターンダクト26に挿入されている。 本発明に係るこのプラントでの繊維の分散は夾雑物の取り出しのないプラント
においても同程度に効率的であることに留意されるべきである。
【0014】 図2は本発明に係るプラント27の第1の実施態様を示している。プラントは
図1に示した従来のプラントと主として同じであり、よって同一の部分には同じ
参照番号を付与する。 この場合、粉体供給ダクト13に挿入される粉体ディストリビュータ28は概
略的に示されているに過ぎない。その粉体を内部に含む粉体ディストリビュータ
内の主要な空気ジェット流は複数の細かな空気ジェット流に分かれ、それぞれが
別個の粉体流入ダクト29を通過してフォーミングヘッド内に吸引される。
【0015】 図2は粉体流入ダクトを一本だけ示している。しかし、通常は幾本かの流入ダ
クトがあり、それぞれがフォーミングヘッドのそれ自身の指定された所望の領域
に向けられている。 この目的のために、図2及び図3に示されるように、フォーミングヘッドには
複数のブッシング30が設けられ、その各々中に粉体流入ダクトが挿入されてい
る。図3では流入ダクト29はブッシングを通して下方に挿入されている(二重
環で印したもの)。残りのブッシングはカバー(図示せず)によって閉止されて
いる。
【0016】 図2において、粉体流入ダクト29が空になり、繊維供給ダクト11からの空
気がフォーミングヘッド中にブロー流入する乱流領域に入る。SAPを含む微細
な空気のジェット流が比較的静かな空気の中にダクト29から流入する。これに
より、空気の微細なジェット流をフォーミングヘッド内の戦略的に正しい場所に
正確に向けることができる。 図4a、b、c及びdは流入ダクトの口部に対する可能な形状の例を示してい
る。 図4aでは、粉体流入ダクト29はSAP含有空気の微細ジェット流をフォー
ミングヘッドに水平か対角線状に送る下方曲部31を有している。この構造は、
空気流が壁部から離れる方向に流れてフォーミングヘッド中のSAPの不均一な
分布を回避するので、フォーミングヘッドの内壁に近接して流入ダクトが配置さ
れている場合に有利である。同時に空気の流入ジェット流の方向を操業中に調節
することができる。
【0017】 図4bでは空気ジェット流は角度がついた邪魔板32により二つに分けられる
。流入ダクトが回転翼23の列の直接上に配置されている場合、SAPは材料中
に直接吹き込み、関連した翼列の両側の多孔基板9の上を流れる。 図4cに示す口部は2列の翼間に真っ直ぐに下方にSAPを吸引するのに適し
ている。 図4dは、この特別な場合では、基部上を流れる材料に特定の量のSAPが添
加されることになる多孔基板の領域に向けて微細な空気ジェット流を向けるよう
に設計された対角状の邪魔板33を備えている口部形状を示している。空気ジェ
ット流の方向はマシンの操業中に調節することができる。すなわち、ジェット流
は他の領域に向けることができる。
【0018】 流入ダクトの幾本か又は全てには各流入ダクトを通る空気ジェット流の容積を
調節するためのバルブが設けられている。該バルブは通常は電磁的にあるいは油
圧又は空気圧シリンダによって作動されるダンパーである。該バルブにより、操
業中においてフォーミングヘッドへの粉体搬送エアーのパターンを精確に制御し
、一定に調節することができる。 上述したように、従来にあってはSAPは制御されないで不均一にフォーミン
グヘッドに吸引され、これは製品中のSAPの分布が程度の差はあれランダムで
不均一であり、よって製品の品質が低下することを意味する。本発明に係る上述
の粉体分散プラントを用いて、流入するジェット流を制御し、製品において必要
とされる場所に正確にSAPを位置させることができ、製品の特性と原材料の組
成を最適化することができる。製品は精確で均一なSAP分布を持つ最適な高品
質を達成し、製品はより一様に機能し、SAPの消費が最適化される。
【0019】 任意の好適な技術を用いて、繊維供給ダクト11中の空気の主ジェット流を空
気の細かなジェット流に分けることができ、そのジェット流がついで空気流入ダ
クト29を経由してフォーミングヘッド中に制御されて吸引される(上述のとお
り)。 しかし、図5は粉体ディストリビュータ34の好適な実施態様を示す側方断面
図である。この粉体ディストリビュータはフード36を備えたパイプ35の形態
をとり、パイプの回りに強固に嵌合されたスカート部37とパイプの端部を閉止
する基部38を有する。パイプの内部はファネル(煙突状部)39として作用す
る。複数の粉体流出口40が粉体ディストリビュータの周部から外方に延びてい
る。各粉体流出口40は、基部の空気ファネル部39に近いフードのケーシング
を対角状に通過して流入するノズル41と孔部42を具備する。
【0020】 パイプ35の開口端43は繊維供給ダクト11(図示せず)に接続され排出ノ
ズル40の各々はそれ自身の流入ダクト29(図示せず)を経由してフォーミン
グヘッドに接続されている。 操業中は、繊維供給ダクト11からの空気の主ジェット流が粉体ディストリビ
ュータパイプ35内に流れ込む。基部39に当たると、主空気ジェット流は複数
の同一の微細な空気ジェット流に分けられ、それぞれが別個の粉体排出口40に
流れ出て、そこからそれ自身の流入ダクトを経由してフォーミングヘッドの指定
された領域に流れ込む。
【0021】 パイプ35の内部表面は44のように不均一である。不均一な表面により、等
しい特定の量のSAPが粉体流出口及び流入ダクトの細かな空気ジェット流に含
まれるようにジェット空気流中にSAPを均一かつ均質に懸濁させ、乱流を主空
気ジェット流に生じさせる。 主に、粉体ディストリビュータのパイプの軸線は、重力が様々な粉体流出口の
間の粉体の分布に対して影響を与えないように、垂直である。更に、粉体ディス
トリビュータの基部はフォーミングヘッドの外部か内部の何れかに位置せしめら
れ、その基部を上面としても底面としてもよい。
【0022】 殆どの部分において、図6に示されたプラントは図2に示されたプラントに対
応しており、同一な部品には同じ参照番号が付与されている。図6はその基部を
底面にしてフォーミングヘッド8内に位置せしめられた図5に示した種類の2基
の粉体ディストリビュータ34の概略図を示す。フォーミングヘッド内に粉体デ
ィストリビュータを収容することはフォーミングヘッド内の空間の最適な利用を
意味し、繊維供給ダクト11への接続が簡単で効率的である。他の利点は、短い
