JP2002527376A - 活性物質非経口投与用組成物 - Google Patents

活性物質非経口投与用組成物

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JP2002527376A
JP2002527376A JP2000575481A JP2000575481A JP2002527376A JP 2002527376 A JP2002527376 A JP 2002527376A JP 2000575481 A JP2000575481 A JP 2000575481A JP 2000575481 A JP2000575481 A JP 2000575481A JP 2002527376 A JP2002527376 A JP 2002527376A
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polysaccharide
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ユルゲン グランデ、
ジルケ シュート、
ギッテ ヴェーム、
ホルゲル ベングス、
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セラニーズ ベンチャーズ ゲー・エム・ベー・ハー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、担体材料および少なくとも一つの活性成分を含む活性成分の非経口投与用組成物に関する。担体材料は、1nmから100μmの平均直径をもった球状微粒子を含み、該微粒子は少なくとも一つの水不溶性多糖、特に線状ポリグルカンを含む。本発明は、また、この組成物を含む懸濁液に関し、該組成物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粒状多糖系担体材料およびその安定な懸濁液を含む活性物質非経口投
与用の組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
各投与方式の要件を最適に満し、無害な形で投与することができ、活性物質の
体内分布、生物学的利用能または吸収に特異的に影響を及ぼしうる活性物質担体
は、薬学的または医学的応用にとって特に重要である。
【0003】 さらに体内において、活性物質担体は、一方では活性物質が制御された形で、
また必要であれば比較的長期間にわたって放出されうるように、そして他方では
担体が生体に適合する形で分解することを保証するために、制御された形で分解
されるべきである。
【0004】 例えば注射などによる非経口投与には、特に針径が極めて小さい場合には、安
定した懸濁液を形成することができ、優れた針通過性を有する活性物質担体を選
択する必要がある。生体適合性の観点から、懸濁液の安定性は分散助剤を添加し
なくても保証されるべきである。
【0005】 米国特許第4,451,452号において、本来は水溶性であるが部分エステ
ル化によって水不溶性にしたヒドロキシル基含有ポリマーが生分解性担体材料と
して使用される非経口投与用組成物が記載されている。これには、ポリビニルア
ルコールまたはアミロースなどの様々な化合物が水溶性ポリマーの例として挙げ
られている。懸濁液としての注射には、その担体材料を粒子の形で低分子量ポリ
ビニルアルコールなどの乳化助剤と一緒に使用することが提案されている。
【0006】 WO96/39464には、20ゲージという比較的小さい直径(直径0.9
mm、長さ40mmに相当)を持つ針でも通過できる架橋水溶性ポリマーから構
成される粒子の注射に適した懸濁液が記載されている。
【0007】 水溶性ポリマーの例として特に、アミロースなどの天然多糖が挙げられている
。しかしこの場合は、架橋剤と乳化助剤を使用する必要があり、それらが生体適
合性と分解性に悪い影響を及ぼしうること、さらにまたそれらが製造工程をより
複雑にしうることが短所である。
【0008】 米国特許第1,143,219号には、高アミロースデンプンから単離される
アミロース材料から構成される安定な懸濁液の製造方法が記載されている。この
製造方法では、高アミロースデンプンをまず最初に酸加水分解によって分解した
後、結果として生じた水不溶性分解生成物をその材料が安定な懸濁液を形成でき
るような微粒子になるまで機械的に粉砕する。しかしこの場合に得られる粒子は
粒径と形状が極めて不均質であり、したがって選別処理を別途行なう必要がある
