JP2002523324A - 硫化水素含有ガスから硫黄を回収する方法 - Google Patents

硫化水素含有ガスから硫黄を回収する方法

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JP2002523324A JP2000566005A JP2000566005A JP2002523324A JP 2002523324 A JP2002523324 A JP 2002523324A JP 2000566005 A JP2000566005 A JP 2000566005A JP 2000566005 A JP2000566005 A JP 2000566005A JP 2002523324 A JP2002523324 A JP 2002523324A
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sulfur
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ボルスボーム,ヨハネス
ニッセルローウ,ペトルス フランシスクス マリア テレジア ファン
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ガステック エヌ.ファウ.
ストーク エンジニアーズ アンド コントラクターズ ベー.フェー.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、硫化水素含有ガスから硫黄を回収する方法に関し、該方法は、i)酸化工程においてガス流中の硫化水素の一部を酸素または酸素含有ガスを用いて二酸化硫黄に酸化することと、ii)クラウスの式:2 H2S + SO2 = = > 2 H2O + 3/n Snに従って少なくとも2つの触媒工程において前記酸化工程の生成ガスを反応させることと、iii)前記少なくとも2つの触媒工程の最後の工程を出るガス中のSO2を最後のクラウス触媒工程から下流にある触媒床内で触媒還元することとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 原油の精製、天然ガスの浄化、および、例えば、化石燃料、硫黄含有ガス、特
にH2S含有ガスからの合成ガスの製造などの多くの方法は公表されている。H2 Sの放出は、その強い毒性およびその悪臭のために許されない。
【0002】 硫化水素から硫黄を回収することによって、ガスから硫黄を除去するための最
もよく知られ最も適する方法は、いわゆるクラウス法である。この方法において
、硫化水素は、酸化によって元素状硫黄にかなり転化される。こうして得られた
硫黄は、凝縮によってガスから分離される。残留ガス流(いわゆるクラウス残留
ガス)は、依然として多少のH2SおよびSO2を含有している。
【0003】 いわゆるクラウス法によって硫黄含有ガスから硫黄を回収する方法は、以下の
総合的な反応に基づいている。 2 H2S + 3 O2 −> 2 H2O + 2 SO2 4 H2S + 2 SO2 <−> 4 H2O, + 6/n Sn (2)
反応(1)および(2)は、結果として以下の主反応になる。 2 H2S + O3 <−> 2 H2O, + 2/n Sn (3)
【0004】 H2S含有率が50〜100%のガスを処理するために適する従来のクラウス
転化炉は、いわゆる熱工程と呼ばれる燃焼室を備えるバーナーと、後続の多くの
、一般に2つまたは3つの触媒充填反応器を備える。これらの最後の工程は、い
わゆる触媒工程を構成する。
【0005】 燃焼室において、H2Sが濃厚である入ガス流は、約1200℃の温度で一定
量の空気を使って燃やされる。空気の量は、以下の式に従ってH2Sの3分の1
が完全燃焼してSO2を生成するように調節される。 2 H2S + 3 O2 −> 2 H2O + 2 SO2 (1)
【0006】 H2Sのこの部分酸化後、H2Sの酸化されなかった部分(すなわち、基本的に
は供給された量の3分の2)と生成したSO2は、かなりの部分に関して以下の
クラウス反応に従ってさらに反応する。 4 H2S + 2 SO2 <−> 4 H2O, + 3 S2 (2)
【0007】 したがって、熱工程において、H2Sの約60%が元素状硫黄に転化される。
【0008】 燃焼室から来るガスは、硫黄コンデンサ内で約160℃に冷却され、生成した
硫黄はコンデンサ内で凝縮し、その後、サイホンを通して硫黄ピットに流れる。
【0009】 H2S:SO2のモル比が変化せずに依然として2:1である凝縮しなかったガ
スは、その後約250℃に加熱され、第1の触媒反応器に通され、そこで以下の
平衡が確立される。 4 H2S + 2 SO2 <−> 4 H2O, + 6/n Sn (2)
【0010】 この触媒反応器から来るガスは、その後硫黄コンデンサ内で再び冷却され、生
成した液体硫黄はコンデンサ内で回収され、残りのガスは、再加熱された後に第
2の触媒反応器に通される。
【0011】 ガス原料が約15〜50%の間の濃度のH2Sを含有するとき、上述した「ス
トレートな(straightthrough)」方法は用いられずに、その変形、いわゆる「
分割流(split-flow)」法が代わりに用いられる。後者の方法において、原料の
全量の3分の1が熱工程に通され、熱工程においてSO2に完全燃焼される。原
料の3分の2は、熱工程をバイパスして第1の触媒反応器に直接通される。原料
が約0〜15%の間の濃度のH2Sを含有するとき、クラウス法はもう使うこと
