JP2002526559A - 表面から中鎖カルボン酸金属塩の除去 - Google Patents

表面から中鎖カルボン酸金属塩の除去

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JP2002526559A JP2000520531A JP2000520531A JP2002526559A JP 2002526559 A JP2002526559 A JP 2002526559A JP 2000520531 A JP2000520531 A JP 2000520531A JP 2000520531 A JP2000520531 A JP 2000520531A JP 2002526559 A JP2002526559 A JP 2002526559A
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    • C11D2111/16

Abstract

(57)【要約】 引抜きにおいて助けとなる金属石けん含有表面を与えられた金属物品からの金属石けんを水性アルカリ性清浄化剤で除去する場合にしばしば起こる過度の泡立ち及び/又は処理装置上への粘着性析出物の問題を、使用する清浄化剤中に、該金属石けんのアニオンを沈殿させることができるカルシウムやマグネシウムのようなカチオンを含有せしめることによって、避けることができる。該清浄化剤は、有利には、キレート化剤、ノニオン及びアニオン界面活性剤の混合物、及びリン含有アニオンをも含有する。金属石けんからのアニオンは、結局は、該清浄化剤から容易に分離できる非粘着性スラッジとして、清浄化剤から沈殿させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
本発明は、中鎖カルボン酸、すなわち1分子当たり10〜22の炭素原子を有
する脂肪酸、の金属塩を、かかる塩が水不溶性基体(substrate)、特に金属基体
の上に存在する表面から、除去する清浄化処理の管理(managemnt)に関する。(
本明細書の残りは金属基体について専ら述べるが、必要な変更を加えて、水との
接触によって実質上損傷(damage)を受けないか水に実質上溶解しない他のタイプ
の下地についても本発明を適用し得ることを理解すべきである)。中鎖カルボン
酸金属塩の露出した表面と基体表面との間に、リン酸塩化成皮膜(phosphate con
version coatings)、陽極酸化皮膜(anodized coatings)又は複合酸化物層(compl
ex oxide layer)(例えば、マジソンハイツ、ミシガンのヘンケル社のヘンケル
・サーフェス・テクノロジー・ディビィジョンから市販されているBONDERITE(R)
770Xという名称の製品を用いて形成することができる複合酸化物層(complex ox
ide layer))等の他の層があっても良いし、無くても良い。
【0002】 中鎖カルボン酸の金属塩、特に水不溶性のものは鋼や他の金属の冷間引抜(col
d drawing)のための潤滑剤として、通常、催滑性(lubricative)中鎖カルボン酸
金属塩の「キャリヤ」として作用すると信じられているリン酸塩化成皮膜又は他
の化成皮膜の上に広く用いられている。冷間引抜を終えた後に、大抵の場合、中
鎖カルボン酸金属塩及びその下の化成皮膜は、冷間引抜きされた金属物品のさら
なる加工(processing)の前に除去する必要がある。
【0003】 かかる除去/清浄化(cleaning)は、従来、好ましくは、存在する場合の下地(u
nderlying)化成皮膜中の金属カチオンのための金属イオン封鎖剤、及び表面を湿
らせ、汚れを分散、除去するのに役立つ界面活性剤をも含有する、強アルカリ性
清浄化剤を用いて行われてきた。しかしながら、実質量の中鎖カルボン酸金属塩
がかかる清浄化剤に溶解している場合には、該清浄化剤は非常に泡立ちやすくな
り、処理を実質上困難にする。現在まで、かかる泡立ちをコントロールするのに
主として界面活性剤消泡剤が用いられてきたが、その成功は多くの実地操作で多
くの問題点を残す。泡立ちが有効に阻止された(いつもそうであるとは限らない
)としても、一定量の清浄化剤の継続使用によって、処理装置の色々な部分に固
体の付着性の(adhering)析出物が蓄積する傾向がある。付着性析出物のしみ(spo
ts)又は斑点(patches)はそれがなけれは清浄化された表面上にも形成され得る。
かくして、本発明の主たる目的は、金属基体から中鎖カルボン酸金属塩を除く間
、処理を妨げる(impractical)程度の泡立ち及び処理装置又はそれがなけれは清
浄化された表面上への付着性析出物を避ける方法を提供することである。別の(a
lternative)目的は、、金属基体から中鎖カルボン酸金属塩を除く際に、より経
済的であるか、より清浄化品質に寄与するか又はその両方の成果を上げることで
ある。他の又は同時発生的な目的は以下の明細書の記載から明らかになろう。
【0004】 請求の範囲及び操作実施例中を除き、又は明記してある場合を除き、物質(mat
erial)の量又は反応及び/又は使用の条件を示す明細書中の数量(numerical qua
ntities)は、発明のもっとも広い範囲を記述する際には、すべて「約」という言
葉によって修飾されるものとして理解されるべきである。しかしながら、記載さ
れた数値限界内での実施が一般に好ましい。また、明細書中において、異なる指
示がされていない限り、パーセント、部及び比の値は重量又は質量によるものと
し;重合体なる用語はオリゴマー、共重合体、ターポリマー等を包含するものと
し;発明に関して与えられた目的に適当であるか好ましいとして一群のもしくは
1クラスの物質(material)が記載されている場合には、その群もしくはクラスの
メンバーの2以上の混合物も同様に適当であるか好ましいものとし;化学用語で
の成分の記載は、明細書中に特定されたいずれかの組合わせにするための添加の
時点での該成分に関するか、又は1以上の新たに添加した成分と該他の成分を添
加する際に該組成物中にすでに存在する1以上の成分との間での明細書に示され
た化学反応による該組成物内でのその場での生成(generation)の時点での該成分
に関するのであって、一旦混合された後の混合物の成分の間での特定されていな
い化学的相互作用(interactions)を必ずしも排除するものではないものとする。
【0005】 また、イオン形態での成分の特定は、該組成物全体について及び該組成物に添
加した物質について、電気的中性をもたらすのに十分な対イオンの存在を予定し
ているものとし;かくして暗に記述される対イオンは、好ましくは、可能な限り
、イオン形態で明示的に記述された他の成分の中から選ばれるものとし;さもな
くば、かかる対イオンは、発明の目的にそぐわない行動を取る対イオンを避ける
ことを除き、自由に選択することができるものとし;「モル」という語は「グラ
ムモル」を意味し、その語自体及びその文法的に変化した語は、そこに存在する
すべてのタイプ及び数の原子によって定義される化学種(chemical species)につ
いて、その種がイオン性、中性、不安定、仮定的であるか、又は実際良く定義さ
れた分子で示される中性の物質であるかに関わりなく、用いられ得るものとし;
「溶液」、「可溶性」、「均質の」(homogeneous)等の用語は真の平衡溶液又は
真の均質のみならず、相分離への視覚的に検出し得る傾向を、その物質(materia
l)を機械的に掻き乱すことなく及びその物質の温度を18〜25℃の範囲内に維
持する条件で、少なくとも100時間、好ましくは少なくとも1000時間の観
察期間に亘って、示さない分散液をも包含するものとして理解されるべきである
【0006】
【発明の簡単な概要】
少なくとも1つの、好都合の場合には1つより多くの、上記した本発明の目的
を、特定のタイプの水性液状アルカリ性清浄化組成物を用いて達成することがで
きることが見出された。かかる組成物は水と (A)ある濃度の溶解したカリウムカチオン、及び (B)少なくとも1つの中鎖カルボン酸塩が0.15グラム/リットル(以下、
通常g/Lと略す)以下の25℃での水への溶解度を有するカチオンよりなる群
から選ばれる、ある濃度の、溶解した金属カチオンの1成分(a concentration o
f a component of dissolved metal cations selected from the group consist
ing of cations with at least one intermediate length carboxylate salt th
at has a solubility in water at 25 ℃ that is not greater than 0.15 gram
s per liter (hereinafter usually abbreviated as“g/L”)) 及び、任意的に、以下の成分の1以上を含有する (comprising) か、好ましくは
本質的にそれらよりなる(consisting essentially of)か、又はより好ましくは