流入ダクトを取り付けることができる粉体流出口を通って粉体がフォーミングヘ
ッド内に直接供給されることである。
【0023】 図7に示したプラントもまたその大部分が図2に示されたプラントに対応して
おり、同一の部品には同じ参照番号が付与されている。図7は、フォーミングヘ
ッド46の開放部分の上に、この場合は(マシンの方向に対して)後方端に位置
する2列の回転翼23の間の空間に近接して取り付けられた既存のSAPドージ
ング装置45の形態の粉体ディストリビュータを示している。回転供給ローラは
、種蒔き機のように作動するが、マシンの方向に直角に走る線に沿ってSAPを
分散させる。 この概念により、非常に高い精度のSAPの分散が可能になる。また、磨滅を
生じるデファイブレータに移送されるSAPの量を低減できる。
【0024】 SAPドージング装置は縦方向か対角線状に、また開放部分ではなくフォーミ
ングハウジングの密封セクションに設けることもできる。 本発明は、SAP投入装置45をフォーミングハウジングの何れの場所にも取
り付けることができることを保証する。図7において、SAP投入装置は、回転
翼によって多孔基板の上に繊維とSAPを分散させるタイプのフォーミングヘッ
ドに取り付けられており、SAPドージング装置は好適には繊維が分散される領
域に近接した領域に設けることができる。
【0025】 図7に示したプラントでは、フォーミングヘッドの後に、フォーミングヘッド
46の直ぐ下の領域においてフォーミングワイヤ上に既に形成されたウェブの上
部にSAPの層を投入するために第2のSAP投入装置が設けられている。第2
のフォーミングヘッドがSAP層の上に更なるウェブを形成するように設けられ
ている場合、得られる製品は中央の層に余分な濃度のSAPを有しており、これ
は多くの目的に対して好適である。 繊維が回転ドラムの多孔基板を通して分散させられる幾つかのエアー搬送フォ
ーミングヘッド(図示せず)がある。この場合は、ドラムに非常に近い領域又は
その内部にSAPドージング装置を設けると、SAPをドラムにおいて繊維と混
合することが可能になる。
【0026】 上において、本発明を、製品中に分散させられる物質がSAPであると仮定し
て説明した。しかし、本発明の所定のプラントを、ウェブ形成繊維製品に均一か
つ均質に任意の他の種類の粉体又は粒状材料を分散させるために使用することが
できることは言うまでもない。 更に、上述したもの以外の種類のフォーミングヘッドの使用もまた本発明の範
囲内にあることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
持つ従来のプラントの概略図である。
【図2】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
持つ本発明に係るプラントの第1の実施態様の概略図である。
【図3】 上から見た図2のフォーミングヘッドを示す。
【図4】 図4a、b、c、dは図2のプラント用の流入ダクトに対する4
種の異なった構造の側面図である。
【図5】 図2に示されたプラントの粉体ディストリビュータの側方断面図
である。
【図6】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
有する本発明に係るプラントの第2の実施態様の概略図である。
【図7】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
有する本発明に係るプラントの第3の実施態様の概略図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月9日(2000.10.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 繊維と粉体のウェブ状製品の製造プラント
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) この発明は、空気透過性で略水平に操業される走行エンドレスフォーミングワ
イヤ上に繊維と粉体のエアー搬送(air-laid)ウェブを形成するために使用する
プラントに関する。本発明はまたフォーミングワイヤの下方に位置せしめられた
サクションユニットとフォーミングワイヤ上に位置せしめられた多孔基板を有す
るフォーミングヘッドと;繊維供給源からフォーミングヘッドに空気流によって
繊維を供給する少なくとも一本の繊維フィードダクトと;粉体供給源からフォー
ミングヘッドに空気流によって粉体を供給する少なくとも一本の粉体供給ダクト
を含む。
【0002】 高吸収性粉体SAPのような粉体は液体を吸収するようにされた製品に非常に
広く使用されている。かかる製品には例えば生理用ナプキン、紙オムツ及び失禁
製品が含まれ、これら全てエアー搬送プロセスを使用して製造されるのが最善で
ある。過去数年間にエアー搬送プロセスの間で直接SAPを添加することが一般
的になった。該方法は、フォーミングプロセスが空気の助けだけを借りて起こる
ので、すなわちSAPを不用意に活性化させうる液体を使用しないので、特に好
適である。
【0003】 SAPは繊維(通常0.9−1.3)より高密度で、糖(100−800ミク
ロンの粒径)と同じ粘稠度を有している。これが、フォーミングヘッドに繊維が
分散されるとSAPが繊維よりも更に短い時間フォーミングヘッド中に残る原因
である。 更に、SAPは粉体であるので、従来からフォーミングヘッドに粉体を不規則
にかつランダムに分散させる空気ジェット流でフォーミングヘッド中に吸引され
ている。 これらの特徴が重なった結果、最終製品中におけるSAPの分布が不均一でか
つ不均質になる。
【0004】 本出願人の欧州特許出願第94103336.7−2314号は、走行中にフ
ォーミングヘッドの多孔基板を横切って繊維を掃き出す翼列を備えたフォーミン
グヘッドを記載している。翼列は、フォームワイヤ上に載せられた材料中に繊維
が特に均等かつ一様に分布するようにするために、マシン方向に対して僅かにあ
る角度を持って位置せしめられている。 この改良されたフォーミングヘッドによってさえ最終製品中において満足でき
る程度に均一で均質な分布を達成することは不可能であることが分かった。繊維
とSAPの断面の分布は通常は、繊維+/−3%、SAP+/−7%である。 しかし、SAPが最適な効果を持たねばならない場合、SAPは製品に正確に
かつ均質に分散させられなければならない。 そうでないと、製品がSAPを最適に同化することができず、液体を吸収する