ができない。そのときに用いられる方法は、例えば、いわゆるリサイクルセレク
トックス法であり、その方法において原料は、調節された量の空気と合わせて酸
化反応器、いわゆる酸化工程に通される。反応器は、H2SのSO2への酸化を促
進する触媒を含み、酸化空気の量は、2:1のH2S:SO2比を確立するように
調節され、その後クラウス反応が進行する。酸化反応器からのガスは硫黄コンデ
ンサ内で冷却され、生成した硫黄は硫黄コンデンサ内で凝縮し排出される。
【0012】 酸化反応器内で発生した反応熱を放散するために、硫黄コンデンサから来るガ
ス流の一部は酸化反応器に再循環される。
【0013】 リサイクルセレクトックス法において触媒反応であると共に高温にならない酸
化工程は、クラウス法における熱工程に相当することは明らかである。以下にお
いて、熱クラウス工程とリサイクルセレクトックス法の酸化工程の両方を酸化工
程と呼ぶ。
【0014】 従来のクラウス転化炉における硫黄回収率は、触媒工程の数に応じて92〜9
7%である。
【0015】 知られている方法によって、クラウス反応からの残留ガス中に存在するH2
は、燃焼または何らかの他の酸化形態によってSO2に転化され、その後、この
SO2は大気に放出される。これは、低濃度または少量の放出SO2ということで
長期間にわたって許されてきた。SO2はH2Sよりもはるかに害が少なく危険が
少ないけれども、この物質も相当に有害であるので、ずっと厳しい環境法によっ
てその放出も制限されている。
【0016】 これまで見てきたように、上述したクラウス法において発生する平衡反応を考
慮すると、H2S:SO2の比が重要な役割を果たしている。硫黄への最適な転化
率を得るためには、この比は2:1であるのがよい。一般的に言うと、この比は
、いわゆるH2S/SO2残留ガス分析機によって制御される。この分析機は、残
留ガス中のH2SおよびSO2の濃度を測定する。その後、コントローラは、式 [H2S] − 2 [SO2] = 0 に基づいて2:1の比を一定に維持する。一定に維持するやり方は、ガス組成の
変動および結果としての上式におけるずれに応じて、燃焼空気の量を変えること
による。しかし、こうしたプロセス制御は、これらの変動に非常に敏感である。
【0017】 さらに、硫黄回収効率(供給されたH2Sの量に基づいて計算されるもの)は
97%以下であり、よって最後の触媒工程から流れるガスである残留ガスは、ク
ラウス平衡によって決定される実質的な量のH2SおよびSO2を依然として含有
しており、これは2:1のモル比である。
【0018】 残留ガス中に存在する一定量のH2Sは、液体に吸収させることにより分離す
ることができる。
【0019】 しかし、残留ガス中のSO2の存在は、残留ガスの後続の処理中における妨害
要因であるので、こうした後続の処理の前に除去しなければならない。このガス
除去およびしたがってガスの後処理は複雑である。
【0020】 SO2の存在の大きな欠点は、このガスが従来の液体吸収剤と反応して好まし
くない生成物を生成させることである。したがって、SO2の好ましくない反応
を妨げるために、SO2は、一般に、いわゆるSCOTプロセスに従ってAl2 3 担持コバルト−モリブデン触媒上で水素によって触媒還元されてH2Sが生成す
る。H2Sの全量は、その後、通常のように液体吸収によって分離される。
【0021】 SCOTプロセスにおいて、SO2(二酸化硫黄)および硫黄蒸気(S6および
8)などの、H2S以外の硫黄成分は、以下の式に従ってH2Sに完全に水素化
される。 SO2 + 3 H2 −> H2S + 2 H2O (4) S6 + 6 H2 −> 6 H2S (5) S8 + 8 H2 −> 8 H2S (6)
【0022】 CO、COSおよびCS2などの他の成分は以下の式に従って加水分解される
。 COS + H2O −> H2S + CO2 (7) CS2 + 2 H2O −> 2 H2S + CO2 (8) CO + H2O −> H2 + CO2 (9)
【0023】 H2Sへの上式における転化は、約280〜330℃の温度でアルミナ上のコ
バルト−モリブデン触媒を用いて行われる。SCOTプロセスの場合、下流の水
中急冷塔内の目詰まり/腐蝕を防ぐために、硫黄蒸気を水素化しH2Sにするこ
と、またSO2をppmレベルに至るまでH2Sに完全に転化することも必要であ
る。このタイプの水素化を高温水素化と定義することができる。
【0024】 残留ガス中のSO2のH2Sへの還元後、且つ水蒸気の凝縮後、もう1つの方法
、例えば、BSRセレクトックス法に従って、ガスは、リサイクルセレクトック
ス法の場合のように酸化反応器に通される。酸化空気は、2:1のH2S:SO2 比を得るように調節され、その後クラウス反応が進行する。SCOTプロセスお
よびBSRセレクトックス法の両方において、残留ガスからのSO2の除去は、
比較的高価な作業である。
【0025】 前にあるクラウス転化炉のコストのさらに50〜100%の投資を必要とする
いわゆるテールガス処理機によって行われるガスの上述した後処理は、98〜9
9.8%に至るまでの硫黄回収効率の増加をもたらすことができる。
【0026】 米国特許第4,988,494号には、酸化工程に通される燃焼空気または酸
化空気の量を減少させることにより、最後のクラウス触媒工程を出るガス中のH 2 S濃度を0.8〜3体積%の範囲の値をもつように制御することが提案されて
いる。
【0027】 H2S濃度の増加はSO2濃度を低下させるが、あまり低くないレベルまでであ
る。0.8体積%のH2S濃度の場合、SO2濃度は、代表的には0.03〜0.