。さらにこの特許は非経口投与への潜在的適性については何も示していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、適切な補助剤を添加しなくても安定な懸濁液を形成すること
ができ、高度の針通過性を示し、優れた生体適合性を有する担体材料を含む非経
口投与用組成物を利用できるようにすることであった。さらに、本担体材料は遅
延効果を有し、活性物質の制御放出に適するべきである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的は、1nmから100μmの平均直径を持ち全部または一部が少なく
とも1つの水不溶性線状多糖から構成される球状微粒子を含む担体材料と、少な
くとも1つの活性物質とを含む活性物質非経口投与用の組成物によって達成され
る。
【0011】 全部または一部が水不溶性線状多糖から構成される球状微粒子の本発明による
使用は、上記の目的を達成するために根本的に重要である。
【0012】 これらの微粒子は粒径と外形が高度に均一であることを特徴とし、したがって
針径が極めて小さい場合でも優れた針通過性を有する。さらにこれらの微粒子は
分散助剤を添加しなくても安定な懸濁液を容易に形成する。
【0013】 本発明に従って使用される微粒子は、また、高度の生体適合性を特徴とする。
さらにこれらの微粒子は、完全に生分解され、従って動物の体内、特に人体にお
いては濃縮されない。これに関連して生分解とは、インビボで起こり当該化合物
、特に多糖の分解または破壊につながる任意の過程であると理解される。これら
の過程には、例えば加水分解過程または酵素過程が含まれる。製造に使用される
水不溶性線状多糖およびその分解生成物が対応する天然生成物と同一であるとい
う事実は、本発明に従って使用される微粒子の生体適合性にとって特に極めて重
要である。
【0014】 担体材料として使用される球状微粒子は1nmから100μm、好ましくは1
00nmから10μm、特に好ましくは1μmから5μmの平均直径dn(数平
均値)を持つ。
【0015】 球状微粒子は、ほぼ球状の外形を有する微粒子であると理解される。共通する
起点から出発し、空間に向かい、全ての空間的方位でその球の半径を規定する同
じ長さの軸によって球を描くとすると、球状粒子の場合は、軸の長さが理想的な
球状態から1%から40%逸脱していてもよい。該逸脱は25%以下であること
が好ましく、15%以下であることが特に好ましい。
【0016】 球状粒子の表面は巨視的にはラズベリーに例えることができ、粒子表面のくぼ
みや割れ目などの凹凸の深さはその球状微粒子の平均直径の最大で20%、好ま
しくは10%である。本微粒子の比表面積は一般には1m2/gから100m2
g、好ましくは1.5m2/gから20m2/g、特に好ましくは3m2/gから
10m2/gである。
【0017】 また本発明の粒子は1.0から10.0、好ましくは1.5から5.0、特に
2.0から3.0の分散度D=直径の重量平均値(dw)/直径の数平均値(dn )を示すことが好ましい。本明細書で使用する平均値は次のように定義される。 dn=Σnj×dj/Σnj=数平均値 dw=Σnj×dj 2/Σnj×dj=重量平均値 nj=ある直径djを持つ粒子の数 dj=与えられた直径 j=連続パラメーター。 この場合「重量」という用語は、結果として直径が大きいほど高い相対重要度が
与えられる重みつき平均を表す。
【0018】
【発明の実施の形態】
球状微粒子は、水不溶性線状多糖またはそのいくつかの混合物およびしかるべ
き場合は他の生体適合性ポリマーを溶媒、例えばDMSOに溶解し、その溶液を
沈殿剤、例えば水に、好ましくは20から60℃の温度で投入し、必要であれば
、その溶液を−10℃から+10℃の温度に冷却し、そのようにして形成される
粒子を分離することによって製造される。
【0019】 この場合、出発物質として使用する多糖を溶解する工程は常温またはより高温
で行なうことができる。適切な添加物を同時に使用することにより、粒径、表面
構造、多孔性などの微粒子特性に影響を与えることができ、またプロセス制御に
も影響を与えることができる。
【0020】 適切な添加物の例は、ドデシル硫酸ナトリウム、N−メチルグルコンアミド、
ポリソルベート(例えばTween(登録商標))、アルキルポリグリコールエ
ーテル、エチレンオキシド−プロピレンオキシドブロックポリマー(例えばPl
uronic(登録商標))、アルキルポリグリコールエーテルサルフェート、
一般的に言って硫酸アルキルおよび脂肪酸グリコールエステルなどの界面活性物
質、果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖類、水溶性セルロースまたは天然もしくは