製品の能力が低減することになる。 国際公開96/07792号から、例えばSAPのような粉体を含有するエア
ー搬送ウェブを製造する方法とシステムが知られている。該システムは、多孔性
フォーミングワイヤとフォーミングワイヤ上に設けられた2つのフォーミングヘ
ッドを具備している。繊維材料はフォーミングヘッド内にワイヤ幅にわたって分
散させられる。粉体ディスペンサがフォーミングヘッドから移送されるウェブの
全幅にわたって粉体を撒くために使用される。上記フォーミングヘッドの各々は
底部のないボックスである。一実施態様では、二つの多孔性ドラムがボックスに
配設されている。操業においては、同時にドラムの多孔壁部を通じて繊維が排出
されるように回転されるドラムに繊維流が供給される。粉体がフォーミングワイ
ヤ上又はドラム内に直接撒かれるので、重い粉体が軽い繊維よりも早くウェブま
で落下するようになり、満足できる均一かつ均質な粉体の混合を達成することが
できない。 国際公開96/10663号から、ウェブ形成製品を乾燥製造するプラントと
プロセスが知られている。プラントは互いに上下に重ねて配置された3基のフォ
ーミングヘッドを有している。各フォーミングヘッドは、下にあるフォーミング
ヘッドの天井部を構成する多孔基部を有している一方、下方のフォーミングヘッ
ドの天井部はフォーミングワイヤの上に直接配置されている。操業においては、
粉体は上方のフォーミングヘッド中に流入する空気流中にあり、ここからこのフ
ォーミングヘッドの多孔底部を通って中間のフォーミングヘッドまで連続的に通
過する。熱結合性繊維が下方のフォーミングヘッド中に流入する第3の空気流中
にあり、粉体、セルロース繊維及び熱結合性繊維は、ここからフォーミングワイ
ヤ上までこのフォーミングヘッドの多孔基部を連続的に通過する。このように、
粉体は一つの空気流ではフォーミングヘッドに供給され繊維と混合されず、これ
は他の空気流で同じフォーミングヘッドまで供給される。従って、上述した異な
った繊維と粉体の混合では、満足できる均一で均質な構造を持ったウェブは得ら
れない。その上、粉体は従来の方法で上方のフォーミングヘッド中にブローされ
るので、この工程で既に粉体の不均一な分散を引き起こす。また、フォーミング
ワイヤの上部に至る前に3つ全ての多孔基部を通過する必要があるので、高濃度
の粉体を含有するウェブを製造することはできない。
【0005】 本発明の目的は、従来よりも粉体のより均一でより均質な分散を達成すること
ができる上述した種類のプラントを提供することにある。 本発明の第2の目的は、最終製品中のSAPのような粉体の濃度を従来よりも
より容易に高くすることができる上述した種類のプラントを提供することにある
。 本発明の第3の目的は、フォーミングヘッド内の指定された場所にSAPのよ
うな粉体を容易に配することができる上述した種類のプラントを提供することに
ある。 本発明による新規で特徴的な点は、粉体供給ダクト(13)に挿入され、該ダ
クト(チャンネル)中の粉体を含有する主空気流を、それぞれがフォーミングヘ
ッドに吸引される複数の細かな空気ジェット流に分けるように配設された粉体デ
ィストリビュータ(28;34;45)を経由して粉体がハウジングに添加され
ることである。これは、フォーミングヘッド内又はその予め指定された領域中に
粉体が一様かつ均一に分散されることを確実にする。
【0006】 簡単で効果的な実施態様では、粉体ディストリビュータは、基部、粉体供給ダ
クトに接続された粉体流入ダクト、及びフォーミングヘッドに接続された複数の
粉体流出ダクトを備えたパイプ状のハウジングとして構成することができる。 粉体を含む空気ジェット流は繊維供給ダクトからパイプ状のハウジング中に流
入する。基部に達すると、空気ジェット流は複数のより細かなジェット流に分け
られ、その各々が別個の粉体流出ダクトを通過して流れる。 基部の内側が漏斗状である場合は空気ジェット流の分布はより均一でより一様
である。同時に、パイプ状のハウジングと粉体流出口の間の遷移部分における流
れ抵抗が低減される。 調節可能な通気口が粉体流出口の内部に設けられるか、粉体流出口に取り付け
られた場合、フォーミングヘッドの所望の領域に粉体を向けることが可能になる
【0007】 可能な一実施態様では、粉体ディストリビュータはフォーミングヘッドの外側
に配設され、粉体流出ダクトは別個の空気流入口を経由して粉体ディストリビュ
ータに接続されている。空気流入口は、フォーミングヘッド中に繊維を空気で吹
き込むことによる粉体流の乱れができるだけ少なくなるフォーミングヘッドの繊
維流入領域の直ぐ下で終端することが望ましい。 こうした場合、粉体ディストリビュータは、主として、垂直方向は、空気ジェ
ット流が粉体を上方に向かわせる、すなわち重力に抗して移送するように最も上
の基部に位置せしめられている。
【0008】 第2の実施態様では、粉体ディストリビュータは、空気ジェット流が重力と同
じ方向に作用するようにフォーミングヘッドに基部を下方に向けて配置すること
ができる。この構成では、粉体供給路のレイアウトが特に簡単で、粉体流出口が
フォーミングヘッドに直接にあるいは短い空気流入口を通じて粉体を移送するこ
とができる。 粉体はまた多孔基板の予め指定された領域に粉体を徐々に投じる供給ローラを
備えた粉体ドージング(投入)装置によりフォーミングヘッド内に直線状に直接
分散させることができる。 フォーミングヘッドが回転翼列により作動するタイプのものである場合、これ
らの翼部の直ぐ上で粉体の投入がなされることが好適となる。 フォーミングヘッドが、回転ドラムの多孔壁を経由して繊維が分散される種類
のものである場合、ドラムに加えられる繊維と粉体が効率的に混合されるように
これらのドラムに近い領域かドラムの内部において粉体の投入がなされるのが好
ましい。
【0009】 本発明を以下に説明する。可能な実施態様の例は図面を参照して説明する。 以下、プラントは繊維と高吸収性粉体SAPのウェブを形成するために使用さ
れ、フォーミングヘッドは、走行時に、回転翼によりフォーミングヘッドの多孔
基板に沿って繊維とSAPを分散させる種類のものであると仮定する。 図1は、参照番号1が付された従来のプラントを示す。このプラント1の主要
構成部分は、操業時にローラ3上を走行するエンドレスの空気透過性フォーミン
グワイヤ2;(フォーミングワイヤの上方部分4の下部に設けられた)サクショ