15体積%であり、これは、代表的には0.09〜0.45%の硫黄回収効率損
失を招く。
【0028】 この特許に従った方法において、H2Sは、乾燥床酸化工程において選択的に
酸化される。
【0029】 SO2は乾燥床酸化工程において転化されないので、これは、かなりの硫黄回
収損失を招き、したがって、100%に近い硫黄回収効率に到達することができ
ない。
【0030】 SO2に比べて過剰のH2Sで運転する第2の欠点は、乾燥酸化反応器の温度上
昇がH2S濃度の増加につれて、より高くなることである。
【0031】 より高い反応器温度は、生成した硫黄蒸気の気相酸化および触媒酸化の結果と
してSO2生成を増加させる。この理由で、クラウス転化炉のH2Sに向け移行し
た運転も有利ではない。
【0032】 乾燥床酸化反応器内の触媒の底温度が250〜260℃を超える場合、元素状
硫黄への酸化効率が94%〜96%から、より小さい値に低下し始めることが経
験されてきた。約180〜200℃の反応器入口温度と総合して、これは、約6
0〜80℃の温度上昇を招き、それはプロセスガス中のH2Sの1.0〜1.2
体積%に対応する。
【0033】 クラウス反応の促進において効果的ではない酸化触媒を用いる乾燥酸化工程が
後に行われる移行運転した硫黄プラントは、スーパークラウス法(商標)または
スーパークラウス(商標)−99法として知られている。
【0034】 スーパークラウス法(商標)およびスーパークラウス(商標)−99.5法は
、「−スーパークラウス(商標)−クラウスプラントの限界に対する回答」,La
gas,J.A.;Borsboom,J;Berben,P.H.,38th Canadian Chemical Engineering Confe
rence, Edmonton, Canadaにおいて記載されている。
【0035】 SCOTプロセスまたはスーパークラウス(商標)−99.5法において利用
されたように、H2Sに向けた高温水素化工程に従って、プロセスガスからのS
2の除去を実施できることが知られている。
【0036】 欧州特許第669,854号には、元素状硫黄へのSO2の選択的水素化が記
載されている。乾燥床酸化の前に、正規クラウス装置の下流でこの水素化を適切
に適用できることが記載されている。
【0037】 しかし、この特許により必要とされる特定のプロセス条件は、クラウス装置か
ら来るガスの組成と容易には適合しない。これは、これらの条件を満足させるた
めに幾分複雑な、したがって高価な処置が必要であることを意味する。
【0038】 驚くべきことに、極めて簡単な工程変更によって硫黄の回収率を高めることが
可能であることが今見出された。
【0039】 本発明に従えば、硫化水素含有ガスから硫黄を回収する方法は、 i)酸化工程においてガス流中の硫化水素の一部を酸素または酸素含有ガスを
用いて二酸化硫黄に酸化することと、 ii)クラウスの式: 2 H2S + SO2 = = > 2 H2O + 3/n Sn に従って少なくとも2つの触媒工程において前記酸化工程の生成ガスを反応させ
ることと、 iii)前記少なくとも2つの触媒工程の最後の工程を出るガス中のSO2
最後のクラウス触媒工程から下流にある触媒床内で触媒還元することとを含む。
【0040】 本発明の1つの局面はSO2の還元である。このSO2の水素化による元素状硫
黄への、H2Sへの、またはこれらの混合物への還元は水素の存在を必要とする
。最後のクラウス触媒工程を出るガス中には十分な水素が通常は存在する。この
水素は、特に水素および硫黄蒸気へのH2Sのクラッキングによって熱工程にお
いて生成する。水素の量が不十分な場合、濃縮水素流を添加することにより、あ
るいはインラインプロセスヒーター内で燃料ガスを殆ど化学量論比(sub-stoich
iometric)で燃焼させることによる水素の発生によって、追加の水素をガスに添
加することが可能である。
【0041】 SO2を含有するガス中にCOも通常は存在する。COの還元特性のために、
この成分はSO2を還元することが可能である。このようにして、COは、水素
と同じように作用し、したがって、水素とCOの混合物も以下の通りSO2を還
元するために適する。 CO + H2O <−> CO2 + H2 SO2 + 2 CO −> 2 CO2 + 1/n Sn
【0042】 本発明の背景において、「還元」および「水素化」という用語は、どちらも同
じことを示すために用いられている。
【0043】 H2SへのSO2の還元が2つの工程で進行することが見出された。第1の工程
は、式 SO2 + 2 H2 −> 1/n Sn + 2 H2O (10)
に従ってSO2を水素化し元素状硫黄蒸気にすることである。
【0044】 この反応の温度範囲は、代表的には130〜230℃である。SO2の完全な
転化は、従来のコバルト−モリブデン触媒上で約200〜230℃において達成
される。
【0045】 H2Sへの硫黄蒸気の水素化は約220℃で開始し、約260〜300℃で完
了する。すべての温度レベルは、空間速度、H2SとSO2の濃度、H2/SO2
および触媒のタイプにも依存する。
【0046】 SO2を転化するために適する温度範囲は、代表的には200℃より上である
のに対して、適する上限は225℃である。SO2の許容できる転化のために、
触媒の温度は、硫黄蒸気の露点より上のままであるために十分に高いのがよい。
水素化しようとするガス中に酸素が存在することは、酸素はSO2に適用するの
とほぼ同じ反応条件下で、水素化されて水になるので触媒にも触媒性能にも有害
ではない。