それらよりなり(consisting of): (C)溶解したキレート化剤である成分、 (D)キレート化剤でもある場合を除く、溶解した界面活性剤分子である成分、 (E)上記した成分(A)〜(D)のいずれかの一部ではない、リン含有アニオ
ンから選ばれる成分、及び (F)金属表面の腐食、汚れ(staining)又は他の表面の汚点(blemishing)の少な
くとも1つの抑制剤(inhibitor)である成分であって、上記した成分(A)〜(
E)のいずれかの一部ではないもの、 該水性液状アルカリ性清浄化組成物が溶解したナトリウムカチオンを含有する場
合には、ナトリウムカチオン濃度/カリウムカチオン濃度のモル比が0.17/
1.0以下である組成物である。
【0007】 本発明の組成物は清浄化にそのまま(immediate)用いることができるか(この
場合、該組成物は以下「実使用組成物」(working composition)と称することが
できる)、又は該組成物は水との混合物のために適した濃縮液組成物(concentra
te composition)であることができ、任意的に、実使用組成物を調製するための
1つ又はそれ以上の濃縮液組成物であることができる。勿論、本発明のある組成
物はこれらの使用方法の両方に適している。
【0008】 上記した本発明の組成物の成分(B)に適した、比較的安価に入手し得るカチ
オンは、比較的低い水への溶解度を有する水酸化物をも包含しており(have)、し
たがって、強アルカリ性水溶液中に実質的濃度で溶質として供給することは、通
常、できない。しかしながら、驚くべきことに、該組成物中に存在するすべての
又は大部分のアルカリ金属カチオンが、より通常的に用いられるナトリウムイオ
ンではなくてカリウムイオンである場合には、沈殿性カチオンである金属カチオ
ンを含有する水性液状アルカリ性清浄化組成物中に少なくとも一時的に溶解して
いる中鎖カルボン酸アニオンとの(with)難溶性塩を生ずるにすぎない十分な濃度
の溶質としての金属カチオンが強(highly)アルカリ性水溶液中で維持され、中鎖
カルボン酸アニオンと固体塩を形成する能力を保持することが見出された。その
結果、用いた清浄化組成物は、分散し、浮遊し(float)及び/又は安定化した(se
ttled)、被清浄化物品又は本発明の水性液状アルカリ性清浄化組成物による清浄
化を行う処理装置に容易に付着しない形態の(in)、中鎖カルボン酸塩の固体粒子
を発達させる(develop)。一方(instead)、これらの固体粒子は、都合が良いとき
に、固体と液体とを分離するための当業界で公知の多くの手法のいずれかで除去
できる。さらに、溶解した中鎖カルボン酸アニオンの最大濃度がこのように制限
される場合、水性液状アルカリ性清浄化組成物の泡立ち傾向は大幅に減じられ、
その結果消泡剤(anti-foam agent)はしばしば全く不要で、もし消泡剤を使うと
しても、その濃度を、その他の点では同じ水性液状アルカリ性清浄化化組成物で
の、高濃度に溶解した中鎖カルボン酸アニオンによる、受け入れられない泡立ち
を防止するのに必要とされるよりも、実質上より低く保つことができる。
【0009】 さらに、要すれば、上述の本発明の組成物中の成分(B)について用いられる
のと同じタイプの物質である沈殿性カチオン(precipitating cations)を、追加
的に、使用済みの(used)本発明の水性液状アルカリ性清浄化組成物に加え、それ
によって、より多くの溶解した中鎖カルボン酸アニオンを沈殿させ、該使用済み
の水性液状アルカリ性清浄化化組成物を、新たに調製した組成物のように、再使
用用に、再生する(regenerate)ことができる。
【0010】 かくして、少なくとも1種の中鎖カルボン酸金属塩を、清浄化中に、除去すべ
き汚れとして含有する固体表面(該固体表面はその下に金属基体を、場合により
他の物質(material)でできた任意的な中間層の下に、有する)を有する固体物品
を清浄化するために、本発明の方法は以下の処理操作を含有する(comprising)か
、好ましくは本質的にかかる処理操作からなる (consists essentially of)か、
又はより好ましくはかかる処理操作からなる (consists of):
【0011】 (I)ある量の、上記した本発明の、(i)被清浄化物品(article to be clea
ned)の表面に存在する中鎖カルボン酸金属塩であって、25℃での水への溶解
度が0.15g/L以下である該中鎖カルボン酸塩を溶解することができ、及び
(ii)被清浄化物品の表面に存在するすべての中鎖カルボン酸塩のすべてのア
ニオンと塩を形成することができる金属イオン(B)を、その成分として、含有
する、水性液状アルカリ性清浄化組成物を用意すること(provide)、及び (II)操作(1)で用意した水性液状アルカリ性清浄化組成物を該中鎖カルボ
ン酸金属塩を含有する被清浄化物品の表面と、該中鎖カルボン酸金属塩の少なく
とも一部が該固体表面から該水性液状アルカリ性清浄化組成物である溶液又は分
散液に移行するのに十分な時間、接触させ、それによって該組成物を使用済み水
性液状アルカリ性清浄化組成物に変え、該被清浄化固体物品を清浄化された、少
なくとも初めは湿った固体物品に変えること、及び、任意的に、以下の操作の1
以上:
【0012】 (III´)操作(II)の終了時点で得られる清浄化された物品の表面から、
清浄化された物品と接触して残存する該水性液状アルカリ性清浄化組成物の残り
をすすぎ落とし(rinse)、表面を乾燥して清浄化した乾燥物品を得ること、 (III´´)1つの物品で又は1以上の追加物品を用いて(with)、操作(II
)を、該物品から該水性液状アルカリ性清浄化組成物に移行した少なくともいく
らかの該中鎖カルボン酸金属塩が、そこに、操作(I)で用意した該水性液状ア
ルカリ性清浄化組成物の成分(B)からのカチオンとの固体塩の分散液として、
存在するようになるまで、続け、及びその後、操作(I)で用意した該水性液状
アルカリ性清浄化組成物の成分(B)からのカチオンとの該固体塩の少なくとも
一部を、該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物中にそれが分散している液
相から、分離し、それによって、該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物を
部分的に再生した使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物に変えること、
【0013】 (III´´´)(i)操作(II)の終りまでに(by the end of)再生された
該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物及び(ii)操作(III´´)の
終りまでに(by the end of)再生された該部分的に再生された使用済み水性液状
アルカリ性清浄化組成物の少なくとも1つの少なくとも一部に、沈殿性カチオン
を加え、該沈殿性カチオンの添加後1時間以内に、該沈殿性カチオンの少なくと
も一部と、該使用済みの、又は該部分的に再生した、又は該使用済みの及び該部
分的に再生したものの両方の該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物の該一
部中に存在する該中鎖カルボン酸金属塩アニオンの少なくとも一部とを含有する
固相を沈殿させ、該使用済みの、又は該部分的に再生した、又は該使用済みの及
び該部分的に再生したものの両方の該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物
から固相として分離し、それによって、該使用済みの、又は該部分的に再生した
、又は該使用済みの及び該部分的に再生したものの両方の該使用済み水性液状ア
ルカリ性清浄化組成物を十分に再生された水性液状アルカリ性清浄化組成物に変
えること、及び
【0014】 (IV)操作(III´)の終りまでに(by the end of)再生された該再生した
水性液状アルカリ性清浄化組成物を、該被清浄化物品の同じ表面の別の部分又は
別の第2の物品(該別の第2の物品は操作(I)での被清浄化固体物品について
上記したような特性を有する)の表面の少なくとも一部に関しての、上述した操
作(I)及び(II)の繰返しのための水性液状アルカリ性清浄化組成物として
用意すること。
【0015】 それ自体常套的である他の操作、例えば先立っての(prior)冷間加工、冷間加
工に先立っての基体物品(substrate article)への中鎖カルボン酸金属塩潤滑剤
の適用、すすぎ、沈殿からの該中鎖カルボン酸金属塩の回収及びリサイクルなど
は、上記最小の操作を含有する、本発明の方法中に取り込むことができる。
【0016】
【発明の詳細な開示】
本発明の水性液状アルカリ性清浄化組成物はナトリウムカチオンを含有する必
要はないが、それを含有する場合には、該組成物のいずれかの試料(sample)中に
存在する溶解したナトリウムイオン/溶解したカリウムイオンのモル量での比は
、少なくともそれが濃縮液組成物である場合には、本発明の少なくとも濃縮液組
成物の安定性を最大にするために、与えられた順に好ましさが増すものとして、
好ましくは、0.165/1.00、0.145/1.00、0.130/1.