ンボックス5とサクションパイプ7を経由してサクションボックスに負圧を生じ
させる隣接する真空ポンプ6;多孔基板9を備えた(フォーミングワイヤの上に
設けられた)フォーミングヘッド8;繊維供給ダクト11によりフォーミングヘ
ッドに接続された繊維供給源10;及び粉体供給ダクト13によりフォーミング
ヘッドに接続されたSAP供給源12である。
【0010】 この場合、繊維供給源10は繊維のストックパイル15から原料を受け入れる
通常のデファイブレータ14を具備している。ベンチレータ16が空気ジェット
流中の離解繊維を繊維供給路11を経由してフォーミングヘッド8に送る。この
工程の間に空気がデファイブレータから吸引され、空気パイプ17を経由して置
換空気と置換される。 SAP供給源12はサイロ18を含み、その中のSAPは、プラントが操業さ
れると、所望の重量のSAPが計量セル20によって連続的に計量されるコンベ
ヤ19に移送される。SAPは粉体供給ダクト13に回転スルース21を介して
輸送され、粉体供給ダクトを通過してフォーミングヘッド8までベンチレータ2
2によりブロー移送される。
【0011】 プラントが操業されているとき、フォーミングヘッドに同時に吸引される繊維
とSAPが重力とサクションボックス5のサクションの両方の作用によりフォー
ミングヘッドの基部9に向かって下方に移送され、図示した場合にはフォーミン
グヘッドの多孔基板9上に落下材料のジェット流を送る。材料は多孔基板の上に
わたって均一に分布せしめられ、同時にフォーミングヘッド8とサクションボッ
クス5の差圧により基部の開口を通過して徐々に吸引される一方、新しい材料が
繊維供給ダクト11と粉体供給ダクト13を経由してフォーミングヘッド内に同
じ速度で供給される。 そして、殆どの材料がフォーミングワイヤ2の上側に、典型的には、繊維又は
SAPにより別個に形成されたものよりも細かなメッシュの形態のウェブ24を
形成する。フォーミングワイヤ4の上方部分は矢印で示された方向に走行し、こ
のようにして形成されたウェブ24をプロセスの後の段階(図示せず)に輸送す
る。
【0012】 SAPはフォーミングヘッドに入るジェット流に近いものに吸引されるので、
非常に不規則な分布となる。更に、SAPの密度は繊維の密度よりも有意に大き
いので、SAPは底部まで比較的速やかに落下する。また、密度の差異のため、
翼部が繊維とSAPを基部にわたって等しく分散させず、SAPが繊維よりも多
孔基板の開口を容易に通過するようになる。これらの条件下では、ウェブ24中
のSAPは不均一で不均質であり、よって最終製品の品質は最適ではない。 製造中に、夾雑物(nits)、すなわち離解材料中のノットが、フォーミングヘ
ッド8への輸送中又はそこで生じるプロセス中に、デファイブレータ14での不
完全な離解の結果として形成される。
【0013】 これらの夾雑物は最終製品の品質を低下させるので、ベンチレータ25により
フォーミングヘッドから取り出されるが、このベンチレータは、デファイブレー
タ14にフォーミングヘッド8の後端(マシンの方向に対して)を接続する夾雑
物リターンダクト26に挿入されている。 本発明に係るこのプラントでの繊維の分散は夾雑物の取り出しのないプラント
においても同程度に効率的であることに留意されるべきである。
【0014】 図2は本発明に係るプラント27の第1の実施態様を示している。プラントは
図1に示した従来のプラントと主として同じであり、よって同一の部分には同じ
参照番号を付与する。 この場合、粉体供給ダクト13に挿入される粉体ディストリビュータ28は概
略的に示されているに過ぎない。その粉体を内部に含む粉体ディストリビュータ
内の主要な空気ジェット流は複数の細かな空気ジェット流に分かれ、それぞれが
別個の粉体流入ダクト29を通過してフォーミングヘッド内に吸引される。
【0015】 図2は粉体流入ダクトを一本だけ示している。しかし、通常は幾本かの流入ダ
クトがあり、それぞれがフォーミングヘッドのそれ自身の指定された所望の領域
に向けられている。 この目的のために、図2及び図3に示されるように、フォーミングヘッドには
複数のブッシング30が設けられ、その各々中に粉体流入ダクトが挿入されてい
る。図3では流入ダクト29はブッシングを通して下方に挿入されている(二重
環で印したもの)。残りのブッシングはカバー(図示せず)によって閉止されて
いる。
【0016】 図2において、粉体流入ダクト29が空になり、繊維供給ダクト11からの空
気がフォーミングヘッド中にブロー流入する乱流領域に入る。SAPを含む微細
な空気のジェット流が比較的静かな空気の中にダクト29から流入する。これに
より、空気の微細なジェット流をフォーミングヘッド内の戦略的に正しい場所に
正確に向けることができる。 図4a、b、c及びdは流入ダクトの口部に対する可能な形状の例を示してい
る。 図4aでは、粉体流入ダクト29はSAP含有空気の微細ジェット流をフォー
ミングヘッドに水平か対角線状に送る下方曲部31を有している。この構造は、
空気流が壁部から離れる方向に流れてフォーミングヘッド中のSAPの不均一な
分布を回避するので、フォーミングヘッドの内壁に近接して流入ダクトが配置さ
れている場合に有利である。同時に空気の流入ジェット流の方向を操業中に調節
することができる。
【0017】 図4bでは空気ジェット流は角度がついた邪魔板32により二つに分けられる
。流入ダクトが回転翼23の列の直接上に配置されている場合、SAPは材料中
に直接吹き込み、関連した翼列の両側の多孔基板9の上を流れる。 図4cに示す口部は2列の翼間に真っ直ぐに下方にSAPを吸引するのに適し
ている。 図4dは、この特別な場合では、基部上を流れる材料に特定の量のSAPが添
加されることになる多孔基板の領域に向けて微細な空気ジェット流を向けるよう
に設計された対角状の邪魔板33を備えている口部形状を示している。空気ジェ
ット流の方向はマシンの操業中に調節することができる。すなわち、ジェット流
は他の領域に向けることができる。
【0018】 流入ダクトの幾本か又は全てには各流入ダクトを通る空気ジェット流の容積を
調節するためのバルブが設けられている。該バルブは通常は電磁的にあるいは油
圧又は空気圧シリンダによって作動されるダンパーである。該バルブにより、操
業中においてフォーミングヘッドへの粉体搬送エアーのパターンを精確に制御し
、一定に調節することができる。 上述したように、従来にあってはSAPは制御されないで不均一にフォーミン