【0047】 水素化触媒は、元素の周期律表の第VI族および第VIII族の金属から成る
群から選択することが可能である。触媒は支持されていてもよく、好ましくは硫
化物(sulphidic)の形態を取っている。その例として、第VIII族では鉄、
ニッケルおよびコバルト、第VI族ではモリブデン、タングステンおよびクロム
がある。コバルト−モリブデンまたはニッケル−モリブデンを用いることが好ま
しい。
【0048】 SO2水素化工程から来るガスをさらに処理に供さない場合、最終クラウス工
程後にH2S対SO2のモル比を2:1とは異なる値、すなわち、より高いSO2
量に調節することが有利である。それによって極めて限られた努力だけで高い硫
黄回収率が得られる。一般に、1:1〜1:10の比をもつことが好ましい。
【0049】 SCOTプロセスの場合のようには、すべての硫黄化合物をppmvレベルに
至るまでH2Sに完全に転化することを必要とするとはかぎらないことに留意す
るべきである。約100ppmvのレベルに至るまでのSO2の水素化は許容で
き、わずかな回収効率損失を招くだけである。
【0050】 SO2の還元が元素状硫黄に向け進むかH2Sに向け進むかはあまり重要ではな
い。一般に、優先的に両方の混合物が得られる。
【0051】 米国特許第4,988,494号に記載されたようなスーパークラウス(商標
)法において、SO2の残留濃度は、乾燥床酸化工程へのプロセスガス中に残さ
れる。この残留SO2は、元素状硫黄に転化されないので総合的な硫黄回収効率
を低下させるのみでなく、選択的酸化触媒の活性を低下させる。
【0052】 この活性低下を克服するために、乾燥床酸化反応器内の温度レベルを上げなけ
ればならないが、より高い温度レベルは元素状硫黄への酸化効率を低下させる。
従って、94〜96%の範囲の乾燥床酸化工程における極めて高い酸化効率は、
約250ppmvより高い濃度のSO2を含有するプロセスガスを用いて可能で
はない。
【0053】 別のやり方では下流の乾燥床酸化プロセスには無理であろうSO2の残留濃度
を用いてクラウス法を運転することが本発明によって可能になることは本発明の
利点の1つである。
【0054】 クラウスの装置から来るガス中のSO2の量を増加させる失活クラウス触媒の
影響は、SO2が乾燥酸化工程において転化されないので最終乾燥床酸化工程の
場合に総合的な硫黄回収効率に同じ悪い影響を及ぼす。
【0055】 本発明の場合のように水素化工程を組み込むことにより、本方法はクラウス触
媒失活にもう敏感ではなくなり、それは主要な利点である。このようにして、還
元工程も損失保護手段(safeguard)として機能し、一定で高い硫黄回収率を維
持するように作用する。
【0056】 水素化工程を組み込んだ本方法の制御は遥かに高い融通性もある。最後のクラ
ウス触媒反応器からのプロセスガス中の変動するSO2含有率は、すべてのSO2 が転化されるのでSO2の漏れによる変動する損失の原因にならない。これによ
って、H2Sに関する制御がプロセス変動に遥かにより敏感でなくなる。
【0057】 別の実施形態によると、本方法は、工程iii)の生成ガス中の硫化水素を元
素状硫黄に選択的に酸化する追加の工程を含む。
【0058】 本方法の運転のこのやり方において、先行技術法の一部の場合のようにはH2
S対SO2の比を変更する必要がない。したがって、その比は、2:1のクラウ
ス平衡レベルに近いレベルに維持することが可能である。このために適する範囲
は10:1〜1:2である。
【0059】 詳しくは、本発明の方法は、 i)酸化工程においてガス流中の硫化水素の一部を酸素または酸素含有ガスを
用いて二酸化硫黄に酸化することと、 ii)クラウスの式: 2 H2S + SO2 <−> 2 H2O + 3/n Sn に従って少なくとも2つの触媒工程において前記酸化工程の生成ガスを反応させ
ることと、 iii)SO2の還元を促進するために有効である還元触媒または還元触媒を
含む触媒工程をこの目的のために好ましくは用いて、前記少なくとも2つの触媒
工程の最後の工程を出るガス中のSO2を触媒還元することと、 iv) 水素化工程を離れるガス中のH2Sを元素状硫黄に選択的に酸化するこ
とであって、好適には、この目的のために、ガス流中の水蒸気の存在に実質的に
敏感でなく、平衡: 2 H2S + SO2 <−> 2 H2O + 3/n Sn の確立の促進に効果がなく、水蒸気の存在下における硫黄へのHSの酸化の促進
に有効である選択的酸化触媒を含む触媒工程を用いる、H2Sを元素状硫黄に選
択的酸化することとを含むとして記載することができる。
【0060】 硫化水素含有ガスから硫黄を回収する全体の方法において用いられる酸素の全
体的な過剰をもたらすために十分な化学量論過剰の酸素を用いることもH2Sを
選択的に酸化させる工程iv)において好ましい。
【0061】 本発明に従った方法において、残留ガス中の硫化水素ガスの濃度は、単純なや
り方で制御することができる。したがって、例えば、残留ガス中のH2S分析機
からの信号は、酸化工程に供給される燃焼空気または酸化空気の量を設定するか
、あるいは調節するために用いることができる。
【0062】 還元工程は、幾つかのやり方で商用プロセスに組み込むことが可能である。最
も経済的なやり方は、最後のクラウス触媒反応器、通常は第2または第3のクラ
ウス反応器内でクラウス触媒の層の下に水素化触媒の層を設置することである。
プロセス条件は、温度、硫黄の露点限界、利用できる十分な水素などの水素化条
件のために適合するのがよい。通常はこれが当てはまるであろう。
【0063】 もう1つの実施形態において、水素化工程は、水素化しようとするガスから元