00、0.115/1.00、0.100/1.00、0.090/1.00、
0.080/1.00又は0.075/1.00以下である。該ナトリウム/カ
リウムモル比が0.165/1.00より大きいと、本発明の濃縮液組成物は、
通常、2〜3日の貯蔵で濁りを生じ(develop)、時には好ましい透明な溶液とし
て調製することがまったくできない。貯蔵安定性(storage stability)は、上記
に特定したものより低いナトリウム/カリウム比によっては、悪い影響を受けな
いが、この比が非常に低いと、本発明の実使用組成物の泡立ち傾向が少なくとも
僅かに増加する。したがって、通常、本発明の少なくとも実使用組成物中におけ
るある程度の溶質ナトリウムイオンの存在は好ましく、該ナトリウム/カリウム
比がそれほど高くなければ、かかるナトリウムカチオンは本発明の濃縮液組成物
に害を与えない。
【0017】 より特定的には、該ナトリウム/カリウムモル比について上記した好ましい最
大値とは独立に、本発明の少なくとも実使用組成物におけるこの比は、与えられ
た順に好ましさが増すものとして、好ましくは、少なくとも、0.005/1.
00、0.010/1.00、0.020/1.00、0.030/1.00、
0.040/1.00、0.050/1.00、0.055/1.00、0.0
60/1.00、0.065/1.00、0.070/1.00又は0.073
/1.00である。このパラグラフで考察される比の計算において、溶解したカ
リウム及びナトリウムイオンの濃度は、該組成物中で溶解しているこれらの金属
の塩又は水酸化物中に含有されるかかるイオンのすべてを、かかる溶解した塩又
は水酸化物の現実のイオン化の度合いに拘らず、包含するものとする。カリウム
イオンは、該組成物の好ましい高アルカリ度(alkalinity)を達成するために、好
ましくは、少なくとも部分的に、水酸化カリウムから供給される。ナトリウムイ
オンも水酸化物から供給され得るが、水溶性である他のソースから供給されるナ
トリウムも上記比を計算するのに考慮しなければならない。
【0018】 本発明の濃縮液組成物は、水酸化カリウムを、濃縮液全体(total concentrate
)に対するパーセントとして測定される濃度として、与えられた順に好ましさが
増すものとして、好ましくは、少なくとも、3.0、4.0、5.0、6.0、
7.0、8.0、9.0、10.0、11.0、11.5、12.0、12.5
又は13.0%含有する。これらの最小の好ましい値(minimum preferences)は
主として経済的動機付け、具体的には、通常便宜上及び低コスト化のために使用
の時点で加えられる水について、濃縮液の製造の時点からその使用の時点までの
輸送費用を避けるという経済的動機付けによる。しかしながら、貯蔵中の沈殿又
は濁りの発生(development)を避けるために、濃縮液においてもその濃度は無制
限に増加させることはできない。この理由から、すでに上述した最小濃度につい
ての好ましい数値(preferences)とは独立に、本発明の濃縮液組成物は、好まし
くは、27.5、27.0、26.5、26.0、25.5、25.0、24.
5又は24.1%以下の水酸化カリウムを含有する。これとは独立に、これと対
応する化学量論的濃度のカリウムカチオンが、すべての又はほとんどすべてのカ
リウムカチオンが水酸化カリウムによって供給されるのではないとしても、本発
明の濃縮液組成物において好まれる。
【0019】 それらの中鎖カルボン酸塩について十分に小さい溶解度積定数(solubility pr
oduct constants)を有する多数のカチオンのいずれも本発明の組成物の必須成分
(B)のために用いることができる。主として経済性及び既知の毒性もしくは環
境汚染の可能性の欠如から、カルシウム及びマグネシウムカチオン(カルシウム
カチオンの方がややより好ましい)が好ましく用いられ、それらの塩化物及び硝
酸塩が成分(B)のこれらの「沈殿性」カチオンのためのソースとして好ましい
【0020】 本発明の濃縮液組成物において、成分(B)のカチオンは、組成物全体(total
composition)のkg当たりのこれらのカチオンのモル(以下通常「M/kg」
と略す単位)として測定される濃度として、与えられた順に好ましさが増すもの
として、好ましくは、少なくとも、0.030、0.060、0.090、0.
11、0.13、0.15、0.17、0.19、0.21、0.23又は0.
25M/kgであり、また、これとは独立に、与えられた順に好ましさが増すも
のとして、好ましくは、2.0、1.5、1.0、0.75、0.65、0.6
0、0.55、0.45、0.40、0.35、0.30又は0.26M/kg
以下である。沈殿性カチオン成分(B)の濃度が低すぎると、溶解した中鎖カル
ボン酸アニオンを、本発明の使用済み清浄化組成物中の他の成分との平衡状態に
ある、それらのもっとも溶解しにくい塩の溶解度の限界を越え始める際に、処理
装置の固体部分(solid parts)又は本発明の方法によって清浄化されるそれがな
ければ清浄な物品の上の粘着性析出物としてではなくて、無害の容易に分離でき
る形態で、沈殿させるという目的を達成しないであろう。一方、これらの沈殿性
カチオンの濃度が高すぎると、除去されるべき中鎖カルボン酸塩の残り(residue
s)が清浄化溶液に溶解するか分散するほど十分に可溶性にはならず、したがって
、該水性液状アルカリ性清浄化組成物は有効に清浄化を行うことができないであ
ろう。中程度に高い濃度では、該清浄化溶液の技術的有効性は悪影響を受けない
であろうが、相殺する利点なしにより高い経費となるであろう。
【0021】 沈殿性カチオン及びカリウムカチオンの現実の濃度とは独立に、本発明の組成
物における沈殿性カチオン/カリウムカチオンのモル比は、与えられた順に好ま
しさが増すものとして、好ましくは、少なくとも、0.005/1.00、0.
010/1.00、0.020/1.00、0.030/1.00、0.040
/1.00、0.050/1.00、0.055/1.00、0.060/1.