グヘッドに吸引され、これは製品中のSAPの分布が程度の差はあれランダムで
不均一であり、よって製品の品質が低下することを意味する。本発明に係る上述
の粉体分散プラントを用いて、流入するジェット流を制御し、製品において必要
とされる場所に正確にSAPを位置させることができ、製品の特性と原材料の組
成を最適化することができる。製品は精確で均一なSAP分布を持つ最適な高品
質を達成し、製品はより一様に機能し、SAPの消費が最適化される。
【0019】 任意の好適な技術を用いて、繊維供給ダクト11中の空気の主ジェット流を空
気の細かなジェット流に分けることができ、そのジェット流がついで空気流入ダ
クト29を経由してフォーミングヘッド中に制御されて吸引される(上述のとお
り)。 しかし、図5は粉体ディストリビュータ34の好適な実施態様を示す側方断面
図である。この粉体ディストリビュータはフード36を備えたパイプ35の形態
をとり、パイプの回りに強固に嵌合されたスカート部37とパイプの端部を閉止
する基部38を有する。パイプの内部はファネル(煙突状部)39として作用す
る。複数の粉体流出口40が粉体ディストリビュータの周部から外方に延びてい
る。各粉体流出口40は、基部の空気ファネル部39に近いフードのケーシング
を対角状に通過して流入するノズル41と孔部42を具備する。
【0020】 パイプ35の開口端43は繊維供給ダクト11(図示せず)に接続され排出ノ
ズル40の各々はそれ自身の流入ダクト29(図示せず)を経由してフォーミン
グヘッドに接続されている。 操業中は、繊維供給ダクト11からの空気の主ジェット流が粉体ディストリビ
ュータパイプ35内に流れ込む。基部39に当たると、主空気ジェット流は複数
の同一の微細な空気ジェット流に分けられ、それぞれが別個の粉体排出口40に
流れ出て、そこからそれ自身の流入ダクトを経由してフォーミングヘッドの指定
された領域に流れ込む。
【0021】 パイプ35の内部表面は44のように不均一である。不均一な表面により、等
しい特定の量のSAPが粉体流出口及び流入ダクトの細かな空気ジェット流に含
まれるようにジェット空気流中にSAPを均一かつ均質に懸濁させ、乱流を主空
気ジェット流に生じさせる。 主に、粉体ディストリビュータのパイプの軸線は、重力が様々な粉体流出口の
間の粉体の分布に対して影響を与えないように、垂直である。更に、粉体ディス
トリビュータの基部はフォーミングヘッドの外部か内部の何れかに位置せしめら
れ、その基部を上面としても底面としてもよい。
【0022】 殆どの部分において、図6に示されたプラントは図2に示されたプラントに対
応しており、同一な部品には同じ参照番号が付与されている。図6はその基部を
底面にしてフォーミングヘッド8内に位置せしめられた図5に示した種類の2基
の粉体ディストリビュータ34の概略図を示す。フォーミングヘッド内に粉体デ
ィストリビュータを収容することはフォーミングヘッド内の空間の最適な利用を
意味し、繊維供給ダクト11への接続が簡単で効率的である。他の利点は、短い
流入ダクトを取り付けることができる粉体流出口を通って粉体がフォーミングヘ
ッド内に直接供給されることである。
【0023】 図7に示したプラントもまたその大部分が図2に示されたプラントに対応して
おり、同一の部品には同じ参照番号が付与されている。図7は、フォーミングヘ
ッド46の開放部分の上に、この場合は(マシンの方向に対して)後方端に位置
する2列の回転翼23の間の空間に近接して取り付けられた既存のSAPドージ
ング装置45の形態の粉体ディストリビュータを示している。回転供給ローラは
、種蒔き機のように作動するが、マシンの方向に直角に走る線に沿ってSAPを
分散させる。 この概念により、非常に高い精度のSAPの分散が可能になる。また、磨滅を
生じるデファイブレータに移送されるSAPの量を低減できる。
【0024】 SAPドージング装置は縦方向か対角線状に、また開放部分ではなくフォーミ
ングハウジングの密封セクションに設けることもできる。 本発明は、SAP投入装置45をフォーミングハウジングの何れの場所にも取
り付けることができることを保証する。図7において、SAP投入装置は、回転
翼によって多孔基板の上に繊維とSAPを分散させるタイプのフォーミングヘッ
ドに取り付けられており、SAPドージング装置は好適には繊維が分散される領
域に近接した領域に設けることができる。
【0025】 図7に示したプラントでは、フォーミングヘッドの後に、フォーミングヘッド
46の直ぐ下の領域においてフォーミングワイヤ上に既に形成されたウェブの上
部にSAPの層を投入するために第2のSAP投入装置が設けられている。第2
のフォーミングヘッドがSAP層の上に更なるウェブを形成するように設けられ
ている場合、得られる製品は中央の層に余分な濃度のSAPを有しており、これ
は多くの目的に対して好適である。 繊維が回転ドラムの多孔基板を通して分散させられる幾つかのエアー搬送フォ
ーミングヘッド(図示せず)がある。この場合は、ドラムに非常に近い領域又は
その内部にSAPドージング装置を設けると、SAPをドラムにおいて繊維と混
合することが可能になる。
【0026】 上において、本発明を、製品中に分散させられる物質がSAPであると仮定し
て説明した。しかし、本発明の所定のプラントを、ウェブ形成繊維製品に均一か
つ均質に任意の他の種類の粉体又は粒状材料を分散させるために使用することが
できることは言うまでもない。 更に、上述したもの以外の種類のフォーミングヘッドの使用もまた本発明の範
囲内にあることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
持つ従来のプラントの概略図である。
【図2】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
持つ本発明に係るプラントの第1の実施態様の概略図である。
【図3】 上から見た図2のフォーミングヘッドを示す。
【図4】 図4a、b、c、dは図2のプラント用の流入ダクトに対する4
種の異なった構造の側面図である。
【図5】 図2に示されたプラントの粉体ディストリビュータの側方断面図
である。
【図6】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
有する本発明に係るプラントの第2の実施態様の概略図である。
【図7】 繊維と粉体のエアー搬送ウェブを形成するフォーミングヘッドを