化学改変デンプンなどの熱水可溶性ポリ−α−D−グルカンまたはデンプンから
得られるポリ−α−D−グルカンおよびデンプン様化合物である。通常、これら
の添加物は沈殿剤に加えられる。使用量は個々の応用例および所望する粒子特性
に依存し、各応用例に有利な量を決定する方法は当業者には知られている。
【0021】 しかし、例えば冒頭で引用したWO96/39464と対比すると、粒子を製
造する際に架橋剤を使用する必要はない。
【0022】 本発明の意味においては、線状水不溶性多糖とは、個々の構成単位が常に同じ
方法で互いに連結されるように単糖、二糖または他の単量体構成単位から構成さ
れている多糖である。このように定義される各基本単位または各構成単位はちょ
うど2つの結合を持ち、それら2つの結合のそれぞれが別の一単量体への結合に
なっている。これに関する唯一の例外は多糖の開始点と終了点を形成する2つの
基本単位である。これらの基本単位は別の一単量体への結合を1つしか持たず、
その線状多糖の末端基を形成する。
【0023】 基本単位が3つ以上の結合を持つ場合、それは分岐と呼ばれる。これに関連し
て、分岐度は、線状ポリマー主鎖の構築に関与せず分岐を形成している100基
本単位あたりのヒドロキシル基の数から得られる。
【0024】 本発明によると、線状水不溶性多糖は8%以下の分岐度を示す。すなわち、そ
れらは100基本単位につき8個以下の分枝を持つ。分岐度は4%未満であるこ
と、特に2.5%以下であることが好ましい。
【0025】 水不溶性線状多糖がポリグルカン、例えばポリ(1,4−α−D−グルカン)
である場合、6位での分岐度は4%未満であって、2%以下であること、特に0
.5%以下であることが好ましく、他の位置、例えば2位または3位での分岐度
は2%以下であること、特に1%以下であることが好ましい。
【0026】 分岐を全く示さないか、分岐度が小さすぎて通常の方法ではもはや検出不可能
である多糖、特にポリ−α−D−グルカンなどのポリグルカンは、とりわけ好ま
しい。
【0027】 好ましい水不溶性線状多糖の例は線状ポリ−D−グルカンであり、本発明にい
う線状性がある限り、その結合の性質は重要でない。ポリ(1,4−α−D−グ
ルカン)およびポリ(1,3−β−D−グルカン)がその例であり、ポリ(1,
4−α−D−グルカン)は特に好ましい。
【0028】 本発明によると、「α」「β」または「D」という接頭記号はポリマー主鎖を
形成する結合だけに向けられ、分岐には向けられない。
【0029】 本発明に関して「水不溶性多糖」という用語は、ドイツ薬局方(DAB=De
utsches Arzneimittelbuch、Wissenschaf
tliche Verlagsgesellschaft mbH、Stutt
gart、Govi−Verlag、フランクフルト、1987年版)による定
義に従って、それぞれ「やや溶けにくい」「溶けにくい」「極めて溶けにくい」
および「ほとんど溶けない」(クラス4から7に相当)に分類される化合物を意
味すると理解される。
【0030】 本発明に従って使用される多糖の場合、これは、標準条件(T=25℃±20
%、p=101325パスカル±20%)で、使用する量の少なくとも98%、
特に少なくとも99.5%が水に不溶(それぞれクラス4および5に相当)であ
ることを意味する。
【0031】 本発明の場合、溶けにくいからほとんど溶けないに分類される化合物が好まし
く、極めて溶けにくいからほとんど溶けないに分類される化合物は特に好ましい
【0032】 クラス6に相当する「極めて溶けにくい」は以下の実験的説明によって例示す
ることができる。試験対象であるポリグルカン/多糖1gを1リットルの脱イオ
ン水に、1バールの圧力下、130℃で加熱する。結果として生じる溶液は数分
間という短い時間しか安定でない。標準条件で冷却すると、上記の物質は再び沈
殿する。常温への冷却と遠心分離による分離後に、実験上の損失を考慮して、使
用した量の少なくとも66%が回収される。
【0033】 本発明に従って使用される多糖は、「線状」および「水不溶性」という用語に
関する上記の条件を満たす限り、どのような起源を持っていてもよい。それらの
多糖は自然界からまたは生物工学を使って得ることができる。
【0034】 例えばそれらの多糖は天然の植物性または動物性供給源から単離および/また
は精製によって得ることができる。
【0035】 非分岐多糖または比較的わずかな程度にしか分岐していない多糖の含有率が、
組換え操作されていない供給源と比較して高くなるように組換え操作された供給
源を使用することもできる。
【0036】 本発明に従って使用される多糖は、非線状多糖から酵素または化学的脱分枝に