00、0.065/1.00、0.068/1.00又は0.071/1.00
であり、それとは独立に、与えられた順に好ましさが増すものとして、好ましく
は、0.145/1.00、0.130/1.00、0.115/1.00、0
.100/1.00、0.090/1.00、0.085/1.00、0.08
0/1.00又は0.075/1.00以下である。
【0022】 少なくとも、本発明の方法において、下にある化成皮膜が中鎖カルボン酸金属
塩と共に除去されるべきである場合には、用いる該水性液状アルカリ性清浄化組
成物は、好ましくは、多価金属イオン(すなわち、少なくとも2つの陽電荷を有
する金属カチオン)のためのキレート化剤をも含有する。用いるキレート化剤は
、好ましくは、その各々が、カルボキシル、カルボキシレート、非カルボキシル
ヒドロキシル、アミノ、チオ、ホスホン酸、ホスホネート、ホスフィン酸及びホ
スフィネート部分(moieties)よりなる群から選ばれる少なくとも2つの求核性部
分(moieties)[これらの少なくとも2つの部分は、原子の5もしくは6員環が該
分子中の原子と該分子の該求核性部分の各々で求核性原子(すなわち、酸素、窒
素、硫黄又はホスフィン性(phosphinic)リン)に対等に共有結合している多価金
属原子とによって形成され得る位置において該分子に結合している]を有する分
子よりなる群から選ばれる。
【0023】 より好ましくは、キレート化剤は、グルコン酸、クエン酸及びリンゴ酸、アク
リル酸及びマレイン酸の重合体、及びこれらの酸及び酸の重合体のすべての水溶
性塩よりなる群から選ばれる。該塩はもっとも好ましくは各強アルカリ性水性液
状アルカリ性清浄化組成物について独立した好ましさ(preference)の観点で用い
られる。キレート化剤は、より一層好ましくはグルコン酸及びその塩から選ばれ
る。
【0024】 非常に好ましいグルコン酸ナトリウムが本発明の濃縮液水性液状アルカリ性清
浄化組成物中に存在するときには、グルコン酸ナトリウムの濃度は、与えられた
順に好ましさが増すものとして、好ましくは、少なくとも、該組成物全体(total
composition)の0.7、1.5、2.0、3.0、4.0、4.5、5.0、
5.2、5.4又は5.6%であり、それとは独立に、主として経済的理由から
、与えられた順に好ましさが増すものとして、好ましくは、該組成物全体の25
、20、16、12、10、9、7.0、6.4、6.0又は5.8%以下であ
る。さらに及び上記とは独立に、グルコン酸ナトリウムが存在するとき、本発明
の組成物中におけるグルコン酸ナトリウム濃度/水酸化物イオン(hydroxide ion
s)濃度の比は、与えられた順に好ましさが増すものとして、好ましくは、少なく
とも、0.10/1.00、0.20/1.00、0.30/1.00、0.4
0/1.00、0.50/1.00、0.60/1.00、0.70/1.00
、0.80/1.00、0.85/1.00、0.90/1.00又は0.93
/1.00であり、それとは独立に、与えられた順に好ましさが増すものとして
、好ましくは、10/1.00、8/1.00、6/1.00、4.0/1.0
0、2.0/1.00、1.80/1.00、1.60/1.00、1.40/
1.00、1.30/1.00、1.20/1.00、1.00/1.00又は
0.95/1.00以下である。
【0025】 その各々がカルボキシル、カルボキシレート、非カルボキシルヒドロキシル、
アミノ、チオ、ホスホン酸、ホスホネート、ホスフィン酸及びホスフィネート部
分よりなる群から選ばれる少なくとも2つの部分を有する分子よりなる他のキレ
ート化剤を、単独で又はグルコン酸ナトリウムとの組合わせで、用いる場合には
、これらの数値の選択(numerical preferences)は、かかるキレート化剤として
のグルコン酸ナトリウムについて、唯一、上に与えられた数によって供給される
のと同じ数の、各分子がカルボキシル、カルボキシレート、非カルボキシルヒド
ロキシル、アミノ、チオ、ホスホン酸、ホスホネート、ホスフィン酸及びホスフ
ィネート部分よりなる基から選ばれる少なくとも2つの部分を有する物質の、分
子を供給する(provide)ように、調整すべきである。ただし、カルボキシル、カ
ルボキシレート、非カルボキシルヒドロキシル、アミノ、チオ、ホスホン酸、ホ
スホネート、ホスフィン酸及びホスフィネート部分よりなる群から選ばれる垂下
がり部分(pendant moieties)を有する炭素鎖「バックボーン」を有する重合体キ
レート化剤を用いる場合は、少なくとも2つの、同じ重合体分子中で同じタイプ
の別の部分と(with)共有されていない、該垂下がり部分を有するかかる重合体分
子の各部分は、この計算の目的のために、別の部分と見なされる。
【0026】 通常、本発明の水性液状アルカリ性清浄化組成物が、それが含有していても良
いキレート化剤に加えて、界面活性剤物質(material)を含有することが好ましい
。ノニオン及びアニオン界面活性剤がカチオン界面活性剤より好ましく、ノニオ
ン界面活性剤とアニオン界面活性剤との組合わせが各単独よりさらに好ましい。
与えられた順に好ましさが増すものとして、少なくとも、界面活性剤全体(total
surfactant)の5、10、15、18、20、22、24、26又は28%がノ
ニオン性であることが好ましい。それとは独立に、本発明の濃縮液組成物におい
て、界面活性剤全体としては、与えられた順に好ましさが増すものとして、少な
くとも、0.5、1.0、1.5、2.0、2.3、2.6、2.9、3.1、
3.3、3.5又は3.7%の濃度を有し、それとは独立に、主として経済上の
理由から、与えられた順に好ましさが増すものとして、15、10、8.0、7
.5、7.0、6.5、6.0、5.5、5.0、4.5又は4.0%以下の濃
度を有することが好ましい。
【0027】 本発明の非常に好ましい1つの特定の態様においては、該界面活性剤成分は、
アニオン界面活性剤としての、リン酸の芳香族部分を有する部分エステルの部分
エステルのモノアミン塩を包含する。該望ましいアニオン及びノニオン界面活性
剤混合物は、市販品である、Tucson,ArizonaのKritchem
社から得られ、その供給者によって、CAS登録番号39−464−70−5を
有するモノエタノールアミン、芳香族リン酸エステル界面活性剤である活性成分
を合計で82%含有すると報告されている、KRITCHEMTM1248M界面
活性剤、及びCAS登録番号68−131−40−8を有するノニオン界面活性
剤によって揃える(provide)のが都合が良い。これらのタイプの界面活性剤はま
た他のソースから別々に入手することもでき、単独で、又はそれぞれ及び、任意
的に、存在するアニオン性界面活性剤を中和するためのモノエタノールアミン等
のアミンとの混合物として有効に使用することができる。
【0028】 本発明の第2の別の特に好ましい態様は、界面活性剤成分のノニオン性部分と
して、エトキシル化アルキルフェノール、例えば、その供給者によって13.5
の親水親油バランス(HLB)を有するエトキシル化オクチルフェノールである
と報告されているTRITONTMX−100界面活性剤を用い、該界面活性剤成
分のアニオン性部分として、エトキシル化部分エステル、例えば、その供給者に
よって修飾されたエトキシル化酸形態アニオン界面活性剤であると報告されてい
るTRITONTMDF−20界面活性剤を用いる。
【0029】 リン含有アニオン成分を上述の成分(A)〜(D)のいずれでも用いなかった
場合には、別の任意成分(E)としてリン含有アニオンを用いるのが好ましい。
(例えば、上述のKRITCHEMTM界面活性剤を好ましい量において用いる場
合には、それは十分なリン含有アニオンを含んでいるので、別の成分(E)は利
益をもたらさないが、別の特に好ましい態様の一部として記述したTRITON TM 界面活性剤の混合物は、上述の任意的成分(E)を補うことによって利益がも
たらされる)。無機リン酸塩もしくは亜リン酸塩及び/又はリン酸もしくは亜リ
ン酸の部分エステルの塩をこの成分を供給するために用いることができる。しか
しながら、少なくとも経済性から、容易に入手でき比較的安価な、メタリン酸、
オルトリン酸及び縮合リン酸の少なくとも1つの塩が好ましく、リン酸二水素塩
(dihydrogen phosphate)が特に好ましい。
【0030】 本発明の濃縮液組成物において成分(E)を用いる場合、成分(E)中のアニ
オンの部分であるリン原子の質量は、与えられた順に好ましさが増すものとして
、好ましくは、少なくとも、濃縮液全体の0.02、0.04、0.06、0.
08、0.10、0.12、0.14、0.16、0.18、0.20又は0.
