JP2002527262A - 鋳型の通気孔用の取外し可能中空プラグ - Google Patents

鋳型の通気孔用の取外し可能中空プラグ

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JP2002527262A
JP2002527262A JP2000577001A JP2000577001A JP2002527262A JP 2002527262 A JP2002527262 A JP 2002527262A JP 2000577001 A JP2000577001 A JP 2000577001A JP 2000577001 A JP2000577001 A JP 2000577001A JP 2002527262 A JP2002527262 A JP 2002527262A
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vent
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JP2000577001A
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ガリノッティ,ジャンカルロ
セッチ,マーリオ
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ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】好ましくは約0.8ミリ口径の中央孔を有する環状ブッシュと、該環状ブッシュの中央孔にぴったりと嵌まる好ましくは約0.3ミリ口径の中央孔を有する環状挿入部とを備える鋳型の通気孔用の取外し可能プラグが開示される。環状ブッシュは、アルミニウム115のようなアルミニウム合金により構成されることが好ましい。挿入部は、ステンレス鋼304のようなステンレス鋼合金により構成されることが好ましい。環状ブッシュは、通常、約5ミリ乃至20ミリの長さであり、挿入部の長さは、環状ブッシュの長さより約0.5ミリを超えない程度に短いことが好ましい。別の実施例においては、環状ブッシュの外面の一部が、環状ブッシュと、ブッシュが設置される鋳型の孔との間の摩擦によるかみ合いを改善するために、粗くされている。本発明の鋳型は、かかる鋳型を形成する方法としても説明される。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】 本発明は、一般的に、ゴムのような化合物(compound materials
)から製品を成形するために使用される鋳型の構造に関する。より詳細には、本
発明は、化合物が鋳型に充填され、かつ凝固を開始した時に、鋳型から空気を逃
す通気孔(vent hole)の構造に関する。さらに詳細には、本発明は、空気入り
タイヤ(pneumatic tires)を形成するための鋳型において、タイヤが塑造され
、加硫される間、空気が鋳型を抜け出せるようにするための通気孔内に挿入する
ことができる、取外し可能な中空プラグ(removable, hollow plug)の構造に関
する。
【従来の技術】
【0002】 当業者にとって周知の通り、空気入りタイヤの製造は、主に2つ
の段階を伴う。第一段階は、ベルトプライ(belted plies)、トレッド・バンド
及びカーカスなど、タイヤの異なる部分を組み立てて一つのものにする段階であ
る。組み立てられた後のタイヤは、加硫(cured or vulcanized)されるまで、
通常「グリーン」タイヤと称される。加硫処理は、タイヤの製造処理における重
要な第二段階である。加硫段階中、グリーン・タイヤは、鋳型の内部に設置され
、トレッド・パターン及びブランド特定オーナメント(例えばブランド名、サイ
ズ及びタイヤ膨張情報(tire inflation information))がタイヤの表面に押さ
れる。そして、タイヤは、適切な仕様で使用されうるように、ポリマーが十分に
架橋結合(cross-linked)するまで所定時間加熱される。
【0003】 タイヤを加硫するための鋳型は、製造されるタイヤの型に応じて
、異なる型枠であってよい。しかしながら、利用される鋳型の型にかかわらず、
本発明を等しく適用することができる。
【0004】 当業者に周知の単純な従来のタイヤ鋳型とは、加硫される前のグ