有する本発明に係るプラントの第3の実施態様の概略図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月9日(2001.4.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気透過性で、略水平に操業される走行エンドレスフォーミ
    ングワイヤ(2)上に繊維(24)と例えば高吸収性粉体のエアー搬送ウェブを
    液体を使用しないで走行時に形成し、フォーミングワイヤ(2)の下方に位置せ
    しめられたサクションユニット(5)と、フォーミングワイヤ(2)の上方に位
    置せしめられた多孔基板(9)を備えたフォーミングヘッド(8)と;繊維供給
    源(10)からフォーミングヘッドに空気流により繊維を供給する少なくとも一
    本の繊維供給ダクトと;粉体供給源(12)からフォーミングヘッドに空気流に
    より粉体を供給する少なくとも一本の粉体供給ダクト(13)を具備するプラン
    ト(1)において、粉体が、粉体供給ダクト(13)に接続された別個の粉体デ
    ィストリビュータ(28)を通してフォーミングヘッドに添加されることを特徴
    とするプラント。
  2. 【請求項2】 粉体ディストリビュータ(34)が、粉体供給ダクト(13
    )に接続された粉体流入ダクト(43)とフォーミングヘッドに取り付けられた
    複数の粉体流出口(41,42)を備えたフード状のハウジングからなることを
    特徴とする請求項1に記載のプラント。
  3. 【請求項3】 ハウジングが、基部(38)の粉体流出口(41,42)に
    近接して終端するパイプ(35)からなり、粉体流出口(41,42)がパイプ
    (35)の周部から外方に向けて延び、基部(38)の内側が、パイプ(35)
    を通して粉体流出口(41,42)中へ空気ジェット流を向けるファネル部(3
    9)を形成していることを特徴とする請求項2に記載のプラント。
  4. 【請求項4】 粉体流出口(41,42)の少なくとも一つに調節可能なバ
    ルブが設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラント。
  5. 【請求項5】 粉体ディストリビュータ(28,34)がフォーミングヘッ
    ド(8)の外側に設けられ、各粉体流出口(41,42)が別個の流入ダクト(
    29)によってフォーミングヘッドに接続されていることを特徴とする請求項2
    、3又は4に記載のプラント。
  6. 【請求項6】 別個の流入ダクト(29)の少なくとも幾本かがフォーミン
    グヘッド(8)の繊維流入領域の下で終端することを特徴とする請求項5に記載
    のプラント。
  7. 【請求項7】 少なくとも粉体ディストリビュータ(34)の流出口がフォ
    ーミングヘッド(8)内に位置せしめられていることを特徴とする請求項2ない
    し6の何れか1項に記載のプラント。
  8. 【請求項8】 粉体ディストリビュータ(34)が、その基部(38)を底
    面として略鉛直に配され、粉体流出口(41,42)の少なくとも一つがフォー
    ミングヘッド(8)内に設けられていることを特徴とする請求項2ないし7の何
    れか1項に記載のプラント。
  9. 【請求項9】 粉体ディストリビュータが粉体ドージング装置(45)であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプラント。
  10. 【請求項10】 フォーミングヘッドが、繊維が回転ドラムの多孔壁部を通
    過して分散される型のものである請求項1又は2に記載のプラントにおいて、粉
    体投入装置が上記ドラムの近傍又は内部の領域に位置せしめられていることを特
    徴とするプラント。
JP2000577351A 1998-10-06 1999-10-06 繊維と粉体のウェブ状製品の製造プラント Expired - Fee Related JP4488624B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DKPA199801264 1998-10-06
DK199801264 1998-10-06
PCT/DK1999/000527 WO2000023644A1 (en) 1998-10-06 1999-10-06 A plant for producing a web-shaped product of fibres and powder

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002527645A true JP2002527645A (ja) 2002-08-27
JP4488624B2 JP4488624B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=8102900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000577351A Expired - Fee Related JP4488624B2 (ja) 1998-10-06 1999-10-06 繊維と粉体のウェブ状製品の製造プラント

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6660215B2 (ja)
EP (1) EP1129246B1 (ja)
JP (1) JP4488624B2 (ja)
CN (1) CN1332086C (ja)
AT (1) ATE257869T1 (ja)
AU (1) AU5968699A (ja)
CA (1) CA2345368C (ja)
DE (1) DE69914219T2 (ja)
DK (1) DK1129246T3 (ja)
ES (1) ES2214914T3 (ja)
PT (1) PT1129246E (ja)
WO (1) WO2000023644A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535230A (ja) * 2000-05-31 2003-11-25 エム ウンド イエ フィブルテク アー/エス 短繊維および長繊維の不織繊維ウェブを乾式製造するプラントおよび方法、綿リンターパルプ(clp)を含む綿繊維ウェブ