素状硫黄を事前に除去して、あるいは事前に除去しないで、別個の(小)水素化
反応器内で行われる。
【0064】 特にガスが実質的な量のCOを含有する場合、硫黄蒸気の大部分が除去された
条件下で還元を行うことが有利である。水素化(還元)触媒の存在下で、COと
硫黄は反応し、よってCOSなどの好ましくない副生物を生成し、硫黄の回収率
の低下を招く。これらの場合、最後のクラウス反応器から来るガスを最初に硫黄
凝縮工程に供し、凝縮した硫黄を除去し、引き続いて、任意に再加熱後に本発明
の還元工程を行うことが好ましい。
【0065】 還元工程後に、酸化工程などにおいてガスをその後さらに処理してH2Sを元
素状硫黄に転化させる。
【0066】 最終乾燥床酸化工程のない別のプロセス経路は、硫黄回収効率が多少より低い
が、投資コストがより少なく魅力的な場合がある。このプロセス変形は、酸化工
程を備えるクラウス転化炉および少なくとも2つのクラウス触媒工程から成り、
前記少なくとも2つの触媒工程の最後の工程を出るガス中のH2S濃度は、酸化
工程に通される燃焼空気または酸化空気の量を増加させることにより0.1〜0
.4体積%の範囲の値をもつように制御され、その後、水素化工程において前記
少なくとも2つの触媒工程の最後の工程を出るガス中のSO2の還元が行われる
【0067】 クラウス触媒工程の数に応じて、98.0〜99.5%の回収効率に到達する
ことができる。
【0068】 本出願の背景において、「クラウス触媒工程」とは、クラウス触媒を含む実際
の反応器を意味する。プラント構成に応じて二次ヒーターまたは硫黄コンデンサ
などの普通の追加装置が存在してもよい。
【0069】 水素化を乾燥床酸化工程(スーパークラウス(商標)反応器)の下流で利用し
て、生成したSO2を転化させることもできる。これは、スーパークラウス(商
標)法の総合的な性能を大幅に高める。
【0070】 SCOTなどのテールガス処理装置の負荷を軽減する(unload)ために、最後
のクラウス触媒工程の下流に水素化工程を設置することが有利である。これは、
SCOT装置内で水素化されるべき硫黄成分の量を大幅に減少させ、溶媒循環お
よびストリッピング蒸気の必要量を減少させる。
【0071】 本発明に従った方法は、硫化水素を含有するガスの処理のために適切に利用で
きるが、硫化水素と実質的な量のアンモニアの両方を含有するガスにも利用でき
(NL−C176160参照)、後者の場合、クラウス燃焼室内の温度は少なく
とも1250℃であるのがよい。
【0072】 クラウステールガス中でSO2に比べて過剰のH2Sで運転する欠点は、この運
転モードがH2S:SO2=2:1の従来の運転モードと比べてメイン(H2S)
バーナーに、より少ない燃焼空気をもたらすことである。これは、燃焼室内の燃
焼温度の低下を招き、それは高温を必要とするアンモニアの分解効率に有害であ
る。
【0073】 本発明に従った方法において、残留ガス中に残る硫化水素ガスは、それ自体知
られている方法によって硫黄を生成させるために処理することができる。こうし
た方法は文献に記載されている。しかし、好ましくは、残りのガス状硫化水素は
、以下の反応に従って酸化工程において空気で酸化して元素状硫黄を生成させる
。 2 H2S + O2 −> 2 H2O + 2/n Sn (3)
【0074】 最後の触媒水素化工程を出る硫化水素の濃度が0.5〜1.2体積%の間の値
に維持されるとき、この選択的酸化後に99.6〜99.8%の最適硫黄回収率
を得ることができることが見出された。酸化は原則的に、2つのやり方で行われ
ることが可能である。すなわち、乾燥床酸化または液体中での酸化による。一般
に、その中で最初に硫黄と水蒸気が残留ガスから除去される。
【0075】 乾燥床酸化において、残留ガス中のH2S濃度は、好ましくは0.5〜1.2
体積%の間に維持される。H2Sが1.2体積%より高いと、全硫黄回収率が低
下するからである。
【0076】 乾燥酸化床において、硫黄への酸化は、酸化触媒を用いるそれ自体知られてい
る方法によって行うことができる。酸化触媒およびその用途の1つの例は、米国
特許(US−A−)第4,311,683号に記載されている。
【0077】 その中で記載された方法は、セレクトックス(Selectox)法(Hass,
R.H.; Ingalis, M.N.; Trinker, T.A.; Goar,B.G.; Purgason, R.S.S: 「Process
meets sulphur recovery needs」, Hydrocarbon Processing, May 1981, page10
4-107)である。この方法において、H2Sは特殊触媒を用いてSおよびSO2
酸化される。供給されたH2Sの約80%は、水蒸気が実質的に除去されるなら
元素状硫黄に酸化される。プロセスガス中の水蒸気に敏感でない乾燥床プロセス
のもう1つの用途は、例えば、欧州特許第71,983号において記載されてい
るような吸収材料へのH2Sの吸収である。
【0078】 本発明に従った方法の特に好ましい実施形態によると、酸化は、米国特許第4
,818,740号および第5,286,697号またはWO−A−97328
13において記載されたような触媒を用いて乾燥床内で行われる。これらの特許
の内容は参照によりここに組込む。
【0079】 本発明に従った方法を用いて得られる残留ガスを含有する硫化水素の乾燥床内
での酸化のためのこれらの触媒の使用は、こうした触媒が残留ガス中の水蒸気の
存在に特に敏感でないために、前述したような他の理由で必要とされないかぎり