よって製造されていてもよい。
【0037】 生物工学的方法は、生体内変換法(biotransformation)を
含む生体触媒法または発酵法を含む。
【0038】 例えばWO95/31553には、それら多糖を生物工学的に得るための有利
な方法が記載されている。
【0039】 改変された水不溶性線状多糖も使用でき、例えばその多糖としては、線状結合
に関与しない1つまたはそれ以上の位置でのエステル化および/またはエーテル
化などによって化学改変されたものなどが考えられる。好ましい1,4−結合ポ
リグルカンの場合は、2位、3位および/または6位に改変を施すことができる
。そのような改変を行なう手段は当業者には周知である。
【0040】 かように、それ自体は水溶性であるプルラン、ペクチン、マンナンまたはポリ
フルクタンなどの線状多糖を、改変によって水不溶性にすることができる。
【0041】 また、例えばドイツ特許出願第198 30 618.0号などに記載されて
いるような、いわゆるα−アミラーゼ耐性多糖を使用することもできる。
【0042】 本発明の場合、生物工学的方法、特に生体触媒法または発酵法で製造された水
不溶性線状多糖を使用することが好ましい。植物などの天然の供給源から単離さ
れる多糖とは異なり、このような方法で得られる多糖は、例えば分子量分布など
に関して、とりわけ性質の均質な特徴を示す。さらにまた、このような方法で得
られる多糖は、複雑な方法で分離する必要がある望ましくない副生成物を含有し
ないか、そのような生成物をせいぜい極めて少量しか含有せず、正確に特定され
た方法で再現することができる。特に、生物工学的方法を使用して、分岐を全く
含まないか分岐度が通常の分析方法の検出限界未満であるようなポリ−1,4−
α−D−グルカンなどの水不溶性線状多糖を得ることができる。
【0043】 本発明に従って使用される線状多糖の分子量Mw(重量平均、ゲル浸透クロマ
トグラフィーを使用し、プルラン標品との比較によって決定)は、0.75×1
2g/molから107g/molの広い範囲で様々な値をとりうる。分子量M w は103g/molから106g/molの範囲にあることが好ましく、103
/molから105g/molの範囲にあることが特に好ましい。もう一つの有
利な範囲は2×103g/molから8×103g/molである。相当する範囲
が好適に使用されるポリ(1,4−D−グルカン)に適用される。
【0044】 分子量分布または多分散度Mw/Mnも多糖の製造に使用する方法に依存して広
範な値をとりうる。好ましい値は1.01から50、特に1.5から15である
。ちなみに多分散度は分子量の双峰分布に伴なって増加する。
【0045】 単一の線状多糖物質、特に線状ポリ(1,4−D−グルカン)、または2種類
以上の代表物質から構成される混合物を使用できる。
【0046】 もう一つの実施形態として、水不溶性分岐多糖、好ましくはポリグルカン、特
にポリ(1,4−α−D−グルカン)またはポリ(1,3−β−D−グルカン)
を加えることができる。
【0047】 また2種類以上の分岐多糖から構成される混合物を加えることもできる。
【0048】 分岐多糖はどのような起源を持ってもよい。これについては、線状多糖に関し
て記載したこの件についての説明を参照されたい。好ましい供給源はデンプンお
よびグリコーゲンなどのデンプン類似物である。必要であれば、適切な濃縮法を
用いて分岐多糖中の線状構造の割合を増加させることができる。
【0049】 水不溶性については線状多糖に関する仕様と同じ仕様が適用される。分岐多糖
の場合、分子量はより高くてもよく、例えば好ましくは109g/molまで、
およびそれ以上の値を持ちうる。
【0050】 また、他の生体適合性または生分解性ポリマーを混合することもできる。この
点に関して、製造される微粒子の球状の外形および/または他の性質を変化させ
ずに混合される他のポリマーの量は、添加されるポリマーに常に依存する。
【0051】 微粒子が所望の性質を持つことを保証するために、線状多糖の割合は多糖およ
びしかるべき場合は他のポリマーの総含有量に対して少なくとも70質量%、特
に80質量%、好ましくは90質量%であるべきである。
【0052】 特に好ましい実施形態によると、微粒子の100質量%が線状多糖からなる。
【0053】 本件で使用される微粒子およびそれらの製造法ならびにその製造に使用できる
水不溶性線状多糖の詳細な説明は、本願より早い優先日を持つが先行刊行物では
ない本願出願人のドイツ特許出願第197 37 481.6号、第198 0
3 415.6号、第198 16 070.4号、第198 30 618.