JP2006200091A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Japan Vilene Co Ltd 繊維分配装置及び繊維分配方法
WO2011065153A1 (ja) * 2009-11-27 2011-06-03 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び製造方法
JP2016145427A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709613B2 (en) 2001-12-21 2004-03-23 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Particulate addition method and apparatus
PL1680264T3 (pl) * 2003-11-07 2009-08-31 Formfiber Denmark Aps Urządzenie rozprowadzające włókna do suchego formowania wyrobu włóknistego
US7303708B2 (en) * 2004-04-19 2007-12-04 Curt G. Joa, Inc. Super absorbent distribution system design for homogeneous distribution throughout an absorbent core
US20070044891A1 (en) * 2005-09-01 2007-03-01 Sellars Absorbent Materials, Inc. Method and device for forming non-woven, dry-laid, creped material
CN103255586B (zh) * 2013-04-25 2016-05-04 江阴骏华纺织科技有限公司 一种气流铺网机
CN104514093A (zh) * 2014-12-31 2015-04-15 王永祥 气流成网机
CN110512356B (zh) * 2019-09-06 2021-08-24 天津工业大学 一种连续纤维流铺排成型系统
CN112476699A (zh) * 2020-12-11 2021-03-12 上海人造板机器厂有限公司 中密度纤维板扫平装置
CN113477128B (zh) * 2021-09-07 2021-12-07 莱州结力工贸有限公司 塑料着色剂加工用混料设备

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4640810A (en) * 1984-06-12 1987-02-03 Scan Web Of North America, Inc. System for producing an air laid web
DE3664941D1 (en) 1985-04-22 1989-09-14 Grain Processing Corp Non-laminated dry formed absorbent product
US5017324A (en) 1986-12-08 1991-05-21 Nordson Corporation Method for depositing particulate material into a pad of fibrous material in a forming chamber
US5432000A (en) * 1989-03-20 1995-07-11 Weyerhaeuser Company Binder coated discontinuous fibers with adhered particulate materials
US5102585A (en) * 1990-01-09 1992-04-07 Kimberly-Clark Corporation Method for intermittently depositing particulate material in a substrate
US5028224A (en) 1990-01-09 1991-07-02 Kimberly-Clark Corporation Apparatus for intermittently depositing particulate material in a substrate
US5227107A (en) * 1990-08-07 1993-07-13 Kimberly-Clark Corporation Process and apparatus for forming nonwovens within a forming chamber
IL104929A (en) 1993-03-03 1995-11-27 Tafnukim Amir Paper Products Preparation of an absorbent sheet
DK169356B1 (da) * 1993-03-19 1994-10-10 Kroyer K K K Apparat til fremstilling af et baneformet fiberprodukt ved tørmetoden
FI95304C (fi) * 1994-02-03 1996-01-10 Yhtyneet Paperitehtaat Oy Menetelmä imukykyisen kuitukerroksen valmistamiseksi ja imukykyinen kuitukerros
US5429788A (en) * 1994-03-28 1995-07-04 Kimberly-Clark Corporation Apparatus and method for depositing particulate material in a composite substrate
ES2202370T3 (es) * 1994-09-06 2004-04-01 Scan-Web I/S Procedimiento y sistema para fabricar mediante chorro de aire bandas anchas de papel que contienen un polvo absorbente.