リーン・タイヤの周りに配置される2つの半分の鋳型(two halves or dies)よ
って構成される。2つの半分の鋳型により、グリーン・タイヤ上にトレッド・パ
ターン及びタイヤの側壁の表面上に施されることになるあらゆる表面オーナメン
トが押される。
【0005】 さらに複雑な鋳型、例えば求心性鋳型(centripetal molds)など
が当業者にとって周知である。求心性鋳型においては、タイヤを形成するために
基本的に3つの部分を組み合わせることになる。最初の2つの部分は、「チーク
」(cheeks)として知られる、タイヤの側壁の輪郭を確立し、かつ側壁面に付さ
れることになるあらゆる文字、オーナメント又はその他印を生成する、2つの側
壁形成構造物である。他方、トレッドは鋳型の3つ目の部分によってタイヤに刻
印される。かかる3つ目の部分は、側壁チーク間において、互いに隣接して設置
される多数の個別のセグメント又はセクタから構成される。
【0006】 以下の記載では、求心的鋳型に焦点を絞って説明するが、当業者
であれば、明細書及び特許請求の範囲に開示される本発明は、特定のタイプの鋳
型に限定されるものではなく、タイヤの製造に使用されるあらゆる鋳型に適用可
能であることが理解できるであろう。さらに、当業者は、本発明が、十分に粘性
のある物質を用いて対象物を形成するための鋳型に等しく適用できるものであり
、ゴムのような化合物材料から造られる対象物のみに限定されるものではないこ
とを容易に理解するであろう。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】製造終了段階において、グリーン・タイヤは鋳型内に置かれ、その
後加硫ブラダー(curing bladder)が挿入される。加硫ブラダーは水、水蒸気又
はガスのような加熱された流体により高圧で膨張するため、グリーン・タイヤの
表面は鋳型の表面に押し込まれ、鋳型の全ての細部構造が転写されることになる
【0008】 この製造段階の間に、しばしば気泡がグリーン・タイヤと鋳型の
内面との間に自動的に(mechanically)閉じ込められることがある。気泡は逃れ
られないと、タイヤを加硫する際にタイヤの表面に刻み目や小穴を作る。消費者
は欠陥のない平滑な表面構造の製品を購入するのが通常であるため、タイヤの表
面が不完全な場合、タイヤの売行きに影響を与えることになる。更にそれだけで
なく、そのような不完全な表面はタイヤの能力(operability)にも重大な影響
を与える。加硫段階中に気泡がタイヤの表面に形成される場合、化合物は一様に
は加硫されない。その代わりに化合物がタイヤの円周に渡って一定の密度で硬化
する。かかる密度が一定でない領域は肉眼で確かめることはできないが、とりわ
け高速時に、タイヤのバランスがくずれ、タイヤの性能に重大な影響を及ぼしう
る。
【0009】 従来の鋳型及び求心性鋳型の両方において、気泡は、鋳型の様々
な構成部分に穿孔された通気孔によって鋳型から抜けることができる。
【0010】 従来の鋳型においては、数百から数千の孔が必要である。これは
求心性鋳型においても同様である。さらに、設計が異なるため、孔の場所も鋳型
によって異なる。求心性鋳型において、チークにはそれぞれ、気泡を逃すための
300から800の通気孔がある。様々なトレッド形成セクタにも通気孔がある
。さらに、セクタがグリーン・タイヤの周辺部で互いに接するとき、セクタ間に
封入空気の出口となる大変小さなトレランス(torerance)が存在するように設
計されることから、空気はトレッド形成セクタ間の小さな開口部から逃れること
もできる。かかる小さなトレランスは、約0.1ミリのオーダである。
【0011】 トレッド形成部位やチークに通気孔が穿孔される場合、孔の場所
は、製造されるタイヤのトレッド・バンドの型並びにタイヤに付される表面オー
ナメントの量及び型によって異なる。タイヤのデザインに組込まれるトレッド・
パターンや文字の周辺に気泡が集中する傾向がある場合には、より多くの孔が必
要となる。
【0012】 従来、通気孔は、できるかぎり小さな直径のスクリュー型のドリ
ル・ビットにより、チーク及びトレッド形成部位に穿孔されていた。しかしなが
ら、ステンレス鋼鋳型によりドリル・ビットを造る場合、その直径を小さくする