22%である量を構成し、それとは独立に、与えられた順に好ましさが増すもの
として、好ましくは、5、3、2.0、1.0、0.80、0.70、0.60
、0.50、0.45、0.40、0.35、0.30又は0.25%以下であ
る量を構成する。本発明の濃縮液組成物中の溶解したアニオン中のリンの合計濃
度が0.02%より低いと貯蔵安定性が減少することが見出され、一方、本発明
の濃縮液組成物中の溶解したアニオン中のリンの濃度が5%より高いと、かかる
濃縮液から調製した実使用組成物において、多すぎる泡立ちが観察された。リン
含有アニオンが本発明の組成物の貯蔵安定性又は泡立ち傾向に影響を与えるメカ
ニズムは不明である。
【0031】 本発明で用いられる水性液状清浄化組成物は、もちろん、任意的に、他の構成
成分(constituents)を含有していても良い。例えば、清浄化した物品の後さび形
成(post-rusting)が観察される場合には、上記した他の構成成分のいずれとも異
なる(distinct from)腐食抑制剤(corrosion inhibitor)が該清浄化剤(cleaner)
の構成成分として有利である。この目的に適した広範囲の物質が当業者に知られ
ており、該水性液状アルカリ性清浄化組成物への添加の代わりに、任意的操作(
III´)で用いるすすぎ水に加えることができるが、また該水性液状アルカリ
性清浄化組成物へ添加しても良い。
【0032】 本発明の濃縮液組成物については単一のパッケージが好ましい。したがって、
濃縮液組成物について上述した好ましい成分比のすべてが、変更(change)なしに
、本発明の実使用組成物に当てはまる。
【0033】 本発明の実使用組成物において、必須の及び任意的な成分の好ましい濃度は、
通常、濃縮液組成物に関しての全質量についてよりも実使用組成物の全容積(vol
ume)について(in terms of)表される。これは実使用組成物の容積は、特に大き
なコマーシャルプラントでは、しばしば質量よりもより容易に測定できるからで
ある。好ましい実使用組成物は、上述した好ましい濃縮液組成物を3〜10容積
%含有する。
【0034】 本発明の方法について上述した操作(II)の清浄化でのその使用中、水性液
状アルカリ性清浄化組成物の温度は、与えられた順に好ましさが増すものとして
、好ましくは、少なくとも、30、40、50、60、65、70、75、80
又は84℃に保たれ、それとは独立に、主として経済的理由から、与えられた順
に好ましさが増すものとして、好ましくは、99、97、95、93、91、8
9又は87℃以下である。通常は好ましいすすぎ操作(III´)を用いる場合
には、すすぎ中のすすぎ液温度は、清浄化され、すすがれた物品が通常の周囲の
自然な大気(atmosphere)中で、与えられた順に好ましさが増すものとして、10
、8、6、4、2.0、1.0、0.8、0.6又は0.4分以下の時間で、自
然に乾燥するのに十分なほど高くすべきである。与えられた順に好ましさが増す
ものとして、少なくとも45、50、52、54又は56℃のすすぎ温度がこの
目的を達成するのに一般に十分である 。
【0035】 被清浄化物品と本発明の方法の上述した清浄化操作(II)中の該水性液状ア
ルカリ性清浄化組成物との接触の時間は目的とする清浄化度を達成するのに十分
であるべきである。本発明の実施(practice)においてもっとも通常であるように
、固体の中鎖カルボン酸金属塩の実質上完全な除去、及び通例の(customary)組
成物の化成皮膜(通常リン酸亜鉛)及び該基体からの厚さ(通常、処理されるの
基体の平方メートル当たり化成皮膜の少なくとも数グラムに相当する)の実質上
完全な除去が望まれる場合、清浄化中の接触時間は、与えられた順に好ましさが
増すものとして、好ましくは、少なくとも、1.0、1.5、2.0、2.5、
3.0、3.5又は4.0分であり、それとは独立に、主として経済上の理由か
ら、好ましくは、20、15、12、10、8、6又は4.5分以下である。
【0036】 本発明の方法で任意的に行われる操作(III´´´)における、使用済み水
性液状アルカリ性清浄化組成物の完全な再生は、好ましくは、以下のようにして
行う。
【0037】 中鎖カルボン酸アニオンは、該沈殿性カチオンの少なくとも一部及び該使用済
み水性液状アルカリ性清浄化組成物中に存在する中鎖カルボン酸金属塩アニオン
の少なくとも一部を含有する塩を、沈殿性カチオンの添加後1時間以内に、該使
用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物から固相として分離させ、それによって
、該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物を十分に再生された水性液状アル
カリ性清浄化組成物に変える、適当なカチオン(例えば、Ca、Mg又はBa)
の添加によって沈殿させる。該沈殿した塩は、該使用済み水性液状アルカリ性清
浄化組成物から、濾過によって;沈殿した塩をスラッジ(汚泥)として沈降させ
ついで汚物集合タンク(holding tank)の底から該スラッジを徐々に排出させるこ
とによって;循環している清浄化組成物について汚物集合タンクから浮遊してい
る沈殿をすくい取ることによって;及び/又はその多くは当業者に既知の、固体
を液体から分離するための他の適当な方法によって除去できる。このようにして
中鎖カルボン酸アニオンを清浄化組成物から除去した後に、該組成物を、使用中
に消耗した成分を補給し(replenish)、組成物中の中鎖カルボン酸アニオンの引
き続いての蓄積を必要とされるときに、上述した除去工程の繰返しによって、除
去する限り、無期限に、実行不可能にする泡立ちの問題なしに、再使用すること
ができる。冷間引き抜きされた金属基体のすぐに引き続いてのさらなる加工に適
した清浄化された表面は、上述した清浄化後、清浄化された表面から清浄化溶液
の残りを、すすぎ後の蒸発によって基体を気流乾燥させるのに十分な熱水中で、
すすぎ落とす(rinse)ことによって、通常、達せられる。
【0038】 上記した操作(III´´´)の前に又はその操作の一部として、通常、処理
すべき使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物の一部(the part of)を、好ま
しくは、さもなくば清浄化されている表面へ中鎖カルボン酸金属塩を沈殿させる
恐れを避けるために、該使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物の移された部
分が被清浄化固体表面と接触していない場所に移す。かかる移送は、スプレー清
浄化で用いられる通常の循環環状管(circulation loop)を用いることによって、
容易に行うことができる。すなわち、その環状管中で使用済み清浄化組成物は、
清浄化されている基体から、いくぶん、連続的に、コレクター中に流れ(run)、
コレクターから、使用済み清浄化組成物は、結局、ポンプによってスプレーノズ
ルに戻される。汚物集合タンクはしばしばすでにかかる循環環状管中にあるか、
すでにあるのではないとしても容易に取り入れる(introduce)ことができ、その
結果、沈殿性カチオンの添加を汚物集合タンクへの添加によって行うことができ
る。同じ目的を達成するための多くの別の機械的配置(arrangements)は当業者に
明らかである。
【0039】 経験上、ある場合には、形成される沈殿が清浄化された金属表面に付着する傾
向を示さないことが分かっている場合があり、かかる場合には、沈殿性カチオン
を、実際上(effectively)、必要に応じ、被清浄化基体及び処理される水性液状
アルカリ性清浄化組成物の一部のための共通の(common)容器に加えることができ
る。
【0040】 特に水性液状アルカリ性清浄化組成物を被清浄化基体物品上に、通常好ましい
こととして、スプレーする場合、及び/又は水性液状アルカリ性清浄化組成物を
、その中へまたはそこから実質的な流量(flow rate)が維持されている汚物集合
タンクを通して、連続的に循環させる場合(この場合、汚物集合タンク中の液層
の頂上(top)での表面が絶えず機械的に掻き乱され、それによって泡(foam bubbl
es)を維持する空気が入る)には、中鎖カルボン酸アニオンのかなり低い濃度で
も泡立ちが非常に高まり得る。したがって、本発明の方法においては、上述した
操作(II)は、特定した容積の水性液状アルカリ性清浄化組成物について、該
特定容積の水性液状アルカリ性清浄化組成物中の中鎖カルボン酸アニオンの濃度
が、与えられた順に好ましさが増すものとして、0.05、0.10、0.15
、0.20、0.25、0.30、0.35、0.40、0.45、0.50、
0.55、0.60、0.65、0.70又は0.75g/Lを超えるようにな
ったら直ちに、中止するのが好ましい。同様に、しかしこれとは独立に、上述し
た本発明の方法の操作(III)において、操作(III)の終了時点で、再生
された水性液状アルカリ性清浄化組成物中の中鎖カルボン酸アニオンの濃度が、
与えられた順に好ましさが増すものとして、0.50、0.45、0.40、0
.35、0.30、0.25、0.20、0.15、0.10、0.08、0.
06、0.04、0.02、0.007、0.004又は0.001g/Lを超
えないようにするのに十分な量の沈殿性カチオンを用いるのが好ましい。
【0041】 本発明の方法の上述した処理操作(III´´´)の終了時点での再生された
使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物中の、中鎖カルボン酸アニオンの濃度
を減少させるのに十分なほど小さい、それらの中鎖カルボン酸塩についての溶解
積定数(solubility product constant)を有する多数のカチオンを、本発明の方
法において、この構成成分について望まれる上限より下(below)で、適当な沈殿
性溶液(precipitating solution)を形成するのに十分なほど大きな、水への溶解
度を有する、該沈殿性カチオンの他の塩と組み合わせて(combined with)、用い
ることができる。主として経済上の理由から、通常、カルシウム及びマグネシウ
ム沈殿性カチオンが好ましく、それらの塩化物及び硝酸塩が該沈殿性カチオンの
水への溶液中でのこれらのイオンの好ましいソースである。[原則として、沈殿
性カチオンの固体塩も上述した本発明の方法の操作(III´´´)における使
用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物に直接加えることができる。しかしなが
ら、実際には、かかる方法はほとんど推奨できない。なぜなら、大抵の使用した
沈殿性カチオンの中鎖カルボン酸塩は水への溶解度が低いので、沈殿性カチオン
の水溶性塩の微粒子でもその表面は沈殿した中鎖カルボン酸金属塩の析出物(そ
の析出物は該粒子の内部が溶解してその沈殿性カチオン含量(content)が沈殿処
理に貢献することを妨げる)で覆われ得るからである。したがって、操作(II
I´´´)では、沈殿性カチオンの水溶液の形態での添加がほとんど常に好まし
い。]
【0042】 驚くべきことに、中鎖カルボン酸の大抵の2価及び3価の金属塩の水への溶解
度が低いという観点に拘わらず(in view of)、化学量論的量よりかなり多い量の
沈殿性カチオンが、本発明の方法における泡の減少の最大量を得るのに、必要と
される。より具体的には、2価の沈殿性カチオンは中鎖カルボン酸アニオンの2
倍のモル量で塩を形成するが、本発明の方法中の上述した操作(III)の終了
までに(by the end of)、泡立ちをできるだけ大きく減ずることが望まれる場合
には、(再生される使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成物の量に加えた2価
の沈殿性カチオンの量)/(再生される使用済み水性液状アルカリ性清浄化組成
物中に、上述した操作(III)の初めに、存在する中鎖カルボン酸アニオンの
量)のモル比を、与えられた順に好ましさが増すものとして、好ましくは、少な
くとも、1.00/1.00、2.0/1.00、3.0/1.00、4.0/
1.00、5.0/1.00、6.0/1.00、6.5/1.00、7.0/
1.00、7.5/1.00、8.0/1.00、8.5/1.00、9.0/
1.00、9.5/1.00又は10.0/1.00とすべきである。それとは
独立に、主として経済上の理由から、この比は、与えられた順に好ましさが増す
ものとして、好ましくは、40/1.00、30/1.00、25/1.00、
20/1.00又は15/1.00以下であり、特定の使用に十分な泡の減少が
それによって達成されるなら、より少ない比ももちろん可能である。
【0043】 本発明の方法の上述した操作(III´´´)での沈殿の形成中、水性液状ア
ルカリ性清浄化組成物の温度は、与えられた順に好ましさが増すものとして、好
ましくは、少なくとも、30、40、50、60、65、70、75、80又は
84℃の温度に維持し、それとは独立に、主として経済上の理由から、好ましく
は、99、97、95、93、91、89又は87℃以下に維持する。
【0044】
【実施例】
本発明の実施は、以下の、非制限的、実使用実施例によってさらに明らかにな
り、本発明の利益は比較例への参照によってさらに明らかになろう。
【0045】 グループ1 表1.1に示す成分及び表1.1に特定されていない組成物の残りである水を
含有する候補者濃縮液組成物を調製した。表に示すごとく、候補者の幾つかは安
定に透明な溶液を形成しなかったが、これらは本発明に入らない比較例となる。
安定に透明な溶液を形成した表1.1の組成物は本発明の濃縮液の実施例となる
【0046】
【表1】
【0047】 本発明の実使用組成物は表1.1に示す本発明の濃縮液の2つから調製し、そ
のままで、又は長期の先使用をシュミレートするため実使用組成物に0.8g/
Lのステアリン酸ナトリウムを添加して、清浄化の有効性及び泡立ち傾向を、パ
イロット規模のスプレー清浄化装置中85±2℃の温度で、試験した。このパイ
ロット規模の装置は実使用清浄化組成物のための汚物集合タンクを有しており、
種々の組成物の泡立ち傾向を、一定操作条件下に、汚物集合タンク中の液の頂上
での泡の高さを測ることによって、比較することができる。基体は、工業規模の
操作での実際の冷間引抜きによる(in)、ステアリン酸ナトリウムとステアリン酸
亜鉛との混合物を予め塗布した、冷間圧延鋼物品であった。清浄化後、基体を5
7±3℃の水で1.0分すすぎ、通常の周囲の自然な大気中で自然に乾燥させた
。さらなる処理の詳細及び結果を下記表1.2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】 表1.2に示された組成物はすべて、そこに示す時間で満足すべき清浄化を達
成したが、「対照」比較実使用組成物では泡立ちが過度であり、長期の使用をシ
ミュレートする高レベルのステアリン酸ナトリウムを加えた、最初に示した本発
明の実使用組成物ではわずかばかりしか満足でなかった。該対照濃縮液は、カル
シウムイオンを含有していないことを除いて、表1.1の組成物4の化学的構成
と非常に似た化学的構成を有していた。表1.1の濃縮液5を用いて調製した本
発明の実使用組成物の泡立ちレベルは、望まれるなら、上述したようにして、該
組成物中のステアリン酸イオンのレベルを減じることによって、下げることがで
きる。
【0050】 グループ2 このグループの濃縮液を下記表2.1に示す。
【0051】
【表3】
【0052】 表2.1の濃縮液2.2及び2.3を、対応する実使用組成物中に濃縮液を1
0容積%含有するように、希釈することにより本発明の実使用組成物を調製した
。これらについてグループ1の場合と同様にして泡立ち傾向を試験した。結果を
表2.2に示す。濃縮液2.2から調製した実使用組成物が、示された時間中の
継続したポンプ使用で泡の高さに増加が見られなかったので、好ましかった。濃
縮液2.3から調製された実使用組成物での泡の発生は示された時間中許容し得
るものであったが、時間の増加にしたがって泡の発生が増加する傾向はかかる組
成物についての結局の問題を示すかも知れない。
【0053】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/04 C11D 7/04 7/26 7/26 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 3B201 AA46 BB05 BB92 BB94 4H003 AB31 AB37 AC11 BA12 DA09 EA11 EA19 EA21 EB08 ED02 FA16 FA18

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体状金属の中鎖カルボン酸塩を含有する汚れを、その下に
    水不溶性基体を有する物品の固体表面から、除くための、直接の又は水で希釈し
    た後の使用に適した液状組成物であって、水、及び (A)ある濃度の溶解したカリウムカチオン、及び (B)少なくとも1つの中鎖カルボン酸塩が0.15グラム/リットル(以下、
    通常g/Lと略す)以下の25℃での水への溶解度を有するカチオンよりなる群
    から選ばれる、ある濃度の、溶解した金属カチオンの1成分 を含有し、 該水性液状アルカリ性洗浄用組成物が溶解したナトリウムカチオンを含有する
    場合には、ナトリウムカチオン濃度/カリウムカチオン濃度のモル比が0.17
    /1.00以下である該液状組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1の液状組成物であって、 該組成物が約3.0〜約27.5%の溶解した水酸化カリウムを含有し、 成分(B)の濃度が組成物kg当たり約0.030〜約2.0モル(以下通常
    M/kgと略す)であり、 組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.010:1.00〜約
    0.145:1.00であり、及び 該組成物が、成分(C)として、溶解したキレート化剤分子を、組成物全体の
    約0.7〜約25%の濃度のグルコン酸ナトリウムに化学量論的に相当する濃度
    で、含有し、及び グルコン酸ナトリウムと化学量論的に等価であるとして測定された溶解したキ
    レート化剤分子の濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.10:1
    .0〜約10:1.0である該液状組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2の液状組成物であって、 該組成物が約5.0〜約27.5%の溶解した水酸化カリウムを含有し、 成分(B)の濃度が約0.090〜約1.0M/kgであり、 該組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.030:1.00〜
    約0.145:1.00であり、 成分(C)の濃度が組成物全体の約2.0〜約16%の濃度のグルコン酸ナト
    リウムに化学量論的に相当し、 グルコン酸ナトリウムと化学量論的に等価であるとして測定された成分(C)
    の濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.30:1.0〜約6:1
    .0であり、及び 成分(D)として、溶解した界面活性剤を組成物全体の約0.5〜約10%の
    濃度で含有する該液状組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3の液状組成物であって、 該組成物が溶解した水酸化カリウムを約8.0〜約27.5%含有し、 成分(B)の濃度が約0.13〜約0.65M/kgであり、 該組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.050:1.00〜
    約0.115:1.00であり、 成分(C)の濃度が組成物全体の約4.5〜約9%の濃度のグルコン酸ナトリ
    ウムに化学量論的に相当し、 グルコン酸ナトリウムと化学量論的に等価であるとして測定された成分(C)
    の濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.50:1.0〜約2.0
    :1.0であり、 成分(D)の濃度が組成物全体の約1.5〜約7.5%であり、界面活性剤全
    体の少なくとも約15%はノニオン界面活性剤であり、残りはアニオン界面活性
    剤であり、及び 該組成物はリン原子を有するアニオンを組成物全体の約0.12〜約0.45
    %含有する該液状組成物。
  5. 【請求項5】 請求項4の液状組成物であって、 該組成物が溶解した水酸化カリウムを約10.0〜約25.0%含有し、 成分(B)の濃度が約0.19〜約0.40M/kgであり、 該組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.060:1.00〜
    約0.085:1.00であり、 グルコン酸ナトリウムの濃度が組成物全体の約4.5〜約7.0%であり、 グルコン酸ナトリウムの濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.
    80:1.0〜約1.20:1.0であり、 成分(D)の濃度が組成物全体の約2.9〜約5.5%であり、界面活性剤全
    体の少なくとも約22%はノニオン界面活性剤であり、残りはアニオン界面活性
    剤であり、及び ナトリウムイオンとカリウムイオンとのモル比は約0.055:1.00〜約
    0.085:1.00である該液状組成物。
  6. 【請求項6】 以下の物質と水と混合することによって製造される請求項1
    の液状組成物: 組成物全体の約3.0〜約27.5%を構成する質量の水酸化カリウム、 約0.030〜約2.0M/kgを構成する質量の成分(B)であって、成分
    (B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.010:1
    .00〜約0.145:1.00である成分(B)、及び 組成物全体の約0.7〜約25%を構成する質量のグルコン酸ナトリウムに化
    学量論的に相当する質量の成分(C)としての溶解したキレート化剤分子であっ
    て、その成分(C)の質量と組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量との比が
    約0.10:1.00〜約10:1.00である成分(C)。
  7. 【請求項7】 以下の物質と水と混合することによって製造される請求項6
    の液状組成物: 組成物全体の約5.0〜約27.5%を構成する質量の水酸化カリウム 約0.090〜約1.0M/kgを構成する質量の成分(B)であって、成分
    (B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.030:1
    .00〜約0.145:1.00である成分(B)、 組成物全体の約2.0〜約16%を構成する質量のグルコン酸ナトリウムに化
    学量論的に相当する質量の成分(C)としての溶解したキレート化剤分子であっ
    て、その成分(C)の質量と組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量との比が
    約0.30:1.0〜約6:1.0である成分(C)、及び 組成物全体の約0.5〜約10%の質量の成分(D)としての水溶性界面活性
    剤。
  8. 【請求項8】 以下の物質と水と混合することによって製造される請求項7
    の液状組成物: 組成物全体の約8.0〜約27.5%を構成する質量の水酸化カリウム 約0.13〜約0.65M/kgを構成する質量の成分(B)であって、成分
    (B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.050:1
    .00〜約0.115:1.00である成分(B)、 組成物全体の約4.5〜約9%を構成する質量のグルコン酸ナトリウムに化学
    量論的に相当する質量の成分(C)の溶解したキレート化剤分子であって、その
    成分(C)の質量と組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量との比が約0.5
    0:1.0〜約2.0:1.0である成分(C)、 組成物全体の約1.5〜約7.5%を構成する質量の成分(D)の水溶性界面
    活性剤であって、界面活性剤全体の少なくとも約15%のノニオン界面活性剤を
    含有し、残りはアニオン界面活性剤である成分(D)、及び 成分(A)〜(D)が組成物全体の約0.12〜約0.45%を構成する、リ
    ン原子を有するアニオンを包含しない場合には、 成分(E)としての、成分(A)〜(D)を構成する物質とは異なる、ある質
    量の、リン原子を有する水溶性アニオンのソースであって、組成物全体を調製す
    るために混合したすべての物質中のアニオン中のリン原子含量が組成物全体の約
    0.12〜約0.45%であるような量でリン原子を含有する該ソース。
  9. 【請求項9】 以下の物質と水と混合することによって製造される請求項8
    の液状組成物: 組成物全体の約10.0〜約25%を構成する質量の水酸化カリウム 約0.19〜約0.40M/kgを構成する質量の成分(B)であって、成分
    (B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.060:1
    .00〜約0.085:1.00である成分(B) 組成物全体の約4.5〜約7.0%を構成する質量のグルコン酸ナトリウムで
    あって、その質量と該組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量との比が約0.
    80:1.0〜約1.20:1.0であるグルコン酸ナトリウム、及び 組成物全体の約2.9〜約5.5%を構成する質量の成分(D)としての水溶
    性界面活性剤であって、界面活性剤全体の少なくとも約22%はノニオン界面活
    性剤であり、残りはアニオン界面活性剤である成分(D) であって、ナトリウムイオンとカリウムイオンとのモル比が約0.055:1.
    00〜約0.085:1.00である該液状組成物。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの中鎖カルボン酸塩を含有する固体表面を
    有する物品であって、該中鎖カルボン酸塩を含有する該固体表面の下に、固体の
    、水不溶性基体を有する該物品であって、該固体の、水不溶性基体と該中鎖カル
    ボン酸塩を含有する該固体表面との間に存在する、他の物質の明瞭な中間層を、
    任意的に、有する該物品を清浄化する方法であって、以下の処理操作をすること
    を特徴とする方法: (I)請求項1の液状組成物であるか、水と、及び任意的に他の成分と、請求項
    1の液状組成物とを混合することによって調製した、ある容積の実使用清浄化組
    成物であって、(i)被清浄化物品の表面に存在する中鎖カルボン酸金属塩であ
    って、25℃での水への溶解度が0.15g/L以下である該中鎖カルボン酸塩
    を溶解することができ、及び(ii)該被清浄化物品の表面に存在するすべての
    中鎖カルボン酸塩のすべてのアニオンと塩を形成することができる金属イオン(
    B)を、その成分として、含有する該実使用清浄化組成物を用意すること、及び
    (II)操作(I)で用意した該実使用清浄化組成物を該中鎖カルボン酸金属塩
    を含有する被清浄化物品の表面と、該中鎖カルボン酸金属塩の少なくとも一部が
    該固体表面から該水性液状アルカリ性清浄化組成物である溶液又は分散液に移行
    するのに十分な時間、接触させ、それによって該組成物を使用済み実使用清浄化
    組成物に変え、該被清浄化固体物品を清浄化された、少なくとも初めは湿った固
    体物品に変えること。
  11. 【請求項11】 請求項10の方法であって、該実使用組成物において、 約0.09〜約0.82%の濃度の溶解した水酸化カリウムがあり、 成分(B)の濃度が該組成物kg当たり約0.0009〜約0.0060モル
    であり(以下通常M/kgと略す)、 組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.010:1.00〜約
    0.145:1.00であり、 該組成物が、成分(C)として、溶解したキレート化剤分子を、組成物全体の
    約0.021〜約0.75%の濃度のグルコン酸ナトリウムに化学量論的に相当
    する濃度で、含有し、及び グルコン酸ナトリウムと化学量論的に等価であるとして測定された溶解したキ
    レート化剤分子の濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.10:1
    .00〜約10:1.00である該方法。
  12. 【請求項12】 請求項11の方法であって、該実使用組成物において、 約0.15〜約0.82%の濃度の溶解した水酸化カリウムがあり、 成分(B)の濃度が約0.0027〜約0.030M/kgであり、 組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.030:1.00〜約
    0.145:1.00であり、 成分(C)の濃度が、組成物全体の約0.060〜約0.48%の濃度のグル
    コン酸ナトリウムに化学量論的に相当し、 グルコン酸ナトリウムと化学量論的に等価であるとして測定された成分(C)
    の濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.30:1.00〜約6:
    1.00であり、及び 成分(D)として、組成物全体の約0.015〜約0.30%の濃度の溶解し
    た界面活性剤がある該方法。
  13. 【請求項13】 請求項12の方法であって、該実使用組成物において、 約0.24〜約0.82%の濃度の溶解した水酸化カリウムがあり、 成分(B)の濃度が約0.0039〜約0.020M/kgであり、 組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.050:1.00〜約
    0.115:1.00であり、 成分(C)の濃度が、組成物全体の約0.14〜約0.27%の濃度のグルコ
    ン酸ナトリウムに化学量論的に相当し、 グルコン酸ナトリウムと化学量論的に等価であるとして測定された成分(C)
    の濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.50:1.00〜約2.
    0:1.00であり、 成分(D)の濃度が組成物全体の約0.045〜約0.22%であり、界面活
    性剤全体の少なくとも約15%はノニオン界面活性剤であり、残りはアニオン界
    面活性剤であり、及び 組成物全体の約0.0036〜約0.014%の濃度の、リン原子を有するア
    ニオンがある該方法。
  14. 【請求項14】 請求項13の方法であって、該実使用組成物において、 約0.30〜約0.75%の濃度の溶解した水酸化カリウムがあり、 成分(B)の濃度が約0.0057約0.012M/kgであり、 該組成物中の成分(B)と成分(A)とのモル比が約0.060:1.00〜
    約0.085:1.00であり、 組成物全体の約0.14〜約0.21%の濃度のグルコン酸ナトリウムがあり
    、 グルコン酸ナトリウムの濃度と溶解した水酸化物イオンの濃度との比が約0.
    80:1.00〜約1.20:1.00であり、 成分(D)の濃度が組成物全体の約0.087〜約0.16%であり、界面活
    性剤全体の少なくとも約22%はノニオン界面活性剤であり、残りはアニオン界
    面活性剤であり、及び ナトリウムイオンとカリウムイオンとのモル比が約0.055:1.00〜約
    0.085:1.00である該方法。
  15. 【請求項15】 該実使用清浄化組成物を以下の物質と水とを混合すること
    によって調製した請求項10の方法: 実使用組成物全体の約0.09〜約0.82%を構成する質量の水酸化カリウ
    ム、 約0.0009〜約0.0060M/kgを構成する質量の成分(B)であっ
    て、成分(B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.0
    10:1.00〜約0.145:1.00である成分(B)、及び 組成物全体の約0.021〜約0.75%を構成する質量のグルコン酸ナトリ
    ウムに化学量論的に相当する質量の成分(C)としての溶解したキレート化剤分
    子であって、その成分(C)の質量と組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量
    との比が約0.10:1.00〜約10:1.00である成分(C)。
  16. 【請求項16】 該実使用清浄化組成物を以下の物質と水とを混合すること
    によって調製した請求項15の方法: 実使用組成物全体の約0.15〜約0.82%を構成する質量の水酸化カリウ
    ム、 約0.0027〜約0.030M/kgを構成する質量の成分(B)であって
    、成分(B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.03
    0:1.00〜約0.145:1.00である成分(B)、 組成物全体の約0.060〜約0.48%を構成する質量のグルコン酸ナトリ
    ウムに化学量論的に相当する質量の成分(C)としての溶解したキレート化剤分
    子であって、その成分(C)の質量と組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量
    との比が約0.30:1.0〜約6:1.0である成分(C)、及び 組成物全体の約0.015〜約0.30%を構成する質量の成分(D)として
    の水溶性界面活性剤。
  17. 【請求項17】 該実使用清浄化組成物を以下の物質と水とを混合すること
    によって調製した請求項15の方法: 実使用組成物全体の約0.24〜約0.82%を構成する質量の水酸化カリウ
    ム、 約0.0039〜約0.020M/kgを構成する質量の成分(B)であって
    、成分(B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.05
    0:1.00〜約0.115:1.00である成分(B)、 組成物全体の約0.15〜約0.27%を構成する質量のグルコン酸ナトリウ
    ムに化学量論的に相当する質量の成分(C)としての溶解したキレート化剤分子
    であって、その成分(C)の質量と組成物中の溶解した水酸化物イオンの質量と
    の比が約0.50:1.00〜約2.0:1.00である成分(C)、及び 組成物全体の約0.045〜約0.22%を構成する質量の成分(D)として
    の水溶性界面活性剤であって、界面活性剤全体の少なくとも約15%はノニオン
    界面活性剤であり、残りはアニオン界面活性剤である成分(D)、及び 成分(A)〜(D)が組成物全体の約0.0036〜約0.015%を構成す
    る、リン原子を有するアニオンを包含しない場合には、 成分(E)としての、成分(A)〜(D)を構成する物質とは異なる、リン原
    子を、組成物全体を調製するために混合したすべての物質中のアニオン中のリン
    原子含量が組成物全体の約0.012〜約0.045%であるような量で、含有
    する、ある質量の、水溶性アニオンのソース。
  18. 【請求項18】 該実使用清浄化組成物を以下の物質と水とを混合すること
    によって調製した請求項17の方法: 組成物全体の約0.30〜約0.75%を構成する質量の水酸化カリウム、 約0.0057〜約0.012M/kgを構成する質量の成分(B)であって
    、成分(B)のモル数と組成物中のカリウムイオンのモル数との比が約0.06
    0:1.00〜約0.085:1.00である成分(B)、 組成物全体の約0.14〜約0.21%を構成する質量のグルコン酸ナトリウ
    ムであって、そのグルコン酸ナトリウムの質量と組成物中の溶解した水酸化物イ
    オンの質量との比が約0.80:1.00〜約1.20:1.00であるグルコ
    ン酸ナトリウム、及び 組成物全体の約0.087〜約0.16%を構成する質量の成分(D)として
    の水溶性界面活性剤であって、界面活性剤全体の少なくとも約22%はノニオン
    界面活性剤であり、残りはアニオン界面活性剤である成分(D) であって、該実使用組成物におけるナトリウムイオンとカリウムイオンとのモル
    比が約0.055:1.00〜約0.085:1.00である該方法。
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