、この残留ガスから硫黄と水蒸気を除去することが不要であるという特定の経済
的利点において重要である。
【0080】 最後のクラウス工程からの残留ガス中のSO2の最大体積%に対応するH2Sの
最大体積%は、ガス中のH2/SO2の比によって決まり、その比はSO2の許容
できる水素化のために2より大きいのがよい。この理由で、H2Sの体積%をあ
まり低下させすぎてはならない。また、乾燥床酸化反応器向けのH2Sの体積%
が低すぎるとき、乾燥床酸化反応器内の硫黄への酸化効率は、反応器の最大では
ない。
【0081】 H2Sの体積%が高すぎるとき、全体的な回収効率も低下する。上述した理由
で、水素化工程からのプロセスガス中の最適H2S体積%は、好ましくは0.5
〜1.2体積%の範囲である。
【0082】 液体酸化も知られている方法を用いて行うことができる。知られている方法の
例として、ストレットフォード(Stretford)法(the Chemical Engin
eer, February 1984, page 84 ff)、エアーリソーシーズ(Air Resou
rces Inc.)のロキャット(Lo−Cat)法、またはタカハックス(
Takahax)法がある。
【0083】 選択的酸化への酸化空気の制御は重要ではなく、したがって制御を単純にして
おくことが可能である。
【0084】 本発明に従った方法は、既存のクラウスプラントで行うことができ、ガス流の
既存の制御の比較的単純な変更を要するのみである。水素化工程を含む二工程ク
ラウスプラントを用いる場合、本発明のこの特定の実施形態において選択的酸化
反応器を設置しなければならない。その反応器は、他の残留ガス処理プラントに
関わるコストに比べて安価である。したがって、本発明に従った方法を利用する
と、かなりの経済的利点になる。
【0085】 三工程クラウスプラントを用いる場合、第3の触媒反応器のみを選択的酸化反
応器として設置する必要があり、第2のクラウス反応器に還元触媒の層を設けな
ければならない。したがって、この場合にも、かなりの経済的利点を得る。
【0086】 システムにおいて生成する元素状硫黄は、コンデンサなどの従来のシステムを
用いてガス流から凝縮させることができる。特に高い硫黄回収率を必要とする場
合、より特に最後の処理後に最終生成ガス流の処理のために、EP−A−655
,414において開示されたシステムを用いることが有利でありうる。
【0087】 添付した図1、2および3を用いて、次いで本発明に従った方法をより詳細に
説明する。
【0088】 図1に示したように、燃焼室2を備えるクラウスバーナーにライン1を介して
原料ガス(=クラウスガス)を供給する。量−比率調節器3およびH2S分析機
23によって制御された一定量の燃焼空気をライン4を介してクラウスバーナー
2に供給する。クラウスガスの燃焼(1200℃)中に発生する熱を廃ガスによ
って加熱されるボイラーに放散する。ボイラーは蒸気を発生させ、蒸気はライン
6を介して排出される
【0089】 クラウス反応はバーナーおよび燃焼室内で行われる。生成した硫黄をボイラー
5(150℃)内で凝縮させ、ライン7を介して排出する。ガスをライン8を介
してヒーター9に通し、ヒーター9においてガスを250℃の必要な反応温度に
加熱した後、第1のクラウス反応器11にライン10を介して供給する。反応器
11において、クラウス反応が再び行われ、よって硫黄が生成する。ガスを硫黄
コンデンサ13にライン12を介して排出する。その後、ライン15を介して、
ガスを、ヒーター16、反応器17および硫黄コンデンサ18を再び含む次の反
応工程に通す。この反応器内で、クラウス反応はクラウス触媒層32における反
応器の頂上部分において再び行われる。底部分において還元触媒の層33を設置
し、そこで残留SO2を水素化する。凝縮した硫黄(150℃)をライン19を
介して排出する。硫黄コンデンサ内で発生した蒸気をライン20および21を介
して排出する。
【0090】 残留ガスライン22中のH2S濃度をH2S分析機23によって0.5〜1.2
体積%の範囲に制御する。H2S分析機は、燃焼空気ライン24におけるコント
ロールバルブを制御する。
【0091】 残留ガスをライン22を介して、硫黄除去工程26に通す。この硫黄除去工程
は、例えば、乾燥床酸化工程、吸収工程または液体酸化工程などの公知の硫黄除
去プロセスであってもよい。酸化のために必要な空気をライン27を介して供給
する。生成した硫黄をライン28を介して排出する。
【0092】 その後、ガスをライン29を介してアフターバーナー30に通した後、煙突3
1を介して排出する。
【0093】 図2に示したように、希薄クラウス原料ガスをライン1を介して酸化反応器2
に供給する。量−比率調節器3およびH2S分析機19によって制御された一定
量の燃焼空気をライン4を介して酸化反応器に通す。酸化反応器内で、H2Sの
一部を特殊触媒上で酸化させてSO2を生成させる。その後、クラウス反応が行
われる。
【0094】 反応熱の結果として酸化反応器内で過度に高い温度が発生しないようにするた
めに、一定量のガスをブロアー6によってライン5および7を介して再循環する
。反応器2からのガスをライン8を介して硫黄コンデンサ9に通す。反応中に生
成した硫黄をコンデンサ内で150℃において凝縮させ、ライン10を介して排
出する。反応中に発生した熱を硫黄コンデンサ9内に放散させ、それは蒸気の発
生を伴い、その蒸気をライン11を介して排出する。ガスをライン12を介して
、ヒーター13に通し、ヒーター内で例えば、220℃にガスを加熱した後、ク
ラウス反応器14に供給する。反応器14内で、クラウス反応は、反応器の頂上
部分における触媒層29内で再び行われる。反応器14の底部分において、プロ
セスガス中のSO2を還元触媒から成る層30によって水素化する。コンデンサ
15内で、硫黄を150℃で凝縮させ、ライン16を介して排出し、発生した蒸
気をライン17を介して排出する。残留ガスライン18中のH2S濃度をH2S分
析機19によって0.5〜1.2体積%の範囲に制御する。H2S分析機23は
、燃焼空気ライン20におけるコントロールバルブを制御する。
【0095】 残留ガスをライン18を介して硫黄除去工程22に通す。酸化のために必要な
空気をライン23を介して供給する。生成した硫黄をライン24を介して排出す
る。その後、ガスをライン25を介してアフターバーナー26に通した後、煙突
27を介して排出する。
【0096】 図3は、図1の26または図2の22でより一般的に示した乾燥床における酸
化または吸収および液体中での酸化を一層詳しく示している。図1および2にお
いて、残留ガスをそれぞれライン22および18を介して供給している。図3に
おいては、残留ガスをライン1を介して供給している。
【0097】 図3aにおいて、セパレーター2内の残留ガスからライン3を介して排出され
る硫黄を除去した後、且つ4においてライン5を介して排出される水を凝縮した
後、ガスをヒーター6を介して酸化反応器7に供給する。例えば、米国特許第4
,526,590号において開示されたような公知の方法を用いて、それぞれ2
および4において硫黄と水の除去を行うことができる。酸化反応器7内に、例え
ば、フランス特許公報8009126、8105029または8301426に
おいて記載されたように触媒を供給することができる。
【0098】 反応器から硫黄コンデンサ9にガスは流れる。凝縮した硫黄をライン10を介
して排出し、発生した蒸気をライン11を介して排出する。ガスは次に、ライン
12を介して、図1では30、図2では26で示されるアフターバーナーに流れ
る。
【0099】 図3bにおいて示したように、ライン1およびヒーター2を介して残留ガスを
酸化工程に向けて供給する。すなわち、前にある硫黄および水の除去工程を用い
ない。触媒の比面積が20m2/gより大きい一方で、平均孔半径が少なくとも
25オングストロームであるような少なくとも0.1重量%の触媒活性材料、特
に金属酸化物が塗布(apply)された非クラウス活性担体から成る上述したよう
な触媒が酸化反応器4内に存在するとき、この実施形態を用いることができる。
必要な酸化空気をライン3を介して供給する。硫黄コンデンサ5内で凝縮した硫
黄をライン6を介して排出し、発生した蒸気をライン7を介して排出する。ガス
は次に、ライン8を介して、図1では30、図2では26で示されるアフターバ
ーナーに流れる。
【0100】 図3cにおいて示したように、残留ガスは、ライン1を介して、例えば、欧州
特許第71,983号において記載されたような吸収材料が充填された反応器2
に通される。反応器2内で硫化水素を吸収によって残留ガスから除去する。ガス
は次に、ライン3を介して、図1では30、図2では26で示されるアフターバ
ーナーに流れる。床が飽和になったとき、それを再生する。反応器4を反応器2
に並列で接続し、それを再生する。循環ブロアー5によって、一定量のガスを循
環する。このガスをヒーター6内で加熱する。酸化のために必要な空気をライン
7を介して供給する。ガスは反応器4から硫黄コンデンサ8に流れる。凝縮した
硫黄をライン9を介して排出し、発生した蒸気をライン10を介して排出する。
システムを必要な圧力に保つために、小ガス流はライン11を介して排出され、
クラウスプラント用の原料に再循環される(図1および2におけるライン1)。
【0101】 図3dにおいて示したように、硫黄をセパレータ2内で分離し、それをライン
3を介して排出する。その後、コンデンサ4内で水を凝縮させ、それをライン5
を通して除去する。ガスを液体酸化工程6に通す。酸化工程は、周知のストレッ
トフォード法において用いられるような、例えば、炭酸ナトリウムの塩基性溶液
、ADA(アントラキノンジスルホン酸)およびメタバナジン酸ナトリウムを含
有することが可能である。
【0102】 H2Sを液体に吸収させ、その後空気で酸化させる。酸化空気をライン7を介
して供給し、生成した硫黄をライン8を介して排出する。ガスは次に、ライン9
を介してアフターバーナー(図1では30、図2では26)に流れる。図4は、
乾燥酸化工程を除いて、図1の構成に類似する構成を示しており、別個の水素化
工程を含んでいる。プロセスガスは、二次ヒーター34、反応器35および硫黄
コンデンサ36を備える第3のクラウス触媒工程から開始して、ライン39を介
して、二次ヒーター40に通される。反応器41は、SO2の水素化用の触媒活
性種を含んでいる。ライン39内の分析機23は、プロセスガス中のH2Sの含
有率を制御する。
【0103】 本発明を、以下の実施例において、以下の実施例によって説明する。
【0104】 実施例1 図1および3aに関して記載されたような装置を用いて、2つのクラウス触媒
工程および水素化工程を備えるクラウスプラント内でクラウス反応を行う。90
キロモル/hに対応する90体積%のH2S、4体積%のCO2、5体積%のH2
Oおよび1体積%のC26を含有するクラウスガスと空気酸素として48.5キ
ロモル/hのO2(0%の「不足」)を熱工程に供給する。触媒水素化工程後の
残留ガス中のH2S体積%は0.6であり、その中のSO2含有率はごくわずかで
ある。硫黄と水の除去後、酸化効率が80%のH2Sの酸化用の乾燥床プロセス