には限界がある。ドリル・ビットがあまりに細いと穿孔中に折れてしまうからで
ある。従って、従来の通気孔の直径は、約0.6ミリより小さくはならなかった
【0013】 加硫段階中において、ゴムは、凝固し始める前に、その与えられ
る粘性及び圧力のため、0.6ミリもしくはそれ以上の直径の孔に対し容易に流
れ込む。
【0014】 ゴムが通気孔に流れ込む時、2つの問題が生じる。第一に、ゴム
が通気孔に入りこんでいる場合、タイヤを鋳型から取り外すと、タイヤはその表
面に多くのゴムによる毛のような突起物又は小嚢(follicle)を有することにな
る。このような突起物等は、好ましくは販売する前に取り除かなければならない
。突起物等の除去は、かなりの時間と費用を要する手作業となることがよくある
。自動的にできるとしても、突起物の除去は、タイヤの製造工程に他の作業(及
び他の高価な設備)を加えることとなるため、タイヤの製造コストを増加させて
しまう。第二に、タイヤを鋳型から取り外した場合にゴムがいくつかの通気孔に
残っていると、そのような通気孔は塞がれてしまい、次のタイヤを鋳型に設置し
た場合に空気が逃れることができなくなってしまう。特に、例えば、小さな孔(
0.6ミリ乃至1ミリ)のあるブッシュ(bush)が、鋳型のより大きな孔に挿入
される場合、ゴムはブッシュの末端までその全長に渡って流れ、そこに広がる空
間を充填し、ゴムのかたまりを形成することになる。このゴムのかたまりがスト
ッパーとなり、加硫タイヤを取除く段階で、かかるストッパーによってブッシュ
内のゴムが閉塞される。同一の鋳型を用いて次々とタイヤを加硫した場合、どん
どんと通気孔が閉塞されていくことになり、その結果、通気孔の中をクリアする
ために、その鋳型を製造工程(service)から外さなければならなくなる。通常
、これは約500乃至600個のタイヤを製造した後に発生する。通気孔をクリ
アすることは、困難であり、かつ費用がかかる。特に、加硫サイクルを繰り返し
た後では、ゴムのポリマーは固く架橋結合されており、通気孔に残ったゴムは弾
力性を欠くことになるため、よりいっそうクリア作業は難しくなり、作業に要す
るコストも増大することになる。
【0015】 従来、かかる問題のいくつかの解決方法が提案されてきた。その
1つは、米国特許第4,436,497号(497特許)に説明されている。こ
の特許では、焼結物質(sintered material)で作られたプラグを、鋳型に穿孔
された従来の通気孔に挿入する。497特許によると、一般的に通気孔において
必要とされるように、通気孔プラグの中央孔(bore)は、通気孔の口径よりも小
さい。これにより、穴に入るゴムの量を軽減できる一方、空気は鋳型から逃れる
ことができる。497特許では、ゴム小嚢の生成を回避することはしていないが
、小嚢のタイヤへの付着度を増加させるために、穴に面取りを行った注入口(ch
amfered inlet)を設け、タイヤを鋳型から取り外す時に、ゴム小嚢がタイヤに
付着し続ける可能性を高めるように構成している。面取り部分によってゴム小嚢
がタイヤに粘着する可能性が増えるので、通気孔プラグが繰返し使用することに
よって閉塞される可能性も減少する。以上より、497特許は、タイヤの製造に
特有の2つの問題のうち、1つのみを解決するものであることがわかる。
【0016】 焼結物質又は金属物質によって作られたプラグのみが、先行技術
によって提案されたプラグではない。例えば、米国特許第4,447,197号
(「197特許」)では、ゴムに対する親和性、付着性の低いプラスチック・プ
ラグの使用が説明されている。197特許で説明されている通り、そのようなプ
ラスチック物質から構成されるプラグは、金属プラグよりも容易に内部穴からゴ
ムを取除くことができる。そのため、プラスチック・プラグを用いることで、通
気孔プラグが使用中にゴムによって閉塞される可能性を最小限に抑えることがで
きる。197特許で説明されたプラスチック・プラグは円筒形であり、鋳型に穿
孔される通気孔の開口部に圧入される。197特許は、497特許と同様、タイ
ヤの製造に特有の問題点のうち1つのみを解決するものである。
【0017】 本発明が解決しようとする問題に対し、例えば米国特許第4,6
62,833号(833特許)に示される中空プラグを用いる方法が提案されて
いる。833特許では、直径0.010インチ乃至0.015インチの低減孔部