0号および第198 27 978.7号に見出すことができ、これらの出願は
参照により本願明細書に援用される。
【0054】 非経口的使用に担体材料として使用される微粒子は、さらに、この用途にとっ
て通例である他の補助剤を通常の量で含有することができる。
【0055】 本発明組成物の活性物質または活性成分は、生体あるいは無生物体に非経口的
に、特に注射によって投与されるべき任意の固体、液体または気体物質である。
特に生体に投与する場合は、活性物質または活性成分とは、可能な限り広い意味
での生物活性物質または生物活性成分の組み合わせを意味するとも理解される。
【0056】 非経口投与の広い応用範囲の一例として、ヒトおよび獣医分野での薬学または
医学、例えば治療、診断または予防での応用を挙げることができる。
【0057】 本発明に従って使用される微粒子を用いて投与することができる活性物質の例
は、前立腺癌、子宮内膜症および他の生殖器官の腫瘍性疾患に対して使用される
ブセレリン(Hoechst Marrion Rousselの登録商標)な
どのいわゆるLHRH類似体、赤血球の成長を刺激するためのエリスロポエチン
(EPO)、痛み軽減活性物質、抗アレルギー剤、成長ホルモン、ホルモン治療
用および産児制限用のステロイド、ビホスホネート、骨粗鬆症治療用のカルシト
ニン(例えばCiba−GeigyのCibacalcin)、向精神薬、およ
び極めて一般的に言って、胃腸路で分解されるので経口投与できないタンパク質
もしくはペプチドなどの活性物質または非経口投与する必要がある活性物質など
である。
【0058】 使用できる活性物質または活性物質の組み合わせは、所望する応用分野に合わ
せて自由に選択することができ、それらが非経口投与可能である限り、活性物質
の性質、活性物質を調製する方法または応用分野に関する制限を受けない。いわ
ゆる巨大分子、特に例えば生物工学的方法または現代の生物工学に依存する方法
などを使って製造または合成することができるペプチド、タンパク質またはヌク
レオチドは、とりわけ好適である。
【0059】 使用すべき活性物質の量が応用分野と目的に応じて変化し、個々のケースに合
わせて決定されるべきであることは言うまでもない。かように、ブセレリン、E
POおよび他の多くの活性物質については、マイクログラムの範囲の量で一般に
十分である。
【0060】 本発明の組成物を製造するには、必要量において活性物質または活性物質の組
み合わせを担体材料と接触させる。
【0061】 そのために、微粒子が出発物質および活性物質から構成される混合物からなる
ように、微粒子の製造に使用する水不溶性線状多糖などの出発化合物に活性物質
を加えることができる。
【0062】 活性物質は微粒子中に封入することができ、その場合、一般的な封入技術を使
用することができる。好適な例は、エマルジョン法または噴霧乾燥法である。こ
れに関して、噴霧法という用語には、流動層法または類似の方法で粒子を活性物
質の溶液と共に噴霧する噴霧法も含まれる。
【0063】 さらに、活性物質と微粒子とを、例えば好適な媒体に懸濁し、平衡に達するま
で放置した後、その活性物質装填粒子を分離することによって、活性物質を微粒
子表面に吸収および/または吸着させることもできる。
【0064】 本発明の組成物は活性物質の制御放出に特に適しているが、これに限定される
ものではない。
【0065】 活性物質の制御放出とは、活性物質が直ちにかつ一度に放出されるのではなく