を用いて全硫黄回収率99.5%を得る。
【0105】 実施例2 図1および3bに関して記載されたような装置を用いて、2つの触媒工程およ
び水素化工程を備えるクラウスプラント内でクラウス反応を行う。90キロモル
/hに対応する90体積%のH2S、4体積%のCO2、5体積%のH2Oおよび
1体積%のC26を含有するクラウスガスと空気酸素として48.5キロモル/
hのO2(0%の「不足」)を熱工程に供給する。触媒水素化工程後の残留ガス
中のH2S体積%は0.57であり、その中のSO2含有率は測定できないほど少
なく、その水含有率は34.3体積%である。5重量%のFe23および0.5
重量%のP25が触媒活性材料として塗布された、ペレット化および焼成後にB
ET面積40.1m2/gであり平均孔半径350オングストロームであるシリ
カ担体(Degussa OX−50、比面積42m2/g)を含む水に敏感で
ない酸化触媒を用いて乾燥床酸化を行う。酸化効率が94%のこの触媒を用いて
全硫黄回収率99.7%を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う方法の工程を示す図である。
【図2】 本発明に従う方法の工程を示す図である。
【図3】 図1の26または図2の22でより一般的に示した乾燥床における酸化または
吸収および液体中での酸化を一層詳しく示す図である。
【図4】 乾燥酸化工程を除いて、図1の構成に類似する構成を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月13日(2000.9.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZA,ZW (71)出願人 Radarweg 60,1043 NT Am sterdam,the Netherl ands (72)発明者 ファン ニッセルローウ,ペトルス フラ ンシスクス マリア テレジア オランダ国 ネイメーヘン ファン ウェ ルデーレンストラート 50

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫化水素含有ガスから硫黄を回収する方法において、 i)酸化工程においてガス流中の硫化水素の一部を酸素または酸素含有ガスを
    用いて二酸化硫黄に酸化することと、 ii)クラウスの式: 2 H2S + SO2 = = > 2 H2O + 3/n Sn に従って少なくとも2つの触媒工程において前記酸化工程の生成ガスを反応させ
    ることと、 iii)前記少なくとも2つの触媒工程の最後の工程を出るガス中のSO2
    、最後のクラウス触媒工程から下流にある触媒床内で触媒還元することとを含む
    ことを特徴とする硫化水素含有ガスから硫黄を回収する方法。
  2. 【請求項2】 さらに、 iv)工程iii)において得られたガス中のH2Sを乾燥酸化床内で選択的
    に酸化し元素状硫黄とする共に、この工程の生成ガスから前記元素状硫黄を除去
    することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程i)およびii)におけるプロセス条件が、H2S対SO2 のモル比が10:1〜1:2となるようなものであることを特徴とする、請求項
    1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 選択的酸化が乾燥酸化床内で行われることを特徴とする、請求
    項2または3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程iii)またはiv)の生成ガスから、さらに硫黄を除去
    するために、SCOTタイプのプロセスが用いられ、硫黄化合物を水素化しH2
    Sにすることと、水素化されたガスから水を除去することと、ガスからH2Sを
    除去することとを含むことを特徴とする、請求項1〜3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 酸化触媒の硫黄への酸化効率が90〜96%の場合、0.5〜
    1.2体積%のH2S濃度が触媒還元工程iii)に行くガス中で選択されるこ
    とを特徴とする、請求項2〜5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 選択的酸化が液体中で行われることを特徴とする、請求項2に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 水素化触媒が、最後のクラウス触媒工程の反応器内に設置され
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 水素化触媒が、別個の反応器内に設置され、任意ではあるが、
    硫黄蒸気凝縮工程後に設置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記水素化触媒が元素の周期律表の第VI族および第VII
    I族の金属から成る群から選択され、好ましくはコバルト−モリブデンまたはニ
    ッケル−モリブデンであることを特徴とする、請求項1〜9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 水素化は250℃を越えない温度で行うことを特徴とする、
    請求項1〜10に記載の方法。
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