21(reduced bore section 21)及び軸長0.010インチ乃至0.015イ
ンチのショルダーをもつプラグについて説明している。前記軸長を有するショル
ダーは、円筒本体部18の主要孔部24から押し出されたあらゆるゴム物質を切
断する鈍いナイフ・エッジとして機能する。833特許の開示によると、プラグ
は、ゴムが主要孔部24の中で膨張することを許容する。かかる主要穴部の中で
膨張するゴムは、鋳型からタイヤを取除くことにより切断され、結果として、タ
イヤの表面には、かなり小さな、かつ紙の薄さ程度の突出部が残されることにな
る。しかしながら、833特許では、かかる主要孔部が、タイヤから取り除かれ
たゴムにって閉塞される可能性が増大してしまう。
【0018】 成形タイヤに固有の問題を解決する他の方法が提案されている。
例えば、米国特許第3,377,662号(662特許)では、様々な種類の通
気孔プラグについて説明されている。662特許では、外部に深さ0.1ミリ乃
至0.2ミリの複数の小さな溝7を有する中心部6を備える通気孔プラグが開示
されている。また、中心部11が外径上に深さ0.1ミリの細い溝を備える構成
も開示されている。第三の例では、プラグは、細いワイヤーのバンドル10を備
えている。かかる特許においては、ゴム小嚢が完全に取除かれるか否かについて
は言及していない。また、開示されている種々の実施例は、極めて複雑な構成で
あるため、詳細な製造工程を必要としている。
【0019】 先行技術により提供された他の解決方法としては、米国特許第3
,804,566号のフィルター型プラグや、米国特許第4,021,168号
に示されるワッシャー(washer)とワイヤーを組み合わせた構成がある。これら
の各実施例は、同一の問題に対して、わずかに異なるアプローチを示しているに
すぎない。
【0020】 しかしながら、先行技術のいかなる実施例も、タイヤ上のゴム小
嚢の製作を排除し、かつ通気孔の閉塞を防ぐことのできる、通気孔の簡単な設計
を提供していない。本発明では、かかる2つの問題を両方とも解決する。
【課題を解決するための手段】
【0021】 本発明の開発で体得したことは、鋳型の通気孔を十分に小さくで
きる場合に、空気は通気孔より逃れることができるが、化合物はその粘性により
通気孔に流れていかないということである。特に、小さな孔に流入するゴムがあ
るとしても、ゴムがその小さな孔の終端まで流れずに、通気孔の中にとどまって
いるように、直径を十分小さくすべきであることが体得された。さらに、通気孔
の内径に変動がない場合(if there are not variation of the internal diame
ter of the venting holes)、鋳型から加硫タイヤを取外す時に、流入する可能
性のあるゴムを一緒に取除くことが容易であることが体得された。
【0022】 その結果、製造工程から頻繁に外す必要がなく、例えばタイヤの
ような製品について、平滑なきずのない外部をもち、化合物の密度に変動(vari
ation)がないように生産することができる鋳型を設計することができることが
わかった。
【0023】 出願人は、鋳型に比較的大きな孔を穿孔し、環状挿入部を有する
ブッシュをかかる孔に挿入することが可能であることを発見した。かかる環状挿
入部は、現在の鋳型の通気孔よりも小さな直径の孔を得ることができる技術によ
って実現されたものである。
【0024】 従って、本発明は、約0.8ミリ口径の中央孔を有する環状ブッ
シュと、かかる環状ブッシュの中央孔にぴったり嵌入される、約0.1ミリ乃至
0.4ミリ、好ましくは約0.3ミリ口径の中央孔を有する環状挿入部と、を備
える、鋳型の通気孔用取外し可能プラグを提供する。環状ブッシュは、5ミリ乃
至20ミリの長さであり、かつアルミニウム115のようなアルミニウム合金で
作られていることが好ましい。挿入部は、かかるブッシュより約0.5ミリを超
えない程度に短く、ステンレス鋼304のようなステンレス鋼合金により作られ
ていることが好ましい。環状ブッシュの外面の一部は、通気孔のプラグに対して
よりグリップするように粗部(roughened portion)を備えていてもよい。さら
に、環状ブッシュの端部は、鮮鋭とならないよう形成されてもよい。
【0025】 さらに本発明は、直径約2ミリ乃至3ミリの複数の通気孔通路の
ある、タイヤを形成するための鋳型を提供する。取外し可能通気孔プラグは、外
径約2ミリ乃至3ミリ及び約0.8ミリ口径の中央孔を有する環状ブッシュによ
って通気孔の直径を縮小するために、各通気孔通路にぴったりと嵌入される。さ
らに環状ブッシュは、かかる環状ブッシュの中央孔にぴったり嵌入される、約0
.1ミリ乃至0.4ミリ、好ましくは約0.3ミリ口径の中央孔を有する環状挿
入部を備える。環状ブッシュは、5ミリ乃至20ミリの長さであり、かつアルミニ
ウム115のようなアルミニウム合金で作られることが好ましい。挿入部は、ブ
ッシュより約0.5ミリを超えない程度に短く、かつステンレス鋼304のよう
な、ステンレス鋼合金で作られることが好ましい。環状ブッシュの外面の一部に
は、プラグに対するグリップ力(grippability)を改善するための粗部を備えて
いてもよい。さらに、環状ブッシュの端部は、鮮鋭とならないように形成されて
もよい。
【0026】 さらに本発明は、タイヤ鋳型にそれぞれが約2ミリ乃至3ミリの
直径である複数の通気孔通路を穿孔し、通気孔通路の直径を約0.1ミリ乃至0
.4ミリまでさらに縮小する環状挿入部を有するブッシュを各通気孔通路にぴっ
たり嵌めて該通気孔通路の直径を縮小することにより、タイヤ鋳型を製作する方
法を提供する。
【0027】 最後に、本発明において、取り外し可能中空プラグの挿入部を適
当な寸法の外科用針(surgical needle)によって構成することができる。従っ
て、本発明の取外し可能な中空プラグは簡単かつ安価で製造することができる。
【0028】 明細書に組込まれ、かつ明細書の一部を構成する添付の図面は、
本発明の複数の実施例を説明する。上記の一般的な内容及び以下の実施例の詳細
な内容と共に、図面は本発明の原理を説明する。
【発明の実施の形態】
【0029】 本発明の追加の利点及び変更は、当業者にとって容易に想定され
る。従って、本発明は、広汎な態様に適用でき、示されかつ説明された特定の詳
細な構成、代表的な装置及び具体例に限定されない。よって、請求項によって特
定される通常の発明概念の精神又は範囲、及びそれに均等なものから逸脱するこ
となく、詳細な構成について発展させてもよい。
【0030】 図1において、本発明の取外し可能通気孔プラグ10は主要部と
してブッシュ12を備える。かかるブッシュ12は、約2ミリ乃至3ミリの外径
Dboを持つ円筒形であることが好ましい。本発明においては、ブッシュ12の外
径Dboを約2ミリ乃至3ミリとしているが、当業者であれば、ブッシュ12の外
径は、設計される特定の鋳型の通気孔にブッシュ12を圧入できる適切な寸法で
あればよいことがわかる。さらに、当業者であれば理解できるように、ブッシュ
12の外径Dboは、鋳型の全ての通気孔に対して同一である必要はなく、実際、
特定の鋳型が様々な大きさの通気孔を備える場合には、かかる外径Dboはさまざ
まであってよい。
【0031】 ブッシュ12の長さLbは、約5ミリ乃至20ミリであることが好
ましく、8ミリ乃至12ミリであればさらに好ましく、特定の鋳型の必要条件及
びブッシュ12の製造に伴う経済状況(economies)によって決まる。ブッシュ
12は、鋳型の外面から突出するような長さであってはならない。さらに、ブッ
シュ12が20ミリ以上である場合、ブッシュが長くなると、それだけ製造コス
トもかさむ。結果として、ブッシュ12の長さは、コストにより制約を受けるこ
とになる。
【0032】 本発明のブッシュ12は、約0.8ミリの直径(口径)Dbiの中
央円筒孔(central cylindrical bore)14を備えることが好ましい。約0.8
ミリという直径は、ブッシュ12に中央孔14を生成するために許容される最低
の直径である。本発明の好適実施例においては、ブッシュ12はアルミニウムで
ある。より好ましくは、当業者であれば理解するように、ブッシュ12はアルミ
ニウムの特定のタイプであるアルミニウム115で形成される。
【0033】 ブッシュ12は、あらゆる適切な物質によって構成してもよいが
、アルミニウムであることが好ましい。これは、(1)アルミニウムが比較的安
価な物質であること、(2)アルミニウムが機械で扱いやすいこと(easy to ma
chine)、かつ(3)アルミニウムの熱膨張性(加熱した場合にアルミニウムは
鋳型よりも膨張するという性質)が、ブッシュという特定の用途にかなり適して
いるからである。3番目の特性について、アルミニウムといった、鋳型を構成す
る物質以上の膨張性を有する物質が好ましいのは、加熱した場合に膨張するので
、しっかりと所定位置に保たれるからである。しかしながら、どの物質を選択し
たとしても、タイヤが加硫される温度は140℃乃至160℃であるため、18
0℃近くの温度(temperatures of up to 180℃)に耐えられる物質でなけれ
ばならない。
【0034】 本発明の好適実施例において、図1に示す通り、挿入部16は、
ブッシュ12の中央孔14にぴったりと嵌まる。結果として、挿入部16は、円
筒孔14にぴったり嵌まるよう、好ましくは0.8ミリ又はそれよりわずかに広
い外径Dioを有する円筒形状となる。挿入部16は中空であり、かつ好ましくは
約0.1ミリ乃至0.4ミリ、最も好ましくは約0.3ミリの直径Diiの中央孔
18を備える。挿入部16の長さLiは、ブッシュ14の長さLbより0.5ミリ
を超えない程度に短いことが好ましい。従って、挿入部16の長さLiは、約4
.5ミリ乃至約19.5ミリであり、より好ましくは7.5ミリ乃至11.5ミ
リである。ブッシュ12の長さLbと同様に、挿入部16の長さLiは、当業者で
あれば理解する通り、特定の仕様及びそれに伴う製造上の経済状態によってこれ
を変えてもよい。挿入部16は、当業者であれば理解する通り、ステンレス鋼の
特定のタイプであるステンレス鋼304のような、ステンレス鋼で形成されるこ
とが好ましい。言うまでもなく、代替の適切な物質によって、挿入部16を構成
してもよい。
【0035】 挿入部16の長さLiは、とりわけ鋳型の内面の異なる曲線に順応
するよう、故意にブッシュ12の長さLbよりも短くされている。図3及び図4
は、当該原理を説明するのに役立つ。図3において誇張して示される通り、全て
の鋳型24には、鋳型24の内面26に湾曲領域があり、鋳型24の内面26と
ブッシュ12の端面との間に鮮鋭な段差(sharp transitions)が生じないよう
にブッシュ12を成形することが必要となる。本発明の通気孔プラグ10は、通
気孔プラグ10が通気孔22に挿入された場合、挿入部16より長いブッシュ1
2の部分が、鋳型24の内部空胴に突出するように構成される。突出部28は、
その後、図4に示すとおり、鋳型24の内面が連続的な表面となるように形成又
は削り取られる。さらに、鋳型24の内面26が実質的に平面である場所にブッ
シュ12を設置する場合でも、一部が鋳型24に突出するようブッシュ12を設
置することができる。突出部28は、その後、鋳型24の内面26が連続的かつ
平滑となるように、除去又は削り取られる。
【0036】 ここで注意すべき点は、ステンレス鋼の挿入部16は、その長さ
がブッシュよりも短いので、後方に位置しており、ブッシュ12のみが除去され
なければならない点である。
【0037】 図1及び図2にも示されているように、本発明の別の実施例にお
いて、ブッシュ12は、鋳型24に穿孔された孔22にブッシュ12がよりいっ
そうぴったりと嵌まるように、外面に粗部20を備えることができる。図1及び
図2において、粗部20がブッシュ12の表面の留まろうとする力(remainder
)よりも強いグリップ力(grippability)を有することを強調し、かつ示すため
、粗部20が厚みを持って図示されている。しかしながら、当業者にとって明ら
かである通り、粗部20が実際、ブッシュ12よりわずかに直径が広いとしても
、直径の増加はごくわずかなものである。
【0038】 通気孔プラグ10と孔22との間の摩擦によるかみ合い(frictio
nal engagement)を改善するために、ブッシュ12の直径Dboが雰囲気温度(am
bient temperature)において孔22の直径よりわずかに大きくなるように、ブ
ッシュ12を製造することができる。加熱された場合、鋳型24は膨張し、ブッ
シュ12を雰囲気温度で孔22に挿入することができる。鋳型24の熱が冷め、
通気孔プラグ10の周りで収縮すると、ブッシュ12の外径Dboと孔22の直径
が異なることから、プラグ10は鋳型24にぴったりと嵌まることになる。
【0039】 図2は、鋳型24に配置された通気孔22に挿入された本発明の
ブッシュ12を示す。同図に示されているように、プラグ10は、加工されるこ
とで、タイヤ32の表面にキズが生じないように、鋳型24の表面と平坦になる
。さらに、タイヤ32の製造における加硫段階中に生じることとして、タイヤ3
2は、鋳型24の内面にびったりと接し、ブッシュ12の一端と接触する。最後
に、本発明の取外し可能通気孔プラグの構造において、ブッシュ12の端部30
は、鮮鋭な端部とならないように、丸みを有することが好ましい。
【0040】 挿入部16の寸法は、特に、本発明の設計において重要である。
なぜならば、約0.3ミリの直径Diiは十分に小さく、加硫処理中にタイヤのゴ
ムが孔18に入ってくることができないからである。ゴムは粘性を有するので、
このように小さな開口部に対しては流入することはできないのである。
【0041】 場合によっては、ゴムの特別な粘性により、ゴムが挿入部16に
流入する可能性がある。かかる場合、流入するゴムが挿入部16の出力端に到達
しないように、挿入部の長さを決めなければならない。すなわち、挿入部16の
端にストッパーができないようにすべきである。
【0042】 さらに、挿入部16の寸法は、標準的外科用針の寸法と類似する
。従って、中央孔18の直径を0.4ミリを超えない程度、好ましくは0.2ミ
リから0.3ミリの間となるようにして、ブッシュ12に外科用針を圧入するこ
とによって、プラグ10を構成してもよい。これにより、プラグ10を早急に、
簡単かつ安価に構成することができる。
【0043】 最後に、通気孔プラグ10は、必要な場合には、鋳型24から簡
単に取外すことができ、かつ交換できるよう設計されている。長い金属棒のよう
な適切な器具によって、孔22から通気孔プラグをタップアウトすることができ
、通気孔プラグ10を交換することができる。
【0044】 追加の利点及び変更が当業者によって容易に想定される。従って
、本発明は、広汎な態様に適用でき、示されかつ説明された特定の詳細な構成、
代表的な装置及び具体例に限定されない。よって、請求項によって特定される通
常の発明概念の精神又は範囲、及びそれに均等なものから逸脱することなく、詳
細な構成について発展させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取外し可能な通気孔プラグを示す図である。
【図2】本発明の鋳型の一部を表し、鋳型に穿孔された通気孔内に取外し可能な
通気孔プラグを挿入した時の様相を示す図である。
【図3】本発明の鋳型の一部を示し、鋳型の曲線領域(強調して図示されている
)における取外し可能通気孔プラグの挿入位置を示す図である。
【図4】図3の鋳型の一部を示しており、鋳型の内面が連続的、かつ平滑である
ように、取外し可能な通気孔の一部が機械的に切り取られた状態を示す図である
【符号の説明】
10 通気孔プラグ 12 環状ブッシュ 16 環状挿入部 20 粗部 22 通気孔 24 鋳型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 30:00 B29L 30:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,JP,U S Fターム(参考) 4F202 AA45 AH20 CA21 CB01 CP01 CP03 CU07 CU14 4F203 AA45 AH20 DA11 DB01 DC01 DL10 DN26

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤを成形する鋳型であって、 鋳型に配置される、それぞれ直径が約2ミリ乃至3ミリである複数の通気孔通路
    と、 通気孔通路の直径を縮小するために各通気孔通路に嵌まる取り外し可能な通気孔
    プラグとを備え、 各通気孔プラグは、 外径が3ミリ未満であり、約0.8ミリ口径の中央孔を有する環状ブッシュと、
    環状ブッシュの中央孔に嵌まる、約0.1ミリから0.4ミリ口径の中央孔を有
    する環状挿入部と、を備える鋳型。
  2. 【請求項2】 前記環状挿入部の中央孔の口径が約0.3ミリである、請求項1
    に記載の鋳型。
  3. 【請求項3】 前記環状ブッシュがアルミニウムを含む、請求項1に記載の鋳型
  4. 【請求項4】 前記環状ブッシュがアルミニウム115を含む、請求項3に記載
    の鋳型。
  5. 【請求項5】 前記環状挿入物がステンレス鋼を含む、請求項1に記載の鋳型。