、放出が所定の期間にわたって、かつ/または、所定の期間が経過した後に起こ
ることを意味すると理解される。放出速度は所望する目的に応じて自由に変化さ
せることができる。放出速度は上記所定の期間にわたって一定にすることもでき
るし、最初は高くして後に放出速度を低下させることもできる。
【0066】 ある生物における放出速度と微粒子の分解速度が出発物質の性質、使用する活
性物質の性質、粒径および使用する製造方法に大きく依存することは言うまでも
ない。当業者は必要に応じて、それ自体はよく知られている簡単な方法でこれら
のパラメーターを変更することにより、その特別な目的にかなったシステムを作
ることができる。
【0067】 非経口投与とは注射または注入による任意の活性物質の投与を意味すると理解
され、そのためには投与される組成物が容易に分散できて良好な針通過性を示す
と、とりわけ有利である。
【0068】 本発明に従って使用される微粒子は優れた針通過性を有するので、本発明の組
成物は注射による投与に特に適している。注射は任意の方法で行なうことができ
、静脈内、筋肉内、動脈内、皮下または腰椎内投与を行なうことができる。
【0069】 高度の針通過性とは、本発明の組成物が針径の小さい皮下注射針などの注射針
も容易に通過できることを意味する。
【0070】 投与を行なうには組成物を適切な媒体に懸濁する。本発明の組成物は、分散剤
などの補助剤をさらに加えなくても、比較的長期間にわたって変化しない安定な
懸濁液を形成することがわかった。
【0071】 分散剤などの異物を使用しなくてもよいことは、生体適合性に関する限り、と
りわけ有利である。
【0072】 例えば貯蔵中などに懸濁液を放置しておくと微粒子が沈降する場合は、短時間
、通常は数秒で十分であるが、振盪することにより、再び安定な懸濁液を簡単に
作ることができる。
【0073】 また、好適な媒体の選択は意図する特定の目的によって決まる。生理塩化ナト
リウム液などの滅菌塩溶液は例えば医学的用途に適している。
【0074】 良好ないし極めて良好な懸濁性は広い濃度範囲で実現される。かように、懸濁
液には約25%までの固形分が存在しうる。これは溶媒、例えば生理食塩液1m
lに対して250mgの粒子の割合に相当する。好ましい濃度範囲は1%から1
8%である。固形分5%から10%の範囲が特に好ましい。これは活性物質装填
微粒子50mgから100mgの量に相当し、代替製剤の場合は懸濁助剤を使用
しても多くの実験を行なわなければ達成できない値である。 極めて良好な懸濁性および針通過性は、特に、500mgの粒状担体をわずか
3mlの水に懸濁し、それを直径0.6mmの針を通して容易に投与できるとい
う観察によって裏付けることができる。 懸濁液中の微粒子の濃度をさらに高くしたい場合またはさらに高くする必要が
ある場合は、もちろん例えばPluronic(BASF AGの登録商標)、
Haemaccel(Behringwerkeの登録商標)、ドデシル硫酸ナ
トリウムなどの補助剤、すなわち一般に知られている、そのような医薬投与形式
に使用されている補助剤を使用することもできる。
【0075】 ある場合には、微粒子そのものが活性物質として作用できる。かように、本発
明に従って使用される微粒子は超音波診断用などの造影剤として使用できる。こ
の場合、本発明の組成物は追加の活性物質を伴なうか、または追加の活性物質を
伴なわずに投与できる。