WO1996010663A1 (en) * 1994-09-30 1996-04-11 M & J Fibretech A/S A plant and a process for dry-producing a web-formed product
US5445777A (en) * 1994-12-08 1995-08-29 The Procter & Gamble Company Air laying forming station with baffle member for producing nonwoven materials
US6267575B1 (en) * 1998-12-11 2001-07-31 Kimberly Clark Worldwide, Inc. Apparatus for the uniform deposition of particulate material in a substrate
US6207099B1 (en) * 1999-10-20 2001-03-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for uniform cross-direction distribution of particulate material

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535230A (ja) * 2000-05-31 2003-11-25 エム ウンド イエ フィブルテク アー/エス 短繊維および長繊維の不織繊維ウェブを乾式製造するプラントおよび方法、綿リンターパルプ(clp)を含む綿繊維ウェブ
JP2006200091A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Japan Vilene Co Ltd 繊維分配装置及び繊維分配方法
JP4570472B2 (ja) * 2005-01-24 2010-10-27 日本バイリーン株式会社 繊維分配装置及び繊維分配方法
WO2011065153A1 (ja) * 2009-11-27 2011-06-03 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び製造方法
JP2016145427A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1129246B1 (en) 2004-01-14
CN1322263A (zh) 2001-11-14
WO2000023644A1 (en) 2000-04-27
DK1129246T3 (da) 2004-04-19
US6660215B2 (en) 2003-12-09
CN1332086C (zh) 2007-08-15
CA2345368C (en) 2007-12-18
US20010042948A1 (en) 2001-11-22
JP4488624B2 (ja) 2010-06-23
PT1129246E (pt) 2004-04-30
EP1129246A1 (en) 2001-09-05
DE69914219T2 (de) 2004-06-09
ES2214914T3 (es) 2004-09-16
AU5968699A (en) 2000-05-08
CA2345368A1 (en) 2000-04-27
ATE257869T1 (de) 2004-01-15
DE69914219D1 (de) 2004-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6652798B1 (en) Method and an apparatus for forming air-laid fibrous absorbent cores
JP2002527645A (ja) 繊維と粉体のウェブ状製品の製造プラント
US5004579A (en) Methods and apparatus for selective placement of fibrous material in formed fibrous articles
US3897185A (en) Apparatus for spreading material serving for the manufacture of fiberboards
DE3619579C2 (de) Vorrichtung zur gleichzeitigen Herstellung von zwei Endloszigarettensträngen
JP3616395B2 (ja) 吸水粉末を含有する幅広の空気積層式紙ウェブを製造する方法及び装置
US7318797B2 (en) Continuous rod machine arrangement for producing nonwoven filters
US4278113A (en) Method and apparatus for distributing a disintegrated material onto a layer forming surface
US7627933B2 (en) Forming head with features to produce a uniform web of fibers
CN1446143A (zh) 胶粘指定用于制造纤维板的干燥纤维的方法和装置
WO1988004165A1 (en) Method and apparatus for depositing moisture-absorbent material in a substrate
JPH0322281B2 (ja)
JP3138266B2 (ja) たばこ加工産業における二重連続体製造機のための装填装置
JP3427633B2 (ja) 粉体の散布装置
US5645086A (en) Apparatus for evacuating surplus air for the distributor of a tobacco processing machine
US5498115A (en) Distributor for particulate material
JPS5894379A (ja) 喫煙品を製造するためのストランド形成機の分配装置
JPH05247820A (ja) 繊雄ウエブの製造装置
EP1334773A2 (en) Apparatus for applying powder enamel to articles, in particular ceramic tiles
CA2281963C (en) Deposition cavity apparatus for forming an airlaid article
JPH0256060B2 (ja)
JPH04258280A (ja) たばこ流を形成するための方法および装置
JPH0229767B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091125

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091207

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100113

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees