JP2002526969A - プログラム可能移動無線端末装置 - Google Patents

プログラム可能移動無線端末装置

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JP2002526969A JP2000573012A JP2000573012A JP2002526969A JP 2002526969 A JP2002526969 A JP 2002526969A JP 2000573012 A JP2000573012 A JP 2000573012A JP 2000573012 A JP2000573012 A JP 2000573012A JP 2002526969 A JP2002526969 A JP 2002526969A
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    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/406Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes

Abstract

(57)【要約】 ここで提案されているのは送信段、受信段、アンテナ切換および整合段と、プログラム可能な制御ユニットとを有する移動無線端末装置であり、これらの段はそれぞれ受動素子の装置を有しており、この装置に静電機械式の複数のマイクロスイッチないしはマイクロリレーが配属されている。またこの装置は、マイクロスイッチないしはマイクロリレーの所定のコンフィギュレーションの制御によって、少なくとも1つの機能パラメタ毎において、例えば周波数特性においてプログラム可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、送信段、受信段ならびにアンテナ切換および整合段を有する移動無
線端末装置に関し、ここでこれらの段はそれぞれ受動素子の装置を有しており、
かつ少なくとも機能パラメタ毎にプログラム可能である。本発明はさらにプログ
ラム可能移動無線フィルタ回路ならびにプログラム可能移動無線高周波ブロック
に関する。
【0002】 移動無線端末装置とは、その情報技術的な部分についてはマイクロ波領域で動
作する移動式の無線受信局および無線送信局のことである。ギガヘルツ領域また
はその付近の動作周波数(例えばGSMシステムでは約900MHz、DCSシ
ステムではほぼ1800MHz)を利用することために、その動作の対して複雑
な伝搬条件が定られている。この結果として(例えば重畳とマルチパス受信とに
よって時間的に極めて大きく変動するフェージングなど)装置設計時に殊に注意
が必要である。伝搬区間(いわゆる「エアーインタフェース」)における問題を
解決するための最も重要な手段はデジタル信号処理の領域で行われる。しかしな
がら高周波コンポーネントの構成も、所要の伝送品質を保証するために極めて重
要である。
【0003】 この関連において望ましいのは、高周波部の重要な機能パラメタを、比較的広
範囲において、極めて迅速かつ移動無線端末の全体構造に整合した簡単なやり方
で調整可能に構成することである。理想としては高周波部を広範囲にプログラム
可能にするのであるが、移動無線端末装置の高周波部の実践的な実施は、そのよ
うなものからはほど遠い。今日ではこのような実施は、機能ブロックのオンおよ
びオフ、出力の制御、または予電圧、電流変化ないしはこれに類似するものによ
るブロックの強化ができるだけにとどまっている。
【0004】 従来技術による移動無線端末装置では実践的に、電子構成部材、例えば高周波
ブロックまたはフィルタ回路を変更することないしはプログラムすることはでき
ない。しかしながらいわゆるソフトウェア定義される移動電話または類似のもの
を作製するためには、移動電話の電子ないしは電気部材はできる限り自由にプロ
グラム可能できなければならず、このプログラム可能性は、移動無線装置の製造
完了後にも存続していなければならない。さらに公知のように移動無線適用分野
では、サイズが小さく、線形性が高く、かつエネルギー消費が少ない部材が所望
されるため、Yig、ピンダイオードまたはバラクタ技術に基づく製品は相応の
欠点を有してしまうことになる。
【0005】 したがって殊に移動無線装置に使用されるフィルタおよび送受切換器は、小さ
なサイズを有し、エネルギー消費が少なく、高い線形性を有しなければならず、
さらにできる限り自由にプログラム可能でなければならない。
【0006】 本発明の課題は、高周波部の重要な機能パラメタがプログラムできるという点
で改良された移動無線端末装置を提供することである。
【0007】 この課題は、請求項1に記載された特徴的構成によって解決される。
【0008】 本発明に含まれている重要なアイデアとは、(重要な高周波コンポーネントと
しての)高周波送信段、高周波受信段およびアンテナ切換および整合段にそれぞ
れ、マイクロスイッチないしはマイクロリレー装置が設けられており、これらの
装置によって、そこに含まれかつ所定の機能パラメタを決定する受動素子を、所
定のように副素子からコンフィギュレーションできるようにすることである。
【0009】 このようなマイクロスイッチないしはマイクロリレーは、多様な実施形態でU
S5619061から公知である。ここではフィルタ回路を調整するため、また
はアンテナの選択性を調整するためのマイクロスイッチないしはマイクロリレー
の適用も記載されている。
【0010】 有利な実施形態は、上記の少なくとも1つの高周波コンポーネントがさらに、
受動素子を機械式に調整するマイクロモータを有しており、ここでこのマイクロ
モータが同様に、マイクロスイッチないしはリレーを制御する制御ユニットに制
御結合される実施形態である。各高周波コンポーネントの特性を決定する素子コ
ンフィギュレーションを、マイクロスイッチ装置と調整モータとを組み合わせて
使用することにより、体積、エネルギー消費、線形性および制御コストの点から
さらに最適化することができる。
【0011】 サイズならびに作製コストを低減するためにはつぎのような実施形態、すなわ
ちマイクロスイッチないしはリレーならびに(付加的に設けられている場合には
)マイクロモータのうちの少なくとも一部を、これらが作用する受動素子と共に
共通の基板に集積する実施形態が有利である。このためには殊に、高い誘電率を
有するセラミック基板が有利である。
【0012】 副素子に分割される受動素子は、これらの副素子を接続するマイクロスイッチ
と共にトポロジを形成しており、ここでこのトポロジは有利には、制御ユニット
のトポロジ記憶装置に記憶される。さらに制御装置は有利な実施形態では、プロ
グラムすべき1つまたは複数の機能パラメタに対する計算アルゴリズムを記憶す
るアルゴリズム記憶装置と、各機能パラメタの所定の値を供給するアクティブの
トポロジを計算する計算段とを有している。相応する比較手段によって、計算し
たアクティブなトポロジと、全体的なトポロジとを比較することにより直接、切
換マトリクスが得られ、この切換マトリクスはつぎに、相応のスイッチ制御信号
を個々のマイクロスイッチに出力することによって実現される。
【0013】 別の実施形態では制御ユニットは、(いわゆる「ルックアップテーブル」の形
態の)多領域のコンフィギュレーション記憶装置ならびにポインタ段を有してい
る。この多領域コンフィギュレーション記憶装置によって、高周波部に実現され
るトポロジの多数のマイクロスイッチ切換マトリクスがそれぞれ、機能パラメタ
の値または複数の機能パラメタの値ベクトルに配属して記憶される。また上記の
ポインタ段によってコンフィギュレーション記憶装置がアドレッシングされ、こ
れはこのような値または値ベクトルの入力(プログラミング)に応答する。
【0014】 付加的にマイクロモータが設けられている場合、(記憶装置コストないしは記
憶装置および処理コストをやや増やせば)同様に上記の2つの実現が可能である
。ここでこのマイクロモータが作用する、素子装置の部分は有利には、制御可能
なモータ調整に相応して、(仮想的な)副素子に分割される。したがってその構
造を、マイクロスイッチによって相互に分離される実際の副素子から得られる構
造と類似に記憶し、処理することができる。
【0015】 (マイクロスイッチおよび選択的にはマイクロモータを操作することによる)
離散的なステップにおいて調整すべき機能としては、例えば、各高周波コンポー
ネントの周波数特性がある。スイッチすべき受動素子としては、コンデンサおよ
び/またはインダクタンスおよび/またはマイクロストリップ線路区間または共
振器がある。これはすべて基本的に線形な特性を示し、したがって能動素子、例
えばバラクタまたはトランジスタによる周波数特性の影響とは異なり、非線形性
またはひずみを発生しない。さらに静電的に制御されるマイクロスイッチは電力
を消費しない。
【0016】 具体的な調整過程に対しては決められたやり方を守るべきであり、これによっ
てマイクロスイッチおよび場合によってはマイクロモータまたは別の装置部分を
過電流および電圧ピークから防御する。このために調整すべき高周波コンポーネ
ントおよび有利には高周波部全体を非アクティブ状態に切り換える。続いて上記
のやり方のうちの1つに基づいて、目下必要なマイクロスイッチコンフィギュレ
ーションないしはマイクロスイッチコンフィギュレーションとマイクロモータ制
御とから実現すべき組み合わせを求めることができる。最後にあらかじめ定めた
スイッチコンフィギュレーションないしはスイッチポジション/モータ制御の組
み合わせを、制御ユニットによって実現し、最終的に高周波コンポーネントない
しは移動無線端末装置全体をアクティブ状態にする。ここで説明したやり方に、
当然ながら制御ユニットの機能(プログラミング)が対応しており、この制御ユ
ニットによってこの実行が自動的に実現される。
【0017】 別の様相では、プログラム可能な高周波ブロックが移動無線適用分野のために
設けられている。このプログラム可能な高周波ブロックは、少なくとも1つの能
動部材と、少なくとも機械式に調整可能な整合回路網とを有しており、これは個
別に調整可能な受動部材を有しており、かつ能動部材に接続されている。さらに
プログラム可能な制御ユニットが設けられており、これは機械式に調整可能な整
合回路網を調整して、高周波ブロック全体が信号応答特性について所定の特性を
有するようにする。
【0018】 ここでは調整可能な各受動部材に電気マイクロモータが配属されているため、
これらのプログラム可能な制御ユニットは、マイクロモータを制御することによ
って、機械式に調整可能な整合回路網を調整することができる。
【0019】 ここでこれらのマイクロモータは、機械式に調整可能な整合回路網を調整する
時間中にだけアクティブ化され、これに対してこの時間以外ではマイクロモータ
の給電は例えばプログラム可能な制御ユニットによって遮断され、これによって
エネルギー消費を低減させる。このことは移動無線の適用分野では殊に重要であ
る。
【0020】 本発明の別の様相では、プログラム可能なフィルタ回路が移動無線適用分野の
ために設けられており、これは複数の受動部材を有しており、これらの受動部材
の特性値はそれぞれ機械式に調整可能である。これらの受動部材は従来技術から
よく知られている、フィルタ回路に対するトポロジに相応して接続されている。
さらに電気マイクロモータが設けられており、これによって受動部材の機械式な
調整が行われる。これらの電気マイクロモータは、プログラム可能な制御ユニッ
トによって制御されて、このフィルタ回路全体が所定の特性曲線を有するように
されている。
【0021】 ここでこの制御ユニットは記憶装置に接続されており、この記憶装置に、受動
部材の調整値ないしは相応する電気マイクロモータに対する制御値、および/ま
たはフィルタ回路の特性曲線が、例えばテーブルの形式で格納されている。
【0022】 択一的または付加的に、この制御ユニットそれ自体によって、電気マイクロモ
ータに対する制御値を計算することができ、これらがフィルタ回路の所定の特性
曲線を得るために出力される。
【0023】 受動部材のうちの少なくとも一部は、機械式に調整可能なキャパシタンスを有
するコンデンサとすることが可能であり、ここでこれらのコンデンサは、サイズ
を小さくするという観点から、高い誘電率を有するセラミック技術で実施される
【0024】 これらのコンデンサは、例えば回転可能または移動可能な金属板を有すること
ができ、これらの金属板は電気マイクロモータによって動かされ、これによって
キャパシタンス値が機械式に調整される。
【0025】 受動部材のうちの一部は共振器とすることができ、この場合にこの共振器の特
性値(同調)を機械式に調整するため、アース点に対する短絡線路の位置は、相
応する電気マイクロモータによって変更可能である。
【0026】 これらの電気マイクロモータはエネルギー消費の観点から制御することができ
、これにより、これらの電気マイクロモータが、相応して配属された受動部材を
機械式に調整する時間中にだけ電気エネルギーを供給されるようにする。
【0027】 本発明ではさらに、プログラム可能な送受切換器が移動無線適用分野のために
設けられており、これは上記の複数のプログラム可能なフィルタ回路を有する。
これらのプログラム可能はフィルタ回路は、制御ユニットによって調整されて、
種々の周波数特性曲線を有するようにされる。
【0028】 本発明の利点を以下、従属請求項ならび有利な実施例に基づき、図面を用いて
説明する。ここで: 図1は、本発明を実施形態に基づいて説明するための、極めて単純化した移動
無線端末装置の機能ブロック図を示しており、 図2aは、図1の移動無線端末装置のフィルタ素子の1つないしは送受切換器
に使用される共振回路の原理回路図を示しており、 図2b〜2eは、図2aの回路を、マイクロスイッチないしはマイクロリレー
を使用して本発明の実施形態にしたがって種々に実現した図を示しており、 図2fおよび2gは、マイクロリレーないしはマイクロスイッチとならんでマ
イクロモータも設けられている調整可能な共振回路の変形実施形態を示しており
、 図3は、図1の移動無線端末装置のフィルタ段を調整する制御装置の機能ブロ
ック回路図を示しており、 図4は、別の実施形態の制御部の概略図を示しており、 図5a〜5cは、本発明の実施例の概略回路図を示しており、ここでは調整可
能な整合回路網は、増幅器(図5a)、混合器(図5b)ないしは発振器(図5
c)に接続されており、 図6は、本発明の調整可能な整合回路網の詳細図を示しており、 図7aは、本発明のプログラム可能フィルタ回路の概略回路図を示しており、 図7bは、2つのプログラム可能なフィルタ回路を有する送受切換器を示して
おり、この送受切換器の部材は、フィルタ回路全体が種々の周波数特性曲線を有
するように調整されており、 図8は、特性値が機械式に調整可能なコンデンサとインダクタンス/共振器と
からなるフィルタ回路を実現する実施例を示しており、 図9は、図2においてa)で示した図8の部分図であり、この図9ではさらに
コンデンサの特性値を調整する制御部が示されており、 図10は、線路共振器の平面図を示す図8の部分図を示しており、この線路共
振器は、短絡シフト器によってその電気特性が変更可能であり、図8ではb)で
示されており、 図11は、キャパシタンス値が機械式にマイクロモータによって調整可能なコ
ンデンサを作製するための別の実施例を示している。
【0029】 図1は、極めて単純化した原理図で移動無線端末装置1を示しており、これは
、例えば低周波コンポーネントと音声信号処理手段とを含むベースバンドブロッ
ク3と、受信段5と、送信段7と、制御部9と、送受切換器11と、アンテナ1
3とを有している。送信側の信号路ではベースバンドブロック3と送信段7との
間、ならびに送信段7と送受切換器11との間にそれぞれ、調整可能な送信信号
フィルタ段15a,15bが設けられており、また受信側の信号路では送受切換
器11と受信段5との間、ならび受信段5とベースバンドブロック3との間にそ
れぞれ、調整可能な受信信号フィルタ段17a,17bが設けられている。
【0030】 まとめると受信段5と所属の受信信号フィルタ段17a,17bとを広義の受
信段と称し、また送信段7と送信信号フィルタ段15a,15bとを広義の送信
段と称することができる。やや異なった見方をすれば調整可能なフィルタ段15
bおよび17aをも送受切換器11に加え、この組み合わされた機能ユニットを
アンテナ切換および整合段と称することができる。ベースバンドブロック(それ
自体公知の手段)が、送信側でのソースコーディング、チャネルコーディングお
よびインターリブならびにバースト形成のために、ならびに受信側での相応する
インターリブ解除、チャネルコーディング、およびソースコーディング手段を有
する場合、制御部との密な機能的結合があり、ここでこの制御部は、各移動無線
システム標準に準拠する、移動無線端末装置の機能の流れを制御する当然の手段
を有する。本発明の説明との関連で殊に重要であるのは、受信段5,送信段7お
よびフィルタ段15a,15bならびに17a,17bについての、制御部9の
制御機能である。したがってこれらを以下にさらに詳しく説明する。
【0031】 図2aは、直列接続された3つのコンデンサC1,C2およびC3と、2つの
インダクタンスl1,l2からなる共振装置を示しており、ここでこれらのイン
ダクタンスは、コンデンサC1とC2との間の線路区間ないしはコンデンサC2
とC3とのアイデアの区間に接続されている。このような共振装置は、フィルタ
段15a,15b,17aおよび17b、ないしは広義の受信段および送信段、
ないしはアンテナ切換および整合段に実装されている。
【0032】 図2bに概略的に示されているのは、図2aの装置のインダクタンスl1,l
2が、所定の配置でそれぞれ、各マイクロスイッチを介してアースに接続されて
いる複数のタップを有することである。インダクタンスl1に配属されれている
マイクロスイッチは、図ではMSで示されており、かつ制御信号「control
」を介して個別に制御される。これに対してインダクタンスl2に配属されたマ
イクロスイッチは、MSで示されており、かつ制御信号「control」を介し
て制御される。これらのマイクロスイッチMSi,jによって(スイッチポジシ
ョンに応じて)多かれ少なかれインダクタンスl1,l2の大部分が分割されて
、それらの制御により、この共振装置の周波数特性の調整を行うことができる。
【0033】 この原理をわずかに変更した実施例が図2cに示されており、ここではインダ
クタンスl1,l2はそれぞれ、マイクロリレーMRないしはMRのグルー
プによって制御される。これは制御信号「control」ないしは「control」に
よってサブインダクタンスに分割することによって行われる。2つのアースコン
デンサC4,C5がさらに設けられているこの回路は、フリーホイーリング回路
であり、これに対して図2bの実施例は、短絡回路と称することができる。
【0034】 図2dには星形の回路コンフィギュレーションが示されており、これは、図2
bまたは2cの直列な回路装置の個所に設けることができる。図2eは、図2b
に対して変更された装置が示されており、ここではインダクタンスl1,l2と
ならんでコンデンサC,CおよびCもマイクロスイッチによって副素子に
分割されており、かつスイッチの操作によって調整可能である。図2bに相応し
てコンデンサC1〜C3に配属されたスイッチをMS,MSないしはMS と、また所属の制御信号を相応して「control」、「control」ないしは「co
ntrol」と称する。ここではl1のサブインダクタンスをla1,lb1,…
、またはl2のそれをla2,lb2,…と称する。また類似にコンデンサC1
のサブキャパシタンスをCa1,Cb1,Cc1,…と、コンデンサC2のそれ
をCa2,Cb2,Cc2,…と、またコンデンサC3のそれをCa3,Cb3 ,Cc3,…と称する。この図では殊に明確に分かるのは、フィルタないしは整
合化領域の受動素子をマイクロスイッチないしはマイクロリレーによって副素子
に分割することにより、所定のスイッチ制御部によって実現される多数のコンフ
ィギュレーションをそれ自体に含むトポロジが形成されることである。
【0035】 図2fは、図2cに対して変更された実施例を示しており、コンデンサC1の
キャパシタンスがマイクロモータMMにより、制御信号「control」によっ
て制御されて変更される。コンデンサC2およびC3も、それらに配属されたマ
イクロモータによって、相応の制御によって調整可能に実施できると理解された
い。
【0036】 図2gの装置では、サブキャパシタンスに分割されたC1,C2およびC3を
有する図2eに示した装置がインダクタンスについて変更されており、これによ
ってこの装置は、マイクロモータMMないしはMMを介して移動可能なアー
スタップを1つずつ有する。ここでは図2eと同じように、相応する制御信号を
「control」ないしは「control」と称する。
【0037】 図3には機能ブロック回路図に形態で概略的に調整制御部90(その参照符号
は図1の制御部9による)の構造が示されており、この調整制御部は図1の受信
信号フィルタ段17aを調整するためのものである。調整制御部90は、外部か
ら供給される信号を受信する調整実行制御部90aを有しており、この信号は、
受信信号フィルタ段17aの要求される周波数特性を表す。
【0038】 調整実行制御部90aは、受信段5にオン/オフスイッチ90bを介して接続
されており、このスイッチを介してこの調整実行制御部は、上述の信号の受信時
にまず受信段5を遮断する。ここではこの信号に基づいて受信信号フィルタ段1
7aの調整が行われる。オン/オフスイッチを操作するために形成された信号は
、インバータ90cを介してさらにスイッチコンフィギュレーション計算段90
dに供給されてこれを起動する。これに基づいてこのスイッチコンフィギュレー
ション計算段は、その入力側にも印加されている周波数特性を指定する上述の信
号を受信して一時記憶する。受動素子ないしは副素子および配属されたマイクロ
スイッチないしはマイクロリレーおよび場合によってはマイクロモータから形成
された、受信フィルタ段17aの固有のフィルタトポロジが記憶されているトポ
ロジ記憶装置90eと、所定の周波数特性に基づいて具体的なスイッチコンフィ
ギュレーションを求めるための相応のアルゴリズムを記憶するアルゴリズム記憶
装置90fとをアクセスして、スイッチコンフィギュレーション計算段90dは
、マイクロスイッチないしはマイクロリレーおよび場合によってはマイクロモー
タの、要求される周波数特性に基づいて実現すべき制御コンフィギュレーション
を計算し、これを制御信号発生器90gに出力する。この制御信号発生器は(同
様にトポロジ記憶装置90eをアクセスして)これに基づいて、全体コンフィギ
ュレーションの個別スイッチのそれぞれに対する制御信号を形成して、これを順
次に受信信号フィルタ段17aに供給する。この最後の制御信号の出力は、プロ
グラム終了検出器90hによって検出され、これが相応する信号を、調整実行制
御部90aに出力する。この調整実行制御部はこれに基づいてオン/オフスイッ
チ90bをアクティブ化して受信段5をスイッチオンし、かつスイッチコンフィ
ギュレーション計算段90dを非アクティブ化する。(ここで説明した機能は、
実践的にはその大部分がソフトウェアで実現されるため、ここに示した機能ブロ
ックに基づく説明は原理の説明と理解されたい。) 図4には概略的に(やや異なった示し方で)制御部の択一的な実施例が示され
ている。制御ユニットCにはコンフィギュレーション記憶装置Mが含まれている
。ここには、周波数特性に1つずつ配属されて、周波数特性の所定の集合から、
移動無線端末装置の高周波部R/Sにおける素子/マイクロスイッチ装置のスイ
ッチポジション位置コンフィギュレーションの所定の集合が記憶されている。制
御部Cの入力信号線路Sは、一方ではオン/オフスイッチSwに、他方ではコン
フィギュレーション記憶装置Mをアドレッシング可能なポインタ段Pに接続され
ている。
【0039】 信号線路Sに所定の周波数特性を調整する命令信号の入力側では、オン/オフ
スイッチSwを介して高周波部R/Tはデフォルトモードに移行され、他方では
コンフィギュレーション記憶装置MをアドレッシングするポインタPは相応して
、要求される周波数特性をアクティブ化する。記憶装置内容は高周波部に読み出
され、そこでマイクロスイッチ装置の相応する調整が行われる。この調整が終わ
った後、(図3の実施例に相応して)高周波部は再度動作する。
【0040】 本発明の実施はここに説明した実施例には限定されることはなく、多くの変更
を行うことも可能である。例えば抵抗も受動素子としてマイクロスイッチないし
はマイクロリレーによって副素子に分割し、これによって例えばインピーダンス
整合を行うこともできる。ここではマイクロストリップ線路を多数の適用に対し
て使用することは殊に有利である。マイクロスイッチとマイクロモータとを組み
合わせることは、同じ装置における同じタイプの受動素子においても、作製コス
トおよび体積ないしは制御コストを低減させるならば、有利である。
【0041】 図5aに示されているのは、個別に調整可能な整合回路網1,2,3が並列(
調整ネットワーク2を参照されたい)ないしは直列(調整ネットワーク1,3を
参照されたい)に能動部材に接続されている場合である。この能動部材はこの場
合、増幅器4である。
【0042】 図5bには、個別に調整可能な3つの整合回路網1,2,3が、能動部材5に
接続されている場合が示されており、この能動部材5はこの場合、混合器である
【0043】 図5cには、個別の調整可能な3つの整合回路網1,2,3が、能動部材6に
接続されている場合が示されており、この能動部材は発振器6である。
【0044】 図6には本発明による整合回路網101,102,103の構造が詳細に示さ
れている。実施例として示された整合回路網101は、3つのコンデンサ107
,108,109を有しており、これらのコンデンサは直列に、入力側121と
出力側122との間に接続されており、かつそれらのキャパシタンス値は個別の
機械式に調整可能である。さらに2つのインダクタンスまたは共振器110,1
11が、コンデンサ107およびコンデンサ108間ないしはコンデンサ108
およびコンデンサ109間の接続点と、アースとの間に接続されている。
【0045】 コンデンサ107,108,109のキャパシタンス値は、例えばこれらのコ
ンデンサの金属板をマイクロモータにより移動または回転することによって調整
することができる。共振器またはインダクタンス110,111の特性値は、ア
ース点を移動することにより機械式に調整可能である。
【0046】 調整可能な各受動部材107,108,109,110,111には、電気マ
イクロモータ112,113,114,115,116が配属されており、この
マイクロモータによって対応する部材の特性値が機械式に調整される。ここでマ
イクロモータ112,113,114,115,116は制御ユニット217に
よって制御される。制御ユニット117は、一方では各整合回路網101,10
2,103の信号応答特性を検出する。これはこれらの整合回路網に、各整合回
路網101,102,103の入力側121ないしは出力側122に印加される
信号が入力側119,120に供給されることによって行われる。また制御ユニ
ット17は、他方では高周波ブロック全体の信号応答特性を検出する。これは制
御ユニット17に、高周波ブロック全体の入力側125ないしは出力側126に
印加される信号が供給されることによって行われる。したがって制御ユニット1
17は、機械式に調整される各整合回路網の個別の受動部材107,108,1
09,110,111を、電気マイクロモータ112,113,114,115
,116により、各整合回路網および/または高周波ブロック全体の信号応答特
性に依存して調整することができる。
【0047】 図6から同様に分かるように、制御ユニット117の相応するプログラミング
は、エアーインタフェース124およびアンテナ123を介してオンラインで行
うことも可能である。すなわち、高周波ブロックが本発明のように組み込まれた
例えば移動電話を、エアーインタフェース124およびアンテナ122を介して
オンラインで基地局からプログラムすることができる。
【0048】 図6から同様に分かるように、制御ユニット117には記憶装置118が接続
されている。この記憶装置は例えばPROMとすることができる。この記憶装置
118には個別の受動部材107,108,109,110,111に対する調
整値、すなわちそれぞれ配属されたマイクロモータ112,113,114,1
15ないしは116に対する相応の制御値を持続的に格納することができる。さ
らに記憶装置118にはテーブルが設けられており、このテーブルでは、どの個
別の調整値が受動部材に対して必要であるかが示されており、この調整値によっ
て個別の整合回路網101,102,103ないしは高周波ブロック全体の所定
の信号応答特性が得られる。
【0049】 択一的にはプログラム可能な制御ユニット117は、高周波ブロックの所定の
信号応答特性を得るのに必要な調整値を、1つまたは複数の機械式に調整される
整合回路網に対してそれ自体で計算することができる。
【0050】 したがって本発明では、移動無線適用に対する高周波ブロックを完全にプログ
ラムできることが保証される。このことから複数の利点が得られる。まず純粋な
受動コンポーネントを整合回路網に使用することによって、すなわち機械式に調
整可能なコンデンサ、コイルおよび共振器を使用することによって、実際の調整
時間中だけしか電気エネルギーが消費されない。整合回路網が調整されると直ち
に制御ユニット117は、例えば電気マイクロモータ112,113,114,
115,116に対する給電を遮断し、これによって電気エネルギーを上述の時
間以外に消費しないことが保証される。これは、バッテリ駆動の移動無線電話で
は極めて重要である。
【0051】 受動コンポーネントだけを使用することにより、非線形性および歪みについて
、別の能動コンポーネント、例えばバラクタまたはトランジスタを使用する場合
に比べて問題が少ない。さらに回路ブロックのサイズを、コンパクトなレイアウ
トと、高い誘電率を有する材料とを使用することによって小さく維持することが
できる。例えば部材をこのためにセラミック技術で実施することができる。この
ことも移動無線電話では有利である。
【0052】 以下では、本発明のプログラム可能な高周波ブロックの調整を実施する方法を
説明する。まず機械式に調整可能なコンデンサ、コイルおよび/または共振器の
値を、マイクロモータの制御によって選択する。マイクロモータの動きは、制御
ユニット117のソフトウェアによって制御される。したがって整合回路網の適
合は、これに接続された能動部材(トランジスタ、ダイオードなど)に固有に、
コンデンサ、コイルおよび共振器の有利な組み合わせを使用して行われる。回路
タイプ毎に、有利なトポロジが整合回路網に対して選択される。最終的には計算
またはアルゴリズムを用いて、移動電話における各高周波ブロックの信号応答特
性を、整合回路網部材の値を変更することによって調整および最適化することが
できる。制御ユニット117の制御データは記憶装置118に格納することがで
き、後の新たな調整時には場合によって再度使用することができる。
【0053】 図6に示した整合回路網は1つの実施例を示しただけであり、本発明の整合回
路網は一般的に、例えば1つのコンデンサとしても、またコンデンサ、コイルお
よび共振器からなるカスケード状の回路のコストの高い組み合わせとしても実施
できることに注意されたい。
【0054】 すでに述べたように、高周波ブロック全体はその信号特性について調整される
。この際に例えば以下のパラメタを考慮することができる: a) 回路(高周波ブロック)が駆動される動作周波数、 b) 帯域幅 c) 出力および増幅度 d) 高周波ブロックのノイズ特性 固定的にあらかじめ設定された整合回路網を有する回路では、回路パラメタは
あらかじめ設定されており、もはや変更することはできない。したがって全体的
に達成される出力は、種々のパラメタの妥協なのである。
【0055】 以下では本発明の種々の適用例を簡単に、種々の能動部材に対してさらに説明
する。
【0056】 あらゆる形態の増幅器、混合器および発振器に対して、動作周波数を、整合回
路網の調整によって調整することができる。したがって高周波ブロックは、広い
周波数領域をカバーすることができ、これは例えば調整可能な広帯域電力増幅器
、広帯域混合器その他を実装することによって行われる。
【0057】 あらゆる形態の増幅器および混合器において、広い帯域幅を比較的狭い帯域幅
に、ないしはその逆に整合回路網の調整によって調整することができる。したが
って回路の選択性を全体的に改善することができる。
【0058】 低ノイズのあらゆる増幅器において、最適なノイズ特性への設定を、入力信号
の強度に依存して、整合回路網を調整することによって、例えば相応する増幅係
数を調整することによって最適化することができる。これによって例えば回路の
相互変調特性が改善される。
【0059】 電力増幅器では、出力信号の所望の振幅または効率についての調整を整合回路
網の調整によって行うことができる。したがって例えば、移動電話のバッテリの
寿命を長くすることができる。
【0060】 図7に関連してまず本発明のプログラム可能フィルタ回路を説明する。
【0061】 図7aに示したフィルタ回路は、入力側219と出力側220とを有する。入
力側219と出力側220との間に調整可能なコンデンサ204が直列に接続さ
れている。ここでコンデンサ204はそれぞれ、キャパシタンス値を機械式に調
整可能なタイプのコンデンサである。このために電気マイクロモータ208が1
つずつ、調整可能なキャパシタンスを有するコンデンサ204に配属されている
。電気マイクロモータを、1つ以上のコンデンサ204に機械式に接続すること
も当然可能であり、これによってこの電気マイクロモータに接続された複数のコ
ンデンサのキャパシタンス値が相応に調整される。
【0062】 個別のコンデンサ204とアースとの間の接続点にはそれぞれ、インダクタン
ス205または共振器が接続されている。このインダクタンス205も同様に機
械式に調整可能であり、このためにコンデンサ204におけるのと同様に、図示
の実施例では、調整可能なインダクタンス205毎に1つずつ電気マイクロモー
タ208が配属されている。図7aに示されたフィルタ回路は、見ると分かるよ
うにn段のフィルタ回路である。
【0063】 図7aに示したフィルタトポロジは、図5bに示した送受切換器の基礎である
。図5bに示した送受切換器は、すなわち2つのフィルタ回路202ないしは2
03を有しており、これらは共通の線路によってそれらの入力側からアンテナ2
06に接続されている。ここではフィルタ回路202はn段を、またフィルタ回
路203はm段を有しており、ここでn=mとすることができる。例えば周波数
多重化動作(FDD)を得るためにこのフィルタ回路202を、これを形成する
受動部材204,205について調整して、その動作周波数を、フィルタ回路2
03の動作周波数と異なるようにする。
【0064】 図7aおよび7bに示したプログラム可能なフィルタ回路201ないしは20
2,203はバンドパスフィルタ技術の基づいている。しかしながら、本発明は
公知の別のフィルタ技術すべてに、例えばローパスフィルタまたはハイパスフィ
ルタならびにノッチフィルタ(帯域阻止)に適用することができる。
【0065】 図8に示した断面図では、機械式の調整される2つのコンデンサ204が示さ
れており、ここではそれらのキャパシタンスを調整するためにそれぞれ金属板2
07が回転される。
【0066】 さらに図8では3つのインダクタンス/共振器5が示されており、その有効長
は短絡導体215を移動することによって調整することができ、これによってこ
の部材の相応の特性値が変更される。
【0067】 図9には、図8においてa)で示した図8の部分が示されている。図9に示し
た機械式に調整可能はコンデンサ204は実質的に金属板211からなり、この
金属板はサンドイッチ状に誘電体210に配置されている。この誘電体はプリン
ト回路基板(PCB,Printed Circuit Board)209に配置されている。電気
マイクロモータ208によってコンデンサ204の金属板211を回転すること
ができ、これによってコンデンサ204のキャパシタンスを機械式に変更する。
【0068】 ここでは電気マイクロモータ208は制御ユニット217によって制御される
。図9で矢印によってシンボリックに示したように、制御ユニット217はさら
に、機械式に調整可能でありかつフィルタ回路201ないしは202,203を
形成する複数の受動部材または受動部材全体を、相応する電気マイクロモータ2
08の制御によって調整することができる。
【0069】 制御ユニット217によって個別の部材のこの調整が実施され、フィルタ回路
全体が、その入力側219と出力側220ないしは220′との間に所定の周波
数特性曲線を有するようにする。このために制御ユニット217に情報として複
数の信号が供給され、ここでこれらの信号はこのフィルタ回路の入力側219な
いしは出力側220,220′に印加されている。これは図3と同様に矢印によ
ってシンボリックに示されている。入力側219ないしは出力側220,220
′から供給される信号によって制御ユニット217は、フィルタ回路の周波数特
性曲線をもとめることができ、実際の周波数特性曲線が目標周波数特性曲線に一
致するか否かを決定することができる。
【0070】 択一的には制御ユニット217それ自体によって、所定の周波数特性曲線を得
るために必要な、電気マイクロモータ208に対する制御値を計算することがで
きる。調整すべき周波数特性曲線は制御ユニット217それ自体に格納したり、
またはオンラインで、例えば、移動無線装置の場合にはエアーインタフェース1
24を用いて制御ユニット217に伝送することができる。
【0071】 図9に同様に示されているように、制御ユニット217と共にPROMメモリ
218が設けられている。PROMメモリ218には、電気マイクロモータ20
8に対する調整値ないしは制御値と、場合によってはフィルタ回路全体に対する
所定の周波数特性曲線をテーブルの形態で持続的に格納することができる。した
がって制御ユニット217はフィルタ回路の所定の周波数特性曲線を得るために
、PROM218に格納されたテーブルにアクセスすることができる。
【0072】 図10には、図8においてb)で示した図8の部分が示されている。図10に
示した実施例では受動部材は共振器205である。短絡導体205を電気マイク
ロモータ208によって制御して、その位置をアース212に対して機械式に移
動することにより、制御ユニット217は制御されて、共振器205の特性値を
調整することができる。
【0073】 図11は、機械式に調整可能なコンデンサ204に対する別の例を示している
。この場合に金属板215は、この誘電体216の面に垂直な面において誘電体
216に対して移動する。ここでこの移動は電気マイクロモータ208によって
行われ、この電気マイクロモータは制御ユニット217によって制御される。
【0074】 コンデンサのキャパシタンス値をプログラムによって調整するために、通常に
入手できる調整可能なコンデンサ部材を使用することもできることは当然である
。ここで調整は、電気マイクロモータによって機械式に調整することによって行
うことができる。
【0075】 実施例の上記の説明から分かるように、本発明では有利には純粋な受動回路部
材が使用されており、これによって一方ではエネルギー消費を低く維持すること
ができ、また他方では例えばYigまたはバラクタ技術において発生する非線形
性の問題を回避することができる。本発明のプログラム可能なフィルタ回路では
、マイクロモータによって受動部材の調整が行われる場合にだけ、電気エネルギ
ーが消費される。従来技術ではピンダイオード技術において常時、電気エネルギ
ーが消費されることに注意されたい。すでに示したように、本発明のPCBフィ
ルタ送受切換器はセラミック技術で実施することができ、これは高い誘電率を有
しており、これによってコンポーネントのサイズを低減することができる。
【0076】 従来技術では機械式な伝達部を有する1つまたは複数のマイクロモータは、極
めて小さな構造形態で実施され、移動部のサイズに集積できることに注意された
い。
【0077】 フィルタ機能または送受切換器機能を有する公知の回路トポロジはどれでも本
発明のベースとして使用できることに注意されたい。この場合、このベースに基
づいて回路トポロジの調整可能(プログラム可能)なコンデンサ、インダクタン
スまたは共振器の特性値をマイクロモータによって変更することができる。ここ
でこのマイクロモータは電気的に制御ユニットによって制御可能である。
【0078】 この場合に計算または有利なアルゴリズムによって特性値、例えばキャパシタ
ンスまたは共振値を変更して、所望の中心周波数と帯域幅とを有する所望のフィ
ルタまたは送受切換特性曲線を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施形態に基づいて説明するための、極めて単純化した移動無線端末
装置の機能ブロック図である。
【図2A】 図1の移動無線端末装置の送受切換器ないしはフィルタ素子に使用される共振
回路の原理回路図である。
【図2B】 図1の移動無線端末装置の送受切換器ないしはフィルタ素子に使用される共振
回路の別の原理回路図である。
【図2C】 図1の移動無線端末装置の送受切換器ないしはフィルタ素子に使用される共振
回路の別の原理回路図である。
【図2D】 図1の移動無線端末装置の送受切換器ないしはフィルタ素子に使用される共振
回路の別の原理回路図である。
【図2E】 図1の移動無線端末装置の送受切換器ないしはフィルタ素子に使用される共振
回路の別の原理回路図である。
【図2F】 マイクロリレーないしはマイクロスイッチとならんでマイクロモータも設けら
れている調整可能な共振回路の変形実施形態を示す図である。
【図2G】 マイクロリレーないしはマイクロスイッチとならんでマイクロモータも設けら
れている調整可能な共振回路の変形実施形態を示す別の図である。
【図3】 図1の移動無線端末装置のフィルタ段を調整する制御装置の機能ブロック回路
図である。
【図4】 別の実施形態の制御部の概略図である。
【図5A】 本発明の実施例の概略回路図である。
【図5B】 本発明の実施例の別の概略回路図である。
【図5C】 本発明の実施例の別の概略回路図である。
【図6】 本発明の調整可能な整合回路網の詳細図である。
【図7A】 本発明のプログラム可能フィルタ回路の概略回路図である。
【図7B】 2つのプログラム可能なフィルタ回路を有する送受切換器を示す図である。
【図8】 特性値を機械式に調整可能なコンデンサとインダクタンス/共振器とからなる
フィルタ回路を実現する実施例を示す図である。
【図9】 図8においてa)で示した部分を示す図である。
【図10】 線路共振器の平面図を示す図8の部分図である。
【図11】 キャパシタンス値が機械式にマイクロモータによって調整可能なコンデンサを
作製するための別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 移動無線端末装置 3 ベースバンドブロック 5 受信段 7 送信段 9 制御段 11 送受切換器 13 アンテナ 15a,15b 送信信号フィルタ段 17a,17b 受信信号フィルタ段 C,C,C,C,C コンデンサ l1,l2 インダクタンス MS, , , , マイクロスイッチ MM,MM マイクロモータ 90 調整制御部 90a 調整実行制御部 90b オン/オフスイッチ 90c インバータ 90d スイッチコンフィギュレーション計算段 90f アルゴリズム記憶装置 90g 制御信号発生器 90h プログラム終了検出器 C 制御部 M コンフィギュレーション記憶装置 P ポインタ段 R/T 高周波部 S 制御信号線路 Sw オン/オフスイッチ 101 整合回路網 102 整合回路網 103 整合回路網 104 能動部材(増幅器) 105 能動部材(混合器) 106 能動部材(発振器) 107 コンデンサ 108 コンデンサ 109 コンデンサ 110 インダクタンス(コイル) 111 インダクタンス(コイル) 112 マイクロモータ 113 マイクロモータ 114 マイクロモータ 115 マイクロモータ 116 マイクロモータ 117 制御ユニット 118 記憶装置 119 制御ユニットの入力側 120 制御ユニットの入力側 121 整合回路網の入力端子 122 整合回路網の出力端子 123 アンテナ 124 エアーインタフェース 125 制御ユニットの入力側 126 制御ユニットの入力側 201 プログラム可能フィルタ回路 202,203 送受切換器のプログラム可能フィルタ回路 204 調整可能なコンデンサ 205 調整可能なインダクタンス/共振器 206 アンテナ 207 金属板 208 電気マイクロモータ 209 プリント回路基板 210 誘電体 211 金属板 212 アース電位 215 金属板 216 誘電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 199 19 368.1 (32)優先日 平成11年4月28日(1999.4.28) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CN,JP,KR,NO,PL,RU,TR,US (72)発明者 ベルント ビーネック ドイツ連邦共和国 ボッホルト アッカー シュトラーセ 3 (72)発明者 ディートマー ガプスキー ドイツ連邦共和国 デュイスブルク プリ ンツ−アルブレヒト−シュトラーセ 28 Fターム(参考) 5K011 BA03 DA02 DA21 DA26 DA27 EA01 FA01 JA01 KA12

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信段(7,15a,15b)と、 受信段(5,17a,17b)と、 アンテナ切換および整合段(11)とを有しており、 前記の段はそれぞれ受動部材の装置を有しており、 前記装置に、複数の静電気機械式マイクロスイッチ(MS−MS)ないし
    はマイクロリレー(MR,MR)が配属されており、 前記装置は、前記マイクロスイッチないしはマイクロリレーの所定のコンフィ
    ギュレーションを制御することによって、少なくとも1つずつの機能パラメタ、
    例えば周波数特性がプログラム可能であり、 1つまたは複数の機能パラメタの所定の値を調整するために、マイクロスイッ
    チないしはマイクロスイッチの前記のコンフィギュレーションを制御するプログ
    ラム可能制御ユニット(9;90;C)を有することを特徴とする 移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記の送信段(7,15a,15b)、受信段(5,17a
    ,17b)、アンテナ切換および整合段(11)のうちの少なくとも1つは、受
    動部材を機械式に調整する複数のマイクロモータを有しており、 該マイクロモータ(MM,MM)は前記制御ユニットに制御結合されてい
    る 請求項1に記載の移動無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記制御ユニット(90;C)は、送信および受信段に対す
    るオン/オフスイッチ(90b;Sw)を有しており、かつ マイクロスイッチないしはマイクロリレーコンフィギュレーションおよび選択
    的にはマイクロモータに制御信号を出力する前にその都度、送信および/または
    受信段(5;R/T)を非アクティブ化するために、スイッチオフ信号をオン/
    オフスイッチに出力するように構成されている 請求項1または2に記載の移動無線端末装置。
  4. 【請求項4】 前記制御ユニット(90)は、オン/オフスイッチ(90b
    )に接続されたプログラム終了検出ユニット(90h)を有しており、 該ユニットは、1つまたは複数の機能パラメタを調整するプログラムの実行の
    終了後、スイッチオン信号を前記オン/オフスイッチに出力して前記送信および
    /または受信段(5)をアクティブ化する 請求項3に記載の移動無線端末装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ所属する受動部材を有する、前記のマイクロスイッ
    チないしはマイクロリレーのうちの少なくとも一部は、同一の基板、例えば高い
    誘電率を有する基板に集積されている 請求項1から4までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ所属する受動部材を有する、前記のマイクロモータ
    のうちの少なくとも一部は、同一の基板、例えば高い誘電率を有する基板に集積
    されている 請求項2から5までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置。
  7. 【請求項7】 前記制御ユニット(90)は、トポロジ記憶装置(90e)
    と、アルゴリズム記憶装置(90f)と、計算段(90d)とを有しており、 前記トポロジ記憶装置(90e)は、受動素子とマイクロスイッチないしはマ
    イクロリレーとからなる、1つまたは複数の機能パラメタを決定する装置のトポ
    ロジを記憶し、 前記アルゴリズム記憶装置(90f)は、トポロジ素子に基づく各機能パラメ
    タの所定の値に対する計算アルゴリズムを記憶し、 前記計算段(90d)は、1つまたは複数の所定の値を実現するために制御す
    べきマイクロスイッチないしはマイクロリレーコンフィギュレーションを、記憶
    された計算アルゴリズムに基づいて求める 請求項1から6までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置。
  8. 【請求項8】 前記トポロジ記憶装置(90e)は、位置ならびに各マイク
    ロモータの考えられ得る制御段に相応する等価のトポロジを記憶するように構成
    されており、 前記計算段(90d)は、機能パラメタの所定の値を実現するために出力すべ
    き制御信号を各マイクロモータに対して計算するように構成されている 請求項7に記載の移動無線端末装置。
  9. 【請求項9】 前記制御ユニット(C)は、ルックアップテーブルとして構
    成されたコンフィギュレーション記憶装置(M)と、ポインタ段(P)とを有し
    ており、 前記コンフィギュレーション記憶装置(M)は、マイクロスイッチないしはマ
    イクロリレーの複数のスイッチポジションコンフィギュレーションをそれぞれ、
    機能パラメタの値または複数の機能パラメタの値ベクトルに対応して記憶し、 前記ポインタ段(P)は、プログラム可能な値または値ベクトルに依存して、
    前記コンフィギュレーション記憶装置をアドレッシングする 請求項1から7までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置。
  10. 【請求項10】 前記コンフィギュレーション記憶装置(M)は、素子装置
    の、組み合わされたスイッチポジションコンフィギュレーションとモータ制御コ
    ンフィギュレーションを記憶するように構成されており、 前記素子装置にはマイクロスイッチないしはマイクロリレーとならんで受動素
    子を調整するマイクロモータが設けられている 請求項9に記載に移動無線端末装置。
  11. 【請求項11】 マイクロスイッチないしはマイクロリレーコンフィギュレ
    ーションおよび選択的にはマイクロモータに制御信号を出力する前にその都度、
    送信および/または受信段(5;R/T)を非アクティブ化することを特徴とす
    る 請求項1から10までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置を作動する方
    法。
  12. 【請求項12】 1つまたは複数の機能パラメタ調整するプログラムの実行
    が終了した後その都度、送信および/または受信段(5;R/T)を自動的に再
    アクティブ化する 請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 受動素子とマイクロスイッチないしはマイクロリレーから
    なる、1つまたは複数のパラメタを決定する装置の記憶されたトポロジに基づい
    て、ならびに各機能パラメタの所定値に対する、トポロジ素子による、記憶され
    た計算アルゴリズムに基づいて、1つまたは複数の所定の値を実現するために制
    御すべきマイクロスイッチないしはマイクロリレーおよび選択的にはマイクロモ
    ータをリアルタイムで求めることを特徴とする 請求項1から10までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置を作動する方
    法。
  14. 【請求項14】 各機能パラメタの1つまたは複数の所定の値を実現するた
    めに制御すべきマイクロスイッチないしはマイクロリレーおよび選択的にはマイ
    クロモータを、ルックアップテーブルとして構成されたコンフィギュレーション
    記憶装置(M)の記憶領域をアドレッシングすることによって求め、 ここで前記コンフィギュレーション記憶装置は、マイクロスイッチないしはマ
    イクロリレーおよび選択的にはマイクロモータの複数のスイッチポジションコン
    フィギュレーションをそれぞれ、機能パラメタの値または複数の機能パラメタの
    値ベクトルに対応して記憶し、 前記アドレッシングはポインタ段(P)によって、目下プログラムされている
    値または値ベクトル値に依存して行われることを特徴とする 請求項1から10までのいずれか1項に記載の移動無線端末装置を作動する方
    法。
  15. 【請求項15】 能動部材(104,105,106)と、 機械式に調整可能な少なくとも1つの整合回路網(101,102,103)
    と、 プログラム可能な制御ユニット(117)とを有しており、 前記整合回路網(101,102,103)は個別に調整可能な受動部材(1
    07,108,109,110,111)を有しており、かつ能動部材(104
    ,105,106)に接続されており、 前記プログラム可能な制御ユニットは、機械式に調整可能な整合回路網(10
    1,102,103)を調整して、高周波ブロック全体が信号応答特性について
    所定の特性を有するようにすることを特徴とする 移動無線適用分野のためのプログラム可能高周波ブロック。
  16. 【請求項16】 調整可能な各受動部材(107,108,109,110
    ,111)に電気マイクロモータ(112,113,114,115,116)
    が配属されており、 プログラム可能な制御ユニット(117)は、機械式に調整可能な整合回路網
    (101,102,103)を調整するために、マイクロモータ(112,11
    3,114,115,116)を制御する 請求項15に記載のプログラム可能高周波ブロック。
  17. 【請求項17】 前記マイクロモータ(112,113,114,115,
    116)は、機械式に調整可能な整合回路網(101,102,103)の調整
    時間中にだけアクティブ化され、 この時間以外ではマイクロモータ(112,113,114,115,116
    )の給電が遮断される 請求項16に記載のプログラム可能高周波ブロック。
  18. 【請求項18】 記憶装置(118)が前記のプログラム可能な制御ユニッ
    ト(117)に接続されており、 前記記憶装置(118)に、機械式に調整可能な整合回路網(101,102
    ,103)に対する調整値および/または高周波ブロックの所定の特性が信号応
    答特性について持続的に格納されている 請求項15から17までのいずれか1項に記載のプログラム可能高周波ブロッ
    ク。
  19. 【請求項19】 前記記憶装置(118)にテーブルが格納されており、 該テーブルは、高周波ブロックの所定の信号応答特性を得るために必要な、機
    械式に調整可能な整合回路網(101,102,103)に対する調整値を返す 請求項18に記載のプログラム可能高周波ブロック。
  20. 【請求項20】 前記のプログラム可能な制御ユニット(117)によって
    、高周波ブロックの特性が、動作周波数、帯域幅、増幅出力および/またはノイ
    ズ特性について調整される 請求項15から19までのいずれか1項に記載のプログラム可能高周波ブロッ
    ク。
  21. 【請求項21】 前記のプログラム可能な制御ユニット(117)それ自体
    によって、高周波ブロックの所定の信号応答特性を得るために必要な、機械式に
    調整可能な整合回路網(101,102,103)に対する調整値が計算される 請求項15から20までのいずれか1項に記載のプログラム可能高周波ブロッ
    ク。
  22. 【請求項22】 前記制御ユニット(117)はエアーインタフェース(1
    24)を介してプログラムされる 請求項15から21までのいずれか1項に記載のプログラム可能高周波ブロッ
    ク。
  23. 【請求項23】 エアーインタフェース(124)を介してプログラム可能
    であり、かつ請求項15から22までのいずれか1項に記載の高周波ブロックを
    有することを特徴とする 移動電話。
  24. 【請求項24】 特性値がそれぞれ機械式に調整可能である複数の受動部材
    (204,205)と、 受動部材(204,205)を機械式に調整する電気マイクロモータ(208
    )と、 フィルタ回路(201,202,203)が所定の特性曲線を有するように電
    気マイクロモータ(208)を制御するプログラム可能な制御ユニット(117
    )とを有することを特徴とする、 移動無線適用分野のためのプログラム可能フィルタ回路。
  25. 【請求項25】 前記制御ユニット(117)は記憶装置(118)に接続
    されており、 該記憶装置(118)に受動部材(204,205)の調整値、ないしは相応
    する電気マイクロモータ(208)に対する制御値および/またはフィルタ回路
    (201,202,203)の特性曲線が格納されている 請求項24に記載のフィルタ回路。
  26. 【請求項26】 前記制御ユニット(217)それ自体によって、電気マイ
    クロモータ(208)に対する制御値が計算され、 該制御値は、フィルタ回路(201,202,203)の所定の特性曲線を得
    るために出力される 請求項24または25に記載のフィルタ回路。
  27. 【請求項27】 前記の受動部材のうちの一部は、機械式に調整可能なキャ
    パシタンスを有するコンデンサ(204,204′)であり、 該コンデンサは、高い誘電率を有するセラミック技術で実施されている 請求項24から26までのいずれか1項に記載のフィルタ回路。
  28. 【請求項28】 前記コンデンサ(204,204′)は回転可能または移
    動可能な金属板(211)を有する 請求項27に記載のフィルタ回路。
  29. 【請求項29】 前記の受動部材のうちの一部は共振器(205)であり、 該共振器(205)の特性値を機械式に調整するために、短絡導体(215)
    の位置を、アース点(212)に対して、相応する電気マイクロモータ(208
    )によって変更する 請求項24から28までのいずれか1項に記載のフィルタ回路。
  30. 【請求項30】 前記電気マイクロモータ(208)は、相応する受動部材
    (204,205)を機械式に調整する時間中にだけ、電気的にエネルギーが供
    給される 請求項24から29までのいずれか1項に記載のフィルタ回路。
  31. 【請求項31】 請求項24から30までのいずれか1項に記載の複数のプ
    ログラム可能フィルタ回路を有することを特徴とする、 移動無線適用分野のためのプログラム可能送受切換器。
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