【0076】 気体は考えうる追加活性物質の一例であり、その気体の性質は多種多様である
(例えば窒素、空気、アルゴン、ヘリウム、フッ化塩化炭化水素およびフッ化炭
化水素)。心臓循環系の疾患に特に重要なアスピリンまたはNO放出化合物を使
用することもできる。
【0077】 上記のように、本発明に従って使用される微粒子は、優れた分散性と高度の針
通過性を持つので、非経口投与に特に適している。
【0078】 以下に、いくつかの選択された実施例を使って本発明を説明する。
【0079】 実施例1 ポリ(1,4−α−D−グルカン)からの微粒子の製造 ポリ(1,4−2−D−グルカン)500mgを約70℃のジメチルスルホシ
ド(DMSO、第一級、Riedel−de−Haenから入手)2.5mlに
溶解する。そのDMSO溶液を再蒸留水100mlに撹拌しながら滴下し、その
溶液を5℃で一晩保存する。微細な乳状懸濁液を3500rpmで15分間遠心
分離し、上澄み液を傾瀉する。沈降物を再蒸留水を使って再懸濁し、再び遠心分
離する。この操作をさらに2回繰り返す。次にその懸濁液を凍結乾燥すると、白
色のポリ(1,4−α−D−グルカン)粒子311mgが得られる。これは無色
の微粒子の62%の収率に相当する。
【0080】 実施例2 ポリ(1,4−α−D−グルカン)から構成される微粒子を含有する懸濁液の
針通過性に関する実験 一般に認められている微粒子薬物送達システムの試験および製造方法を使って
、微粒子懸濁液の品質を評価する。実施例1に記載したようにして得た微粒子1
00mgを再蒸留水1mlに懸濁する。個々の粒子は、密封した容器を手で振盪
するだけで互いに分離させることができる。その懸濁液を直径0.5mm(また
はそれ以上)の針と注射器とを使ってセプタム越しに吸い上げる。次に試験すべ
き針を通して、粒子を排出する。個々の針の評価を下記の表にもとめる。×の記
号は懸濁液の針通過性を表す。使用する針はFa.Braun Petzold
GmbH(メルスンゲン)から入手する。市販の製剤とは対照的に、ポリ(1
,4−α−D−グルカン)から構成される微粒子の場合、懸濁助剤の添加は結果
に影響しなかった。市販のシステムおよび同様の技術に基づくが他の材料を使用
しているシステムでは、懸濁助剤(添加物)の量を増加させるにつれて、再懸濁
の段階的改善が限界値に至るまで観察される。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】 実施例3 比較材料から構成される微粒子を含有する懸濁液の針通過性に関する実験(比
較例) 徐放系の製造に商業的にまたは研究上使用されているような比較物質を用いた
実験を実施例1と同様に行なった。使用した系は乳酸およびグリコール酸または
酒石酸またはアスパラギン酸から構成される既知の生分解性ポリマーである(表
3参照)。
【0084】 実施例4 懸濁法による粒子への活性物質の装填 ポリ(−α−D−グルカン)から構成される微粒子または凝集塊に懸濁法によ
って活性物質を装填する。ブセレリン*250mgを蒸留水10mlに溶解する
。粒子100mgを加える。その懸濁液を3時間撹拌する。その懸濁液を遠心分
離する。遠心分離物を水で洗浄する。粒子状固体を遠心分離(3000rpm)
によって分離し、その遠心分離物を凍結乾燥する。正確な量の粒子を水とジメチ
ルスルホキシドの混合液に溶解し、UV−Vis分光計で分光学的に測定するこ
とにより、ブセレリンの装填量は、検量線を使って、粒子の全質量に対して3.