  6. 【請求項6】 前記環状挿入物がステンレス鋼304を含む、請求項5に記載の
    鋳型。
  7. 【請求項7】 前記環状ブッシュの長さが約5ミリ乃至20ミリである、請求項
    1に記載の鋳型。
  8. 【請求項8】 前記環状ブッシュの長さが約8ミリ乃至12ミリである、請求項
    7に記載の鋳型。
  9. 【請求項9】 前記環状挿入部の長さが、該環状ブッシュの長さより約0.5ミ
    リを超えない程度に短い、請求項7に記載の鋳型。
  10. 【請求項10】 前記環状ブッシュは外面を有し、 該外面の一部が、取外し可能プラグと該取外し可能プラグが嵌められる通気孔通
    路との間の摩擦によるかみ合いを改善するために、粗くされている、請求項1に
    記載の鋳型。
  11. 【請求項11】 前記環状ブッシュの端部が、鮮鋭な形態を呈しないよう形状さ
    れる、請求項10に記載の鋳型。
  12. 【請求項12】 タイヤ鋳型を形成する方法であって、 タイヤ鋳型に複数の通気孔通路を穿孔する工程と、 通気孔通路の直径を約0.1ミリ乃至0.4ミリまでさらに縮小する環状挿入部
    を有するブッシュを各通気孔通路に嵌めることにより、該通気孔通路の直径を縮
    小する工程と、を備える方法。
  13. 【請求項13】 前記環状ブッシュが、通気孔通路の直径を0.3ミリに縮小す
    る、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ブッシュと該ブッシュが嵌められる通気孔通路の間の摩擦
    によるかみ合いを改善するために、該ブッシュの外面の一部を粗くする工程をさ
    らに備える、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ブッシュの端部が鮮鋭な形態を呈しないよう、該端部を平
    滑にする工程をさらに備える、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記環状挿入部は、環状ブッシュに挿入された外科用利針であ
    る、請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ブッシュが鋳型の内面と平坦になるように、該鋳型の内部
    で突出しているブッシュの一部を除去する工程をさらに備える、請求項12に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 約0・8ミリ口径の中央孔を有する環状ブッシュと、 前記環状ブッシュの中央孔に嵌まる、約0.1ミリ乃至0.4ミリ口径の中央孔
    を有する環状挿入部と、を備える鋳型の通気孔用の取外し可能プラグ。
  19. 【請求項19】 前記環状挿入部の中央孔の口径が約0.3ミリである、請求項
    18に記載の取外し可能プラグ。
  20. 【請求項20】 前記環状ブッシュがアルミニウムを含む、請求項18に記載の
    取外し可能プラグ。
  21. 【請求項21】 前記環状ブッシュがアルミニウム115を含む、請求項20に
    記載の取外し可能プラグ。
  22. 【請求項22】 前記環状挿入部がステンレス鋼を含む、請求項18に記載の取
    外し可能プラグ。
  23. 【請求項23】 前記環状挿入部がステンレス鋼304を含む、請求項22に記
    載の取外し可能プラグ。
  24. 【請求項24】 前記環状ブッシュの長さが約5ミリ乃至20ミリである、特許
    請求18に記載の取外し可能プラグ。
  25. 【請求項25】 前記環状ブッシュの長さが約8ミリ乃至12ミリである、特許
    請求24に記載の取外し可能プラグ。
  26. 【請求項26】 前記環状挿入部の長さが、前記環状ブッシュの長さより約0.
    5ミリを超えない程度に短い、請求項25に記載の取外し可能プラグ。
  27. 【請求項27】 前記環状ブッシュが外面を備え、該外面の一部が粗くされてい
    る、請求項18に記載の取外し可能プラグ。
  28. 【請求項28】 前記環状ブッシュの端部が、鮮鋭な形態を呈しないように形状
    されている、請求項27に記載の取外し可能プラグ。
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