28%であると計算できる。溶媒(例えばアルコール)を改変することにより、
溶解度および結果として粒子への活性物質の装填量に影響を与えることができる
。 (*5−オキソプロリル−L−ヒスチジル−L−トリプトフィル−L−チロシル
−O−tert−ブチル−D−セリル−L−ロイシル−L−アルギニル−N−エ
チル−L−プロリンアミド)。
【0085】 実施例5 噴霧乾燥による粒子への活性物質の装填 微粒子を蒸留水または水とアセトンまたはエタノールなどの易揮発性成分とか
らなる混合物に懸濁する。この場合、固体10gを溶媒1000mlに加える。
この溶媒には前もってテオフィリン0.5gを溶解してあった。噴霧乾燥器(F
a.Buechi製ミニスプレイドライヤー191)を次のように運転する。 噴霧気流毎時700リットル、注入口温度200℃、ノズル冷却稼動、ノズル
径0.5mm、アスピレーター70%、ポンプ10%。分光法によって装填量を
調べると(説明については実施例4参照)、装填の程度は4.8%であることが
わかる。この値は理論的に達成可能な5.0%という値と実験誤差の範囲内で一
致する。
【0086】
【表3】 *1 EP 535 387に準じる*2 EP 514 790に準じる*3 EP 514 790に準じる*4 Fa.Fluka製*5 Fa.Behringwerke製*6 括弧内の結果は、個々の粒子を分離するために特殊なフィルターを追加して
使用するか、直径が比較的大きい針を使って工程を数回繰返した場合にのみ達成
される。*7 Fa.Medisorb製(PLGA=ポリ乳酸−co−グリコール酸(p
olylactic−co−glycolic acid) 65:35、dl
)。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年10月18日(2000.10.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】 本発明の好ましい実施形態によると、本発明の組成物は分散剤が添加される安
定な懸濁液を形成する。この分散剤の特に好ましいものは滅菌塩溶液である。 分散剤などの異物を使用しなくてもよいことは、生体適合性に関する限り、と
りわけ有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 49/00 A61K 49/00 C (72)発明者 ヴェーム、 ギッテ ドイツ国 デー−60439 フランクフルト イム ブルクフェルト 243 (72)発明者 ベングス、 ホルゲル ドイツ国 デー−60598 フランクフルト ビンディング シュトラーセ 3 Fターム(参考) 4C076 AA22 AA29 AA65 AA67 BB11 BB13 BB14 BB15 BB16 CC15 CC30 EE30 FF02 FF16 FF31 4C085 AA19 AA32 GG01 HH01 JJ03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1nmから100μmの平均直径を持ち全部または一部が少
    なくとも1つの水不溶性線状多糖から構成される球状微粒子を含む担体材料と、
    少なくとも1つの活性物質とを含む活性物質非経口投与用組成物。
  2. 【請求項2】 水不溶性線状多糖が生物工学的に製造される水不溶性線状多
    糖である請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 水不溶性線状多糖が線状ポリグルカンである請求項1または
    2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリグルカンがポリ(1,4−α−D−グルカン)である前
    記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリグルカンがポリ(1,3−β−D−グルカン)である前
    記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 水不溶性線状多糖が化学改変多糖である前記請求項のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 多糖が2位、3位および6位の少なくとも1つでエステル化
    および/またはエーテル化されている請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 微粒子表面の凹凸の深さが平均粒子径の最大で20%である
    前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 粒子表面の凹凸の深さが平均粒子径の最大で10%である請
    求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 微粒子が1.0から10.0の範囲の分散度Dを示す前記
    請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 活性物質が担体材料と混合される前記請求項のいずれか一
    項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 活性物質が担体材料に封入される請求項1から10のいず
    れか一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 活性物質が担体材料の表面に吸収される請求項1から10
    のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記組成物が活性物質の制御放出と共に遅延効果を有する
    前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 ヒト医学または獣医学的用途での請求項1から14のいず
    れか一項に記載の組成物の使用。
  16. 【請求項16】 請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物と分散剤
    とを含む懸濁液。
  17. 【請求項17】 分散剤が滅菌塩溶液である請求項16に記載の懸濁液。
  18. 【請求項18】 ヒト医学または獣医学的用途での請求項16または17に
    記載の懸濁液の使用。
  19. 【請求項19】 請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物の使用ま
    たは当該組成物を含む懸濁液の注射への使用。
  20. 【請求項20】 請求項1から14のいずれか一項に記載の球状微粒子の非
    経口投与の使用。
  21. 【請求項21】 微粒子が造影剤として使用される請求項20に記載の球状
    微粒子の使用。
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